JP3214482U - 飾り屏風 - Google Patents

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Abstract

【課題】主要部及び両扇に間隙を設けるとともに、これら間隙の間を主要部及び両扇よりも奥に配置した接続部により接続する構造の飾り屏風において、両扇を折り畳むことによって収納スペースを小さくすることができる飾り屏風を提供する。【解決手段】板状の主要部1の背面における側縁近傍に、接続板4,5が固定されている。接続板4,5の表面における外側縁4a,5a近傍には、角柱状のスペーサー6,7が固定されている。各スペーサー6,7の厚さは、主要部1の倍である。スペーサー6,7の内側の縁には、蝶番8,10を介して扇2,3の内側縁2a,3aが取り付けられている。【選択図】図3

Description

本考案は、ひな人形や五月人形や小物類などの展示物の背景を演出するために、これら展示物の背後に立てられる飾り屏風に、関する。
我が国には、正月や節句等の祭祀の時期に、伝統的モチーフを表した人形やミニチュアなどの展示物を飾る風習がある。たとえば、桃の節句においては、平安朝の宮廷人を表現した雛人形や道具類のミニチュアを飾り、端午の節句においては、中世の武士を表現した武者人形や甲冑及び武具のミニチュアを飾る、といったごとくである。
しかしながら、平安朝の装束や道具を置くに相応しい空間は本来寝殿造りの宮殿であり、中世の甲冑や武具を置くに相応しい空間は本来書院造りの武家屋敷であるが、現在の住宅事情では、寝殿造りや書院造りの空間を再現することは困難である。そのため、一般に、展示物の背後に平安朝風や中世風の絵柄を描いた飾り屏風を立て、これを展示物の背景とすることにより、展示物が置かれた空間に平安朝や中世の雰囲気を醸し出す演出が、なされている。
かかる飾り屏風として一般に流通しているものは、複数の扇を蝶番で繋げてなる伝統的な家具としての屏風をミニチュア化したものであるが(特許文献1)、平面視において各扇を波型となるように広げて自立させる構造であるがゆえに、それ自体の設置のために必要な空間の奥行が広くなる。そのため、従来、伝統的な屏風とは一線を画した飾り屏風独自の構造が、提案されてきている。すなわち、特許文献2に記載されたように、人形や主要なミニチュアの背景となる主要部を一枚の板とし、その左右両端縁に、それぞれ蝶番を介して一対の扇を接続した構造である。この構造の屏風は、蝶番を中心として両扇が主要部に対してなす角度が鈍角となる状態では、屏風全体の重心が主要部よりも前方且つ両扇の端部よりも後方に存在するので、安定的に自立することができる。かかる使用状態においても、主要部が占める空間の奥行は主要部自体の厚みに限られるので、屏風自体の設置のために必要となる空間は最小限で済むのである。
しかしながら、特許文献2に記載された従来の構造の屏風では、特許文献1に記載された伝統的構造の屏風と異なり、人形やミニチュアの背景を構成する面が3面だけ(即ち、主要部の表面及び両扇の各表面)となるので、背景が単調となり、例えば、3面毎に絵柄を切り替えるというデザインをしても、切り替えが引き立たず、まとまりの悪いデザインになりがちであるという問題がある。
そこで、本考案者は、図4ないし図6に示すような構造の飾り屏風を開発して、製造販売している。以下、当該飾り屏風を「従来例」と呼ぶ。
各図に示すように、従来例においても、その基本的な構造は、人形やミニチュアの背景となる主要部50と、その両側において蝶番によって回動自在に取り付けられた一対の扇51,52とからなる。これら主要部50及び扇51,52の表面に、背景の絵が例えば金箔技法によってかれるのである。ただし、従来例においては、特許文献2のものとは異なり、絵が描かれた主要部50と各扇51,52との間が離間しており、それらの間隙には、例えば漆黒に塗られた接続板53,54が、夫々配置されている。各接続板53,54は、主要部50と各扇51,52との間隔より幅広であり、スペーサー55〜58を介して、主要部50及び両扇51,52の背面より後方に固定されている。ただし、各扇51,52との間に配置されたスペーサー55,58と各扇51,52とは、蝶番59,60を介して接続されている。
以上のような構成であるため、従来例では、主要部50及び各扇51,52の表面に夫々描かれた絵が、それよりも奥まった位置に配置された接続板53,54によって、明確に区切られるとともに、漆黒に塗られた接続板53,54の表面から浮かび上がるような視覚的効果を生じるのである。
特開平10−314461号 特開2004−298592号
しかしながら、従来例においては、両扇51,52を最も開いた状態において主要部50と面一となるよう(図8)、各スペーサー55〜58の厚さが均一であったので、両扇51,52を主要部50に接近するよう回動させても、図7に示すように、主要部50の表面と平行となり且つ面接触する位置までは回動させることができず、それゆえに、屏風全体をコンパクトに折畳めないという問題が発生した。このような構造上の問題があるため、従来例を収納する場合には、図8に示すように、両扇51,52を拡げてケースに収容しなければならないので、収納スペースが却って大きくなってしまっていた。
以上に鑑み、本考案の課題は、主要部と両扇との間に間隙を設けるとともに、これら間隙の間を主要部及び両扇よりも奥に配置した接続部により接続する構造を採用しながら、両扇を主要部表面と平行となり且つ面接触する位置まで回動させることができ、もって、両扇を折り畳むことによって収納スペースを小さくすることができる飾り屏風を、提供することである。
本考案による飾り屏風は、上記課題を解決するために、矩形板状の主要部と、この主要部の裏面における両側縁近傍に夫々固定された一対の板状の接続板と、各接続板の表面に固定された一対のスペーサーと、回転軸を有するとともに、前記スペーサーにより、当該回転軸と前記接続板の表面との距離が前記主要部の厚さより長くなり、且つ、前記回転軸が前記主要部の平面と平行となるように保持された少なくとも一対の蝶番と、その裏面の縁部が前記蝶番に接続されることにより、当該蝶番の前記回転軸を中心に回動自在に保持され、前記回転軸と前記接続板の表面との距離と前記主要部の厚さとの差以下の厚さを有する一対の矩形板状の扇とを備えたことを、特徴とする。
以上のように構成された本考案による飾り屏風によると、主要部と両扇との間に間隙を設けるとともに、これら間隙の間を主要部及び両扇よりも奥に配置した接続部により接続する構造を採用しながら、両扇を主要部表面と平行となり且つ面接触する位置まで回動させることができ、もって、両扇を折り畳むことによって収納スペースを小さくすることができる。
使用状態にある実施例の飾り屏風を前方上方から見た状態を示す俯瞰図 最も扇を拡げた状態にある実施例の飾り屏風を示す正面図 最も扇を拡げた状態にある実施例の飾り屏風を示す上面図 最も扇を拡げた状態にある実施例の飾り屏風を示す背面図 扇を閉じた状態にある実施例の飾り屏風を示す上面図 最も扇を拡げた状態にある従来例の正面図 扇を閉じた状態にある従来例の正面図 最も扇を拡げた状態にある従来例の上面図
以下、図面に基づいて、本考案による飾り屏風の実施例を説明する。
図1乃至図4に示すように、本実施例の飾り屏風は、従来例と同様に、人形やミニチュア等の展示物のうち主要な展示物の背後に置かれる矩形板状の主要部1と、主要部1の両側方にそれぞれ配置されるとともに、当該主要部1と同じ高さ及び厚さを有するとともに当該主要部1の半分よりも幅が狭い矩形板状の一対の扇2,3とを、後述する機構によって接続してなる。これら主要部1及び両扇2,3の表面には、展示物が置かれるに相応しい空間を演出するための一連の絵画や、共通のテーマの下に相互に関連するモチーフを共通の手法で描いた絵が、描かれている。
これら主要部1と各扇2,3とを接続する機構は、これら主要部1及び両扇2,3よりも若干高さが低い矩形板状の接続板4,5と、各接続板4,5の外側の側縁4a,5a近傍と各扇2,3の内側の側縁2a,3a近傍との間に配置された角柱状のスペーサー6,7と、各スペーサー6,7と各扇2,3とを連結する二対の蝶番8,9,10,11とから、構成されている。
各接続板4,5の表面は、主要部1及び各扇2,3の表面に夫々描かれた絵を明確に分断し、これらの絵を視覚的に浮かび上がらせるデザイン上の切り返しの効果を奏するよう、例えば漆黒や朱色に塗られている。各接続板4,5の内側の側縁4b,5b近傍は、主要部1の背面における側縁近傍に、例えば、接着剤又は木ねじにより接続されている。すなわち、従来例と異なり、実施例の飾り屏風においては、主要部1と接続板4,5との間のスペーサーが排除されている。
各スペーサー6,7は、主要部1と各接続板4,5との接続しろとほぼ同じ幅及び各接続板4,5と同じ高さを有するとともに、主要部1の二倍の厚さを有する。そして、各スペーサー6,7の外側の側面6a,7aは、各接続板4,5の外側の縁4a,5aと揃えられている。なお、各スペーサー6,7は、接続板4,5に対して接着剤又は木ねじによって固定されている。
各扇2,3は、それぞれ、二個の蝶番8,9,10,11により、各スペーサー6,7の長手方向に直行する面内で回動自在となるように、各スペーサー6,7に取り付けられている。そして、各扇2,3が主要部1から離反し且つ主要部1と平行となる回動位置(図)2〜4の状態)においては、各スペーサー6,7の内側の側面6b,7bは、各扇2,3の内側面2a,3aと揃えられている。なお、各蝶番8,9,10,11の羽は、各スペーサー6,7の表面及び各扇2,3の裏面に固定され、それら羽同士を回動させる回転軸としての軸筒が各スペーサー6,7の内側の縁及び各扇2,3の裏面と内側面2a,3aとの縁に近接して配置されているので、図2〜図4に示す最も拡げた状態においても、図1に示す使用状態においても、各蝶番8,9,10,11の羽は表側からは見えず、わずかに、軸筒が表側から見えるだけなので、主要部1及び各扇2,3の表に描かれた絵及び各接続板4,5が醸し出す美観を損なうこともない。その結果、各蝶番8,9,10,11の回転軸である軸筒は、各接続板4,5の表面との距離が主要部1の厚さの倍となり、且つ、主要部1の表面と平行となるように、保持されているのである。また、各扇2,3の厚さは、各蝶番8,9,10,11の軸筒と各接続板4,5との距離と主要部1の厚さとの差と同じ厚さとなっている。
以上のように構成される本実施例の飾り屏風によると、使用時においては、図1に示すように、両扇2,3を、主要部1に対して約135°の角度をなすように拡げて、人形やミニチュアなどの展示物を飾る台又は床上に置く。すると、主要部1の下縁及び両扇2,3の下縁の全体が上記台又は床に接触するとともに、飾り屏風全体の重心が、主要部1及び両扇2,3によって囲まれた空間の内部に存在することになるので、飾り屏風が安定的に自立する。
また、本実施例では、従来例と頃なり、主要部1と各接続板4,5との間のスペーサーが排除され、各接続板4,5と各扇2,3との間のスペーサー6,7の厚さが主要部1の倍(すなわち、主要部1の厚さと各扇2,3の厚さとを合わせた寸法と同じ)なので、各蝶番8,9,10,11の軸筒を中心に、各扇2,3を主要部1の表面に接近する回転方向(図3において、左の扇2については反時計方向,右の扇3については時計方向)に回動させると、ついには、図5に示すように、各扇2,3は、主要部1の表面と面接触し、主要部1と平行となり且つ各スペーサー6,7と面一となる。
以上のように、本実施例の飾り屏風によると、両扇2,3を主要部1と平行となり且つ主要部1の表面と面接触するように折り畳めるので、収納スペースを小さくすることができる。また、主要部1の表面と両扇2,3の表面とは相互に面接触する為、局所的に力が集中して掛かることがないので、これら表面に描かれた絵が傷ついたり擦れることがない。なお、かかる折り畳み状態において、主要部1と両扇2,3との間に絵の保護用の紙又は布製のシートを挟んでも良いことは、もちろんである。
なお、本実施例において、各接続板4,5の形状は、板状であれば、矩形状の他、様々な形状であっても良い。また、各扇2,3の厚さは、各蝶番8,9,10,11の軸筒と各接続板4,5との距離と主要部1の厚さとの差以下であれば、必ずしも主要部1の厚さと同じでなくても良い。
本考案は、人形やミニチュアを展示する場合の他、茶器等の小物類を飾る場合に用いられるので、そのような展示物を装飾する道具を製造する産業で利用される。
1 主要部
2 扇
3 扇
4 接続板
5 接続板
6 スペーサー
7 スペーサー
8 蝶番
9 蝶番
10 蝶番
11 蝶番

Claims (3)

  1. 矩形板状の主要部と、
    この主要部の裏面における両側縁近傍に夫々固定された一対の板状の接続板と、
    各接続板の表面に固定された一対のスペーサーと、
    回転軸を有するとともに、前記スペーサーにより、当該回転軸と前記接続板の表面との距離が前記主要部の厚さより長くなり、且つ、前記回転軸が前記主要部の平面と平行となるように保持された少なくとも一対の蝶番と、
    その裏面の縁部が前記蝶番に接続されることにより、当該蝶番の前記回転軸を中心に回動自在に保持され、前記回転軸と前記接続板の表面との距離と前記主要部の厚さとの差以下の厚さを有する一対の矩形板状の扇と
    を備えたことと特徴とする飾り屏風。
  2. 前記一対のスペーサーは、それぞれ、角柱状であり、その前記主要部側の縁に前記蝶番が固定されている
    ことを特徴とする請求項1記載の飾り屏風。
  3. 前記一対の扇の厚さは前記主要部の厚さと同じであり、前記スペーサーにより保持された前記蝶番における前記回転軸の前記接続板の表面との距離は、前記主要部の厚さの倍である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の飾り扇。
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