JP3130467B2 - 海上作業台船 - Google Patents

海上作業台船

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JP3130467B2
JP3130467B2 JP08039357A JP3935796A JP3130467B2 JP 3130467 B2 JP3130467 B2 JP 3130467B2 JP 08039357 A JP08039357 A JP 08039357A JP 3935796 A JP3935796 A JP 3935796A JP 3130467 B2 JP3130467 B2 JP 3130467B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は海上で組立てること
のできる海上作業台船およびその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、海上作業台船は例えば海中
に杭打作業等を行なう場合に使用され、一般にポンツー
ンのような双胴船の形式を有している。そして台船の四
隅にはレグを降下させる昇降装置が設けられ、この台船
を所定の作業位置まで曵航し、レグを降下させて台船を
固定し、所定の作業を行なうようになっている。
【0003】このような台船を地上で組立るためには造
船所のドックのような大型の設備を必要とする。そのた
めに長六面体の密封された中空箱体でフロータ部分を組
合せて海上で台船を組立る技術が要望された。しかしな
がら陸上における作業と異なり海上では台船の下部を例
えばボルトナットで固定する作業はできず、作業の容易
性と強度の維持が困難であった。
【0004】また連結の強度が不足すると、作業現場に
おいてクレーンのような作業機器を搭載した状態でレグ
を下降させて台船を上昇させたときに、台船に大きな撓
みが生じ不都合である。そのために搭載荷重が制限され
てしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、海上において簡単に組立ることができ、かつ強度
も十分な海上作業台船を提供するにある。
【0006】本発明によれば、海上で組立ることのでき
る海上作業台船において、長六面体の複数のフロータ
(2、3、4)よりなり、それらのフロータ(2、3、
4)は側面に取付けられた雄雌一対の連結具(5、6)
によって相互に連結され、それらの連結具(5、6)の
上下の部分に孔(7)が穿設され、それらの孔(7)に
対応する位置にフロータ(2、3、4)にも孔(8)が
設けられ、それらの孔(7、8)にはフロータ(2、
3、4)を締付けるボルト又はタイロッド(9)が挿入
されており、雄連結具(5)には凸部(12)がまた雌
連結具(6)には凹部(13)が設けられ、そして孔
(7、8)にボルト又はタイロッド(9)を貫通させ、
そのボルト又はタイロッド(9)をナット(N)によっ
て締付けてフロータを一体化するようになっている。
【0007】
【0008】したがって、長六面体のフロータを陸上で
製作して、これらを海面に浮べるので、フロータの製造
は比較的に簡単な設備で行なうことができ、クレーン容
量も小さくてすむ。そして隣接するフロータは雄雌の連
結具で仮止めされているのでタイロッド(又はボルト)
の挿入作業が波浪の影響をほとんど受けず、容易に行な
うことができる。
【0009】そしてフロータの長手方向のモーメントに
対してはフロータ自体で充分な強度を有するように設計
されているが、巾方向すなわち連結方向のモーメントは
雄雌の連結具の係合およびタイロッド(又はボルト)に
よって受け持たれ充分な強度を有している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0011】図1および図2において、作業台船1は複
数の長六面体のフロータ2,3,4(図示の例は3つの
フロータが示されているが、3つ以上設けうることは当
然である)よりなり、それらのフロータ2,3,4は各
フロータの側面に取付けられた雄雌一対の連結具5,6
によって相互に連結されている。それらの連結具5,6
には孔7がその上下部分に穿孔され、またフロータ2,
3,4には図2に示すように対応する孔8が設けられて
いる。この孔7,8にボルトまたはタイロッド9が挿入
されフロータ2,3,4を締付ける。図中10は昇降装
置、11は台船1を支持するレグである。連結具5,6
はフロート2,3,4とは別に作り、例えば溶接等によ
ってフロータ2,3,4に固定されている。
【0012】図3はフロータ2を図2の矢印A方向に見
た側面図を示し、図4は図2の矢印B方向の側面図を示
している。前後の側面には連結具5,6がそれぞれ2個
ずつ取付けられている。雄連結具5には凸部12がまた
雌連結具6には凹部13が設けられている。凸部12お
よび凹部13は1個ずつしか示されていないが上下に2
個設けることもできる。
【0013】図5はフロータ2,3,4を締付けるボル
トまたはタイロッド9全体を示し、その長さは連結すべ
きフロータの巾によって定まり、したがってフロータの
数によって長いものを準備すればよい。図中Nはナット
である。
【0014】図6は連結具5,6の側断面図を示し、雄
連結具5には凸部12と貫通孔7が設けられ、雌連結具
6には凹部13と貫通孔7が設けられている。
【0015】図7は台船1が昇降装置10によって海面
上方に持上げられた状態を示す。船台1の上に負荷Wを
搭載すると、負荷Wは矢印方向に力を加える。フロータ
の結合面に発生する剪断力は凸部12と凹部13との係
合によって支持される。
【0016】一方、台船1に発生するモーメントはフロ
ータの幅全体に延長するボルトまたはタイロッド9によ
って支持される。その際タイロッド9は、上面に圧縮力
を、また下面に引張力をうける。したがって強度的にも
充分である。
【0017】このように本発明では複数のフロータ2〜
4を海上に浮べて、それらを雄雌の連結具5、6の凸部
12と凹部13とを係合させ位置決めし、そして貫通孔
7、8にタイロッド9を貫通させてナットNで締付けれ
ばよく、作業が簡単である。
【0018】
【発明の効果】以上の通り本発明はフロータの側面に雌
雄の連結具を係合させてフロータを連結したので、連結
具の凹凸によって負荷による垂直方向の剪断力を支持
し、かつタイロッド(又はボルト)を用いたので、連結
具により仮止めで波浪の影響を受けずにタイロッド(又
はボルト)を貫通でき、作業が容易である。またタイロ
ッド(又はボルト)により連結方向の強度やモーメント
を向上できる。したがってフロータをあらかじめ製作
し、海上で台船として組立る場合に本発明は極めて効果
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によって製作された台船の斜視
図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図2の矢印A方向に見たフロータの側面図。
【図4】図2の矢印B方向に見たフロータの側面図。
【図5】タイロッド(又はボルト)の全体図。
【図6】雄雌の連結具の側断面図。
【図7】本発明による負荷支持の態様を説明する図。
【符号の説明】
1 作業台船 2 フロータ 3 フロータ 4 フロータ 5 雄連結具 6 雌連結具 7 孔 8 孔 9 タイロッド(又はボルト) 10 昇降装置 11 レグ 12 凸部 13 凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海上で組立ることのできる海上作業台船
    において、長六面体の複数のフロータ(2、3、4)よ
    りなり、それらのフロータ(2、3、4)は側面に取付
    けられた雄雌一対の連結具(5、6)によって相互に連
    結され、それらの連結具(5、6)の上下の部分に孔
    (7)が穿設され、それらの孔(7)に対応する位置に
    フロータ(2、3、4)にも孔(8)が設けられ、それ
    らの孔(7、8)にはフロータ(2、3、4)を締付け
    るボルト又はタイロッド(9)が挿入されており、雄連
    結具(5)には凸部(12)がまた雌連結具(6)には
    凹部(13)が設けられ、そして孔(7、8)にボルト
    又はタイロッド(9)を貫通させ、そのボルト又はタイ
    ロッド(9)をナット(N)によって締付けてフロータ
    を一体化することを特徴とする海上作業台船。
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CN105089035A (zh) * 2014-05-14 2015-11-25 中国海洋石油总公司 新型6腿导管架平台
CN105089036A (zh) * 2014-05-14 2015-11-25 中国海洋石油总公司 新型6腿平台导管架

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