JP7298472B2 - 簡易組箱 - Google Patents

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Description

本発明は、糊付けが不要な組立式の簡易組箱に関する。
糊付けせずに組み立てることができる簡易組箱のブランクシートとして、例えば図10に示すものがある。図10に示すブランクシート100は、例えば段ボール紙を素材としており、平面視で矩形状の底面部101に一対の第1側面部102と一対の第2側面部103とが折り曲げ線L100,L101を介して連設している。一対の第1側面部102の一方には内壁部104が折り曲げ線L102、中間部105及び折り曲げ線L103を介して連設しており、他方には天面部106が折り曲げ線L104を介して連設している。天面部106には折り曲げ線L105を介して差込片107が連設しており、内壁部104には先端縁に係合片108が設けられている。第2側面部103には一方側に折り曲げ線L106を介して第1フラップ109が連設しており、他方側に折り曲げ線L107を介して第2フラップ110が連設している。また、第2側面部103の先端縁には折り曲げ線L108を介して折曲片111が連設している。一対の第1フラップ109の一方は簡易組箱の組立時に上端縁となる端縁に切欠き112を有し、他方は簡易組箱の組立時に下端縁となる端縁に同様に切欠き112を有する。
図10に示すブランクシート100は、図11に示すように、一対の第2側面部103を底面部101に対して90度折り曲げることで垂直に立ち上げた後、第2側面部103の第1フラップ109を第2側面部103に対して内側に90度折り曲げながら、一対の第1フラップ109の一方の切欠き112を他方の切欠き112に係合させる。これにより、一対の第1フラップ109が連結し、一対の第2側面部103が起立した状態で維持される。
次に、図12(A)に示すように、垂直に立ち上げた第2側面部103の第2フラップ110を第2側面部103に対して内側に90度折り曲げた後、一対の第1側面部102の一方を90度折り曲げることで垂直に立ち上げて、一対の第2フラップ110の外面に重ねる。続けて、図12(B)に示すように、内壁部104を内側に180度折り曲げて一方の第1側面部102との間で一対の第2フラップ110を挟むとともに、内壁部104の係合片108を、底面部101における一方の第1側面部102との角部に形成された係合孔113に嵌め込む。これにより、一方の第1側面部102が起立した状態で維持される。
最後に、図13に示すように、一対の折曲片111を内側に90度折り曲げて、折曲片111と第2フラップ110との間にスリットSを形成する。続いて、一対の第1側面部102の他方を90度折り曲げることで垂直に立ち上げるとともに、天面部106を該第1側面部102に対して内側に90度折り曲げることで蓋をし、差込片107を天面部106に対して内側に90度折り曲げてスリットSに差し込む。これにより、簡易組箱の組み立てが完了する。
上述した簡易組箱では、一方の第1側面部102に内壁部104が連設しており、内壁部104が内側に180度折り曲げられて固定されることで、一方の第1側面部102の起立状態を維持している。このように、上述した簡易組箱では、一方の第1側面部102に該第1側面部102とほぼ同じ高さの内壁部104を連設しているため、図10に示すように、ブランクシート100の一方向(図10のXY方向)の長さL1が大きくなり、その分、ブランクシート100を作成するために必要な段ボール紙の面積が大きくなる。ブランクシート100は、図14に示すように、所定の長さ及び幅の1枚のロール状の段ボールシート1000から所定の面積切り出すことで製造されるが、ブランクシート100の長さL1が大きいと、ブランクシート100の製造時に、1枚の段ボールシート1000から切り取ることができるブランクシート100の枚数(図14の場合は段ボールシート1000の搬送方向と直交する幅方向において切り出すことができるブランクシート100の枚数)が少なくなり、歩留まりが低くなるとの課題が生じ、この課題は簡易組箱の深さ(第1側面部102の高さ)が大きくなるほど顕著となる。特に、段ボールシート100の幅方向は製造装置によって大きさの制限を受けるため、段ボールシート100の幅方向にブランクシート100を数多く切り出すことができることが望ましい。
本発明は、上記課題に着目してなされたものであり、歩留まりを向上することができる簡易組箱を提供することを目的とする。
本発明は、1枚のブランクシートから組み立てられる簡易組箱に関する。本発明の簡易組箱は、矩形状の底面部と、対向する一対の第1側面部と、対向する一対の第2側面部と、を備え、前記第1側面部は、前記底面部の互いに平行な一対の端縁に連設し、前記第2側面部は、一方の前記第1側面部の両側の端縁に連設する一対の第1フラップと、他方の前記第1側面部の両側の端縁に連設する一対の第2フラップと、を含み、前記第1フラップの上下の端縁の一方側の端縁と前記第2フラップの上下の端縁の前記一方側と反対側の端縁の少なくとも一方は、該端縁同士を交差させて前記第1フラップ及び前記第2フラップを連結する切欠きを有することを特徴とする。
本発明の簡易組箱においては、前記第1フラップの前記切欠き及び前記第2フラップの前記切欠きはV字形状であり、前記第1フラップ及び前記第2フラップは前記切欠き同士が係合することで連結するように、構成することができる。
また、本発明の簡易組箱においては、前記第2側面部は、前記底面部の他の互いに平行な一対の端縁に連設する一対の第3フラップをさらに含み、前記第3フラップは、前記第1フラップ及び前記第2フラップの内側に位置し、かつ、その横幅が前記一対の第1側面部の間の長さとほぼ同じであるとともに、その高さが前記一対の第1側面部の高さとほぼ同じであるように、構成することができる。
また、本発明の簡易組箱においては、前記第2側面部は、前記底面部の他の互いに平行な一対の端縁に連設する一対の第3フラップをさらに含み、前記第3フラップは、両側の端縁の一方にV字形状の切欠きを有し、前記第1フラップ及び前記第2フラップの一方は、該フラップの前記切欠きが前記第3フラップの前記切欠きと係合することで前記第3フラップと連結するように、構成することができる。
本発明の簡易組箱を組み立てるための簡易組箱用のブランクシートは、矩形状の底面部と、前記底面部に互いに平行な一対の第1折り曲げ線を介して縦方向に連設する一対の第1側面部と、前記一対の第1側面部の一方に前記第1折り曲げ線と直交する一対の第2折り曲げ線を介して横方向に連設する一対の第1フラップと、前記一対の第1側面部の他方に前記第1折り曲げ線と直交する一対の第3折り曲げ線を介して横方向に連設する一対の第2フラップと、を備え、前記第1フラップの前記第2折り曲げ線と直交する両側の端縁の一方側の端縁、及び/又は、前記第2フラップの前記第3折り曲げ線と直交する両側の端縁の前記一方側と同方向側の端縁に、該端縁同士を交差させて前記第1フラップ及び前記第2フラップを連結可能な切欠きを有することを特徴とする。
上述したブランクシートにおいては、前記第1フラップの前記切欠き及び前記第2フラップの前記切欠きはV字形状であり、前記第1フラップ及び前記第2フラップは前記切欠き同士が係合することで連結可能であるように、構成することができる。
また、上述したブランクシートにおいては、前記底面部に前記第1折り曲げ線と直交しかつ互いに平行な一対の第4折り曲げ線を介して横方向に連設する一対の第3フラップをさらに備え、前記第3フラップは、前記横方向の長さが前記第1側面部の前記縦方向の長さとほぼ同じであるとともに、前記縦方向の長さが前記底面部の前記縦方向の長さとほぼ同じであるように、構成することができる。
また、上述したブランクシートにおいては、前記底面部に前記第1折り曲げ線と直交しかつ互いに平行な一対の第4折り曲げ線を介して横方向に連設する一対の第3フラップをさらに備え、前記第3フラップは、前記第4折り曲げ線と直交する両側の端縁の一方にV字形状の切欠きを有し、前記第1フラップ及び前記第2フラップの一方は、該フラップの前記切欠きが前記第3フラップの前記切欠きと係合することで前記第3フラップと連結可能であるように、構成することができる。
本発明によれば、留まりを向上することができる簡易組箱を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る簡易組箱の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る簡易組箱用のブランクシートの平面図である。 図2のブランクシートにより簡易組箱を組み立てる手順を示す断面斜視図である。 図3に続いて図2のブランクシートにより簡易組箱を組み立てる手順を示す断面斜視図である。 図2のブランクシートと従来例のブランクシートを比較した平面図である。 本発明の第2実施形態に係る簡易組箱の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る簡易組箱用のブランクシートの平面図である。 図7のブランクシートにより簡易組箱を組み立てる手順を示す断面斜視図である。 図8に続いて図7のブランクシートにより簡易組箱を組み立てる手順を示す断面斜視図である。 従来例の簡易組箱用のブランクシートの平面図である。 図10のブランクシートにより従来例の簡易組箱を組み立てる手順を示す断面斜視図である。 図11に続いて図10のブランクシートにより従来例の簡易組箱を組み立てる手順を示す断面斜視図である。 図12に続いて図10のブランクシートにより従来例の簡易組箱を組み立てる手順を示す断面斜視図である。 段ボールシートからブランクシートを切り出す例を説明する平面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態である簡易組箱11を示している。簡易組箱11は、平面視で矩形状の底面部2と、対向する一対の第1側面部3と、対向する一対の第2側面部4とを備える。本実施形態では、簡易組箱11は、開閉可能な天面部8をさらに備える。簡易組箱11は、図2に示すブランクシート1を用いて糊付けせずに組立可能である。ブランクシート1は、例えば厚紙、段ボール紙などの各種公知の紙材料を用いて形成することができる。
図2に示すように、ブランクシート1は、底面部2と、一対の第1側面部3と、一対の第1フラップ4と、一対の第2フラップ5とを備える。本実施形態では、ブランクシート1は、一対の第3フラップ7と、天面部8とをさらに備える。なお、本開示では、ブランクシート1において、一方の側面部3、底面部2、他方の側面部3及び天面部8が並ぶ方向を縦方向とし、縦方向に直交する方向を横方向とする。
底面部2は、平面視で矩形状、本実施形態では長方形状であり、互いに平行に向かい合う一対の折り曲げ線L1(特許請求の範囲の「第1折り曲げ線」に相当)及び折り曲げ線L1と直交しかつ互いに平行に向かい合う一対の折り曲げ線L2(特許請求の範囲の「第4折り曲げ線」に相当)によって区切られている。
一対の第1側面部3は、底面部2に一対の折り曲げ線L1を介して連設する。一対の第1側面部3は、平面視で矩形状、本実施形態では長方形状である。一対の第1側面部3の一方には、折り曲げ線L1と直交する一対の折り曲げ線L3(特許請求の範囲の「第2折り曲げ線」に相当)を介して一対の第1フラップ5が横方向に連設する。一対の第1側面部3の他方には、折り曲げ線L1と直交する一対の折り曲げ線L4(特許請求の範囲の「第3折り曲げ線」に相当)を介して一対の第2フラップ6が横方向に連設する。また、他方の側面部3には、折り曲げ線L1と平行に向かい合う折り曲げ線L5を介して天面部8が縦方向に連設する。天面部8は、平面視で矩形状、本実施形態では長方形状であり、天面部8には折り曲げ線L5と平行に向かい合う折り曲げ線L6を介して差込片9が縦方向に連設する。
図1に示す簡易組箱11の組み立て時には、底面部2は簡易組箱11の底をなす。一対の第1側面部3は、底面部2の互いに平行な一対の端縁に連設し、底面部2に対して垂直をなす。一対の第1フラップ5及び一対の第2フラップ6は、一対の第2側面部4を構成し、一対の第2側面部4は、底面部2の一対の第1側面部3とは異なる互いに平行な一対の端縁上で底面部に対して垂直をなす。一対の第1側面部3及び一対の第2側面部4は簡易組箱11の外壁をなす。天面部8は、一対の側面部3のどちらかの上端縁に連設し、簡易組箱11の蓋をなす。簡易組箱11において、底面部2、一対の第1側面部3及び一対の第2側面部4に囲まれた空間は、内容物が収納される収納空間となり、簡易組箱11の上部には、一対の第1側面部3及び一対の第2側面部4によって区画された開口(以下、「上部開口」という。)が形成され、該上部開口は天面部8により開閉可能とされる。
図2に示すブランクシート1において、第1フラップ5は、折り曲げ線L3と直交する両側の端縁の一方側の端縁51、本実施形態では折り曲げ線L1と繋がる端縁50と反対側の端縁51であって、図1に示す簡易組箱11の組み立て時には上端縁となる端縁51に切欠き12を有する。第1フラップ3の端縁51は、折り曲げ線L3と平行に向かい合う第1フラップ5の先端縁52から直角に延びる部分と、端縁51と反対側の端縁50側に向かって斜めに延びる部分と、一方の第1側面部3の折り曲げ線L1と平行に向かい合う先端縁30に向かって斜めに延びる部分とを備えることで、平面視でV字形状の切欠き12を有する。
第2フラップ6は、折り曲げ線L4と直交する両側の端縁のうちの一方側の端縁60であって、第1フラップ5の切欠き12を有する端縁51と同方向側の端縁60に切欠き13を有する。本実施形態では、第2フラップ6の切欠き13を有する端縁60は、図1に示す簡易組箱11の組み立て時には、第1フラップ5の切欠き12を有する上端縁51と同方向側ではなく反対側の下端縁60となる。第2フラップ6の端縁60は、折り曲げ線L4と平行に向かい合う第2フラップ6の先端縁61から直角に延びる部分と、端縁60と反対側の後述する折曲片10側に向かって斜めに延びる部分と、他方の第1側面部3の折り曲げ線L1に向かって斜めに延びる部分とを備えることで、平面視でV字形状の切欠き13を有する。V字形状の切欠き13の溝底にはさらに深く切り込まれた係合溝14が設けられている。係合溝14の形状は、本実施形態ではV字形状であるがコ字形状や半円形状など種々の形状とすることができる。
第2フラップ6の折り曲げ線L4と直交する両側の端縁の他方側(端縁60と反対側)の端縁(図1に示す簡易組箱11の組み立て時には上端縁)には、折り曲げ線L5が形成されており、第2フラップ6には折り曲げ線L7を介して折曲片10が縦方向に連設する。
第1フラップ5は、横方向の長さ(先端縁52と折り曲げ線L3との間の長さであり、図1に示す簡易組箱11の組み立て時には横幅)が、底面部2の縦方向の長さ(一対の折り曲げ線L1の間の長さであり、図1に示す簡易組箱11の組み立て時には対向する一対の第1側面部の間の長さ)とほぼ同じである。また、第2フラップ6は、横方向の長さ(先端縁61と折り曲げ線L4との間の長さであり、図1に示す簡易組箱11の組み立て時には横幅)が、底面部2の縦方向の長さ(一対の折り曲げ線L1の間の長さであり、図1に示す簡易組箱11の組み立て時には対向する一対の第1側面部の間の長さ)とほぼ同じである。なお、「ほぼ同じ」とは、長さが完全に一致している場合に加えて、完全に一致しているわけではないが差が僅か(例えば約5mm程度)である場合も含む概念である。
第3フラップ7は、底面部2に一対の折り曲げ線L2を介して横方向に連設する。第3フラップ7は、折り曲げ線L2と直交する両側の端縁の一方にV字形状の切欠き15を有する。本実施形態では、切欠き15は、第1フラップ5や第2フラップ6の切欠き12,13を有する端縁51,60と同方向側の端縁71に設けられる。第3フラップ7の端縁71は、折り曲げ線L2と平行に向かい合う第3フラップ7の先端縁72から直角に延びる部分と、端縁71と反対側の端縁70側に向かって斜めに延びる部分と、一方の第1側面部3の折り曲げ線L1に向かって斜めに延びる部分とを備えることで、平面視でV字形状の切欠き15を有する。
第3フラップ7は、横方向の長さ(先端縁72と折り曲げ線L2との間の長さであり、図1に示す簡易組箱11の組み立て時には横幅)が、第1側面部3の縦方向の長さ(先端縁30と折り曲げ線L1との間の長さや折り曲げ線L1と折り曲げ線L5との間の長さであり、図1に示す簡易組箱11の組み立て時には高さ)とほぼ同じである。なお、「ほぼ同じ」とは、長さが完全に一致している場合に加えて、完全に一致しているわけではないが差が僅か(例えば約5mm程度)である場合も含む概念である。
図1に示す簡易組箱11の組み立て時には、図4(A)に示すように、第1フラップ5の両側の端縁と、第2フラップ6の両側の端縁とのうち、互いに向かい合う第1フラップ5の一方側の端縁51(上端縁51)と第2フラップ6の一方側の端縁60(下端縁60)とが切欠き12,13を有するので、2つの切欠き12,13が係合することで、両端縁51,60が交差し、第1フラップ5と第2フラップ6とが連結される。これにより、一対の第2側面部4が構築される。このとき、第2フラップ6の切欠き13の係合溝14に第1フラップ5の端縁51の一部が嵌まり込むことで第1フラップ5と第2フラップ6とが係止され、強固に連結される。
さらに本実施形態では、第3フラップ7の一方側の端縁71に切欠き15を有しており、この切欠き15と第2フラップ6の端縁60(下端縁60)の切欠き13とが係合することで、両端縁71,60が交差し、第3フラップ7と第2フラップ6とが連結される。これにより、3枚のフラップ5~7が互いに絡んで連結されることで、3枚のフラップ5~7の連結が外れにくくなるうえ、第2側面部4の強度を高めることができる。
次に、図2に示すブランクシート1を用いて図1に示す簡易組箱11を組み立てる手順について説明する。まず、図3(A)に示すように、一方の第1側面部3を底面部2に対して90度折り曲げることで垂直に立ち上げた後、該第1側面部3の一対の第1フラップ5を該第1側面部3に対して内側に90度折り曲げる。続いて、図3(B)に示すように、一対の第3フラップ7を底面部2に対して90度折り曲げることで垂直に立ち上げて、第3フラップ7を対応する第1フラップ5の外面に重ねる。
次に、図4に示すように、他方の第1側面部3の一対の第2フラップ6を該第1側面部3に対して内側に90度折り曲げた後、該第1側面部3を底面部2に対して90度折り曲げることで垂直に立ち上げる。このとき、第2フラップ6の先端縁61側の一部は対応する第1フラップ3の内側に入れ込んでその内面に沿わせるとともに、先端縁61と反対側の一部は対応する第3フラップ7の外面に沿わせることにより、第1フラップ5の上端縁51と第2フラップ6の下端縁60とを交差させ、切欠き12,13同士を係合させることで、第1フラップ5と第2フラップ6とを連結する。このとき、第3フラップ7の端縁71と第2フラップ6の下端縁60とが同時に交差して切欠き13,15同士が係合することで、第2フラップ6は第3フラップ7とも連結される。これにより、図1に示すように、一対の第2側面部4が構築されるとともに、一対の第1側面部3が起立した状態で維持され、天面部8を開いた状態として簡易組箱11が組み立てられる。
天面部8は、他方の第1側面部3に対して内側に90度折り曲げるとともに、差込片9を一対の折曲片10と、一方の第1側面部3との間に形成されるスリットSに差し込むことで閉じた状態とすることができる。
上述した本実施形態の簡易組箱11では、一対の側面部3の一方に連設する第1フラップ5と他方に連設する第2フラップ6とを連結することで第2側面部4を構成するとともに、第1側面部3が起立した状態が維持されている。よって、図10に示す従来例の簡易組箱のブランクシート100のように、一方の第1側面部102に該第1側面部102とほぼ同じ高さの内壁部104を連設する必要がないため、図5に示すように、ブランクシート1の一方向(図5のXY方向)の長さL2を、図10に示す同容積の従来例の簡易組箱のブランクシート100における該長さL1よりも小さくすることができる。その結果、ブランクシート1を作成するために必要な段ボール紙の面積を小さくすることができ、図14に示すような1枚の段ボールシート1000からブランクシート1を切り出す際に、従来例の簡易組箱のブランクシート100よりも、前記長さが小さい分(L2<L1)、多くの枚数のブランクシート1を切り出すことができ、歩留まりを向上することができる。特に、段ボールシート100の幅方向は製造装置によって大きさの制限を受ける。そのため、本実施形態では、段ボールシート100の幅方向にブランクシート1を数多く切り出すことができることから極めて有効である。
また、上述した本実施形態のブランクシート1及び簡易組箱11では、3枚のフラップ5~7を互いに絡ませて連結することで第2側面部4を構成しているので、3枚のフラップ5~7の連結が外れにくいうえ、第2側面部4の強度を高めることができる。
また、上述した本実施形態のブランクシート1及び簡易組箱11では、糊付けを必要とせずに製函可能であるため、箱を容易に組み立てることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の具体的な態様は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば上記実施形態において、フラップ5~7が有する切欠き12,13,15はV字形状であるが、切欠き12,13,15の形状は特に限定されず、横長又は縦長のコ字形状、半円形状、半楕円形状など、フラップ5~7の端縁同士を交差させて3枚のフラップ5~7を連結できる形状であればよい。また、切欠き12,13,15は幅のある溝型を呈しているが、幅の狭い線状であってもよい。
また上記実施形態では、第1フラップ5は上端縁51に切欠き12を、第2フラップ6は下端縁60に切欠き13を有しているが、第1フラップ5は下端縁に切欠き12を、第2フラップ6は上端縁に切欠き13を有していてもよい。この場合、一対の折曲片10は、一対の第1フラップ3の上端縁51に設けられる。また、第3フラップ7は、切欠き15を端縁71と反対側の端縁70に有する。
また上記実施形態では、係合溝14は第2フラップ6の切欠き13に設けられているが、第1フラップ5の切欠き12に設けられていてもよい。
また上記実施形態では、天面部8は一方の第1側面部3に連設しているが、他方の第1側面部3に連設していてもよい。
また上記実施形態では、一対の第3フラップ7は切欠き15を有しているが、一対の第3フラップ7は切欠き15を必ずしも有する必要はない。図7は、第2実施形態である簡易組箱11を示し、図8は、第2実施形態の簡易組箱11のブランクシート1を示す。なお、第2実施形態のブランクシート1及び簡易組箱11は、一対の第3フラップ7の形状以外は第1実施形態のブランクシート1及び簡易組箱11と同じ構成であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
第3フラップ7は、平面視で矩形状であり、本実施形態では長方形状である。第3フラップ7は、横方向の長さ(先端縁72と折り曲げ線L2との間の長さであり、図6に示す簡易組箱11の組み立て時には横幅)が、第1側面部3の縦方向の長さ(先端縁30と折り曲げ線L1との間の長さや折り曲げ線L1と折り曲げ線L5との間の長さであり、図6に示す簡易組箱11の組み立て時には高さ)とほぼ同じである。加えて、第3フラップ7は、縦方向の長さ(両側の端縁70,71の間の長さであり、図6に示す簡易組箱11の組み立て時には高さ)が底面部2の縦方向の長さ(一対の折り曲げ線L1の間の長さであり、図6に示す簡易組箱11の組み立て時には対向する一対の第1側面部の間の長さ)とほぼ同じである。なお、「ほぼ同じ」とは、長さが完全に一致している場合に加えて、完全に一致しているわけではないが差が僅か(例えば約5mm程度)である場合も含む概念である。
次に、図7に示すブランクシート1を用いて図6に示す簡易組箱11を組み立てる手順について説明する。まず、図8(A)に示すように、一対の第3フラップ7を底面部2に対して90度折り曲げることで垂直に立ち上げる。続いて、図8(B)に示すように、一方の第1側面部3を底面部2に対して90度折り曲げることで垂直に立ち上げた後、該第1側面部3の一対の第1フラップ5を該第1側面部3に対して内側に90度折り曲げて、第1フラップ5を対応する第3フラップ7の外面に重ねる。
次に、図9に示すように、他方の第1側面部3の一対の第2フラップ6を該第1側面部3に対して内側に90度折り曲げた後、該第1側面部3を底面部2に対して90度折り曲げることで垂直に立ち上げる。このとき、第2フラップ6の先端縁61側の一部は対応する第1フラップ3の内側に入れ込んでその内面に沿わせるとともに、先端縁61と反対側の一部は対応する第1フラップ5の外面に沿わせることにより、第1フラップ5の上端縁51と第2フラップ6の下端縁60とを交差させ、切欠き12,13同士を係合させることで、第1フラップ5と第2フラップ6とを連結する。これにより、図6に示すように、一対の第2側面部4が構築されるとともに、一対の第1側面部3が起立した状態で維持され、天面部8を開いた状態として簡易組箱11が組み立てられる。
天面部8は、他方の第1側面部3に対して内側に90度折り曲げるとともに、差込片9を一対の折曲片10と、一方の第1側面部3との間に形成されるスリットSに差し込むことで閉じた状態とすることができる。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、図14に示すような1枚の段ボールシート1000からブランクシート1を切り出す際に、従来例の簡易組箱のブランクシート100よりも、多くの枚数のブランクシート1を切り出すことができ、歩留まりを向上することができる。そのうえ、糊付けを必要とせずに製函可能であるため、箱を容易に組み立てることができる。
加えて、第2実施形態においては、一対の第2側面部4は、矩形状の第3フラップが第1フラップ5及び第2フラップ6の内側に位置し、一対の第2側面部4の内面を構成する。そのため、簡易組箱11の内面の6面を全て平坦面にすることができ、内容物を収容しやすくすることができる。
また上記実施形態において、一対の第3フラップ7は必ずしも必要ではなく、省略してもよい。
1 ブランクシート
2 底面部
3 第1側面部
4 第2側面部
5 第1フラップ
6 第2フラップ
7 第3フラップ
8 支持板
11 簡易組箱
12 第1フラップの切欠き
13 第2フラップの切欠き
15 第3フラップの切欠き
L1 折り曲げ線(第1折り曲げ線)
L2 折り曲げ線(第4折り曲げ線)
L3 折り曲げ線(第2折り曲げ線)
L4 折り曲げ線(第3折り曲げ線)

Claims (1)

  1. 1枚のブランクシートから組み立てられる簡易組箱であって、
    矩形状の底面部と、
    対向する一対の第1側面部と、
    対向する一対の第2側面部と、を備え、
    前記第1側面部は、前記底面部の互いに平行な一対の端縁に連設し、
    前記第2側面部は、一方の前記第1側面部の両側の端縁に連設する一対の第1フラップと、他方の前記第1側面部の両側の端縁に連設する一対の第2フラップと、前記底面部の他の互いに平行な一対の端縁に連設する一対の第3フラップと、を含み、
    前記第1フラップの上下の端縁の一方側の端縁と前記第2フラップの上下の端縁の前記一方側と反対側の端縁の少なくとも一方は、該端縁同士を交差させて前記第1フラップ及び前記第2フラップを連結する切欠きを有し、
    前記第1フラップの前記切欠き及び前記第2フラップの前記切欠きはV字形状であり、前記第1フラップ及び前記第2フラップは前記切欠き同士が係合することで連結し、
    前記第3フラップは、両側の端縁の一方にV字形状の切欠きを有し、
    前記第1フラップ及び前記第2フラップの一方は、該フラップの前記切欠きが前記第3フラップの前記切欠きと係合することで前記第3フラップと連結する、簡易組箱。
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