JP3214623U - コロスプライン - Google Patents

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Abstract

【課題】鋼球保持器を使用する必要がなく、簡単な構造及びコスト削減の長所を備え、更に、高い半径方向負荷を支承することができるコロスプラインを提供する。【解決手段】スプライン軸21と、外筒22と、複数のコロカバー23と、2つのエンドキャップ24と、複数のコロ25とを備える。スプライン軸21は軸本体211と複数の軌道溝212とを有する。外筒22は、スプライン軸21に被せて設けられるとともに、複数のコロ溝221と複数の循環凹溝222とを有しており、コロ溝221と軌道溝212とが対応して複数のコロ通路R1を形成している。コロカバー23は、循環凹溝222を覆うように設けられることで、コロ通路R1に対応して複数の循環通路R2を形成している。エンドキャップ24は、外筒22の両端にそれぞれ設けられるとともに、複数の方向転換通路R3を有しており、方向転換通路R3はコロ通路R1と循環通路R2とを接続し、コロ25を収容する複数のコロ循環経路RPを形成している。【選択図】図3

Description

本考案はコロスプラインに関する。
ボールスプラインは外筒がスプライン軸上で直線運動する直線ガイドレール装置であって、鋼球が軌道溝上で転動する構造を採用しているため、トルクを伝達すると同時に直線運動を行う機構に適用される。
各種ボールスプラインにおいて、鋼球保持器は核心となる役割を演じており、一方で鋼球の転動を案内すべき十分な剛性を備える必要があると共に、他方ではユニット全体の動作効果が劣る、又は異音が発生するのを防止するために構造上でも極めて高い精度が求められる。
図1を参照されたい。図1は従来のボールスプライン1の分解概略図である。ボールスプライン1はスプライン軸11と、外筒12と、エンドキャップ13と、鋼球保持器14と、これら構成要素の間で循環運動する鋼球15とを備えており、また防塵シール16がエンドキャップ13に設けられている。このうち、鋼球保持器14は、スプライン軸11と外筒12との間に設けられて、鋼球15を組付ける前、又は外筒12とスプライン軸11とを分離する時、その位置で脱落しないように維持している。しかしながら、鋼球保持器14は長期間、鋼球15の循環運動を支承していると、かなり損傷してしまい、ひいては鋼球15の運動時に振動する不具合が発生しやすく、特に鋼球15が高速運動すると、鋼球15が脱落する確率が上がり、使用者の操作におけるリスクをもたらしてしまう。
本考案の目的は、従来の鋼球保持器を使用する必要がなく簡単な構造及びコスト削減の長所を備えると共に、更に高い半径方向負荷を支承することができるコロスプラインを提供することにある。
本考案は、スプライン軸と、外筒と、複数のコロカバーと、2つのエンドキャップと、複数のコロとを備えるコロスプラインを提案する。スプライン軸は、軸本体と、軸本体の表面に位置する複数の軌道溝とを有する。外筒は、スプライン軸に被せて設けられるとともに摺動的に設けられており、外筒は複数のコロ溝と複数の循環凹溝とを有しており、前記複数のコロ溝と前記複数の軌道溝とが対応して複数のコロ通路を形成している。前記複数のコロカバーは、前記複数の循環凹溝を覆うように設けられることで、前記複数のコロ通路に対応して設けられている複数の循環通路を形成している。前記2つのエンドキャップは、スプライン軸に被せて設けられるとともに、外筒の両端にそれぞれ設けられており、該エンドキャップの各々は複数の方向転換通路を有しており、前記複数の方向転換通路の各々の両端は前記複数のコロ通路の各々と前記複数の循環通路の各々にそれぞれ接続して、且つ対応する前記複数のコロ通路、前記複数の循環通路及び前記複数の方向転換通路が共同して複数のコロ循環経路を形成している。前記複数のコロは前記複数のコロ循環経路に収容される。
1つの実施例において、各循環凹溝は外筒の外表面からスプライン軸の方向に窪んだ溝である。
1つの実施例において、各循環凹溝と各コロ溝とが対向して設けられている。
1つの実施例において、スプライン軸の半径方向断面において、各軌道溝、各循環凹溝、各コロ溝及びスプライン軸の軸心は同じ半径方向上にある。
1つの実施例において、各循環凹溝はスプライン軸の軸方向に延在している。
1つの実施例において、各コロカバーは各循環凹溝にそれぞれ密着結合されている。
1つの実施例において、前記複数のコロカバーが外筒の表面に完全な円弧面を形成する。
1つの実施例において、循環凹溝は楔状溝の構成となっている。
1つの実施例において、前記複数の軌道溝の本数が3本であり、スプライン軸の半径方向断面において、軌道溝のいずれか2本の、スプライン軸の中心に対する中心角が120度である。
1つの実施例において、各エンドキャップが、1つのエンドキャップ本体と、前記エンドキャップ上に前記複数の方向転換通路を形成すべく、エンドキャップ本体にそれぞれ設けられる複数の通路形成コマとをそれぞれ有している。
上記によって、本考案のコロスプラインにおいては、外筒のコロ溝とスプライン軸の軌道溝とが対応してコロ通路を形成しており、コロカバーが外筒の循環凹溝を覆うように設けられて複数の循環通路を形成し、そしてエンドキャップの方向転換通路の両端がコロ通路及び循環通路にそれぞれ接続して、且つ対応するコロ通路、循環通路及び方向転換通路が共同して複数のコロ循環経路を形成する構造設計によって、コロをコロ循環経路内で循環運動させることができる。これにより、本考案のコロスプラインは、従来のボールスプラインの鋼球保持器を使用する必要がなく簡単な構造及びコスト削減を達成すると共に、高い半径方向負荷を支承することができる。
従来のボールスプラインの分解概略図である。 本考案の1つの実施例に係るコロスプラインの組立概略図である。 本考案の1つの実施例に係るコロスプラインの分解概略図である。 本考案のコロスプラインのエンドキャップの概略図である。 図2Aに示すコロスプラインの軸方向断面概略図である。 図2Aに示すコロスプラインの断面線A-Aにおける断面概略図である。 図4Aに示す一部拡大概略図である。 本考案の他の実施例に係るコロスプラインの分解概略図である。
以下に関連する図面を参照して、本考案の好ましい実施例に係るコロスプラインを同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
それぞれ本考案の1つの実施例に係るコロスプライン2の組立概略図及び分解概略図である図2A及び図2Bを参照されたい。
図2A及び図2Bに示すように、本実施例のコロスプライン2はスプライン軸21と、外筒22と、複数のコロカバー23と、2つのエンドキャップ24と、複数のコロ25とを備える。
スプライン軸21は軸本体211と複数の軌道溝212とを有する。本実施例においては、スプライン軸21が、軸本体211の表面に位置する3本の軌道溝212を有するものを例としているが、軌道溝212の本数はこれに限定されるものではなく、応用上の必要性によるものである。その他の実施例において、スプライン軸21はその他の本数の軌道溝212を有することができる。製作において、研磨装置を用いて、軸本体211に対して同時に加工研磨を実施して、複数の軌道溝212として1回の作業にて3本の軌道溝212の製作を同時に完了することができる。
外筒22はスプラインナットと称してもよく、両端が開口した筒状の金属部材である。外筒22はスプライン軸21に被せて設けられるとともに摺動的に設けられる。実際には、外筒22とスプライン軸21との間の隙間は0.05mmから1mmとすることができる。しかしながら、本考案ではこれに限定されない。外筒22は軌道溝212の本数に対応して設けられる複数のコロ溝221及び複数の循環凹溝222を有する。このうち、コロ溝221は長尺状の凹溝であるとともに、外筒22の内側に位置し、且つ外筒22の両端まで延在している。
また、本実施例の循環凹溝222は外筒22の外表面からスプライン軸21の方向に窪んだ溝であるとともに、スプライン軸21の軸方向に延在している。まず説明しておくが、従来のボールスプラインにおいては、鋼球の方向転換後の循環通路は一般的に外筒上に貫通孔の形態で製作されているため、加工難度が高く、精度制御も容易ではなく、しかも、外筒の外側壁も加工中に破損してしまいやすい。仮に外筒の貫通孔の加工製作が成功したとしても、貫通孔と外筒表面との間の外側壁は薄く、剛性及び強度も不足しがちで、鋼球の運動時でも破損しやすい。しかし、本実施例の循環凹溝222は貫通孔の形態ではないため、加工製作上も容易であるばかりではなく、精度も制御しやすく、しかも、コロ25の運動時でも破裂又は損傷する不具合は生じない。
更に特に説明しておくが、本実施例における外筒22はフランジレスの構造設計を例としている。しかしながらこれに限定されるものではなく、その他の実施例において、外筒22の一端又は両端は、コロスプラインの応用範囲を拡大するためにフランジを有しても良い。また、図2Bに示す複数のコロカバー23は同じ構造であるが異なる角度を成して示されている。本実施例において、コロカバー23は長尺状の部材であって、その断面は概ねコの字状構造をなしており、コロ25の転動方向及び半径方向へのずれを規制して保持することで、脱落を防止することができる。
図2Aに示すコロスプライン2の軸方向断面概略図である図3を参照されたい。まず説明しておくが、図面を簡素化し、本実施例の考案を理解しやすくするために、図3にはコロ25を一列で、コロカバー23を2本のみで図示している。しかしながら、本考案ではこれに限定されない。コロ25及びコロカバー23の数量は、軌道溝212、コロ溝221及び循環凹溝222の数量に対応するのが好ましい。
図3において、対応する各軌道溝212及び対応する各コロ溝221は、コロ25を軸本体211上で転動させるべく、複数のコロ通路R1を共同で形成することができる。また、コロカバー23はそれぞれ外筒22の循環凹溝222を覆うように設けられている。ここで、コロカバー23のスプライン軸21に対向する側には凹部231を有しており、凹部231と循環凹溝222の一部とで複数の循環通路R2を形成しており、循環通路R2は、コロ25が循環して方向転換するときにその移動方向及び位置を規制するべく、コロ25が循環して方向転換する通路を構成することができる。このうち、コロカバー23の形状は循環凹溝222の形状に対応し、且つ各コロカバー23は対応する各循環凹溝222にそれぞれ密着結合されることで、コロカバー23が外筒22の表面に嵌め合わせられた時、外筒22の外表面に完全な円弧面を形成することができる。また、これら循環通路R2はそれぞれ前記複数のコロ通路R1に対応して設けられている。ここで、循環通路R2と、対応するコロ通路R1とはそれぞれ外筒22の内面と外面との両方の対向部に位置している(両者の間が仕切られている)。
図2B、図2C及び図3を再度参照されたい。このうち、図2Cは本考案のコロスプライン2のエンドキャップ24の概略図である。各エンドキャップ24はそれぞれ複数の方向転換通路R3を有する。本実施例では、スプライン軸21が3本の軌道溝212を有するものを例としているため、各エンドキャップ24は、各構成要素の構造に対応すべく、3本の方向転換通路R3を有するのが好ましい。しかしながら、本考案ではこれに限定されない。しかも、図面の簡素化を図るために、図3には各エンドキャップ24について2本の方向転換通路R3のみを図示して説明する。
2つのエンドキャップ24はスプライン軸21に被せて設けられるとともに、外筒22の両端にそれぞれ設けられて、エンドキャップ24の方向転換通路R3をコロ通路R1及び循環通路R2に対応させることができ、しかも方向転換通路R3の両端はそれぞれコロ通路R1及び循環通路R2に接続されている。詳細に言えば、各々の方向転換通路R3の両端は、対応する1本のコロ通路R1及び1本の循環通路R2にそれぞれ接続されることで、複数のコロ循環経路RPを共同で形成して、コロ25をコロ循環経路RP内に収容して循環運動させることができる。
また、エンドキャップ24上を加工して方向転換通路R3を製作しやすくするために、本実施例の各エンドキャップ24は1つのエンドキャップ本体241と複数の通路形成コマ242とから構成され、これら通路形成コマ242は、エンドキャップ24上にこれら方向転換通路R3を形成すべく、エンドキャップ本体241にそれぞれ設けることができる。図3に示すように、各方向転換通路R3が対応する位置には、まずエンドキャップ本体241の一方側で方向転換通路R3に対応する位置に3つの円弧形の凹部(指示記号は省略)を加工製作した後、更にこれらの円弧形の凹部の対向する2つの内壁面に2つの円弧形の凹溝2411を加工製作する。さらに、通路形成コマ242の一方側の外面は、前記円弧形の凹溝2411に対応した突出円弧状に形成することによって、通路形成コマ242をこれら凹溝2411内に嵌設することができる。ここでは、通路形成コマ242をエンドキャップ本体241の一側面243と同一平面にして外筒22に密着させるようにしてあるが、これ以外に、例えば、エンドキャップ24のみで方向転換通路R3を形成することもできる。
よって、コロ25がコロ通路R1内でエンドキャップ24の位置にまで移動した時、エンドキャップ24の方向転換通路R3に沿って循環通路R2にまで案内されて、反復循環運動が発生することになる。具体的に言えば、コロ25は、コロ通路R1に従って、エンドキャップ24の方向転換通路R3の円弧面構造設計に沿って方向転換通路R3に進入するように案内され、更に方向転換通路R3によって、対応する循環通路R2内に案内される。コロ25が循環通路R2から他端のエンドキャップ24にまで運動すると、他方のエンドキャップ24の方向転換通路R3の円弧面構造設計によって、更に対応するコロ通路R1内にまで案内されることで、循環運動を実現する。
図2Aに示すコロスプライン2の断面線A-Aにおける断面概略図である図4A、及び図4Aに示す一部拡大概略図である図4Bを参照されたい。
図4A及び図4Bにおいて、循環凹溝222は楔状溝の構成(いわゆる「あり溝」)となっている。具体的に言えば、循環凹溝222はコロカバー23に結合されている2つの内側壁2221を有しており、半径方向断面において、2つの内側壁2221の相互間の距離は、スプライン軸21から離れた箇所において最短距離となり、2つの内側壁2221がスプライン軸21に近い箇所で最大となる(即ち、溝幅は、外側は狭く、内側が広い)。そのように、循環凹溝222は外筒22の表面に近くなるほど幅が狭くなるので、これによって、コロカバー23の半径方向支承力(コロ25の転動過程にてこれに生じる半径方向衝撃に抗する能力)が高くなり、コロ25がコロ循環経路RPで運動する時、コロカバー23は外筒22から外れにくくなる。組立に際しては、コロカバー23を外筒22の一端側から循環凹溝222に挿入することで、コロカバー23と循環凹溝222とを密着結合させることができるので、組立作業もかなり容易になる。
また、スプライン軸21の半径方向断面において、各軌道溝212、各循環凹溝222、各コロ溝221及びスプライン軸21の軸心Oは同じ半径方向上にある。言い換えるならば、半径方向断面において、各軌道溝212の中心、各循環凹溝222の中心、各コロ溝221の中心及びスプライン軸21の軸心Oは一直線に繋がっているということである。また、軌道溝212の本数は3本であることから、軌道溝212のいずれか2本の、スプライン軸21の中心Oに対する中心角θが120度となることで、コロ25のスプライン軸21上での負荷は半径方向断面において正三角形(正三角形の頂点を接点)として分布し、外筒22に荷重が生じた時に平均化することができる。また、コロ25はスプライン軸21の軌道溝212上でそれぞれ線接触するため(従来のボールスプラインでは点接触)、図1のボールスプライン1と比べても、本実施例のコロスプライン2は従来技術の鋼球保持器を使用する必要がなく簡単な構造及びコスト削減の長所を備えると共に、更に高い半径方向負荷を支承することができる。
また、本考案の他の実施例に係るコロスプライン2aの分解概略図である図5を参照されたい。図2Bのコロスプライン2との主な相違点は、本実施例のコロスプライン2aの2つのエンドキャップ24aは通路形成コマ242を有さず、3本の方向転換通路R3をエンドキャップ24aのエンドキャップ本体に直接加工製作しているところである。
なお、コロスプライン2aのその他の技術特徴は前記コロスプライン2の同じ構成要素を参照できるので、別途説明しない。
上記をまとめるに、本考案のコロスプラインにおいては、外筒のコロ溝とスプライン軸の軌道溝とが対応してコロ通路を形成しており、コロカバーが外筒の循環凹溝を覆うように設けられて複数の循環通路を形成し、そしてエンドキャップの方向転換通路の両端がコロ通路及び循環通路にそれぞれ接続して、且つ対応するコロ通路、循環通路及び方向転換通路が共同して複数のコロ循環経路を形成する構造設計によって、コロをコロ循環経路内で循環運動させることができる。これにより、本考案のコロスプラインは、従来のボールスプラインの鋼球保持器を使用する必要がなく簡単な構造及びコスト削減を達成すると共に、高い半径方向負荷を支承することができる。
上記は単に例示に過ぎず、本考案を限定するものではない。本考案の技術思想及び範囲を超えることなく、これに対して行う等価の修正又は変更のいずれも、別紙の実用新案登録請求の範囲に含まれるものである。
本考案は以上の構成により、コロスプラインを提供するものであり、従来のボールスプラインのように鋼球保持器を使用する必要がないため、簡単な構造及びコスト削減の長所を備えており、しかも従来のボールスプラインに比べて、本考案のコロスプラインは高い半径方向負荷を支承することができる。
1 ボールスプライン
11 スプライン軸
12 外筒
13、24、24a エンドキャップ
14 鋼球保持器
15 鋼球
16 防塵シール
2、2a コロスプライン
21 スプライン軸
211 軸本体
212 軌道溝
22 外筒
221 コロ溝
222 循環凹溝
2221 内側壁
23 コロカバー
231 凹部
24、24a エンドキャップ
241 エンドキャップ本体
2411 凹溝
242 通路形成コマ
243 側面
25 コロ
A−A 断面線
O 軸心
R1 コロ通路
R2 循環通路
R3 方向転換通路
RP コロ循環経路
θ 中心角

Claims (10)

  1. 軸本体と、該軸本体の表面に位置する複数の軌道溝とを有するスプライン軸と、
    前記スプライン軸に被せて設けられるとともに摺動的に設けられており、複数のコロ溝と複数の循環凹溝とを有しており、前記複数のコロ溝と前記複数の軌道溝とが対応して複数のコロ通路を形成している外筒と、
    前記複数の循環凹溝を覆うように設けられることで、前記複数のコロ通路に対応して設けられている複数の循環通路を形成している複数のコロカバーと、
    前記スプライン軸に被せて設けられるとともに、前記外筒の両端にそれぞれ設けられている2つのエンドキャップであり、該エンドキャップの各々は複数の方向転換通路を有しており、前記複数の方向転換通路の各々の両端は前記複数のコロ通路の各々と前記複数の循環通路の各々にそれぞれ接続して、且つ対応する前記複数のコロ通路、前記複数の循環通路及び前記複数の方向転換通路が共同して複数のコロ循環経路を形成している、2つのエンドキャップと、
    前記複数のコロ循環経路に収容される複数のコロと、
    を備える、ことを特徴とするコロスプライン。
  2. 前記循環凹溝の各々が前記外筒の外表面からスプライン軸の方向に窪んだ溝である、ことを特徴とする請求項1に記載のコロスプライン。
  3. 前記循環凹溝の各々と前記コロ溝の各々とが対向して設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載のコロスプライン。
  4. 前記スプライン軸の半径方向断面において、前記軌道溝の各々、前記循環凹溝の各々、前記コロ溝の各々及び前記スプライン軸の軸心が同じ半径方向上にある、ことを特徴とする請求項3に記載のコロスプライン。
  5. 前記循環凹溝の各々が前記スプライン軸の軸方向に延在している、ことを特徴とする請求項1に記載のコロスプライン。
  6. 前記コロカバーの各々が前記循環凹溝の各々に密着結合されている、ことを特徴とする請求項1に記載のコロスプライン。
  7. 前記複数のコロカバーが前記外筒の表面に完全な円弧面を形成する、ことを特徴とする請求項1に記載のコロスプライン。
  8. 前記循環凹溝が楔状溝の構成となっている、ことを特徴とする請求項1に記載のコロスプライン。
  9. 前記複数の軌道溝の本数が3本であり、前記スプライン軸の半径方向断面において、前記複数の軌道溝のいずれか2本の、前記スプライン軸の中心に対する中心角が120度である、ことを特徴とする請求項1に記載のコロスプライン。
  10. 前記2つのエンドキャップの各々が、1つのエンドキャップ本体と、前記エンドキャップ上に前記複数の方向転換通路を形成すべく、前記エンドキャップ本体にそれぞれ設けられる複数の通路形成コマとをそれぞれ有している、ことを特徴とする請求項1に記載のコロスプライン。
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