JP2006308046A - 円錐ころ軸受および円錐ころ軸受用ころセット - Google Patents

円錐ころ軸受および円錐ころ軸受用ころセット Download PDF

Info

Publication number
JP2006308046A
JP2006308046A JP2005134143A JP2005134143A JP2006308046A JP 2006308046 A JP2006308046 A JP 2006308046A JP 2005134143 A JP2005134143 A JP 2005134143A JP 2005134143 A JP2005134143 A JP 2005134143A JP 2006308046 A JP2006308046 A JP 2006308046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tapered roller
roller bearing
pin
side plate
tapered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005134143A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Omoto
達也 大本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2005134143A priority Critical patent/JP2006308046A/ja
Publication of JP2006308046A publication Critical patent/JP2006308046A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/66Special parts or details in view of lubrication
    • F16C33/6637Special parts or details in view of lubrication with liquid lubricant
    • F16C33/6681Details of distribution or circulation inside the bearing, e.g. grooves on the cage or passages in the rolling elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
    • F16C19/38Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
    • F16C19/383Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
    • F16C19/385Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with two rows, i.e. double-row tapered roller bearings
    • F16C19/386Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with two rows, i.e. double-row tapered roller bearings in O-arrangement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/46Cages for rollers or needles
    • F16C33/52Cages for rollers or needles with no part entering between, or touching, the bearing surfaces of the rollers
    • F16C33/523Cages for rollers or needles with no part entering between, or touching, the bearing surfaces of the rollers with pins extending into holes or bores on the axis of the rollers
    • F16C33/526Cages for rollers or needles with no part entering between, or touching, the bearing surfaces of the rollers with pins extending into holes or bores on the axis of the rollers extending through the rollers and joining two lateral cage parts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】 軸受各部に十分な量の潤滑油を供給可能とすることにより、潤滑性能に優れた円錐ころ軸受を提供する。
【解決手段】 円錐ころ軸受11は、間座12aを挟んで2つの内輪部材の小径側端部を突き合わせた内輪12と、中央部に径方向に貫通する給油口13aを有する外輪13と、内輪12および外輪13の間に複列に配置され、一方側端面から他方側端面に貫通する貫通孔14aを有する円錐ころ14と、円錐ころ14の間隔を保持するピン型保持器15とを備える。ピン型保持器15は、貫通孔14aに挿通するピン15aと、ピン15aの両端を支持し、円錐ころ14の両端面に当接するリング形状の一対の側板15bとを有する。そして、一対の側板15bのうち、少なくともいずれか一方の外径面または外径面は、円錐ころ14の端面に対して鋭角をなす傾斜面である。
【選択図】 図2

Description

この発明は、高負荷環境下で使用される円錐ころ軸受およびそのような軸受に使用される円錐ころ軸受用ころセットに関するものである。
従来、ラジアル荷重、および、アキシアル荷重の両方が負荷される環境で使用される軸受として、例えば、図1に示すような円錐ころ軸受1が採用されている。円錐ころ軸受1は、間座2aを挟んで2つの内輪部材の小径側端部を突き合わせた内輪2と、中央部に径方向に貫通する給油口3aを有する外輪3と、内輪2および外輪3の間に複列に配置された円錐ころ4と、円錐ころ4の間隔を保持するピン型保持器5とを備える。
円錐ころ4は、小端面から大端面に貫通する貫通孔4aを有し、ピン型保持器5は、貫通孔4aに挿通するピン5aと、ピン5aの両端を支持し、円錐ころ4の両端面に当接するリング状の一対の側板5bとを有する。
上記のような円錐ころ軸受1において、給油口3aから供給される潤滑油の流路としては、例えば、側板5bと円錐ころ4との当接面から内輪軌道面に至る経路や、側板5bと円錐ころ4との当接面から貫通孔4aを経由して内輪大鍔面に至る経路等が考えられる。しかし、円錐ころ4の両端に配置された側板5bが当接面への潤滑油の流入を阻害するため、軸受各部で潤滑油の供給不足に伴う焼付きが懸念される。
そこで、上記のような問題を解決する方法が、特開2000−35046号公報(特許文献1)に記載されている。同公報によると、円錐ころ4の貫通孔4aの内径面、または/および、ピン型保持器5のピン5aの外径面に潤滑油導入用のスパイラル溝を設ける。これにより、軸受各部への潤滑油の供給がスムーズに行えるので、潤滑不良に伴う軸受の破損等を防止することができると記載されている。
特開2000−35046号公報
上記公報に記載されている方法では、貫通孔4a内部の潤滑油を貫通孔4aの全域、および、円錐ころ4の大端面と内輪2の大鍔面との当接部分等に効率的に供給する効果はあると考えられる。
しかし、側板5bと円錐ころ4との当接面への潤滑油の流入量を増加させる効果は期待できない。また、貫通孔4aとピン5aとは、軸受の円滑な回転を確保するために高い精度が要求されることから、加工工数、製品コストが増大することとなる。
そこで、この発明の目的は、より低コストで、軸受各部に十分な量の潤滑油を供給可能な構造とすることにより、潤滑性能に優れた円錐ころ軸受を提供することである。
この発明に係る円錐ころ軸受は、内輪と、外輪と、小端面から大端面に貫通する貫通孔を有する円錐ころと、貫通孔に挿通するピンおよびこのピンの両端を支持し、円錐ころの両端面に当接するリング形状の一対の側板を有するピン型保持器とを備える。そして、一対の側板のうち、少なくともいずれか一方の外径面または内径面は、円錐ころの端面に対して鋭角をなす傾斜面である。
上記構成とすることにより、潤滑油が側板の傾斜面に沿って円錐ころとの当接面に流入しやすくなる。その結果、軸受各部に十分な量の潤滑油を供給可能となるので、潤滑油の供給不足に伴う軸受の焼付きを防止することができる。
好ましくは、傾斜面は、外径面および内径面の両方に設けるとよい。これにより、側板と円錐ころとの当接面への潤滑油の供給量をさらに増加させることができる。
好ましくは、円錐ころ軸受は、円錐ころが内輪および外輪の間に複列に配置された複列円錐ころ軸受であって、外径面または内径面が傾斜面である側板は、複列円錐ころ軸受の中央部側に配置される。また、外輪は、その中央部に径方向に貫通する給油口を有することが好ましい。
上記構成とすることにより、外輪中央部に設けられた給油口から供給される潤滑油が、側板の傾斜面に沿って円錐ころとの当接面に流入することとなる。その結果、内輪軌道面および円錐ころの貫通孔に供給される潤滑油の量が増加する。また、貫通孔内部に流入した潤滑油は、円錐ころの自転および公転による遠心力で軸受各部に移動するので、当接面への潤滑油の供給量が増加することにより、軸受各部にも潤滑油を十分に供給することが可能となる。
好ましくは、側板の傾斜面上であって、円錐ころの端面から離れた位置に、径方向に突出する凸部を有する。これにより、側板の傾斜面上の潤滑油が流出するのを抑制することができるので、より多くの潤滑油を側板と円錐ころとの当接面に供給することが可能となる。
好ましくは、円錐ころの端面に当接する側板の当接面と、側板の傾斜面との角部には、面取り部を有する。これにより、側板と円錐ころとの当接面への流入路の入口が広がるので、傾斜面に沿って当接面に流入する潤滑油の流れを妨げることがない。その結果、当接面に供給される潤滑油量がさらに増加し、軸受各部に十分な量の潤滑油を供給することが可能となるので、潤滑性能に優れた円錐ころ軸受を得ることができる。
また、ピン型保持器の側板の外径面は、円錐ころの貫通孔やピンの外径面と比較して高い加工精度は要求されないので、上記の各加工を側板に施すことにより、軸受の高い潤滑性能を確保しつつ製造コストの増大を抑制することが可能となる。
この発明に係る円錐ころ軸受用ころセットは、小端面から大端面に貫通する貫通孔を有する複数の円錐ころと、貫通孔に挿通するピンと、ピンの両端を支持し、円錐ころの両端面に当接するリング形状の一対の側板を有するピン型保持器とを備える。そして、一対の側板のうち、少なくともいずれか一方の外径面または内径面は、円錐ころの端面に対して鋭角をなす傾斜面である。上記構成のころセットを円錐ころ軸受に使用することにより、側板と円錐ころとの当接面への潤滑油の流入量が増加するので、潤滑性能に優れた円錐ころ軸受を得ることができる。
この発明は、軸受各部に十分な量の潤滑油を供給可能な構造とすることにより、潤滑性能に優れた円錐ころ軸受を得ることができる。
図2〜図4を参照して、この発明の一実施形態に係る円錐ころ軸受11を説明する。
円錐ころ軸受11は、間座12aを挟んで2つの内輪部材の小径側端部を突き合わせた内輪12と、中央部に径方向に貫通した給油口13aを有する外輪13と、内輪12および外輪13の間に複列に配置され、小端面から大端面に貫通する貫通孔14aを有する円錐ころ14と、円錐ころ14の間隔を保持するピン型保持器15とを備える。
ピン型保持器15は、貫通孔14aに挿通するピン15aと、ピン15aの両端を支持し、円錐ころ14の両端面に当接するリング形状の一対の側板15bとを有する。そして、一対の側板15bのうち、少なくともいずれか一方の外径面または内径面は、円錐ころ14の端面に対して鋭角をなす傾斜面である。図2に示す円錐ころ軸受11では、軸受中央部側の側板15bの外径面を傾斜面15cとしている。なお、円錐ころ軸受11の組み込み時には、予めピン型保持器15のピン15aそれぞれに円錐ころ14を取り付けて、円錐ころ軸受用ころセットとして組み込むこととなる。
上記構成とすることにより、潤滑油が傾斜面15cに沿って円錐ころ14との当接面に流入しやすくなる。当接面の潤滑油は、図5に示すように、内輪軌道面全域および貫通孔14aに供給されることとなる。また、貫通孔14a内部に流入した潤滑油は、円錐ころ14の自転および公転による遠心力で貫通孔14aの大端面側に、さらには、円錐ころ14の大端面と内輪12の大鍔面との当接部分等にも移動する。なお、図5中の太線は潤滑油の流れを示す。したがって、側板15bと円錐ころ14との当接面への潤滑油の供給量が増加することにより、軸受各部にも潤滑油を十分に供給することが可能となる。
さらに、図4に示すように、円錐ころ14の端面に当接する側板15bの当接面と、側板15bの傾斜面15cとの角部には、面取り部15dが設けられている。これにより、側板15bと円錐ころ14との当接面への流入路の入口が広がるので、傾斜面15cに沿って流入する潤滑油の流れを妨げることがない。その結果、当接面に供給される潤滑油量がさらに増加し、軸受各部に十分な量の潤滑油を供給することが可能となるので、潤滑性能に優れた円錐ころ軸受11を得ることができる。
次に、図6を参照して、この発明の他の実施形態に係る円錐ころ軸受21を説明する。
円錐ころ軸受21は、図2に示したような円錐ころ軸受11と同様に、内輪22と、外輪23と、円錐ころ24と、ピン型保持器25とを備える。
ピン型保持器25は、ピン25aと、一対の側板25bとを有し、中央部側の側板25bの外径面は、円錐ころ24の端面に対して鋭角をなす傾斜面25cである。また、円錐ころ24の端面に当接する側板25bの当接面と、側板25bの傾斜面25cとの角部には、面取り部が設けられている。さらに、傾斜面25c上であって、円錐ころ14の端面から離れた位置に、径方向に突出する凸部25dを有する。図6に示す実施形態においては、傾斜面25c上の円錐ころ24から最も離れた位置に凸部25dを設けている。
上記構成とすることにより、図2に示した実施形態の効果に加えて、傾斜面25c上の潤滑油が流出するのを抑制することができるので、より多くの潤滑油を側板25bと円錐ころ24との当接面に供給することが可能となる。
上記の各実施形態の円錐ころ軸受は、円錐ころの小径側端部を突き合わせた背面組み合わせ軸受であって、円錐ころの小端面に当接する側板の外径面を傾斜面とした例を示した。背面組み合わせとした場合には、軸受の回転中心線と、左右の列の円錐ころと内外輪の接触線との交点の距離(以下「作用点間距離」という)が長くなるので、ラジアル剛性が向上する。
一方、円錐ころの大径側端部を突き合わせた正面組み合わせ軸受であって、円錐ころの大端面に当接する側板の外径面を傾斜面としてもよい。正面組み合わせとした場合には、外輪の肉厚が円周上であまり差のないバランスの良い設計ができるとともに、同じ断面高さであれば、背面組み合わせ軸受より負荷容量を大きくすることができる。
例えば、図7に示す円錐ころ軸受31は、内輪32と、中央部に径方向に貫通する給油口33bを有する間座33aを挟んで2つの外輪部材の小径側端部を突き合わせた外輪33と、内輪32および外輪33の間に複列に配置され、小端面から大端面に貫通する貫通孔34aを有する円錐ころ34と、円錐ころ34の間隔を保持するピン型保持器35とを備える正面組み合わせ軸受である。
ピン型保持器35は、ピン35aと、一対の側板35bとを有し、中央部側の側板35bの外径面は、円錐ころ34の端面に対して鋭角をなす傾斜面35cである。また、傾斜面35c上であって、円錐ころ34の端面から最も離れた位置に、径方向に突出する凸部35dを有する。さらに、円錐ころ34の端面に当接する側板35bの当接面と、側板35bの傾斜面35cとの角部には、面取り部が設けられている。
上記構成とすることにより、潤滑油が傾斜面35cに沿って円錐ころ34との当接面に流入しやすくなる。その結果、内輪32の軌道面および円錐ころ34の貫通孔34aに供給される潤滑油の量が増加する。また、正面組み合わせの円錐ころ軸受31は、円錐ころ34の大端面から小端面に向かって傾斜しているので、円錐ころ34の大端面側から貫通孔34aに流入した潤滑油は、傾斜に沿って貫通孔34aの全域、および、円錐ころ34の大端面と内輪32の大鍔面との当接部分等に供給されることとなる。
また、上記の各実施形態において、ピン型保持器の側板の外径面は、円錐ころの貫通孔やピンの外径面と比較して高い加工精度は要求されないので、上記の各加工を側板に施すことにより、軸受の高い潤滑性能を確保しつつ製造コストの増大を抑制することが可能となる。
なお、上記の各実施形態においては、外輪中央部に潤滑油の給油口を備え、中央側の側板にのみ上記加工を施した例を示したが、これに限ることなく、軸受の両端部から給油する場合等には、両端側の側板に上記加工を施すこととしてもよい。
また、上記の各実施形態においては、側板の外径面にのみ上記の加工を施す例を示したが、これに限ることなく、側板の内径面にのみ上記加工を施してもよいし、外径面および内径面の両方に上記加工を施してもよい。
側板の外径面、および/または、内径面を円錐ころの端面に対して鋭角をなす傾斜面とし、傾斜面上であって円錐ころの端面から離れた位置に、径方向に突出する凸部を有し、円錐ころの端面に当接する側板の当接面と、側板内径面の傾斜面との角部に面取り部を設けることによって、さらに当接面に供給される潤滑油量がさらに増加し、軸受各部に十分な量の潤滑油を供給することが可能となるので、潤滑性能に優れた円錐ころ軸受を得ることができる。
上記の各実施形態においては、複列円錐ころ軸受の例を示したが、これに限ることなく、単列の円錐ころ軸受にも適用可能である。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明は、高負荷環境下で使用される円錐ころ軸受に有利に利用される。
従来の円錐ころ軸受を示す断面図である。 この発明の一実施形態に係る円錐ころ軸受を示す図である。 図2に示したピン型保持器であって、(a)が正面図、(b)が側面図である。 図2に示したピン型保持器の側板外径面周辺の拡大図である。 図2に示した円錐ころ軸受の潤滑油の流れを示す図である。 この発明の他の実施形態に係る円錐ころ軸受を示す図である。 この発明の他の実施形態に係る円錐ころ軸受を示す図である。
符号の説明
1,11,21,31 円錐ころ軸受、2,12,22,32 内輪、2a,12a,22a,33a 間座、3,13,23,33 外輪、3a,13a,23a,33b 給油口、4,14,24,34 円錐ころ、4a,14a,24a,34a 貫通孔、5,15,25,35 ピン型保持器、5a,15a,25a,35a ピン、5b,15b,25b,35b 側板、15c,25c,35c 傾斜面、25d,35d 凸部、15d 面取り部。

Claims (7)

  1. 内輪と、
    外輪と、
    小端面から大端面に貫通する貫通孔を有する円錐ころと、
    前記貫通孔に挿通するピンおよびこのピンの両端を支持し、前記円錐ころの両端面に当接するリング形状の一対の側板を有するピン型保持器とを備え、
    前記一対の側板のうち、少なくともいずれか一方の外径面または内径面は、前記円錐ころの端面に対して鋭角をなす傾斜面である、円錐ころ軸受。
  2. 前記傾斜面は、外径面および内径面の両方に設けられている、請求項1に記載の円錐ころ軸受。
  3. 前記円錐ころ軸受は、前記円錐ころが前記内輪および前記外輪の間に複列に配置された複列円錐ころ軸受であって、
    外径面または内径面が傾斜面である前記側板は、前記複列円錐ころ軸受の中央部側に配置される、請求項1または2に記載の円錐ころ軸受。
  4. 前記外輪は、その中央部に径方向に貫通する給油口を有する、請求項3に記載の円錐ころ軸受。
  5. 前記側板の傾斜面上であって、前記円錐ころの端面から離れた位置に、径方向に突出する凸部を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の円錐ころ軸受。
  6. 前記円錐ころの端面に当接する前記側板の当接面と、前記側板の傾斜面との角部には、面取り部を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の円錐ころ軸受。
  7. 小端面から大端面に貫通する貫通孔を有する複数の円錐ころと、
    前記貫通孔に挿通するピンと、
    前記ピンの両端を支持し、前記円錐ころの両端面に当接するリング形状の一対の側板を有するピン型保持器とを備え、
    前記一対の側板のうち、少なくともいずれか一方の外径面または内径面は、前記円錐ころの端面に対して鋭角をなす傾斜面である、円錐ころ軸受用ころセット。
JP2005134143A 2005-05-02 2005-05-02 円錐ころ軸受および円錐ころ軸受用ころセット Withdrawn JP2006308046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005134143A JP2006308046A (ja) 2005-05-02 2005-05-02 円錐ころ軸受および円錐ころ軸受用ころセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005134143A JP2006308046A (ja) 2005-05-02 2005-05-02 円錐ころ軸受および円錐ころ軸受用ころセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006308046A true JP2006308046A (ja) 2006-11-09

Family

ID=37475154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005134143A Withdrawn JP2006308046A (ja) 2005-05-02 2005-05-02 円錐ころ軸受および円錐ころ軸受用ころセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006308046A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103410853A (zh) * 2013-07-26 2013-11-27 大连冶金轴承股份有限公司 一种水泥立磨减速机专用轴承
CN112013014A (zh) * 2020-09-15 2020-12-01 大连交通大学 一种高铁圆锥滚子轴承

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103410853A (zh) * 2013-07-26 2013-11-27 大连冶金轴承股份有限公司 一种水泥立磨减速机专用轴承
CN112013014A (zh) * 2020-09-15 2020-12-01 大连交通大学 一种高铁圆锥滚子轴承

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007071355A (ja) 遊星歯車のピニオン支持構造
JP2007032671A (ja) 針状ころ軸受および軸受構造
RU2585125C2 (ru) Узел подшипника качения
JP2009108956A (ja) ピニオン軸支持用軸受装置
CN104100642A (zh) 双列滚子轴承用的梳形保持架以及双列滚子轴承
JP2007078090A (ja) 針状ころ軸受
JP2006200677A (ja) スラスト玉軸受
JP2006308046A (ja) 円錐ころ軸受および円錐ころ軸受用ころセット
JP2018003937A (ja) 円すいころ軸受
JP2004232867A (ja) スラストころ軸受組立体
JP4519060B2 (ja) 複列円錐ころ軸受
JP2008032153A (ja) 冠型保持器
JP2007024207A (ja) 針状ころ軸受
JP2015121236A (ja) 自動調心ころ軸受
JP2008175257A (ja) 深溝玉軸受
JP2007247755A (ja) 複列ころ軸受
JP2017187119A (ja) 転がり軸受
JP6244959B2 (ja) 円すいころ軸受
JP2008256140A (ja) 円すいころ軸受
JP2006258262A (ja) 複列転がり軸受
JP2006300128A (ja) 円錐ころ軸受、円錐ころ軸受用ピン型保持器および風力発電機の主軸支持構造
JP2019065882A (ja) 保持器付き針状ころ
JP2006125604A (ja) スラストころ軸受
JP2011106633A (ja) タンデム型複列アンギュラ玉軸受
JP4563884B2 (ja) 針状ころ軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805