JP3213053B2 - 水素分離膜の製造方法 - Google Patents
水素分離膜の製造方法Info
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Description
を拡散分離する水素分離膜の製造方法に関する。
ナフサ、またはメタノールなどの炭化水素を原料として
水蒸気改質法などで製造され、また石油精製などのオフ
ガスからも製造されている。上記方法で製造された水素
含有ガスから水素を精製回収する方法としては、吸着剤
を利用したPSA法(Pressure Swing
Absorption)などで不純物を分離除去する方
法や、有機または無機の水素分離膜によって水素を拡散
分離する方法などがあり、そのなかでも膜分離法は、省
エネルギー、分離効率、装置の簡易な構成および運転の
容易性などの観点から注目されている。
は、ポリイミドやポリスルホンなどの有機高分子膜、多
孔質ガラスや多孔質セラミックスなどの無機多孔質膜、
およびパラジウムまたはパラジウム合金膜などがある。
このうち、有機高分子膜は耐熱性や高温時での分離効率
低下に問題があり、また無機多孔質膜においても分離効
率が低い欠点があり、さらにパラジウムまたはパラジウ
ム合金膜においては耐熱性もあり、また極めて高純度の
水素を得ることができるが、機械的強度や薄膜製造技術
の難しさなどの問題がある。
機械的強度を高めた水素分離膜として、特開昭62−1
21616号公報、特開昭62−273030号公報、
特開昭63−171617号公報には、多孔質ガラス、
多孔質セラミックス、あるいは多孔質酸化アルミニウム
などの無機多孔質支持体の表面に、パラジウムまたはパ
ラジウム合金膜を被着した膜が開示されており、またこ
れらの公報には、その水素分離膜の製造方法も記載され
ている。
法において、特開昭62−121616号公報に記載さ
れた方法では、厚さ1mm程度の無機多孔質支持体の表
面にパラジウムまたはパラジウム合金膜を気相化学反応
や真空蒸着法などで被着しているが、装置が複雑で高度
な製造技術を必要とし、さらに厚膜製造に時間がかかる
欠点がある。また、特開昭62−273030号公報の
方法では、無機多孔質体の表面を化学的に活性化処理し
たのち、化学メッキ法でパラジウム主体膜を被着してい
るが、化学メッキ法に時間および手間がかかる欠点があ
る。さらに、特開昭63−171617号公報の方法で
は、例えば金属アルミニウムを陽極酸化処理したのち、
エッチング法で金属アルミニウムを溶解除去して厚さ5
0μm程度の多孔質酸化アルミニウム膜を製造し、該膜
にスパッタ法でパラジウムまたはパラジウム合金を蒸着
したのち、さらにパラジウム塩水溶液でパラジウムを担
持しているが、非常に手間がかかり、また高度の成膜技
術を必要とする欠点がある。
術の課題を背景になされたもので、所定の孔径の細孔が
穿孔された金属支持体により支持されているため、耐熱
性、機械的強度に優れ、高純度の水素の回収が可能であ
り、かつ高温においても分離性能に優れ、さらに加工性
も良好な水素分離膜を短時間かつ少ない労力で容易に製
造することができる水素分離膜およびその製造方法を提
供することを目的とする。
らなる、孔径10〜500μmの細孔がエッチングによ
り多数穿孔された金属支持体の片面に、膜厚1〜50μ
mのパラジウムと他の金属からなる合金膜(以下「パラ
ジウム合金膜」ということがある)が被着形成されてな
る水素分離膜の製造方法を提供するものである。 (1)金属支持体の片面にパラジウムと他の金属の薄膜
をそれぞれ電気メッキ法により交互積層する第1工程。 (2)前記第1工程で得られる金属支持体の他方の片面
にエッチング法により細孔を穿孔する第2工程。 (3)前記第2工程で得られる金属支持体のパラジウム
−他の金属薄膜層を500〜900℃で熱処理し合金化
する第3工程。
参照しつつ説明する。図1は、水素分離膜製造工程の一
部を示す概略図であり、図1(A)は金属支持体の片面
にパラジウム−他の金属薄膜層が被着・形成した状態を
説明するための拡大断面構成図、図1(B)は、図1
(A)の金属支持体の他方の片面をエッチング処理して
得られる水素分離膜の拡大断面構成図である。
00μm、好ましくは50〜200μmの細孔hがエッ
チングにより多数穿孔された金属支持体11の片面11
aに、膜厚1〜50μm、好ましくは5〜30μmのパ
ラジウム合金膜12が被着形成されてなるものである
〔図1(B)参照〕。
ステンレス、ニッケル、銅合金、ニッケル基合金、鉄−
ニッケル合金などの金属が挙げられる。水素分離膜10
の支持体として金属支持体11を採用することにより、
200℃以上の温度で水素分離処理を行っても、水素分
離膜10と図示しない取付け部材(枠など)とを熔接な
どの手段で連結することができるため、シール性が低下
することもない。金属支持体11の代わりにセラミック
スなどの無機材料を用いた場合には、直接、電気メッキ
が不可能なために膜形成速度の遅い無電解メッキが必要
であるという不都合が生じる。この金属支持体11に多
数穿孔される細孔hの孔径dは、10〜500μm、好
ましくは50〜200μmであり、10μm未満では流
通抵抗が大きくなり、一方500μmを超えると、被着
膜であるパラジウム合金膜12が陥没してピンホールが
生じやすくなる。なお、細孔hの穿孔密度は、好ましく
は150〜3,000個/cm2程度である。
00μm、好ましくは50〜200μm程度であり、1
0μm未満では支持体としての機械的強度が弱く実用的
ではなく、一方500μmを超えると孔径の大きい穿孔
をエッチングする必要があり好ましくない。なお、金属
支持体11の形状は、図1に示すような板状のほか、管
状でもよく、その目的とするところにより任意の形状が
採用できる。
ムを主体とする合金の薄膜であり、パラジウムと、パラ
ジウム以外の周期律表第VIII族元素(例えば、コバル
ト、ニッケル)、IB族(例えば、銅、銀、金)、およ
び IIIB族(例えば、イットリウム)の群から選ばれた
少なくとも1種の他の金属との合金、好ましくはパラジ
ウムと銀との合金から構成されている。このパラジウム
合金膜12中のパラジウム以外の他の金属の含量は、1
〜50重量%、好ましくは10〜30重量%である。パ
ラジウムを合金化する主目的は、パラジウムの水素脆化
防止と高温時の分離効率向上にあり、パラジウム以外の
他の金属の含量が1重量%未満では、パラジウムの水素
脆化防止、高温時の分離効率向上の効果が少なくなり、
一方50重量%を超えると、水素の透過速度が遅くなり
すぎて実用的でない。
μm、好ましくは5〜30μmである。パラジウム合金
膜12の総厚が1μm未満では、この合金膜12にピン
ホールが生じやすく正常な被着が困難となり、かつ分離
水素の純度も低下することになり、一方50μmを超え
ると、水素の透過速度が遅くなり過ぎて実用的ではな
い。
前記図1を参照して説明する。まず、第1工程では、前
記金属支持体11の片面11aにパラジウムと他の金属
の薄膜をそれぞれ電気メッキ法により交互積層する。
れた金属支持体11の片面11aに、さらに電気メッキ
法でパラジウムおよび他の金属を交互に積層被着させ
る。この電気メッキ法では、慣用されている電気メッキ
装置が用いられる。パラジウムの薄膜をメッキする場合
には、電気メッキ液としてパラジウム塩と電解質が溶解
した水溶液が用いられ、該電気メッキ液が充填された電
解槽内にマイナス側に接続された金属支持体11の片面
11aと、プラス側に接続された白金板とを浸漬して直
流電源を通電することにより被着形成される。この電気
メッキ液の一例としては、例えば次のようなものが挙げ
られるが、この組成に限定されるものではなく、電気メ
ッキ法によってパラジウム膜または他の金属膜が積層被
着される組成であれば特に限定されない。
4Cl;60g/l、 Ag膜用; AgCN;36g/l、KCN;60g/l、K2C
O3;15g/l Ni膜用; NiSO4;240g/l、NiCl2;45g/l、H
3BO3;30g/l
3BO3;15g/l、 Cu膜用; CuSO4・5H2O;250g/l、H2SO4;75g
/l
メッキ液の性状によっても異なるが、0.1〜3A/d
m2である。また、薄膜(パラジウム膜および他の金属
膜)の総厚は、電気メッキ時間を可変にすることにより
前記の所定の膜厚とすることができる。
ムと他の金属との交互積層のほかに、例えばまず無電解
メッキ法によりパラジウム薄膜を形成させ、この薄膜の
上に合金化金属の薄膜を積層被着させてもよく、あるい
は逆の工程で被着してもよく、さらには含浸法、吸着
法、イオン交換法、真空蒸着法(PVD)、気相化学反
応法(CVD)などの利用も可能である。
金属支持体11の他方の片面11bにエッチング法によ
り細孔を穿孔する。この場合、金属支持体11の他方の
片面11bをエッチングする方法としては、例えばこの
片面11bに図示しないネガ型レジストをスピンコート
法などで塗布し、ベーキング後、細孔hに相当するパタ
ーンが形成された図示しないマスクを介して紫外線など
の光を照射し、現像後、ポストベークし、さらにエッチ
ングし、残存するレジスト皮膜を除去することによって
実施される。
金属支持体11へのレジストの密着性を確保するため
に、前処理として例えば70℃、10%水酸化ナトリウ
ム水溶液でのアルカリ洗浄と水洗、中和、水洗、乾燥を
行い、レジスト塗布面の清浄化を行う。使用するレジス
トは、カゼインタイプ、PVAタイプなどの水溶性タイ
プ、およびアクリルポリマー系の溶剤溶解性タイプのい
ずれかのネガタイプレジストが使用可能であるが、本発
明では、ネガタイプアクリルポリマー〔東京応化工業
(株)製、PMER−N40DP〕を使用した。このレ
ジストを、前述の洗浄化した金属支持体11へ塗布する
方法としては、ロールコート法、スピンコート法、ディ
ップ引上げコート法などにより塗布するが、ディップ引
上げ法が好適である。
ピードで決定されるが、露光時の解像度の面からは、1
5μm以下が好ましく、エッチング時の耐酸性、レジス
ト皮膜の強度保持の点からは、3μm以上が好ましい。
従って、乾燥膜厚が3〜15μmの範囲となるように引
上げスピードを決定すればよい。塗布するレジストに
は、例えばアクリル系ポリマーを主体とした固形分濃度
30%、トルエンなどを主体とした溶剤分70%を含有
するものを用いた場合には、露光に先立って70℃温風
中で10分以上乾燥を行い、溶剤分を乾燥除去する。こ
のように、金属支持体11にコートされたレジスト皮膜
の支持体側にあらかじめ作画された細孔部のパターンが
画像形成されたフィルムマスクを密着させ、超高圧水銀
灯により発生させた波長375nm前後の紫外線を60
〜70秒(照射量=300〜350mJ)照射する。
に画像形成された細孔パターン部は、次の現像工程によ
りエッチング穿孔部のみ(未露光部分)、レジストが溶
解除去され、金属面が露出される。この現像の条件とし
ては、アルカリ系の専用薬液〔東京応化工業(株)製、
N−A5〕により、25±2.5℃で行う。この現像工
程により、開孔すべき穴のパターンが形成されたレジス
ト皮膜は、エッチング工程に先立ち、膜の耐酸強度、塗
膜密着性、塗膜強度をさらに向上させるため、ポストベ
ークを行う。このポストベークの熱源は、熱風あるいは
遠紫外線輻射など、いずれでも構わないが、温度は10
0〜120℃で15〜30分行う。100℃未満では熱
重合が不充分で、充分な塗膜性能が得られず、一方12
0℃を超えると膜が脆くなる。
グ液は、通常、42〜47°Be(ボーメ)の塩化第2
鉄水溶液をスプレーにて対象物面に吹きつけて行う。こ
の場合、量産性の面から、水平搬送方式による上下スプ
レー吹きつけで行うとよい。液温度は45〜65℃の間
で行う。エッチング速度のコントロールは、搬送スピー
ドで決定する。なお、エッチング条件の安定化を図り、
精度をコントロールするため、水や塩酸を用い、比重、
pH値の制御も併せて行う。このエッチングにより、片
面より穿孔された金属支持体11は、水洗によるエッチ
ング液の洗浄後、マスキングのために用いたレジスト皮
膜の残分を表面より剥離後、充分に洗浄を行い、製品と
なる。この剥離液は、通常、5〜10%の水酸化ナトリ
ウム水溶液を、50〜70℃に加温した液に浸漬し、レ
ジスト皮膜を膨潤剥離により除去する。
ように金属支持体11の他方の片面11b側から貫通穴
である細孔hが多数穿孔される。なお、図1(B)にお
いて、符号wは、パラジウム合金膜12と金属支持体1
1の最短接点距離であり、この距離は、通常、100〜
1,000μm程度である。
られる金属支持体のパラジウム−他の金属薄膜層を50
0〜900℃で熱処理し合金化する。前記第1工程で被
着された薄膜は、パラジウムと他の金属とが積層した膜
であり、合金化したパラジウム合金膜とするには、第2
工程で得られた水素分離膜10を電気炉などで加熱処理
することにより、金属どうしを相互拡散させて形成す
る。加熱処理温度は、500〜900℃、好ましくは6
00〜800℃であり、500℃未満では金属どうしの
相互拡散が起こらず、一方900℃を超えると、金属支
持体11からの拡散混合が無視できないほど多くなり、
また熱処理中にメッキ層が溶融して空隙を生じ、膜とし
ての機能を害する可能性があるため好ましくない。ま
た、この加熱処理時間は、0.1〜10時間が好まし
い。
離方法の一例を図2を用いて説明する。ここで、図2
は、本発明の水素分離膜を用いた水素分離方法の工程概
略図である。図2において、セパレータSは、本発明の
水素分離膜10を組み込んだ水素分離機20とこれを覆
う加熱器30から構成されている。ここで、水素分離膜
10は、水素分離機20内において、金属支持体11が
下方、パラジウム合金膜12が上方になるように水平配
置されている。このセパレータSを用いて水素を含有す
る原料ガスから水素ガスを分離するには、原料ガスG1
を水素分離機20の上部21に導入する。原料ガスG1
中の水素ガスは、水素分離膜10のパラジウム合金膜1
2を透過し、透過ガスHとして取り出される。一方、原
料ガスG1から水素ガスが分離された非透過ガスG2
は、水素分離機10の上方より系外へ取り出される。
〜600℃、水素分離機20の上部21の圧力が常圧以
上であり、透過側と圧力差があればよい。
された金属支持体にパラジウム合金を被着させてなるも
のであるため、シール性が良好で、かつ耐熱性、機械的
強度に優れ、高純度の水素の回収が可能であり、高温に
おいても分離性能に優れ、さらに加工性も良好であり、
製造コストが低い。また、本発明の水素分離膜の製造方
法においては、まず金属支持体の片面に電気メッキ法に
よりパラジウム−他の金属層を交互積層し、他方の面か
らエッチング法により細孔を穿孔し、さらに熱処理する
ことによってパラジウムおよびパラジウム以外の他の金
属を相互に拡散させてパラジウム合金層を形成させるも
のであり、比較的簡単な工程によって水素分離能に優れ
た分離膜を安価に製造することができる。
的に説明する。 実施例1水素分離膜の製造 厚さ200μmのステンレス(SUS316)の片面
に、パラジウムと銀を交互に電気メッキした。メッキ浴
組成は、下記に示すものを用いた。なお、浴温は30
℃、電流密度はパラジウムメッキのときは1A/d
m2、銀メッキのときは0.5A/dm2で行った。メッ
キの総厚は30μmとし、重量比でパラジウム:銀=8
0:20になるように多層メッキした。
料を前処理洗浄し、以下の条件で実施した。レジスト塗布条件 レジスト種類;ネガタイプアクリルポリマー〔東京応化
工業(株)製、PMER−N40DP〕 塗布厚;7μm露光条件 紫外線波長;375nm 照射量;450mJエッチング条件 エッチング液;塩化第2鉄水溶液(45°Be、48
℃) なお、このエッチング処理では、細孔hの孔径dが10
0μm、メッキと金属支持体の最短接点距離wが500
μmになるように実施した。次いで、メッキの合金化熱
処理を600℃×15時間行い、これを水素分離膜とし
た。
20に装着し、この工程に原料ガスG1として混合ガス
(水素74容量%、CO1容量%、CH41容量%、C
O224容量%)を流した。透過ガス(水素ガス)およ
び非透過ガスは、別々にガスメータM1、M2で流量を
測定するとともに、ガスクロマトグラフGCに導入して
ガス組成の分析を行った。
/cm2・G 混合ガス流量=1.0Nl/min 出側圧力(水素分離機20の下部21の圧力)=常圧 実験結果は、次のとおりであった。 透過ガス中の水素ガス濃度=100% 透過速度=80.0cm3/cm2/min
金属を支持体としているため、耐熱性、機械的強度に優
れ、高純度の水素の回収が可能であり、かつ高温におい
ても分離性能に優れ、さらに電気メッキによりパラジウ
ムなどの薄膜を形成するので、良好な水素分離膜を短時
間かつ少ない労力で容易に製造することができる。
り、図1(A)は金属支持体の片面にパラジウム−他の
金属薄膜層が被着・形成した状態を説明するための拡大
断面構成図、図1(B)は図1(A)の金属支持体の他
方の片面をエッチング処理して得られる本発明の水素分
離膜の拡大断面構成図である。
略図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 次の各工程からなる、孔径10〜500
μmの細孔がエッチングにより多数穿孔された金属支持
体の片面に、膜厚1〜50μmのパラジウムと他の金属
からなる合金膜が被着形成されてなる水素分離膜の製造
方法。 (1)金属支持体の片面にパラジウムと他の金属の薄膜
をそれぞれ電気メッキ法により交互積層する第1工程。 (2)前記第1工程で得られる金属支持体の他方の片面
にエッチング法により細孔を穿孔する第2工程。 (3)前記第2工程で得られる金属支持体のパラジウム
−他の金属薄膜層を500〜900℃で熱処理し合金化
する第3工程。
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JP13142092A JP3213053B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 水素分離膜の製造方法 |
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- 1992-04-27 JP JP13142092A patent/JP3213053B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH05317662A (ja) | 1993-12-03 |
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