JP2020007794A - 収納部付き建具 - Google Patents

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雄祐 谷口
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Abstract

【課題】戸の強度を高くし、その戸に物品を収納できるようにする。【解決手段】建物の開口部Oに設けられ、建具枠1と、該建具枠1に開閉可能に支持された、複数の戸パネル2a,2aが折り畳まれて開く折戸2とを備えた建具Dにおいて、前記折戸2は、閉じ位置で前記建具枠1の上枠部1bに重なるように設けられており、前記折戸2の戸パネル2a,2a上面に、前記折戸2の閉じ位置で前記上枠部1bによって閉塞される凹陥状の収納部5,5が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、収納部付き建具に関するものである。
従来より、建物内のデッドスペースを有効に活用する技術として、特許文献1及び特許文献2に示されるものが知られている。
特許文献1には、収納家具におけるデッドスペースの活用技術として、収納家具の左右の側板及び背板を底板の位置よりも下側に延ばして、その延長部と底板と床面との間に空間部を形成し、空間部を扉の下方において取り外し可能な幕板によって閉塞することで、この空間部を収納物を収納するための収納空間として活用することが提案されている。特許文献1の発明では、収納家具の下方のデッドスペースを収納空間として活用するために、収納家具に限定されてしまい、他の部分への適用が困難である。
一方で、建具のデッドスペースの活用技術として、特許文献2には、集合住宅等の玄関に設けられる扉本体の外壁面に、収納部が窪んで形成されてなる収納部付き扉が提案されている。
また、特許文献3には、ドアの戸先部内に収容空間を形成し、その収容空間にスチール棒を収容し、ドアの重心を戸先部側に移動させて開閉時の重量感が得られるようにすることが提案されている。
特開2001−238745号公報 実開平2−51687号公報 特開2005−133463号公報
しかし、特許文献2の扉本体はチャンネル状鋼材からなり、チャンネル状鋼材の凹部を収納部として活用しているため、扉本体の表裏面に凹部が形成されることになり、その収納部のスペースを確保する分だけ、相対的に扉本体の強度が低くなる虞がある。
また、特許文献3のドアでは、戸先側の収容空間は重心調整用の錘としてのスチール棒を専用に常時収容するもので、そのスチール棒以外のものを収容することはできず、その場合には重心の調整という本来の目的が達成できなくなる。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、戸の強度をさほど犠牲にすることなく、その戸に物品を収納できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、建具の戸上面に凹陥部からなる収納部を形成した。
具体的には、第1の発明は、建物の開口部に設けられ、建具枠と該建具枠に開閉可能に支持された戸とを備えた建具において、前記戸の上面に凹陥状の収納部が形成されていることを特徴とする。
この第1の発明に係る収納部付き建具は、戸の上面に凹陥状の収納部が形成されているので、戸の表裏面に凹部を形成して収納部とする場合に比べて、戸の強度が低下することはなく、その強度を高く保つことができる。また、収納部は、戸の上面に形成されているので、下側から見えず、その存在が気づき難くなる。従って、その収納部を隠し収納部等として活用できる。
第2の発明は、第1の発明において、前記戸は、閉じ位置で前記建具枠の上枠部に重なるように設けられており、前記収納部は、前記戸の閉じ位置で前記上枠部によって閉塞されるように構成されていることを特徴とする。
この第2の発明では、戸の閉じ位置で建具枠の上枠部によって収納部が閉塞されるので、その収納部の存在がより一層気づき難くなる。しかも、その上枠部が収納部を開閉する蓋部となり、別途に蓋部を設けることが必須でなくなる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記収納部は、前記戸の上面の戸先側に形成されていることを特徴とする。
この第3の発明では、収納部が戸の上面の戸先側に形成されているので、戸を開いたときに収納部が完全に露出して手の届くところに位置する。従って、収納部への収納物の出し入れがしやすい。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記収納部の深さは100mm以下であることを特徴とする。
この第4の発明は、収納部の深さが100mm以下と比較的浅いので、手等を入れて収納部から収納物を取り出しやすい。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記収納部の開口を開閉可能に覆う蓋部材を備え、前記蓋部材は、前記戸の上面と平行にスライド移動して前記収納部の開口を開閉するスライド式のものであることを特徴とする。
この第5の発明では、収納部の開口を開閉可能に覆う蓋部材を備えるので、戸の開閉状態に拘わらず、収納部を蓋部材によって常時閉じておくことが可能となり、収納部に埃等のゴミがたまるのを防ぐことができる。
また、蓋部材がスライド式のものであるので、手探りでも蓋部材をスライドさせて開閉させることができ、操作性が良い。
第6の発明は、第2〜第5のいずれか1つの発明において、前記戸は開き戸、折戸又は引き折戸であり、前記収納部は、前記戸が開き位置にあるときに前記建具枠の上枠部から手前側にずれた位置に位置するように形成されていることを特徴とする。
この第6の発明では、戸が折戸、開き戸又は引き折戸であるので、戸が閉じ位置にあるときには、戸が上枠部の下側に移動して該上枠部が戸上面を覆うことで、収納部が上枠部によって閉塞され、戸が開き位置にあるときには、戸が上枠部の下側以外の位置に移動して該上枠部が戸上面を覆わなくなることで、収納部が露出する。従って、戸を開き位置に移動させると収納部から収納物を出し入れすることができる。
また、収納部は戸を開き位置に移動させたときに手前側にずれた位置に位置するので、収納部への収納物の出し入れが手前側からしやすい。
第7の発明は、第1〜第6のいずれか1つの発明において、前記収納部は、前記収納部付き建具を調整するための調整工具が収納されるものとする。
この第7の発明では、収納部に収納部付き建具の調整工具が収納されているので、調整工具が施工後に殆ど使用しないために保管場所を忘れやすいものであっても、必要なときにすぐに取り出すことができ、且つ、調整工具を無くさないように収納しておくことができる。
以上説明したように、本発明によると、戸の上面に凹陥部からなる収納部が形成されているので、戸の強度を確保しつつ、その上面に収納部を形成して物品を収納することができ、その収納部を存在が気づき難い隠し収納部として活用できる。
図1は、実施形態1に係る折戸の全体構成を示す斜視図である。 図2は、戸パネル内の芯材の組付状態を示す断面図である。 図3は、実施形態1に係る折戸の収納部の平面図である。 図4は、実施形態2に係る折戸の一方の収納部の平面図である。 図5は、実施形態2に係る折戸の厚さ方向に沿った断面図である。 図6は、実施形態2に係る折戸の幅方向に沿った断面図である。 図7は、実施形態3に係る開き戸の正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る収納部付き建具Dを示す。
収納部付き建具Dは、例えば、建物内のクローゼットなどの開口部O(建物の開口部)に施工され、その開口部Oを開閉するものである。収納部付き建具Dは、この開口部Oの周囲に固定されて施工された建具枠1と、この建具枠1に開閉可能に支持された折戸2とを備えている。
建具枠1は、上下方向に延びる左右一対の縦枠部1a,1aと、これら縦枠部1a,1aの上端部間に架設された上枠部1bと、下端部間に架設された下枠部1cとからなる。上枠部1bの下面及び下枠部1cの上面には、それぞれの長手方向に延びるガイドレール1dが1つずつ取り付けられている。そして、各ガイドレール1dは、後述するガイド部材を長手方向にて走行可能に収納している。尚、下枠部1cは床面と面一になるように施工されている。
折戸2は、左右一対の戸パネル2a,2aを備え、両戸パネル2a,2aの幅方向内側の端部同士は上下2つの丁番2b,2bで回動可能に連結されている。図2に示すように、これらの戸パネル2a,2aはフラッシュ戸であり、格子枠状に連結された例えば厚さ20mmの複数の芯材2c,2c,…を有し、その表裏面にそれぞれ例えば厚さ2〜3mmの面材2d,2dが一体に張り付けられている。これらの戸パネル2a,2aの左右側部の各端面にも、面材2dがそれぞれ一体に貼り付けられている。
複数の芯材2c,2c,…は、複数の横芯材2c,2c,…及び左右一対の縦芯材2c,2cからなる。各戸パネル2aの内部は、各芯材2cの間にハニカムコア2eが充填されている。各戸パネル2aの寸法は、例えば、高さ1750mm、幅440mm、厚さ24mmである。
折戸2の戸尻側(左側)の戸パネル2aにおいて、その幅方向外側の左端部の上面及び下面にはそれぞれ上下に突出する回転軸(図示しない)が上下に対応するように固定されている。これら回転軸は、上枠部1b及び下枠部1cに形成した支持穴(図示しない)に嵌入されており、戸尻側の戸パネル2aは建具枠1に対し回転軸によって回転可能に支持されている。
折戸2の戸先側(右側)の戸パネル2aには、その幅方向外側の右端部の上面及び下面に、各ガイドレール1dに係合して戸パネル2aの水平移動を案内するガイド部材(図示しない)が取り付けられている。また、この戸パネル2aには、その幅方向外側の上下方向中央部に把手4が取り付けられており、この把手4を把持して折戸2を開閉させるようにしている。すなわち、この把手4を把持して戸先側の戸パネル2aを戸尻側へ移動させると、戸先側の戸パネル2aはその上下のガイド部材が建具枠1の上下のガイドレール1d,1dに沿って水平移動することで、上方から見て反時計回り方向に回動しながら戸尻側に移動し、それとともに、戸先側の戸パネル2aに連結されている戸尻側戸パネル2aが回転軸回りに上方から見て時計回り方向に回動して、両戸パネル2a,2aは互いに重なるように折り畳まれ、折戸2が開き位置に移動し、この開き位置で折戸2が折り畳まれたときに、戸尻側戸パネル2aの戸先側端部と戸先側戸パネル2aの戸尻側端部とは共に建具枠1の上枠部1bから手前側にずれた位置に位置している。
図3は、両戸パネル2a,2aの幅方向内側の端部の上面を示している。この図3に示すように、両戸パネル2a,2aの幅方向内側の各端部の上面には、その上面を凹陥させてなる収納部5,5が形成されている。すなわち、これらの収納部5,5は、折戸2を折り畳んだときに開口部Oから手前側に位置する各戸パネル2aの上面に形成されている。具体的には、各収納部5は、各戸パネル2aの上端において、面材を除いた部分、つまり最上端に配置されている横芯材2cの上面に形成されている。また、各収納部5は断面矩形状の有底穴であり、その深さは、100mm以下であり、例えば30mmである。収納部5の戸パネル2aの幅方向に沿った長さ(図3参照)は、例えば100mmとされ、収納部5の戸パネル2aの厚さ方向の幅(図3参照)は芯材2cの厚さと同じ(20mm)とされている。
折戸2は、閉じ位置で戸パネル2a,2aが平面上に並んで上枠部1bに重なるようになっており、このことで、収納部5,5は、折戸2の閉じ位置で上枠部1bによって閉塞される。
以上のように、この実施形態に係る収納部付き建具Dは、折戸2の各戸パネル2aの上面に凹陥状の収納部5が形成されているので、チャンネル状鋼材の凹部を収納部とするように戸の表裏面に凹部を形成する場合に比べて、戸2の強度を高く保つことができる。また、収納部5,5は、フラッシュ戸からなる戸パネル2aの芯材2cの上面に形成されているので、建具Dの構成は簡単になる。
さらに、各収納部5は、折戸2の戸パネル2a上面に形成されているので、下側から見えることはない。しかも、折戸2の閉じ位置で建具枠1の上枠部1bによって収納部5,5が閉塞されるので、その存在が気づき難くなる。従って、その収納部5,5を例えば隠し収納部として活用できる。また、折戸2の閉じ位置で建具枠1の上枠部1bによって収納部5が閉塞されるので、その上枠部1bが収納部5を開閉する蓋部となり、別途に蓋部を設けることは必須でなくなる。
収納部5,5は、前述のように、隠し収納部として活用できるので、例えば、スペアキーや臍繰り金など、秘密にしておきたい収納物を収納することができる。また、収納部5,5は、折戸2の戸パネル2a,2aの上面に形成されているので、特に当該折戸2のために付属している調整工具、例えば、折戸2の丁番の2b,2bに挿通されたネジなどが緩んだ際にネジを締める調整工具などを収納しておくことで、調整工具が建具Dの施工後に殆ど使用しないために保管場所を忘れやすいものであっても、必要なときに素早く取り出すことができ、且つ、調整工具を無くさないように収納しておくことができる。
また、収納部5,5は、折戸2を折り畳んだときに手前側にずれた位置に位置する戸パネル2a,2aの上面に形成されている。このため、収納部5,5に収納物を出し入れするときには、折戸2を折り畳んで開き状態としたときに、収納部5,5が手前に位置することとなり、収納部5,5への収納物の出し入れが手前側からしやすい。さらに、収納部5,5の深さが100mm以下と比較的浅いので、収納部5,5内の収納物に手が届きやすく、収納物を取り出しやすい。
(実施形態2)
図4〜図6は、実施形態2に係る収納部付き建具Dを示している。
この実施形態では、収納部5,5が実施形態1と異なっている。以下では、実施形態1と共通する構成については説明を省略する。
収納部5,5は、その開口を開閉可能に覆う樹脂製の蓋部材6,6を備えている。各蓋部材6は、戸パネル2aの上面と平行にスライド移動して各収納部5の開口を開閉するスライド式のものである。各蓋部材6は、各収納部5の開口を完全に覆うことができるように、その長さ及び幅が各収納部5の開口の長さ及び幅よりも少し大きくなっている。
図5及び図6に示すように、各収納部5には、その戸パネル2aの厚さ方向両側の内壁側に戸パネル2aの幅方向に沿って延びる案内凹溝5a,5aが収納部5以外の部分まで、つまり戸尻側の戸パネル2aでは戸尻側まで、戸先側の戸パネル2aでは戸先側までそれぞれ連続するように形成されている。蓋部材6は両端部が、これら案内凹溝5a,5aにスライド可能に嵌合されている。尚、蓋部材6は樹脂製で可撓性があり、その蓋部材6を幅方向に押して撓ませることにより、その両端部を案内凹溝5a,5aに嵌合させることができる。
折戸2の上面は、蓋部材6をスライドさせて収納部5を開放させることができるように、蓋部材6を収納可能とする段差部2fが形成され、この段差部2fに案内凹溝5a,5aが延長されて設けられている。
この実施形態の場合、以上のように、収納部5,5に各収納部5の開口を覆う蓋部材6,6を設けることで、折戸2の閉じ状態は勿論、開き状態であっても各収納部5を蓋部材6によって常時閉じておくことができ、収納部5,5に埃等がたまるのを未然に防ぐことができる。
また、この蓋部材6,6はスライド式のものであるので、手探りでも蓋部材6,6をスライドさせて開閉させることができ、操作性が良い。また、手の指の摩擦を利用して、蓋部材6,6を容易にスライドさせることができるので、蓋部材6,6を開閉させるためのつまみなどを設ける必要がなく、構成が簡単である。
蓋部材6,6に、戸パネル2aの芯材2cの上面と同様の外観となるように装飾を施しておくと、蓋部材6,6が収納部の開口を閉じている限り、折戸2を開き状態にしておいても収納部5,5の存在を気づき難くなる。このことで、収納部5,5を隠し収納部としてより確実に活用することができる。
(実施形態3)
図7は、実施形態3に係る収納部付き建具Dを示している。
この実施形態では、収納部付き建具Dは、実施形態1の折戸2に替えて揺動式の開き戸3を備えている。以下では、実施形態1と共通する構成については説明を省略する。
収納部付き建具Dは、例えば、建物内の部屋の壁などの開口部O(建物の開口部)に施工されている。
収納部付き建具Dは、この開口部Oの周囲に固定されて施工された建具枠1と、この建具枠1に丁番7,7によって開閉可能に支持された開き戸2とを備えている。建具枠1は、上下方向に延びる左右一対の縦枠部1a,1aと、これら縦枠部1a,1aの上端部間に架設された上枠部1bと、下端部間に架設された下枠部1cとからなる。建具枠1には、戸当たり(図示しない)が全体に亘って連続するように取付固定されている。
開き戸3は、1枚の戸パネル3aを有し、この戸パネル3aはフラッシュ戸により構成されている。開き戸3(戸パネル3a)の戸尻側端部は上下2つの丁番7,7によって縦枠部1aに連結されている。すなわち、開き戸3は、丁番7,7によって縦枠部1aに対して揺動可能に支持されている。
開き戸3の戸パネル3a戸先側端部には、上下方向中央部に把手4が回動可能に取り付けられており、この把手4を把持して開き戸3を開閉させるようにしている。
尚、図示しないが、開き戸3の戸先側端部にラッチボルトが出没可能に設けられている一方、縦枠部1aにはラッチボルトに係合可能なラッチ受けが設けられており、把手4の回動によって、ラッチボルトを出没させ、開き戸3の閉じ状態で、このラッチボルトが縦枠部1aのラッチ受けと係合することにより、開き戸3の開放が規制される。
図7に示すように、開き戸3(戸パネル3a)の戸先側端部の上面には、その上面を凹陥させてなる収納部5が形成されている。すなわち、この収納部5は、開き戸3を開き状態としたときに開口部Oから手前側に位置する戸パネル3aの上面に形成されている。
開き戸3は、閉じ位置で戸パネル3a上枠部1bに重なるようになっており、このことで、収納部5は、開き戸3の閉じ位置で上枠部1bによって閉塞される。
以上のように、この実施形態に係る収納部付き建具Dは、収納部5が開き戸3の上面の戸先側に形成されているので、開き戸3を開いたときに収納部5が完全に露出して手の届くところに位置する。従って、収納部5への収納物の出し入れがしやすい。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、折戸2や開き戸3の場合について説明したが、これ限らず、本発明は引戸や、引戸に折戸を組み合わせた引き折戸であっても適用することができる。引き折戸の場合は、その引き折戸が閉じ位置にあるときには、収納部5が上枠部1bによって閉塞され、開き位置にあるときには、収納部5が開放される。引戸の場合は、例えば、上枠部1bを開口部O上部の垂れ壁に取り付けたアウトセット方式のものとし、この上枠部1bに、引戸が開き位置にあるときには、収納部5と挿通するような開口部を設けておけば、開き位置にあるときには、収納部5が開放される。従って、引戸や、引き折戸を開き位置に移動させると収納部5から収納物を出し入れすることができる。
また、上記各実施形態では、収納部5は、折戸2を折り畳んだときや開き戸3を開いたときに手前側に位置する折戸2や開き戸3の上面に形成されている構造としたが、これに限らず、折戸2又は開き戸3や引き折戸の上面の戸先側に形成されているだけの構造でもよい。これによって、折戸2又は開き戸3や引き折戸を開き状態としたときに、収納部5が手の届くところに位置し、収納部5への収納物の出し入れがしやすい。
また、上記各実施形態では、折戸2や開き戸3はフラッシュ戸からなるものとしたが、これに限らず、框組戸やガラス戸等であっても本発明を適用することができる。
また、上記各実施形態では、収納部5には案内凹溝5a,5aが形成されており、蓋部材6は、この案内凹溝5a,5aに嵌合してスライドするものとしたが、これに限らず、例えば、蓋部材6は収納部5の開口を覆うように載置されている構造のものとしてもよい。
本発明は、収納部付き建具として極めて有用であり、産業上の利用可能性が高い。
D 収納部付き建具
O 開口部
1 建具枠
1b 上枠部
2 折戸(戸)
3 開き戸(戸)
5 収納部
6 蓋部材

Claims (7)

  1. 建物の開口部に設けられ、建具枠と該建具枠に開閉可能に支持された戸とを備えた建具において、
    前記戸の上面に凹陥状の収納部が形成されていることを特徴とする収納部付き建具。
  2. 請求項1に記載した収納部付き建具において、
    前記戸は、閉じ位置で前記建具枠の上枠部に重なるように設けられており、
    前記収納部は、前記戸の閉じ位置で前記上枠部によって閉塞されるように構成されていることを特徴とする収納部付き建具。
  3. 請求項1又は2に記載した収納部付き建具において、
    前記収納部は、前記戸の上面の戸先側に形成されていることを特徴とする収納部付き建具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載した収納部付き建具において、
    前記収納部の深さは100mm以下であることを特徴とする収納部付き建具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載した収納部付き建具において、
    前記収納部の開口を開閉可能に覆う蓋部材を備え、
    前記蓋部材は、前記戸の上面と平行にスライド移動して前記収納部の開口を開閉するスライド式のものである
    ことを特徴とする収納部付き建具。
  6. 請求項2〜5のいずれか1つに記載した収納部付き建具において、
    前記戸は開き戸、折戸又は引き折戸であり、
    前記収納部は、前記戸が開き位置にあるときに前記建具枠の上枠部から手前側にずれた位置に位置するように形成されている
    ことを特徴とする収納部付き建具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載した収納部付き建具において、
    前記収納部は、前記収納部付き建具を調整するための調整工具が収納されるものであることを特徴とする収納部付き建具。
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