JP3216331U - 無機質調湿・吸湿材を嵌め込んだ木質板スノコ - Google Patents
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Abstract
【課題】人の生活するに最適の環境・居住空間をもたらすことのできる調湿・脱臭機能を備えた家庭内部屋に設置した有用な木質板スノコを提供する。【解決手段】木質板2の隙間を持たせて並べ合わせた板材面上に、各木質板材2に凹彫り込み部空間を形成されるとともに、上記凹彫り込み部に無機質調湿・吸湿材3の板材を嵌着・装填している無機質調湿・吸湿材3を嵌め込んだ木質板スノコである。【選択図】図3
Description
本考案は、無機質調湿・吸湿材を使用した木製板スノコで、殺菌、脱臭の効果を持つ檜、杉、松の板状体に、木質板材に凹彫り込んだ部と該凹彫り込んだ部の空間に無機質調湿・吸湿材の板材で構成されて、収納空間内での除湿、脱臭
従来から日本の家庭で使用されている例えば、下駄箱では外出先から帰宅した後、脱いだ履物を下駄箱内の棚板上に載置し、戸板を締めて収納するものであるがこの場合、靴などが吸い込んだ水分や汗の臭いを除去することに気配りする人は吸湿剤や脱臭剤を靴の中に入れたり、下駄箱の片隅に予め設置しておくなどの処置をしている。また、布団を押入れに収納する場合、押入床面上に新聞紙やダンボール紙を敷き詰めるなどをしていた。このような方策では、睡眠中に体から排出され、布団が吸収した汗や臭いは蓄積されるばかりであり、それらを除去する手法として時折天日干しすることが昔から行われていた。
しかし、近年、生活環境改善の一方策として、押入れに収納した布団にあっては身体から出た汗による水分や臭いを吸着除去するためにスノコの下部に、椰子柄活性炭、備長炭、竹炭などを入れた炭容器をセットした下部スノコを引出し自在にしたもの、その他、布団などを載置可能な基台の下部に木炭、竹炭を入れた引出し容器を収納したものなどが既に提案されている(特許文献1,2参照)。
人の生活するに最適の環境・居住空間をもたらすことのできる調湿・脱臭機能を備えた家具、建築部材等の構成に有用なスノコ部材を提供するために、板状体内に、調湿・脱臭剤等を介装した板状部材でもって家具や建築用構成部材として用いて、貼り合せられた少なくとも上下二枚の板材の重ね合わせ面側の、少なくとも一方の板材に凹部空間と該凹部空間に連通する複数個のスリット又は開孔が形成されるとともに上記凹部空間には調湿・脱臭剤が装填されている板状部材スノコが提案されている(特許文献3参照)。
スノコが従来から持つ通気機能をさらに高め、且つその通気機能と炭の持つ除湿機能とを相乗化させると共に、効果的な消臭作用を併せ持つスノコを提供することが検討されて、下部スノコの枠体内に炭容器を収納する。上部スノコ内に下部スノコを引出し状で収納する。桁の底面に側部通気孔を形成して、枠体の前面に前部通気孔を形成する。下部スノコが上部スノコ内に収納された際、下部桟木の底面が桁の最下部より高い位置になるように設けることが提案されている(特許文献4参照)。
押し入れ内の湿気を吸収しやすくし、脱着を容易にして、吸湿体の乾燥させる時期を安価で簡単な方法でわかるようにするために、吸湿体付きスノコを取付け、湿度インジケーターカードを取り付けたものが提案されている(特許文献5参照)。
無機質調湿・吸湿材を使用した木質板スノコで、殺菌、脱臭の効果を持つ檜、杉、松の板状体に、木質板材に凹部空間と該凹部空間に連通する複数個のスリット溝空間部に無機質調湿・吸湿材の板材で構成されたものは存在していない。
上記公報に開示されているスノコにあっては、活性炭、備長炭などの吸湿、吸臭成分のみを用いたものであるため、直接に使用せずに、包装容器に包んで使用されている。また吸湿、吸臭機能はそれほど大きいものではなく、脱臭能力も初期性能を長期間保持できず、本来の吸湿・脱臭機能をもたらすには改めて新たな活性炭と頻繁に入れ替える必要があった。
上記した押入れ除湿剤や除湿容器は、布団の隙間や開いている部分に置くだけでその周辺の除湿はするものの押入れ全体の除湿は十分になされない。また、これらの除湿手段は殆どが使い捨てである上、化学薬品を用いているため、廃棄する際において環境上の問題が残る。さらに、除湿効果を得られても消臭効果は十分とはいえず、カビ臭さなどを消すことはできなかった。上記問題に鑑みなされたもので、スノコが従来から持つ通気機能をさらに高め、且つその通気機能と炭の持つ除湿機能とを相乗化させると共に、効果的な消臭作用を併せ持つスノコを提供することを目的とするものであった。
無機質調湿・吸湿材を使用した間伐材の杉、ヒノキの木質板スノコである吸湿・吸湿体がスノコ表面のスノコ板の間からだけでなく、裏面からも吸着でき、スノコどうしを組み立てることなく、スノコの単体空間にて容易に押し入れ内にて脱着ができ、なおかつ吸湿・吸湿体付近の湿気を、簡便な方法にてわかるようにした、無機質の吸湿・吸湿体付き杉、ヒノキの木質板スノコを提供しようとするものである。
木質板の隙間を持たせて並べ合わせた板材面上に、各木質板材に凹掘り込み部を形成されるとともに、上記凹掘り込み部に無機質調湿・吸湿材の板材を嵌着・装填している無機質調湿・吸湿材を嵌め込んだ木質板スノコである。
木質板の隙間を持たせて並べ合わせた厚さ10〜25mm、幅50〜200mmの木製板材面と幅50〜150mmの空隙部を設けて、前記木質板材に深さ4〜6mm、30〜60mmの凹掘り込み部を形成され、前記凹掘り込み部に裏面に通ずる穴貫通部を30〜80%の割合設けているとともに、上記凹掘り込み部に吸湿性の高い無機質調湿・吸湿材の板材を装填して、裏面に前記無機質調湿・吸湿材の表面を30〜80%現れている。
無機質調湿・吸湿材の板材は、珪藻土の基材、又はバーミキュライトとケイ酸カルシウムからなる基材で、厚さ4〜6mm、幅50〜100mmの板状材であって、木質板を持たせて並べ合わせたスノコ状板材面の凹彫り込んだ部に嵌め込んだスノコ板を構成されている。
木質板スノコ状板は、殺菌、脱臭の効果を持つ檜、杉の板状体であって、前記板状体の厚さ10〜25mmで、縦長さ450〜1200mmで、横幅を50〜200mmであり、凹部空間部の幅を25〜200mmで、高さ20〜50mmになって、全体的に均等に配列されている。
木質板スノコは、板面の凹彫り込んだ部を形成した複数の平板材と空隙部を平行に整列するとともに、これら板面の凹掘り込み部を持つスノコ状板材の上面に複数の平板材が嵌着され、上記複数の平板材の上面に凹掘り込み部に前記無機質調湿・吸湿材の板状体を挿入して、前記スノコ状の平板材の凹掘り込み部に表面レベルと同等面か、又はそれ以下の面になるようにしている。
無機質調湿・吸湿材を嵌着された凹掘り込み部木質板スノコは、ベッド、ソファーのクッション部の下部、あるいは押し入れの荷物及び下駄箱内靴の下部に敷くもの、あるいは水回り場所の洗面所、トイレ、浴室の足場として使用される。
無機質調湿・吸湿材を嵌着された凹掘り込み部木質板スノコは、ベッド、ソファーのクッション部の下部、あるいは押し入れの荷物及び下駄箱内靴の下部に敷くもの、あるいは水回り場所の洗面所、トイレ、浴室の足場として使用される。
本考案は上述した如く構成したものであることから、各木質板材に凹掘り込み部を形成されるとともに、上記凹掘り込み部に無機質調湿・吸湿材の板材を嵌着している、優れた調湿(吸湿)、脱臭機能が長期間に亘って持続し、かつ木材と合わせて抗菌性を有する無機質を適量付加してあることから抗菌作用が相乗する効果を併せて発揮するため、居室内を常に良好なる居住環境に保つことができ、心身ともに健康な状態とし、快適な生活環境を営むことができるようになった。
従来の杉、檜、松の持つ防湿効果に加え、無機質調湿・吸湿材の珪藻土の基材、又はバーミキュライトとケイ酸カルシウムからなる基材が持つ防湿効果・調湿効果や防虫効果があいまって期待出来、防湿・調湿、防虫性の優れた家庭用木質材スノコになる。又、無機質調湿・吸湿材の防湿効果ともに素材の杉、檜、松の黴の発生も出来るようになった。
以下、本発明の実施の形態に係る調湿・脱臭機能を備えた板状部材とそれを用いた押入れ用スノコについて、それぞれ図面を参照しながら具体的に詳述する。
木質板の隙間を持たせて並べ合わせた厚さ10mm、幅100mmの杉木製板材面と幅30mmの空隙部を設けて、前記木質板材に深さ5mm、幅40mmの凹掘り込み部を形成され、前記凹掘り込み部に裏面に通ずる穴貫通部を40%の割合設けているとともに、上記凹掘り込み部に吸湿性の高い無機質調湿・吸湿材の板材を装填して、裏面に前記無機質調湿・吸湿材の表面を30%にした。
無機質調湿・吸湿材の板材は、珪藻土の基材、又はバーミキュライトとケイ酸カルシウムからなる基材で、厚さ4mm、幅40mmの板状材であって、杉木質板を持たせて並べ合わせたスノコ状板材面の凹彫り込んだ部に嵌め込んだスノコ板を構成された。
杉木質板スノコ状板は、殺菌、脱臭の効果を持つ杉の板状体であって、前記板状体の厚さ10mmで、縦長さ1000mmで、横幅を100mmであり、凹部空間部の幅を30mmになって、全体の長さ縦1100mm。横1000mmで、スノコ板と空間部を全体的に均等に配列された。
杉木質板スノコは、板面の凹彫り込んだ部を形成した複数の平板材と空隙部を平行に整列するとともに、これら板面の凹掘り込み部を持つスノコ状板材の上面に複数の平板材が嵌着され、上記複数の平板材の上面に凹掘り込み部に前記無機質調湿・吸湿材の板状体を挿入して、前記スノコ状の平板材の凹掘り込み部に表面レベルよりそれ以下の面になるようにした。
無機質調湿・吸湿材を嵌着された凹掘り込み部の杉木質板スノコは、2枚使用して、ベッドのクッション部の下部に敷くものに使用した。
木質板の隙間を持たせて並べ合わせた厚さ20mm、幅120mmの木製板材面と幅50mmの空隙部を設けて、前記ヒノキ木質板材に深さ6mm、50mmの凹掘り込み部を形成され、前記凹掘り込み部に裏面に通ずる穴貫通部を30%の割合設けているとともに、上記凹掘り込み部に吸湿性の高い無機質調湿・吸湿材の板材を装填して、裏面に前記無機質調湿・吸湿材の表面を30%現れた。
無機質調湿・吸湿材の板材は、珪藻土の基材、又はバーミキュライトとケイ酸カルシウムからなる基材で、厚さ6mm、幅50mmの板状材であって、ヒノキ木質板を持たせて並べ合わせたスノコ状板材面の凹彫り込んだ部に嵌め込んだスノコ板を構成された。
木質板スノコ状板は、殺菌、脱臭の効果を持つヒノキの板状体であって、前記板状体の厚さ20mmで、縦長さ900mmで、横幅を120mmであり、凹部空間部の幅を80mmで、高さ16mmになって、全体的に均等に配列された。
木質板スノコは、板面の凹彫り込んだ部を形成した複数の平板材と空隙部を平行に整列するとともに、これら板面の凹掘り込み部を持つスノコ状板材の上面に複数の平板材が嵌着され、上記複数の平板材の上面に凹掘り込み部に前記無機質調湿・吸湿材の板状体を挿入して、前記スノコ状の平板材の凹掘り込み部に表面レベルと同等面になるようにした。
無機質調湿・吸湿材を嵌着された凹掘り込み部木質板スノコは、押入れの下部に敷くものに使用した。
木質板の隙間を持たせて並べ合わせた厚さ10〜20mm、幅80〜180mmの木製板材面と幅50〜150mmの空隙部を設けて、前記木質板材に深さ4〜6mm、30〜60mmの凹掘り込み部を形成され、前記凹掘り込み部に裏面に通ずる穴貫通部を30〜80%の割合設けているとともに、上記凹掘り込み部に吸湿性の高い無機質調湿・吸湿材の板材を装填して、裏面に前記無機質調湿・吸湿材の表面を30〜80%現れた。
無機質調湿・吸湿材の板材は、珪藻土の基材、又はバーミキュライトとケイ酸カルシウムからなる基材で、厚さ4〜6mm、幅50〜100mmの板状材であって、木質板を持たせて並べ合わせたスノコ状板材面の凹彫り込んだ部に嵌め込んだスノコ板を構成された。
木質板スノコ状板は、殺菌、脱臭の効果を持つ檜、杉の板状体であって、前記板状体の厚さ10〜25mmで、縦長さ450〜1200mmで、横幅を50〜200mmであり、凹部空間部の幅を25〜200mmで、高さ20〜50mmになって、全体的に均等に配列された。
木質板スノコは、板面の凹彫り込んだ部を形成した複数の平板材と空隙部を平行に整列するとともに、これら板面の凹掘り込み部を持つスノコ状板材の上面に複数の平板材が嵌着され、上記複数の平板材の上面に凹掘り込み部に前記無機質調湿・吸湿材の板状体を挿入して、前記スノコ状の平板材の凹掘り込み部に表面レベルと同等面になるようにした。
無機質調湿・吸湿材を嵌着させた凹掘り込み部木質板スノコはベッド、あるいは押し入れの荷物の下部に敷くもの、あるいは水回り場所の洗面所として使用した。
1.木製板スノコ
2.木製板
3.無機質調湿・吸湿材(モイス)
4.凹彫り込んだ部空間
5.スリット溝
6.桟木
7.ベッドのフレーム
8.押入れ
9.下駄箱
12.空間部
13.穴部
2.木製板
3.無機質調湿・吸湿材(モイス)
4.凹彫り込んだ部空間
5.スリット溝
6.桟木
7.ベッドのフレーム
8.押入れ
9.下駄箱
12.空間部
13.穴部
Claims (6)
- 木質板の隙間を持たせて並べ合わせた板材面上に、各木質板材に凹掘り込み部を形成されるとともに、上記凹掘り込み部に無機質調湿・吸湿材の板材を嵌着・装填していることを特徴とする無機質調湿・吸湿材を嵌め込んだ木質板スノコ。
- 木質板の隙間を持たせて並べ合わせた厚さ10〜25mm、幅50〜200mmの木製板材面と幅50〜150mmの空隙部を設けて、前記木質板材に深さ4〜6mm、30〜60mmの凹掘り込み部を形成され、前記凹掘り込み部に裏面に通ずる穴貫通部を30〜80%の割合設けているとともに、上記凹掘り込み部に吸湿性の高い無機質調湿・吸湿材の板材を装填して、裏面に前記無機質調湿・吸湿材の表面を30〜80%現れていることを特徴とする請求項1に記載の無機質調湿・吸湿材を嵌め込んだ木質板スノコ。
- 無機質調湿・吸湿材の板材は、珪藻土の基材、又はバーミキュライトとケイ酸カルシウムからなる基材で、厚さ4〜6mm、幅50〜100mmの板状材であって、木質板を持たせて並べ合わせたスノコ状板材面の凹彫り込んだ部に嵌め込んだスノコ板を構成されていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の無機質調湿・吸湿材を使用した木質板スノコ。
- 木質板スノコ状板は、殺菌、脱臭の効果を持つ檜、杉の板状体であって、前記板状体の厚さ10〜25mmで、縦長さ450〜1200mmで、横幅を50〜200mmであり、凹部空間部の幅を25〜200mmで、高さ20〜50mmになって、全体的に均等に配列されていることを特徴とする請求項1、〜請求項3に記載の無機質調湿・吸湿材を嵌め込んだ木質板スノコ。
- 木質板スノコは、板面の凹彫り込んだ部を形成した複数の平板材と空隙部を平行に整列するとともに、これら板面の凹掘り込み部を持つスノコ状板材の上面に複数の平板材が嵌着され、上記複数の平板材の上面に凹掘り込み部に前記無機質調湿・吸湿材の板状体を挿入して、前記スノコ状の平板材の凹掘り込み部に表面レベルと同等面か、又はそれ以下の面になるようにしていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の無機質調湿・吸湿材を嵌め込んだ木質板スノコ。
- 無機質調湿・吸湿材を嵌着された凹掘り込み部木質板スノコは、ベッド、ソファーのクッション部の下部、あるいは押し入れの荷物及び下駄箱内靴の下部に敷くもの、あるいは水回り場所の洗面所、トイレ、浴室の足場として使用されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の無機質調湿・吸湿材を嵌め込んだ木質板スノコ。
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JP2017003968U JP3216331U (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | 無機質調湿・吸湿材を嵌め込んだ木質板スノコ |
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JP2017003968U JP3216331U (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | 無機質調湿・吸湿材を嵌め込んだ木質板スノコ |
Publications (1)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017003968U Expired - Fee Related JP3216331U (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | 無機質調湿・吸湿材を嵌め込んだ木質板スノコ |
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2017
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