JP5796196B2 - 玄関構造 - Google Patents

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本発明は、住居等の建物の玄関構造に関する。
住居等の建物の玄関スペースは、家人の履物などが散乱しがちであり、来客時には、そのままでは見苦しく、整理等する必要があった。
このため、玄関スペースを来客用と家族用とに仕切る間仕切り等を設け、玄関スペースに、来客用通路(来客用ゾーン)と家族用通路(家族用ゾーン)とを設けた玄関構造が提案されている(例えば、下記特許文献1及び下記特許文献2参照)。
特開2001−132245号公報 特開2001−303781号公報
しかしながら、上記各特許文献に記載された玄関構造では、玄関スペースを間仕切り等で仕切ってあるだけであるので、玄関側から家族用通路(家族用ゾーン)が客人の視界に入る場合があり、更なる改善が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、建物の玄関スペースを見栄え良く家人用と来客用とに区分し得る玄関構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る玄関構造は、建物の玄関スペースに、居室空間に連通する第1開口部の下側を区画するとともに第1玄関土間部から段上がり状に形成された玄関フロアー部と、前記居室空間に連通する第2開口部の下側を区画するとともに前記第1玄関土間部に連なるように形成された第2玄関土間部と、を設けた構造とされ、かつ、前記第1開口部と前記第2開口部とを、横並びに設け、前記第2開口部を開放させたときには、前記第1開口部を閉塞可能とされている一方、前記第2開口部を閉塞させたときには、前記第1開口部を開放させる上吊り構造のスライド扉を設けたことを特徴とする。
本発明においては前記第1開口部及び前記第2開口部を、それぞれ略天井に至るように形成し、前記スライド扉を、上端部が天井に近接した位置となるように支持される構造としてもよい。
また、本発明においては、前記スライド扉の下部を開閉方向に沿ってガイドするガイド部を設けてもよい。
また、本発明においては、前記スライド扉の開閉方向に沿って、前記玄関フロアー部から前記第2玄関土間部に向けて突出するように前記第1開口部と前記第2開口部とを仕切る壁体を設けてもよい。
また、本発明においては、前記第2開口部の居室空間側に、前記玄関スペースに連なり、前記第2玄関土間部を含んだ第2玄関スペースを形成するように前記第1開口部の居室空間側から区画する壁体及びこの壁体に隣接する出入口を開閉する扉を設けてもよい。
本発明に係る玄関構造は、上述のような構成としたことで、建物の玄関スペースを見栄え良く家人用と来客用とに区分することができる。
(a)、(b)は、いずれも本発明の一実施形態に係る玄関構造の一例を模式的に示す一部破断概略横断面図である。 (a)は、図1(a)におけるX1−X1線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図1(b)におけるX2−X2線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、図1(a)におけるY1−Y1線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図1(b)におけるZ1部に対応させた概略拡大横断面図、(c)は、(a)におけるZ2部に対応させた概略拡大縦断面図、(d)は、(a)におけるZ3部に対応させた概略拡大縦断面図である。 (a)〜(c)は、いずれも図2(b)におけるZ4部に対応させた一部切欠概略拡大正面図である。 (a)、(b)は、いずれも本発明の他の実施形態に係る玄関構造の一例を模式的に示す一部破断概略横断面図である。 (a)は、図5(a)におけるX3−X3線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図5(b)におけるX4−X4線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、図5(b)におけるY2矢視に対応させた一部破断概略側面図、(b)、(c)は、いずれも同玄関構造が備える移動抑制部の一変形例を模式的に示し、図5(b)におけるZ5部に対応させた概略拡大横断面図である。 (a)、(b)は、いずれも本発明の更に他の実施形態に係る玄関構造の一例を模式的に示す一部破断概略横断面図である。 (a)は、図8(a)におけるX5−X5線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図8(b)におけるX6−X6線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)、(b)は、いずれも本発明の更に他の実施形態に係る玄関構造の一例を模式的に示す一部破断概略横断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る玄関構造の一例を模式的に示す一部破断概略斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、屋外側から玄関に対面した状態において、手前側を前方、手前側の面を前面とし、その逆側をそれぞれ後方、背面(後面)として説明する。
さらに、各図では、外壁や内壁、各壁体、各扉等を模式的に示しており、後記する各空間、スペース等を区画するものであればどのような構造のものでもよい。
図1〜図4は、第1実施形態に係る玄関構造の一例について説明するための概念的な説明図である。
本実施形態に係る玄関構造1は、図1に示すように、住居等の建物2の外壁3によって区画された建物内空間に適用した例を示している。
建物2の外壁3には、屋外と建物内空間とを連通させる玄関開口4が設けられており、この玄関開口4には、この玄関開口4を開閉する玄関扉5が設けられている。図例では、玄関扉5は、一側部が開口枠に蝶番等の連結部材で連結支持された開き戸を示している。なお、玄関扉5は、開き戸に限られず引戸等としてもよい。
玄関扉5の後方側(建物内空間側)には、玄関スペース(第1玄関スペース(共通玄関スペース))を形成する第1玄関土間部13が設けられている。この第1玄関土間部13の手前側は、玄関扉5を設けた外壁3で区画されており、その左右両側は、それぞれ壁(図例では、外壁3、内壁7)によって区画されている。
この第1玄関土間部13の後方側には、図1、図2及び図3(a)に示すように、この第1玄関土間部13から段上がり状に形成された玄関フロアー部14と、この第1玄関土間部13に連なるように形成された第2玄関土間部15とが設けられている。図例では、第1玄関土間部13の右後方側に玄関フロアー部14を設け、左後方側に第2玄関土間部15を設けた例を示している。つまり、図1に示すように、平面視して略方形状で左右に長い第1玄関土間部13の左右一方側の略半分の部位を後方側に延設するようにして第2玄関土間部15を設け、これら各玄関土間部13,15によって平面視して略L字状の一連の玄関土間部を形成している。
また、第1玄関土間部13と居室空間側との境界部には、この第1玄関土間部13の左右両側を区画する外壁3及び内壁7と、天井8と、玄関フロアー部14及び第2玄関土間部15とによって開口部20が区画形成されている。つまり、この開口部20は、左右両側が外壁3及び内壁7によって区画され、上側が天井8によって区画され、下側が玄関フロアー部14及び第2玄関土間部15によって区画されている。
また、この開口部20は、略中央に設けられた壁体17によって左右に仕切られており、この壁体17によって、その両側に、第1開口部としての来客用開口部21と、第2開口部としての家人用開口部22とを形成している。つまり、来客用開口部21と家人用開口部22とは、壁体17を挟んで横並びに設けられている。
また、本実施形態では、開口部20の外壁3側には、壁体17と左右で横並びとなるように第2壁体19が設けられている。
壁体17は、玄関フロアー部14から天井8に至るまでの高さに形成されており、本実施形態では、家人用開口部22側の端面が、第2玄関土間部15から段上がり状に形成された玄関フロアー部14の立ち上り面と略同一平面状となるように設けられている。
第2壁体19は、玄関土間部13,15から天井8に至るまでの高さに形成されている。
このような壁体17及び第2壁体19を設けることで、開口部20の開口幅が異なる施工箇所に施工する場合にも、これらの幅寸法を適宜、開口幅に合わせて調整することで、後記するスライド扉30を、共通の扉幅とされたものを施工することができる。
なお、来客用開口部21側にも第2壁体19と同様の壁体を設けるようにしてもよい。
来客用開口部21は、その左右両側が壁体17及び内壁7によってそれぞれ区画され、上側が天井8によって区画され、下側が玄関フロアー部14によって区画されている。
家人用開口部22は、その左右両側が壁体17及び第2壁体19によってそれぞれ区画され、上側が天井8によって区画され、下側が第2玄関土間部15によって区画されている。
つまり、これら来客用開口部21及び家人用開口部22は、それぞれ略天井8に至るように形成されており、本実施形態では、各開口部21,22の天面が天井面と略同一平面状となるように形成されている。なお、天井面や各壁面、各壁の端面等に開口枠等を付設するようにして設け、この開口枠の下面や内側面等を、各開口部の天面や内側面として把握するようにしてもよい。
来客用開口部21の後方側の空間は、玄関フロアー部14を床部とする玄関ホールや廊下、リビングなどの居室空間9とされている。
家人用開口部22の後方(居室空間)側には、上記玄関スペースに連なり、第2玄関土間部15を含んだ第2玄関スペースとしての家人用玄関スペース10が形成されている。この家人用玄関スペース10は、壁体23,24及び壁体24に隣接する出入口25を開閉する扉26によって、来客用開口部21の後方(居室空間)側から区画されている。
図例では、家人用玄関スペース10は、後方側が後方壁体(内壁)23によって区画され、左右の一方側(居室空間9側)が後方壁体23に連なるように形成された側方壁体(内壁)24及び扉26によって区画され、左右の他方側が外壁3によって区画されている。
また、この家人用玄関スペース10の第2玄関土間部15の後方側には、この第2玄関土間部15から段上がり状に形成されるとともに、玄関フロアー部14に連なるように形成された第2玄関フロアー部16が設けられている。
なお、図1において、符号6は、靴収納や棚収納などを備えた収納部である。また、出入口25及び扉26の詳細については後述する。
本実施形態に係る玄関構造1は、上記のように形成された来客用開口部21及び家人用開口部22の一方を閉塞させたときには、他方を開放させる構造とされた扉30を備えている。つまり、本実施形態に係る玄関構造1は、扉30を移動させて、来客用開口部21を閉塞させたときには、家人用開口部22が開放される一方、家人用開口部22を閉塞させたときには、来客用開口部21が開放される構造とされている。
この扉30は、図1に示すように、壁体17の一方面(図例では手前面)17a及び第2壁体19の一方面(図例では手前面)に沿うようにスライド移動されるスライド扉30とされ、その上端部が天井8に近接した位置となるように支持される構造とされている。また、その下端面が玄関フロアー部14の上面に対面するように形成されている。つまり、このスライド扉30は、第1玄関土間部13から段上がり状に形成された玄関フロアー部14近傍から略天井8に至るような高さ寸法とされている。
また、本実施形態では、スライド扉30は、スライド移動される際に、その少なくとも一部が、玄関フロアー部14と上下で重合するように配置されている。
上記のように本実施形態では、各開口部21,22を、それぞれ略天井8に至るように形成し、これらを開閉するスライド扉30を、上端部が天井8に近接した位置となるように支持される構造としている。従って、一方の開口部を開放させ、他方の開口部を閉塞させたときには、一方側は、高さ方向に大きく開放されて開口部としての印象を低減させることができる。また、他方側は、略天井8までの高さのスライド扉30によって壁のような外観となり、当該スライド扉30が目立ち難くなり、見栄えを向上させることができる。
このスライド扉30の一側部(図例では、来客用開口部21を開放する際における戸先側端部、家人用開口部22を開放する際における戸尻側端部)31には、取手31aが設けられている。この取手31aは、図3(b)に示すように、スライド扉30の両側表面に、厚さ方向にそれぞれ形成された凹部に嵌め込まれて固定された凹状取手31a,31aとされている。つまり、これら凹状取手31a,31aは、当該スライド扉30の表面から凹むような形状とされている。
このような凹状取手31aとすることで、壁体17の手前面17aに沿うようにスライド移動されて開閉されるスライド扉30と壁体17の手前面17aとの隙間(クリアランス)を、突出するようなハンドル等を設けた場合と比べて小さくすることができる。
なお、スライド扉30の他側部32にも上記同様の取手を設けるようにしてもよい。さらには、このように一側部乃至は他側部の両側表面に取手をそれぞれ設ける態様に代えて、一側部の一方面のみに取手を設けるとともに他側部の他方面のみに取手を設ける態様としてもよい。
スライド扉30の上端部の扉幅方向(左右方向)両側端部近傍には、図2に示すように、ランナー部材33,33が連結固定されている。このランナー部材33は、公知のもので、図3(c)及び図4に示すように、スライド扉30の上端部に設けられたカップ部等に連結固定される連結固定部やこの連結固定部に回動自在に設けられた転動部(ローラー)等を備えている。本実施形態では、天井8に埋め込まれるようにして固定された上レール35に、ランナー部材33の転動部が転動自在に収容保持されて当該スライド扉30が開閉自在に支持される上吊り構造のスライド扉30とされている。
このような上吊り構造のスライド扉30とすることで、下レールが不要となり、開放側下部の見栄えを向上させることができる。また、戸車等を下端に設けた下荷重構造とした場合において、玄関フロアー部と第2玄関土間部とに亘って開閉されるものとした場合には、段差が形成されるため、下レールの敷設が困難となる場合がある。また、第1玄関土間部に下レールを敷設することも考えられるが、見栄えが悪くなり、砂利等の噛み込み等の発生が考えられる。本実施形態のように、上吊り構造とすることで、開口部の下側に段差が形成されるような場合にも簡易な構造でスライド扉を設けることができる。
なお、上レール35を含む上枠等を天井8に埋め込むようにして固定する態様に代えて、上レールを含む上枠等を天井面に付設するようにして固定する態様としてもよい。
上レール35は、図3(c)に示すように、上枠や天井下地等に固定される上板部と、この上板部の幅方向両側縁から垂れ下がるように連成された両側板部とを備え、これらによって下方に向けて開口する形状とされている。この上レール35の開口内にランナー部材33の転動部等が収容される。また、上レール35の両側板部の下端縁には、当該上レール35の幅方向内方側に向けて突出する案内片がそれぞれに設けられており、これら案内片に、ランナー部材33の転動部が転動自在に支持される。
なお、この上レール35には、図1(a)及び図2(a)に示すように、スライド扉30が家人用開口部22を閉塞した状態で、このスライド扉30の外壁3側(左側)への移動を防止するストッパー片等のストッパー部が設けられている。
また、本実施形態では、この上レール35には、来客用開口部21及び家人用開口部22のうちのいずれか一方側の開口部を開放させる際におけるスライド扉30の戸尻側端部の他方側の開口部への移動を抑制する移動抑制部36が設けられている。本実施形態では、来客用開口部21を開放させる際におけるスライド扉30の戸尻側端部(他側部)32の家人用開口部22側への移動を抑制する移動抑制部36を設けた例を示している。
移動抑制部36は、図3(c)及び図4(a)に示すように、本実施形態では、上レール35に設けられるとともに、スライド扉30のランナー部材33の移動を抑制するバネ部材36とされている。図例では、このバネ部材36は、上レール35の上板部に一端部が固定され、他端部が自由端とされ、その略中央部が下方に向けて突出するように屈曲された板バネ状とされている。このバネ部材36は、来客用開口部21を開放(家人用開口部22を閉塞)する方向に移動するスライド扉30の他側部32が、家人用開口部22と重合する略直前の位置で、ランナー部材33の連結固定部に略自然状態で屈曲部が当接する位置に設けられている(図4(b)参照)。
図4(b)に示すように、バネ部材36の屈曲部にスライド扉30のランナー部材33が当接した状態では、バネ部材36のバネ付勢力によって、来客用開口部21を開放(家人用開口部22を閉塞)する方向へのスライド扉30の移動が抑制される。この状態から更にスライド扉30を、上記方向に移動させれば、図4(c)に示すように、バネ部材36の弾性変形を伴い、スライド扉30のランナー部材33がバネ部材36を潜り抜けるようにして家人用開口部22を閉塞する方向へ移動する。つまり、バネ部材36のバネ付勢力に抗してスライド扉30のランナー部材33を上記方向へ移動させることで、スライド扉30の上記方向への移動の抑制が解除され、家人用開口部22が閉塞される。
上記のような移動抑制部としてのバネ部材36を設けることで、閉塞する側の開口部、つまり、家人用開口部22を確認して来客用開口部21を開放させることができ、安全性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上レール35に移動抑制部としてのバネ部材36を設けているので、当該移動抑制部を目立ち難くすることができる。また、ランナー部材33の移動を抑制するバネ部材36としているので、このバネ部材36の弾性変形を伴って開放させることができ、例えば、手動操作でロック解除等をするようなものと比べて、使い勝手が良い。
なお、移動抑制部としてのバネ部材を上レールの上板部に設ける態様に代えて、上レールの両案内片に上方に向けて突出する山形状のバネ部材をそれぞれに設け、ランナー部材の転動部の転動を抑制することで、ランナー部材の移動を抑制する態様としてもよい。さらには、弾性変形可能とされたバネ部材によって移動抑制部を構成する態様に限られず、上レールの両案内片に、ランナー部材の転動部の転動を抑制する凹みや、バンプ状の突部などを設け、これらを移動抑制部としてもよい。
また、このような移動抑制部としては、上記方向へのスライド扉の移動を完全に防止するものではなく、手動操作でスライド開閉が可能な程度の規制を付与する程度のものとしてもよく、さらには、節度感を与える程度のものとしてもよい。
さらに、本実施形態では、来客用開口部21を開放させる際におけるスライド扉30の戸尻側端部(他側部)32の家人用開口部22側への移動を抑制する移動抑制部36を設けた例を示しているが、これに代えて、逆側への移動を抑制する移動抑制部を設けてもよい。つまり、家人用開口部22を開放させる際におけるスライド扉30の戸尻側端部(一側部)31の来客用開口部21側への移動を抑制する移動抑制部を設ける態様としてもよい。さらには、これら移動抑制部の両方を設ける態様としてもよい。
また、スライド扉30の下端部には、図3(d)に示すように、下方(玄関フロアー部14)に向けて開口したガイド凹溝34が当該スライド扉30の扉幅方向に沿って形成されている。このガイド凹溝34には、スライド扉30の下部を開閉方向に沿ってガイドするガイド部としての固定ピン18が挿入(遊挿)される。この固定ピン18は、玄関フロアー部14の上面から上方に向けて突出するように設けられており、図1に示すように、開閉時に移動するスライド扉30のガイド凹溝34に、少なくとも一本が挿入されるように間隔を空けて複数個、設けられている。図例では、壁体17の手前側の二箇所に固定ピン18,18を設けた例を示している。
このようなガイド部としての固定ピン18を設けることで、上記のように上吊り構造とされたスライド扉30を開閉する際に、その下部がガイドされ、安定して開閉させることができる。
なお、上記ガイド部としては、固定ピンに代えて、玄関フロアー部から出没自在とされたガイドピンを玄関フロアー部に埋め込むようにして設け、スライド扉のガイド凹溝にマグネット等を設ける態様としてもよい。このようなものでは、スライド扉が通過する際には、ガイドピンが磁力による吸着によって突出し、スライド扉のガイド凹溝に挿入され、開閉方向に沿うガイドが可能となる。一方、スライド扉が通過すれば、磁力の吸着がなくなり、ガイドピンが玄関フロアー部に没入して目立ち難くなり、見栄えをより向上させることができる。
また、図例では、見栄えを向上させる観点等から壁体17の手前側にガイド部を設けた例を示しているが、内壁7側の玄関フロアー部14の適所にも同様のガイド部を設けるようにしてもよい。
家人用玄関スペース10の出入口25は、図1及び図3(a)に示すように、その前後両側が側方壁体24及び壁体17によって区画され、その上側及び下側は、来客用開口部21と同様、天井8及び玄関フロアー部14によって区画されている。つまり、この出入口25は、上記した来客用開口部21及び家人用開口部22と同様、略天井8に至るように形成されている。
この出入口25を開閉する扉26は、上記同様、側方壁体24の一方面(図例では、第2玄関フロアー部16側の面)に沿うようにスライド移動されるスライド扉26とされており、その上端部が天井8に近接した位置となるように支持される構造とされている。図例では、上記同様、天井8に埋め込まれるようにして設けられた上レール29に、上端部に設けられたランナー部材28の転動部が転動自在に収容保持されて支持される上吊り構造のスライド扉26とされている。
家人用玄関スペース10の出入口25及びスライド扉26を上記構造とすることで、上記同様、下レールが不要となり、出入口25の下部の見栄えを向上させることができる。また、スライド扉26を開放させれば、出入口25が高さ方向に大きく開放される一方、スライド扉26を閉塞させれば、略天井8までの高さのスライド扉26によって壁のような外観となり、当該スライド扉26が目立ち難くなり、見栄えを向上させることができる。
なお、図3(a)において、符号27は、上記同様の取手である。
また、スライド扉26の下端部に、上記同様、玄関フロアー部14に向けて開口するガイド凹溝を設け、このガイド凹溝に玄関フロアー部14の適所に設けた上記同様の固定ピン等のガイド部を挿入させて、開閉方向に沿う移動をガイドするようにしてもよい。
さらに、家人用玄関スペース10の上記した出入口25及び扉26は、略天井までの高さとされたものに限られない。
さらにまた、図例では、スライド扉26を、側方壁体24の第2玄関フロアー部16側の面に沿わせて設けた例を示しているが、側方壁体24の玄関フロアー部14側の面に沿わせて設けるようにしてもよい。
また、側方壁体24の一方側の面に沿うようにスライド扉26を納める、いわゆるアウトセット納めに限られず、側方壁体に戸袋空間を設けてスライド扉26を収納可能とした戸袋納めとしてもよい。
さらに、上吊り構造とされたスライド扉に限られず、下荷重構造とされたものとしてもよい。
さらには、スライド開閉される扉に代えて、開き戸や折戸等を、家人用玄関スペース10と居室空間9とを連通させる出入口25に開閉可能に設けるようにしてもよい。
また、図例では、出入口25を側方壁体24と壁体17との間に設けた例を示しているが、この出入口を後方壁体23や側方壁体24の適所に設けるようにしてもよい。
上記構造とされた本実施形態に係る玄関構造1は、各スライド扉30,26を開閉させることで、以下のような態様で使用するようにしてもよい。
図1(a)及び図2(a)に示すように、スライド扉30をスライドさせて、来客用開口部21を開放させ、家人用開口部22を閉塞させる。この状態では、スライド扉30の両側部31,32が壁体17及び第2壁体19と厚さ方向で重合し、家人用開口部22が閉塞された状態となる。また、家人用玄関スペース10のスライド扉26をスライドさせて、出入口25を閉塞させる。
この状態では、玄関開口4と居室空間9とが、第1玄関土間部13上の共通玄関スペース及び来客用開口部21を介して連通し、来客用通路11が形成される。また、家人用玄関スペース10が、第1玄関土間部13上の共通玄関スペース及び居室空間9から概ね隠蔽された状態となる。
一方、図1(b)及び図2(b)に示すように、スライド扉30をスライドさせて、家人用開口部22を開放させ、来客用開口部21を閉塞させる。この状態では、スライド扉30の一側部31が内壁7に当接し、他側部32が壁体17と厚さ方向で重合し、来客用開口部21が閉塞された状態となる。また、家人用玄関スペース10のスライド扉26をスライドさせて、出入口25を開放させる。
この状態では、玄関開口4と居室空間9とが、第1玄関土間部13上の共通玄関スペース、第2玄関土間部15上の家人用玄関スペース10及び出入口25を介して連通し、家人用通路12が形成される。
つまり、本実施形態では、各スライド扉30,26を開閉させることで、来客用通路11と家人用通路12とを選択的に容易に形成することができる。
以上のように本実施形態に係る玄関構造1によれば、一方の開口部21を来客用、他方の開口部22を家人用として利用でき、来客用の玄関スペースと家人用の玄関スペースとを見栄え良く区分することができる。つまり、一枚のスライド扉30によって、一方の開口部21を閉塞させることで、他方の開口部22が開放され、その開口部22を、家人用として使用できる。また、他方の開口部22を閉塞させることで、一方の開口部21が開放され、その開口部21を、来客用として使用でき、スライド扉30を、各開口部21,22を開閉する共通の扉として利用でき、状況に応じた選択的な利用が可能となる。
また、来客用開口部21を開放させ、家人用開口部22を閉塞することができるので、玄関側から第2玄関土間部15を含む家人用玄関スペース10が客人の視界に入り難くなり、見栄えを向上させることができる。
さらに、本実施形態では、上記のように、二つの開口部21,22を選択的に開放または閉塞させる扉として、スライド式の扉30を採用しているので、壁体17を挟んで各開口部21,22側にスライドさせる構造とすればよく、簡易な構造とできる。また、このスライド扉30をスライドさせることで、いずれかの開口部を容易に選択的に出入口乃至は通路として使用することができる。
さらにまた、本実施形態では、第1玄関土間部13から連なるように形成された第2玄関土間部15を家人用玄関スペース10に設けているので、この第2玄関土間部15に履物等を並べることができる。また、キャスター付きのバッグや荷台、ゴルフバッグ等をスムーズに出し入れすることができ、これらを家人用玄関スペース10に収納することもできる。
また、本実施形態では、家人用開口部22の居室空間側に、来客用開口部21の居室空間9側から区画するように家人用玄関スペース10を設け、この家人用玄関スペース10の出入口25を開閉するスライド扉26を設けている。従って、上記のように来客用通路11を形成した状態では、この来客用通路11から家人用玄関スペース10が遮断され、居室空間9側からも家人用玄関スペース10を目立ち難くすることができ、見栄えを向上させることができる。また、このように来客用通路11から遮断することができるので、この家人用玄関スペース10を、収納スペースとして有効に利用することもできる。
次に、本発明に係る他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図5、図6及び図7(a)は、第2実施形態に係る玄関構造の一例について説明するための概念的な説明図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る玄関構造1Aでは、開口部20を仕切る壁体、スライド扉、ガイド部及び移動抑制部の構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、壁体17Aを、スライド扉30Aの開閉方向に沿って、玄関フロアー部14から第2玄関土間部15に向けて突出するように設けている。また、第2壁体を設けておらず、家人用開口部22Aの左右両側を壁体17A及び外壁3によって区画している。このような壁体17Aを設ける構成とすることによって、玄関フロアー部14から第2玄関土間部15に向けて突出する壁体17Aの寸法を調整することで、家人用開口部22Aの配置の自由度を向上させることができる。
なお、上記第1実施形態において説明したような第2壁体を設けるようにしてもよい。
また、図例では、壁体17Aの第2玄関土間部15側に突出した下端が第2玄関土間部15から浮くように設けられた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、この壁体の第2玄関土間部15側に突出した側の下部に、第2玄関土間部15と玄関フロアー部14との段差に応じた切欠を形成することで、その下端を玄関フロアー部14及び第2玄関土間部15に当接させて設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、壁体17Aの下端部に、スライド扉30Aの下部を開閉方向に沿ってガイドするガイド部としてのガイドレール18Aを設けている。このガイドレール18Aは、図5及び図6に示すように、壁体17Aの幅方向に沿ってその全幅に亘って設けられている。
ガイドレール18Aは、図7(a)に示すように、壁体17Aの下端部の手前面に固定される固定片部18aと、この固定片部18aの下端縁から手前側に突出した水平片部18cと、この水平片部18cの手前縁から上方に突出した係合片部18bとを備えている。
スライド扉30Aの下端部には、上記と略同様のガイド凹溝34Aが設けられており、このガイド凹溝34Aにガイドレール18Aの係合片部18bが係合し、スライド扉30Aがガイドされる。なお、スライド扉30Aが開閉される際に、ガイドレール18Aの係合片部18bの少なくとも一部が、スライド扉30Aのガイド凹溝34Aに係合する構成とされている。
このようなガイドレール18Aを壁体17Aに設けることで、図例のように、家人用開口部22Aを閉塞させた状態で、スライド扉30Aと玄関フロアー部14とが上下で重合しないような場合にも、スライド扉30Aの下部を安定してガイドすることができる。
また、本実施形態では、図7(a)に示すように、壁体17Aの一側端面(家人用開口部22A側の端面)17bに、移動抑制部としてのストッパー37を設けている。
このストッパー37は、壁体17Aの一側端面17bに基部が回動自在に連結固定された細長平板状とされており、上下方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けられている。また、このストッパー37は、壁体17Aの手前面17aから前方に向けて突出した状態と、前方に向けて突出しない状態とに保持可能とされている。
本実施形態では、手動操作により回動させて上記突出した状態とすることで、ストッパー37の先端部と、スライド扉30Aの一側端面32bとが側面視において重合し、スライド扉30Aの他側部32A(図5参照)の家人用開口部22A側への移動が抑制される。一方、上記突出しない状態とすることで、ストッパー37の先端部と、スライド扉30Aの一側端面32bとが側面視において重合せず、スライド扉30Aの他側部32A(図5参照)の家人用開口部22A側への移動の抑制が解除される。
このような移動抑制部によっても上記第1実施形態において説明した移動抑制部と概ね同様の効果を奏する。また、手動操作により解除が必要となるので、より安全性を向上させることができる。
なお、上記のような移動抑制部としてのストッパーを、壁体17Aの家人用開口部22A側の端面に設ける態様に代えて、または加えて、壁体17Aの来客用開口部21側の端面に設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、スライド扉30Aの来客用開口部21を開放する際における戸先側端部(一側部)31Aに取手を設けずに、来客用開口部21を開放する際における戸尻側端部(他側部)32Aに上記同様の取手32aを設けている。このような構成とすることで、図5(a)及び図6(a)に示すように、家人用開口部22Aを閉塞させ、来客用通路11を形成した状態では、上記第1実施形態と比べて、スライド扉30Aの取手32aを目立ち難くすることができ、見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、第2壁体を設けていないので、図6に示すように、スライド扉30Aの他側部32Aが家人用開口部22Aの左右一方側(図例では、左方側)を区画する外壁3に当接し得るように、スライド扉30Aを支持する上レール35Aを設けている。
本実施形態に係る玄関構造1Aにおいても上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
なお、本実施形態において説明した上記第1実施形態とは異なる各構成と、上記第1実施形態において説明した対応する各構成とを適宜、組み替えて、または組み合わせて、適用するようにしてもよい。この場合、各構成を適宜、必要に応じて変形するようにしてもよい。
次に、移動抑制部の一変形例について図7(b)、(c)に基づいて説明する。
本変形例では、壁体17Bの一側端部(家人用開口部22(22A)側の端部)の手前面17a側に、移動抑制部38を設けた例を示している。この移動抑制部38は、壁体17Bの上下方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けられている。
この移動抑制部38は、壁体17Bの一側端部に設けられた手前側に向けて開口する凹部に埋め込まれるようにして固定されたケーシング38aと、このケーシング38a内に設けられ、壁体17Bの厚さ方向に弾性変形を伴い伸縮するバネ38bとを備えている。また、このバネ38bの手前側には、壁体17Bの手前面17aから壁体17Bの厚さ方向に沿って進退可能とされた進退部が設けられており、この進退部の手前側端(先端)には、水平面域で回動自在とされたローラー38cが設けられている。
この移動抑制部38は、図7(b)に示すように、スライド扉30と接触していない状態では、バネ38bによって手前側に付勢されたローラー38cを含む進退部が前方に突出し、ローラー38cとスライド扉30の一側端面32bとが側面視において重合する。これにより、スライド扉30の他側部32の家人用開口部22側への移動が抑制される。
上記状態からスライド扉30の更なる家人用開口部22側への移動に伴い、スライド扉30の一側端面32bがローラー38cに接触すれば、ローラー38cを含む進退部がバネ38bの弾性変形を伴い、ケーシング38aの内側(後方側)に向けて押し込まれる。これにより、上記移動の抑制が解除され、スライド扉30の背面上をローラー38cが転動しながら、スライド扉30の移動がなされる。
このような移動抑制部38を採用した場合にも上記各実施形態において説明した移動抑制部と概ね同様の効果を奏する。
また、ローラー38cを設けているので、スライド扉30の開閉がスムーズになされ、スライド扉30の背面への損傷等を防止することができる。
なお、本変形例では、移動抑制部38を、壁体17Bの家人用開口部22(22A)側の端部に設けた例を示しているが、これに代えて、または加えて、壁体17Bの他方側の端部に設けるようにしてもよい。
また、本変形例では、進退部の先端に回動自在とされたローラーを設けた例を示しているが、進退部の先端を突湾曲形状として、スライド扉の端面及び背面に摺るようにして接するものとしてもよい。
さらに、本変形例において説明した移動抑制部は、上記各実施形態において説明した各移動抑制部に代えて、または加えて適用可能である。さらには、上記第1実施形態において説明した板バネ状の移動抑制部に代えて、本変形例において説明したようなローラーを備え、下方側にバネ等で付勢され、かつ上下に揺動可能とされた移動抑制部を、上レールの上板部等に設けるようにしてもよい。
次に、本発明に係る更に他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図8及び図9は、第3実施形態に係る玄関構造の一例について説明するための概念的な説明図である。
なお、上記各実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る玄関構造1Bでは、居室空間と家人用玄関スペースとの区画態様、及び開口部20に設けられる壁体の構成が上記各実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、上記各実施形態と比べて、家人用玄関スペース10Aの左右の幅寸法を小さくした例を示している。図例では、第2玄関土間部15Aの左右の幅寸法を、第1玄関土間部13の略1/3程度とし、第2玄関土間部16A及び後方壁体23Aの左右の幅寸法もこれに応じた幅寸法としている。つまり、玄関フロアー部14Aの左右の幅寸法を、上記各実施形態と比べて大きく形成し、家人用玄関スペース10Aに隣接する居室空間9Aを大きく形成した例を示している。
また、本実施形態では、来客用開口部21Aと家人用開口部22Bとを両側に形成する壁体17Cを、来客用開口部21A及び家人用開口部22Bの少なくとも一方側にスライド移動可能としている。本実施形態では、この壁体17Cを家人用開口部22B側にスライド移動可能とした例を示している。この壁体17Cは、図9に示すように、その上端部に上記同様のランナー部材17cが設けられており、このランナー部材17cを介して、上記同様の上レール39に支持される上吊り構造の可動間仕切りとされている。
この上レール39は、図9(a)に示すように、家人用開口部22B側にスライド移動された壁体17Cの一側部が外壁3に当接し得るように設けられている。この状態では、実質的には家人用開口部22Bが消滅した状態となる。また、本実施形態では、この状態において、この壁体17Cとスライド扉30Aとが厚さ方向で略合致するようにこれらの幅寸法を略同寸法としている。
また、上レール39は、図9(b)に示すように、壁体17Cを来客用開口部21A側に位置させた状態では、壁体17Cの両側に来客用開口部21A及び家人用開口部22Bが形成されるように設けられている。また、この状態から、この壁体17Cの来客用開口部21A側への移動を防止するストッパー等が上レール39に設けられている。また、この状態では、上記第1実施形態と同様、壁体17Cの家人用開口部22B側の端面が、第2玄関土間部15A側の玄関フロアー部14Aの立ち上り面と略同一平面状となるように壁体17Cが配置される構造とされている。
なお、図示は省略するが、この壁体17Cの下端部には、上記同様のガイド凹溝が設けられており、このガイド凹溝に、玄関フロアー部14Aの適所に設けられた上記同様の固定ピン等のガイド部18(図8参照)が挿入され、壁体17Cの下部のガイドがなされる。
また、この壁体17Cの下端部には、上記同様のガイドレール18Bが設けられている。
本実施形態に係る玄関構造1Bにおいても上記各実施形態と概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態に係る玄関構造1Bでは、図8(a)及び図9(a)に示すように、スライド扉30A及び壁体17Cを家人用開口部22B側に向けて移動させることで、来客用開口部21Aの開口幅を大きくすることができる。これにより、来客用通路11を上記各実施形態と比べて効率的に大きくすることができる。
なお、壁体17Cを支持する上レール39の適所に、この壁体17Cの家人用開口部22B側への移動を抑制する上記第1実施形態において説明したような移動抑制部を設けるようにしてもよい。または、壁体17Cの家人用開口部22B側への移動を防止する移動ストッパー部を設けるようにしてもよい。このような移動ストッパー部としては、例えば、玄関フロアー部14Aに係合穴を設け、壁体17Cの下端部に、この係合穴に係合する係合ピン等を下方に向けて進退自在に設けた構成としてもよい。
また、壁体17C及びスライド扉30Aに互いに係合する係合部等を設け、スライド扉30Aのスライド移動に連動して、壁体17Cがスライド移動されるものとしてもよい。
さらに、本実施形態では、壁体17Cを、家人用開口部22Bの開口幅を小さくする方向へのみスライド移動可能とした例を示しているが、これに代えて、または加えて、家人用開口部22Bの開口幅を大きくする方向へスライド移動可能とされたものとしてもよい。つまり、図8(b)及び図9(b)に示す状態から、来客用開口部21Aの開口幅を小さくする方向へスライド移動可能とされたものとしてもよい。この場合、図例とは逆に、家人用玄関スペース10Aの左右の幅寸法を大きくし、玄関フロアー部14Aの左右の幅寸法を小さくするようにしてもよい。
さらにまた、本実施形態では、一方の開口部(図例では、家人用開口部22B)を実質的に消滅させるまでスライド移動可能とされた壁体17Cを例示しているが、その開口部の開口幅を狭めるように途中までスライド移動可能とされたものとしてもよい。
また、本実施形態において説明した上記各実施形態とは異なる各構成と、上記各実施形態において説明した対応する各構成とを適宜、組み替えて、または組み合わせて、適用するようにしてもよい。この場合、各構成を適宜、必要に応じて変形するようにしてもよい。
次に、本発明に係る更に他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図10は、第4実施形態に係る玄関構造の一例について説明するための概念的な説明図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る玄関構造1Cでは、家人用玄関スペース及び開口部20を仕切る壁体の構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、第2玄関フロアー部16Bを、第2玄関土間部15Bの後方側ではなく第2玄関土間部15Bの居室空間9側(図例では、右方側)に設けるようにして、第2玄関土間部15Bの奥行き寸法を、上記各実施形態と比べて大きくした例を示している。
このような構成とすることで、第2玄関フロアー部16Bをゆったりと快適に使用できるとともに、第2玄関土間部15Bを利用して、家人用玄関スペース10Bの第2玄関土間部15Bに自転車等の比較的に大きなものをスムーズに収納することもできる。
また、本実施形態では、壁体17Dの幅寸法を、第2玄関フロアー部16Bに合わせて、上記第1実施形態において説明した壁体の幅寸法よりも大きく形成している。
また、本実施形態では、上記第2実施形態及び第3実施形態と同様、開口部20に第2壁体を設けておらず、家人用開口部22Cの左右両側を壁体17Dと外壁3とによって区画した例を示している。
本実施形態に係る玄関構造1Cにおいても上記各実施形態と概ね同様の効果を奏する。
なお、本実施形態において説明した上記各実施形態とは異なる各構成と、上記各実施形態において説明した対応する各構成とを適宜、組み替えて、または組み合わせて、適用するようにしてもよい。この場合、各構成を適宜、必要に応じて変形するようにしてもよい。
なお、上記各実施形態では、玄関スペースに形成された開口部に設けた壁体の手前面に沿わせて、各開口部を選択的に開閉するスライド扉を設けた例を示しているが、この壁体の背面に沿わせるようにスライド扉を設けるようにしてもよい。この場合においては、スライド扉の一側部に取手を設け、家人用開口部を閉塞した状態で、このスライド扉の取手を含む一側部が壁体と厚さ方向で重合する構造とされたものとしてもよい。これによれば、玄関側から見た状態では、スライド扉の取手が壁体によって隠蔽されて目立ち難くなり、見栄えを向上させることができる。
また、上記各実施形態では、来客用開口部と家人用開口部とを仕切る壁体を、スライド扉の幅寸法よりも小さい幅寸法または略同寸法とした例を示しているが、スライド扉の幅寸法よりも大きい幅寸法とされた壁体を採用するようにしてもよい。つまりは、当該壁体と厚さ方向で重合する位置にスライド扉を位置させた際に、両開口部が開放される態様としてもよい。
また、上記各実施形態では、来客用開口部及び家人用開口部のスライド扉を、その下端面が玄関フロアー部に近接対面し、家人用開口部を閉塞した状態では、当該スライド扉と玄関土間部との間に隙間が形成されるものを例示しているが、このような態様に限られない。例えば、スライド扉を玄関フロアー部の手前側に配置し、その下端面が玄関土間部に近接対面する構造とされたものとしてもよい。この場合は、玄関土間部に上記同様の固定ピン等のガイド部を設けるようにしてもよく、玄関フロアー部の前方側の立ち上り面等に、上記同様のガイドレールをガイド部として設けるようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、スライド扉を支持する上レールを下向きに開口し、両側板部に、ランナー部材の転動部を転動自在に支持する案内片を連成したものとしているが、このような態様に限られない。例えば、上レールは、ランナー部材の形状や構造に応じて、略L字状とされたものや、横向きに開口した略コ字状(略倒U字状)とされたものとしてもよい。
さらには、上記各実施形態では、上吊り構造とされたスライド扉を例示しているが、このような態様に限られず、下荷重構造とされたスライド扉を採用するようにしてもよい。この場合は、スライド扉の上端部に、ランナー部材に代えて、上レール等に係合する案内片やピボット等を設け、また、スライド扉の下端部に戸車を設け、この戸車をガイドする下レール等を玄関土間部等に敷設するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、来客用開口部及び家人用開口部を選択的に開閉する扉として、スライド扉を例示しているが、このような態様に限られない。例えば、これらを選択的に開閉し得るように、これらを仕切る壁体や柱体等に蝶番等の連結部材によって連結された一枚の開き戸としてもよい。この場合、これら開口部を横並びに設ける態様に代えて、幅方向が互いに略直交するような位置となるように二つの開口部を隣接させて設けたものとしてもよい。このような場合には、玄関土間部を左右に長い平面視して略方形状に形成し、その左右一方側を、第1玄関土間部としてその後方側に来客用開口部を区画する玄関フロアー部を設け、玄関土間部の左右他方側を、家人用開口部を区画する第2玄関土間部としてもよい。
次に、本発明に係る更に他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図11は、第5実施形態に係る玄関構造の一例について説明するための概念的な説明図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る玄関構造1Dでは、来客用開口部21、家人用開口部22及び家人用玄関スペース10の出入口25を開閉する扉の構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、来客用開口部21及び家人用開口部22のそれぞれを個別に開閉する扉を設けた例を示している。
図例では、来客用開口部21を開閉する扉として、開き戸30Bを設けた例を示している。この開き戸30Bは、当該来客用開口部21を区画する壁や壁体(図例では、内壁7)乃至は開口枠等に蝶番等の連結部材によって回動可能に支持されている。図例では、この開き戸30Bを、開放する際に居室空間9側に向けて回動される構成とした例を示している。
なお、来客用開口部21を個別に開閉する扉としては、このような開き戸30Bに限られず、折戸やスライド扉等を採用するようにしてもよい。スライド扉を採用する場合には、一方側(例えば、図例の内壁7側)に戸袋や袖壁等を設ける態様としてもよく、または壁体17の幅寸法を当該スライド扉の幅寸法と略同寸法かそれよりも大きいものとし、この壁体17に沿って開閉されるものとしてもよい。
また、本実施形態では、家人用開口部22を開閉する扉として、開閉スクリーン30Cを設けた例を示している。この開閉スクリーン30Cは、当該家人用開口部22の上側を区画する天井や開口枠等に設けられた巻取機構33Aによって上下方向に巻き取り及び繰り出し可能なロールスクリーン式の開閉スクリーンとされている。なお、巻取機構33Aとしては、公知のものが適用可能である。
この開閉スクリーン30Cは、家人用開口部22を閉塞した際に、その下端部が玄関フロアー部14と略同高さ位置となるものとしてもよく、または、第2玄関土間部15と略同高さ位置となるものとしてもよい。
また、家人用玄関スペース10の出入口25を開閉する扉として、開閉スクリーン26Aを設けた例を示している。この開閉スクリーン26Aは、上記した開閉スクリーン30Cと略同様、当該出入口25の上側を区画する天井や開口枠等に設けられた巻取機構28Aによって上下方向に巻き取り及び繰り出し可能なロールスクリーン式の開閉スクリーンとされている。
なお、これら開閉スクリーン30C,26Aを開閉するための紐状操作部材を設けたり、または電動の巻取機構を採用し、その操作部を設けたりしてもよい。また、これら開閉スクリーン30C,26Aが巻き取り及び繰り出しされる際に、これらの両側端部を受け入れ、これらをガイドするガイド溝等を、壁体や開口枠等に上下方向に沿って設けるようにしてもよい。
本実施形態に係る玄関構造1Dにおいても上記各実施形態と概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態に係る玄関構造1Dによれば、上記各実施形態のように来客用開口部21と家人用開口部22とを単一の扉によって選択的に開閉することは困難となるが、これら開口部21,22の両方を開放または閉塞させた状態とすることができる。これによれば、玄関スペース(共通玄関スペース)と居室空間9との開放性乃至は通風性を比較的に高めたり、遮蔽性乃至は気密性を比較的に高めたりすることができる。
また、本実施形態では、家人用開口部22及び家人用玄関スペース10の出入口25の扉を、開閉スクリーン30C,26Aとした例を示しているが、これらを開閉する扉としては、このような態様に限られない。例えば、プリーツスクリーンやブラインドカーテン、シェードカーテン、その他のカーテンなどの開閉可能でかつ遮蔽可能な遮蔽開閉部材を扉として採用するようにしてもよい。つまり、共通玄関スペースや居室空間9側から第2玄関土間部15や家人用玄関スペース10がある程度、視覚的に遮蔽されるものであれば、どのような扉(遮蔽開閉部材)を採用するようにしてもよい。
さらに、家人用開口部22を個別に開閉する扉としては、開閉スクリーン30Cに代えて、スライド扉や開き戸、折戸等を採用するようにしてもよい。
さらには、上記のような遮蔽開閉部材を、来客用開口部21を開閉する扉として採用するようにしてもよい。
なお、本実施形態において説明した上記各実施形態とは異なる各構成と、上記各実施形態において説明した対応する各構成とを適宜、組み替えて、または組み合わせて、適用するようにしてもよい。この場合、各構成を適宜、必要に応じて変形するようにしてもよい。
なお、上記各実施形態では、玄関スペースに形成された開口部に来客用開口部と家人用開口部とを仕切る壁体を設けた例を示しているが、このような壁体を設けないようにしてもよい。この場合、家人用玄関スペースを区画する扉や側方壁体によって、来客用開口部と家人用開口部とを仕切るような態様としてもよい。
また、上記各実施形態では、家人用開口部の居室空間側に、玄関スペースに連なる家人用玄関スペースを形成するように来客用開口部の居室空間側から区画する壁体及びこの壁体に隣接する出入口を開閉する扉を設けた例を示しているが、これらを設けないようにしてもよい。このようなものでも、家人用開口部を閉塞させれば、玄関側から第2玄関土間部や家人用通路などが視界に入り難くなり、上記したような従来のものと比べて見栄えを向上させることができる。
さらに、上記各実施形態では、来客用開口部及び家人用開口部を、それぞれ略天井に至るように形成し、これらを選択的または個別に開閉する扉を、上端部が天井に近接した位置となるように支持されるものとした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、天井から垂れ下がるように設けられた壁によって各開口部の上側を区画し、その開口部に合わせた扉としてもよい。
さらにまた、上記各実施形態では、来客用開口部及び家人用開口部を選択的または個別に開放または閉塞し得る扉を設けた例を示しているが、家人用開口部のみを開閉する扉を設けた構造としてもよい。つまり、来客用開口部は常時、開放されたものとしてもよい。このような構造によっても、家人用開口部を扉によって閉塞することで、玄関側から家人用玄関スペースや第2玄関土間部、家人用通路が客人の視界に入り難くなり、見栄えを向上させることができる。
また、上記各実施形態に係る玄関構造は、戸建住宅の玄関に限られず、集合住宅等の各戸の玄関への適用も可能である。
1,1A,1B,1C,1D 玄関構造
2 建物
8 天井
9,9A 居室空間
10,10A,10B 家人用玄関スペース(第2玄関スペース)
13 第1玄関土間部
14,14A 玄関フロアー部
15,15A,15B 第2玄関土間部
17A 壁体(玄関フロアー部から第2玄関土間部に向けて突出するように設けられた壁体)
18 固定ピン(ガイド部)
18A,18B ガイドレール(ガイド部)
21,21A 来客用開口部(第1開口部)
22,22A,22B,22C 家人用開口部(第2開口部)
23,24 家人用玄関スペースを区画する壁体
25 家人用玄関スペースの出入口
26 家人用玄関スペースのスライド扉(扉)
26A 家人用玄関スペースの開閉スクリーン(扉)
30,30A スライド扉(扉)
30C 家人用開口部の開閉スクリーン(扉)

Claims (5)

  1. 建物の玄関スペースに、居室空間に連通する第1開口部の下側を区画するとともに第1玄関土間部から段上がり状に形成された玄関フロアー部と、前記居室空間に連通する第2開口部の下側を区画するとともに前記第1玄関土間部に連なるように形成された第2玄関土間部と、を設けた構造とされ、かつ、
    前記第1開口部と前記第2開口部とを、横並びに設け、前記第2開口部を開放させたときには、前記第1開口部を閉塞可能とされている一方、前記第2開口部を閉塞させたときには、前記第1開口部を開放させる上吊り構造のスライド扉を設けたことを特徴とする玄関構造。
  2. 請求項において、
    前記第1開口部及び前記第2開口部は、それぞれ略天井に至るように形成されており、前記スライド扉は、上端部が天井に近接した位置となるように支持される構造とされていることを特徴とする玄関構造。
  3. 請求項またはにおいて、
    前記スライド扉の下部を開閉方向に沿ってガイドするガイド部を設けたことを特徴とする玄関構造。
  4. 請求項乃至のいずれか1項において、
    前記スライド扉の開閉方向に沿って、前記玄関フロアー部から前記第2玄関土間部に向けて突出するように前記第1開口部と前記第2開口部とを仕切る壁体を設けたことを特徴とする玄関構造。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記第2開口部の居室空間側に、前記玄関スペースに連なり、前記第2玄関土間部を含んだ第2玄関スペースを形成するように前記第1開口部の居室空間側から区画する壁体及びこの壁体に隣接する出入口を開閉する扉を設けたことを特徴とする玄関構造。
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