JP3216387B2 - モニタ用スピーカ付電話のハウリング防止回路 - Google Patents

モニタ用スピーカ付電話のハウリング防止回路

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JP3216387B2 JP00795894A JP795894A JP3216387B2 JP 3216387 B2 JP3216387 B2 JP 3216387B2 JP 00795894 A JP00795894 A JP 00795894A JP 795894 A JP795894 A JP 795894A JP 3216387 B2 JP3216387 B2 JP 3216387B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モニタ用スピーカ付電
話のハウリング防止回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はデジタル回線を用いた電話の音声
回路の構成を示すもので、A,Bは同様に構成された電
話器、Cは電話器を接続するデジタル回線である。電話
器Aのマイクロホンからの音声信号は、トランスT1
2及びアンプA1を介してコーディックCDでPCMコ
ードに変換され、デジタル回線3を介して相手方電話器
Bのコーディック回路2でアナログ信号に変換され受話
される。また、電話器BのアンプA1から音声信号はコ
ーディックCDでPCMコードに変換され、デジタル回
線Cを介して電話器Aのコーディック回路CD入りアナ
ログ信号に変換され、アンプA2,トランスT3,T4
介してイヤーホンないしモニタスピーカで受話される。
【0003】この電話方式は、送話感度が良すぎるた
め、音声信号は図3の線aで示す経路を辿り、モニタス
ピーカ使用時にモニタスピーカからの音声をマイクが拾
うことにより、その音声信号がループ内を経由し、再び
モニタスピーカより出力されることにより発振現象(ハ
ウリング)が起こる。
【0004】また、音声回路が対向接続ではなく、ルー
プ(リング)接続されているため線bで示す経路で音声
信号が折り返すことにより入力した音声の音量が減衰し
にくいため、音質の悪化に影響を与える。
【0005】従来、電話器のハウリング防止回路は例え
ば、図4に示すように、送話回路のアンプ6と8間及び
受話回路のアンプ11と13間に可変減衰器7及び12
を設け、アンプ6及び11の出力信号をそれぞれ整流回
路9及び15で整流し、この整流子信号を加算して減衰
器7及び12をする弁別器10に入力して、アンプ11
の出力レベルがアンプ6の出力レベルより大きい場合は
減衰器7の損失を急増させてハウリングを防止し、アン
プ11の出力レベルがアンプ6の出力レベルより小さい
場合は減衰器11の損失を急増させてハウリングを防止
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、ハウリング防止
回路は、送話及び受話時における音声の感度を増幅又は
減衰させることにより音質及びハウリングの対策,調整
を行っているため、ハウリング防止回路構成が複雑で、
しかも音声回路が図3に示すようにループで接続されて
いる場合に生ずる音量の減衰しにくさを解消して音質の
悪化を防止することはできない。
【0007】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
なされたものであり、その目的とするところは、簡単な
構成でハウリングを防止すると共にループ接続による音
の減衰のしにくさを解消することができるスピーカ付電
話のハウリング防止回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のモニタ用スピーカ付き電話のハウリング防
止回路は、入力音声信号及び回線側からの音声信号を増
幅して折り返し回線側に出力するアンプと、前記回線側
からの音声信号を増幅してイヤーホン及びモニタスピー
カ側に出力するアンプとを備えた音声回路がループ接続
された電話システムにおいて、前記回線側に出力するア
ンプの回線側からの入力回路と前記モニタスピーカ側に
出力するアンプの入力回路に対して直列に抵抗と常時こ
の抵抗を短絡するホトカプラと、入力音声信号のレベル
検出を行いオフディレイすることにより前記ホトカプラ
をオフとする回路を設けてなるものである。
【0009】
【作用】入力音声信号があるレベル以下の場合は、受話
信号を増幅するアンプの入力回路及び回線側に出力する
アンプの入力回路に対して直列に接続された共通の抵抗
がホトカプラにより短絡されているので、各アンプはそ
れぞれ通常のゲインで動作する。
【0010】入力音声信号があるレベルを越えるとハウ
ジングを生ずるが、その前にホトカプラをオフとする回
路がレベル検出してオフディレイしてホトカプラをオフ
し、上記抵抗の短絡を解除する。これにより入力音声信
号を増幅するアンプ及び回線側に出力するアンプの入力
回路抵抗が増加する。
【0011】アンプのゲインは入力回路抵抗が増加する
と減少するので、受話信号を増幅するアンプのゲインが
減少しハウリングが防止される。また、同時に回線側に
出力するアンプの回線側からの音声信号を増幅するゲイ
ンも大きく減少するので、ループ接続による音量を減衰
し、音質の悪化が防止される。
【0012】
【実施例】図1は電話器のハウリング防止回路構成を示
すもので、A11はマイクロホン側トランスT2からの入
力音声信号を増幅するアンプ、A12はアンプA11に抵抗
4を介して接続され、入出力端子間に抵抗r5が接続さ
れた送話信号をコーディックCDに出力するアンプ、A
21はコーデックCDからの音声信号が入力するアンプ、
22はアンプA21に抵抗R+r1を介して接続され、
入出力端子間に抵抗r2が接続された音声信号をイヤホ
ーン,モニタスピーカ側に出力するアンプ。
【0013】1はアンプA11から出力される入力音声レ
ベルを検出するレベル検出器、2はレベル検出器4の出
力にて動作するオフディレータイマ、3(3−1,3−
2)は上記抵抗Rを短絡しているホトカプラである。な
お、3−1はホトカプラの発光ダイオードを、3−2は
ホトカプラのホトモストランジスタを示す。また図中C
はデジタル回線を示す。
【0014】以上のように実施例回路は構成されている
ので、アンプA11から出力される入力音声信号のレベル
が低い時は、レベル検出器4は出力しないので、オフレ
ディタイマ2は動作せず、その出力側レベルは“L”で
ホトカプラ3はON状態で抵抗Rを短絡している。この
ため、アンプA22の入力抵抗はr1のみとなり、アンプ
22のゲインはr2/r1となっている。
【0015】アンプA11から出力される入力音声信号の
レベルがあるレベルを超えるとレベル検出器4が出力
し、オフデイレタイマ2の出力は少し遅れ“H”とな
り、ホトカプラ3をOFF状態とする。これにより、ア
ンプA22の入力抵抗はR1+r1となり、アンプA22のゲ
インはr2/(r1+R)に低下し、ハウリングを抑制す
る。
【0016】また、アンプA12のアンプA11側からの信
号に対するゲインはr5/r4で変わらないが、アンプA
21側から折り返して入力する信号に対するゲインは、ア
ンプA21とA12間の抵抗がホトカプラ3のOFFにより
3からr3+Rに変わるので、r5/r3からr5/(r3
+R)に低下し、ループ接続による折り返す信号を減衰
させる。これによりループ接続による入力した音声の音
量が減衰しにくいための、音質の悪化の影響が低下す
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0018】(1)モニタスピーカ側に出力するアンプ
のゲイン及びループ接続による折り返す信号を増幅する
アンプゲインを、入力信号のレベル検出を行いオフディ
レイすることにより減少させてダイナミックに音を減衰
させることができるので、ハウリング及び音量の減衰の
しにくさを解消することができる。
【0019】(2)回路はレベル検出器,オフディレイ
タイマ及びホトカプラからなる1組の回路で構成できる
ので、簡単で安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路構成図。
【図2】実施例の動作を説明するタイミング図。
【図3】ハウリングを説明する電話音声回路のブロック
図。
【図4】従来例を示すハウリング防止回路のブロック
図。
【符号の説明】
1…レベル検出器 2…オフディレイタイマ 3…ホトカプラ A,B…電話器 A1,A2,A11,A12,A21,A22…アンプ C…デジタル回線 CD…コーディック R,r1〜r5…抵抗 T1〜T4…トランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/24 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力音声信号及び回線側からの音声信号
    を増幅して折り返し回線側に出力するアンプと、前記回
    線側からの音声信号を増幅してイヤーホン及びモニタス
    ピーカ側に出力するアンプとを備えた音声回路がループ
    接続された電話システムにおいて、 前記回線側に出力するアンプの回線側からの入力回路と
    前記モニタスピーカ側に出力するアンプの入力回路に対
    して直列に抵抗と常時この抵抗を短絡するホトカプラを
    設け、 入力音声信号のレベル検出を行いオフディレイすること
    により前記ホトカプラをオフとし、前記両アンプのゲイ
    ンを減少させることを特徴としたモニタ用スピーカ付電
    話のハウリング防止回路。
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