JP3212693B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3212693B2
JP3212693B2 JP15748792A JP15748792A JP3212693B2 JP 3212693 B2 JP3212693 B2 JP 3212693B2 JP 15748792 A JP15748792 A JP 15748792A JP 15748792 A JP15748792 A JP 15748792A JP 3212693 B2 JP3212693 B2 JP 3212693B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像担持体に対して一体
に移動可能な複数の現像器を相対的に移動して、像担持
体上に形成された潜像を対応する色の現像器で現像し、
複数色の画像形成を行なう、例えばカラー複写機などの
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置の代表的な例とし
て、図5に示すカラー複写機について説明する。
【0003】図5に示すように、カラー複写機は、リー
ダ部Rとプリンタ部Qによって構成されている。リーダ
部Rでは、プラテン57上にセットされた原稿を、第1
ミラー台51を構成するランプ51aと第1ミラー51
bによってプロセススピードVpと同速度で矢印方向に
走査することにより読み取る。原稿を走査した反射光
は、第1ミラー51bから第2ミラー台52を構成する
第2ミラー52a、第3ミラー52bを介してレンズ5
3によりCCD54上に結像される。第2ミラー台52
は速度1/2Vpで矢印方向に移動する。
【0004】プリンタ部Qにおいて、CCD54上に結
像された原稿の画像情報は画像処理部を介して電気信号
に変換され、レーザスキャナ55により更に光学的信号
に変換されて出力される。レーザスキャナ55から出力
された光学信号の光は、ミラー56a、56bを介して
感光ドラム100上に照射される。
【0005】感光ドラム100の回りには、一次帯電器
60、前露光ランプ61、クリーナ62、クリーニング
前帯電器63、複数個の現像器20など、プロセスユニ
ットを構成する機器が設置され、更に転写装置を構成す
る転写ドラム70が設けられている。
【0006】現像器20として、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各トナー
を有する4種類の現像器20M、20C、20Y、20
Kを備えている。これら4種類の現像器20M〜20K
は感光ドラム100に対して白抜きの矢印で示す方向に
一体に移動可能となっており、感光ドラム100と対向
した現像位置に現像器20M〜20Kを1つずつ相対的
に移動して、感光ドラム100上に順次形成される潜像
を対応する色の現像器で順々に現像し、各色のトナー像
を順に形成するようになっている。先ず、第1色目とし
て例えばマゼンタの画像形成が行なわれ、感光ドラム1
00上に形成された潜像をこれに対応するマゼンタ現像
器20Mで現像して、感光ドラム100上にマゼンタト
ナー像が得られる。
【0007】他方、転写材としてカセット80a内、8
0b内に収容されたシート材81a、81bの一方が給
紙分離手段82a又は82bにより1枚繰り出され、繰
り出されたシート材は、レジストローラ83によりタイ
ミングを取って転写材担持体としての転写ドラム70に
搬送され、その吸着位置に設けられた吸着ローラ71及
び吸着帯電器72の作用により転写ドラム70上に吸着
担持される。転写ドラム70上に担持されたシート材
は、転写ドラム70の回転により感光ドラム100と対
向した画像転写位置まで搬送され、そこで転写ドラム7
0の内側に設けられた転写帯電器73により感光ドラム
70上のマゼンタトナー像がシート材上に転写される。
マゼンタトナー像が転写されたシート材は、転写ドラム
70の回転により再び画像転写位置へと搬送される。
【0008】同様にして、感光ドラム100上に第2色
目としてシアンの潜像を形成し、現像位置に移動したシ
アン現像器20Cで現像してシアントナー像を得、その
シアントナー像をシート材上にマゼンタトナー像の上か
ら転写する。これを、イエロー、ブラックについても行
ない、かくして、シート材上にマゼンタ、シアン、イエ
ロー、ブラックの4色のトナー像を重ね合わせて転写し
たカラー画像が得られる。上記の感光ドラム100、転
写ドラム70の周速及び吸着ローラ71、レジストロー
ラ83の周速はプロセススピードVpと同速度となって
いる。
【0009】4色のトナー像の転写が終了したシート材
は、転写ドラム70の内側又は外側に設けられた除電帯
電器84a、84b、分離帯電器84c及び分離爪85
の作用により転写ドラム70から剥離され、ベルト86
により定着ユニット87へ搬送され、そこで上下の定着
ローラ87a、87bの作用により熱圧着して4色のト
ナー像の混色及びシート材への定着を行ない、フルカラ
ーの永久像とした後排紙トレイ88上に排出される。
【0010】ここで、現像器20の移動動作について更
に説明する。A4サイズのシート材を横にして転写ドラ
ム70上に2枚担持して(A4横、2枚担持)、そのシ
ート材上に4色のフルカラー画像を得る画像形成モード
の場合について示す。
【0011】4色の現像器20M〜20Kは、図6に示
すように、隣り合う現像器の現像スリーブ同士の間が距
離2hとなるように隔てられており、その現像器20M
〜20Kのホームポジションは、感光ドラム100の中
心(回転軸中心)に対応した現像位置に現像器20Mと
20Cの中間位置が来る位置である(図6の位置a)。
第1色目のマゼンタの現像を行なうときは、現像器20
M〜20Kは所定の速度Vdで矢印B方向に距離hだけ
移動し、マゼンタ現像器20Mが現像位置に来て1、2
枚目のシート材に対応するマゼンタの現像を行なう(図
6の位置b)。マゼンタの現像が終了すると現像器20
M〜20Kは同じように速度Vdで矢印A方向に距離2
hだけ移動し、シアン現像器20Cが現像位置に来てシ
アンの現像を行なう(図6の位置c)。同様にシアンの
現像が終了すると速度VdでA方向に距離2hだけ移動
し、イエロー現像器20Yが現像位置に来てイエロー現
像を行ない(図6の位置d)、イエローの現像が終了す
ると速度VdでA方向に距離2hだけ移動し、ブラック
現像器20Kが現像位置に来てブラックの現像を行なう
(図6の位置e)。そしてブラックの現像が終了する
と、現像器20M〜20Kは速度VdでB方向に距離6
hだけ移動して、再度マゼンタ現像器20Mが現像位置
に来て次の3、4枚目のシート材に対応するマゼンタの
現像を行ない(図6の位置f)、以下これを繰り返す。
【0012】他方、図7(a)に示すように、転写ドラ
ム70上には2枚のA4サイズのシート材81を横にし
て(シート材81の転写ドラム70周方向と同方向の長
さ:210mm)均等に担持されている。
【0013】ここで、転写ドラム70の直径をd1とす
ると、シート材81同士の間の隙間hp=(πd1−2
10×2)/2=πd1/2−210となり、プロセス
スピードVpを使って隙間hpを時間tpに換算する
と、tp=hp/Vp=(πd1/2−210)/Vp
となる。現像器20M〜20Kの移動はこのシート材8
1の隙間に対応する時間tp内に行なう必要があり、現
像器の移動時間tdはtd<tpとなる。
【0014】td=2h/Vdであるから、これと、t
p=(πd1/2−210)/Vpとから、上の不等式
は、 2h/Vd<(πd1/2−210)/Vp. 従って現像器移動速度Vdは、2h×Vp/(πd1
2−210)<Vdとなり、移動速度Vdは、最小のシ
ート材隙間でシート材が送られたときに間に合うように
設定されている。この場合、上記のA4サイズのシート
材81を用いたときのシート材81同士の隙間が最小の
隙間である。
【0015】ここで、ブラック現像器20Kからマゼン
タ現像器20Mへ切換えるときの移動は距離6hになる
が、図7(b)に示すように、転写ドラム70へのシー
ト材81の給紙が1枚分空きになるからこれは考慮する
必要がなく、マゼンタ現像器20Mからシアン現像器2
0C、シアン現像器20Cからイエロー現像器20Y、
イエロー現像器20Yからブラック現像器20Kへの各
切換えのときの移動時間が現像器移動の最短時間とな
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像形成モー
ドには種々のモードがあり、常に最小のシート材隙間で
シート材を搬送し、連続複写するわけではない。図7
(c)に示すように、例えばA4サイズのシート材81
を横にして1枚づつ転写ドラム70上に担持して転写す
る画像形成モードや、図7(d)に示すように、A4サ
イズのシート材81を縦にして(シート材81の転写ド
ラム70周方向と同方向の長さ:297mm)1枚づつ
転写ドラム70上に担持して転写する画像形成モードを
行なう場合もある。
【0017】これらの画像形成モードの場合、シート材
間の隙間の時間tpは表1に示すようになる。条件は、
プロセススピードVp=84mm/秒、転写ドラム70
の直径d1=160mm、距離h=50mm、現像器間
隔2h=100mmの場合である。表1から明らかなよ
うに、A4サイズのシート材81を横にして1枚づつ転
写ドラム70上に担持する場合や、A4サイズのシート
材81を縦にして1枚づつ転写ドラム70上に担持する
場合は、A4サイズのシート材を横にして転写ドラム7
0上に2枚担持する場合よりも十分な時間tpが発生す
る。
【0018】
【表1】
【0019】このように画像形成モードによりシート材
隙間の時間tpが変化するにも拘らず、従来では、現像
器20の移動時間tdを転写ドラム70におけるシート
材隙間の最短時間に合わせて固定した一定値で現像器の
移動を行なっていた。このため最短のシート材隙間の時
間を持つ画像形成モード以外のモードでは、現像器の移
動が不必要に早く完了し、これに続く現像動作まで現像
器が待機しているという無駄があった。具体的には時間
=tp−tdだけ無駄である。
【0020】画像形成の生産性は、シート材間の隙間
(従って画像形成モード)によって制限されることにな
るので、現像器の移動をいくら速く行なっても生産性は
高くならない。つまり現像器移動時間tdが必要以上に
短くなるだけであり、画像形成モードに対して現像器移
動速度が過剰な装置性能を画像形成装置にもたらすに過
ぎない。これにより画像形成装置は、反って必要以上の
騒音、振動を発生して、画像への悪影響を生じたり、機
械的、電気的な耐久性が低下する不具合が生じることに
なった。
【0021】本発明の目的は、一体的に移動する複数個
の現像器を像担持体に対して移動することにより、像担
持体と対向した現像位置に像担持体上に順次形成される
潜像に対応した色の現像器を順々に位置して現像し、像
担持体上に各色のトナー像を順に形成し、トナー像をシ
ート材上に転写してカラー画像を得るに際し、画像形成
モードに応じて現像器の移動を制御することにより、現
像位置に位置された現像器の無駄な待ち時間をなくし
て、画像形成の生産性を向上することを可能とし、然も
必要以上の騒音、振動を発生することがなく、耐久寿命
も延ばすことができる画像形成装置を提供することであ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明によ
れば、像担持体と、この像担持体に形成された静電像を
トナーで現像してトナー像を形成する複数の現像器であ
って、この複数の現像器のうち静電像に対応した色のト
ナーを備える現像器が現像位置に選択的に移動する複数
の現像器と、転写材を担持する転写材担持体と、を有
し、前記トナー像を前記像担持体から前記転写材担持体
に担持された転写材へ転写する画像形成装置において、
前記転写材担持体に担持される、転写材の枚数と転写材
の向き、の少なくとも一つに応じて、前記現像位置へ現
像器を切り替えるための現像器の移動速度を制御するこ
とを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0023】
【実施例】以下、本発明の画像形成装置の実施例につい
て説明する。
【0024】実施例1 図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置における
現像器の制御ブロック線図である。本実施例では、図1
の制御ブロック線図に示されるように、画像形成装置の
制御部で複数個の現像器の移動制御を行なうことが特徴
で、画像形成装置自体の構成は図5に示した従来の画像
形成装置と同様であるので、必要に応じて図5を参照し
て説明する。
【0025】さて、画像形成装置は、図1に示される制
御部の入力側には、画像形成装置の図示しないモード設
定手段により入力される複写モード(画像形成モード)
及び複数個の現像器の位置を検知する1個の位置センサ
が接続され、出力側には複数個の現像器を一体的に移動
する移動モータが接続されている。
【0026】複数個の現像器は、図5に示したように、
感光ドラム100に対して一体的に移動する4色の現像
器20、つまりマゼンタ現像器20M、シアン現像器2
0C、イエロー現像器20Y及びブラック現像器20K
である。
【0027】本実施例における4色カラーの画像形成時
の現像器の移動制御は次のように行なわれる。
【0028】(1)モードa(A4横、4色カラー、2
枚担持)のときの現像器位置(図6と同じ) (A)先の図6のときと同様、図5のマゼンタ現像器2
0Mとシアン現像器20Cの中間が感光ドラム100と
対向した現像位置に来る点をホームポジションとして待
機する(図6の位置a)。 (B)コピースタートにより現像器20M〜20Kは、
図6のB方向へ距離hだけ移動する(図6の位置b)。
この移動速度Vdは後述する速度決定ルーチンにより決
められる。 (C)1、2枚目のシート材に対するマゼンタの像が現
像される(図6の位置b)。 (D)マゼンタの現像が完了すると、A方向へ距離2h
だけ移動する(速度はVd)(図6の位置c)。 (E)1、2枚目のシート材に対するシアンの像が現像
される(図6の位置c)。 (F)イエロー、ブラックも同様にし、現像される(図
6の位置d、位置e)。 (G)ブラックの現像が完了すると、B方向に距離6h
移動する(図6の位置f)。この移動速度Vdは上記の
(B)と同様に速度決定ルーチンにより決められる。 (H)これに続く3、4枚目のシート材に対するマゼン
タの像が現像される(図6の位置f)。これを繰り返
す。
【0029】(2)現像器の移動速度の決定(図2にフ
ローチャートを示す) (A)画像形成装置のスタートにより設定された画像形
成モード(複写モード)の情報、即ちシート材サイズ、
色数、倍率、2枚担持の有無等を制御部に読み込む。 (B)(A)のモード情報により設定されたモードにお
ける最小のシート材隙間hpを算出する。hpは画像形
成モードによって決定し、例えばA4サイズ、2枚担持
ではhpは小さく、1枚担持では大きくなる。 (C)シート材隙間hpからシート材隙間に対応する時
間tpを、tp=hp/Vp(Vpはプロセススピー
ド)により算出する。 (D)間隙の時間tpに基づき現像器の適正移動時間t
mを算出する。これは余裕時間ty(0.1〜0.5秒
程度)をとり、tm=tp−tyとする。 (E)現像器の移動距離hmと上記(D)の現像器適正
移動時間tmを用い、適正移動速度VdをVd=hm/
tmより算出する。
【0030】これを上記したモードaに適用すると(但
し、転写ドラム70の径d1が160mm、プロセスス
ピードVpが84mm/秒とする)、シート材隙間hp
は先の図7(a)のようになり、hp=πd1/2−2
10で、 シート材隙間時間tp=hp/Vp=(160π/2−210)/84 =0.49秒. 余裕時間ty=0.1秒とすると、tm=tp−ty=0.39秒. 現像器移動距離hmは2h=100mmであるから、 Vd=hm/tm=100/0.39=256.4mm/秒である。
【0031】よってこのモードでは現像器の移動を25
6.4mm/秒の速度で行なう。
【0032】(2)モードb(A4横、4色カラー、1
枚担持)のとき シート材隙間hpは図7(c)のようになり、hp=π
1−210で、 tp=hp/Vp=(160π−210)/84=3.48秒. tm=tp−ty=3.48−0.1=3.38秒. Vd=hm/tm=100/3.38=29.6mm/秒である。
【0033】よってモードbでは現像器を速度29.6
mm/秒で移動する。
【0034】(3)モードc(A4縦、4色カラー、1
枚担持)のとき hpは図7(d)のようになり、hp=πd1−297
で、 tp=hp/Vp=(160π−297)/84=2.45秒. tm=tp−ty=2.45−0.1=2.35秒. Vd=hm/tm=100/2.35=42.6mm/秒である。
【0035】よってモードcでは現像器を速度42.6
mm/秒で移動する。
【0036】本実施例によれば、以上のように、それぞ
れの画像形成モードに応じて適正な現像器の移動速度を
選定することができ、必要以上に速い速度になるのがな
くなるから、不必要な振動、騒音が抑えられる。又現像
器の移動速度を必要以上に速くするのを抑えたことによ
る画像形成の生産性の低下もない。
【0037】以上において、モードaのA4横、2枚担
持のとき、ブラック現像器20Kからマゼンタ現像器2
0Mへの切換えの現像器移動距離6h=300mmをV
d=256.4mm/秒で移動してもよいが、前述した
ようにこの切換えのときには、図7(b)に示すごと
く、転写ドラム70上でシート材1枚分が空になる。従
ってブラック現像器20Kからマゼンタ現像器20Mへ
の切換えのときだけ、同一モードa内で移動速度を変更
してもよい。この場合、図7(b)よりシート材隙間h
p=πd1−210で、 tp=hp/Vp=(160π−210)/84=3.48秒. tm=3.48−0.1=3.38秒. Vd=hm/tm=300/3.38=88.8mm/秒. よってモードaにおいてブラック→マゼンタへの移動の
み88.8mm/秒で現像器の移動を行ない、マゼンタ
→シアン、シアン→イエロー、イエロー→ブラックの移
動を256.4mm/秒とすると、現像器の振動低下等
に対しより一層の効果がある。
【0038】実施例2 本発明は、前述のような現像器を左右に直線的に移動さ
せる構成に限るものではなく、複数の現像器を回転させ
て像担持体に対し位置決めする場合にも適用できる。図
3は、本発明の実施例2に係る画像形成装置の全体構成
を示す断面図である。
【0039】図示しない画像情報入力手段(リーダ等)
によって電気信号に変換された画像情報は、レーザスキ
ャナ61により光学的信号となって出力され、ミラー5
6を介して感光ドラム100上に照射される。感光ドラ
ム100の回りには、一次帯電器60、クリーナ62、
クリーニング前帯電器63など、プロセスユニットを構
成する機器が設置され、更に転写装置を構成する転写材
担持体としての転写ドラム70が設けられている。
【0040】現像装置20Aは、中心軸20aを有する
回転体20bにマゼンタ現像器20M、シアン現像器2
0C、イエロー現像器20Y、ブラック現像器20Kを
固定してなっており、これら現像器20M〜20Kは、
現像器移動モータ20cによる回転体20bの中心軸2
0aを中心とした回転により矢印D方向に90°ずつ回
転して、感光ドラム100に対向した現像位置に位置
し、感光ドラム100上に順次形成される潜像を順々に
現像して、各色のトナー像を順に形成するようになって
いる。
【0041】一方、カセット80a内、80b内に収容
された転写材としてのシート材81a、81bの一方
が、給紙分離手段82a又は82bにより1枚繰り出さ
れ、レジストローラ83によりタイミングを取って転写
ドラム70に搬送され、転写ドラム70上に吸着担持さ
れる。転写ドラム70上に担持されたシート材は、転写
ドラム70の回転により感光ドラム100と対向した画
像転写位置まで搬送され、そこで転写ドラム70の内側
の転写帯電器73により感光ドラム70上のマゼンタト
ナー像がシート材上に転写される。マゼンタトナー像が
転写されたシート材は、転写ドラム70の回転により再
び画像転写位置へと搬送される。
【0042】マゼンタトナー像が転写されると、次にシ
アン現像器20Cが現像位置に回転移動し、感光ドラム
100上に形成された第2色目のシアンの潜像を現像し
てシアントナー像を形成し、シアントナー像がシート材
上にマゼンタトナー像の上から転写される。これを、イ
エロー、ブラックについていも行ない、かくして、シー
ト材上にマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色
のトナー像を重ね合わせて転写したカラー画像が得られ
る。上記の感光ドラム100、転写ドラム70の周速及
びレジストローラ83の周速はプロセススピードVpと
同速度となっている。
【0043】4色のトナー像の転写が終了したシート材
は、転写ドラム70の内側又は外側の除電帯電器84
a、84b、分離帯電器84c及び分離爪85の作用に
より転写ドラム70から剥離され、ベルト86により定
着ユニット87へ搬送され、そこで熱圧着して4色のト
ナー像の混色及びシート材への定着を行ない、フルカラ
ーの永久像とした後排紙トレイ88上に排出される。
【0044】本実施例での現像器の移動制御について説
明する。
【0045】(1)モードa(A4横、4色カラー、2
枚担持)のときの現像器位置(図4に示す) (A)コピースタートにより現像器回転体20bは、図
4(a)に示すように、マゼンタ現像器20Mが感光ド
ラム100と対向した現像位置に移動する。この位置
は、通常、ホームポジションでもある。 (B)マゼンタの像が現像される。 (C)マゼンタの現像が完了すると、図4(b)に示す
ように、D方向へ回転体20bが90°回転し、シアン
現像器20Cが感光ドラム100と対向した現像位置に
移動する。この移動速度Vdは先の図2に示したのと同
様な速度決定ルーチンによって決めた値で行なわれる。 (D)シアンの現像が完了すると、回転体20bが90
°づつ回転し、イエロー現像器20Y、ブラック現像器
20Kを現像位置に移動し、それぞれイエロー、ブラッ
クの現像を行なわせる。ここでの移動速度も(C)と同
じく速度決定ルーチンで決定した値とされる(図4
(c)、(d))。 (E)ブラックの現像が完了すると、続いてシート材に
対するマゼンタ現像のために回転体20bが再び90°
回転し、上記の(A)と同様、図4(a)に示したよう
に、マゼンタ現像器20Mが感光ドラム20に対向した
現像位置に移動する。以下これを繰り返す。
【0046】ここでプロセススピードVp=84mm/
秒、転写ドラム70の直径d1=160mm、現像器回
転体20bの直径d2=250mm、余裕時間ty=
0.1秒とすると、A4横、2枚担持のモードaでは、
シート材隙間hp=πd1/2−210で、 シート隙間時間tp=hp/Vp=(160π/2−210)/84=0. 49秒. 余裕時間ty=0.1秒とすると、現像器適正移動時間tm=tp−ty =0.39秒. 現像器移動距離hm=πd2/4=196.35mm(回転体外周で)である から、 現像器移動速度Vd=hm/tm=196.35/0.39=503.5m m/秒. となり、モータ100は現像器回転体20b外周で50
3.5mm/秒の速度で移動するように制御される。
【0047】(2)モードb(A4横、4色カラー、2
枚担持)のとき tp=3.48秒. tm=3.38秒. Vd=196.35/3.38=58.1mm/秒. (3)モードc(A4縦、4色カラー、1枚担持)のと
き tp=2.45秒. tm=2.35秒. Vd=196.35/2.35=83.6mm/秒. 従ってそれぞれの画像形成モードb、cに応じ、上記の
ようにして求められた適正な現像器移動速度Vdで回転
体20bを回転させればよい。
【0048】以上のように、実施例1〜2によれば、一
体的に移動する複数個の現像器20M〜20Kの感光ド
ラム100と対向した現像位置への移動を、画像形成モ
ードに応じて制御したので、現像位置に位置された現像
器の無駄な待ち時間をなくし、画像形成の生産性低下を
なくして生産性を向上することができ、又必要以上の騒
音、振動を発生することがなく、耐久寿命も延ばすこと
ができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
像担持体と、この像担持体に形成された静電像をトナー
で現像してトナー像を形成する複数の現像器であって、
この複数の現像器のうち静電像に対応した色のトナーを
備える現像器が現像位置に選択的に移動する複数の現像
器と、転写材を担持する転写材担持体と、を有し、トナ
ー像を像担持体から転写材担持体に担持された転写材へ
転写する画像形成装置において、転写材担持体に担持さ
れる、転写材の枚数と転写材の向き、の少なくとも一つ
に応じて、現像位置へ現像器を切り替えるための現像器
の移動速度を制御する構成とされるので、現像位置に位
置された現像器の無駄な待ち時間をなくして、画像形成
の生産性を向上することを可能とし、然も必要以上の騒
音、振動を発生することがなく、耐久寿命も延ばすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る画像形成装置における
現像器の制御法を示す制御ブロック線図である。
【図2】図1の画像形成装置の現像器の移動速度決定法
を示すフローチャート図である。
【図3】本発明の実施例2に係る画像形成装置の全体構
成を示す断面図である。
【図4】図3の画像形成装置の移動制御での現像器位置
を示す説明図である。
【図5】従来の画像形成装置の全体構成を示す断面図で
ある。
【図6】図5の画像形成装置の移動制御での現像器位置
を示す説明図である。
【図7】図5の画像形成装置の画像形成モードでの転写
ドラム上のシート材の位置を示す説明図である。
【符号の説明】
20、20C〜20Y 現像器 70 転写ドラム 100 感光ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、この像担持体に形成された
    静電像をトナーで現像してトナー像を形成する複数の現
    像器であって、この複数の現像器のうち静電像に対応し
    た色のトナーを備える現像器が現像位置に選択的に移動
    する複数の現像器と、転写材を担持する転写材担持体
    と、を有し、前記トナー像を前記像担持体から前記転写
    材担持体に担持された転写材へ転写する画像形成装置に
    おいて、 前記転写材担持体に担持される、転写材の枚数と転写材
    の向き、の少なくとも一つに応じて、前記現像位置へ現
    像器を切り替えるための現像器の移動速度を制御するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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