JP3212437B2 - プラントデータ収集装置 - Google Patents

プラントデータ収集装置

Info

Publication number
JP3212437B2
JP3212437B2 JP939694A JP939694A JP3212437B2 JP 3212437 B2 JP3212437 B2 JP 3212437B2 JP 939694 A JP939694 A JP 939694A JP 939694 A JP939694 A JP 939694A JP 3212437 B2 JP3212437 B2 JP 3212437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
manufacturing
data collection
plant
lot number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP939694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07219619A (ja
Inventor
誠 多比良
信幸 横川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP939694A priority Critical patent/JP3212437B2/ja
Publication of JPH07219619A publication Critical patent/JPH07219619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3212437B2 publication Critical patent/JP3212437B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラントの監視操作を
行うための運転実績データ等を収集するデータ収集装置
に係り、特に、多品種生産バッチプラントの運転実績デ
ータ等の収集に好適なプラントデータ収集装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のプラントデータ収集の方法は、例
えば、文献「オートメーション11月別冊号、第34
巻、第12号、第29頁〜第33頁、バッチ制御システ
ム」(発行元、(株)日刊工業新聞社)に記載されている
ように、運転実績データが発生したときに、この運転実
績データがコントローラ内の格納エリアに一時退避され
る。そして、1バッチが終了した時点で、シーケンス制
御装置からの指令信号により、生産量等の実績データ
と、先に格納エリアに退避された運転実績データとが一
括して収集される。
【0003】また、プラントデータの収集装置では無い
が、関連する例として、特開昭63−131201号公
報に記載された品種設定器がある。この品種設定器は、
製造ラインが分岐したり、途中で例外処理を実行する複
数の工程を有する多品種製造プロセスにおいて、製造す
べき品種を工程順序に応じて、各工程後毎に適切に設定
可能な設定器である。
【0004】つまり、上記特開昭63−131201号
公報においては、各工程に対応する品種設定器が配置さ
れている。そして、それぞれの品種設定器には、実行品
種格納部と次品種格納部とが備えられている。この実行
品種格納部には、その品種設定器に対応する工程で、処
理すべき品種名が格納される。また、次品種格納部には
次に、その工程で処理すべき品種名が格納される。そし
て、その工程で、実行品種の処理が終了すると、次品種
格納部に格納されていた品種名が実行品種格納部に転送
され、実行品種格納部に格納されていた品種名が、次の
工程に対応する品種設定器の次品種格納部に転送され
る。このようにして、多品種製造プロセスにおいて、品
種設定器により製造品種が各工程毎に適切に設定され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多品種の生
産物が複数のロットに分割され、ほぼ同時に複数の工程
で生産されるプラント等において、ロット毎に運転実績
データ及び生産実績データを正確に収集可能なプラント
データ収集装置が望まれている。
【0006】ところが、上記従来のデータ収集技術(バ
ッチ制御システム)においては、上述したように、1ロ
ットの運転実績データの収集が終了するまでは、新たな
運転実績データを格納エリアに退避することはできな
い。このため、従来のデータ収集装置を、複数のロット
が複数の工程でほぼ同時に生産されるプラントに適用す
ると、どの運転実績データ及び生産実績データがどのロ
ットに対応するかを明確にすることが困難となってしま
う。
【0007】そこで、特開昭63−131201号公報
に記載された品種設定器を、プラントデータ収集装置に
適用することが考えられる。つまり、品種設定器をデー
タ設定器とし、実行品種及び実行ロット番号ならびに次
品種及び次品種ロット番号を格納部に格納させ、格納さ
れたロット番号等を工程間で転送させることが考えられ
る。しかしながら、上述のような品種設定器をデータ設
定器として適用すると、どの品種のどのロットが、どの
工程で処理されているか及び処理されたかについては、
明確となるが、どの運転実績データがどのロットに対応
するかを明確にすることは困難である。
【0008】本発明の目的は、多品種の生産物が複数の
ロットに分割され、複数の工程で生産されるプラント等
において、ロット毎に運転実績データ及び生産実績デー
タを正確に収集可能なプラントデータ収集装置を実現す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次のように構成される。多品種の生産物
が、複数の製造ロットに分割されて、複数の製造工程で
製造されるプラントの運転監視を行うオペレータズコン
ソールと、このオペレータズコンソールとデータの送受
信を行い、プラントの動作制御を行う制御用コントロー
ラとを有するプラントデータ収集装置において、上記制
御用コントローラ内に設けられ、製造工程の動作を制御
する動作制御部と、上記制御用コントローラ内に設けら
れ、上記複数の製造工程のそれぞれに対応して設けら
れ、その対応する製造工程で処理されている生産物の品
種とロット番号とが格納される複数の品種設定器と、上
記制御用コントローラ内に設けられ、上記複数の製造工
程のそれぞれに対応して配置され、対応する製造工程で
製造されており、その製造工程に対応する品種設定器に
設定されている製造ロット番号及び品種を格納し、上記
動作制御部の動作に基づいて、上記格納した製造ロット
番号及び品種毎に、その製造ロット番号に対応する運転
実績データを収集して格納する複数のデータ収集器と、
上記オペレータズコンソール内に設けられ、複数の製造
ロット及び複数の製造工程に対応する複数のデータ格納
領域を有し、各製造工程の少なくとも運転実績データを
格納する運転実績データ格納手段と、上記オペレータズ
コンソール内に設けられ、データ収集器に格納された運
転実績データを収集し、データ収集器に対応する製造工
程及び製造ロット番号に応じて、収集した運転実績デー
タをデータ格納手段のデータ格納領域に格納するデータ
収集管理手段とを備える。また、多品種の生産物が、複
数の製造ロットに分割されて、複数の製造工程で製造さ
れるプラントの運転監視を行うオペレータズコンソール
と、このオペレータズコンソールとデータの送受信を行
い、プラントの動作制御を行う制御用コントローラとを
するプラントデータ収集装置において、上記制御用コ
ントローラ内に設けられ、製造工程の動作を制御する動
作制御部と、上記制御用コントローラ内に設けられ、上
記複数の製造工程のそれぞれに対応して設けられ、その
対応する製造工程で処理されている生産物の品種とロッ
ト番号とが格納される複数の品種設定器と、上記制御用
コントローラ内に設けられ、複数の製造工程のそれぞれ
に対応して配置され、対応する製造工程で製造されて
り、その製造工程に対応する品種設定器に設定されて
る製造ロット番号及び品種を格納し、動作制御部の動作
に基づいて、格納した製造ロット番号及び品種毎に、そ
の製造ロット番号に対応する運転実績データを収集して
格納し、運転実績データの収集を要求するデータ収集要
求信号を発生する複数のデータ収集器と、上記オペレー
ターズコンソール内に設けられ、複数の製造ロット及び
複数の製造工程に対応する複数のデータ格納領域を有
し、各製造工程の少なくとも運転実績データを格納する
運転実績データ格納手段と、上記オペレーターズコンソ
ール内に設けられ、データ収集器からのデータ収集要求
信号が供給され、供給されたデータ収集要求信号を発生
したデータ収集器に格納された運転実績データを収集
し、データ収集器に対応する製造工程及び製造ロット番
号に応じて、収集した運転実績データを上記データ格納
手段のデータ格納領域に格納するデータ収集管理手段と
を備える。
【0010】好ましくは、上記プラントデータ収集装置
において、運転実績データ格納手段は、複数の製造ロッ
ト及び複数の製造工程に対応するデータ格納領域を有す
る第1データファイルと、この第1データファイルに一
つの製造ロットについての最終製造工程からの運転実績
データが格納されたときに、一つの製造ロットの全運転
実績データが第1データファイルから転送されて格納さ
れる第2データファイルとを備える。
【0011】また、好ましくは、上記プラントデータ収
集装置において、運転実績データ格納手段は、複数の製
造ロット番号及び複数の製造工程に対応するデータ格納
領域を有する第1データファイルと、この第1データフ
ァイルに一つの製造ロットについての最終製造工程から
の運転実績データが格納されたときに、上記一つの製造
ロットの全運転実績データが上記第1データファイルか
ら転送されて格納される第2データファイルとを備え、
データ収集器に格納された製造ロット番号に対応するデ
ータ格納領域が、第1データファイルに存在しない場合
には、データ収集管理手段は、ロット番号に対応するデ
ータ格納領域を第1データファイルに作成する。また、
好ましくは、上記プラントデータ収集装置において、製
造情報を表示する表示手段を備え、データ収集管理手段
は、製造ロットが複数の製造工程のうち製造終了した工
程を上記表示手段に表示させる。
【0012】また、好ましくは、上記プラントデータ収
集装置において、データ収集管理手段は、運転実績デー
タの運転実績データ格納手段への格納を終了すると、こ
の格納終了を示す格納終了信号を運転実績データの収集
を要求したデータ収集器に供給し、データ収集器は、デ
ータ収集要求信号を発生してから所定時間以内に、格納
終了信号が供給されないときには、データ収集が異常で
あると判断し、データ収集の異常を示す信号をデータ収
集管理手段に供給する。
【0013】また、好ましくは、上記プラントデータ収
集装置において、表示手段は、データ収集器に格納され
た製造ロット番号が表示可能である。また、好ましく
は、上記プラントデータ収集装置において、データ収集
器は、データ収集要求信号を手動操作により発生可能な
手動操作手段を有する。
【0014】また、好ましくは、上記プラントデータ収
集装置において、オペレーターズコンソールは複数個配
置され、それぞれのオペレーターズコンソールが複数の
データ収集器からの運転実績データを受信可能である。
また、好ましくは、上記プラントデータ収集装置におい
て、データ収集器は、格納した製造ロット番号が示す製
造ロットの製造品種名に対応した番号を、製造ロット番
号とともに格納する。また、好ましくは、上記プラント
データ収集装置において、上記データ収集器は、製造ロ
ット番号に対応する運転実績データを、手動操作により
収集して格納する手動データ収集手段を有する。
【0015】
【作用】データ収集器からデータ収集要求信号が、デー
タ収集管理手段に供給されると、データ収集管理手段
は、データ収集要求信号を発生したデータ収集器に対応
する製造工程から運転実績データを収集する。そして、
データ収集管理手段は、複数のデータ格納領域のうち、
製造ロット及び製造工程に対応するデータ格納領域に収
集した運転実績データを格納する。複数のデータ格納領
域は、複数の製造ロット及び複数の製造工程に対応し、
複数のデータ収集器は、複数の製造工程に対応する。こ
れにより、複数のデータ収集器からデータ収集要求信号
が、データ収集要求信号が供給されても、運転実績デー
タは待機することなく、データ格納領域に格納可能であ
る。したがって、多品種の生産物が複数のロットに分割
され、複数の工程で生産されるプラント等において、ロ
ット毎に運転実績データ及び生産実績データを正確に収
集可能となる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は、本発明の一実施例であるプラント
データ収集装置の全体概略構成図であり、図10は、本
発明に係るプラントデータ収集装置が適用されるプロセ
ス制御システムの全体構成図である。
【0017】まず、図10において、複数のオペレータ
ズコンソール1は、通信接続線路2を経由して制御用コ
ントローラ3と接続され、制御用コントローラ3との間
で制御データ及びプラントデータ等の送受信を行ってい
る。制御用コントローラ3は、工事配線5を介してプラ
ント8と信号の授受を行うとともに、周期的にシーケン
ス制御演算を実行する。
【0018】オペレータズコンソール1は、プラント8
の運転状態の監視、制御機器の操作、プラント運転デー
タの管理などを行う。オペレータズコンソール1では、
複数枚あるプラント監視用操作画面の中から、操作入力
部7の操作により、CRT表示部6に、計器表示操作用
画面を呼び出すことができる。
【0019】次に、図1において、オペレータズコンソ
ール1側には、データ収集先ファイル11、一時格納デ
ータファイル(第1データファイル)12、ロット報デ
ータファイル(第2データファイル)13、データ収集
管理部14が備えられている。これらデータ収集先ファ
イル11と、一時格納データファイル12と、ロット報
データファイル13とにより運転実績データ格納手段が
構成される。データ収集先ファイル11には、3つに分
割された運転実績データの収集先アドレス11a、11
b、11cが格納されている。この収集先アドレス11
a、11b、11cは、後述する3つの工程81a、8
1b、81cに対応している。
【0020】また、一時格納データファイル12は、3
つのロットに対応するデータファイル122、123、
124を備えている。そして、各データファイル12
2、123、124は、上記収集先アドレス11a、1
1b、11cに(つまり、3つの工程81a、81b、
81cに)対応する3つのデータファイル領域を有して
いる。例えば、データファイル124はデータファイル
領域124a、124b、124cを有している。
【0021】データ収集先ファイル11で、収集先アド
レスが指定されたデータは、いったん一時格納データフ
ァイル12にロット別、工程別に格納された後、ロット
報データファイル13に格納される。データ収集管理部
14は制御コントローラ3との信号の取合と一連のファ
イルデータの流れを制御する機能を備える。ロット報デ
ータファイル13に格納されたデータは、CRT表示部
6やプリンタ(図示せず)等に出力される。
【0022】制御コントローラ3側には、各工程81
a、81b、81c(図1には示さず)毎に、プロセス
センサPSを有するループ制御部331a、332a、
操作機器Mを制御するシーケンス制御部(製造工程の動
作を制御する動作制御部)34、データ収集器31a、
31b、31cが備えられている。データ収集器31
a、31b、31cは、それぞれ工程81a、81b、
81cに対応している。そして、データ収集器31a、
31b、31cには、それぞれ対応する工程81a、8
1b、81cにて、現在生産されているロットのロット
番号及び生産品種番号が、データ格納領域311a、3
11b、311cに格納されている。このロット番号及
び生産品種番号は、後述する品種設定器により設定され
る。データ収集時には、データ収集管理部14は、信号
S1によりループ制御部331aからのデータと332
aからのデータとを切り替え手段SW1により切り替
え、データDとして、データ収集先ファイル11を介し
て、一時格納データファイル12に格納させる。一時格
納データファイル12への格納に際して、データ収集管
理部14はSW3を切り替えて、データファイル12
2、123、124のうちの適切なデータファイルに格
納する。
【0023】図2は、データ収集器31a、31b、3
1cへのロット番号及び生産品種番号の設定動作説明図
である。図2において、通常、プラントにおける生産品
種の生産管理は、原料の調合量、処理温度、圧力などの
製造条件を定めた処方に基づいて行われ、異なる処方に
対して異なる品種が生産される。したがって、本発明の
一実施例においては、オペレータズコンソール1側に、
生産品種毎に異なる処方を格納した処方データファイル
15が設置される。そして、処方データファイル15
は、生産品種毎の処方データファイル151、152、
153、154を備え、それぞれの生産品種毎処方デー
タファイル151、152、153、154は、各工程
81a、81b、81cに対応する処方データ格納領域
を備えている。例えば、データファイル151には、工
程81aに対応する処方データ領域151a、工程81
bに対応する処方データ領域151b、工程81cに対
応する処方データ領域151cが備えられている。
【0024】一方、制御コントローラ3側には、生産予
定のロット番号とその生産品種に対応する品種番号とを
生産順序に格納する格納領域411、412、413・
・・を備える品種予約器41と、生産品種毎処方データ
ファイルに対応する品種設定器42a、42b、42c
とが配置されている。これら品種設定器42a、42
b、42cは、それぞれ実行品種格納領域421a、4
21b、421cと次品種格納領域422a、422
b、422cとを備えている。さらに、これら品種設定
器42a、42b、42cは、プラント8の製造形態に
類似した形に接続されている。
【0025】つまり、プラント8において、工程81a
は、切り替え器SWを介して工程81cに接続され、工
程81bは、切り替え器SWを介して工程81cに接続
される、そして、工程81aからの生産物が工程81c
に供給されるか、工程81bからの生産物が工程81c
に供給されるかが、切り替え器SWにより選択される構
成となっている。したがって、工程81aに対応する品
種設定器42aが、スイッチSW2を介して、工程81
cに対応する品種設定器42cに接続される。また、工
程81bに対応する品種設定器42bが、スイッチSW
2を介して、品種設定器42cに接続される。
【0026】品種予約器41は、品種設定器42a、4
2bに接続されており、品種予約器41の先頭の格納領
域411に格納されたロット番号及び生産品種番号は、
品種設定器42a、42bの次品種格納領域422a、
422bに格納される。ここで、ロットの生産が開始さ
れるとシーケンス制御部34からの品種設定開始指令に
より品種設定器42aの次品種格納領域422aに格納
されていたロット番号及び品種番号が、実行品種格納領
域421aに移行される。また、実行品種格納領域42
1aに移行されたロット番号及び品種番号が、データ収
集器31aのデータ格納領域311aに格納される。そ
して、処方データファイル15中の該当品種の工程81
aに対応する処方データが、工程81aへの製造条件と
して設定される。また、品種予約器41の次の格納領域
412に格納されたロット番号及び品種番号が、品種設
定器42aの次品種格納領域422aに格納される。
【0027】品種設定器42aの実行品種格納領域42
1aに格納されたロット番号及び品種番号は、品種設定
器42cの次品種格納領域422cにも格納される。こ
こで、工程81aから工程81cに生産物が移送される
段階になると、シーケンス制御部34からの指令によ
り、品種設定器42cの次品種格納領域422cに格納
された内容は、実行品種格納領域421cに移行され
る。また、この実行品種格納領域421cに移行された
内容は、データ収集器31cのデータ格納領域311c
に格納される。そして、処方データファイル15中の該
当品種の工程81cに対応する処方データが、工程81
cへの製造条件として設定される。工程81cが生産中
に、工程81aの生産も同時に実行するときには、品種
設定器42aの次品種格納領域422aに格納された内
容が、実行品種格納領域421aに移行され、移行され
た内容が、データ収集器31aのデータ格納領域311
aに格納される。そして、処方データファイル15中の
該当品種の工程81aに対応する処方データが、工程8
1aへの製造条件として設定される。
【0028】また、シーケンス制御部34から工程81
bの実行が指令されると、品種設定器42bの次品種格
納領域422bに格納されていたロット番号及び品種番
号が、実行品種格納領域421bに移行される。また、
実行品種格納領域421bに移行された内容がデータ収
集器31bのデータ格納領域311bに格納される。そ
して、処方データファイル15中の該当品種の工程81
bに対応する処方データが設定される。また、品種予約
器41の次の格納領域412に格納されたロット番号及
び品種番号が、品種設定器42bの次品種格納領域42
2bに格納される。
【0029】品種設定器42bの実行品種格納領域42
1bに格納されたロット番号及び品種番号は、品種設定
器42cの次品種格納領域422cにも格納される。こ
こで、工程81bから工程81cに生産物が移送される
段階になると、シーケンス制御部34からの指令によ
り、次品種格納領域422cに格納された内容は、実行
品種格納領域421cに移行される。この時にも、格納
領域421cに移行された内容がデータ収集器31cの
データ格納領域311cに格納される。工程81cが生
産中に、工程81bの生産も実行するときには、次品種
格納領域422bに格納された内容が、実行品種格納領
域421bに移行され、処方データファイル15中の該
当品種の工程81bに対応する処方データが設定され
る。
【0030】また、工程81aと、81bとを同時に動
作させる場合においても、上述と同様にして、次品種格
納領域422a及び422bに格納された内容が、それ
ぞれ、実行品種格納領域421a及び421bに移行さ
れ、処方データファイル15から、それぞれの製造条件
が設定される。上述のようにして、データ収集器31
a、31b、31cのデータ格納領域311a、311
b、311cへロット番号及び生産品種番号が設定され
る。
【0031】データ収集器31a、31b、31cは、
運転実績データが収集されたことを確認するための機能
を備えている。図3は、データ収集器31aの機能構成
図であり、図4は、データ収集器31aの動作信号のタ
イムチャートである。図3及び図4において、データ収
集器31aは、データ格納領域311a、収集判定部3
16a、自動/手動切替器317a、手動切り替え釦3
18aとを備える。シーケンス制御部34からのデータ
収集信号341aは、自動/手動切替器317aを経由
し、データ収集信号312a(図4(A))としてデー
タ収集管理部14に伝達されるとともに、時点t1に
て、収集判定器316aに供給される。収集判定器31
6aは、データ収集信号312aが供給されると、内蔵
するタイマーを時点t2にて起動する(図4(B))。
【0032】データ収集管理部14は、オペレータズコ
ンソール1でのデータ収集が完了すると、データ収集完
了信号313aをデータ収集器31aの収集判定器31
6aに供給する(図4(C)、時点t3)。データ収集
完了信号313aが収集判定器316aのタイマーで定
められる一定の時間以内にオンとなると、正常な収集と
判定され、収集判定器316aは、品種設定器42aに
供給される品種リセット信号314aを立ち上げる(図
4(D)、時点t4)。この品種リセット信号314a
は、品種設定器42aに伝達され、実行品種格納領域4
21aに格納された品種番号及びロット番号をリセット
する。また、品種リセット信号314aが時点t5にて
立ち上がると、続いて時点t6にて、データ収集要求信
号312aが立ち下がる。
【0033】さて、データ収集完了信号313aが収集
判定器316aのタイマーで定められる一定の時間以内
にオンとならない場合には、異常と判定される。この場
合の動作について、説明する。時点t7にて、データ収
集要求信号312aが立ち上がると、時点t8にて収集
判定器316aのタイマーが起動する。このタイマーが
起動してから、一定時間経過しても、データ収集完了信
号313aが立ち上がらない場合には、時点t9にて異
常と判定し、時点t10にて収集異常信号315aが立ち
上がり始める(図4(E))。この収集異常信号315
aは、データ収集管理部14に供給され、データ収集器
31aの異常として、オペレータズコンソール1のCR
T表示部6等に警報が表示される。また、時点t11に
て、収集異常信号315aが立ち上がると、時点t12に
て、データ収集要求信号312aが立ち下がる。そし
て、時点t12から所定時間経過後に、収集異常信号31
5aが立ち下げられる。
【0034】収集異常の場合、異常の原因となった障害
が除去された後、再度、データの収集を行わなければな
らないが、これには、手動切り替え釦318aを操作し
て、自動/手動切替器317aを手動側に切り替えてシ
ーケンス制御部34と切り離した後、手動でデータ収集
要求信号をデータ収集管理部14に供給し、データ収集
操作を行えば良い。データ収集器31b及び31cの動
作については、データ収集器31aの動作と同様である
ので、説明は省略する。
【0035】図5は、データ収集の全体動作フローチャ
ートである。図5のステップ200において、品種予約
器41の格納領域411から413に、生産予定のロッ
ト番号及び品種番号を、生産順に設定する。次に、ステ
ップ201において、品種予約器41の先頭格納領域4
11に格納された内容が品種設定器42aの次品種格納
領域422aに転送される。そして、ステップ202に
おいて、品種設定開始指令が品種設定器42aに供給さ
れたか否が判定される。品種設定開始指令が供給される
と、ステップ203に進み、次品種格納領域422aに
格納された内容が実行品種格納領域421aに転送され
る。
【0036】次に、ステップ204において、実行品種
格納領域421aに格納された品種に対応する処方デー
タが製造条件として設定される。そして、ステップ20
5にて、品種設定器42aの実行品種格納領域421a
に格納された内容が、データ収集器31aのデータ格納
領域311aに格納される。続いて、ステップ206に
て、シーケンス制御部34からデータ収集器31aにデ
ータ収集信号341aが供給されたか否かが判定され、
供給された場合には、ステップ207に進む。
【0037】ステップ207において、データ収集器3
1aは、データ収集管理部14に、データ収集信号34
1aとデータ収集すべきロット番号を示す信号とを含ん
だデータ収集要求信号312aを伝達する。そして、ス
テップ208において、データ収集管理部14によるデ
ータ収集動作が実行される。このデータ収集管理部14
によるデータ収集動作については、後に詳述する。ステ
ップ208の動作が終了すると、ステップ209におい
て、品種予約器41内に、次に生産するロットがあるか
否かが判定され、あれば、ステップ201に戻る。そし
て、ステップ209において、次に生産するロットが無
ければ、処理は終了される。
【0038】ステップ203において、品種設定器42
aの次品種格納領域422aに格納された内容が格納領
域421aに転送されると、ステップ204に進むとと
もに、ステップ210にも進む。そして、このステップ
210において、品種設定器42aの実行品種格納領域
421aに格納された内容が、品種設定器42cの次品
種格納領域422cに格納される。次に、ステップ21
1において、シーケンス制御部34から、品種設定器4
2cに品種設定開始指令が供給されたか否かが判定さ
れ、供給されると、ステップ212に進む。
【0039】ステップ212において、品種設定器42
cの次品種格納領域422cに格納された内容が実行品
種格納領域421cに転送される。次に、ステップ21
3において、品種設定器42cの実行品種格納領域42
1cに格納された品種名に対応する処方データが製造条
件として設定される。そして、ステップ214におい
て、品種設定器42cの実行品種格納領域421cに格
納された内容がデータ収集器31cのデータ格納領域3
11cに格納される。ステップ214以降の動作は、上
述したステップ206〜209と同様となる。
【0040】図6は、図5に示したステップ208の詳
細動作フローチャートである。図6のステップ2081
において、データ収集器31aからデータ収集要求信号
312aが、データ収集管理部14に供給されたか否か
を判定し、供給された場合には、ステップ2082に進
み、供給されたデータ収集要求信号312aにより伝達
されたロット番号に対応するファイルが、一時格納デー
タファイル12に存在するかを判定し、存在する場合に
は、ステップ2084に進む。
【0041】ステップ2082において、対応するファ
イルが一時格納データファイル12に存在しない場合に
は、ステップ2083に進み、データ収集要求信号31
2aが示すロット番号用のファイルを一時格納データフ
ァイル12に、新規に生成する。続いて、ステップ20
84に進み、一時格納データファイル12のうち、デー
タ収集要求信号312aが示すロット番号及び工程に該
当するファイルのデータファイル領域に、その工程に関
する収集データを格納する。次に、ステップ2085に
おいて、データファイル12に格納された収集データ
が、最終グループ、つまり、そのロットにおける最終工
程であるか否かが判定される。そして、最終工程でなけ
れば、ステップ209に進み、最終工程であれば、ステ
ップ2086に進む。
【0042】ステップ2086において、一時格納用デ
ータファイル12のうちの最終工程のデータ収集が終了
したデータファイルに格納されたデータを、ロット報デ
ータファイル13に転送する。次に、ステップ2087
において、格納したデータがロット報データファイル1
3に転送されたデータファイルのロット番号を削除し、
新たなロット番号を格納可能な状態にされる。そして、
処理はステップ209に進む。なお、このデータ収集器
31bの動作は、データ収集器31aの動作と同様とな
るので、詳細な説明は省略する。
【0043】図7は、データ収集器の設定操作表示部分
3100を含む製造情報を表示する計器表示操作用画面
61の例であり、この計器表示操作用画面61は、CR
T表示部6に表示される。計器表示操作用画面61はプ
ラントの制御を行っている制御コントローラ3の中のル
ープ制御やシーケンス制御を計器を模擬して表示したも
のである。例えば、指示調節計表示部分611、指示警
報計表示部分612、バルブ操作器表示部分613等が
あり、各計器の操作は画面直下の操作入力部7により行
う。
【0044】データ収集器の設定表示部分3100にお
いて、3110はロット番号、3120は品種名称、3
130は品種番号、3140は自動/手動モードを示
す。そして、ロット番号3110等は、各々制御コント
ローラ3への通信により呼出して表示する。操作入力部
7には、キー71、72、73、74が配置されてお
り、これらのキーは、データ収集器の設定操作のために
使用される。
【0045】キー73は、これを押す度に自動モードと
手動モードが交代する。手動モードではキー74を押し
ながらキー71を押すことにより、手動で運転実績デー
タの収集を行うことができる。自動モードでは手動操作
は行えず、シーケンス制御部34からの信号によってデ
ータ収集が行われる。
【0046】図8は、ロット番号別に製造進捗状況を表
示する進捗管理画面615の例である。図8において、
グループNo.1、2、3は工程番号に対応している。
そして、その工程において、処理が終了していれば、
“END”と表示され、処理が終了していなければ、
“NOT”と表示される。例えば、ロットNo.001
の場合には、工程1及び2が終了し、工程3が未終了と
なっている。また、ロットNo.002の場合は、工程
1は終了し、工程2及び3は未終了となっている。この
ように、進捗管理画面615によって、ロットの製造進
捗状況を容易に把握することができる。
【0047】以上のように、本発明の一実施例によれ
ば、一時格納データファイル12は、製造する複数のロ
ットに対応する複数のデータファイル122〜124を
備え、各データファイル122〜124のそれぞれは、
プラントの複数の工程に対応するデータファイル領域に
分割されている。また、プラントの複数の工程に対応す
る複数のデータ収集器31a〜31cのそれぞれには、
対応する工程で処理中のロット番号及び品種番号が格納
される。そして、データ収集時には、データ収集器から
のデータ収集要求信号に従って、対応する一時格納デー
タファイルのデータファイル領域に該当する工程の実績
データが格納される。この場合、複数のデータ収集器か
ら、ほぼ同時にデータ収集要求信号が発生されても、一
時格納データファイル及びでデータファイル領域は、各
ロット及び工程毎に設けられているので、遅延すること
なく一時格納データファイルに、実績データが格納され
る。したがって、多品種の生産物が複数のロットに分割
され、複数の工程で生産されるプラント等において、ロ
ット毎に運転実績データ及び生産実績データを正確に収
集可能なプラントデータ収集装置を実現することができ
る。
【0048】さらに、本発明の一実施例によれば、運転
実績データの収集に異常が発生した場合でも、それを検
知して、異常を除去した後、手動によるデータ収集動作
に切り替えることができ、全体の工程制御に影響を与え
ず、部分的に再度データの収集を実施することができ
る。
【0049】また、本発明の一実施例によれば、データ
収集器は、データ収集要求信号を発生してから所定時間
以内に、格納終了信号が供給されないときには、データ
収集の異常を示す信号をデータ収集管理手段に供給す
る。したがって、データ収集の異常を検知することがで
き、正確なデータ収集が可能となる 図9は、本発明の他の実施例のプラントデータ収集装置
の全体概略構成図であり、図1の例と異なるところは、
一時格納データファイル12とロット報データファイル
13との間に演算部16が配置されていることである。
この演算部16は、一時格納データファイル12からの
実績データに基づいて、各工程の歩留まり等を演算し、
演算した歩留まりを、運転実績データや生産実績データ
とともに、ロット報データファイル13に格納する。演
算部16以外の構成は、図1の例と同様であるので、説
明は省略する。上述した図9の例によれば、図1の例と
同様な効果を得ることができる。
【0050】図11は、データファイルが、ロット毎及
び工程毎に分割されておらず、また、図1及び図9に示
したようなデータ収集器も配置されていない従来例に相
当するデータ収集装置の全体概略構成図であり、本発明
と従来技術とを比較するための説明図である。
【0051】図11において、制御用コントローラ40
0側には、プロセスセンサPSからの検出信号に基づい
て、圧力、レベルなどのアナログ量の制御を行うループ
制御部331、332、333と、操作出力Csにより
ポンプやモータ等の操作機器Mの制御を行うシーケンス
制御34とが備えられている。
【0052】一方、オペレータズコンソール300側に
は、運転実績データ等の収集先アドレスを格納したデー
タ収集先ファイル110と、収集した運転実績データ等
をロット別に格納するロット報データファイル13と、
これらデータファイル110及び13の管理とデータ収
集動作を実行するデータ収集管理部140とが備えられ
ている。
【0053】いま、一つのロットが終了すると、シーケ
ンス制御部34で定義されたデータ収集信号341によ
り、データの収集が指令される。このデータ収集信号3
41は操作機器M等への操作出力信号と同様に定義され
ている。データ収集信号341によりデータの収集が指
令されると、データ収集管理部140が起動され、デー
タ収集管理部140は、データ収集先ファイル110で
定義された収集先アドレスに従って、ループ制御部33
1、332、333からの運転実績データを制御コント
ローラ400側から収集し、ロット報データファイル1
3に追加して格納する。
【0054】この図11の例では、運転実績データの収
集タイミングが一つのロットに対して一つであるため、
一つのロットに対して複数の処理工程がある場合には、
一つの処理工程が終了しても、最終工程まで終了しない
と、データ収集を開始することできない。つまり、処理
が終了しているにも拘らず、新たなロットを待機する工
程が発生する。したがって、図11は、多品種の生産物
が複数のロットに分割され、ほぼ同時に複数の工程で生
産されるプラント等に適用することは困難である。
【0055】これに対し、図1及び図9の例は、上述し
たように、多品種の生産物が複数のロットに分割され、
複数の工程で生産されるプラント等において、ロット毎
に運転実績データ及び生産実績データを正確に収集可能
である。
【0056】なお、図1及び図9に示した例において
は、一時格納データファイル12は、3つのデータファ
イル122、123、124から構成されるが、3つ以
上のデータファイルから構成されていてもよい。また、
図示した例においては、データファイルのデータ格納領
域は、3つとなっているが、プラントが有する工程数に
応じて、2つ又は4つ以上とすることもできる。
【0057】さらに、図示した例においては、データ収
集器も3つとなっているが、プラントが有する工程数に
応じて、2つ又は4つ以上とすることもできる。
【0058】また、図示した例においては、一時格納デ
ータファイル12にいったん実績データを格納する構成
としたが、ロット報データファイル13に、製造ロット
毎及び製造工程毎に、運転実績データ等を格納できる格
納領域を設け、一時格納データファイル12を省略した
構成も可能である。
【0059】また、オペレータズコンソール1は、一つ
の制御コントローラ3に対して、一つだけ配置されてい
てもよいし、図10に示したように、複数個配置されて
もよい。オペレータズコンソール1が複数個配置される
場合には、どのオペレーターズコンソール1からも、制
御コントローラ3側からのデータを取り込むことが可能
であるように構成される。
【0060】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次のような効果がある。複数のロット及び
工程に対応する複数のデータ格納領域を有する運転実績
データ格納手段と、複数の製造工程に対応し、ロット番
号を示すデータ収集要求信号を発生する複数のデータ収
集器と、データ収集要求信号を発生したデータ収集器に
対応する製造工程から、運転実績データを収集し、工程
及びロット番号に応じたデータ格納領域に運転実績デー
タを格納するデータ収集管理手段とを備える。これによ
り、複数のデータ収集器からデータ収集要求信号が供給
されても、運転実績データは待機することなく、データ
格納領域に格納可能である。したがって、多品種の生産
物が複数のロットに分割され、複数の工程で生産される
プラント等において、ロット毎に運転実績データ及び生
産実績データを正確に収集可能なプラントデータ収集装
置を実現することができる。
【0061】また、上記プラントデータ収集装置におい
て、データ収集管理手段は、運転実績データの格納手段
への格納を終了すると、格納終了信号をデータ収集器に
供給し、データ収集器はデータ収集要求信号を発生して
から所定時間以内に、格納終了信号が供給されないとき
には、データ収集の異常を示す信号をデータ収集管理手
段に供給するように構成すれば、データ収集の異常を検
知することができ、正確なデータ収集が可能となる。
【0062】また、上記プラントデータ収集装置におい
て、データ収集器はデータ収集要求信号を手動操作によ
り発生可能な手動操作手段を有するように構成すれば、
運転実績データの収集に異常が発生した場合でも、それ
を検知して除去した後に、手動によるデータ収集動作に
切り替え、部分的に再度データの収集を実施することが
でき、全体の工程制御に影響を与えることなく、データ
の収集を実行する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるプラントデータ収集装
置の概略構成図である。
【図2】データ収集器へのロット番号及び生産品種番号
の設定動作説明図である。
【図3】データ収集器の機能構成図である。
【図4】データ収集器の送受信信号のタミングチャート
である。
【図5】図1の例の動作フローチャートである。
【図6】データ収集管理部によるデータ収集動作を示す
フローチャートである。
【図7】データ収集器を設定するための表示画面の例を
示す図である。
【図8】ロットの生産進捗状態を表示する画面の一例を
示す図である。
【図9】本発明の他の実施例の概略構成図である。
【図10】本発明が適用されるプロセス制御システムの
全体概略構成図である。
【図11】本発明と従来技術とを比較するための説明図
である。
【符号の説明】
1 オペレータズコンソール 2 通信接続線路 3 制御用コントローラ 5 工事配線 6 CRT表示部 7 操作入力部 8 プラント 11 データ収集先ファイル 12 一時格納データファイル 13 ロット報データファイル 14 データ収集管理部 15 処方データファイル 16 演算部 31a、31b データ収集器 31c データ収集器 34 シーケンス制御部 41 品種予約器 42a、42b 品種設定器 42c 品種設定器 81a、81b 工程 81c 工程 61 計器表示操作用画面 122、123 データファイル 124 データファイル 124a、124bデータファイル領域 124c データファイル領域 311a、311bデータ格納領域 311c データ格納領域 316a 収集判定器 317a 自動/手動切り替え器 318a 手動切り替え釦 341a、341bデータ収集信号 341c データ収集信号 615 進捗管理画面 3100 データ収集器の設定表示部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−246704(JP,A) 特開 平4−283046(JP,A) 特開 平5−108115(JP,A) 特開 昭63−131201(JP,A) 特開 平5−228806(JP,A) 特開 平4−266012(JP,A) 特開 平5−50371(JP,A) 特開 平6−348310(JP,A) 特開 平6−168250(JP,A) 特開 平7−36997(JP,A) 特開 平6−318112(JP,A) 特開 平6−110530(JP,A) 特開 平5−330615(JP,A) 特開 平3−227196(JP,A) 特開 平2−237748(JP,A) 特開 平6−301584(JP,A) 特開 平5−120293(JP,A) 特開 平6−252020(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 15/02 G05B 23/02 G06F 17/60

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多品種の生産物が、複数の製造ロットに分
    割されて、複数の製造工程で製造されるプラントの運転
    監視を行うオペレータズコンソールと、このオペレータ
    ズコンソールとデータの送受信を行い、プラントの動作
    制御を行う制御用コントローラとを有するプラントデー
    タ収集装置において、上記制御用コントローラ内に設けられ、 製造工程の動作
    を制御する動作制御部と、上記制御用コントローラ内に設けられ、上記複数の製造
    工程のそれぞれに対応して設けられ、その対応する製造
    工程で処理されている生産物の品種とロット番号とが格
    納される複数の品種設定器と、 上記制御用コントローラ内に設けられ、 上記複数の製造
    工程のそれぞれに対応して配置され、対応する製造工程
    で製造されており、その製造工程に対応する品種設定器
    に設定されている製造ロット番号及び品種を格納し、上
    記動作制御部の動作に基づいて、上記格納した製造ロッ
    ト番号及び品種毎に、その製造ロット番号に対応する運
    転実績データを収集して格納する複数のデータ収集器
    と、上記オペレータズコンソール内に設けられ、複数の製造
    ロット及び複数の製造工程に対応する複数のデータ格納
    領域を有し、各製造工程の少なくとも運転実績データを
    格納する運転実績データ格納手段と、 上記オペレータズコンソール内に設けられ、 上記データ
    収集器に格納された運転実績データを収集し、上記デー
    タ収集器に対応する製造工程及び製造ロット番号に応じ
    て、収集した運転実績データを上記データ格納手段のデ
    ータ格納領域に格納するデータ収集管理手段と、 を備えることを特徴とするプラントデータ収集装置。
  2. 【請求項2】多品種の生産物が、複数の製造ロットに分
    割されて、複数の製造工程で製造されるプラントの運転
    監視を行うオペレータズコンソールと、このオペレータ
    ズコンソールとデータの送受信を行い、プラントの動作
    制御を行う制御用コントローラとを有するプラントデー
    タ収集装置において、上記制御用コントローラ内に設けられ、 製造工程の動作
    を制御する動作制御部と、上記制御用コントローラ内に設けられ、上記複数の製造
    工程のそれぞれに対応して設けられ、その対応する製造
    工程で処理されている生産物の品種とロット番号とが格
    納される複数の品種設定器と、 上記制御用コントローラ内に設けられ、 上記複数の製造
    工程のそれぞれに対応して配置され、対応する製造工程
    で製造されており、その製造工程に対応する品種設定器
    に設定されている製造ロット番号及び品種を格納し、上
    記動作制御部の動作に基づいて、上記格納した製造ロッ
    ト番号及び品種毎に、その製造ロット番号に対応する運
    転実績データを収集して格納し、運転実績データの収集
    を要求するデータ収集要求信号を発生する複数のデータ
    収集器と、上記オペレーターズコンソール内に設けられ、複数の製
    造ロット及び複数の製造工程に対応する複数のデータ格
    納領域を有し、各製造工程の少なくとも運転実績データ
    を格納する運転実績データ格納手段と、 上記オペレーターズコンソール内に設けられ、 上記デー
    タ収集器からのデータ収集要求信号が供給され、供給さ
    れたデータ収集要求信号を発生したデータ収集器に格納
    された運転実績データを収集し、上記データ収集器に対
    応する製造工程及び製造ロット番号に応じて、収集した
    運転実績データを上記データ格納手段のデータ格納領域
    に格納するデータ収集管理手段と、 を備えることを特徴とするプラントデータ収集装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2のうちのいずれか一項に記
    載のプラントデータ収集装置において、上記運転実績デ
    ータ格納手段は、複数の製造ロット番号及び複数の製造
    工程に対応するデータ格納領域を有する第1データファ
    イルと、この第1データファイルに一つの製造ロットに
    ついての最終製造工程からの運転実績データが格納され
    たときに、上記一つの製造ロットの全運転実績データが
    上記第1データファイルから転送されて格納される第2
    データファイルとを備えることを特徴とするプラントデ
    ータ収集装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2のうちのいずれか一項に記
    載のプラントデータ収集装置において、上記運転実績デ
    ータ格納手段は、複数の製造ロット番号及び複数の製造
    工程に対応するデータ格納領域を有する第1データファ
    イルと、この第1データファイルに一つの製造ロットに
    ついての最終製造工程からの運転実績データが格納され
    たときに、上記一つの製造ロットの全運転実績データが
    上記第1データファイルから転送されて格納される第2
    データファイルとを備え、データ収集器に格納された製
    造ロット番号に対応するデータ格納領域が、上記第1デ
    ータファイルに存在しない場合には、上記データ収集管
    理手段は、上記製造ロット番号に対応するデータ格納領
    域を上記第1データファイルに作成することを特徴とす
    るデータ収集装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2のうちのいずれか一項に記
    載のプラントデータ収集装置において、製造情報を表示
    する表示手段を備え、上記データ収集管理手段は、製造
    ロットが、複数の製造工程のうち製造終了した工程を上
    記表示手段に表示させることを特徴とするプラントデー
    タ収集装置。
  6. 【請求項6】請求項2記載のプラントデータ収集装置に
    おいて、上記データ収集管理手段は、運転実績データの
    運転実績データ格納手段への格納を終了すると、この格
    納終了を示す格納終了信号を運転実績データの収集を要
    求したデータ収集器に供給し、データ収集器は、データ
    収集要求信号を発生してから所定時間以内に、上記格納
    終了信号が供給されないときには、データ収集が異常で
    あると判断し、データ収集の異常を示す信号を上記デー
    タ収集管理手段に供給することを特徴とするプラントデ
    ータ収集装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載のプラントデータ収集装置に
    おいて、上記表示手段は、上記データ収集器に格納され
    た製造ロット番号を表示することを特徴とするプラント
    データ収集装置。
  8. 【請求項8】請求項6記載のプラントデータ収集装置に
    おいて、上記データ収集器は、上記データ収集要求信号
    を手動操作により発生する手動操作手段を有することを
    特徴とするプラントデータ収集装置。
  9. 【請求項9】請求項1又は2のうちのいずれか一項に記
    載のプラントデータ収集装置において、上記オペレータ
    ーズコンソールは、複数個配置され、それぞれのオペレ
    ーターズコンソールが上記複数のデータ収集器からの運
    転実績データを受信することを特徴とするプラントデー
    タ収集装置。
  10. 【請求項10】請求項1又は2のうちのいずれか一項に
    記載のプラントデータ収集装置において、上記データ収
    集器は、格納した製造ロット番号が示す製造ロットの製
    造品種名に対応した番号を、上記製造ロット番号ととも
    に格納することを特徴とするプラントデータ収集装置。
  11. 【請求項11】請求項1又は2のうちのいずれか一項に
    記載のプラントデータ収集装置において、上記データ収
    集器は、製造ロット番号に対応する運転実績データを、
    手動操作により収集して格納する手動データ収集手段を
    有することを特徴とするプラントデータ収集装置。
JP939694A 1994-01-31 1994-01-31 プラントデータ収集装置 Expired - Fee Related JP3212437B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP939694A JP3212437B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 プラントデータ収集装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP939694A JP3212437B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 プラントデータ収集装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07219619A JPH07219619A (ja) 1995-08-18
JP3212437B2 true JP3212437B2 (ja) 2001-09-25

Family

ID=11719272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP939694A Expired - Fee Related JP3212437B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 プラントデータ収集装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3212437B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1151706A (ja) * 1997-08-07 1999-02-26 Yokogawa Electric Corp データ収集監視システム
US7249356B1 (en) * 1999-04-29 2007-07-24 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Methods and structure for batch processing event history processing and viewing

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07219619A (ja) 1995-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5768614A (en) Monitored state display unit for monitoring state change of various events occurring on communication network
EP1776650B1 (en) Centralized monitor and control system for laboratory instruments
US7389150B2 (en) Display system for controller
JP2009157457A (ja) 端末装置、故障診断方法およびプログラム
JPH06282516A (ja) クライアント・サーバシステムおよびその制御方法
AU620685B2 (en) Interactive plant monitoring system
JP3212437B2 (ja) プラントデータ収集装置
JP3442922B2 (ja) プラント監視制御装置
JPH09146629A (ja) トレンドデータ収集/表示装置
CN100412803C (zh) 在起动特定程序时获取特定数据的方法及系统
JP4316312B2 (ja) サーベイランス試験装置およびサーベイランス試験方法
JP3396559B2 (ja) プラント監視装置
JPH1020924A (ja) プラント監視装置
JPS59109914A (ja) プラント監視装置
JP2006163762A (ja) プラント監視制御装置向け系統試験装置
JP3522964B2 (ja) 発電プラント監視制御装置
JP2004094421A (ja) 制御コントローラにおけるデータの入出力定義を行うシステム
JPH11259421A (ja) メッセージ監視装置及びメッセージ監視プログラムを記録した媒体
JP2898401B2 (ja) 曲線グラフ表示装置
JP2009245430A (ja) 制御装置の保守装置
JP2024032531A (ja) 管理システム、管理方法、データ集約装置
US20040205722A1 (en) Software quality control system and method for controlling software quality
JPH02291921A (ja) プロセス監視装置
JPH0787614B2 (ja) プラントの遠隔保守管理方法
JP2003139575A (ja) データ表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees