JP3219642B2 - かご形回転子の製造方法 - Google Patents

かご形回転子の製造方法

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    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02K15/0012Manufacturing cage rotors
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  • Induction Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータコアの各スロッ
ト内に収容される二次導体,これら二次導体の一端部相
互間および他端部相互間を接続する第1のエンドリング
および第2のエンドリングを形成するためのかご形回転
子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、かご形回転子を製造するにあ
たっては、金型内にロータコアを収容して溶融アルミニ
ウムを注入することにより、二次導体,第1のエンドリ
ング,第2のエンドリングを一体でダイキャストしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製造方法では、二次導体,第1のエンドリング,第
2のエンドリングを一体でダイキャストしていたため、
下記(1),(2)に示す製造作業上の不具合および下
記(3)に示す性能上の不具合があった。 (1)アルミニウムの溶融炉およびダイキャスト用の金
型が高温であるため、作業場が高温になる。これと共
に、溶融炉が昇温するまで待機する必要があるので、稼
働能率が低下する。
【0004】(2)湯口のゲートを切断する工程,ロー
タコアを冷却する工程を必要とするので、工程が複雑化
される。 (3)溶融アルミニウムの流動性を安定化することが困
難であるため、二次導体や両エンドリングに「巣」が生
じる等、品質がばらつく。従って、二次抵抗や回転バラ
ンスの変動等、特性が悪化する。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、作業環境の向上,稼働能率の向上,
工程の簡素化といった製造作業性を向上でき、しかも、
二次抵抗や回転バランスの変動といった特性悪化も防止
できるかご形回転子の製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のかご形回
転子の製造方法は、ロータコアの各スロット内に二次導
体を収容すると共に、これら二次導体の一端部相互間お
よび他端部相互間を第1のエンドリングおよび第2のエ
ンドリングにより接続してかご形回転子を製造する方法
において、前記ロータコアの一端側を受け、前記第1の
エンドリングに対応する第1の環状凹部を有する受型
と、前記ロータコアの他端面に対して相対的に移動する
ことに伴い、前記第2のエンドリングに対応する第2の
環状凹部を形成する押型とを用い、前記受型に前記ロー
タコアの一端側をセットすると共にロータコアの他端側
固体状の鍛造材をセットし、前記ロータコアの他端面
に対して前記押型を相対的に移動させることにより前記
鍛造材を押圧し、該鍛造材を前記スロットから前記第1
の環状凹部に押出して該第1の環状凹部,前記スロッ
ト,前記第2の環状凹部に充填するところに特徴を有す
る。
【0007】請求項2記載のかご形回転子の製造方法
は、ロータコアの各スロット内に二次導体を収容すると
共に、これら二次導体の一端部相互間および他端部相互
間を第1のエンドリングおよび第2のエンドリングによ
り接続してかご形回転子を製造する方法において、前記
ロータコアの一端面に対して相対移動することに伴い、
前記第1のエンドリングに対応する第1の環状凹部を形
成する第1の押型と、前記ロータコアの他端面に対して
相対移動することに伴い、前記第2のエンドリングに対
応する第2の環状凹部を形成する第2の押型とを用い、
前記ロータコアの一端側および他端側に夫々固体状の
造材をセットし、前記ロータコアの一端面および他端面
に対して前記第1の押型および前記第2の押型を相対的
に移動させることにより前記各鍛造材を押圧し、両鍛造
材を前記スロットに押出して一方の鍛造材を前記第1の
環状凹部およびスロットの片側に充填し、他方の鍛造材
を前記第2の環状凹部およびスロットの反対側に充填す
るところに特徴を有する。
【0008】請求項3記載のかご形回転子の製造方法
は、二次導体に電源を供給することに伴い、第1の環状
凹部からスロットの片側に充填された鍛造材と第2の環
状凹部からスロットの反対側に充填された鍛造材との接
合面をジュール熱により融合するところに特徴を有す
る。請求項4記載のかご形回転子の製造方法は、ロータ
コアのスロットに嵌合される嵌合凸部が鍛造材に形成さ
れているところに特徴を有する。
【0009】請求項5記載のかご形回転子の製造方法
は、押型により押圧される押圧凸部が各スロットに対応
して鍛造材に形成されているところに特徴を有する。請
求項6記載のかご形回転子の製造方法は、ロータコアの
スロットに嵌合される嵌合凸部および押型により押圧さ
れる押圧凸部が各スロットに対応して鍛造材に形成され
ているところに特徴を有する。
【0010】請求項7記載のかご形回転子の製造方法
は、押型により鍛造材を押圧してスロットに押出した
後、新たな鍛造材を押圧して前記スロットに押出す動作
を少なくとも1回行うことによりスロットに鍛造材を充
填するところに特徴を有する。請求項8記載のかご形回
転子の製造方法は、突部を有する押型を用いて鍛造材の
初回押圧動作を行うことに伴い、新たな鍛造材により埋
め込まれる窪み部を前記初回に押圧される鍛造材に形成
するところに特徴を有する。
【0011】
【作用】請求項1記載の手段によれば、受型にロータコ
アの一端側をセットすると共にロータコアの他端側に
体状の鍛造材をセットし、ロータコアの他端面に対して
押型を相対的に移動させると、押型により鍛造材が押圧
される。すると、鍛造材がロータコアのスロットから第
1の環状凹部に押出されて第1の環状凹部,スロット,
第2の環状凹部に充填されることにより、第1のエンド
リング,二次導体,第2のエンドリングが形成される。
従って、両エンドリングおよび二次導体を一体でダイキ
ャストする必要がなくなる。
【0012】請求項2記載の手段によれば、ロータコア
の一端側および他端側に夫々固体状の鍛造材をセット
し、ロータコアの一端面および他端面に対して第1の押
型および第2の押型を相対的に移動させると、各鍛造材
が押圧される。すると、両鍛造材がロータコアのスロッ
トに押出され、一方の鍛造材が第1の環状凹部およびス
ロットの片側に充填され、他方の鍛造材が第2の環状凹
部およびスロットの反対側に充填されることにより、第
1のエンドリング,二次導体,第2のエンドリングが形
成される。従って、両エンドリングおよび二次導体を一
体でダイキャストする必要がなくなる。
【0013】請求項3記載の手段によれば、二次導体に
電源を供給すると、第1の環状凹部からスロットの片側
に充填された鍛造材と第2の環状凹部からスロットの反
対側に充填された鍛造材との接合面でジュール熱が発生
し、該接合面が融合される。従って、二次導体の抵抗の
変動が低減され、回転子の特性が向上する。請求項4記
載の手段によれば、鍛造材の嵌合凸部をロータコアのス
ロットに嵌合することに伴い、鍛造材をロータコアに対
して位置決めする。従って、鍛造材を押圧するにあたっ
て、鍛造材の位置ずれ防止および鍛造距離の短縮が実現
される。
【0014】請求項5記載の手段によれば、鍛造材の押
圧凸部を押型で押圧することに伴い、鍛造材をスロット
に押出す。従って、鍛造材を鍛造するにあたって、押圧
力が鍛造材の凸部に集中的に作用するので、比較的小さ
な押圧力で二次導体,第1のエンドリング,第2のエン
ドリングが鍛造される。請求項6記載の手段によれば、
鍛造材の位置決め凸部をロータコアのスロットに嵌合
し、鍛造材をロータコアに対して位置決めした状態で鍛
造材の押圧凸部を押圧する。従って、鍛造材の位置ずれ
防止および鍛造距離の短縮が実現されると共に、比較的
小さな押圧力で二次導体,第1のエンドリング,第2の
エンドリングが鍛造される。
【0015】請求項7記載の手段によれば、押型により
鍛造材を押圧してスロットに押出した後、新たな鍛造材
を押圧してスロットに押出す動作を少なくとも1回行う
ことによりスロットに鍛造材が充填される。従って、軸
方向寸法が大きいスロットに対しても小さな押圧力で鍛
造材が確実に充填される。請求項8記載の手段によれ
ば、突部を有する押型を用いて鍛造材の初回押圧動作を
行うことに伴い、鍛造材に窪み部を形成した後、この窪
み部を新たな鍛造材により埋め込む。従って、初回に押
出される鍛造材に新たな鍛造材が馴染み易くなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図3
に基づいて説明する。まず、図2において、金型1は、
受型に相当する下型2と押型に相当する上型3と中間型
4とを主体に構成されたものであり、その詳細構成は次
のようになっている。
【0017】下型2の中央部にはロータコア収容部2a
が形成されている。このロータコア収容部2aは、かご
形回転子5(図1参照)のロータコア6を収容するため
のものであり、ロータコア収容部2aの底面には第1の
環状凹部2bが形成されている。尚、ロータコア6は、
図3に示すように、複数枚の磁性鋼板を積層してなるも
のであり、ロータコア6の各スロット6aにはスキュー
が施されている。
【0018】下型2には、図2に示すように、複数のガ
イドピン7が設けられており、これら各ガイドピン7に
は圧縮コイルばね8が挿入されている。また、複数のガ
イドピン7には、圧縮コイルばね8の上方に位置して中
間型4が移動可能に挿入されている。
【0019】下型2の各ガイドピン7には、中間型4の
上方に位置して圧縮コイルばね9が挿入されている。ま
た、複数のガイドピン7には、圧縮コイルばね9の上方
に位置して上型3が移動可能に挿入されている。この上
型3はシリンダ(図示せず)に連結されたものであり、
シリンダが作動すると、上型3が下方へ押圧され、複数
の圧縮コイルばね8が撓むことにより、上型3および中
間型4が複数のガイドピン7に沿って下降する。
【0020】中間型4の中央部にはリング状の開口部4
aが形成されている。そして、ロータコア6の上面にリ
ング状の鍛造材10を載置して上型3および中間型4を
下降させると、中間型4の開口部4aが鍛造材10に嵌
合し、開口部4aの外周面および内周面で鍛造材10が
位置決め状態に保持される。尚、鍛造材10は純度10
0%のアルミニウムから形成されている。
【0021】中間型4には円形状の凹部4bが形成され
ており、上型3および中間型4が下降すると、中間型4
の凹部4bがロータコア6の上部に係合し(図1参
照)、ロータコア6が中間型4と下型2との間で保持さ
れる。これと共に、中間型4の下降動作が停止し、以
後、複数の圧縮コイルばね9が撓むことに伴い、上型3
が中間型4および下型2に対して下降する。
【0022】上型3にはリング状のポンチ3aが設けら
れており、上型3が中間型4に対して下降すると、ポン
チ3aが中間型4の開口部4a内に侵入し、鍛造材10
を押圧する。また、ポンチ3aの高さ寸法hは、開口部
4aの深さ寸法dより小さく設定されており、図1に示
すように、上型3が中間型4に当接して下降停止する
と、ポンチ3aの下面とロータコア6の上面との間に第
2の環状凹部11が形成される。
【0023】次にかご形回転子5の製造方法について説
明する。これには、図2に示すように、下型2のロータ
コア収容部2a内にロータコア6を収容すると共に、ロ
ータコア6の上面に鍛造材10を載置し、シリンダを作
動させる。すると、複数の圧縮コイルばね8が撓むこと
により、上型3および中間型4が下型2に対して下降す
る。
【0024】上型3および中間型4が下型2に対して下
降すると、中間型4の開口部4aが鍛造材10に嵌合
し、中間型4により鍛造材11が位置決め状態に保持さ
れる。これと共に、中間型4の凹部4bがロータコア6
の上部に係合することに伴い中間型4が下降停止し、中
間型4と下型2との間でロータコア6が保持される。
【0025】中間型4が下降停止すると、複数の圧縮コ
イルばね9が撓み、上型3が中間型4に対して下降す
る。そして、図1に示すように、上型3のポンチ3aが
中間型4の開口部4a内に侵入し、鍛造材10を押圧す
ると、第2の環状凹部11からロータコア6の各スロッ
ト6aを通して第1の環状凹部2bに鍛造材10が押出
される。
【0026】この後、上型3が中間型4に当接して下降
停止すると、第1の環状凹部2b,各スロット6a,第
2の環状凹部11に鍛造材10が充填される。そして、
各スロット6aに充填された鍛造材10により二次導体
12が形成され、第1の環状凹部2bに充填された鍛造
材10により二次導体12の下端部相互間を接続する第
1のエンドリング13が形成され、第2の環状凹部11
に充填された鍛造材10により二次導体12の上端部相
互間を接続する第2のエンドリング14が形成される。
【0027】二次導体12,第1のエンドリング13,
第2のエンドリング14の形成が終了すると、シリンダ
が作動停止し、複数の圧縮コイルばね8および9の復元
力により中間型4および上型3が上昇して原位置に復帰
する。
【0028】上記実施例によれば、二次導体12,第1
のエンドリング13,第2のエンドリング14を形成す
るにあたって、上型3により固体状の鍛造材10を押圧
して各スロット6aから第1の環状凹部2bに押出すこ
とにより、第1の環状凹部2b,各スロット6a,第2
の環状凹部11に鍛造材10を充填した。このため、二
次導体12,第1のエンドリング13,第2のエンドリ
ング14を一体でダイキャストする必要がなくなるの
で、下記(1),(2)に示す製造作業上の効果および
下記(3)に示す性能上の効果が得られる。
【0029】(1)アルミニウムの溶融炉およびダイキ
ャスト用金型を廃止できるので、作業場が快適な温度に
保持され、その結果、作業環境が向上する。これと共
に、溶融炉が昇温するまで待機する必要がなくなるの
で、稼働能率が向上する。 (2)湯口のゲートを切断する工程,ロータコア6を冷
却する工程を廃止できるので、工程が簡素化される。 (3)溶融アルミニウムの流動性を管理する必要がなく
なるので、二次導体12や両エンドリング13,14に
「巣」がなくなる等、品質が安定する。従って、二次抵
抗の変動や回転バランスの変動等、特性悪化が防止され
る。
【0030】次に本発明の第2実施例を図4および図5
に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材
については同一の符号を付して説明を省略し、以下、異
なる部材についてのみ説明を行う。鍛造材10には、図
5に示すように、ロータコア6側へ突出する複数の嵌合
凸部10aが形成されている(1個のみ図示する)。こ
れら嵌合凸部10aは、ロータコア6の各スロット6a
に対応して形成されたものであり、スロット6aのスキ
ュー角に沿って傾斜している。尚、各嵌合凸部10aの
長さ寸法は、スロット6aの端部に挿入し得る程度に短
く設定されている。
【0031】上記実施例によれば、かご形回転子5を製
造するにあたっては、図4に示すように、鍛造材10の
各嵌合凸部10aをスロット6aに嵌合し、鍛造材10
をロータコア6に対して位置決めする。このため、上型
3のポンチ3aで鍛造材10を押圧するにあたって、鍛
造材10の位置ずれを防止できる。これと共に、鍛造材
10の鍛造距離を短縮できるので、二次導体12,第1
のエンドリング13,第2のエンドリング14を鍛造し
易くなる。
【0032】尚、上記第1および第2実施例において
は、アルミニウムからなる鍛造材10を用いたが、これ
に限定されるものではなく、例えば銅等の比較的柔らか
い電気良導性金属からなる鍛造材を用いても良い。
【0033】また、上記第1および第2実施例において
は、上型3を下降させることに伴い、上型3のポンチ3
aにより鍛造材10を押圧したが、これに限定されるも
のではない。例えば、下型2の上昇に伴い上型3のポン
チ3aで鍛造材10を押圧する等、要は、上型3がロー
タコア6の上面に対して相対的に移動すれば良い。
【0034】次に本発明の第3実施例を図6ないし図8
に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材
については同一の符号を付して説明を省略し、以下、異
なる部材についてのみ説明を行う。まず、図7におい
て、金型15は、第1の押型に相当する下型16と第2
の押型に相当する上型3と中間型4,4とを主体に構成
されたものであり、その詳細構成は次のようになってい
る。
【0035】下型16には複数のガイドピン17が設け
られており、これら各ガイドピン17には、圧縮コイル
ばね18,中間型4,圧縮コイルばね19,中間型4,
圧縮コイルばね20,上型3が挿入されている。また、
下型16にはリング状のポンチ16aが設けられてお
り、このポンチ16aの高さ寸法hは、中間型4の開口
部4aの深さ寸法dより小さく設定されている。従っ
て、図6に示すように、下型16が下側の中間型4に当
接すると、ポンチ16aとロータコア6の下面との間に
第1の環状凹部21が形成される。
【0036】次にかご形回転子5の製造手順について説
明する。これには、図7に示すように、下側の中間型4
の凹部4bにロータコア6を収容する。これと共に、下
型16のポンチ16aの上面およびロータコア6の上面
に夫々鍛造材22を載置し、シリンダを作動させる。す
ると、複数の圧縮コイルばね19が撓み、上型3および
上側の中間型4が下降する。尚、各鍛造材22は、純度
100%のアルミニウムをリング状に形成してなるもの
であり、鍛造材10より薄肉になっている。
【0037】上型3および上側の中間型4が下降する
と、該中間型4の凹部4bがロータコア6の上部に係合
する。すると、複数の圧縮コイルばね20および18が
撓み、中間型4,4間でロータコア6が保持されたま
ま、上型3および中間型4,4が下降する。
【0038】上型3および中間型4,4が下降すると、
図6に示すように、上型3のポンチ3aが上側の中間型
4の開口部4a内に侵入し、上側の鍛造材22を押圧す
る。すると、第2の環状凹部11からロータコア6の各
スロット6a内に鍛造材22が押出される。これと共
に、下側の中間型4の開口部4aに下型16のポンチ1
6aが侵入し、下側の鍛造材22を押圧する。すると、
第1の環状凹部21からロータコア6の各スロット6a
内に鍛造材22が押出される。
【0039】この後、上型3が上側の中間型4に当接し
て下降停止すると、各スロット6aの上半分および第2
の環状凹部11内に鍛造材22が充填される。これと共
に、下側の中間型4が下型16に当接して下降停止する
と、各スロット6aの下半分および第1の環状凹部21
内に鍛造材22が充填される。そして、各スロット6a
に充填された鍛造材22,22により二次導体12が形
成され、第1の環状凹部21に充填された鍛造材22に
より第1のエンドリング13が形成され、第2の環状凹
部11に充填された鍛造材22により第2のエンドリン
グ14が形成される。
【0040】二次導体12,第1のエンドリング13,
第2のエンドリング14の形成が終了すると、シリンダ
が作動停止し、複数の圧縮コイルばね18〜20の復元
力により中間型4,4および上型3が上昇して元位置へ
復帰する。
【0041】中間型4,4および上型3が元位置へ復帰
したら、金型15からロータコア6を取出す。そして、
図8に示すように、第1のエンドリング13および第2
のエンドリング14に電極23および24を接続し、電
源回路25から電極23および24を通して二次導体1
2に高調波電源を供給する。すると、両鍛造材22の接
合面でジュール熱が発生し(抵抗発熱)、該接合面が融
合される。
【0042】上記実施例によれば、二次導体12,第1
のエンドリング13,第2のエンドリング14を形成す
るにあたって、上型3および下型により固体状の鍛造材
22および22を押圧して各スロット6aに押出すこと
により、第1の環状凹部21,各スロット6a,第2の
環状凹部11に鍛造材10を充填した。このため、二次
導体12,第1のエンドリング13,第2のエンドリン
グ14を一体でダイキャストする必要がなくなるので、
第1実施例と同様の効果を奏する。
【0043】しかも、各鍛造材22の鍛造距離がスロッ
ト6aの軸方向長さの半分に短縮されるので、二次導体
12を鍛造し易くなる。さらに、ロータコア6の上側か
ら第1の環状凹部21に鍛造材22を押出す必要がなく
なるので、第1のエンドリング13を鍛造し易くなる。
【0044】また、二次導体12に高調波電源を供給す
ることに伴い、両鍛造材22の接合面でジュール熱を発
生させ、該接合面を融合した。このため、二次抵抗の変
動が低減され、その結果、かご形回転子5の特性が向上
する。
【0045】次に本発明の第4実施例を図9に基づいて
説明する。尚、上記第3実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。各鍛造材22には、反ロータコ
ア6側へ突出する複数の押圧凸部22aが形成されてい
る(1個のみ図示する)。これら押圧凸部22aはロー
タコア6の各スロット6aに対応して設けられたもので
あり、スロット6aと略同径の円柱状に形成され、スロ
ット6aに沿って傾斜している。
【0046】上記実施例によれば、かご形回転子5を製
造するにあたっては、各鍛造材22の押圧凸部22aを
上型3のポンチ3aおよび下型16のポンチ16aで押
圧する。すると、ポンチ3aおよび16aによる押圧力
が各鍛造材22の押圧凸部22aに集中的に作用するの
で、比較的小さな押圧力で各押圧凸部22aがスロット
6a内に押出される。このため、二次導体12,第1の
エンドリング13,第2のエンドリング14を鍛造し易
くなる。
【0047】尚、上記第4実施例においては、ロータコ
ア6の上下両側からスロット6a内に鍛造材22を充填
するにあたって、鍛造材22に押圧凸部22aを形成し
たが、例えば第1実施例のように、ロータコア6の一方
側からスロット6a内に鍛造材10を充填するにあたっ
て、反ロータコア6側(ポンチ3a側)へ突出する押圧
凸部を鍛造材10に形成しても良い。
【0048】次に本発明の第5実施例を図10に基づい
て説明する。尚、上記第4実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。各鍛造材22には、ロータコ
ア6側へ突出する複数の嵌合凸部22bが形成されてい
る(1個のみ図示する)。これら嵌合凸部22bは、ロ
ータコア6の各スロット6aに対応して形成されたもの
であり、スロット6aに沿って傾斜している。尚、各嵌
合凸部22bの長さ寸法は、スロット6aの端部に挿入
し得る程度に短く設定されている。
【0049】上記実施例によれば、かご形回転子5を製
造するにあたっては、一方の鍛造材22の各嵌合凸部2
2bをロータコア6の上面側からスロット6aに嵌合
し、他方の鍛造材22の各嵌合凸部22bを下面側から
スロット6aに嵌合し、両鍛造材22をロータコア6に
対して位置決め状態に装着する。そして、上型3のポン
チ3aおよび下型16のポンチ16aで各鍛造材22の
押圧凸部22aを押圧することにより、一方の鍛造材2
2を第2の環状凹部11およびスロット6a内に充填
し、他方の鍛造材22を第1の環状凹部21およびスロ
ット6a内に充填する。
【0050】従って、各鍛造材22を押圧するにあたっ
て、位置ずれ防止および鍛造距離の短縮が実現される。
しかも、ポンチ3aおよび16aによる押圧力が各鍛造
材22の押圧凸部22aに集中的に作用するので、比較
的小さな押圧力で二次導体12,第1のエンドリング1
3,第2のエンドリング14が鍛造される。
【0051】尚、上記第5実施例においては、ロータコ
ア6の上下両側からスロット6a内に鍛造材22を充填
するにあたって、鍛造材22に押圧凸部22aおよび位
置決め凸部22bを形成したが、例えば第1実施例のよ
うに、ロータコア6の一方側からスロット6a内に鍛造
材10を充填するにあたって、ロータコア6側へ突出す
る嵌合凸部および反ロータコア6側へ突出する押圧凸部
を鍛造材10に形成しても良い。
【0052】次に本発明の第6実施例を図11に基づい
て説明する。尚、上記第5実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材
についてのみ説明を行う。(a)に示す金型26は、上
型3のポンチ3aおよび下型16のポンチ16aに複数
の突部3bおよび16b(各々1個のみ図示する)が形
成されている点を除いて、金型15と同一構成になって
いる。尚、複数の突部3bおよび16bは、各スロット
6aに対応して設けられている。
【0053】次にかご形回転子5の製造手順について説
明する。まず、(a)に示すように、各鍛造材22の嵌
合凸部22bをロータコア6のスロット6aに嵌合する
ことにより、各鍛造材22をロータコア6に装着した
後、金型26を作動させる。すると、ポンチ3aおよび
16aにより各鍛造材22の押圧凸部22aが押圧さ
れ、(b)に示すように、スロット6a内に鍛造材22
が押出される。これと共に、ポンチ3aの突部3bおよ
びポンチ16aの突部16bにより押圧され、各鍛造材
22の表面に窪み部22cが形成される。
【0054】2つの鍛造材22をスロット6a内に押出
したら、金型26からロータコア6を取出して金型15
に移送する。そして、(b)に示すように、ポンチ16
aの上面およびロータコア6の上面に新たな鍛造材27
を載置して、金型15を作動させる。すると、ポンチ3
aおよび16aにより各鍛造材27および22がスロッ
ト6a内に押出される。すると、(c)に示すように、
各スロット6a内に鍛造材22が充填され、二次導体1
2,第1のエンドリング13,第2のエンドリング14
が形成される。尚、鍛造材27は、純度100%のアル
ミニウムをリング状に形成したものである。
【0055】上記実施例によれば、各鍛造材22をスロ
ット6aに押出した後、固体状の新たな鍛造材27を押
圧してスロット6aに押出す動作を1回行うことにより
スロット6aに鍛造材22を充填した。このため、軸方
向寸法が大きいスロット6aに対しても小さな押圧力で
鍛造材22が確実に充填されるので、二次導体12,第
1のエンドリング13,第2のエンドリング14を鍛造
し易くなる。
【0056】また、突部3bを有する上型3および突部
16bを有する下型16で鍛造材22を押圧することに
伴い、各鍛造材22に窪み部22cを形成した後、これ
ら各窪み部22cを新たな鍛造材27で埋め込んだ。こ
のため、先の鍛造材22に新たな鍛造材27が馴染み易
くなるので、新たな鍛造材27の剥離が確実に防止さ
れ、その結果、品質が向上する。
【0057】また、ポンチ3aの突部3bおよびポンチ
16aの突部16bを各スロット6aに対応して設けた
ので、鍛造材22を押圧するにあたって、鍛造材22に
おけるスロット6aに対応する部分に押圧力が集中的に
作用する。従って、鍛造材22をスロット6aに押出し
易くなる利点もある。
【0058】尚、上記第6実施例においては、ポンチ3
aの突部3bおよびポンチ16aの突部16bを各スロ
ット6aに対応して設けたが、これに限定されるもので
はなく、例えばリング状に形成しても良い。
【0059】また、上記第6実施例においては、リング
状の鍛造材27を用いたが、これに限定されるものでは
く、例えば、円弧状の鍛造材を用いても良い。この場
合、各鍛造材が第1の環状凹部21,第2の環状凹部1
1に沿って径方向へ圧延されることにより第1のエンド
リング13,第2のエンドリング14が鍛造される。
【0060】また、上記第6実施例においては、新たな
鍛造材27をスロット6aに押出す動作を1回だけ行っ
たが、これに限定されるものではなく、スロット6aの
軸方向寸法が一層大きい場合には、新たな鍛造材27を
スロット6aに押出す動作を複数回行うと良い。
【0061】また、上記第6実施例においては、ロータ
コア6の上下両側からスロット6aに鍛造材22を充填
する方法を例示したが、これに限定されるものではな
く、例えば第1および第2実施例のように、ロータコア
6の一方側からスロット6aに鍛造材10を充填するに
あたって、新たな鍛造材をスロット6aに押出す動作を
少なくとも1回行っても良い。
【0062】また、上記第3ないし第6実施例において
は、アルミニウムからなる鍛造材22および27を用い
たが、これに限定されるものではなく、例えば銅等の比
較的柔らかい電気良導性金属からなる鍛造材を用いた
り、あるいは、鉄等の比較的硬い電気良導性金属からな
る鍛造材を用いても良い。
【0063】また、上記第1ないし第6実施例において
は、リング状の鍛造材10および22を用いたが、これ
に限定されるものではなく、例えば円弧状の鍛造材を用
いても良い。この場合、鍛造材は、第1の環状凹部2b
および21,第2の環状凹部11に沿って径方向へ圧延
されながら、スロット6aに充填される。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のかご形回転子の製造方法は以下の効果を奏する。請求
項1記載の手段によれば、二次導体,第1のエンドリン
グ,第2のエンドリングを形成するにあたって、ロータ
コアの一方側からスロット内に固体状の鍛造材を押出し
て第1の環状凹部,スロット,第2の環状凹部に充填し
た。このため、両エンドリング,二次導体を一体でダイ
キャストする必要がなくなるので、作業環境の向上,稼
働能率の向上,工程の簡素化といった製造作業上の効果
に加え、二次抵抗の変動や回転バランスの変動がなくな
るといった性能上の効果を奏する。
【0065】請求項2記載の手段によれば、二次導体,
第1のエンドリング,第2のエンドリングを形成するに
あたって、ロータコアの両側からスロット内に固体状の
鍛造材を押出して第1の環状凹部,スロット,第2の環
状凹部に充填した。このため、請求項1記載の手段と同
様の効果を奏するのは勿論のこと、各鍛造材の鍛造距離
が短縮されるので、二次導体を鍛造し易くなる。しか
も、ロータコアの一方側から第1の環状凹部に鍛造材を
押出す必要がなくなるので、第1のエンドリングを鍛造
し易くなる。
【0066】請求項3記載の手段によれば、第1の環状
凹部からスロット内に充填された鍛造材と第2の環状凹
部からスロット内に充填された鍛造材との接合面でジュ
ール熱を発生させ、該接合面を融合した。このため、二
次抵抗の変動が低減され、その結果、回転子の特性が向
上する。請求項4記載の手段によれば、鍛造材を押圧す
るにあたって、鍛造材の嵌合凸部をロータコアのスロッ
ト内に挿入した。このため、鍛造材の位置ずれ防止およ
び鍛造距離の短縮が実現されるので、二次導体,両エン
ドリングを鍛造し易くなる。
【0067】請求項5記載の手段によれば、鍛造材の押
圧凸部を押圧してロータコアのスロット内に押込んだ。
このため、押圧力が鍛造材の凸部に集中的に作用するの
で、比較的小さな押圧力で簡単に二次導体,両エンドリ
ングが鍛造される。
【0068】請求項6記載の手段によれば、鍛造材の嵌
合凸部をロータコアのスロットに嵌合した状態で、鍛造
材の押圧凸部を押圧してロータコアのスロット内に押込
んだ。このため、鍛造材の位置ずれ防止および鍛造距離
の短縮が実現されると共に、比較的小さな押圧力で簡単
に二次導体,両エンドリングが鍛造される。
【0069】請求項7記載の手段によれば、鍛造材を押
圧してスロットに押出した後、新たな鍛造材を押圧して
スロットに押出す動作を少なくとも1回行うことにより
スロットに鍛造材を充填した。このため、軸方向寸法が
大きいスロットに対しても小さな押圧力で鍛造材が確実
に充填されるので、二次導体,両エンドリングを鍛造し
易くなる。請求項8記載の手段によれば、鍛造材に窪み
部を形成した後、この窪み部を新たな鍛造材で埋め込ん
だ。このため、先の鍛造材に新たな鍛造材が馴染み易く
なるので、新たな鍛造材の剥離が確実に防止され、その
結果、品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す金型の断面図(二次
導体,第1のエンドリング,第2のエンドリングが鍛造
された状態を示す図)
【図2】ロータコアがセットされた状態を示す図1相当
【図3】ロータコアを示す図
【図4】本発明の第2実施例を示す金型の要部拡大断面
【図5】スロットに嵌合凸部が嵌合された状態を示す断
面図
【図6】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図7】図2相当図
【図8】鍛造材の接合面を融合するための原理を示す図
【図9】本発明の第4実施例を示す図4相当図
【図10】本発明の第5実施例を示す図4相当図
【図11】本発明の第6実施例を示す図4相当図(aは
ロータコアがセットされた状態を示す図、bは新たな鍛
造材が補充された状態を示す図、cは二次導体,第1の
エンドリング,第2のエンドリングが鍛造された状態を
示す図)
【符号の説明】
2は下型(受型)、2bは第1の環状凹部、3は上型
(押型,第2の押型)、3bは突部、5はかご形回転
子、6はロータコア、6aはスロット、10は鍛造材、
10aは嵌合凸部、11は第2の環状凹部、12は二次
導体、13は第1のエンドリング、14は第2のエンド
リング、16は下型(第1の押型)、16bは突部、2
1は第1の環状凹部、22は鍛造材、22aは押圧凸
部、22bは嵌合凸部、22cは窪み部、27は鍛造材
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 17/16

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータコアの各スロット内に二次導体を
    収容すると共に、これら二次導体の一端部相互間および
    他端部相互間を第1のエンドリングおよび第2のエンド
    リングにより接続してかご形回転子を製造する方法にお
    いて、 前記ロータコアの一端側を受け、前記第1のエンドリン
    グに対応する第1の環状凹部を有する受型と、 前記ロータコアの他端面に対して相対的に移動すること
    に伴い、前記第2のエンドリングに対応する第2の環状
    凹部を形成する押型とを用い、 前記受型に前記ロータコアの一端側をセットすると共に
    ロータコアの他端側に固体状の鍛造材をセットし、前記
    ロータコアの他端面に対して前記押型を相対的に移動さ
    せることにより前記鍛造材を押圧し、該鍛造材を前記ス
    ロットから前記第1の環状凹部に押出して該第1の環状
    凹部,前記スロット,前記第2の環状凹部に充填するこ
    とを特徴とするかご形回転子の製造方法。
  2. 【請求項2】 ロータコアの各スロット内に二次導体を
    収容すると共に、これら二次導体の一端部相互間および
    他端部相互間を第1のエンドリングおよび第2のエンド
    リングにより接続してかご形回転子を製造する方法にお
    いて、 前記ロータコアの一端面に対して相対的に移動すること
    に伴い、前記第1のエンドリングに対応する第1の環状
    凹部を形成する第1の押型と、 前記ロータコアの他端面に対して相対的に移動すること
    に伴い、前記第2のエンドリングに対応する第2の環状
    凹部を形成する第2の押型とを用い、 前記ロータコアの一端側および他端側に夫々固体状の
    造材をセットし、前記ロータコアの一端面および他端面
    に対して前記第1の押型および前記第2の押型を相対的
    に移動させることにより前記各鍛造材を押圧し、両鍛造
    材を前記スロットに押出して一方の鍛造材を前記第1の
    環状凹部およびスロットの片側に充填し、他方の鍛造材
    を前記第2の環状凹部およびスロットの反対側に充填す
    ることを特徴とするかご形回転子の製造方法。
  3. 【請求項3】 二次導体に電源を供給することに伴い、
    第1の環状凹部からスロットの片側に充填された鍛造材
    と第2の環状凹部からスロットの反対側に充填された鍛
    造材との接合面をジュール熱により融合することを特徴
    とする請求項2記載のかご形回転子の製造方法。
  4. 【請求項4】 鍛造材には、ロータコアのスロットに嵌
    合される嵌合凸部が形成されていることを特徴とする請
    求項1または2記載のかご形回転子の製造方法。
  5. 【請求項5】 鍛造材には、押型により押圧される押圧
    凸部が各スロットに対応して形成されていることを特徴
    とする請求項1または2記載のかご形回転子の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 鍛造材には、ロータコアのスロットに嵌
    合される嵌合凸部および押型により押圧される押圧凸部
    が各スロットに対応して形成されていることを特徴とす
    る請求項1または2記載のかご形回転子の製造方法。
  7. 【請求項7】 押型により鍛造材を押圧してスロットに
    押出した後、新たな鍛造材を押圧して前記スロットに押
    出す動作を少なくとも1回行うことによりスロットに鍛
    造材を充填することを特徴とする請求項1または2記載
    のかご形回転子の製造方法。
  8. 【請求項8】 突部を有する押型を用いて鍛造材の初回
    押圧動作を行うことに伴い、新たな鍛造材により埋め込
    まれる窪み部を前記初回に押圧される鍛造材に形成する
    ことを特徴とする請求項7記載のかご形回転子の製造方
    法。
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