JP3214518B2 - 基準ピン位置決め機構 - Google Patents

基準ピン位置決め機構

Info

Publication number
JP3214518B2
JP3214518B2 JP27938092A JP27938092A JP3214518B2 JP 3214518 B2 JP3214518 B2 JP 3214518B2 JP 27938092 A JP27938092 A JP 27938092A JP 27938092 A JP27938092 A JP 27938092A JP 3214518 B2 JP3214518 B2 JP 3214518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
guide member
base
pin
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27938092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06112694A (ja
Inventor
武明 小塚
昭次 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP27938092A priority Critical patent/JP3214518B2/ja
Publication of JPH06112694A publication Critical patent/JPH06112694A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3214518B2 publication Critical patent/JP3214518B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板に対して
実装機により電子部品を実装する際、このプリント基板
の所定位置に設けられた位置決め用穴に対して、基準ピ
ンを挿入することにより、このプリント基板を指定位置
に位置決めするための、基準ピン位置決め機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような基準ピン位置決め機構
は、例えば図5に示すように構成されている。図におい
て、基準ピン位置決め機構1は、鋳物製のベース2上に
て、エアシリンダ3の作用により、ガイドロッド4aが
例えばベース2のガイド穴2a内を摺動することによ
り、上下動可能に支持されたバックアップベース4と、
このバックアップベース4上に備えられた図5にて紙面
に垂直方向に延びる溝4bに下端が係合しているブラケ
ット5と、このブラケット5の上部に取り付けられた移
動ピン6とを含んでいる。
【0003】このブラケット5は、図6及び図7に示す
ように、ネジ5aにより、溝4内の適宜の位置で固定さ
れ得るようになっている。
【0004】また、この移動ピン6は、バネ7によっ
て、ブラケット5に対して、上下動可能に支持されてい
る。さらに、この移動ピン6は、ブラケット5を溝4b
に沿って水平方向に摺動させることにより、このバック
アップベース4の上方にて、基板ガイド8により保持さ
れているプリント基板9に設けられた基準穴9aに対し
て、整合され得るようになっている。
【0005】このように構成された基準ピン位置決め機
構1によれば、先づネジ5aを緩めて、ブラケット5を
溝4b内に沿って移動させて、移動ピン6が、固定すべ
きプリント基板9の基準穴9aに整合するように、調整
した後、ネジ5aを締め付けることにより、このブラケ
ット5を固定する。
【0006】この状態から、エアシリンダ3を動作させ
ることにより、バックアップベース4を上昇させる。こ
れにより、移動ピン6は、実線図示位置から、鎖線図示
位置まで上昇せしめられて、プリント基板9の基準穴9
aに対して挿入される。また、図示しない固定ピンが、
同様にプリント基板に設けられた図示しない他の基準穴
に係合する。かくして、移動ピン及び固定ピンの二本の
基準ピンによって、このプリント基板9は、所定位置に
位置決めされ得ることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな基準ピン位置決め機構1においては、バックアップ
ベース4は、そのガイドロッド4aとベースのガイド穴
2aによるガイド機構のガタのために、上下動する際
に、僅かに傾くことがある。この場合、基準ピンである
移動ピン6は、ブラケット5を介して、このバックアッ
プベース4に固定されているので、同様に垂直方向から
ずれて傾斜することになる。従って、この移動ピン6に
より位置決めされるプリント基板9は、その位置決め精
度が低下することになる。
【0008】また、プリント基板の寸法変更等の際に、
移動ピン6の位置を移動調整する場合、ネジ5aを外し
て、ブラケット5を溝4bに沿って移動調整した後に、
再びネジ5aを締め付ける必要があり、移動調整を円滑
に行なうことが困難であると共に、そのための操作が面
倒であった。
【0009】さらに、ブラケット5は、溝4b内に沿っ
て移動するが、この溝4b内にゴミ等が溜りやすく、こ
のゴミ等の存在によって、ブラケット5の正確な位置調
整を行なうことが困難であり、移動ピン6の位置精度が
低下してしまうことがあった。
【0010】本発明は、以上の点に鑑み、バックアップ
ベースが上下動の際に傾斜したとしても、移動ピンが常
に垂直方向に保持され得ると共に、移動ピンの移動調整
が、簡単な操作によって行なわれ得るようにした、基準
ピン位置決め装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、ベースに対して、上下動可能に支持されたバック
アップベースと、このベースに対して固定的に配設され
た垂直方向に移動可能なガイド部材と、このガイド部材
の可動部に取り付けられた移動ピンとを含んでおり、こ
のバックアップベースの側縁が、ガイド部材の可動部に
係合している基準ピン位置決め機構により、達成され
る。
【0012】好ましくは、前記ガイド部材が、ベースに
対して直接に固定的に配設された水平方向に移動可能な
第二のガイド部材に対して取り付けられている。
【0013】また、好ましくは、前記ガイド部材が、
ラケットを介して、第二のガイド部材に取り付けられて
いる。
【0014】そして、前記ブラケットの移動路に沿って
スチールベルトが設けられており、このブラケットに備
えられたツマミを操作して、このツマミとブラケットの
間に上記スチールベルトを挟持することにより、このブ
ラケットが水平方向の移動に対して固定されるように構
成できる。
【0015】
【作用】上記構成によれば、移動ピンが、ガイド部材を
介して、ベースに取り付けられているので、バックアッ
プベースが上下動の際に、僅かに傾斜したとしても、そ
の傾斜が、移動ピンに影響するようなことはなく、この
移動ピンは、ガイド部材によって、常に垂直方向に保持
されている。
【0016】上記ガイド部材が、ベースに対して直接に
固定的に配設された水平方向に移動可能な第二のガイド
部材に対して取り付けられている場合には、移動ピンの
水平方向の移動調整が、この第二のガイド部材により行
なわれることになり、円滑な移動調整が可能となる。
【0017】さらに、ガイド部材が、ブラケットを介し
て、第二のガイド部材に取り付けられていて、このブラ
ケットの移動路に沿ってスチールベルトが設けられてお
り、このブラケットに備えられたツマミを操作して、こ
のツマミとブラケットの間に上記スチールベルトを挟持
することにより、このブラケットが水平方向の移動に対
して固定され得る場合には、移動ピンの水平方向の移動
調整が、容易に行なわれることになり、而もツマミを緩
めて、再び締め付けるだけの簡単な操作により行なわれ
得ることになる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
4を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる
実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0019】図1乃至図4は、本発明による基準ピン位
置決め機構の第一の実施例を示している。図1におい
て、本発明による基準ピン位置決め機構10は、鋳物製
のベース11上にて、エアシリンダ12の作用により、
ガイドロッド13aが例えばベース11のガイド穴11
a内を摺動することにより、上下動可能に支持されたバ
ックアップベース13と、このバックアップベース13
と一体的に上下動可能なブラケット14と、このブラケ
ット14の上端に取り付けられた移動ピン15とを備え
ている。ここで、この移動ピン15は、バネ16によっ
て、ブラケット14に対して、上下動可能に支持されて
いる。
【0020】上記ブラケット14は、バックアップベー
ス13の側縁に設けられた凸状縁部13bに係合する溝
14aを有していると共に、垂直方向に移動可能にガイ
ドされるガイド部材としての第一のリニアムービングガ
イド(以下、LMガイドという)17の可動部17aに
対して固定されている。
【0021】この第一のLMガイド17は、その固定部
17bが、ブラケット18に対して取り付けられてお
り、このブラケット18は、水平方向に移動可能にガイ
ドされる第二のガイド部材としてのLMガイド19の可
動部19aに対して、固定されている。さらに、この第
二のLMガイド19は、その固定部19bが、前記ベー
ス11の側縁に対して固定されている。
【0022】従って、第二のLMガイド19の可動部1
9aを水平方向に移動させて、ブラケット18を水平方
向に移動させることにより、この移動ピン15は、この
バックアップベース4の上方にて、基板ガイド20によ
り保持されているプリント基板21に設けられた基準穴
21aに対して、整合され得るようになっている。
【0023】また、第一のLMガイド17の可動部17
aを上下方向に移動させて、ブラケット14を上昇させ
ることにより、この移動ピン15は、上記プリント基板
21に設けられた基準穴21aに対して、挿入され得る
ようになっている。
【0024】さらに、上記ブラケット18の側面には、
図2にて上下方向に向かって水平に延びているスチール
ベルト22が当接せしめられている。このスチールベル
ト22は、このブラケット18の側面に対して、ツマミ
23を締め付けることにより、固定されるようになって
いる。
【0025】本実施例による基準ピン位置決め機構10
は、以上のように構成されており、先づツマミ23を緩
めて、第二のLMガイド19の可動部19aを固定部1
9bに対して水平方向に移動させることにより、ブラケ
ット18がこのスチールベルト22に沿って移動せしめ
られる。これにより、移動ピン15は、固定すべきプリ
ント基板21の基準穴21aに整合するように、調整さ
れ得る。その後、上記ツマミ23を締め付けることによ
り、このブラケット18が、スチールベルト22に対し
て固定され、水平方向に移動しないように保持され得
る。
【0026】この状態から、エアシリンダ12を動作さ
せることにより、バックアップベース13を上昇させ
る。ここで、このバックアップベース13の側縁の突条
部13aが、第一のLMガイド17の可動部17aに支
持されたブラケット14の溝14aに係合している。従
って、このバックアップベース13が上昇すると、これ
に伴い、このブラケット14も、上昇せしめられ得る。
その際、このブラケット14は、第一のLMガイド17
の可動部17aが、固定部17bに対して、垂直方向に
ガイドされるので、正確に垂直方向に向かって上昇する
ことになる。これにより、移動ピン15は、図1の実線
図示位置から、鎖線図示位置まで上昇せしめられて、プ
リント基板21の基準穴21aに対して挿入される。ま
た、図2にて図式的に示された固定ピン24が、同様に
プリント基板21に設けられた図示しない他の基準穴に
係合する。かくして、移動ピン15及び固定ピン24の
二本の基準ピンによって、このプリント基板21は、所
定位置に位置決めされ得ることになる。
【0027】この場合、移動ピン15は、第一のLMガ
イド17によって、垂直方向に上昇せしめられ得るの
で、ピン先端の平行度は、従来の誤差0.05乃至0.
15mmだったものが、0.03mm以下となり、位置
決め精度が向上され得ることになる。
【0028】以上述べたように、本実施例によれば、移
動ピンが、バックアップベースの上下動に伴って、LM
ガイドにより上下方向に垂直に移動することから、この
バックアップベースが移動の際に、僅かに傾斜したとし
ても、この移動ピンが傾斜するようなことはなく、常に
垂直方向に保持されているので、プリント基板の基準穴
に対して、正確な位置決めが行なわれ得ることになる。
また、上記LMガイドが、ベースに対して直接に固定的
に配設された水平方向に移動可能な第二のLMガイドに
対して取り付けられている場合には、移動ピンの水平方
向の移動調整が、この第二のLMガイドにより行なわれ
ることになり、プリント基板の寸法変更等の際に、移動
ピンの移動調整が円滑に行なわれ得ることになる。
【0029】さらに、第一のLMガイドが、ブラケット
を介して、第二のLMガイドに取り付けられていて、こ
のブラケットの移動路に沿ってスチールベルトが設けら
れており、このブラケットに備えられたツマミを操作し
て、このツマミとブラケットの間に上記スチールベルト
を挟持することにより、このブラケットが水平方向の移
動に対して固定され得る場合には、移動ピンの水平方向
の移動調整が、上記ツマミを緩めるだけの簡単な操作に
よって、容易に行なわれる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、バ
ックアップベースが上下動の際に傾斜したとしても、移
動ピンが常に垂直方向に保持されでき、移動ピンの移動
調整が、簡単な操作によって行なえるようにした、基準
ピン位置決め装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基準ピン位置決め機構の第一の実
施例を示す概略断面図である。
【図2】図1の実施例の要部を示す部分拡大平面図であ
る。
【図3】図1の実施例の要部を示す部分拡大断面図であ
る。
【図4】図3の要部を右方から見た側面図である。
【図5】従来の基準ピン位置決め機構の一例を示す概略
断面図である。
【図6】図5の要部を示す部分拡大平面図である。
【図7】図6の要部を右方から見た側面図である。
【符号の説明】
10 基準ピン位置決め機構 11 ベース 12 エアシリンダ 13 バックアップベース 14 ブラケット 15 移動ピン 16 バネ 17 第一のLMガイド 18 ブラケット 19 第二のLMガイド 20 基板ガイド 21 プリント基板 22 スチールベルト 23 ツマミ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−278300(JP,A) 特開 平1−186324(JP,A) 特開 平3−213224(JP,A) 実開 平3−96132(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに対して、上下動可能に支持され
    たバックアップベースと、このベースに対して固定的に
    配設された垂直方向に移動可能なガイド部材と、このガ
    イド部材の可動部に取り付けられた移動ピンとを含んで
    おり、 このバックアップベースの側縁が、ガイド部材の可動部
    に係合していることを特徴とする、基準ピン位置決め機
    構。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材が、ベースに対して直接
    に固定的に配設された水平方向に移動可能な第二のガイ
    ド部材に対して取り付けられていることを特徴とする、
    請求項1に記載の基準ピン位置決め機構。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材が、ブラケットを介し
    て、第二のガイド部材に取り付けられていることを特徴
    とする、請求項に記載の基準ピン位置決め機構。
  4. 【請求項4】 前記ブラケットの移動路に沿ってスチー
    ルベルトが設けられており、このブラケットに備えられ
    たツマミを操作して、このツマミとブラケットの間に上
    記スチールベルトを挟持することにより、このブラケッ
    トが水平方向の移動に対して固定されることを特徴とす
    る、請求項3に記載の基準ピン位置決め機構。
JP27938092A 1992-09-24 1992-09-24 基準ピン位置決め機構 Expired - Fee Related JP3214518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27938092A JP3214518B2 (ja) 1992-09-24 1992-09-24 基準ピン位置決め機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27938092A JP3214518B2 (ja) 1992-09-24 1992-09-24 基準ピン位置決め機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06112694A JPH06112694A (ja) 1994-04-22
JP3214518B2 true JP3214518B2 (ja) 2001-10-02

Family

ID=17610341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27938092A Expired - Fee Related JP3214518B2 (ja) 1992-09-24 1992-09-24 基準ピン位置決め機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3214518B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06112694A (ja) 1994-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970025347A (ko) 표면실장기의 부품인식방법 및 장치
US20060278683A1 (en) Clamp device
JP3214518B2 (ja) 基準ピン位置決め機構
JPH10335889A (ja) 電子部品収納用パレットの位置決め方法および位置補 正方法
JP2002126954A (ja) 組立装置
JP3486379B2 (ja) 位置調整ステージ
JP2000098631A (ja) 立型アライメントテーブル機構
JPH0890354A (ja) バルクカセット
JPS6358994A (ja) チツプ部品装着装置
JP3696413B2 (ja) 電子部品の装着方法及び電子部品装着装置
JP3417028B2 (ja) 部品の実装装置およびその方法
JPS63211700A (ja) プリント基板の位置決め装置
US20090210891A1 (en) Optical disk device and adjusting method thereof
JP3087632B2 (ja) 電子部品実装装置
JPS5814474Y2 (ja) カセツトテ−プレコ−ダニオケル ヘツドキバンソウチ
JPH07192417A (ja) 光学的センサー
JPS6218087A (ja) 電子部品の自動実装装置
JPS61197138A (ja) 調節可能なプリント基板位置決め装置
JPH11309641A (ja) 突当装置
JP2001105387A (ja) Vカット加工方法及びvカット装置
JPH0513997A (ja) ダイスボンダーヘツド装置
JP2548056Y2 (ja) 磁気ディスク駆動装置
JPH11274800A (ja) 基板保持固定装置
JP2000174101A (ja) ステージ装置およびこのステージ装置を用いた露光装置
JP2003007014A (ja) 磁気ヘッド位置決め方法、パレット装置および位置決め治具

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees