JP3041452U - 前 板 - Google Patents

前 板

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JP3041452U
JP3041452U JP1997002178U JP217897U JP3041452U JP 3041452 U JP3041452 U JP 3041452U JP 1997002178 U JP1997002178 U JP 1997002178U JP 217897 U JP217897 U JP 217897U JP 3041452 U JP3041452 U JP 3041452U
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plate
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JP1997002178U
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English (en)
Inventor
教尊 渡辺
Original Assignee
株式会社上田嘉一朗商店
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折れ曲がってもすぐに元の状態に戻るように
し、又曲げ易く、丈夫であって軽く、しかも通風がよ
く、経済的に製造できる前板を提供する。 【解決手段】 屈曲後にほぼ元の状態に戻り得る弾性を
有する合成樹脂で形成した二枚の芯部材を合わせ、その
外周縁部(4)をテ−プ(5)で被覆して袋状の前板本
体(1)を形成している。その芯部材の一方を板状に、
他方の芯部材を網状に設けると共に、その板状の芯部材
の中央部に孔(10)を設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は着物の帯を締着するときに用いる前板(帯板)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の前板は、ボ−ル紙あるいはセルロイドを芯材とし、その表面に布を貼っ たものである。 このように前板は芯材にボ−ル紙もしくはセルロイドを用いているので、一度 折り曲げてしまうと、元の状態に戻らず折り曲ったままの状態となり、帯に挟ん だ際にその部分にふくらみが生じたり、又ボ−ル紙の場合は時々その折れ目より 切れてしまうことがあったりして使用できなくなることがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこれらの欠点を解消し、前板が折れ曲がってしまってもすぐに元の状 態に戻り折れ線等の傷を残さずにきれいに使用することができるようにし、又曲 げ易く、かつ丈夫で、軽く、しかも通風のよい経済的に製作できる前板を提供し ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は屈曲後にほぼ元の状態に戻り得る弾性を有する二枚の芯部材を合わせ 、その外周縁部をテ−プで被覆して袋状の前板本体を形成し、その前板本体の一 方の芯部材を板状に、他方の芯部材を網状に形成したものである。又その板状の 芯部材の少くも中央部に複数の孔を設けているものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
前板本体(1)は表側の芯部材(2)と裏側の芯部材(3)を備え、その芯部 材どうしを合わせ、その外周縁部(4)にテ−プ(5)を被覆し縫着(6)して 袋部(7)を形成している。なお、この例では、裏側の芯部材の上部を切欠いて 開口部(8)を形成している。
【0006】 上記芯部材はナイロン,ビニロン,ポリエチレン,ポリスチレン,ポリプロピ レン,ポリアクリル,ポリエステル等の合成樹脂で形成され、折り曲げてもほぼ 元の状態に戻り得る弾性を有するものであるが、この場合、表側の芯部材(2) をナイロンで形成し、裏側の芯部材(3)をポリエチレンで形成している。
【0007】 一方の表側の芯部材(2)は網状(メッシュ)に形成され、他方の裏側の芯部 材(3)は板状に形成されている。 この網状の芯部材(2)は、図4に示すように網目(9)を有しているが、こ の網目はその他種々形状のものにすることができる。
【0008】 なお、この芯部材は上記例とは逆の状態になるように表側を板状に形成し、裏 側を網状に形成するようにしてもよい。
【0009】 裏側の板状の芯部材(3)には、そのほぼ中央部に複数(多数)の孔(10)を設 けている。なお、この孔は芯部材のほぼ全面に設けるようにしてもよい。 この孔の大きさや数は、種々のものにすることができ、実施例では前板の長さ を約55cmとした場合で、その孔の径を約4mmにしている。
【0010】 図5に示すものは、芯部材の両端部に支持帯片(11)を設け、その支持帯片の一 方側に設けた面ファスナ−の雄片(12)を、他方側に設けたル−プ(パイル地), 網目, 編目,網状織目等を有する生地(13)に係合して保定するようにしている。
【0011】 なお、上記支持帯片は、その一方の生地(13)を有する支持帯片を芯部材の一方 側端部に設け、他方の支持帯片を省略して面ファスナ−の雄片を直接芯部材の端 部に設けることができ、又該支持帯片の係合はその他ホックボタン,カギホック ,バックル等の止具を用いて行うことができる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は上記のように芯部材が弾性を有しているものであるから、折り曲げて もすぐに元の状態に戻り折れ曲ったり、折れ線や切れ目が生じたりすることがな く、長期間の使用に耐え丈夫であり、又帯をほどよく保形するので、帯にしわが 生ぜず、すっきりときれいに結ぶことができる。又芯部材の一方を網状に形成し たり、板状の芯部材の少くもほぼ中央部に複数の孔を形成したりしているから、 芯部材に柔軟性が生じ、ほどよい力加減で胴まわりの彎曲に合わせて曲げること ができ、しかも夏等暑い日に絽や紗等の夏帯を用いた場合でも通気性がよく良好 に使用することができる。更に網状の芯部材を表側に、板状の芯部材を裏側に形 成した場合は、芯部材を曲げた際に外側の網状の芯部材が張った状態となり、た るむようなことがないから、一層帯をきれいに結ぶことができ、使い易い。又表 側と裏側の芯部材の間は袋状になっているので、その開口部から財布やハンカチ , 懐紙, 小物等を入れて収納しておくことができる。更に芯部材を合成樹脂材で 網状に形成したり板状の芯部材に孔を設けたり、この芯部材を型成形することに よって、軽量にかつ経済的に作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す平面図である。
【図2】図1に示すものの裏面図である。
【図3】図2におけるA−A線拡大端面図である。
【図4】網状の芯部材の一部を示す拡大平面図である。
【図5】他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 前板本体 2 表側の芯部材 3 裏側の芯部材 5 テ−プ 7 袋部 8 開口部 10 孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開口部を有する袋部が形成される
    よう二枚の芯部材を合わせその外周縁部をテ−プで被覆
    した前板本体を備え、該前板本体の芯部材は屈曲後にほ
    ぼ元の状態に戻り得る弾性を有しその芯部材の一方側を
    板状に、他方側を網状に形成した前板。
  2. 【請求項2】 芯部材を合成樹脂材で形成し、その網状
    に形成した芯部材を表側に、板状に形成した芯部材を裏
    側に設けると共にその板状の芯部材の少くも中央部に複
    数の孔を設けた請求項1記載の前板。
JP1997002178U 1997-03-13 1997-03-13 前 板 Expired - Lifetime JP3041452U (ja)

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