JP3212931B2 - 波長変換方法及び波長変換素子 - Google Patents

波長変換方法及び波長変換素子

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JP3212931B2 JP32439897A JP32439897A JP3212931B2 JP 3212931 B2 JP3212931 B2 JP 3212931B2 JP 32439897 A JP32439897 A JP 32439897A JP 32439897 A JP32439897 A JP 32439897A JP 3212931 B2 JP3212931 B2 JP 3212931B2
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    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
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    • G02F1/353Frequency conversion, i.e. wherein a light beam is generated with frequency components different from those of the incident light beams
    • G02F1/3544Particular phase matching techniques
    • G02F1/3546Active phase matching, e.g. by electro- or thermo-optic tuning

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は波長変換方法及び波
長変換素子に関し、特に半導体製造プロセス、微細加
工、医療等に応用され波長変換された短波長のレーザ光
を得るための波長変換方法及び波長変換素子に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レーザ光の波長変換を行う場合、波長変
換素子は当該素子中に含まれる不純物の不要吸収や残留
吸収、またはレーザ光の2光子吸収等の影響によって、
波長変換中に熱が発生する場合がある。また、波長変換
光が吸収端近傍の場合には、透過率が小なるために光の
一部が素子に吸収されて熱になる。波長変換素子の温度
が上昇すると、結晶中の屈折率が低下して位相整合条件
が崩れて変換光の出力が低下することになる。そこで、
安定した波長変換光を出力させるためには、素子の温度
を一定に維持することが必要になる。
【0003】通常、銅やアルミニウム等の熱伝導率が大
なる金属で構成したホルダ中に波長変換素子を設置し
て、そのホルダをオーブンまたは温度コントロールされ
た水等の冷却媒体で常温以上に保持している。このと
き、ホルダの温度は常時モニタされ、温度が変化した場
合にはオーブンや冷却媒体の温度を制御して一定の温度
に維持するよう制御されている。
【0004】また、素子の温度変化に対する屈折率が大
きな波長変換素子を使用する場合には、素子の温度変動
を波長変換効率が低下しない許容温度範囲以内に厳密に
制御する必要がある。この場合、波長変換素子はペルチ
ェ素子等を用いて精度良く温度制御がなされる。素子の
温度を更に安定化させるために、例えば、特開平5−4
1557号公報では、波長変換素子を穴の開いたペルチ
ェ素子中に埋め込む方法が提案されている。
【0005】また、波長変換光の効率を向上させるため
には、結晶長を大とすることが考えられる。しかし、波
長変換結晶が有する複屈折性のために生じるウオークオ
フ角の問題があり、素子長を大としてもある一定の長さ
以上は有効に作用しない。そこで、当該ウオークオフ角
を補償すべく、2個以上の素子を位相整合方位に対して
180°回転させた方位に設置する技術が提案されてお
り、例えば、特開昭50−150453号公報や米国特
許第5,047,668号公報等に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年微細加工や半導体
製造プロセス等の分野では、より微細な加工が可能なよ
り短波長の波長変換光が求められている。また、加工の
生産性を向上せさるためにも、短波長光源の高出力化が
期待されている。
【0007】しかしながら、短波長化は波長変換素子が
有する屈折率の分散特性と吸収端の波長により制限され
る高調波が発生可能な波長範囲に限られてくる。吸収端
近傍まで波長変換可能な材料があっても、吸収端付近で
は屈折率の分散が大きく、吸収や表面反射ロスのために
透過率が低く、効率の良い波長変換を行うことができな
い。
【0008】また、波長変換を行っても吸収のため温度
上昇が大きく位相整合条件が崩れてしまい、電子雪崩現
象による誘電破壊も生じ易い。そのため、吸収端付近の
波長変換は実用化されていない。
【0009】また、短波長の波長変換になる程、波長変
換素子の持つ屈折率の温度,波長,位相整合角度に対す
る許容範囲が小さくなる傾向があるため、安定した波長
変換が難しくなるという問題がある。また複屈折性のた
めのウォークオフ角が大きくなってしまう波長変換素子
もあり短波長の光程誘電破壊閾値も低くなるので、結晶
長を長くしたり素子中のエネルギ密度を大きくして波長
変換効率を向上させることは難しい。ウォークオフ角を
2個の素子を用いて補償する試みもなされているが、よ
り簡便な方法で波長変換効率を向上させることが求めら
れている。
【0010】更に、光の波長が紫外領域になると2光子
のエネルギが波長変換材料のバンドキャップを越えてし
まうため2光子吸収により熱の発生効率が高くなる。熱
が発生すると素子中の屈折率が変化して位相整合条件が
崩れ変換光出力が低下してしまう。産業応用において
は、より高出力な紫外光が求められているため、効率良
く素子を温度制御することが必要である。
【0011】温度が発生する部分は光が透過している素
子部分であるが、従来方法ではこの部分を素子の回りか
ら温度を制御しても波長変換素子の熱伝導率が小さいた
めに、十分に素子の内部まで制御することができないた
め、制御しやすい素子の開発が必要である。
【0012】更にはまた、特に非線形光学定数の大きな
ベータバリウムボレイト(β−BaB2 4 :BBO)
を用いて193nmの紫外光を発生させる場合、この波
長はBBOの吸収端である189nmに近く、193n
mでは透過率が25%程度となってしまい、熱の発生が
大きくまた誘電破壊が生じ易いことである。193nm
はエキシマレーザのAr-Fが発振する光であり、この光は
次世代の半導体メモリーの生産に応用が期待されてい
る。
【0013】しかしエキシマレーザは電気―光の効率が
低くまた危険なガスを用いるため安全対策が必要であ
り、ランニングコストが高い。また装置の大きさが大き
く、設置場所に面積を取られる。一方、もし193nm
を、BBOを用いた全固体レーザで置換えられれば、ラ
ンニングコスト,装置コストの低減だけでなく、スペー
スや光の安定性等の問題も解決できる。
【0014】本発明の目的は短波長で高出力な紫外域の
波長変換光を得るため、変換効率が大きく、温度制御さ
れやすい波長変換方法及び波長変換素子を提供し、変換
光出力の信頼性を向上させることにより紫外レーザ装置
の産業応用を促進することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ベータ
バリウムボレイトからなる波長変換素子を用いて略19
3nmの変換光を得る波長変換方法であって、前期波長
変換素子を0℃以下に冷却することを特徴とする波長変
換方法が得られる。
【0016】また、本発明によれば、波長変換素子から
出力されるレーザ光の進行方向をプリズムを用いて18
0°回転させて、前記波長変換素子へ再入力することを
特徴とする波長変換方法が得られる。
【0017】更に本発明によれば、3つの角度が90
°,45°,45°に夫々加工された三角柱プリズム
波長変換素子からなり、レーザ光をこの三角柱プリズム
型波長変換素子へ入射せしめ直交する2面にて2回反射
させることにより、入射レーザ光と波長変換された出力
光との進行方向を互いに180°異なるようにしたこと
を特徴とする波長変換素子が得られる。
【0018】更にはまた、本発明によれば、波長変換用
部材と、より熱伝導率が大なる部材とが交互に複数枚積
層して接合されており、前記波長変換用部材の各々は、
ウオークオフ角を補償すべく位相整合方位を軸に180
°回転した位置で接合されていることを特徴とする波長
変換素子が得られる。
【0019】本発明の作用を述べる。波長変換素子の温
度を冷却することにより吸収端が短波長側に伸びる材料
があり、吸収端近傍の波長に対する透過率が向上する。
透過率は冷却温度が低い程大きくなる。この特性を示す
波長変換素子を使用して透過率が冷却により改善される
領域の波長変換を行う場合、波長変換光が素子に吸収,
反射されないため熱の発生も少なく、変換効率が良く安
定した波長変換光を得ることができる。また吸収のため
励起された電子の数が減り、電子雪崩による誘電破壊も
生じにくくなる。
【0020】また、従来は2個以上の素子を用いている
ウォークオフ角の補償を入力したレーザ光を180°回
転させることで1個の素子の内部で行うことが出来、レ
ーザ光の波長変換効率を簡便に向上させることが可能と
なる。
【0021】また、波長変換素子が紫外光を吸収して加
熱した場合、最も熱を持っている結晶中の光路を効率良
く温度制御するために、レーザ光の入出力面に波長変換
素子よりも熱伝導率の大きな材料を接合した波長変換素
子を用い、この複合素子を温度制御することで発生した
熱を直接入出力面から奪い、光路中の温度を一定に保ち
やすくすることが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1は常温と0℃以下に冷却した波長変換
素子の吸収スペクトルを示す図である。図1を参照する
と、波長変換素子の持つ吸収端1から長波長側に100
nm程度の範囲の波長は、屈折率が増大するために表面
反射が大きく、また材料に光が吸収されてしまうため、
透過率を測定すると曲線2の様に吸収端に近付くにつれ
て透過率が減少していく。
【0024】位相整合可能波長が吸収端の波長まで許容
される波長変換素子を用いた場合、変換光3の透過率は
4で示され、変換光のエネルギの一部は材料に吸収され
てしまい熱の発生や誘電破壊を生じさせる。しかし波長
変換素子の温度を摂氏0℃以下に冷却することにより、
波長変換素子の吸収端を5に示した様に短波長側にシフ
トする材料では、冷却しない場合と比較して吸収スペク
トルが曲線6の様に変化し、変換光の透過率が7で示す
様に向上するため吸収の影響が小さくなり、誘電破壊や
熱の発生を抑制して安定した変換光出力を得ることが出
来る。
【0025】波長変換素子がBBOの場合、素子を冷却
すると、図2の様に吸収端から長波長側に10nm程度
の範囲の透過率が変化し、吸収端は常温8の状態では1
89nmであるが、0℃のBBO9では188nm,−
50℃のBBO10では187nm,−100℃のBB
O11では185nm,−150℃のBBO12では1
83nmにシフトする。
【0026】BBOはこの図に示した波長範囲で光混合
による高調波発生が可能であり、この範囲の高調波を得
る場合、素子を冷却することで変換光の吸収が減少し安
定した信頼性のある紫外波長変換光を得ることが可能で
ある。
【0027】図3は本発明の基本的な実施の形態を示す
図である。レーザ光に対して高調波が得られる位相整合
方位に加工された波長変換素子13に、光軸14が含む
面を上部になる様に設置してレーザ光15を入射する。
素子中の第1波長変換部16で一部が波長変換された
後、素子から出力されたレーザ光及び波長変換光17は
プリズム18に入射される。
【0028】第1反射面19及び第2反射面20で18
0°方向を転換した光は再度波長変換素子13に入射さ
れ、第2波長変換部21で入射レーザ光は波長変換さ
れ、波長変換光22が出力される。第1と第2の波長変
換部分は光の進行方向に対して光軸が180°回転して
いることになり、ウォークオフ角を補償することが可能
となる。また、1個の素子で素子長を2倍に取ることが
出来るため変換効率を向上させることが出来る。
【0029】図4は本発明の他の実施の形態を示す図で
あり、図3と同等部分は同一符号にて示している。この
波長変換素子23は図4に示す様に角度が90°,45
°,45°のプリズム状に加工されており、入射面24
から垂直に入射されたレーザ光15に対して位相整合角
が取れる方位で光軸14は入射面と垂直の方位になる様
に加工されている。入射されたレーザ光は第1波長変換
部16で一部が波長変換され、第1反射面19で垂直に
反射され、また、第2反射面20で垂直に反射された
後、第2の波長変換部21で入射光は波長変換され、素
子から波長変換光22が出力される。
【0030】第1と第2の波長変換部は共に位相整合方
位であるが、光軸が180°回転しているためウォーク
オフ角を補償することが可能となり、また1個の素子で
位相整合が取れる長さを2倍にすることが出来る素子で
あるため、波長変換効率が向上する。
【0031】図5は本発明の更に他の実施の形態を示す
図である。両面研磨された波長変換素子13に波長変換
素子よりも熱伝導率の良い材料25をレーザ光及び波長
変換光17が入出力する面26に接合する。この複合素
子全体を銅やアルミ等で作製された金属ホルダー27に
設置し、ホルダーは水や液体窒素等の媒体,オーブンや
ペルチェ素子等で温度制御する。
【0032】素子の形態は矩形でも円形でも良いが、均
一に冷却することを考えれば円筒型の方が望ましい。ま
た、素子の大きさは出来るだけ必要最小限に加工した方
が温度制御されやすい。従来の方法では冷却が難しかっ
た波長変換素子中のレーザ光及び波長変換光の光路17
に生じた熱を波長変換素子の熱伝導28だけで冷却され
ていたが、波長変換素子から接合した熱伝導率の良い材
料への熱伝導29が大きくなるため素子の温度を制御し
やすくなる。すなわち、この複合素子を用いることで素
子中の温度を均一に保つことが出来、安定した波長変換
光を出力出来る。
【0033】図6は光学材料の熱伝導率と吸収端波長と
の関係を示す図であり、図5の接合のために用いる材料
に熱伝導率が大きく、また吸収端が短波長に伸びている
図6に示したダイヤモンド,サファイヤ,水晶,ガーネ
ットを用いる。
【0034】図7は本発明の別の実施の形態を示す図で
ある。図7の様に、図4で示したプリズム型波長変換素
子23に熱伝導の大きな材料25を接合することで、光
路中で発生した熱が接合面30を通して効率良く除去す
ることができる波長変換素子となる。
【0035】図8は本発明の更に別の実施の形態を示す
図である。図8の様に、ディスク状にした波長変換素子
31の間に、素子よりも熱伝導率が大きくレーザ光及び
波長変換に対して透明な材料25を接合して使用し、こ
の複合素子全体を温度コントロールすることにより、素
子長が長い場合では冷却できなかった結晶の中心部分を
各々の短い素子長中で効率良く冷却することが出来る。
この複合素子は高出力の紫外光を出力する波長変換の場
合に非常に有効となる。
【0036】図8で示した素子では、波長変換光がウォ
ークオフ角の影響により、素子数を多くしてもレーザ光
と波長変換光の相互作用長を長く取ることが出来ない。
しかし、図9の様に、波長変換素子の各々を結晶軸が1
80°反転する様な配置で設置することで、ウォークオ
フ角を補償して効率良く波長変換を行うことが出来、ま
たディスク状の素子の枚数を増やして変換効率の向上が
可能となる。
【0037】波長変換素子31と冷却のための材料25
との接合に関し、図10の様に、まず接合面30をRI
M5Å程度に研磨する。次に光学材料を端から徐々に近
付けていき(33)、完全に密着させる(34)。この
とき密着が十分でない場合は素子を真空容器35に入れ
て容器を真空ポンプ36で引き、界面に残っている空気
を除去する。こうすることで界面はファンデルワールス
力で結合(オプティカルコンタクト)することが出来
る。
【0038】
【実施例】次に実施例を用いて本発明を更に詳細に説明
する。この実施例では波長変換素子としてベータバリウ
ムボレイト(BBO)を用いたが、これに限定されるも
のではない。
【0039】(実施例1)BBOを用いてAr-Fエキシマ
レーザを発振する波長と同じ193nmを発生させるた
めには、193nmにおける透過率を向上させる必要が
ある。そこで、まずBBO素子の低温における193n
mの透過特性を調べた。基本波にTi:サファイヤの発
振する772nmの第4高調波である193nmを発生
させるための位相整合方位θ=70.9°にBBOをカ
ットし、入射面6×6mmで長さが5mmの素子を用意
した。
【0040】この素子を低温吸収スペクトル測定用の真
空チャンバー内の銅製のホルダー中に保持し、液体窒素
で−195℃まで冷却していき、193nmの透過率の
変化を調べた。BBOの193nmの屈折率は、屈折率
分散の次の式、 no2 =2.7359+0.01878/(λ2 −0.
01822)−0.01345λ2 ne2 =2.3753+0.01224/(λ2 −0.
01667)−0.01516λ2 よりnoで1.929329、neで1.723228
である。
【0041】θ=70.9での異常光の反射率R(=
(1−n)2 /(1−n)2 )は10%、両面透過させ
た場合は約20%となる。図11の様に−195℃まで
冷やすことにより透過率は80%となり、表面反射のロ
スを差し引くと殆ど結晶中に吸収されないことが分かっ
た。
【0042】次に、実際に193nmを出力させるため
に、772nmを発振するパルスTi:サファイヤレー
ザ37の基本波を用いた。出力は平均で1Wである。図
12の様に、まずθ=36.5でカットしたTypeI
のLBO38で第2高調波(SHG光)である386n
mを発生し、次にθ=46.4°にカットしたType
IのBBO39で第3高調波(THG光)である25
7.3nmに変換し、最後にθ=70.9°にカットし
たTypeIのBBO40で基本波の772nmとTH
G光である257.3nmを光混合して第4高調波(F
HG光)である193nmに変換する構成とした。
【0043】まず、SHG結晶であるLBO38は4×
4×10nmに加工し、素子には図13の様にサファイ
ヤ39を両面からオプティカルコンタクトで貼付け、銅
製のホルダー40でマウントした後、ホルダー全体をペ
ルチェ素子41で30℃に保持した。サファイヤは一軸
性結晶であるが、BBO中を透過するレーザ光及び波長
変換光に影響がない様に光軸方向に垂直加工してあるc
板を用いた。
【0044】次に、THG結晶のBBO42は厚さ2m
mでφが4mmの素子を2個用意し、図14の様に3枚
のc板サファイヤ39で挟み、夫々の素子はウォークオ
フ角を補償する方位になる様に設置してオプティカルコ
ンタクトさせ、全体は円筒型の穴の開いたペルチェ素子
41に保持して約30℃に保持した。
【0045】FHG結晶は、図15の様に、厚さ5mm
でφ6mmの結晶43を銅製のコールドフィンガー44
に保持し、サファイヤの窓45がついている真空デュワ
ー46中に保持して液体窒素47で約195℃まで冷却
した。この素子構成で193nmの発振実験を行ったと
ころ、図16の性能48の様に、約100mWの193
nm光が安定して50時間出力されることが分かった。
【0046】(比較例1)193nmの発生を実施例1
と同じ構成で行い、3個の波長変換素子のうち1個だけ
の条件を変化させた場合の193nm出力の安全性を比
較した。まずSHG素子にサファイヤ基板を接合せずに
行ってみたところ、図16の特性49の様に、サファイ
ヤとSHG素子との界面反射ロスがなくなった分だけ初
期の出力は向上したが、レーザ光の光路中に温度勾配が
生じて徐々に出力が低下していった。
【0047】次に、THG素子を8mmの長さの素子1
個を用い、サファイヤの基板を接合せずに193nm発
生を行ったところ、図16の特性50の様にウォークオ
フの補償を行っていない分だけ初期出力が30%程度低
下し、またその後出力も素子中に温度勾配が生じて位相
整合条件が崩れ、徐々に出力が低下していった。次に、
193nmを得るためのFHG素子を液体窒素で冷やさ
ずに常温で行ったところ、193nmの出力は、図16
の特性51の様に20%以下となり、また出力は急激に
低下した。素子を観測したところ、193nmの吸収の
ために誘電破壊が生じていることが分かった。
【0048】(実施例2)BBOを用い、Nd:YAレ
ーザの発振する1064nm光の第4高調波(FHG)
が得られる方位はθ=47.6°である。この方位にな
る様に、図17で示した3mmの素子長で入射面積が5
×10mmの素子52を加工し、入射面積が6×6mm
の石英ガラスで出来たプリズム53を2個設置した。こ
の素子にNd:YAGレーザの第2高調波であるビーム
径1mmの5Wの532nm光を入射したところ、第1
から第3の波長変換部(16,21,54)で波長変換
され、またウォークオフ角も補償されるため変換効率が
向上し、1.5WのFHG光を得ることが出来た。
【0049】(比較例2)実施例2と同じ素子を用い、
ワンパスで波長変換を行ったところ、出力は500mW
しか得られず、図17の場合と比較して約1/3の出力
しか得られなかった。
【0050】(実施例3)BBOを用い、Nd:YAG
レーザの発振する得られる1064nmの第3高調波
(THG)が得られる方位はTypeIでθ=31°で
ある。この方位が入射方位となる様に、図18の様なプ
リズムに加工したBBO素子55を2個用意した。この
プリズムに1064nm1Wと532nm500mWを
入射したところ、第1〜第4の波長変換部(16,2
1,54,56)で波長変換され、またウォークオフ角
も補償することが出来たため変換効率が向上し、500
mWの355nm出力が得られた。
【0051】(比較例3)BBOの結晶長が8nmTH
G素子を用い、実施例3と同じレーザ光を入射したとこ
ろ、355nm出力は350mWであり、実施例3の7
0%の出力しか得られなかった。
【0052】(実施例4)BBO単結晶をNd:YAG
レーザの発振する第4高調波が得られる方位であるθ=
47.6°に加工した。素子の大きさは入出力面を6×
6mm,厚さを2mmとし、この素子57を4枚用意し
た。この素子と同じ大きさの冷却材料として用いるサフ
ァイヤ基板39を5枚用意した。これ等の素子の入出力
を平面度RIM5Å以下、平行度は5秒以下に加工研磨
した。BBOは互いの素子の光軸が180°回転させて
ウォークオフ角を補償する方位に調整し、この間にサフ
ァイヤ基板を挿入してこれ等の素子をオプティカルコン
タクトした後、図19の様に穴の開いたペルチェ素子4
1にマウントし25℃に保持した。
【0053】この素子にNd:YAGの発振する100
Wの1064nmからBBOを用いて得られた第2高調
波(波長532nm)の50Wの光を入射したところ、
15Wの266nm光が得られた。連続的な波長変換の
安定性を調べたところ、図20の特性58の様に100
時間に渡り±1%以内であり、非常に安定した紫外出力
が長時間安定して得られることが分かった。これは波長
変換素子で発生した第4高調波の光路の温度が常にサフ
ァイヤにより吸収されて25℃に保持されており、位相
整合条件が一定しているためである。
【0054】(比較例4)実施例2と同じBBO素子を
用い、サファイヤ基板を用いずにBBO素子だけを用い
て図21の様に素子を一体化させ、同じペルチェ素子で
25℃に保持した。波長532nmの50Wの光を入射
したところ、始めは実施例4と比較して界面表面反射ロ
スが少ないため17Wの266nmが得られたが、数分
後には図20の特性59の様に、12W程度まで低下し
た。低下しきったところで素子の角度を再度調整したと
ころ出力は16Wまで回復したが(60)、また徐々に
低下していき、100時間後に12W程度まで低下した
(61)。
【0055】これはBBOの各々の素子中のレーザ光路
中が十分に冷却されていないために時間と共に温度分布
が生じ、屈折率が変化してしまうために出力が低下して
しまう。また素子の角度を調整しても紫外出力が大きく
なると熱発生も大きく、屈折率が変化して変換効率が下
がり、また紫外出力が下がるという悪循環が生じて一定
した出力の光が得られない。
【0056】
【発明の効果】第1の効果は、波長変換素子を用いて素
子の吸収端近傍の波長変換を行う場合、本発明によれば
吸収端を短波長側にシフトさせることが可能となり、波
長変換光の透過率が向上して出力の増大、安定性、信頼
性の向上が達成されることである。
【0057】その理由は、素子の変換光に対する透過率
が向上することで光が結晶に吸収反射されることがなく
なり、エネルギーのロスが少なくなるからである。
【0058】第2の効果は、1個の波長変換素子で位相
整合方位に2回以上のレーザ光を透過させることが出
来、波長変換効率を増大させることが可能であることで
ある。その理由は結晶長を2倍に稼ぐことが出来、また
ウォークオフ角を補償するからである。
【0059】第3の効果は、波長変換素子を効率良く冷
却することで素子中に発生した熱による屈折率分布を抑
制することが出来ることである。その理由は屈折率の分
布は熱の分布と一致するため、熱勾配を抑制することに
より位相整合条件が安定し、変換光出力も安定化させる
ことが出来る。
【0060】これ等の波長変換方法及び波長変換素子を
搭載した紫外発生レーザ装置は出力が安定し、信頼性が
向上するため微細加工,半導体プロセス,医療等に応用
される。また、特に193nm発生装置は次世代メモリ
のプロセスに用いるAr−Fエキシマレーザの代替とし
て用いることが可能であるため、半導体産業に与える効
果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】常温と0℃以下に冷却した波長変換素子の吸収
スペクトルを示す図である。
【図2】BBOの冷却による吸収スペクトルの変化を示
す図である。
【図3】プリズムを用いたウォークオフ角補償方法の説
明図である。
【図4】プリズム型波長変換素子を示す図である。
【図5】熱伝導率の大きな材料を入出力面に接合した波
長変換素子を示す図である。
【図6】光学材料と熱伝導率と吸収端波長を示す図であ
る。
【図7】プリズム型波長変換素子に熱伝導率の大きな材
料を接合した波長変換素子を示す図である。
【図8】2個以上の波長変換素子を熱伝導率の大きな材
料で挟んで接合した波長変換素子を示す図である。
【図9】2個以上の波長変換素子をウォークオフ角が補
償する様に配置し、その間に熱伝導率の大きな材料を接
合した波長変換素子を示す図である。
【図10】波長変換素子と熱伝導率の大きな材料とのオ
プティカルコンタクトを示す図である。
【図11】BBOの冷却曲線と193nmの透過率を示
す図である。
【図12】193nm光の発生方法を示す図である。
【図13】サファイヤ基板を接合したLBO,SHG素
子を示す図である。
【図14】ウォークオフ角を補償したTHG素子にサフ
ァイヤ基板を接合したBBOの、THG素子を示す図で
ある。
【図15】−195℃に冷却したBBO,FHG素子を
示す図である。
【図16】193nm出力の時間変化を示す図である。
【図17】プリズム2個を用いて1個の波長変換素子に
レーザ光を3回透過させた波長変換方法を示す図であ
る。
【図18】プリズム型波長変換素子2個を用いた波長変
換方法を示す図である。
【図19】4個のBBO,FHG素子波長変換素子をウ
ォークオフ角が補償する様に配置し、その間にサファイ
ヤ基板を接合した波長変換素子を示す図である。
【図20】266nm出力の時間変化を示す図であ
る。。
【図21】4個のBBO,FHG波長波長変換素子をウ
ォークオフ角が補償する様に配置した波長変換素子を示
す図である。
【符号の説明】
1 常温時の吸収端 2 常温時の吸収スペクトル 3 波長変換光の波長 4 常温時の透過率 5 低温時の吸収端 6 低温時の吸収スペクトル 7 低温時の透過率 8 常温時のBBOの吸収スペクトル 9 0℃でのBBOの吸収スペクトル 10 −50℃でのBBOの吸収スペクトル 11 −100℃でのBBOの吸収スペクトル 12 −150℃でのBBOの吸収スペクトル 13 波長変換素子 14 光軸 15 レーザ光 16 第1波長変換部 17 レーザ光と波長変換光 18 プリズム 19 第1反射面 20 第2反射面 21 第2波長変換部 22 波長変換光 23 プリズム型波長変換素子 24 入射面 25 熱伝導の大きな接合材料 26 入出力面 27 金属ホルダー 28 波長変換素子の熱伝導による熱流 29 接合材料の熱伝導による熱流 30 接合面 31 ディスク状波長変換素子 32 銅製ホルダー 35 真空容器 36 真空ポンプ 37 Ti:サファイヤレーザ 38 LBO,SHG素子 39,42 BBO,THG素子 40,43,52 BBO,FHG素子 41 ペルチェ素子 44 銅製コールドフィンガー 45 サファイヤの窓 46 真空デュワー 47 液体窒素 48 実施例1による出力結果 53 石英プリズム 54 第3の波長変換部 55 プリズム型BBO,THG素子 56 第4波長変換部 57 BBO,FHG波長変換素子 58 実施例4によるFHG出力 59 比較例4の初期FHG出力 61 角度調整後のFHG出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−11750(JP,A) 特開 平3−18833(JP,A) 特開 平2−202079(JP,A) 特開 平8−213689(JP,A) 特開 平6−301426(JP,A) 特開 平6−29595(JP,A) Applied PHysics L etters,Vol.62 No.11 (1993)pp.1203−1205 Applied Physics B,Vol.B 45 No.4(1988) pp.245−247 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/35 - 1/39 H01S 3/00 - 3/17

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3つの角度が90°,45°,45°に
    夫々加工された三角柱プリズム型波長変換素子からな
    り、レーザ光をこの三角柱プリズム型波長変換素子へ入
    射せしめ直交する2面にて2回反射させることにより、
    入射レーザ光と波長変換された出力光との進行方向を互
    いに180°異なるようにし、かつウォークオフ角を補
    償することを特徴とする波長変換素子。
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