JPH0541557A - レーザ用結晶温度安定化装置 - Google Patents
レーザ用結晶温度安定化装置Info
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- JPH0541557A JPH0541557A JP3195221A JP19522191A JPH0541557A JP H0541557 A JPH0541557 A JP H0541557A JP 3195221 A JP3195221 A JP 3195221A JP 19522191 A JP19522191 A JP 19522191A JP H0541557 A JPH0541557 A JP H0541557A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】非線形光学結晶や薄板状の固体レーザ媒質など
のレーザ用結晶を、加熱や冷却により温度安定化させる
際に、複数のペルチェ素子を用いなくても、波長変換さ
れるレーザ光や発振するレーザ光が、上下や左右で不均
一なレーザ光強度分布とならずに済み、また特に薄板状
の固体レーザ媒質の場合には、これを十分に冷却できる
装置を提供することにある。 【構成】レーザ用結晶温度安定化装置100は、非線形
光学結晶102がホルダ103中に埋め込まれている。
ホルダ103は円板状であり、表面に穴付きペルチェ素
子104が接触している。さらに穴付きペルチェ素子1
04の他の表面には、穴付きヒートシンク105が貼り
着けられている。
のレーザ用結晶を、加熱や冷却により温度安定化させる
際に、複数のペルチェ素子を用いなくても、波長変換さ
れるレーザ光や発振するレーザ光が、上下や左右で不均
一なレーザ光強度分布とならずに済み、また特に薄板状
の固体レーザ媒質の場合には、これを十分に冷却できる
装置を提供することにある。 【構成】レーザ用結晶温度安定化装置100は、非線形
光学結晶102がホルダ103中に埋め込まれている。
ホルダ103は円板状であり、表面に穴付きペルチェ素
子104が接触している。さらに穴付きペルチェ素子1
04の他の表面には、穴付きヒートシンク105が貼り
着けられている。
Description
【産業上の利用分野】本発明はレーザ装置に係り、特
に、非線形光学結晶や薄板状の固体レーザ媒質を含んだ
レーザ装置において、それらの温度を安定化させる装置
に関する。
に、非線形光学結晶や薄板状の固体レーザ媒質を含んだ
レーザ装置において、それらの温度を安定化させる装置
に関する。
【従来の技術】レーザ装置中で利用される非線形光学結
晶は、波長変換を行う場合、非線形光学結晶の温度を一
定値に保つ必要がある。特に、その温度が、50度Cか
ら150度C程度と、室温よりも高くなる場合もあり、そ
の場合には、一般にオーブンが用いられている。構造的
には、非線形光学結晶を、それを保持するホルダごとオ
ーブンの中に納め、ヒータにより加熱されたオーブン中
の空気を非線形光学結晶に接触させて、これを加熱して
いた。また、非線形光学結晶の温度を安定化させるため
には、温度をモニタして、ヒータへの入力電力を制御し
ていた。また、固体レーザ媒質は、レーザ動作をさせる
ために、これに照射される励起光の一部を吸収するた
め、温度上昇する。そのため、動作中に冷却する必要が
ある。その場合、一般にフラッシュランプ励起のYAG
レーザなどに見られるように、固体レーザ媒質は、長さ
数センチメートル(以下cm),直径数ミリメートル(以
下mm)のロッド状の形状をしているため、その周囲の曲
面に直接冷却水を接触するように流して、冷却してい
た。
晶は、波長変換を行う場合、非線形光学結晶の温度を一
定値に保つ必要がある。特に、その温度が、50度Cか
ら150度C程度と、室温よりも高くなる場合もあり、そ
の場合には、一般にオーブンが用いられている。構造的
には、非線形光学結晶を、それを保持するホルダごとオ
ーブンの中に納め、ヒータにより加熱されたオーブン中
の空気を非線形光学結晶に接触させて、これを加熱して
いた。また、非線形光学結晶の温度を安定化させるため
には、温度をモニタして、ヒータへの入力電力を制御し
ていた。また、固体レーザ媒質は、レーザ動作をさせる
ために、これに照射される励起光の一部を吸収するた
め、温度上昇する。そのため、動作中に冷却する必要が
ある。その場合、一般にフラッシュランプ励起のYAG
レーザなどに見られるように、固体レーザ媒質は、長さ
数センチメートル(以下cm),直径数ミリメートル(以
下mm)のロッド状の形状をしているため、その周囲の曲
面に直接冷却水を接触するように流して、冷却してい
た。
【発明が解決しようとする課題】オーブンを用いて非線
形光学結晶を加熱する場合、非線形光学結晶の加熱にオ
ーブン中の空気が媒体となるため、熱の移動には空気の
対流が必要となることから、熱の伝達に時間が掛る。そ
の結果、非線形光学結晶の温度が室温よりも比較的高い
場合の加熱や、温度を一定値に保つための制御性に問題
点があった。そこで非線形光学結晶の加熱に、ペルチェ
素子を利用することが考えられる。ペルチェ素子では、
これに電流を流すと、片面から吸熱し、他方の面から発
熱することができる。ところが、非線形光学結晶は一般
に数mm角程度と小さいため、これらに直接ペルチェ素子
を取り付けて加熱することは構造上難しく、これらを保
持するホルダを加熱することで、間接的に加熱すること
ができる。その場合、通常のペルチェ素子を用いるなら
ば、以下に説明するような問題点が生じる。ここで、通
常のペルチェ素子を用いて結晶を加熱し、温度を安定化
させる装置の一例として、その構成を図面を用いて説明
する。図4は、非線形光学結晶を利用してレーザ光の波
長変換を行うために用いられる温度安定化装置300の
構成図である。レーザ光301を波長変換するための非
線形光学結晶302には、ここでは、幅,高さ及び長さ
がそれぞれ3mm,3mm,5mmと非常に小さい結晶が用い
られており、円板状のホルダ303中に埋め込まれてい
る。そこでこのホルダ303を加熱することで、間接的
に非線形光学結晶302を加熱することになる。ところ
がこのホルダ303は円板状であるため、これの加熱
に、一般に平面状であるペルチェ素子を接触させて取り
付けることは難しい。そこで図に示したように、ホルダ
303の周囲で接している固定台304の広く延びた底
面にペルチェ素子305を取り付けることで、固定台3
04を底面から加熱し、それによって間接的に非線形光
学結晶302を加熱することになる。ところが、非線形
光学結晶302が、それを保持するホルダ303と接触
する固定台304から間接的に加熱されると、その固定
台の一つの方向から熱が伝わるため、非線形光学結晶3
02内部の温度分布は、ペルチェ素子に近い側(図4の
構成図では下側)の温度が高く、ペルチェ素子から遠ざ
かるにつれて温度が低くなるように、上下で不均一な温
度分布となってしまった。その結果、非線形光学結晶3
02中のレーザ光が通過する部分内で、温度が不均一に
なると、効率良く波長変換する部分と、波長変換しない
部分とに分かれ、波長変換されたレーザ光のビーム強度
が、ビーム断面内で上下で不均一になることがあった。
そこで、ペルチェ素子を用いた同様な方式の装置では、
非線形光学結晶を均一に加熱するために、多数のペルチ
ェ素子を、非線形光学結晶のホルダの周囲に均等に並べ
るように取り付ける方法も考えられるが、その場合、装
置全体が複雑になり、またコストの上昇にもなり、得策
ではない。次に、固体レーザ媒質の冷却に関しては、固
体レーザ媒質がロッド状の形状をしている場合は、固体
レーザ媒質の周囲から均一に冷却されるため、固体レー
ザ媒質内部の温度分布は、レーザ光が通る光軸を中心と
して線対称になる。これに対して、固体レーザ媒質が薄
板状をしている場合、冷却水をこれに直接接触させて冷
却させることは、構造上極めて困難である。そこでペル
チェ素子を用いて、図4に示した温度安定化装置300
と同様な装置を利用するならば、この問題点と同じよう
に、固体レーザ媒質内のレーザ光が通る部分内で、温度
が上下で不均一になることがある。その場合、固体レー
ザ媒質中で、レーザ遷移するエネルギ準位間の下準位の
分布数が空間的に不均一になることがあり、その場合、
レーザの利得が上下で不均一になるため、発振するレー
ザ光の強度分布が上下で不均一になることがあった。さ
らにまた、三価のネオジウムイオンが混入されたY3Al
5O12結晶(以下Nd:YAG結晶と呼ぶ。)に代表され
る固体レーザでは、レーザの発振線が、波長0.9ミク
ロン(以下μ)帯、波長1.0μ帯、波長1.3μ帯にあ
る。これらの中でも波長0.9μ 帯でレーザ発振させる
場合、この波長帯は前記3つの発振帯域の内、Nd:Y
AG結晶の吸収帯(波長0.8μ 付近を中心としたもの
であり、広帯域である。)に最も近いため、発振するレ
ーザ光が結晶自身に吸収され易い。そのため結晶の長さ
は5mm以下(好ましくは、1mm程度)の薄板状のものを
用いて、吸収される割合を低くする必要があるため、図
4に示した装置のように、ホルダの周囲から冷却するな
らば、熱を伝える総面積が小さくなり、Nd:YAG結晶
から発生する熱を効率良く放熱させることが難しかっ
た。その結果Nd:YAG結晶の温度が高くなり、レー
ザ遷移の下準位における分布数が増大し、レーザ出力が
低下することがあった。特に、波長0.9μ 帯で発振さ
せる場合、波長1.0μ 帯や波長1.3μ 帯の発振線と
は異なり、レーザ遷移の下準位が基底準位中に含まれる
ため、結晶の温度上昇により、下準位の分布数が極めて
増加し易く、十分に冷却する必要があった。尚、Nd:
YAG結晶を用いた波長0.9μ 帯でのレーザ発振に関
しては、例えば、オプティカル ソサエティ オブ ア
メリカ、第12巻、第12号、第993頁から第995
頁、1987年(Optical Society of America, Vol.1
2,No.12,pp.993−995, 1987)において説
明されている。本発明の目的は、非線形光学結晶や薄板
状の固体レーザ媒質などのレーザ用結晶を加熱や冷却な
どにより温度安定化させる場合、複数のペルチェ素子を
用いなくても、波長変換されるレーザ光や発振するレー
ザ光が、上下や左右で不均一なレーザ光強度分布と成ら
ずに済み、また特に薄板状の固体レーザ媒質の場合で
は、これを十分に冷却できる装置を提供することにあ
る。
形光学結晶を加熱する場合、非線形光学結晶の加熱にオ
ーブン中の空気が媒体となるため、熱の移動には空気の
対流が必要となることから、熱の伝達に時間が掛る。そ
の結果、非線形光学結晶の温度が室温よりも比較的高い
場合の加熱や、温度を一定値に保つための制御性に問題
点があった。そこで非線形光学結晶の加熱に、ペルチェ
素子を利用することが考えられる。ペルチェ素子では、
これに電流を流すと、片面から吸熱し、他方の面から発
熱することができる。ところが、非線形光学結晶は一般
に数mm角程度と小さいため、これらに直接ペルチェ素子
を取り付けて加熱することは構造上難しく、これらを保
持するホルダを加熱することで、間接的に加熱すること
ができる。その場合、通常のペルチェ素子を用いるなら
ば、以下に説明するような問題点が生じる。ここで、通
常のペルチェ素子を用いて結晶を加熱し、温度を安定化
させる装置の一例として、その構成を図面を用いて説明
する。図4は、非線形光学結晶を利用してレーザ光の波
長変換を行うために用いられる温度安定化装置300の
構成図である。レーザ光301を波長変換するための非
線形光学結晶302には、ここでは、幅,高さ及び長さ
がそれぞれ3mm,3mm,5mmと非常に小さい結晶が用い
られており、円板状のホルダ303中に埋め込まれてい
る。そこでこのホルダ303を加熱することで、間接的
に非線形光学結晶302を加熱することになる。ところ
がこのホルダ303は円板状であるため、これの加熱
に、一般に平面状であるペルチェ素子を接触させて取り
付けることは難しい。そこで図に示したように、ホルダ
303の周囲で接している固定台304の広く延びた底
面にペルチェ素子305を取り付けることで、固定台3
04を底面から加熱し、それによって間接的に非線形光
学結晶302を加熱することになる。ところが、非線形
光学結晶302が、それを保持するホルダ303と接触
する固定台304から間接的に加熱されると、その固定
台の一つの方向から熱が伝わるため、非線形光学結晶3
02内部の温度分布は、ペルチェ素子に近い側(図4の
構成図では下側)の温度が高く、ペルチェ素子から遠ざ
かるにつれて温度が低くなるように、上下で不均一な温
度分布となってしまった。その結果、非線形光学結晶3
02中のレーザ光が通過する部分内で、温度が不均一に
なると、効率良く波長変換する部分と、波長変換しない
部分とに分かれ、波長変換されたレーザ光のビーム強度
が、ビーム断面内で上下で不均一になることがあった。
そこで、ペルチェ素子を用いた同様な方式の装置では、
非線形光学結晶を均一に加熱するために、多数のペルチ
ェ素子を、非線形光学結晶のホルダの周囲に均等に並べ
るように取り付ける方法も考えられるが、その場合、装
置全体が複雑になり、またコストの上昇にもなり、得策
ではない。次に、固体レーザ媒質の冷却に関しては、固
体レーザ媒質がロッド状の形状をしている場合は、固体
レーザ媒質の周囲から均一に冷却されるため、固体レー
ザ媒質内部の温度分布は、レーザ光が通る光軸を中心と
して線対称になる。これに対して、固体レーザ媒質が薄
板状をしている場合、冷却水をこれに直接接触させて冷
却させることは、構造上極めて困難である。そこでペル
チェ素子を用いて、図4に示した温度安定化装置300
と同様な装置を利用するならば、この問題点と同じよう
に、固体レーザ媒質内のレーザ光が通る部分内で、温度
が上下で不均一になることがある。その場合、固体レー
ザ媒質中で、レーザ遷移するエネルギ準位間の下準位の
分布数が空間的に不均一になることがあり、その場合、
レーザの利得が上下で不均一になるため、発振するレー
ザ光の強度分布が上下で不均一になることがあった。さ
らにまた、三価のネオジウムイオンが混入されたY3Al
5O12結晶(以下Nd:YAG結晶と呼ぶ。)に代表され
る固体レーザでは、レーザの発振線が、波長0.9ミク
ロン(以下μ)帯、波長1.0μ帯、波長1.3μ帯にあ
る。これらの中でも波長0.9μ 帯でレーザ発振させる
場合、この波長帯は前記3つの発振帯域の内、Nd:Y
AG結晶の吸収帯(波長0.8μ 付近を中心としたもの
であり、広帯域である。)に最も近いため、発振するレ
ーザ光が結晶自身に吸収され易い。そのため結晶の長さ
は5mm以下(好ましくは、1mm程度)の薄板状のものを
用いて、吸収される割合を低くする必要があるため、図
4に示した装置のように、ホルダの周囲から冷却するな
らば、熱を伝える総面積が小さくなり、Nd:YAG結晶
から発生する熱を効率良く放熱させることが難しかっ
た。その結果Nd:YAG結晶の温度が高くなり、レー
ザ遷移の下準位における分布数が増大し、レーザ出力が
低下することがあった。特に、波長0.9μ 帯で発振さ
せる場合、波長1.0μ 帯や波長1.3μ 帯の発振線と
は異なり、レーザ遷移の下準位が基底準位中に含まれる
ため、結晶の温度上昇により、下準位の分布数が極めて
増加し易く、十分に冷却する必要があった。尚、Nd:
YAG結晶を用いた波長0.9μ 帯でのレーザ発振に関
しては、例えば、オプティカル ソサエティ オブ ア
メリカ、第12巻、第12号、第993頁から第995
頁、1987年(Optical Society of America, Vol.1
2,No.12,pp.993−995, 1987)において説
明されている。本発明の目的は、非線形光学結晶や薄板
状の固体レーザ媒質などのレーザ用結晶を加熱や冷却な
どにより温度安定化させる場合、複数のペルチェ素子を
用いなくても、波長変換されるレーザ光や発振するレー
ザ光が、上下や左右で不均一なレーザ光強度分布と成ら
ずに済み、また特に薄板状の固体レーザ媒質の場合で
は、これを十分に冷却できる装置を提供することにあ
る。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、非線形光学結晶や薄板状の固体レーザ媒質などのレ
ーザ用結晶、あるいはこれを保持するホルダに穴を有す
るペルチェ素子を接触させ、かつ前記穴をレーザ光が通
過するようにしたものである。
に、非線形光学結晶や薄板状の固体レーザ媒質などのレ
ーザ用結晶、あるいはこれを保持するホルダに穴を有す
るペルチェ素子を接触させ、かつ前記穴をレーザ光が通
過するようにしたものである。
【作用】穴を有するペルチェ素子を、レーザ用結晶、あ
るいはこれを保持するホルダに対し、レーザ光の光軸と
ほぼ直交する表面に取り付けても、レーザ光をその穴に
通すことにより、レーザ光を妨げることはない。また、
穴がペルチェ素子のほぼ中央に有するものを用いれば、
レーザ用結晶中のレーザ光の通過部分を中心として、ほ
ぼ対称な温度分布を形成するため、上下や左右で不均一
なレーザ光強度となることはない。また、ペルチェ素子
を、レーザ用結晶、あるいはこれを保持するホルダの周
囲ではなく表面に直接接触させることができるため、接
触させる面積を大きくとれるようになり、レーザ用結晶
の光軸方向の長さがいかに短くなっても、発生する熱を
効率良く伝導させて、加熱や冷却が十分できる。
るいはこれを保持するホルダに対し、レーザ光の光軸と
ほぼ直交する表面に取り付けても、レーザ光をその穴に
通すことにより、レーザ光を妨げることはない。また、
穴がペルチェ素子のほぼ中央に有するものを用いれば、
レーザ用結晶中のレーザ光の通過部分を中心として、ほ
ぼ対称な温度分布を形成するため、上下や左右で不均一
なレーザ光強度となることはない。また、ペルチェ素子
を、レーザ用結晶、あるいはこれを保持するホルダの周
囲ではなく表面に直接接触させることができるため、接
触させる面積を大きくとれるようになり、レーザ用結晶
の光軸方向の長さがいかに短くなっても、発生する熱を
効率良く伝導させて、加熱や冷却が十分できる。
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。本発明の第一実施例を図1及び図2を用いて説明す
る。図1は、本実施例に係るレーザ用結晶温度安定化装
置100の構成を説明するための断面図であり、図2は
その正面図である。レーザ用結晶温度安定化装置100
は、非線形光学結晶102として角柱状のLiB3O5結
晶がガラス製のホルダ103中に埋め込まれている。ホ
ルダ103は円板状であり、表面に穴付きペルチェ素子
104が接している。さらに穴付きペルチェ素子104
の他の表面には、穴付きヒートシンク105が接してい
る。レーザ光101は、穴付きヒートシンク105及び
穴付きペルチェ素子104のそれぞれの穴を通って、非
線形光学結晶102に入射する。ホルダ103の表面の
ほぼ全体に穴付きペルチェ素子104が接触しているた
め、ホルダ103の加熱効果は極めて高く、それにより
ホルダ103と接触している非線形光学結晶102の加
熱効果も高い。LiB3O5結晶は、波長1.06μ のレ
ーザ光を波長変換する場合、結晶の温度を約148度C
に保つと、効率良く波長変換できる。その場合、結晶の
加熱に従来のようにオーブンを用いると、室温よりも比
較的に高いため、オーブンへの入力電力が多く必要にな
るだけでなく、温度を高い精度で一定値に保つのも困難
である。図で示されているように、非線形光学結晶10
2は穴付きペルチェ素子104の穴の中心軸上に配置し
ているため、非線形光学結晶102内のレーザ光101
が通過する部分における温度分布は、レーザ光101の
光軸に対して中心対称になっている。そのためレーザ光
101は、ほぼ均一に波長変換され、波長変換されたレ
ーザ光は上下や左右で不均一なレーザ光強度とはならな
い。また、ペルチェ素子104、穴付きヒートシンク1
05と同様なものを、ホルダ103の反対側(つまりレ
ーザ光101の出射側)にも取付けて、加熱の効果を高
めることもできる。図3は第二実施例として、本発明の
レーザ用結晶温度安定化装置を利用し、Nd:YAG結
晶の波長0.9μ 帯の発振線に相当する波長0.946
μ のレーザ光を効率良く発振し、その第二高調波であ
る波長0.473μ のレーザ光を発生できる固体レーザ
装置200の構成を示した断面図である。固体レーザ装
置200は、励起光源として波長約0.8μ のレーザ光
を発振する半導体レーザ201,201′、レーザ媒質
である薄板状のNd:YAG結晶202、及び波長変換
させるための非線形光学結晶203を含む。レーザの共
振器は、ミラー204,205とで組まれており、プリ
ズム型のビームスプリッタ206により、折り返された
L字型の共振器となっている。また、励起光源と励起光
の照射光学系以外は全てボディ209の中に納められて
いる。以下装置の構成を詳細に説明する。半導体レーザ
201からの励起光210は、集光レンズ207を通
り、ミラー204に入射する。ミラー204は、励起光
210を90%以上透過させ、波長0.946μ の光を
99%以上反射させる特性のコーティングが施されてい
る。これにより、励起光210はNd:YAG結晶20
2中に吸収される。また、半導体レーザ201′からの
励起光210′は、集光レンズ207′を通り、ビーム
スプリッタ206に入射する。ビームスプリッタ206
において、図で右の面には、励起光210′に対し無反
射コーティングが施されており、左下の面は、波長0.
9μ 以下の光は、90%以上を透過させ、波長0.94
6μ の光は、99%以上を反射させる特性が施されて
いる。それにより、励起光210′はビームスプリッタ
206を透過し、Nd:YAG結晶202中に吸収され
る。励起光により、Nd:YAG結晶202中で熱が発
生する。この熱は表面で接触している第一の穴付きペル
チェ素子208に吸収され、さらに第二の穴付きペルチ
ェ素子208′に吸収されて、ミラー204まで伝わっ
て放熱する。このNd:YAG結晶202の光軸方向の
厚さは約1mmと極めて薄いものを用いており、既に述べ
たように、波長0.9μ 帯でレーザ発振し易くなってお
り、それにより波長0.946μ のレーザ光211が発
振する。レーザ光211は、ビームスプリッタ206で
折り返されると、非線形光学結晶203中に進み、波長
変換され、波長0.946μ の半波長である波長0.4
73μ のレーザ光が発生する。波長0.473μ のレ
ーザ光212はビームスプリッタ206から共振器外部
に取り出される。非線形光学結晶203は、これを保持
するホルダ213の表面で接触している穴付きペルチェ
素子214により、温度が安定化される。また、穴付き
ペルチェ素子214の反対側には、同心円状に巻かれた
ニクロム線215が接しており、ペルチェ素子214を
加熱して、ペルチェ素子214全体の温度を室温より高
くすることができる。それにより、ペルチェ素子214
を動作させて熱を発生させると、ホルダ213と接して
いるペルチェ素子214の上面の温度を、ニクロム線2
15の温度と等しくなったペルチェ素子214の下面の
温度よりも高い温度で精度良く保つことができる。ま
た、この巻かれたニクロム線215の中心部は開いてお
り、レーザ光が通過できるようになっている。また、2
16はミラー205を保護するための断熱材である。こ
の様に、ニクロム線215とペルチェ素子214を併用
して加熱することは、ニクロム線215だけによる加熱
よりも、熱伝達が速く、温度の制御性に優れる。また、
第1実施例と同様、非線形光学結晶203中のレーザ光
の通過部分では、中心対称な温度分布となり、発生する
473nmのレーザ光212の強度分布が、上下や左右
で不均一になることはない。本実施例では、約1mmと極
めて薄い板状のNd:YAG結晶202が用いられてい
るが、図4に示した従来例のように、これを保持するた
めのホルダ303の周囲の面から放熱させるような構造
とするならば、熱が伝わる部分の面積は、例えばホルダ
303の直径が30mmならば、約30mm2 である。これ
に対して本実施例では、熱がつたわる部分の面積は、接
しているペルチェ素子208の直径が30mmで穴の直径
が5mmならば、約687mm2 にもなるため、熱の伝達量
が桁違いに大きくなり、冷却効果が高まった。さらに本
実施例のように、穴付きペルチェ素子208,208′
を二段で用いているため、Nd:YAG結晶202の冷
却効果が大きくなり、その結果マイナス数度C以下と、
一般の水冷による温度よりも十分低くすることができ
る。また同様な穴付きペルチェ素子をより多く用いて、
それぞれの穴が重なる様に取り付けることができ、N
d:YAG結晶202をより低い温度に保つこともでき
る。また、この実施例では、ボディ209の中に乾燥空
気が封入されており、Nd:YAG結晶202に霜など
が付くことはない。つまり穴付きペルチェ素子208,20
8′を用いることで、Nd:YAG結晶202とミラー
204との間に外部と隔たった空間が設けられ、その結
果、水分を多少含むこともある外部の空気が直接Nd:
YAG結晶202に接触しないため、Nd:YAG結晶
202を0度C以下の低い温度に保っても、霜が付かな
い。以上よりNd:YAG結晶202をレーザの光軸に
中心対称に、しかも、十分低い温度に冷却することがで
き、波長0.946μ で効率良くレーザ発振できるよう
になった。
る。本発明の第一実施例を図1及び図2を用いて説明す
る。図1は、本実施例に係るレーザ用結晶温度安定化装
置100の構成を説明するための断面図であり、図2は
その正面図である。レーザ用結晶温度安定化装置100
は、非線形光学結晶102として角柱状のLiB3O5結
晶がガラス製のホルダ103中に埋め込まれている。ホ
ルダ103は円板状であり、表面に穴付きペルチェ素子
104が接している。さらに穴付きペルチェ素子104
の他の表面には、穴付きヒートシンク105が接してい
る。レーザ光101は、穴付きヒートシンク105及び
穴付きペルチェ素子104のそれぞれの穴を通って、非
線形光学結晶102に入射する。ホルダ103の表面の
ほぼ全体に穴付きペルチェ素子104が接触しているた
め、ホルダ103の加熱効果は極めて高く、それにより
ホルダ103と接触している非線形光学結晶102の加
熱効果も高い。LiB3O5結晶は、波長1.06μ のレ
ーザ光を波長変換する場合、結晶の温度を約148度C
に保つと、効率良く波長変換できる。その場合、結晶の
加熱に従来のようにオーブンを用いると、室温よりも比
較的に高いため、オーブンへの入力電力が多く必要にな
るだけでなく、温度を高い精度で一定値に保つのも困難
である。図で示されているように、非線形光学結晶10
2は穴付きペルチェ素子104の穴の中心軸上に配置し
ているため、非線形光学結晶102内のレーザ光101
が通過する部分における温度分布は、レーザ光101の
光軸に対して中心対称になっている。そのためレーザ光
101は、ほぼ均一に波長変換され、波長変換されたレ
ーザ光は上下や左右で不均一なレーザ光強度とはならな
い。また、ペルチェ素子104、穴付きヒートシンク1
05と同様なものを、ホルダ103の反対側(つまりレ
ーザ光101の出射側)にも取付けて、加熱の効果を高
めることもできる。図3は第二実施例として、本発明の
レーザ用結晶温度安定化装置を利用し、Nd:YAG結
晶の波長0.9μ 帯の発振線に相当する波長0.946
μ のレーザ光を効率良く発振し、その第二高調波であ
る波長0.473μ のレーザ光を発生できる固体レーザ
装置200の構成を示した断面図である。固体レーザ装
置200は、励起光源として波長約0.8μ のレーザ光
を発振する半導体レーザ201,201′、レーザ媒質
である薄板状のNd:YAG結晶202、及び波長変換
させるための非線形光学結晶203を含む。レーザの共
振器は、ミラー204,205とで組まれており、プリ
ズム型のビームスプリッタ206により、折り返された
L字型の共振器となっている。また、励起光源と励起光
の照射光学系以外は全てボディ209の中に納められて
いる。以下装置の構成を詳細に説明する。半導体レーザ
201からの励起光210は、集光レンズ207を通
り、ミラー204に入射する。ミラー204は、励起光
210を90%以上透過させ、波長0.946μ の光を
99%以上反射させる特性のコーティングが施されてい
る。これにより、励起光210はNd:YAG結晶20
2中に吸収される。また、半導体レーザ201′からの
励起光210′は、集光レンズ207′を通り、ビーム
スプリッタ206に入射する。ビームスプリッタ206
において、図で右の面には、励起光210′に対し無反
射コーティングが施されており、左下の面は、波長0.
9μ 以下の光は、90%以上を透過させ、波長0.94
6μ の光は、99%以上を反射させる特性が施されて
いる。それにより、励起光210′はビームスプリッタ
206を透過し、Nd:YAG結晶202中に吸収され
る。励起光により、Nd:YAG結晶202中で熱が発
生する。この熱は表面で接触している第一の穴付きペル
チェ素子208に吸収され、さらに第二の穴付きペルチ
ェ素子208′に吸収されて、ミラー204まで伝わっ
て放熱する。このNd:YAG結晶202の光軸方向の
厚さは約1mmと極めて薄いものを用いており、既に述べ
たように、波長0.9μ 帯でレーザ発振し易くなってお
り、それにより波長0.946μ のレーザ光211が発
振する。レーザ光211は、ビームスプリッタ206で
折り返されると、非線形光学結晶203中に進み、波長
変換され、波長0.946μ の半波長である波長0.4
73μ のレーザ光が発生する。波長0.473μ のレ
ーザ光212はビームスプリッタ206から共振器外部
に取り出される。非線形光学結晶203は、これを保持
するホルダ213の表面で接触している穴付きペルチェ
素子214により、温度が安定化される。また、穴付き
ペルチェ素子214の反対側には、同心円状に巻かれた
ニクロム線215が接しており、ペルチェ素子214を
加熱して、ペルチェ素子214全体の温度を室温より高
くすることができる。それにより、ペルチェ素子214
を動作させて熱を発生させると、ホルダ213と接して
いるペルチェ素子214の上面の温度を、ニクロム線2
15の温度と等しくなったペルチェ素子214の下面の
温度よりも高い温度で精度良く保つことができる。ま
た、この巻かれたニクロム線215の中心部は開いてお
り、レーザ光が通過できるようになっている。また、2
16はミラー205を保護するための断熱材である。こ
の様に、ニクロム線215とペルチェ素子214を併用
して加熱することは、ニクロム線215だけによる加熱
よりも、熱伝達が速く、温度の制御性に優れる。また、
第1実施例と同様、非線形光学結晶203中のレーザ光
の通過部分では、中心対称な温度分布となり、発生する
473nmのレーザ光212の強度分布が、上下や左右
で不均一になることはない。本実施例では、約1mmと極
めて薄い板状のNd:YAG結晶202が用いられてい
るが、図4に示した従来例のように、これを保持するた
めのホルダ303の周囲の面から放熱させるような構造
とするならば、熱が伝わる部分の面積は、例えばホルダ
303の直径が30mmならば、約30mm2 である。これ
に対して本実施例では、熱がつたわる部分の面積は、接
しているペルチェ素子208の直径が30mmで穴の直径
が5mmならば、約687mm2 にもなるため、熱の伝達量
が桁違いに大きくなり、冷却効果が高まった。さらに本
実施例のように、穴付きペルチェ素子208,208′
を二段で用いているため、Nd:YAG結晶202の冷
却効果が大きくなり、その結果マイナス数度C以下と、
一般の水冷による温度よりも十分低くすることができ
る。また同様な穴付きペルチェ素子をより多く用いて、
それぞれの穴が重なる様に取り付けることができ、N
d:YAG結晶202をより低い温度に保つこともでき
る。また、この実施例では、ボディ209の中に乾燥空
気が封入されており、Nd:YAG結晶202に霜など
が付くことはない。つまり穴付きペルチェ素子208,20
8′を用いることで、Nd:YAG結晶202とミラー
204との間に外部と隔たった空間が設けられ、その結
果、水分を多少含むこともある外部の空気が直接Nd:
YAG結晶202に接触しないため、Nd:YAG結晶
202を0度C以下の低い温度に保っても、霜が付かな
い。以上よりNd:YAG結晶202をレーザの光軸に
中心対称に、しかも、十分低い温度に冷却することがで
き、波長0.946μ で効率良くレーザ発振できるよう
になった。
【発明の効果】本発明により、非線形光学結晶や固体レ
ーザ媒質などのレーザ用微小結晶を、複数のペルチェ素
子を用いなくとも、レーザ光の光軸に対して中心対称な
温度分布となるため、波長変換されるレーザ光や、固体
レーザからのレーザ発振光が上下や左右に不均一なレー
ザ光強度分布にならなくなった。さらに、波長0.94
6μ のレーザ光を、効率良く得られるようになった。
ーザ媒質などのレーザ用微小結晶を、複数のペルチェ素
子を用いなくとも、レーザ光の光軸に対して中心対称な
温度分布となるため、波長変換されるレーザ光や、固体
レーザからのレーザ発振光が上下や左右に不均一なレー
ザ光強度分布にならなくなった。さらに、波長0.94
6μ のレーザ光を、効率良く得られるようになった。
【図1】本発明の第一実施例のレーザ用結晶温度安定化
装置の断面図。
装置の断面図。
【図2】第一実施例のレーザ用結晶温度安定化装置の正
面図。
面図。
【図3】第二実施例の固体レーザ装置の断面図。
【図4】従来例の温度安定化装置の説明図。
101…レーザ光、102…非線形光学結晶、103…
ホルダ、104…穴付きペルチェ素子、105…穴付き
ヒートシンク。
ホルダ、104…穴付きペルチェ素子、105…穴付き
ヒートシンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/16 8934−4M 3/17 8934−4M
Claims (3)
- 【請求項1】レーザ用結晶、あるいはこれを保持するホ
ルダに穴を設けたペルチェ素子を接触させ、前記穴をレ
ーザ光が通過することを特徴とするレーザ用結晶温度安
定化装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記レーザ用結晶が非
線形光学結晶であるレーザ用結晶温度安定化装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記レーザ用結晶が薄
板状の固体レーザ媒質であるレーザ用結晶温度安定化装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195221A JPH0541557A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | レーザ用結晶温度安定化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195221A JPH0541557A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | レーザ用結晶温度安定化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0541557A true JPH0541557A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16337484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3195221A Pending JPH0541557A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | レーザ用結晶温度安定化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541557A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6215580B1 (en) | 1997-11-26 | 2001-04-10 | Nec Corporation | Wavelength converter for generating optical harmonics of incident laser light at high efficiency and method for varying wavelength of incident laser light |
JP2007073636A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Hamamatsu Photonics Kk | レーザ装置及びレーザシステム |
JP2007311504A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Ricoh Co Ltd | レーザー装置及びレーザー励起方法 |
KR100781255B1 (ko) * | 2003-07-18 | 2007-11-30 | 엘지전자 주식회사 | 레이저 냉각 장치 |
DE102006051370B3 (de) * | 2006-10-27 | 2008-01-31 | Z-Laser Optoelektronik Gmbh | Festkörperlaser |
JP2009010220A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Sony Corp | レーザ光源装置とその調整方法及び画像生成装置 |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP3195221A patent/JPH0541557A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6215580B1 (en) | 1997-11-26 | 2001-04-10 | Nec Corporation | Wavelength converter for generating optical harmonics of incident laser light at high efficiency and method for varying wavelength of incident laser light |
KR100781255B1 (ko) * | 2003-07-18 | 2007-11-30 | 엘지전자 주식회사 | 레이저 냉각 장치 |
JP2007073636A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Hamamatsu Photonics Kk | レーザ装置及びレーザシステム |
JP2007311504A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Ricoh Co Ltd | レーザー装置及びレーザー励起方法 |
DE102006051370B3 (de) * | 2006-10-27 | 2008-01-31 | Z-Laser Optoelektronik Gmbh | Festkörperlaser |
JP2009010220A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Sony Corp | レーザ光源装置とその調整方法及び画像生成装置 |
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