JP3218405U - 前掛け着脱用のループ弾性部材及びそれを用いた前掛け - Google Patents
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Abstract
【課題】前掛けをより適切に着脱できるように、前掛けに配する前掛け着脱用のループ弾性部材及びそれを用いた前掛けを提供する。
【解決手段】ループ弾性部材20は、前掛けを使用者の腰部にワンタッチで着脱するため、前掛けの胴部に横方向へ筋筒状に設けられた筒状収納部内に差し込まれて収納状態に配され、開いたループ状で力が作用していない常時には両端部21がオーバーラップされる形態となる帯状の弾性材からなり、弾性材は弾性を有する合成樹脂材によって断面が上下方向に長い矩形に成型されている。
【選択図】図1
【解決手段】ループ弾性部材20は、前掛けを使用者の腰部にワンタッチで着脱するため、前掛けの胴部に横方向へ筋筒状に設けられた筒状収納部内に差し込まれて収納状態に配され、開いたループ状で力が作用していない常時には両端部21がオーバーラップされる形態となる帯状の弾性材からなり、弾性材は弾性を有する合成樹脂材によって断面が上下方向に長い矩形に成型されている。
【選択図】図1
Description
この考案は、前掛けを使用者の腰部にワンタッチで着脱するための前掛け着脱用のループ弾性部材及びそれを用いた前掛けに関する。
従来のワンタッチで着脱できる前掛けとしては、着用者の少なくとも下半身前面を覆うシート状の本体と、前記本体の腰部相当位置に設けられた中空通路と、前記中空通路に収納される着脱具からなる前掛けであり、前記着脱具は、両端が閉じられていない環状部材であって、弾性を有し、かつ、前記両端に保護用キャップが取り付けられ、ワンタッチ式前掛けであって、着脱具が衣類や人を傷つけることがないもの(特許文献1参照)が提案されている。なお、その着脱具を構成する環状部材の実施例は、3つの合成樹脂製中空筒体が連結部を介して横一列に連なったものであり、中央の比較的大きい中空筒体の中に金属等の弾性体が収容されている。
前掛け着脱用のループ弾性部材及びそれを用いた前掛けに関して解決しようとする問題点は、前掛けを使用者に着脱することがより適切にできるために、適切な弾性を有するように合理的に形成できる形態であって、前掛けにより配し易い形態のものが提案されていない点にある。
そこで本考案の目的は、前掛けを使用者に着脱することがより適切にできるために、前掛けにより適切に配することができる形態の前掛け着脱用のループ弾性部材及びそれを用いた前掛けを提供することにある。
本考案は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本考案に係る前掛け着脱用のループ弾性部材の一形態によれば、前掛けを使用者の腰部にワンタッチで着脱するため、前記前掛けの胴部に横方向へ筋筒状に設けられた筒状収納部内に差し込まれて収納状態に配されるように、開いたループ状で力が作用していない常時には両端部がオーバーラップされる形態となるように設定された長さの帯状の弾性材によって設けられ、前記弾性材が、弾性を有する合成樹脂材によって断面が上下方向に長い矩形の形状に成型されていることで設けられている。
本考案に係る前掛け着脱用のループ弾性部材の一形態によれば、前掛けを使用者の腰部にワンタッチで着脱するため、前記前掛けの胴部に横方向へ筋筒状に設けられた筒状収納部内に差し込まれて収納状態に配されるように、開いたループ状で力が作用していない常時には両端部がオーバーラップされる形態となるように設定された長さの帯状の弾性材によって設けられ、前記弾性材が、弾性を有する合成樹脂材によって断面が上下方向に長い矩形の形状に成型されていることで設けられている。
本考案に係る前掛け着脱用のループ弾性部材の一形態によれば、前記合成樹脂材が、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ABS、EVA、PVCのいずれかであることを特徴とすることができる。
本考案に係る前掛け着脱用のループ弾性部材の一形態によれば、前記両端部の少なくとも一方の端部について、先端の角部が丸められた形状、又は最先端が丸められた尖った形状であることを特徴とすることができる。
本考案に係る前掛け着脱用のループ弾性部材の一形態によれば、前記両端部の少なくとも一方の端部について、帯状の長さ方向に波打つように波型部が設けられていることを特徴とすることができる。
本考案に係る前掛け着脱用のループ弾性部材を用いた前掛けの一形態によれば、前記前掛け着脱用のループ弾性部材が、前記筒状収納部に差し込まれて収納状態に配されていることを特徴とすることができる。
本考案に係る前掛け着脱用のループ弾性部材及びそれを用いた前掛けによれば、前掛けを使用者に着脱することがより適切にできるために、前掛けにより適切に配することができるという特別有利な効果を奏する。
以下、本考案に係る前掛け着脱用のループ弾性部材の形態例20、及びその前掛け着脱用のループ弾性部材20が筒状収納部12に差し込まれて収納状態に配されている前掛けの形態例10を、添付図面(図1及び2)に基づいて詳細に説明する。
本考案に係る前掛け着脱用のループ弾性部材20は、前掛け10を使用者の腰部にワンタッチで着脱するため、前掛けの胴部11に横方向へ筋筒状に設けられた筒状収納部12内に差し込まれて収納状態に配されるように、開いたループ状で力が作用していない常時には両端部21、21がオーバーラップされる形態となるように設定された長さの帯状の弾性材によって設けられている。
そして、その前掛け着脱用のループ弾性部材20を構成する前記弾性材が、弾性を有する合成樹脂材によって断面が上下方向に長い矩形(長方形)の形状に成型されていることで設けられていることを特徴とする。図1に示すように、本形態例の前掛け着脱用のループ弾性部材20にあっては、射出成型機を用い、合成樹脂材によって容易に成型できるシンプルな断面の形態となっている。
この前掛け着脱用のループ弾性部材20によれば、前掛け10を使用者に着脱することがより適切にできるために、適切な弾性を有するようにより合理的に形成できる形態であって、前掛け10により適切に配し易い形態とすることができるという特別有利な効果を奏する。
また、本形態例の前掛け着脱用のループ弾性部材20では、前記合成樹脂材がポリプロピレンであることを特徴とすることができる。このポリプロピレンによれば、前掛け着脱用のループ弾性部材20を弾性に富むように好適且つ容易に成型することができ、耐薬品性や耐候性にも優れて十分な耐久性を備えると共に、低コストで製造できるという多くのメリットがある。なお、合成樹脂材としては、前記のポリプロピレンに限定されることはなく、合成樹脂全般、例えば、ポリエチレン、ナイロン、ABS、EVA、PVCなどを用いても良いのは勿論である。
また、本形態例の前掛け着脱用のループ弾性部材20では、両端部21、21の少なくとも一方の端部21について、先端22の角部が丸められた形状、又は最先端が丸められた尖った形状であるように成型されている。
この前掛け着脱用のループ弾性部材20によれば、前掛けの胴部11に横方向へ筋筒状に設けられた筒状収納部12内へ、引っ掛かりにくくスムースに、より適切且つ容易に差し込んで収納することができ、その作業性を向上させることができる。なお、本形態例の断面が長方形の前掛け着脱用のループ弾性部材20の長手方向に延びる角についても、丸められた形状に成型されており、引っ掛かりや食い込むことが無い形態となっており、筒状収納部12内へスムースに挿入して配することができる。
また、本形態例の前掛け着脱用のループ弾性部材20では、両端部21、21の少なくとも一方の端部21について、帯状の長さ方向に波打つように波型部23が設けられていることを特徴とすることができる。なお、本形態例では、図1に示すように、両端部21、21に波型部23が設けられている。この波型部23も、他の部分と型の抜き方向(断面長方形の長手方向)が同じ形態であり、射出成型機を用いて合成樹脂材によって容易に成型できるシンプルな形態となっている。
この波型部23は、端部21の剛性を高めるように作用すると共に、筒状収納部12内へ挿入する際に、その筒状収納部12の挿入される内側が適宜に拡げられるため、本発明に係る前掛け着脱用のループ弾性部材20を、筒状収納部12内へ、より適切且つ容易に差し込んで収納することができ、その作業性を向上させることができる。
また、この波型部23は、前掛け10の筒状収納部12の生地の上からでも掴み易い形態になっている。このため、本発明に係る前掛け着脱用のループ弾性部材20を、筒状収納部12内へ挿入する際に、この波型部23を保持した状態で、縮んだ筒状収納部12を延ばすように手繰り寄せることができるなど、より適切且つ容易に差し込んで収納することができ、その作業性を向上させることができる。
前掛け10の本体は、例えば、下地の織布をビニール材でコーティング状態に覆った状態のビニール地を、適宜にカットして端を裂けにくくするように縁取り状に折り曲げて溶着することで形成された本体に、筒状の筒状収納部12を溶着することで形成することができる。なお、前掛け10の本体は、これに限定されることなく、縫製によって形成しても良いのは勿論であり、胸当て部のないものなどを含め、本考案は既存の形態の前掛けに適宜に応用できるのは勿論である。
以上、本考案につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本考案はこの形態例に限定されるものではなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
10 前掛け
11 前掛けの胴部
12 筒状収納部
20 着脱用のループ弾性部材
21 端部
22 先端
23 波型部
11 前掛けの胴部
12 筒状収納部
20 着脱用のループ弾性部材
21 端部
22 先端
23 波型部
Claims (5)
- 前掛けを使用者の腰部にワンタッチで着脱するため、前記前掛けの胴部に横方向へ筋筒状に設けられた筒状収納部内に差し込まれて収納状態に配されるように、開いたループ状で力が作用していない常時には両端部がオーバーラップされる形態となるように設定された長さの帯状の弾性材によって設けられ、前記弾性材が、弾性を有する合成樹脂材によって断面が上下方向に長い矩形の形状に成型されていることで設けられていることを特徴とする前掛け着脱用のループ弾性部材。
- 前記合成樹脂材が、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ABS、EVA、PVCのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の前掛け着脱用のループ弾性部材。
- 前記両端部の少なくとも一方の端部について、先端の角部が丸められた形状、又は最先端が丸められた尖った形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の前掛け着脱用のループ弾性部材。
- 前記両端部の少なくとも一方の端部について、帯状の長さ方向に波打つように波型部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の前掛け着脱用のループ弾性部材。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の前掛け着脱用のループ弾性部材が、前記筒状収納部に差し込まれて収納状態に配されていることを特徴とする前掛け着脱用のループ弾性部材を用いた前掛け。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018002958U JP3218405U (ja) | 2018-08-01 | 2018-08-01 | 前掛け着脱用のループ弾性部材及びそれを用いた前掛け |
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Family Applications (1)
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2018
- 2018-08-01 JP JP2018002958U patent/JP3218405U/ja active Active
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