JP3218412B2 - フライヤ用のネットコンベヤ - Google Patents
フライヤ用のネットコンベヤInfo
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- oil tank
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、揚げ加工食品を製造
するとき、加工材料がコンベヤネットに付着しないよう
にするためのフライヤ用のネットコンベヤに関する。
するとき、加工材料がコンベヤネットに付着しないよう
にするためのフライヤ用のネットコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】大形のフライヤには、油槽の上流側に投
入された加工材料を一定時間内に下流側へ移動させて排
出するために、ネットコンベヤを使用することが多い。
入された加工材料を一定時間内に下流側へ移動させて排
出するために、ネットコンベヤを使用することが多い。
【0003】ネットコンベヤは、通常、上層コンベヤと
下層コンベヤとの一対で用いられる。このうち、下層コ
ンベヤは、油槽の底面に沿って設置され、上面が上流側
から下流側に向けて進行するように駆動される。一方、
上層コンベヤは、下層コンベヤの上方に、下層コンベヤ
と併行するように設置され、下面が上流側から下流側に
向けて進行するように駆動される。なお、上層コンベヤ
は、下層コンベヤの上流端を除き、下層コンベヤと重な
り合って設置されている。
下層コンベヤとの一対で用いられる。このうち、下層コ
ンベヤは、油槽の底面に沿って設置され、上面が上流側
から下流側に向けて進行するように駆動される。一方、
上層コンベヤは、下層コンベヤの上方に、下層コンベヤ
と併行するように設置され、下面が上流側から下流側に
向けて進行するように駆動される。なお、上層コンベヤ
は、下層コンベヤの上流端を除き、下層コンベヤと重な
り合って設置されている。
【0004】加工材料は、フライヤの上流側から油槽に
連続的に投入される。投入された加工材料は、順次油中
に没し、下層コンベヤの上流端に載って下流側へ搬送さ
れる。この間、熱が通って水分を失った加工材料は、次
第に浮上し始めるが、上層コンベヤがあるために油面上
に浮上することができず、上層コンベヤと下層コンベヤ
とによって油中に保持されたまま搬送され、最終的に、
下層コンベヤの下流端から機外に排出される。
連続的に投入される。投入された加工材料は、順次油中
に没し、下層コンベヤの上流端に載って下流側へ搬送さ
れる。この間、熱が通って水分を失った加工材料は、次
第に浮上し始めるが、上層コンベヤがあるために油面上
に浮上することができず、上層コンベヤと下層コンベヤ
とによって油中に保持されたまま搬送され、最終的に、
下層コンベヤの下流端から機外に排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の技術によ
れば、加工材料が天ぷら等であり、表面に衣材料を有す
る場合、加工材料を投入すると、下層コンベヤのコンベ
ヤネットに衣材料が接触し、コンベヤネットを形成する
単位素線を取り込むようにして、加工材料がコンベヤネ
ットに強固に付着してしまうことが少なくなく、このよ
うな加工材料は、排出に際し、下層コンベヤから無理に
分離させなければならないから、商品価値が著しく低下
してしまうという問題があった。
れば、加工材料が天ぷら等であり、表面に衣材料を有す
る場合、加工材料を投入すると、下層コンベヤのコンベ
ヤネットに衣材料が接触し、コンベヤネットを形成する
単位素線を取り込むようにして、加工材料がコンベヤネ
ットに強固に付着してしまうことが少なくなく、このよ
うな加工材料は、排出に際し、下層コンベヤから無理に
分離させなければならないから、商品価値が著しく低下
してしまうという問題があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、コンベヤネッ
トに対し、多数の揺動プレートを揺動自在に付設するこ
とによって、投入された加工材料の付着を確実に防ぎ、
良好な品質の製品を安定に製造することができるフライ
ヤ用のネットコンベヤを提供することにある。
トに対し、多数の揺動プレートを揺動自在に付設するこ
とによって、投入された加工材料の付着を確実に防ぎ、
良好な品質の製品を安定に製造することができるフライ
ヤ用のネットコンベヤを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、多数の単位素線を平行に連結し
てなる無端のコンベヤネットと、コンベヤネットに対
し、揺動自在に付設する多数の揺動プレートとを備えて
なり、揺動プレートは、コンベヤネットの上面におい
て、互いに重なり合うように倒伏してコンベヤネットを
覆うことをその要旨とする。
めのこの発明の構成は、多数の単位素線を平行に連結し
てなる無端のコンベヤネットと、コンベヤネットに対
し、揺動自在に付設する多数の揺動プレートとを備えて
なり、揺動プレートは、コンベヤネットの上面におい
て、互いに重なり合うように倒伏してコンベヤネットを
覆うことをその要旨とする。
【0008】なお、揺動プレートは、前縁に設けるヒン
ジ片を介し、単位素線に係合することができる。
ジ片を介し、単位素線に係合することができる。
【0009】
【作用】かかる発明の構成によるときは、多数の揺動プ
レートは、コンベヤネットに対して揺動自在に取り付け
られており、コンベヤネットの上面において、互いに重
なり合うように倒伏してコンベヤネットを覆うことがで
きるから、コンベヤネット上に投入される加工材料は、
その衣材料がコンベヤネットに接触するおそれがなく、
コンベヤネットに付着してしまうおそれが全くない。
レートは、コンベヤネットに対して揺動自在に取り付け
られており、コンベヤネットの上面において、互いに重
なり合うように倒伏してコンベヤネットを覆うことがで
きるから、コンベヤネット上に投入される加工材料は、
その衣材料がコンベヤネットに接触するおそれがなく、
コンベヤネットに付着してしまうおそれが全くない。
【0010】なお、ヒンジ片を介し、揺動プレートを単
位素線に係合するときは、各揺動プレートは、格別な部
材を要することなく、コンベヤネットに対し、極めて簡
単に取り付けることができる。
位素線に係合するときは、各揺動プレートは、格別な部
材を要することなく、コンベヤネットに対し、極めて簡
単に取り付けることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0012】フライヤ用のネットコンベヤCは、コンベ
ヤネット10に対し、多数の揺動プレート12、12…
を付設してなる(図1)。
ヤネット10に対し、多数の揺動プレート12、12…
を付設してなる(図1)。
【0013】コンベヤネット10は、多数の単位素線1
1、11…を順次に掛合し、平行に連結することによ
り、全体として無端のベルト状に形成されている。各単
位素線11は、一本の金属単線を屈曲することにより
(図2)、両端の耳部11e、11eと、中間の平行部
11a、11a…と、各平行部11aの両端の斜行部1
1b、11b…とを形成してなる。各斜行部11bは、
平行部11aに対し、やや鋭角に曲げられており、した
がって、隣接する平行部11a、11aは、ほぼ斜行部
11bの長さ相当だけ前後に位置がずれている。
1、11…を順次に掛合し、平行に連結することによ
り、全体として無端のベルト状に形成されている。各単
位素線11は、一本の金属単線を屈曲することにより
(図2)、両端の耳部11e、11eと、中間の平行部
11a、11a…と、各平行部11aの両端の斜行部1
1b、11b…とを形成してなる。各斜行部11bは、
平行部11aに対し、やや鋭角に曲げられており、した
がって、隣接する平行部11a、11aは、ほぼ斜行部
11bの長さ相当だけ前後に位置がずれている。
【0014】単位素線11、11…は、同一位置に形成
された平行部11a、11a…が平行になるように並
べ、斜行部11b、11b…の両端に形成された屈曲部
を順次に掛合することによって、互いに平行に連結され
ている(図1、図2)。したがって、コンベヤネット1
0の全幅は、各単位素線11の長さによって決定され、
コンベヤネット10の全長は、単位素線11、11…の
本数によって決定されている。なお、コンベヤネット1
0は、単位素線11、11…の掛合箇所において屈曲す
ることができ、各斜行部11bの長さは、平行部11
a、11a…の相互間隔を決定し、コンベヤネット10
のピッチ長P1 を決定している(図3)。
された平行部11a、11a…が平行になるように並
べ、斜行部11b、11b…の両端に形成された屈曲部
を順次に掛合することによって、互いに平行に連結され
ている(図1、図2)。したがって、コンベヤネット1
0の全幅は、各単位素線11の長さによって決定され、
コンベヤネット10の全長は、単位素線11、11…の
本数によって決定されている。なお、コンベヤネット1
0は、単位素線11、11…の掛合箇所において屈曲す
ることができ、各斜行部11bの長さは、平行部11
a、11a…の相互間隔を決定し、コンベヤネット10
のピッチ長P1 を決定している(図3)。
【0015】各揺動プレート12は、前縁にヒンジ片1
2a、12aを形成した長方形の薄板状の部材である
(図1)。各揺動プレート12は、コンベヤネット10
の全幅よりやや短く、また、その幅は、コンベヤネット
10のピッチ長P1 の2倍よりやや大きくなっている。
なお、ヒンジ片12a、12aは、単位素線11の両側
の平行部11a、11aに対応するようにして設けられ
ている(図1、図2)。
2a、12aを形成した長方形の薄板状の部材である
(図1)。各揺動プレート12は、コンベヤネット10
の全幅よりやや短く、また、その幅は、コンベヤネット
10のピッチ長P1 の2倍よりやや大きくなっている。
なお、ヒンジ片12a、12aは、単位素線11の両側
の平行部11a、11aに対応するようにして設けられ
ている(図1、図2)。
【0016】各ヒンジ片12aは、揺動プレート12の
前縁から裏面側へ巻き込むようにして形成されており
(図3)、各揺動プレート12は、ヒンジ片12a、1
2aを介し、単位素線11の平行部11a、11aに対
し、揺動自在に係合されている。ただし、揺動プレート
12、12…は、単位素線11、11…の1本おきに取
り付けることにより、コンベヤネット10に対し、その
2ピッチ長(2P1 )ごとに付設するものとし、したが
って、各揺動プレート12は、コンベヤネット10に平
行に倒伏するとき、後方側に隣接する単位プレート12
に対し、部分的に重なり合うことができる。
前縁から裏面側へ巻き込むようにして形成されており
(図3)、各揺動プレート12は、ヒンジ片12a、1
2aを介し、単位素線11の平行部11a、11aに対
し、揺動自在に係合されている。ただし、揺動プレート
12、12…は、単位素線11、11…の1本おきに取
り付けることにより、コンベヤネット10に対し、その
2ピッチ長(2P1 )ごとに付設するものとし、したが
って、各揺動プレート12は、コンベヤネット10に平
行に倒伏するとき、後方側に隣接する単位プレート12
に対し、部分的に重なり合うことができる。
【0017】コンベヤネット10は、駆動側のスプロケ
ット22a、22a、22b、22bと従動側のスプロ
ケット23との間に張り掛けられ(図1、図4)、ネッ
トコンベヤCを形成することができる。ただし、スプロ
ケット22a、22aは、外周に、コンベヤネット10
のピッチ長P1 に相当する軸方向の溝を有するスプロケ
ットであり、スプロケット軸25を回転駆動することに
より、単位素線11、11…の平行部11a、11a…
を順次噛み込んで、コンベヤネット10を矢印K方向に
駆動することができる。また、スプロケット22b、2
2bは、コンベヤネット10を幅方向に位置決めするガ
イドスプロケットとなっている。なお、従動側のスプロ
ケット23は、スプロケット22a、22a、22b、
22bに対応するようにして、軸26上に装着する複数
のガイドスプロケットである。
ット22a、22a、22b、22bと従動側のスプロ
ケット23との間に張り掛けられ(図1、図4)、ネッ
トコンベヤCを形成することができる。ただし、スプロ
ケット22a、22aは、外周に、コンベヤネット10
のピッチ長P1 に相当する軸方向の溝を有するスプロケ
ットであり、スプロケット軸25を回転駆動することに
より、単位素線11、11…の平行部11a、11a…
を順次噛み込んで、コンベヤネット10を矢印K方向に
駆動することができる。また、スプロケット22b、2
2bは、コンベヤネット10を幅方向に位置決めするガ
イドスプロケットとなっている。なお、従動側のスプロ
ケット23は、スプロケット22a、22a、22b、
22bに対応するようにして、軸26上に装着する複数
のガイドスプロケットである。
【0018】コンベヤネット10の上面の下側には、ガ
イドフレーム27が設けられている。ガイドフレーム2
7の両端部には、ガイドスプロケット27bを有する軸
27a、27aが設けられており、各ガイドスプロケッ
ト27bは、各単位素線11の耳部11e、11eに対
応する鍔付きの一対のガイドスプロケット、中央の斜行
部11b、11bに対応して周方向の溝を有する一対の
ガイドスプロケットに分割されているものとする。
イドフレーム27が設けられている。ガイドフレーム2
7の両端部には、ガイドスプロケット27bを有する軸
27a、27aが設けられており、各ガイドスプロケッ
ト27bは、各単位素線11の耳部11e、11eに対
応する鍔付きの一対のガイドスプロケット、中央の斜行
部11b、11bに対応して周方向の溝を有する一対の
ガイドスプロケットに分割されているものとする。
【0019】かかるネットコンベヤCは、コンベヤネッ
ト10を駆動するとき、揺動プレート12、12…も、
コンベヤネット10とともに循環移動する。この際、揺
動プレート12、12…は、コンベヤネット10の上面
において、互いに重なり合うように倒伏し、コンベヤネ
ット10の上面を覆うことができ、また、コンベヤネッ
ト10の下面においては、重力により、鉛直に垂下する
(図4の実線)。ただし、揺動プレート12、12…
は、コンベヤネット10の直近下方に別部材Aがあると
きは、先端部が別部材Aに当接することにより、適当な
傾斜角度となり(同図の二点鎖線)、別部材Aの表面を
掃引するようにして移動することができる。
ト10を駆動するとき、揺動プレート12、12…も、
コンベヤネット10とともに循環移動する。この際、揺
動プレート12、12…は、コンベヤネット10の上面
において、互いに重なり合うように倒伏し、コンベヤネ
ット10の上面を覆うことができ、また、コンベヤネッ
ト10の下面においては、重力により、鉛直に垂下する
(図4の実線)。ただし、揺動プレート12、12…
は、コンベヤネット10の直近下方に別部材Aがあると
きは、先端部が別部材Aに当接することにより、適当な
傾斜角度となり(同図の二点鎖線)、別部材Aの表面を
掃引するようにして移動することができる。
【0020】かかるネットコンベヤCは、適当な補助フ
レームAFを介し、フライヤの油槽Fに対し、その加工
材料投入位置に設置する(図5)。ただし、補助フレー
ムAFは、上面AF1 、下面AF2 の他、出口端AF3
が開放されているものとし、ネットコンベヤCは、補助
フレームAFと一体に、油槽Fに装着し、油槽Fから取
り外すことができるものとする。
レームAFを介し、フライヤの油槽Fに対し、その加工
材料投入位置に設置する(図5)。ただし、補助フレー
ムAFは、上面AF1 、下面AF2 の他、出口端AF3
が開放されているものとし、ネットコンベヤCは、補助
フレームAFと一体に、油槽Fに装着し、油槽Fから取
り外すことができるものとする。
【0021】フライヤは、上流側端部の側板F3 と、下
流側端部の傾斜側板F1 と、左右の側板F4 、F4 と、
屈曲する底板F2 とからなる油槽F内に、上層コンベヤ
C1と下層コンベヤC2 とネットコンベヤCとを備えて
なる。下層コンベヤC2 は、底板F2 に沿って油槽Fの
底部全体を覆った上、傾斜側板F1 に沿って立ち上が
り、油槽Fの下流端側へ突出している。また、下層コン
ベヤC2 は、上面が油槽Fの上流側から下流側に向けて
矢印K2 方向に進行するように駆動される。一方、上層
コンベヤC1 は、下層コンベヤC2 の上流側の一部を除
き、下層コンベヤC2 の上方に設置されている。上層コ
ンベヤC1 は、その下面が、油面レベルOLよりも低
く、しかも、下層コンベヤC2 の上面と併行するように
配設されており、矢印K1 方向に、下層コンベヤC2 と
同一速度で駆動される。
流側端部の傾斜側板F1 と、左右の側板F4 、F4 と、
屈曲する底板F2 とからなる油槽F内に、上層コンベヤ
C1と下層コンベヤC2 とネットコンベヤCとを備えて
なる。下層コンベヤC2 は、底板F2 に沿って油槽Fの
底部全体を覆った上、傾斜側板F1 に沿って立ち上が
り、油槽Fの下流端側へ突出している。また、下層コン
ベヤC2 は、上面が油槽Fの上流側から下流側に向けて
矢印K2 方向に進行するように駆動される。一方、上層
コンベヤC1 は、下層コンベヤC2 の上流側の一部を除
き、下層コンベヤC2 の上方に設置されている。上層コ
ンベヤC1 は、その下面が、油面レベルOLよりも低
く、しかも、下層コンベヤC2 の上面と併行するように
配設されており、矢印K1 方向に、下層コンベヤC2 と
同一速度で駆動される。
【0022】ネットコンベヤCは、上面が油槽Fの上流
側から下流側に向けて進行するように、下層コンベヤC
2 の上流端の上方に設置されている。
側から下流側に向けて進行するように、下層コンベヤC
2 の上流端の上方に設置されている。
【0023】いま、補助フレームAFを介し、ネットコ
ンベヤC上に加工材料Mを投入すると(図5の矢印M1
方向)、投入された加工材料Mは、油中に沈み、ネット
コンベヤC上に沈下する。この際、ネットコンベヤ10
の揺動プレート12、12…は、コンベヤネット10の
上面において、互いに重なり合うようにして倒伏し、全
体として、ネットコンベヤ10の上面を覆う平面を形成
しているから(図3)、加工材料Mは、揺動プレート1
2、12…を介して受け止められ、コンベヤネット10
の単位素線11、11…とは接触しない。したがって、
加工材料Mや、その衣材料が単位素線11、11…に付
着するようなことは全くない。
ンベヤC上に加工材料Mを投入すると(図5の矢印M1
方向)、投入された加工材料Mは、油中に沈み、ネット
コンベヤC上に沈下する。この際、ネットコンベヤ10
の揺動プレート12、12…は、コンベヤネット10の
上面において、互いに重なり合うようにして倒伏し、全
体として、ネットコンベヤ10の上面を覆う平面を形成
しているから(図3)、加工材料Mは、揺動プレート1
2、12…を介して受け止められ、コンベヤネット10
の単位素線11、11…とは接触しない。したがって、
加工材料Mや、その衣材料が単位素線11、11…に付
着するようなことは全くない。
【0024】ネットコンベヤCによって受け止められた
加工材料Mは、コンベヤネット10の駆動速度に従い、
所定時間経過した後、その下流端から、補助フレームA
Fの出口端AF3 を介して下層コンベヤC2 上に排出さ
れるが、この間において、衣材料は、少なくとも表面側
が固まっており、下層コンベヤC2 に付着するようなこ
ともない。そこで、以後、加工材料Mは、上層コンベヤ
C1 と下層コンベヤC2 とによって拘束されながら搬送
され、下層コンベヤC2 の下流端から排出することがで
きる。
加工材料Mは、コンベヤネット10の駆動速度に従い、
所定時間経過した後、その下流端から、補助フレームA
Fの出口端AF3 を介して下層コンベヤC2 上に排出さ
れるが、この間において、衣材料は、少なくとも表面側
が固まっており、下層コンベヤC2 に付着するようなこ
ともない。そこで、以後、加工材料Mは、上層コンベヤ
C1 と下層コンベヤC2 とによって拘束されながら搬送
され、下層コンベヤC2 の下流端から排出することがで
きる。
【0025】なお、加工材料Mが衣材料を有せず、ネッ
トコンベヤCを必要としない場合には、ネットコンベヤ
Cは、補助フレームAFとともに、油槽Fから取り外せ
ばよい。
トコンベヤCを必要としない場合には、ネットコンベヤ
Cは、補助フレームAFとともに、油槽Fから取り外せ
ばよい。
【0026】以上の説明において、ネットコンベヤC
は、下層コンベヤC2 そのものとして用いることができ
る。このとき、ネットコンベヤCの揺動プレート12、
12…は、コンベヤネット10の下面において、油槽F
の底板F2 を掃引し、底板F2上に溜まる揚げ滓を油槽
Fの上流側に搬送することができ、図示しない排出口か
ら排出させることができる。
は、下層コンベヤC2 そのものとして用いることができ
る。このとき、ネットコンベヤCの揺動プレート12、
12…は、コンベヤネット10の下面において、油槽F
の底板F2 を掃引し、底板F2上に溜まる揚げ滓を油槽
Fの上流側に搬送することができ、図示しない排出口か
ら排出させることができる。
【0027】また、コンベヤネット10は、各単位素線
11における平行部11aの数を増加することによっ
て、油槽Fの幅に対応して全幅を任意に変化させること
ができ、斜行部11bの長さを増減し、または、単位素
線11の本数を増減することによって、その全長を調節
することができる。なお、コンベヤネット10は、単位
素線11、11…を単純な直線状とし、それらを平行に
同一間隔に連結する一般的な形式であってもよい。
11における平行部11aの数を増加することによっ
て、油槽Fの幅に対応して全幅を任意に変化させること
ができ、斜行部11bの長さを増減し、または、単位素
線11の本数を増減することによって、その全長を調節
することができる。なお、コンベヤネット10は、単位
素線11、11…を単純な直線状とし、それらを平行に
同一間隔に連結する一般的な形式であってもよい。
【0028】さらに、揺動プレート12は、コンベヤネ
ット10に対し、2ピッチ長(2P1 )ごとに限ること
なく、1ピッチ長P1 ごとに付設してもよく、円滑に循
環駆動することができれば、3ピッチ長(3P1 )以上
ごとに取り付けてもよい。
ット10に対し、2ピッチ長(2P1 )ごとに限ること
なく、1ピッチ長P1 ごとに付設してもよく、円滑に循
環駆動することができれば、3ピッチ長(3P1 )以上
ごとに取り付けてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、無端のコンベヤネットに対し、多数の揺動プレート
を揺動自在に付設することによって、コンベヤネットを
循環駆動するとき、コンベヤネットの上面へ移動した揺
動プレートは、互いに重なり合うようにして倒伏し、コ
ンベヤネットを覆うことができるので、コンベヤネット
に対して加工材料が付着することを確実に阻止すること
ができ、高品質の製品を安定に大量生産することができ
るという優れた効果がある。
ば、無端のコンベヤネットに対し、多数の揺動プレート
を揺動自在に付設することによって、コンベヤネットを
循環駆動するとき、コンベヤネットの上面へ移動した揺
動プレートは、互いに重なり合うようにして倒伏し、コ
ンベヤネットを覆うことができるので、コンベヤネット
に対して加工材料が付着することを確実に阻止すること
ができ、高品質の製品を安定に大量生産することができ
るという優れた効果がある。
【0030】なお、各揺動プレートは、コンベヤネット
の下面においては、重力によってコンベヤネットから垂
下するから、油の上昇流を妨げるおそれがなく、また、
下方に近接する別部材を掃引して移動することができる
から、油槽の底部に溜まる揚げ滓の搬送にも有効に適用
することができるという効果もある。
の下面においては、重力によってコンベヤネットから垂
下するから、油の上昇流を妨げるおそれがなく、また、
下方に近接する別部材を掃引して移動することができる
から、油槽の底部に溜まる揚げ滓の搬送にも有効に適用
することができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 要部分解斜視図
【図2】 要部平面説明図
【図3】 図1のX−X線矢視相当拡大断面図
【図4】 動作説明図
【図5】 使用状態を示す断面構成図
C…ネットコンベヤ 10…コンベヤネット 11…単位素線 12…揺動プレート 12a…ヒンジ片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 37/12 B65G 15/30 B65G 15/54
Claims (2)
- 【請求項1】 多数の単位素線を平行に連結してなる無
端のコンベヤネットと、該コンベヤネットに対し、揺動
自在に付設する多数の揺動プレートとを備えてなり、該
揺動プレートは、前記コンベヤネットの上面において、
互いに重なり合うように倒伏して前記コンベヤネットを
覆うことを特徴とするフライヤ用のネットコンベヤ。 - 【請求項2】 前記揺動プレートは、前縁に設けるヒン
ジ片を介し、前記単位素線に係合することを特徴とする
請求項1記載のフライヤ用のネットコンベヤ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP29863192A JP3218412B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | フライヤ用のネットコンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29863192A JP3218412B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | フライヤ用のネットコンベヤ |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH06141985A JPH06141985A (ja) | 1994-05-24 |
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Family
ID=17862240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29863192A Expired - Lifetime JP3218412B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | フライヤ用のネットコンベヤ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3218412B2 (ja) |
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-
1992
- 1992-11-09 JP JP29863192A patent/JP3218412B2/ja not_active Expired - Lifetime
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