JP3214117B2 - 交換レンズ及び焦点検出可能なカメラ - Google Patents

交換レンズ及び焦点検出可能なカメラ

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JP3214117B2
JP3214117B2 JP31936092A JP31936092A JP3214117B2 JP 3214117 B2 JP3214117 B2 JP 3214117B2 JP 31936092 A JP31936092 A JP 31936092A JP 31936092 A JP31936092 A JP 31936092A JP 3214117 B2 JP3214117 B2 JP 3214117B2
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focus
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camera
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信一 塚田
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    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
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    • G03B17/14Bodies with means for supporting objectives, supplementary lenses, filters, masks, or turrets interchangeably
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals

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  • Focusing (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、その固有データを記
憶する交換レンズ及びその交換レンズの固有データと自
動焦点検出装置の固有データを用いて、焦点検出が可能
か否かを判断する焦点検出可能なカメラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の焦点検出可能なカメラとして、例
えば、交換レンズに射出瞳を表すデータを記憶させて置
き、これを利用して焦点検出可能か否かを判断するもの
(特開昭63−284526号)が知られている。ここ
で、射出瞳とは、交換レンズの絞り開口の、その絞り開
口より後ろにある光学系による像のことをいい、一般
に、射出光束は射出瞳では決定できない。この理由は、
射出光束が絞り以外の開口(絞り開口の前又は後にある
レンズブロックの縁など)で制限されることがあるから
であり、特に、像高が高くなると顕著になる。このよう
に、絞り開口以外の開口によって射出光束が制限され、
結果的に像高が高くなると射出光量が少なくなってしま
う現象は、ヴィグネッティングと呼ばれ広く知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の焦点検出可能なカメラにとって必要となるのは、射出
光束の情報であって、上記の説明のように射出瞳が射出
光束を完全には決定してないとすると、焦点検出が可能
か否かを判断するには、射出瞳の情報では不十分であっ
た。
【0004】特開昭63−284526号には、像高補
正なる量も記憶して置くとあるが、この像高補正は、い
わゆるヴィグネッティングのことではなく、像高が高く
なると射出瞳を斜めに見ることになるので射出瞳は偏平
になる、その補正量のことであり、射出光束を正しく表
すものではない。
【0005】この発明の第1の目的は、射出光束を正し
く表す固有データを記憶する交換レンズを提供すること
である。また、この発明の第2の目的は、交換レンズ内
の固有データを用いて、焦点検出が可能か否かの判断を
正確に行うことができる焦点検出可能なカメラを提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明による交換レンズの第1の解決手段は、任意
像高に対する射出光束を表すデータを記憶するレンズ側
記憶手段31を有することを特徴とする。また、本発明
による交換レンズの第2の解決手段では、前記任意像高
に対する射出光束を表すデータは、複数の円形開口の位
置と大きさであることを特徴とすることができる。
【0007】本発明による焦点検出可能なカメラの第1
の解決手段は、前記第1又は第2の解決手段による交換
レンズを装着する焦点検出可能なカメラにおいて、撮影
画面内の任意像高の焦点検出領域により焦点検出を行い
ピント位置を出力する少なくとも1つの焦点検出手段4
0と、前記焦点検出手段の測距瞳の位置及び形状、測距
像点を表すデータを記憶するボディ側記憶手段22と、
前記レンズ側記憶手段に記憶されたデータと前記ボディ
側記憶手段に記憶されたデータに基づいて焦点検出が可
能か不可能かを判断する判断手段21とを含むことを特
徴とする。
【0008】また、本発明による焦点検出可能なカメラ
の第2の解決手段は、前記焦点検出手段のうちで、前記
判断手段により焦点検出可能であると判断されたものに
基づいて、焦点検出を行うように制御する制御手段を付
加したことを特徴とすることができる。第3の解決手段
は、前記判断手段の判断結果を表示する表示手段を付加
したことを特徴とすることができる。第4の解決手段
は、前記判断手段の判断結果が焦点検出不可能であると
きに警報を発生する警報手段を付加したことを特徴とす
ることができる。
【0009】
【作用】この発明によれば、交換レンズには、任意像高
に対する射出光束を表すデータを記憶させておき、カメ
ラボディには、焦点検出装置の固有データをその種類に
従って記憶させておくので、任意の交換レンズとカメラ
を組み合わせた場合に、焦点検出が可能か否かの判断を
正確に行うことが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面などを参照しながら、実施例をあ
げて、さらに詳しく説明する。図1は、本発明による焦
点検出可能なカメラの実施例を示す構成図である。この
実施例では、カメラボディ20に交換レンズ30が着脱
自在に装着されており、交換レンズ30の撮影レンズ3
2を通過した被写体光の一部は、カメラボディ20に内
蔵された可動ミラー25の透過部を通過して、可動ミラ
ー25に固定されている副ミラー26によって下方に反
射され、焦点検出装置40に入射される。一方、被写体
光の一部は、可動ミラー25によって上方に反射され、
焦点板27、ペンタプリズム28を通過して、接眼レン
ズ29に導かれる。
【0011】交換レンズ30には、交換レンズ30の固
有データを記憶するレンズ側メモリ31が設けられてお
り、カメラボディ20には、カメラボディ20に搭載さ
れている焦点検出装置40の固有データを記憶するボデ
ィ側メモリ22が設けられている。焦点検出装置40
は、図4に後述するのとほぼ同様に、コンバータレンズ
41、ミラー42、絞りマスク43、再結像レンズ4
4、受光素子45などから構成されている。CPU21
は、カメラボディ20に設けられ、カメラの全体的な制
御を行うためのものであり、レンズ側メモリ31、ボデ
ィ側メモリ22等からの信号を受信して、焦点検出が可
能か否かを判断する(判断手段)。そして、焦点検出が
可能な場合には、焦点検出装置40を作動させ、その結
果により焦点調節のための駆動信号を生成して、その駆
動信号をレンズ駆動装置24に送信し、焦点検出が不可
能な場合には、表示装置23にその旨の表示を行う。
【0012】ここで、図2〜図6を参照して、交換レン
ズ30及び焦点検出装置40に記憶される固有データに
ついて、さらに詳しく説明する。本願発明者等は、その
光軸に対して回転対称な交換レンズの任意像高に対する
射出光束は、光軸をその中心とする複数の円形開口を用
いて表現できることを見いだした。具体的には、レンズ
側メモリ31には、交換レンズ30の固有データとし
て、任意像高に対する射出光束を表すデータ等が記憶さ
れており、ボディ側メモリ22には、焦点検出装置40
の固有データとして、測距瞳の位置及び形状、測距像点
を表すデータ等が記憶されている。
【0013】すなわち、ある交換レンズ30に対して、
適当な複数個の円形開口を選んだときに、それら複数の
円形開口のすべてを通過し、像面上の任意のある像点で
交わる光線群は、その交換レンズ30のその像点におけ
る射出光束と一致する。図2は、これを示したものであ
り、ある交換レンズ30(ここでは、広角レンズである
とする)の像高0mmの点と、像高15mmの点の射出
光束と円形開口の断面図である。この交換レンズ30の
場合には、円形開口の数は2個である。この円形開口の
数は、交換レンズにより異なるが、多数の交換レンズを
調べた結果では、円形開口の数は少ないもので2個、多
い場合でも4個あれば十分であることがわかっている。
【0014】図3(a)は、図2の点線で示した面Aに
おける、像高15mmの実際の射出光束の断面図(図の
実線で囲まれた部分)と、2個の円形開口1,2で決定
される射出光束の断面図(図の微小点を描いた部分)を
重ねて表したものである。図3(b)は、図3(a)と
同じものであるが、ただ像高を10mmとした場合であ
る。図3(a)、図3(b)共に、実際の射出光束と2
個の円形開口1,2によって決定される射出光束は一致
している。この円形開口1,2は、光軸を中心とするも
のであるので、それを表すパラメータは、像面からの距
離di と半径ri の2つで十分である。したがって、こ
の交換レンズ30の場合には、d1 ,d2 ,r1 ,r2
の計4個のデータをレンズ側メモリ31に記憶しておけ
ばよい。
【0015】ここで、上述したように、交換レンズの種
類により、必要となる円形開口の数が異なるので、一般
性を持たせるために、交換レンズが記憶すべきデータ
は、円形開口の数n、di (i=1〜n)、ri (i=
1〜n)の合計(2n+1)個とする。なお、Fナンバ
ーと同等な値Fi =di /2ri を、ri のかわりに記
憶しておいてもよい。
【0016】次に、上述した射出光束のデータが自動焦
点検出にどのように利用されるかについて説明する。ま
ず、図4を参照しながら、焦点検出装置40について説
明する。焦点検出装置40は、現在良く用いられてい
る、いわゆる位相差方式と呼ばれるものが採用されてい
る。すなわち、交換レンズ30からの射出光束から、2
つの部分光束を取り出し、各々の部分光束の結像位置の
違いによりピント状態を検出するというものである。受
光素子45は、結像位置の違いを知るために、2つの結
像面には微小光電素子を一次元に配列したCCD等など
の2つの受光素子45a,45bが用いられており、一
般的に、この配列方向と2つの検出開口43a,43b
の並び方向は一致している。この実施例の焦点検出装置
40においては、測距像高はhp 、測距瞳の像面からの
距離はdp 、測距光軸の撮影レンズ32に対するにらみ
角はθp となっている。
【0017】図5は、図4に示す絞りマスク43上の検
出開口43a,43bのコンバータレンズ41による
像、すなわち一例としての測距瞳43a’,43b’を
示したものである。この測距瞳43a’,43b’は、
図4の測距瞳面B上にある。測距瞳の形状は種々ある
が、図5に示したものが代表的な形状である。このよう
な形状の場合に、測距瞳の位置と形状としては、図5に
示した6個の点p1 ,p2 ,p3 ,p4 ,p5 ,p6
位置座標がわかっていれば、焦点検出可能か否かの判断
に用いるには十分である。したがって、この実施例のカ
メラに、図4に示すような焦点検出装置40が搭載され
る場合に、ボディ側メモリ22には、図5に示した6個
の点p1 ,p2 ,p3 ,p4 ,p5 ,p6 の位置座標及
び測距像点(p0 とする)の位置座標が記憶される。こ
のときに、座標の選び方は任意であるが、交換レンズ3
0の光軸をZ軸、像面がX−Y面(したがって、原点は
像面内にある)と定めておくと便利である。
【0018】カメラボディ20にある交換レンズ30を
付けたときに、焦点検出が可能か否かは、その交換レン
ズ30の測距像点p0 に対する射出光束が焦点検出装置
40の測距瞳43a’,43b’をカバーしているか否
かということになる。射出光束が測距瞳43a’,43
b’をカバーしていないと、いわゆるケラレが生じ、誤
測距を行ってしまうことになる。図6(a)は、カバー
している状態、図6(b)は、ケラレている状態をそれ
ぞれ示す図である。
【0019】CPU21は、内蔵された演算装置からな
る判断手段において、次のようにして射出光束が測距瞳
をカバーしているか否かの判断を行う。ここで、交換レ
ンズ30の円形開口のデータは、開口数n、各開口の像
面からの距離di (i=1〜n)、各開口の半径r
i (i=1〜n)とする。なお、これらのデータより、
以下の計算に必要な、各円形開口を表す面の方程式を得
るのは容易であるので省略する。
【0020】まず、測距像点p0 と測距瞳を表す1つの
点p1 を結ぶ直線の方程式を計算する。次に、この直線
とn個の円形開口を表す面との各々の交点を計算し、こ
の各々の交点が各々の円形開口の内部にあるか否か判断
する。もし、すべての円形開口について内部にある場合
には、点p1 は射出光束の内部にあることになる。同様
に、点p0 と点p2 を結ぶ直線、点p0 と点p3 を結ぶ
直線について同様な計算を行い、最後に点p0 と点p6
を結ぶ直線について同様な計算を行う。点p1 から点p
6 のすべての点が、射出光束の内部にあれば、射出光束
は測距瞳をカバーしていると判断し、逆に、ひとつの点
でも射出瞳の外部にあれば、ケラレていると判断する。
そして、CPU21は、射出光束が測距瞳43a’,4
3b’をカバーしておらず焦点検出が不可能であると判
断した場合には、この焦点検出装置40では、焦点検出
を行わないこととし、表示装置23にその旨を表示す
る。
【0021】この実施例では、測距瞳形状は、図5に示
したような場合を例にして説明したが、さらに、複雑な
形状の場合であっても、測距瞳を表す点の数を増やすこ
とにより、上記と同じ計算方法を行うことができる。
【0022】ここで、具体的に、円形開口の定義の仕方
を説明する。図7は、ある広角レンズ50の断面図であ
る。また、各像高に結像する光束の光路図でもある。こ
の広角レンズ50は、5個のレンズブロック1G〜5
G、絞り開口51、固定開口52とから構成されてい
る。絞り開口51のその絞り開口51よりも後ろにある
レンズブロック3G,4G,5Gによる像が射出瞳であ
る。図7に示すように、各像高に結像する光束は、絞り
開口51ではなく、光束の下側は固定開口52、上側は
レンズブロック4Gの縁によって制限されていることが
わかる。このように、絞り開口51が開放の場合には、
一般的に、射出光束は、絞り開口51以外の所で制限さ
れる。したがって、絞り開口51が開放の場合には、射
出瞳のデータだけでは、射出光束を表すことはできな
い。
【0023】絞り開口51の像として、射出瞳が定義さ
れたように、レンズブロック4Gの縁のレンズブロック
5Gの像が定義される。この像は、円形であるので、円
形像1’と呼ぶことにする。もちろん、この円形像1’
が像面からどのくらい離れた所に形成されるかも簡単に
計算できる。同様に、固定開口52のレンズブロック2
G,3G,4G,5Gの像を円形像2’と呼ぶことにす
る。定義のしかたにより、各像高の射出光束は、この2
つの円形像1’及び円形像2’のみによって制限される
ことがわかる。すなわち、この円形像1’が図2の円形
開口1に相当し、円形像2’が図2の円形開口2に相当
する。もちろん、収差等の影響があるので、円形像1’
及び円形像2’をそのまま円形開口とするのではなく、
適当に補正を加える。
【0024】図8は、本発明による焦点検出可能なカメ
ラの他の実施例を示す図、図9〜図11は、図8の実施
例の動作を説明する流れ図である。なお、この実施例の
主要部は、図1に示した実施例と同様な構成であるの
で、図1を用いて説明することとし、重複する説明は省
略する。この実施例のカメラは、カメラボディ20に複
数の焦点検出装置40−j(この実施例では、j=1〜
3)を搭載している。これらの3個の焦点検出装置40
−1,40−2,40−3の撮影画面60内での検出位
置は、図8に示すように、焦点検出装置40−1が略画
面中央、焦点検出装置40−3がかなり像高が高い所、
焦点検出装置40−2が両者の中程である。なお、撮影
画面60の左側にも焦点検出装置40−2,40−3に
相当するものがあるが、像高に関する説明では同様であ
るので、図示を省略してある。
【0025】このとき、カメラボディ20のボディ側メ
モリ22には、それぞれの焦点検出装置40−jの測距
瞳の位置及び形状と測距像点のデータが記憶されてい
る。具体的には、上述した実施例のように、焦点検出装
置40−1に対してはp0 −1〜p6 −1の合計7個の
点の位置座標、焦点検出装置40−2に対してはp0
2〜p6 −2の合計7個の点の位置座標、焦点検出装置
40−3に対してはp0−3〜p6 −3の合計7個の点
の位置座標である。
【0026】このカメラボディ20に、交換レンズ30
を装着したとする。この交換レンズ30は、レンズ側メ
モリ31に、円形開口のデータ、開口数n、各開口の像
面からの距離di (i=1〜n)、各開口の半径r
i (i=1〜n)を記憶している。このとき、CPU2
1は、まず、交換レンズ30のレンズ側メモリ31に記
憶された円形開口のデータの組を読み込む(S10
1)。次に、焦点検出装置40−1に関するデータをボ
ディ側メモリ22から読み込む(S102)。これらの
データより、上述した実施例のような演算により、焦点
検出装置40−1の測距瞳がケラレているか否かを演算
し(S103)、ケラレている場合には、1番目のフラ
グを立てる(S104)。この動作を、焦点検出装置4
0の数j(この実施例では、j=3)だけ行い(S10
5)、フラグの結果をファインダ内の表示装置23に表
示する(S106)。
【0027】ここで、カメラが総合的にピント位置を決
定する場合には、図10に示すAFルーチン(1)が実
行される。すなわち、図9のステップ104で立てられ
た全フラグを検出し(S201)、フラグの立っていな
い焦点検出装置40−jを動作させる(S202)。C
PU21は、それぞれの検出結果を例えば、平均するな
どして処理し、レンズ駆動量を算出し(S203)、レ
ンズ駆動装置24に駆動量に応じた信号を出力し、撮影
レンズ32内の合焦レンズを駆動する(S204)。
【0028】また、撮影者がj番目の焦点検出装置40
−jを選択した場合には、図11のAFルーチン(2)
が実行される。すなわち、j番目のフラグを検出し(S
301)、フラグが立っている場合には(S302)、
表示装置23やブザーなどで警報を発する(S30
3)。j番目のフラグが立っていない場合には、j番目
の焦点検出装置40−jを作動させる(S304)。検
出結果によりレンズ駆動量を算出し(S305)、レン
ズ駆動装置24にレンズ駆動量に応じた信号を出力し、
撮影レンズ32内のレンズを駆動する(S305)。
【0029】以上説明した実施例に限定されることな
く、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明
の範囲内である。例えば、前述した実施例では、単焦点
レンズについて説明したが、交換レンズの種類にはズー
ムレンズもあり、この発明を適用することができる。ズ
ームレンズは、光学状態を変えることにより、像面の位
置を変化させないで、焦点距離を連続的に可変できるよ
うにしたものである。このズームレンズは、光学状態が
変わるために、射出光束も変わることになるので、以下
のように対処する。
【0030】ズームレンズでは、一般に、光学状態は連
続的に変化するが、この変化領域を複数部分(以下、ポ
ジションと呼ぶ)に分割して考える。この分割を細かく
する(ポジションを多くする)ことにより、1つのポジ
ション内では射出光束を含めた光学特性はほぼ等しくみ
なせるようになる。このように考えると、ズームレンズ
は、ポジションの数だけ単焦点レンズが集まったものと
みなすことができる。前述したように、単焦点レンズの
1つに1組の円形開口のデータが必要であったので、ズ
ームレンズには、ポジションの数だけ円形開口のデータ
組を記憶させておくようにすればよい。
【0031】具体的にいえば、ズーム式の交換レンズ3
0をカメラボディ20に装着したときに、ズーミングに
よりポジションが変わった場合には、交換レンズ30
は、カメラボディ20のCPU21にポジションが変化
した信号を送る。CPU21は、この信号を受け取る
と、現在のポジションに対応する円形開口データ組を交
換レンズ30のレンズ側メモリ31から読み出す。
【0032】また、これは、単焦点レンズ、ズームレン
ズに限らないが、交換レンズの種類には、リアフォーカ
スレンズのように、フォーカシングにより光学状態が変
化し、したがって射出光束が変化するものもある。この
場合にも、ズーミングの場合と同様にして、複数のポジ
ションを設けることにより対処することができる。
【0033】なお、交換レンズ内に記憶された射出光束
を表すデータは、カメラの焦点検出装置ばかりでなく、
測光装置にも使用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、レンズ
側記憶手段には、任意像高に対する射出光束を表すデー
タを記憶させておき、ボディ側記憶手段には、焦点検出
手段の固有データを搭載している種類に従って記憶させ
ておくことにしたので、任意の交換レンズとカメラボデ
ィの組み合わせにおいて、焦点検出が可能か否かの判断
を正確に行うことが可能となった。
【0035】また、請求項2によれば、任意像高に対す
る射出光束を表すデータとして、複数の円形開口の位置
と大きさを採用したので、交換レンズに記憶するデータ
数を少なく抑えることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による交換レンズ及び焦点検出可能なカ
メラの一実施例を示す構成図である。
【図2】複数の円形開口と射出光束を示した図である。
【図3】実施例に係る交換レンズにおける実際の射出光
束と複数の円形開口より決定される射出光束を重ねて示
した図である。
【図4】実施例に係るカメラの焦点検出装置を説明する
図である。
【図5】図4の焦点検出装置の測距瞳を示した図であ
る。
【図6】ケラレを説明する図である。
【図7】ある広角レンズを各像高に結像する光束の光路
とともに示す断面図である。
【図8】本発明による焦点検出可能なカメラの他の実施
例を説明する図である。
【図9】図8の実施例の動作〔ケラレ判別ルーチン〕を
説明する流れ図である。
【図10】図8の実施例の動作〔AFルーチン(1)〕
を説明する流れ図である。
【図11】図8の実施例の動作〔AFルーチン(2)〕
を説明する流れ図である。
【符号の説明】
20 カメラボディ 21 CPU 22 ボディ側メモリ 23 表示装置 24 レンズ駆動装置 25 可動ミラー 26 副ミラー 27 焦点板 28 ペンタプリズム 29 接眼レンズ 30 交換レンズ 31 レンズ側メモリ 32 撮影レンズ 40 焦点検出装置 41 コンバータレンズ 42 ミラー 43 絞りマスク 43a,43b 検出開口 43a’,43b’測距瞳 45a,45b 受光素子 B 測距瞳面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03B 17/14 G03B 3/00 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/34 G03B 7/00 - 7/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意像高に対する射出光束を表すデータ
    を記憶するレンズ側記憶手段を有することを特徴とする
    交換レンズ。
  2. 【請求項2】 前記任意像高に対する射出光束を表すデ
    ータは、複数の円形開口の位置と大きさであることを特
    徴とする請求項1に記載の交換レンズ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の交換レン
    ズを装着する焦点検出可能なカメラにおいて、 撮影画面内の任意像高の焦点検出領域により焦点検出を
    行いピント位置を出力する少なくとも1つの焦点検出手
    段と、 前記焦点検出手段の測距瞳の位置及び形状、測距像点を
    表すデータを記憶するボディ側記憶手段と、 前記レンズ側記憶手段に記憶されたデータと前記ボディ
    側記憶手段に記憶されたデータに基づいて焦点検出が可
    能か不可能かを判断する判断手段とを含むことを特徴と
    する焦点検出可能なカメラ。
  4. 【請求項4】 前記焦点検出手段のうちで、前記判断手
    段により焦点検出可能であると判断されたものに基づい
    て、焦点検出を行うように制御する制御手段を付加した
    ことを特徴とする請求項3に記載の焦点検出可能なカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記判断手段の判断結果を表示する表示
    手段を付加したことを特徴とする請求項3又は請求項4
    に記載の焦点検出可能なカメラ。
  6. 【請求項6】 前記判断手段の判断結果が焦点検出不可
    能であるときに警報を発生する警報手段を付加したこと
    を特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載
    の焦点検出可能なカメラ。
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