JP3213942B2 - ヒトの治療に有用なポリペプチド性物質 - Google Patents

ヒトの治療に有用なポリペプチド性物質

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、動物組織、特にヤギまたはヒツジ組織の抽
出によって得られる物質であって、治療および診断に有
用な物質に関する。さらに詳しくは、本発明は、ガン学
的治療(または少なくとも腫瘍性疾患の補助的治療)な
らびに免疫組織学的および免疫血清学的な診断に応用す
る場合にそれらの物質を有用にする驚くべき生物学的特
性を有する物質に関する。
合成、半合成、発酵または抽出に由来する「外来性」
抗腫瘍薬に関する進行中の研究に加えて、直接的細胞毒
作用により、または免疫系の液性もしくは細胞性成分と
の複雑な相互作用によって腫瘍細胞の生育を阻害し得
る、身体内に自然に生じる生理学的化合物の研究に基づ
く新しいアプローチが、近年より一層注目されてきてい
る。
この傾向の中で、例えば、インターフェロン、腫瘍壊
死因子(TNF)、インターロイキンのようなサイトカイ
ンおよびリンフォカイン、異なる種類の細胞毒性物質と
モノクローナル抗体とのコンジュゲートから得られるイ
ムノトキシン等に、顕著な研究努力が払われている。
外因性組織から抽出され得る化合物の探索に対して
は、今日まで余り注意が払われなかった。ヒツジおよび
ヒツジ胚の抽出により得られるAF2と呼ばれる因子は、1
940年以来研究されてきたが、しかし明らかに、さらに
研究を続ける価値のある実用的な結果は得られていない
(Schweiz−Rundsch−Med.Prax.1990 79(16):498−50
2)。
腫瘍に罹患した患者の血清中の、異常な免疫学的特性
を有する物質の存在(Biomed.Pharmacother.1987,41,2
−5)に関する本発明者の従来の研究から出発して、現
在では、動物組織、特にヤギおよびヒツジの組織からポ
リペプチド性の物質を抽出することができ、それらの物
質が下記の驚くべき特性を有することが見出された: − それらは、ヒト腫瘍抗原を認識し得る抗体の生成を
誘発し得る; − それらは、異なる種類の悪性腫瘍に罹患したヒトに
投与した場合に、腫瘍性疼痛を軽減または阻止すること
ができ、さらに細胞溶解の作用を誘発し、腫瘍の生育を
阻害または減速させることができる。
「ポリペプチド性物質」という用語の意味は、本開示
中で用いる場合、タンパク質、糖タンパク質、ムコタン
パク質等のようなあらゆる種類のポリペプチド化合物を
包含するよう意図されるべきである。
本発明の物質は、好ましくは酸性条件下で、動物組
織、特にヤギおよびヒツジの組織のホモジネートを抽出
して得られる。ヤギの器官を用いるのが特に好ましい;
予備試験では、他の動物種、例えばサメの使用も除外さ
れていない。
肝臓および腸の抽出試験では、これらの器官における
上記の特徴を有する物質の存在が確認された;したがっ
て、それらの分布は偏在性であり、1つの器官または器
官群に限定されないと考えられる。実際的理由から、こ
こではこれ以降ヤギ肝臓に関して具体的に言及する。ヤ
ギ肝臓は他の器官より取扱いが便利であり、より容易に
入手できる。
本発明の物質の抽出は、以下の工程を含む: a)通常の技法による組織および器官のホモジナイゼー
ション; b)10℃より低い温度での強無機酸による、あるいは抽
出法(界面活性剤、尿素等)によるホモジネートの処
理; c)遠心分離および水に対する透析; d)高張液での処理、遠心分離または膜濾過、および水
に対する、次いで生理食塩緩衝液(PBS)に対する透
析; e)約1mg/mlまでのタンパク質濃度への、カットオフ1
0,000Dの膜上での限外濾過; f)場合により、さらにゲルクロマトグラフィーによる
精製。
工程b)においては、約4℃の温度の2N 過塩素酸を
用いるのが好ましい。
工程d)では、3M KCl溶液を用い、処理は4℃で約2
4時間実施する。透析、濾過または遠心分離操作は、通
常の方法により実施する。
得られた物質は、本発明に従って直接用い得る。
それを、適宜に通常の方法で処理して、Remington's
Pharmaceutical Sciences Handbook,Mack Pub.Co.,N.
Y.,USAに開示されているような好適な医薬組成物の形態
で患者または動物に投与するために、無菌的及び非発熱
性にする。
上記の組成物の例としては、使用前に無菌生理食塩
水、水性または油性無菌溶媒中の溶液または懸濁液に溶
解される凍結乾燥活性成分のバイアル、およびインビボ
投与に好適な同様の組成物が含まれる。
後記で要約する予備臨床試験により、本発明の物質
は、広範囲の用量で、例えば0.1〜100mg/日で、連日ま
たは異なる間隔(例えば週1回、月1回またはそれより
長い間隔)で投与し得ると考えられる。特に、ヤギ肝臓
から抽出した物質(以後LGEと呼ぶ)を用いて、腫瘍性
病変に罹患した患者において驚くべき且つ非常に迅速な
結果を得るには、1〜3mgの量の乾燥物質(1〜3ml溶
液)の1回投与で十分であり得るということが注目され
た。
約30日後の2回目の投与は、時折有利な効果を生じ得
る。しかしながら、進行中の試験が、病理学および患者
の状態により決定した薬量学および治療スケジュールの
変更を求める可能性があるということは除外できない。
以下の実施例で本発明をさらに説明する。
例 雄ヤギ肝臓100gをブレードホモジナイザー中でホモジ
ナイズし、ホモジネートを蒸留水に再懸濁して、最終容
量を400mlとした。
2N HClO4400mlを、4℃で約20分で上記の懸濁液中に
滴下し、さらに30分攪拌した。10,000gで20分遠心分離
後、沈殿物を捨て、上清を水道水に対して、次いで蒸留
水に対して透析した。
透析後、3M溶液が得られるまで粉末KClを得られた液
体に添加し、この混合物を4℃で24時間攪拌した。100,
000gで1時間遠心分離後、上清を蒸留水およびリン酸緩
衝液(PBS)に対して透析した。
得られた溶液(800ml)は、Lowry法によれば200μg/m
lの平均タンパク質濃度を有していた。
この溶液を限外濾過により1mg/mlの濃度まで濃縮し、
LGEと命名しせ、後記で要約する臨床試験に直接用いた
が、そこでは常に略語LGEとして引用している。
この物質をPAGE 4/30で検定すると、4つの主要バン
ドがはっきり見えた(図1):標準のパラメーターから
得られた検量曲線から、4つの主要バンドの分子量を算
出した: 第一バンド:=約50,000d 第二バンド:=約20,000d 第三バンド:=約14,800d 第四バンド:=約12,000d LGE抽出に続く精製工程として、以下の方法に従って
イオン交換クロマトグラフィーを用いた。LGE約20ml
を、リン酸緩衝液(Na2HPO4−NaH2PO4 0.01M,pH6.5)
に対して透析した。透析後、試料を0.45μmフィルター
を通して濾過し、次いで、同一の透析緩衝液で平衡化し
たTSK DEAE SPW7.5×7.5mmカラム上で、30ml/時間の
流量で交換した。
カラム溶離を同一の流量および緩衝液で100分間続け
た。
pH6.5のリン酸緩衝液の線形勾配を、初期モル濃度0.0
1Mから始めて最終モル濃度0.1Mまでとしたが、この勾配
は持続時間100分であり、操作流量は30ml/時間に維持し
た。
溶離物から0.5ml分画を収集し、種々のピークに対応
する異なる帯域をプールした。
クロマトグラム(図2)から導かれるように、種々の
タンパク質分画が得られた。これらをPAGE PAA4/30で
別々に検定してその成分を評価した。A帯と定義された
出発緩衝液、およびB帯と定義された最高タンパク質濃
度を有する勾配分画は、低分子タンパク質が主としてA
帯に存在し、一方50,000ダルトンの分子量を有するタン
パク質はB帯により高い濃度で存在したため、より興味
深いと前もって考えられた。
その2つの試料、すなわちA帯およびB帯を、次にI
125で標識し(図3および4)、RIAに用いた。実際に有
用な量でA帯およびB帯を別々に投与する臨床実験に利
用できるようにするためには、より大量のLGEの精製を
要した。
DEAE SPWカラムと同一条件下で平衡化および溶離す
るゾーン大量調製用ゲルDEAE−Sephadexカラムを、FPLC
に用いた。
LGE 800mgをこのカラムで精製し、A帯42mgおよびB
帯15mgを得た。
次いで、LGEバッチ2/90の一部を、Applied Biosystem
社のAquapore Butyl(30×4.6mm 7U)により逆相で、
溶離剤として水、および0.05%TFAを含有するアセトニ
トリルを25〜55%アセトニトリルの線形勾配で用いて15
分間で分析した。220nmで記録したクロマトグラムを図
5に示す。DEAE−Sephacellから得られるA帯およびB
帯試料の一部を、粗製LGEに関して報告されたものと同
一条件下で、逆相でクロマトグラフィーに付した(図6
および図7)。
粗製LGEのクロマトグラム並びにA帯およびB帯のク
ロマトグラムを調べると、原生成物中に見出されるより
有意のタンパク質成分は、濃度は異なっていても、A帯
およびB帯から得られた2つの試料で同一であることが
観察された。
等電点 PAGEプレートLKB3.5−9.5を、使用説明書に従って用
いた。
非分画LGEは、pH8.3に1本のかすかなバンドを、pH6.
7〜7に1本の顕著なバンドを、そしてpH6〜4.5の間に
同種抗原の典型的様相を有する数本の密なバンドを示し
た。
LGEのA帯は、pH8.2に1本の顕著なバンドを、pH6.7
に1本の顕著なバンドを、そして酸帯域に、pH5.6、5
および4.9に3本の特定のバンドのいくらかの広まりを
伴ういくつかのバンドを示した。
LGEのB帯は、同種抗原の典型的様相を有する顕著な
強度の帯の染色をpH<6の酸帯域に示した。
生化学的、免疫化学的および放射線免疫学的結果 遠心分離工程前に得られた溶液から5mlの用量(乾燥
抽出物1mgに相当する)を調製し、フロイント完全アジ
ュッバントで乳化させた。ウサギ2羽を15日毎に1用量
で免疫した。
元の2羽のウサギのうち、1羽は最初の免疫後に死亡
した。二羽目の動物から血清のアリコート(RF4と呼
ぶ)を採取し、これを次に生化学的、免疫化学的、放射
線免疫学的および免疫細胞化学的試験に用いた。RF4抗
体を、LGEに対するウエスタンブロット法を用いて調べ
た。抗原をPAGE SDS PAA 4/30プレート(Pharmaci
a)にかけ、続いてニトロセルロースにトランスブロッ
ティングした。この最後のものを、次にRF4血清と一緒
にインキュベートし、抗ウサギペルオキシダーゼ(PIER
CE)で反応を明らかにした。図8に示すように、この抗
体は分子量約50,000dのタンパク質を認識した。
第二群のウサギを、上記のようにLGEで免疫した〔5ml
(乾燥抽出物5mgに相当)、フロイント完全アジュバン
ト2.5mlで乳化させたもの〕。
これらのウサギは、抗LEG 1、2、3、4、5、
6、7、8、9、10、11、12、13、14と呼ばれる14種類
の抗血清を産生した。これらをRF4と同じ方法で試験し
た。
生化学的方法(特にウエスタンブロット法)から得ら
れたデータは、これらの抗血清が、RF4抗血清とは異な
って、LGEの全てのタンパク質成分を認識したことを示
唆する(図9)。
さらに、モノクローナル抗体の産生のために、10週齢
の雌BALB/cマウスを免疫した。具体的には、抗原100μ
l+フロイントアジュバント100μlの皮下投与によ
り、2匹のマウスをLGE(1mg/ml)で免疫し、2匹をDEA
E 5PWからのLGE A帯(1mg/ml)で免疫した。
免疫計画を以下に示す: 一次投与:Ag 100μl+フロイント完全アジュバント
100μl。
二次投与:Ag 100μl+フロイント完全アジュバント
100μl。
一次投与の7日後。
三次投与:二次と同様。
二次投与の7日後。
四次投与:三次と同様。
三次投与の7日後。
免疫終了時に各マウスから血液のアリコートを採取
し、得られた血清をLGEに対する結合試験(図10)、お
よび免疫細胞化学的試験に付した。
得られた結果に基づいて、モノクローナル抗体を得る
ためにLGE A帯で免疫したマウスn.2を屠殺することに
した。
Milsteinに従って実施した融合により、250個のクロ
ーンが得られた。
一次スクリーニングは、多数のクローンがLGE低分子
成分に発現されている決定基に向けられ、一方、より少
数のクローンが50,000のタンパク質を認識することを示
した。クローン拡張後に実施した二次スクリーニング
は、全てのクローンに関して陰性結果を示し、したがっ
て別の免疫マウスからの脾臓を融合することにした。こ
の融合から、400クローン(100%)が得られた。最初の
試験では、約10日後に64クローンがLGEに関して陽性で
あることが立証された。
続いて、これら64クローンの上清を、LGE、LGE A帯
およびLGE B帯に関して試験した。スクリーニング
は、4つのクローンが3抗原との強い結合を示し、LGE
A帯に関してより明らかであることを示した。これら
4つのクローンをクローニングし、次いで3つの抗原に
関して同様に再試験した。平行して、これらのクローン
をウエスタンブロットによってもLGEに関して試験し
た。
これら2つの試験の結果から、我々は9クローンの腹
水を拡張し、産生させることにした。得られた腹水を、
LGE、LGE A帯およびLGE B帯に対する結合試験で滴
定した。腹水は全て、この3つの抗原との良好な程度の
結合を示し、LGE A帯に対してはいくらか広がりを示
した。
これに対して、ウエスタンブロット試験は、1つのモ
ノクローナル抗体だけが50,000dバンドと結合でき、一
方、その他のものは全て50,000dをわずかに超える分子
量を有するバンドを認識することを示した。結合試験と
相違して、これらのモノクローナル抗体は、どれも低分
子成分とのいかなる結合も示さなかった。腫瘍移植(HT
29と名付けられたヒト結腸腺ガン細胞株)を施された
「ヌード」マウスを用いた試験を実施した。
培地0.5ml中の10,000,000個の細胞を各動物に接種し
た。接種の17日後に、イムノグロブリン分画を単離する
ために、予めイオン交換により精製し、次いで125Iで放
射能標識したRF4抗血清で動物を処理した。各動物に
は、0.5ml PBS+1%BSA中の10,000,000cpmを腹腔内接
種した。
24、48および72時間後に動物を屠殺し、剖検して、抗
体局在指数を算出した。
LGE免疫ウサギの血清による抗原認識能力を、ヒト組
織に関して調べた。
ABCイムノペルオキシダーゼおよびイムノガラクトシ
ダーゼ法によりヒト組織切片で、並びにRIAによりヒト
組織抽出物で抗血清を調べた。
胃、大腸、乳房、肺、前立腺および卵巣のガン、並び
にHT29細胞(腸ガンからの)の腫瘍外植片(ヌードマウ
スで得られた)、乳ガンMCF7およびGTL16細胞の、ホル
マリン固定−パラフィン包埋切片を用いた。対照のため
に、異なるヒト正常組織を用いた。
得られた結果から、以下のことが立証された: a)褐色に染色されたウサギ抗LGE血清は、胃ガン、大
腸ガンおよび乳ガン並びにHT29細胞、GTL16細胞の場
合、腫瘍細胞の表在性および細胞質性抗原構造を、種々
の程度の力価および特異性をもって認識した。
b)免疫細胞化学的試験においてウサギ抗LGE血清とヒ
ト正常肝細胞との間に反応は起きず、免疫細胞化学的試
験およびRIAにおいてCEAと反応しなかった。
c)試験した腫瘍は全て陽性ではなかった。
LGE、125I LGE、ウサギ抗LGEおよびウサギ125I抗LGE
系を、インビボで、ヌードマウスおよびHT29細胞を異種
移植したヌードマウスにおいて試験した。
得られた結果を以下に示す: 1)両群において、125I LGEはインビボで非常に迅速
な代謝回転を示した;皮下注射の24〜48時間後に放射能
は全て泌尿系に局在した。
2)LGEおよび抗LGEイムノグロブリンは、いくつかの場
合に腫瘍の顕著な充血が観察された場合でも、ヌードマ
ウスの腫瘍の苦しみの軽減を誘発しなかった。
3)125I−標識抗LGEイムノグロブリンは、HT29細胞を
異種移植されたヌードマウスへの注射の3〜5日後に、
腫瘍性塊中に有意のLGE局在を示した。上記の結果は、
免疫細胞化学的データをインビボで再現した。
抽出物(LGE)および抗LGE血清を、以下に関してイン
ビトロで試験した: 1)ヒト腫瘍性胸膜滲出液の一次培養。
2)腫瘍性細胞株:ヒト(HMF7株およびHT29株)および
ラット(R3230Ac)。
4)好塩基球脱顆粒試験。
結果を以下に示す: 1)LGEおよび抗LGE血清は、腫瘍性細胞に対して直接の
毒性作用を何ら示さなかった。
2)LGEおよび抗LGE血清は、標的細胞に対してTNF(腫
瘍壊死因子)活性をインビトロで何ら示さなかった。
3)おそらくリンパ球および/またはマクロファージに
媒介される細胞毒活性は、腫瘍性滲出液の一次培養にお
ける乳ガン細胞に関して立証された。
4)標的細胞としてK562およびHL60を用いた場合、LGE
はヒトリンパ球に対して強力なLAK(リンフォカイン活
性化キラー細胞)誘発因子として作用した。
この結果は、IL2応答と比較して変動し得た。事実、
異なるドナーからのリンパ球は、LGEで処理した場合、
異なる細胞毒性作用を示した。
これに対して、LGEおよびIL−2共用は、この活性を
大いに増大した(+27.2%)。
CTLL細胞(IL−2感受性)を用いて実施した実験は、
LGEとIL−2との間のいかなる種類の類似性も排除し
た。
LGEと、いかなるBRM(生物学的応答調節剤)、特に2
群のものとの間での比較は、実施し得なかった。実際、
LGEは、腫瘍細胞に対してインビトロで、「ヌード」マ
ウスモデルにおける腫瘍細胞に対してインビボで、不活
性であった。転移性ヒト胸膜滲出液に関してLGEを用い
て得られたインビボ応答は、免疫媒介細胞の存在が必要
であることを示した。
他方、高酸性培地中のLGEの抽出は、BRMやインターフ
ェロンとのいかなる類似性も排除した。
5)LGEは、PBLの増殖を「インビトロ」で阻害した。こ
れはリンパ球に及ぼす直接阻害作用に関連づけられ得る
か、あるいは異なる阻害因子の誘導により媒介される可
能性がある。阻害作用は、用量および時間依存性である
ように見えた。
LGEを好塩基球脱顆粒試験で検定した。この試験は、
免疫記憶を獲得した好塩基球および/または結合抗体に
対する特異的抗原を認識するために用いた。試験は、30
%を超える値について陽性であると考えられる。肺ガン
患者の血液試料に関して、LGEは、有意の用量依存性好
塩基球脱顆粒(>80%)を非常に低濃度(1μg〜0.1
μg/ml)で生じた。さらに5症例に関して実施した試験
は、新形成を患う患者の50%がこの試験に陽性であるこ
とを示した。脱顆粒は、非洗浄(すなわち、循環抗体お
よび抗原の存在下で、好塩基球と結合する因子を伴わな
いだけ)で実施した対照およびカルシウムなしの試料に
関しては起きなかった(表1)。好塩基球の脱顆粒は、
健常ドナーの血液を用いた場合は認められなかった。
毒物学 動物における急性および慢性毒性を、マウスおよびウ
サギで試験した。
急性毒性に関しては、マウスおよびウサギに、7.1mg/
kg用量と等価のLGE溶液を、毎日(10日間)皮下注射し
た。
慢性毒性試験は、毎週1.2mg/kgの用量で6か月間、ウ
サギで進行中である。
毒性作用も検出可能な変化も、何ら立証できなかっ
た。
125I標識LGEを用いた予備試験は、尿を通じた24/48時
間内の完全クリアランスを立証した。
動物に種々の濃度でLGEを注射することによって、何
らの毒性作用も検出できなかった。致死用量は測定でき
なかった。
臨床試験 第一段階 末期患者29名を、特別に、患者の同意を得て治療し
た。患者は全員、複数の抗ガン療法(手術、放射線療
法、化学療法)を以前に受けたことがあり、並びに抗炎
症薬(FANSおよびステロイド)およびオピオイドまたは
他の主な鎮痛薬のコースといった補助的療法後であっ
た。
ほとんどの患者が悪液質で、ずっと前昏睡状態であ
り、平均余命が<7日であった。
それにもかかわらず、70%の患者で陽性の応答が観察
され、その最も一般的な効果は、疼痛の消失および患者
の主観的幸福感の誘発であった;患者の48%に関して命
令の顕著な増大(>2か月)が観察され、疼痛は再発し
なかった。
2か月を超えて生存した14名の患者の5名において、
腫瘍性塊の縮小が観察された(表2)。
第一群の患者においては、治療は非常に好ましい亜活
性作用を発揮したが、病理的および臨床的状態が異なる
ためにそれ以上の分析は実施できず、したがって患者は
計器的または実験室評価を受けなかった。
さらに、LGE治療は、毎日〜週1回投与(0.025mg/k
g)の範囲にわたった。この経験においては、過敏症反
応は現れなかった。
この研究の最初の部分から、以下の観察が得られた: 1)LGEは、反復して毎日投与後も、ヒトにおいて毒性
を示さなかった。
2)異なるバッチが同一の臨床効果を誘発した。
3)LGEは、より良い体感、食欲および腸機能の改善と
共に強度の疼痛軽減を誘発した。
臨床医の意見では、それは非常に重篤な患者に解明さ
れていない「多幸感」を誘発した。
第二段階 この期間中、新しい末期ガン患者141名を治療した。
しかし、LGEの無害性についての保証および観察された
肯定的作用を実証する必要性に基づいて、臨床医の姿勢
は異なった。しかしながら、他のいかなる治療もうまく
行かなかった末期患者にだけは、単に情状を考慮して、
依然として薬剤を投与した。
ほとんど全ての患者が、LGE 1.5mg(約0.025mg/kg)
の1回の皮下注射を受けた。いくつかの場合には(最後
の3か月に)、1か月後に2回目の用量を投与した。
下記の図では、患者を「N」および「U」と定義され
た2群に分けた。
「N」患者の集まりには108症例を示した。
「U」実験は、33名の患者に実施した。患者の余命が
全員非常に短いために、応答者の定義は、主観的および
客観的な一般的状態、すなわち反応状況だけに基づい
た。
「U」群(表3) 4か月後、LGE治療を受けた末期ガン患者33名は全員
生存し、そのうち11名はまだ評価可能でないと考えられ
たが、残り22名のうち13名は応答者であった(1か月未
満の期間では3名)。
残り10名の応答者のうち(>30日)、5名は余命6か
月で依然として生存していた。
腫瘍塊の縮小(>25%)および/または消失が、この
群では5名のうちの2名で示された。非応答者9名は全
員死亡した。
「U」群の患者において、対照試験は、LGE投与とは
異なる時期に21名の患者で実施した。
13名の患者においては、他のいかなるリンパ球集団の
増加も伴わずに、顆粒球の増加が統計的に有意であっ
た。
これらのデータの評価時には、これらは高度に免疫抑
制された末期ガン患者であったということを思い起こす
必要があり、したがって、LGEにより誘発された血液化
学的変化は、過去に実施された免疫抑制療法(化学療
法、放射線療法等)により不明瞭となったり変えられた
りした可能性がある。
「N」群(表4−5−6) 末期ガン患者108名を治療した。全ての抗腫瘍特異的
療法(化学、放射線、ホルモン療法)は、それらが有効
でないことが立証されたため、これらの患者全員に対し
て一時中止された。患者は疼痛療法だけを受けており、
それはしばしばオピオイドおよびFANSであったが、これ
らはこの試験の開始時に中断された。
患者は全員、1用量のLGE(1.5mg)皮下1回投与を受
けた。いくつかの場合には、初回投与の30日後にこの用
量を繰り返した。
治療を受けた108名のうち、82名の患者だけを評価し
た(表4)。そのうち、LGE治療の5日後に、27名(32.
9%)が非応答者で、52名(63.4%)が応答者であっ
た。
非応答者11名(13.4%)および応答者37名(45.1%)
は、LGE1回注射から最初の30日以内は生存した(表
4)。
最初の1か月後およびその後の4か月には、非応答者
4名(4.8%)および応答者30名(36.5%)が生存し
た。1か月を越えて生存した30名の応答者患者のうち、
24名(80%)においても、腫瘍性塊の縮小(>25%)ま
たは消失が認められた(図11および表5)。
これらの患者においては、患者を応答者と定義するた
めに、「腫瘍性疼痛」の症状を、採点したその他全ての
症状とは別に試験した。
表6は、患者82名に関するこの試験の結果を示すが、
これは以前の観察を確証するものであった:症例の顕著
なパーセンテージ、すなわち37/82(45.1%)におい
て、最も重要なオピオイドおよび最新の疼痛療法がしば
しば効かない疼痛が、12/24時間以内に消失し、どの場
合にも常に第一日目のうちであった。
他のより少数の患者の群(24/82)では、腫瘍性疼痛
の消失は、常に完全ではあったが、しかしそれはより遅
く(30日以内)に消失した。
第三段階 上記と同一の判定基準に従って患者を調節したが、治
療の解剖−病理学的評価を導入した。LGEの1回注射を
受けた異なるガンを患う患者6名に、4〜51日の間隔を
あけた後に腫瘍塊の切除のための手術を施した。
6名の患者からの計8つの検体を調べた。
2つの検体組織(両方とも大腸ガン患者からの)は、
治療前に採取した。
同じ患者からの、並びに胃ガン(2例)、肛門道のガ
ンおよび膵臓ガンに罹患した他の4名の患者からの組織
を、LGE治療後(注射は、4〜51日前に行なった)に検
査した。
組織をパラフィンに包埋し、組織学的に検査した。さ
らに、リンパ球(共通白血球抗原CLA)、PAN Pマーカ
ー(L26モノクローナル)、PAN Tマーカー(UCHL1モ
ノクローナル)に対するモノクローナル抗体を用いて免
疫染色を実施した。
結果は以下のことを示す: LGE治療前に得られた腫瘍性組織は、中程度の炎症性
浸潤のみを示した。
同じ患者をLGEで治療した。
LGE治療の15日後に調べた組織は、広範な壊死領域お
よび顆粒球の顕著な浸潤を示した。
同一の結果が、LGE治療の51日後の異なる患者から得
られた。
全症例において、LGE治療後の検査の時間によらず、
好酸性顆粒球による顆粒球浸潤が非常に明らかであっ
た。異なる種類のリンパ球を染色すると、主にB型リン
パ球であるCLA陽性細胞の存在が示されたが、一方、UCH
L1細胞(Tリンパ球)はまれであった。
顆粒球および好酸球の存在と結びつけられるこの少数
のTリンパ球は、治療時の患者の血液化学的値(顆粒球
はLGE投与後第1日目に増加する)や、PBL増殖の阻害が
観察されたLGE存在下でのPBL培養からの結果および好塩
基球脱顆粒試験の結果と比較すると、非常に興味深いと
思われた。
臨床的結論 3つの多中心的試験で得られた結果は、全く均一であ
った。
時間、手順および医師の修養に差異があったが、観察
の1か月後の応答者の量は、それぞれ48.2%,45.4%お
よび45.1%であった。
<7日の群を含めた全ての観察期間後の総体的応答は、
それぞれ68.9%、59%および63.4%であった。
総応答者の46%(観察期間1か月)および63.4%の総
体的応答率(図12)が得られた。「N」群では(表4お
よび5)、1か月を越えて生存した応答者の80%が腫瘍
性塊の縮小(>25%)または消失を示したことは興味深
い。
同一観察期間においては、非応答者の4.8%だけが生
存した。
非常にまれで且つ驚くべき観察は、オピオイドに応答
しない被験者においても腫瘍性疼痛が劇的に(表7)消
失したことであった。
この効果は腫瘍塊の縮小前に始まり、客観的効果が認
められない患者にも存在する。
この臨床的観察は、さらに深く研究するに値する。
第三番目の試験の結果は、LGEの1回用量の投与後の
腫瘍性組織における集中的な顆粒球増加症および血管周
囲の壊死を示し、組織病理学的見地から、腫瘍特異的な
機序によりヒトの腫瘍性細胞の溶解を誘発し、宿主の免
疫原性パターンを誘発することにおける本物質の活性を
確認するものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07K 16/18 C12P 21/08 C12P 21/08 A61K 37/02 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07K 14/47 BIOSIS(DIALOG) MEDLINE(STN) WPI(DIALOG)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヤギの組織ホモジネートからHClO4および3
    M KClを用いて、以下の: a)従来の技法による組織または器官のホモジナイゼー
    ション; b)10℃より低い温度での強無機酸によるホモジネート
    の処理; c)遠心分離および水に対する透析; d)高張液での処理、遠心分離または膜濾過、ならびに
    水に対する、および続いての生理食塩緩衝液に対する透
    析; e)約1mg/mlのタンパク質濃度への、カットオフ10,000
    の膜上での限外濾過; f)場合により、さらにゲルクロマトグラフィーによる
    精製; を含む方法によって抽出することによって得られるポリ
    ペプチド性物質の混合物であって、以下の特性: − ポリアクリルアミドゲル上で約50,000、20,000、1
    4,800および12,000ダルトンの電気泳動バンドを有す
    る; − それらは、異なる動物種に投与した場合に、ヒト腫
    瘍性細胞に存在する抗原をインビボまたはインビトロで
    認識し得る抗体の生成を誘発し得る; − それらは、異なる種類の悪性腫瘍に罹患したヒトに
    投与した場合に、疼痛を軽減または阻止し、細胞溶解の
    作用を誘発し、腫瘍の成長を阻止または減速し得る; を有する、物質の混合物。
  2. 【請求項2】ヤギ肝臓または腸から得られる請求項1記
    載のポリペプチド性物質の混合物。
  3. 【請求項3】ヤギ肝臓から得られる請求項1又は2記載
    のポリペプチド性物質の混合物。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項記載のポリペ
    プチド性物質の混合物の製造方法であって、以下の: a)従来の技法による組織または器官のホモジナイゼー
    ション; b)10℃より低い温度での強無機酸によるホモジネート
    の処理; c)遠心分離および水に対する透析; d)高張液での処理、遠心分離または膜濾過、ならびに
    水に対する、および続いての生理食塩緩衝液に対する透
    析; e)約1mg/mlのタンパク質濃度への、カットオフ10,000
    の膜上での限外濾過; f)場合により、さらにゲルクロマトグラフィーによる
    精製; を含む方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれか1項記載のポリペ
    プチド性物質の混合物から成る、またはそれを活性成分
    として含有する、抗腫瘍療法および/または腫瘍病理関
    連疼痛の制御のための組成物。
  6. 【請求項6】請求項1〜3のいずれか1項記載のポリペ
    プチド性物質の混合物を含むインビボ治療および診断に
    用いるための、およびインビトロ診断に用いるための、
    腫瘍性細胞に存在する抗原に対するモノクローナルまた
    はポリクローナル抗体の製造のための組成物。
  7. 【請求項7】免疫調節物質および/またはアジュバント
    とのコンジュゲートにして、請求項1〜3のいずれか1
    項記載のポリペプチド性物質の混合物を含む能動免疫産
    生用組成物。
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