JP3212495B2 - 浮体構造物 - Google Patents

浮体構造物

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JP3212495B2 JP24399995A JP24399995A JP3212495B2 JP 3212495 B2 JP3212495 B2 JP 3212495B2 JP 24399995 A JP24399995 A JP 24399995A JP 24399995 A JP24399995 A JP 24399995A JP 3212495 B2 JP3212495 B2 JP 3212495B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば洋上筏や浮
桟橋、洋上プラットフォームなどの浮体構造物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の洋上筏などの浮体構造物は、その
本体に、木材、缶体、ゴム袋などの部材を用いて構成さ
れ、部材をボルトナット、ピン、或いは索により連結し
てなるものが一般的であるが、波浪中で分解するなど強
度上の不安と組立て連結の煩雑がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、本体重量の
軽量化と、組立て連結方法の簡易省力化をはかるととも
に、波浪による曲げモーメントに抵抗する充分な強度を
有する合理性ある浮体構造物の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、浮体構造物本体を、隣接した複数
個の浮体ブロックどうしを当接した浮体ブロック群から
構成し、これら隣接する浮体ブロックのうち一方の浮体
ブロックの当接面に凸部を形成し、他方の浮体ブロック
の当接面に、凸部に嵌合する凹部を形成し、浮体ブロッ
クどうしを連結手段で連結し、前記浮体ブロック群どう
しを、各浮体ブロック群に取り付けられた取付け金具を
介して梁部材で連結し、前記取付け金具を、浮体ブロッ
クに下方から嵌合する下部取付け部材と、浮体ブロック
の上面に載置されるとともに、下部取付け部材の上端に
形成された水平折曲部に取付けられる上部取付け部材と
から構成し、かつ前記取付け金具と前記梁部材との連結
は、上部取付け部材を介して行うようになし、また連結
手段として、浮体ブロック群を貫通して両側を締結した
締結杆を用いたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図8に基づいて説明する。本発明の実施の形態にお
ける洋上筏(浮体構造物の一例)1は、所定の間隔を置
いた一対の筏本体2と、筏本体2どうしの上面に渡した
複数本の梁部材(例えば型鋼が用いられる)6とを備え
ている。
【0006】各筏本体2は、直列に隣接した複数個(図
では10個)の直方体形状の浮体ブロック(例えば硬質
発泡プラスチックで形成される)3どうしを嵌合手段4
を介して当接した浮体ブロック群であり、各筏本体2に
おいて、一端側の浮体ブロック3Aのみ船首形状に形成
されている。
【0007】図3に示すように、隣接する各浮体ブロッ
ク3のうち一方の浮体ブロック3の当接面に形成された
四角錐台状の凸部7と、他方の浮体ブロック3の当接面
に、凸部7に相対形状に形成されてこれに嵌合する凹部
8とから前記嵌合手段4が構成されている。
【0008】浮体ブロック3どうしは、締結杆(連結手
段の一例で、タイロッドなどが用いられる)5によって
連結され、この締結杆5は、図2および図4に示すよう
に、各浮体ブロック3の長さごとに分割された締結部材
10からなり、各締結部材10は、一方に雄ねじ部11
が形成され他方に雌ねじ部12が形成され、これらねじ
部11,12を介して互いに連結される。
【0009】また、前記一端側の浮体ブロック3Aの船
首端には、座金13を当接する切欠部14が形成され、
締結杆5の一端側の雌ねじ部12に、座金13aを介し
て締結ナット15が締結され、締結杆5の他端側の浮体
ブロック3Bに貫通する締結部材10の後端部に形成し
た雄ねじ部11に、座金13bを介して締結ボルト16
が締結されている。
【0010】図5および図6に示すように、前記各梁部
材6は、取付け金具17を介して所定の各浮体ブロック
3に取付けられ、これら各取付け金具17は、各浮体ブ
ロック3に下方から嵌合する上側開放略コ字形の下部取
付け部材20と、各浮体ブロック3の上面に載置される
とともに、下部取付け部材20の上端に形成した水平折
曲部20aに取付けボルト21を介して取付けられる帯
状の上部取付け部材22とから構成され、各梁部材6の
下フランジ6aと上部取付け部材22とが固定ボルト2
5を介して固定される。
【0011】上記構成において、予め各浮体ブロック3
に下部取付け部材20および上部取付け部材22を取付
けた状態で、各浮体ブロック3に締結杆5を貫通すると
ともに凸部7と凹部8とを嵌合し、一端側の浮体ブロッ
ク3Aおよび他端側の浮体ブロック3Bにおいては締結
ボルト16および締結ナット15で締結して、各筏本体
2を組立て、このようにして組立てた筏本体2どうしを
並べ、各梁部材6を各筏本体2に上部取付け部材22間
に渡して固定する。
【0012】なお、下部取付け部材20および上部取付
け部材22は、各浮体ブロック3に締結杆5を挿通して
締結した後に取付けるようにしてもよい。このように構
成した本実施の形態において、各浮体ブロック3の凸部
7に凹部8が嵌合しているので、浮体ブロック3どうし
がずれることなく、また浮体ブロック3どうしを、これ
らを貫通する締結杆5で連結したので、洋上筏1を海上
で使用して波浪が発生して、筏本体2に大きな波浪モー
メントを受けても、図7に示す場合、浮体ブロック3の
接面下半に生ずる圧縮力により耐えることができる。
【0013】そして、浮体ブロック3は硬質発泡プラス
チックで形成したので軽量であり、運搬や組立て作業が
容易であり、また充分な浮力が得られ、充分な強度も有
する。
【0014】また上記実施の形態のように、筏本体2
は、分割した複数個の浮体ブロック3から構成していて
も、各浮体ブロックは凸部7と凹部8で嵌合している
し、またこれら浮体ブロック3を貫通する締結杆5で連
結したので、特別に補強部材を設けなくても、設計が容
易となる。
【0015】また浮体ブロック3は、浮体としてだけで
なく、強度部材の機能を兼ねているので、効率のよい設
計が可能になる。なお上記実施の形態では、筏本体2を
構成する浮体ブロック3は、10個の場合を示したがこ
れに限定されるものではなく、その個数は必要に応じて
変更することにより筏本体2を必要な長さに設定でき、
また上記実施の形態とは異なった長さの梁部材6で筏本
体2を連結することにより、洋上筏1の巾を任意に設定
できる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、浮体構造物本体を、隣接した複数個の浮体ブロック
どうしを当接した浮体ブロック群から構成し、これら隣
接する浮体ブロックのうち一方の浮体ブロックの当接面
に凸部を形成し、他方の浮体ブロックの当接面に、凸部
に嵌合する凹部を形成し、浮体ブロックどうしを連結手
段で連結し、前記浮体ブロック群どうしを、各浮体ブロ
ック群に取り付けられた取付け金具を介して梁部材で連
結し、前記取付け金具を、浮体ブロックに下方から嵌合
する下部取付け部材と、浮体ブロックの上面に載置され
るとともに、下部取付け部材の上端に形成された水平折
曲部に取付けられる上部取付け部材とから構成し、かつ
前記取付け金具と前記梁部材との連結は、上部取付け部
材を介して行うようになし、浮体ブロック間を貫通する
締結杆で浮体ブロックどうしを連結したので、浮体ブロ
ック群どうしが強固に連結されて、浮体ブロックが互い
にずれることなく、浮体構造物を海上で使用して大きな
波浪を受けた場合、浮体構造物本体が撓んだときの浮体
接面に生じる圧縮力で耐えることができる。
【0017】また、用途に応じて浮体ブロックの数を変
更することにより、浮体構造物の長さを任意に設定でき
るとともに、連結手段、特に梁部材の長さを変更するこ
とにより、浮体構造物の幅を任意に設定することができ
る。
【0018】従って、浮体構造物の使用可能な範囲を広
げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す洋上筏の全体斜視図
である。
【図2】同じく本体の水平断面図である。
【図3】同じく嵌合手段の斜視図である。
【図4】同じく締結杆の一部省略側面図である。
【図5】同じく洋上筏の正面図である。
【図6】同じく取付け金具の構成を示す斜視図である。
【図7】同じく筏本体が撓んだ状態の側面図である。
【符号の説明】
1 洋上筏 2 筏本体 3 浮体ブロック 3A 一端側の浮体ブロック 3B 他端側の浮体ブロック 4 嵌合手段 5 締結杆 6 梁部材 7 凸部 8 凹部 10 締結部材 14 切欠部 17 取付け金具 20 下部取付け部材 22 上部取付け部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63B 35/34 B63B 35/38 B63B 35/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浮体構造物本体を、隣接した複数個の浮体
    ブロックどうしを当接した浮体ブロック群から構成し、
    これら隣接する浮体ブロックのうち一方の浮体ブロック
    の当接面に凸部を形成し、他方の浮体ブロックの当接面
    に、凸部に嵌合する凹部を形成し、浮体ブロックどうし
    を連結手段で連結し、前記浮体ブロック群どうしを、各
    浮体ブロック群に取り付けられた取付け金具を介して梁
    部材で連結し、前記取付け金具を、浮体ブロックに下方
    から嵌合する下部取付け部材と、浮体ブロックの上面に
    載置されるとともに、下部取付け部材の上端に形成され
    た水平折曲部に取付けられる上部取付け部材とから構成
    し、かつ前記取付け金具と前記梁部材との連結は、上部
    取付け部材を介して行うようにしたことを特徴とする浮
    体構造物。
  2. 【請求項2】連結手段として、浮体ブロック群を貫通し
    て両側を連結した締結杆を用いたことを特徴とする請求
    項1に記載の浮体構造物。
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