JP3215460U - 筐体の隠し扉 - Google Patents
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Abstract
【課題】扉開放後に通路スペースを占拠しない筐体の隠し扉を提供する。【解決手段】筐体の隠し扉であって、筐体4を含み、当該筐体4内の両側には収容部41が設けられ、当該収容部41には軌道42が設けられる。扉1、一組の組付板及びスライドバー3から収容可能な扉構造が構成される。当該スライドバー3は組付板の一方の側面に固定接続され、当該扉1の一端は組付板の一端に枢結される。当該扉1は組付板上で枢動可能である。当該スライドバー3は対応する軌道42に挿入されるとともに、軌道42上で位置規制されつつスライド移動可能である。これにより、扉1は筐体4の収容部41内に収容可能であるとともに、収容部41から引き出されるようスライド移動可能な筐体開閉扉となる。【選択図】図2
Description
本考案は、骨壺を安置するための筐体であって、筐体から引き出すことで筐体を閉止可能な一対又は1枚の筐体に内蔵可能な扉が設けられた筐体に関する。
現在知られている食器棚等の各種家具に取り付けられる扉は、開閉いずれの場合においても筐体外部に露出する構造となっている。一方、昨今では都市部で利用可能な土地の減少に伴い、故人の埋葬は墓を建てるのではなく、火葬後に納骨堂に保管するよう変化してきている。こうした納骨堂内には納骨壇が幾重にも重ねられるが、納骨壇のデザインは華美傾向にある。特に、納骨壇の扉にはきらびやかな仏像等の装飾品がデザインされることが多いため、厚みは増す一方である。配置可能な納骨壇の数を増やして土地利用を削減しようと、納骨壇前方の通路は狭くなっている場合が多い。ところが、納骨壇の扉を開放する際には、扉の回転半径分だけ通路スペースを占拠しなければスムーズな開閉が不可能にもかかわらず、開放された扉で通路スペースが部分的に占拠されるとスムーズな通行が妨げられてしまう。
上記のような従来の納骨壇の扉構造に存在する瑕疵を如何に研究し、改良するかとの観点から、考案者は本考案を想起した。長年の経験を元に設計し、多方面からの探求、試作・試験、修正・改良を重ねた結果、本考案を提案する。
本考案における筐体の隠し扉は、扉開放後に通路スペースを占拠しないとの点を改良の目的とする。
本考案にかかる筐体の隠し扉は、筐体を含み、当該筐体内の両側には収容部が設けられ、当該収容部のうち筐体の内側面に位置する箇所には軌道が設けられる。当該隠し扉の構造は、扉、一組の組付板及びスライドバーを含んでなり、当該扉の一方の側面端は組付板の一端に枢結され、且つ、扉は組付板の枢結端で枢動可能である。当該組付板の一方の側面は当該スライドバーの一端に固定接続される。当該スライドバーは、対応する軌道に沿って収容部内へ挿入されるとともに、軌道上で位置規制されつつスライド移動可能である。当該扉は、組付板上で枢動してスライドバーと同じ縦向きになったとき、筐体の外側において開放状態となる。このとき、スライドバーが軌道上でスライド移動することで、扉はスライドバーとともに収容部内に収容される。一方、当該扉はスライドバーとともに軌道上でスライド移動し、収容部から引き出されて回転することで、筐体を閉止する転換状態となる。
本考案は、筐体の隠し扉を提供する。当該扉は、筐体外側での開放時に枢動されることで筐体内に挿入可能となる。そのため、筐体の見栄えが向上するだけでなく、通路スペースの占拠が防止される。よって、歩行者が通路をスムーズに通行可能となるほか、通路スペースの幅設計を相対的に縮小可能となる。
図1〜図3に示すように、本考案にかかる筐体の隠し扉は筐体4を含む。当該筐体4の内部両側には仕切り板4aがそれぞれ設けられており、当該仕切り板4aが筐体4の内側面と一定の距離を隔てて配置されることで収容部41が形成される。当該仕切り板4aは少なくとも1つ設けられるため、当該収容部41もまた少なくとも1つ設けられる。本実施形態では、一対の仕切り板4aにより一対の収容部41が形成される場合を例示する。前記収容部41は、それぞれ筐体4両側の内面に対応して設けられる。対称に設けられる当該一対の仕切り板4aの間には、骨壺を安置可能な空間4bが形成される。また、筐体4の側辺内面のうち収容部41に位置する箇所には軌道42が設けられている。当該筐体の隠し扉の構造は、扉1、一組の組付板2及びスライドバー3がヒンジ21と組み合わされてなる。当該組付板2はスライドバー3の一端に固定接続され、当該ヒンジ21は当該扉1と当該組付板を接続する。扉1と組付板はヒンジ21によって枢動可能とされる。
本考案の実施例における前記スライドバー3は一対設けられ、互いに間隔を置いて対称に組付板2の片面に固定接続される。当該扉1は、組付板2上で枢動可能である。当該スライドバー3は、筐体4の収容部41内へスライド移動可能となるよう、対応する軌道42に挿入される。当該スライドバー3は軌道42上で前後にスライド移動可能である。図3〜図4に示すように、当該扉1が枢動してスライドバー3と同じ縦向きとなったとき、扉1は筐体4の外側において開放状態となる。このとき、扉1はスライドバー3が軌道42上でスライド移動するに伴って収容部41に収容される。一方、スライドバー3が収容部42から引き出されるように軌道42上でスライド移動してから、扉1を縦向きのスライドバー3と垂直な状態となるよう横向きに枢動させることで、当該扉1は図5に示すような筐体4を閉止する転換状態となる。
以上述べたように、本考案は画期的な構造設計を確実に実現するものである。また、改良された考案内容を備えるとともに、産業上の利用可能性と進歩性を実現可能である。且つ、本考案はいかなる刊行物にも開示されておらず、新規性も有するため、特許法の関連規定を満たしている。以上から、法に基づき実用新案として出願する。審査官による法的な権利化を切に願う。
なお、上記は本考案の好ましい実施例にすぎず、本考案の実施範囲を限定するものではない。本考案の請求の範囲に基づき実施される等価の変形及び補足は、いずれも本考案の請求の範囲に属する。
4 筐体
4a 仕切り板
41 収容部
4b 空間
42 軌道
1 扉
2 組付板
3 スライドバー
21 ヒンジ
4a 仕切り板
41 収容部
4b 空間
42 軌道
1 扉
2 組付板
3 スライドバー
21 ヒンジ
Claims (5)
- 筐体の隠し扉であって、
筐体を含み、当該筐体の内側には収容部が設けられ、当該収容部のうち筐体の内側面に位置する箇所には軌道が設けられ、
当該隠し扉は、扉、一組の組付板及びスライドバーを含んでなり、当該扉の一方の側面端は組付板の一端に枢結され、且つ、扉は組付板の枢結端で枢動可能であり、
当該組付板の一方の側面は当該スライドバーの一端に固定接続され、
当該スライドバーは、収容部内へスライド移動可能となるよう対応する軌道に挿入されるとともに、軌道上で前後にスライド移動可能であり、
当該扉は組付板において枢動した後、筐体の収容部内に収容されるよう、スライドバーとともに軌道上でスライド移動することで収容部内へ進入可能であり、
スライドバーが収容部から引き出されるよう軌道上でスライド移動し、且つ扉が枢動されることで、扉は筐体を閉止する転換状態となる隠し扉。 - 当該収容部は一対設けられ、それぞれ筐体内の両側辺に設けられる請求項1記載の筐体の隠し扉。
- 筐体の隠し扉であって、
筐体を含み、当該筐体内の両側辺にそれぞれ収容部が設けられ、当該収容部のうち筐体の側辺に位置する箇所には軌道が設けられ、
当該隠し扉の構造は、扉、一組の組付板及びスライドバーを含んでなり、当該組付板の一端にはヒンジが設けられ、
当該扉の一端には、組付板に接続されるよう当該ヒンジが組み付けられ、
当該組付板はスライドバーの一端に固定接続され、
当該扉は組付板上で枢動可能であり、
当該スライドバーは筐体の対応する軌道に挿入されるとともに、軌道上で前後にスライド移動可能であり、
当該扉は組付板上で枢動することでスライドバーと同様の縦向きとなり、軌道上でのスライドバーのスライド移動に伴って筐体の収容部内に収容可能であり、
スライドバーが収容部から引き出されるように軌道上でスライド移動してから、扉を縦向きのスライドバーと垂直な状態となるよう横向きに枢動させることで、当該扉は回転により筐体を閉止する転換状態となる隠し扉。 - 当該スライドバーは一対設けられ、互いに間隔を置いて対称に組付板の片面に固定接続される請求項1記載の筐体の隠し扉。
- 当該軌道は一対設けられ、スライドバーの挿入に適した位置に対応して設けられる請求項1記載の筐体の隠し扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018000033U JP3215460U (ja) | 2018-01-09 | 2018-01-09 | 筐体の隠し扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018000033U JP3215460U (ja) | 2018-01-09 | 2018-01-09 | 筐体の隠し扉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3215460U true JP3215460U (ja) | 2018-03-22 |
Family
ID=61685022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018000033U Active JP3215460U (ja) | 2018-01-09 | 2018-01-09 | 筐体の隠し扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3215460U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021253569A1 (zh) * | 2020-06-15 | 2021-12-23 | 中山市欧派克五金制品有限公司 | 一种同步滑动机构、侧隐门系统及具有该侧隐门系统的柜体 |
-
2018
- 2018-01-09 JP JP2018000033U patent/JP3215460U/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021253569A1 (zh) * | 2020-06-15 | 2021-12-23 | 中山市欧派克五金制品有限公司 | 一种同步滑动机构、侧隐门系统及具有该侧隐门系统的柜体 |
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