JP3214035B2 - 磁気記録媒体用強磁性金属粉末の評価方法 - Google Patents
磁気記録媒体用強磁性金属粉末の評価方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強磁性金属材料あるい
は強磁性合金材料よりなる磁気記録媒体用強磁性金属粉
末の評価方法に関する。
は強磁性合金材料よりなる磁気記録媒体用強磁性金属粉
末の評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープや磁気ディスク等の磁気記録
媒体としては、非磁性支持体上に強磁性粉末や樹脂結合
剤,有機溶剤,各種添加剤等を混合分散して調製される
磁性塗料を塗布することで磁性層が形成された,いわゆ
る塗布型の磁気記録媒体が広く用いられている。磁気記
録の分野、特にVTR(ビデオテープレコーダ)等にお
いては、高画質化等を図るためにより一層の高記録密度
化が要求されており、上記磁気記録媒体においても、こ
のような要求に応えるべく、従来より磁性粉末として使
用されていた酸化鉄系磁性粉末に代わり、鉄又は鉄を主
体とする金属磁性粉末を用いたり、磁性粉末の微細化等
が図られるようになっている。
媒体としては、非磁性支持体上に強磁性粉末や樹脂結合
剤,有機溶剤,各種添加剤等を混合分散して調製される
磁性塗料を塗布することで磁性層が形成された,いわゆ
る塗布型の磁気記録媒体が広く用いられている。磁気記
録の分野、特にVTR(ビデオテープレコーダ)等にお
いては、高画質化等を図るためにより一層の高記録密度
化が要求されており、上記磁気記録媒体においても、こ
のような要求に応えるべく、従来より磁性粉末として使
用されていた酸化鉄系磁性粉末に代わり、鉄又は鉄を主
体とする金属磁性粉末を用いたり、磁性粉末の微細化等
が図られるようになっている。
【0003】ところで、塗布型の磁気記録媒体におい
て、良好な電磁変換特性を得るとともに耐久性を向上さ
せるには磁性層の表面性が優れていることが必要であ
り、そのためには、強磁性粉末が結合剤中に高度に分散
していることが重要となる。
て、良好な電磁変換特性を得るとともに耐久性を向上さ
せるには磁性層の表面性が優れていることが必要であ
り、そのためには、強磁性粉末が結合剤中に高度に分散
していることが重要となる。
【0004】しかしながら、微細な金属磁性粉末、すな
わち比表面積が大きな金属磁性粉末は、凝集力が大き
く、磁性塗料中に均一に分散させるのが困難である。こ
のため、磁気記録媒体に使用する上記金属磁性粉末にお
いては、分散性を良好なものとするために、Al,S
i,Ni,Co,Mn,Zn,Cr等の金属と合金化す
る、界面活性作用を有する有機低分子等により修飾す
る、あるいは粒子表面に分散剤を乾式,湿式等により被
着する等の処理が施される。そして、このように処理が
施された金属磁性粉末について、さらに分散性の良否を
評価し、特に良好な分散性を有するものを選出して、磁
気記録媒体用磁性粉末として使用する。
わち比表面積が大きな金属磁性粉末は、凝集力が大き
く、磁性塗料中に均一に分散させるのが困難である。こ
のため、磁気記録媒体に使用する上記金属磁性粉末にお
いては、分散性を良好なものとするために、Al,S
i,Ni,Co,Mn,Zn,Cr等の金属と合金化す
る、界面活性作用を有する有機低分子等により修飾す
る、あるいは粒子表面に分散剤を乾式,湿式等により被
着する等の処理が施される。そして、このように処理が
施された金属磁性粉末について、さらに分散性の良否を
評価し、特に良好な分散性を有するものを選出して、磁
気記録媒体用磁性粉末として使用する。
【0005】ここで、金属磁性粉末の分散性の良否は、
各種pH標準液を用いて金属磁性粉末の等電位点を測定
し、測定された等電位点を指標として判断するのが一般
的である。たとえば特公昭63−22367号公報にお
いては、等電位点がpH7.5以上の金属磁性粉末を良
好な分散性を有するものとして磁気記録媒体用磁性粉末
として使用している。
各種pH標準液を用いて金属磁性粉末の等電位点を測定
し、測定された等電位点を指標として判断するのが一般
的である。たとえば特公昭63−22367号公報にお
いては、等電位点がpH7.5以上の金属磁性粉末を良
好な分散性を有するものとして磁気記録媒体用磁性粉末
として使用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らが上述のよ
うな等電位点を指標とする評価選出法によって選出され
なかった金属磁性粉末について、分散性を測定したとこ
ろ、選出されなかった金属磁性粉末中にも良好な分散性
を有するものが含まれていることが判明した。このこと
は、金属磁性粉末の分散性は、等電位点では正確に評価
されず、良好な分散性を有する金属磁性粉末をのみを効
率良く得るには、等電位点を分散性の指標とするのは不
適当であることを示している。
うな等電位点を指標とする評価選出法によって選出され
なかった金属磁性粉末について、分散性を測定したとこ
ろ、選出されなかった金属磁性粉末中にも良好な分散性
を有するものが含まれていることが判明した。このこと
は、金属磁性粉末の分散性は、等電位点では正確に評価
されず、良好な分散性を有する金属磁性粉末をのみを効
率良く得るには、等電位点を分散性の指標とするのは不
適当であることを示している。
【0007】そこで、本発明はこのような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、良好な分散性を有すると
ともに、金属磁性粉末が高効率で使用できる磁気記録媒
体用強磁性金属粉末の評価方法を提供することを目的と
する。
鑑みて提案されたものであり、良好な分散性を有すると
ともに、金属磁性粉末が高効率で使用できる磁気記録媒
体用強磁性金属粉末の評価方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らが金属磁性粉
末の分散性を正確に反映し得る指標を見い出すべく鋭意
検討を重ねた結果、金属磁性粉末の分散性は、該金属磁
性粉末の等電位点よりもむしろpH10での表面電位Z
PpH=10とpH7での表面電位ZPpH=7の差に
大きく依存し、この表面電位差ZPpH=10 −ZP
pH=7を指標とすることにより、金属磁性粉末の分散
性が正確に判断できるとの知見を得るに至った。
末の分散性を正確に反映し得る指標を見い出すべく鋭意
検討を重ねた結果、金属磁性粉末の分散性は、該金属磁
性粉末の等電位点よりもむしろpH10での表面電位Z
PpH=10とpH7での表面電位ZPpH=7の差に
大きく依存し、この表面電位差ZPpH=10 −ZP
pH=7を指標とすることにより、金属磁性粉末の分散
性が正確に判断できるとの知見を得るに至った。
【0009】本発明に係る磁気記録媒体用強磁性金属粉
末の評価方法は、このような知見に基づいて完成された
ものであり、強磁性金属材料あるいは強磁性合金材料よ
りなり、pH10での表面電位をZPpH=10、pH
7での表面電位をZPpH=7としたときに、ZP
pH=10−ZPpH=7≦−30mVなる条件で評価
を行う。
末の評価方法は、このような知見に基づいて完成された
ものであり、強磁性金属材料あるいは強磁性合金材料よ
りなり、pH10での表面電位をZPpH=10、pH
7での表面電位をZPpH=7としたときに、ZP
pH=10−ZPpH=7≦−30mVなる条件で評価
を行う。
【0010】さらには、本発明においては、比表面積が
50m2/g以下である条件で評価を行うことが望まし
い。
50m2/g以下である条件で評価を行うことが望まし
い。
【0011】強磁性金属材料あるいは強磁性合金材料よ
りなる金属磁性粉末は、例えばAl,Si,Ni,C
o,Mn,Zn,Cr等と合金化する、表面活性作用を
有する有機物低分子で修飾する、又は分散剤を乾式、湿
式等により表面に被着する等により表面性が制御され
る。このようにして表面性が制御された金属磁性粉末の
うち、より高度な分散性を有する磁性粉末のみをもれな
く選出するためには、各金属磁性粉末の分散性の良否
を、該金属磁性粉末の分散性を正確に反映する指標を用
いて判断することが重要となる。
りなる金属磁性粉末は、例えばAl,Si,Ni,C
o,Mn,Zn,Cr等と合金化する、表面活性作用を
有する有機物低分子で修飾する、又は分散剤を乾式、湿
式等により表面に被着する等により表面性が制御され
る。このようにして表面性が制御された金属磁性粉末の
うち、より高度な分散性を有する磁性粉末のみをもれな
く選出するためには、各金属磁性粉末の分散性の良否
を、該金属磁性粉末の分散性を正確に反映する指標を用
いて判断することが重要となる。
【0012】そこで、本発明においては、各金属磁性粉
末の分散性をpH10での表面電位ZPpH=10とp
H7での表面電位ZPpH=7との差を指標に定め、上
記表面電位の差が30mV以上のもの、すなわちZP
pH=10 −ZPpH=7≦−30mVなる条件を満
たすものを良好な分散性を有するものとして選出し、磁
気記録媒体用磁性粉末として使用することとする。
末の分散性をpH10での表面電位ZPpH=10とp
H7での表面電位ZPpH=7との差を指標に定め、上
記表面電位の差が30mV以上のもの、すなわちZP
pH=10 −ZPpH=7≦−30mVなる条件を満
たすものを良好な分散性を有するものとして選出し、磁
気記録媒体用磁性粉末として使用することとする。
【0013】すなわち、金属磁性粉末において、分散性
と上記表面電位差ZPpH=10−ZPpH=7とは、
ほぼ正確な比例関係を示す。したがって、表面電位差Z
PpH=10−ZPpH=7は分散性の正確な指標とな
る。本発明では、良好な分散性を有する金属磁性粉末を
選出するに当たって、このような表面電位差ZP
pH=10−ZPpH=7を選出指標としているので、
良好な分散性を有する金属磁性粉末のみがもれなく選出
されることとなり、良好な分散性を有する金属磁性粉末
が効率良く使用されることとなる。
と上記表面電位差ZPpH=10−ZPpH=7とは、
ほぼ正確な比例関係を示す。したがって、表面電位差Z
PpH=10−ZPpH=7は分散性の正確な指標とな
る。本発明では、良好な分散性を有する金属磁性粉末を
選出するに当たって、このような表面電位差ZP
pH=10−ZPpH=7を選出指標としているので、
良好な分散性を有する金属磁性粉末のみがもれなく選出
されることとなり、良好な分散性を有する金属磁性粉末
が効率良く使用されることとなる。
【0014】なお、上記強磁性金属粉末を構成する材料
としては、Fe,Co,Ni等の強磁性金属材料や、F
e−Co,Fe−Ni,Fe−Co−Ni,Co−N
i,Fe−Mn−Zn,Fe−Ni−Zn,Fe−Co
−Ni−Cr,Fe−Co−Ni−P,Fe−Co−
B,Fe−Co−Cr−B,Fe−Co−V等のFe,
Co,Niを主成分とする各種強磁性合金材料等が挙げ
られる。
としては、Fe,Co,Ni等の強磁性金属材料や、F
e−Co,Fe−Ni,Fe−Co−Ni,Co−N
i,Fe−Mn−Zn,Fe−Ni−Zn,Fe−Co
−Ni−Cr,Fe−Co−Ni−P,Fe−Co−
B,Fe−Co−Cr−B,Fe−Co−V等のFe,
Co,Niを主成分とする各種強磁性合金材料等が挙げ
られる。
【0015】また、強磁性金属粉末の比表面積は、高密
度記録化を考慮すると30m2/g以上、より好ましく
は40m2/g以上であることが望ましいが、結合剤中
に均一に分散させるためには、50m2/g以下である
ことが好ましい。
度記録化を考慮すると30m2/g以上、より好ましく
は40m2/g以上であることが望ましいが、結合剤中
に均一に分散させるためには、50m2/g以下である
ことが好ましい。
【0016】本発明に係る評価方法に評価される磁気記
録媒体用強磁性金属粒子は、樹脂結合剤や有機溶剤とと
もの混練して磁性塗料とすることができ、この磁性塗料
を非磁性支持体上に塗布することにより磁気記録媒体が
得られる。この場合、樹脂結合剤や有機溶剤、各種添加
剤としては、通常の磁気記録媒体に用いられるものがい
ずれも使用可能であり、配合比等も通常の磁気記録媒体
の場合に準じて設定される。
録媒体用強磁性金属粒子は、樹脂結合剤や有機溶剤とと
もの混練して磁性塗料とすることができ、この磁性塗料
を非磁性支持体上に塗布することにより磁気記録媒体が
得られる。この場合、樹脂結合剤や有機溶剤、各種添加
剤としては、通常の磁気記録媒体に用いられるものがい
ずれも使用可能であり、配合比等も通常の磁気記録媒体
の場合に準じて設定される。
【0017】
【作用】本発明において、磁気記録媒体用磁性粉末とし
て使用する金属磁性粉末を選択するに際して、表面電位
差ZPpH=10−ZPpH=7が−30mV以下の金
属磁性粉末を分散性が良好なものと評価し、選出する。
て使用する金属磁性粉末を選択するに際して、表面電位
差ZPpH=10−ZPpH=7が−30mV以下の金
属磁性粉末を分散性が良好なものと評価し、選出する。
【0018】金属磁性粉末において、分散性と表面電位
差ZPpH=10−ZPpH=7とは、ほぼ正確な比例
関係を示す。したがって、表面電位差ZPpH=10
−ZPpH=7を指標とすると、金属磁性粉末の分散性
が正確に評価され、良好な分散性を有する磁性粉末のみ
がもれなく磁気記録媒体用磁性粉末として使用されるこ
ととなる。
差ZPpH=10−ZPpH=7とは、ほぼ正確な比例
関係を示す。したがって、表面電位差ZPpH=10
−ZPpH=7を指標とすると、金属磁性粉末の分散性
が正確に評価され、良好な分散性を有する磁性粉末のみ
がもれなく磁気記録媒体用磁性粉末として使用されるこ
ととなる。
【0019】
【実施例】本発明の好適な実施例について、実験結果に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0020】下記に示す組成を有する磁性塗料組成物を
ボールミールに投入し、24時間分散、混合して磁性塗
料を調整した。 磁性塗料組成物 強磁性金属粉末 100重量部 塩化ビニル樹脂 10重量部 熱可塑性ポリウレタン樹脂 10重量部 カーボン微粉末 3重量部 アルミナ微粉末 2重量部 メチルエチルケトン 100重量部 トルエン 100重量部 シクロヘキサノン 50重量部 そして、調整した磁性塗料を厚さ11μmのポリエステ
ルフィルム上に乾燥厚み3.5μmとなるように塗布乾
燥して磁気テープ(磁気テープ1〜磁気テープ3,比較
テープ1,比較テープ2)を作成した。
ボールミールに投入し、24時間分散、混合して磁性塗
料を調整した。 磁性塗料組成物 強磁性金属粉末 100重量部 塩化ビニル樹脂 10重量部 熱可塑性ポリウレタン樹脂 10重量部 カーボン微粉末 3重量部 アルミナ微粉末 2重量部 メチルエチルケトン 100重量部 トルエン 100重量部 シクロヘキサノン 50重量部 そして、調整した磁性塗料を厚さ11μmのポリエステ
ルフィルム上に乾燥厚み3.5μmとなるように塗布乾
燥して磁気テープ(磁気テープ1〜磁気テープ3,比較
テープ1,比較テープ2)を作成した。
【0021】各磁気テープにおいて使用した強磁性金属
粉末の表面電位差ZPpH=10−ZPpH=7,分散
性G(グロス)45°飽和磁化σs ,保磁力Hcおよ
び比表面積SSAは表1に示す通りである。また、図1
に表面電位差ZPpH=10−ZPpH=7と分散性G
45°の関係を示す。
粉末の表面電位差ZPpH=10−ZPpH=7,分散
性G(グロス)45°飽和磁化σs ,保磁力Hcおよ
び比表面積SSAは表1に示す通りである。また、図1
に表面電位差ZPpH=10−ZPpH=7と分散性G
45°の関係を示す。
【0022】なお、表面電位ZPpH=10,ZP
pH=7は、分散性測定の直前に以下の条件で測定した
ものである。
pH=7は、分散性測定の直前に以下の条件で測定した
ものである。
【0023】 測定方法: 電気泳動法 測定加電圧: 100V pH標準溶液: KNO3 0.01mol/l 金属粉末量: 500mg/l
【0024】
【表1】
【0025】まず、図1からわかるように、強磁性金属
粉末において、分散性と表面電位差ZPpH=10−Z
PpH=7とはほぼ正確な比例関係を示している。した
がって、このことから表面電位差ZPpH=10−ZP
pH=7は分散性の指標として適当であり、図1より、
表面電位差ZPpH=10−ZPpH=7が−30mV
以下のものを選出することにより、良好な分散性を有す
るものが得られることがわかった。また、表1からわか
るように、表面電位差ZPpH=10−ZPpH=7が
−30mV以下の金属磁性粉末は、分散性に優れるとと
もに磁気特性も実用的な値を維持しており、磁気記録媒
体の磁性粉末として好適であることがわかった。
粉末において、分散性と表面電位差ZPpH=10−Z
PpH=7とはほぼ正確な比例関係を示している。した
がって、このことから表面電位差ZPpH=10−ZP
pH=7は分散性の指標として適当であり、図1より、
表面電位差ZPpH=10−ZPpH=7が−30mV
以下のものを選出することにより、良好な分散性を有す
るものが得られることがわかった。また、表1からわか
るように、表面電位差ZPpH=10−ZPpH=7が
−30mV以下の金属磁性粉末は、分散性に優れるとと
もに磁気特性も実用的な値を維持しており、磁気記録媒
体の磁性粉末として好適であることがわかった。
【0026】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明においては、磁気記録媒体用磁性粉末として使用する
金属磁性粉末を選出するに際して、表面電位差ZP
pH=10−ZPpH=7が−30mV以下のものを選
出するので、良好な分散性を有する金属磁性粉末のみを
効率良く使用することができる。
明においては、磁気記録媒体用磁性粉末として使用する
金属磁性粉末を選出するに際して、表面電位差ZP
pH=10−ZPpH=7が−30mV以下のものを選
出するので、良好な分散性を有する金属磁性粉末のみを
効率良く使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 強磁性金属粉末の表面電位差ZPpH=10
−ZPpH=7と分散性の関係を示す特性図である。
−ZPpH=7と分散性の関係を示す特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 1/032 - 1/117 G11B 5/706
Claims (2)
- 【請求項1】 強磁性金属材料あるいは強磁性合金材料
よりなり、 pH10での表面電位をZPpH=10、pH7での表
面電位をZPpH=7としたときに、 ZPpH=10−ZPpH=7≦−30mV なる条件で評価を行うことを特徴とする磁気記録媒体用
強磁性金属粉末の評価方法。 - 【請求項2】 比表面積が50m2/g以下である条件
で評価を行うことを特徴とする請求項1記載の磁気記録
媒体用強磁性金属粉末の評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04065892A JP3214035B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 磁気記録媒体用強磁性金属粉末の評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04065892A JP3214035B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 磁気記録媒体用強磁性金属粉末の評価方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05217727A JPH05217727A (ja) | 1993-08-27 |
JP3214035B2 true JP3214035B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=12586644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04065892A Expired - Fee Related JP3214035B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 磁気記録媒体用強磁性金属粉末の評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3214035B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP04065892A patent/JP3214035B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05217727A (ja) | 1993-08-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010306 |
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