JP3442922B2 - プラント監視制御装置 - Google Patents

プラント監視制御装置

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JP3442922B2
JP3442922B2 JP01019396A JP1019396A JP3442922B2 JP 3442922 B2 JP3442922 B2 JP 3442922B2 JP 01019396 A JP01019396 A JP 01019396A JP 1019396 A JP1019396 A JP 1019396A JP 3442922 B2 JP3442922 B2 JP 3442922B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント機器の監
視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラント機器の監視制御は、近年デジタ
ル化および伝送化により高度に発達してきていること
は、周知のとおりである。ことに、大規模なプラントに
あっては、その計装・制御システムのデジタル分散制御
化・機能統合化が進められてきている。
【0003】図16は、従来のデジタル・伝送化におけ
るプラント監視制御装置の一例を示すもので、図中、1
はプラント機器、2はプラント機器1を駆動する駆動装
置、3は駆動装置2に制御信号を送る制御装置、4は制
御装置3にプラント機器1の手動操作信号を送るマンマ
シン装置、5はマンマシン装置4と制御装置3との間で
データ伝送を行う伝送路である。
【0004】この構成において、プラント機器1の操作
は、オペレータがマンマシン装置4に対して操作要求を
行い、マンマシン装置4がこの操作要求を伝送路5を経
由して制御装置3に伝え、さらに制御装置3が駆動装置
2に伝えることで達成される。
【0005】ここでマンマシン装置4は、プラント機器
1やその操作スイッチの状態およびそれぞれのシンボル
を表示するCRT等の表示手段11と、表示手段11に
表示されるプラント機器1やその操作スイッチのシンボ
ルおよびその他メッセージに従って所定の情報を選択し
入力するタッチスクリーン等の入力手段12と、入力手
段12からのデータの伝送出力処理および制御装置3か
らのデータの表示出力処理をそれぞれ行うデータ入出力
装置13とで構成されており、図17に示すようなプラ
ント機器の監視・操作画面Gとの対話によりプラント機
器の監視ばかりでなく操作も可能としている。
【0006】また、マンマシン装置4のデータ入出力装
置13は、伝送路5との間でデータの受け渡しを行う入
力伝送手段14および出力伝送手段15と、入力伝送手
段14からのデータを記憶する入力メモリ16と、出力
伝送手段15に渡すデータを記憶する出力メモリ17
と、入力メモリ16のデータを読込み編集するプロセス
入力手段18と、プロセス入力手段18で読込み編集し
だデータを表示手段11に表示制御する表示制御手段1
9と、入力手段12により入力された操作信号を検出し
判別する判定手段20と、判定手段20からのデータに
基づいて出力データを作成する出力手段21とによって
構成される。
【0007】また制御装置3(k) (k=1,2,3,
…)は、図18に示すように、マンマシン装置4からの
操作信号の内容を記憶する受信メモリ22と、センサー
信号を検出し入力するプロセス入力装置23と、受信メ
モリ22とプロセス入力装置23で入力したプロセス信
号の内容と同じ内容を制御演算に利用するために記憶す
る演算入力メモリ24と、演算入力メモリ24の内容に
従い制御演算を行う制御演算部25と、制御演算の結果
を記憶し、記憶の情報内容に従って駆動装置2に駆動指
令信号を出力する駆動メモリ26によって構成される。
【0008】このように構成される従来のプラント監視
制御装置の作用をマンマシン装置4の機能および機器操
作の信号処理の流れを中心に、図を参照しながら説明す
る。
【0009】プラント機器1やその駆動装置2に取り付
けられた各種センサーからのプロセス信号は、制御装置
3および伝送路5を経由してマンマシン装置4にプロセ
ス情報Uとして伝送される。マンマシン装置4に伝送さ
れたプロセス情報Uは、入力伝送手段14により入力メ
モリ16に記憶され、ついでプロセス入力手段18によ
り編集されて、表示制御手段19により表示手段11の
画面のグラフィックエリアGV の対応する機器シンボル
Oに反映して表示される。すなわち、表示制御手段19
では、図17に示すようなグラフィックデータDVに基
づき、プラント機器1(i) (i=1,2,3,…)の機
器シンボルO(i) を、グラフィックエリアGV 上の
(x,y)座標値を示す座標情報XのX(i) の位置に、
プロセス情報U(i) の値を反映して表示する。
【0010】次に、オペレータがこの画面Gを用いて機
器を操作する場合、操作しようとしているプラント機器
1(i) の機器シンボルO(i) を入力手段12を用いて選
択する。選択された位置は座標信号X(i) に変換され、
判定手段20に渡される。
【0011】判定手段20は、この座標信号X(i) に基
づき表示制御手段19が現在表示中のグラフィックデー
タDVの座標情報Xを検索して機器シンボルO(i) が選
択されたことを判定し、グラフィックデータDVの機器
シンボルO(i) に対応した操作インデックスt(i) に基
づいて、あらかじめ設定されているスイッチデータDG
群の中からプラント機器1(i) のスイッチデータDGを
読みだし、これを表示制御手段19に通知する。表示制
御手段19は、受け取ったスイッチデータDGに基づい
て画面の操作エリアGS に、プラント機器1(i) のスイ
ッチシンボルSを表示する。
【0012】さらに、オペレータが操作エリアGS のス
イッチシンボルSのいずれかを入力手段12で選択した
ときには、判定手段20は、スイッチシンボルSの操作
エリアGS 上の(x,y)座標値を示す座標信号Y(i)
を入力手段12から受け取り、表示制御手段19が現在
表示中のスイッチデータDGを検索して、スイッチシン
ボルS(i,j) (j=1,2,3,……)が選択されたと
判定し、スイッチデータDGの選択されたスイッチシン
ボルS(i,j) に対応するスイッチ設定情報R(i,j) に
“1”を設定するとともに、他のスイッチ設定情報R
(i) に“0”を設定する。
【0013】出力手段21は、操作インデックスt(i)
とそのスイッチ設定情報群R(i) を有する操作指令デー
タCを判定手段20から受け取り、この操作指令データ
Cの操作インデックスt(i) と、操作インデックスt
(i) ごとに出力メモリ17のアドレスA(i) があらかじ
め設定されている変換情報Zとに基づいて、操作インデ
ックスt(i) に属するスイッチ設定情報群R(i) を出力
メモリ17の指定アドレスに記憶する。
【0014】出力伝送手段15は、出力メモリ17に記
憶されている情報を特定アドレス単位に区切り、それぞ
れどの制御装置宛であるかを判別するための識別コード
を付して伝送パケットPK(k) とし、これらを操作信号
として伝送路5に出力する。
【0015】制御装置3(k) は、伝送路5を介して送ら
れてくる操作信号の中から、制御装置3にあらかじめ設
定された認識コードと一致する識別コードを有する伝送
パケットPK(k) を受け取り、そのデータを図18に示
すような制御装置3(k) の受信メモリ22に取り込んだ
後、演算入力メモリ24に記憶する。同様に、制御装置
3(k) は、センサ信号をプロセス入力装置23で検出し
た後、演算入力メモリ24にプロセス情報Uとして記憶
する。この結果、受信メモリ22とプロセス入力装置2
3からの内容が演算入力メモリ24のそれぞれ所定のア
ドレスに設定される。なお、プロセス入力装置23で検
出したデータはプロセス情報Uとしてマンマシン装置4
に伝送路5を経由して送信される。
【0016】ついで、制御装置3(k) は、演算入力メモ
リ24の内容、すなわちスイッチ設定情報R(i) やプロ
セス情報Uに基づいて、プラント機器1(i) の動作状態
や動作量を制御演算部25により決定し、この結果を駆
動メモリ26の所定のアドレスFに設定する。駆動メモ
リ26に動作状態や動作量を設定すると、各アドレスF
(i) に対応したプラント機器1(i) を駆動する駆動装置
2(i) に駆動指令信号を出力する。
【0017】駆動装置2(i) は、制御装置3(k) からの
駆動指令信号によりプラント機器1(i) の動作開始や停
止等を行う。
【0018】このようにして操作されたプラント機器1
(i) の作動状態の変化は、制御装置3(k) のプロセス入
力装置23および伝送路5を経由してマンマシン装置4
に伝達され、グラフィックエリアGV に表示されている
当該機器シンボルO(i) の表示形態や色に反映される。
このため、オペレータはプラント機器の状態の変化をリ
アルタイムで監視することができる。
【0019】以上が従来技術によるプラント監視制御装
置の動作である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なプラント監視制御装置のマンマシン装置には産業用計
算機が使われていたが、この装置を動作させるための安
定化電源や空調機設備といった付帯設備が必要であり、
計算機本体のコストも含めてこれらの設備を揃えるには
大きな投資が必要だった。
【0021】一方、近年の卓上型計算機はハードウェア
・ソフトウェアのめまぐるしい進歩により高速化・高機
能化・省電力化されてきており、特にマンマシン機能に
ついてはより高精細なグラフィック画面を表示すること
ができるようになり、産業用計算機の代替えとなり得る
性能に達しつつある。ことに、パーソナルユースの卓上
型計算機の進歩により、この卓上型計算機向けの汎用ソ
フトウェアを利用することも可能である。また、従来産
業用計算機で必要としていた大容量の安定化電源装置や
空調設備も必要なく、小型の電源装置で十分となる。言
うまでもなく卓上型計算機は産業用計算機に比べはるか
に安価であり、このため卓上型計算機を必要台数設置し
て産業用計算機の代替えとする分散システムが普及して
きている。
【0022】故に、従来技術のマンマシン装置に代えて
卓上型計算機を利用することが望ましいが、卓上型計算
機では高機能・高精細グラフィック処理故に情報処理の
負荷が高くなる傾向があり、プラント監視制御が遅くな
る心配がある。このため、卓上型計算機の処理負荷を低
減するためにもクライアント・サーバ型の分散システム
とする要求がある。この構成にすれば、卓上型計算機の
取り替えが容易となり、技術進歩が早い分、逆に老朽化
したら交換できるようになる。
【0023】しかしながら、単に従来のマンマシン装置
をクライアント・サーバ型の構成に分割しただけでは、
卓上型計算機においてクライアントが必要とする以上の
情報量を処理することともなるため、最適な情報量にし
て分割したメリットを出すことが要求されていた。
【0024】また、クライアント・サーバ型の分散シス
テムは、クライアントとサーバ間を伝送で接続するた
め、制御装置側との伝送と合わせ2回の伝送を経由する
こととなり、交信情報の信頼性が低下することが考えら
れ、プラント運転に好ましくない。このため、オペレー
タの意図する状態に確実にプラント機器を操作・制御で
きるようにする必要がある。
【0025】また、伝送回数が増えるとプラント機器に
対する操作のレスポンスがオペレータに返るまでの時間
がかかるため、レスポンス高速化が望まれている。
【0026】また、プラントの運転は複数のオペレータ
により監視と操作が行われるため、複数台のマンマシン
装置が設けられることが望まれている。
【0027】また、複数台のマンマシン装置が設けられ
ることにより、同一のプラント機器に対する同時操作が
発生し、プラントの運転に支障が出ないようにする必要
がある。
【0028】本発明は、かかる実状に鑑みてなされたも
ので、高機能で高精細な画面表示の可能な卓上型計算機
をマンマシン装置に適用して安価で信頼性の高いプラン
ト監視制御装置を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明のプラント監視制御装置は、表示手段および入力手段
を備え、プラントの機器操作に必要な情報およびプラン
トの監視情報を含むサービス信号を受信して当該必要な
情報および監視情報を表示手段に表示するとともに、入
力手段を介して入力されたプラント機器に対する操作要
求に基づいて当該プラント機器の操作指令信号を送信
る少なくとも1つのマンマシン装置と、操作要求に応じ
プラント機器を制御するとともに各プラント機器の状
情報および操作要求を受けたか否かを示すスイッチ情
報を含むプロセスデータを送信する制御装置と、マンマ
シン装置から受信したプラント機器の操作指令信号に基
づき操作要求が重複するか否かを判定して重複しない場
合に制御装置に当該プラント機器の操作信号を送信する
とともに、受信した操作指令信号に基づいて制御装置か
らのプロセスデータをマンマシン装置が必要とするデー
タに編集しサービス信号としてマンマシン装置に送信す
るデータサーバ装置とを具備することを特徴とする。
【0030】この構成により、データサーバ装置が制御
装置からのプロセスデータをマンマシン装置に必要なデ
ータに編集して送るので、マンマシン装置のデータ処理
量を大幅に低減することができ、マンマシン装置として
卓上型の計算機を適用することができる。また、データ
サーバ装置に多数のマンマシン装置を接続することがで
き、適所に設置されたマンマシン装置からプラント機器
を監視制御することができる。
【0031】請求項2の発明は、上記制御装置が、マン
マシン装置からデータサーバ装置を経由して受信したプ
ラント機器の操作信号による該プラント機器の動作状態
の変化情報を、データサーバ装置を経由してマンマシン
装置へ通知することを特徴とする。
【0032】請求項3の発明は、上記制御装置が、デー
タサーバ装置からの操作信号を記憶する受信メモリと、
各プラント機器からのプロセス検出信号を入力するプロ
セス入力装置と、このプロセス入力装置からのプロセス
検出信号および受信メモリ内の情報を記憶する演算入力
メモリと、この演算入力メモリに基づいて制御演算を実
行する制御演算部と、この制御演算部による制御演算結
果に基づいて対応するプラント機器を駆動する駆動指令
信号を出力する駆動出力手段と、受信メモリ内の情報お
よびプロセス入力装置からのプロセス検出信号を記憶す
る送信メモリと、この送信メモリ内の情報をプロセスデ
ータとしてデータサーバ装置に送信するプロセスデータ
送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0033】上記構成において、制御装置が受け取った
操作信号の内容をマンマシン装置へ打ち返すため、マン
マシン装置から送られた操作指令が制御装置へ確実に渡
されたか否かを知ることができ、交信情報の信頼性を高
めることができる。
【0034】請求項4の発明は、上記データサーバ装置
が、マンマシン装置別にプラント機器の操作指令情報を
記憶する操作メモリと、マンマシン装置からプラント機
器の操作指令信号を受信したとき、この操作指令信号に
基づいて操作メモリの当該マンマシン装置に対応する操
作指令情報を更新するとともに、制御装置に当該プラン
ト機器の操作信号を出力する指令出力手段と、制御装置
からプロセスデータを入力して操作メモリ内の操作指令
情報に基づいてマンマシン装置ごとに表示中のプラント
機器およびスイッチにかかる情報を編集し、サービス信
号としてそれぞれ対応するマンマシン装置に出力する編
集手段とを備えたことを特徴とする。
【0035】この構成において、データサーバ装置がマ
ンマシン装置に表示中の操作監視画面に合わせて制御装
置からのプロセスデータを編集するため、マンマシン装
置はデータサーバ装置から送られたデータを編集処理す
ることなくそのまま表示手段に表示出力することができ
る。
【0036】請求項5の発明は、上記編集手段が、制御
装置からのプロセスデータをマンマシン装置が必要とす
るデータを示した所定の並べ替えデータに基づいて編集
し、サービス信号としてすべてのマンマシン装置に送信
することを特徴とする。
【0037】この構成により、マンマシン装置のデータ
処理の負荷を軽減することができる。
【0038】請求項6の発明は、上記指令出力手段が、
マンマシン装置からプラント機器の操作指令信号を受信
したとき、操作メモリを参照して他のマンマシン装置か
ら同じプラント機器に対して操作指令が出されていない
かどうかを判定し、同一のプラント機器に対して操作指
令が出されていないとき、制御装置に当該プラント機器
の操作信号を出力することを特徴とする。
【0039】この構成により、2つ以上のマンマシン装
置からの同一プラント機器に対する重複操作を有効に防
ぐことができる。
【0040】請求項7の発明は、上記指令出力手段が、
マンマシン装置からプラント機器の操作指令信号を受信
したとき、操作メモリを参照して他のマンマシン装置か
ら当該プラント機器に対して操作指令が出されているか
どうかを判定し、操作メモリに重複操作であるか否かを
示す選択指標を設定することを特徴とする。
【0041】請求項8の発明は、上記編集手段が、マン
マシン装置別に編集しサービス信号として送信するデー
タに操作メモリに設定されている選択指標を付加するこ
とを特徴とする。
【0042】請求項9の発明は、上記構成のプラント監
視制御装置において、マンマシン装置が、データサーバ
装置からのサービス信号に重複操作であることを示す選
択指標が含まれていたとき、表示手段に要求された機器
操作が重複操作であることを知せるメッセージを表示す
ることを特徴とする。
【0043】上記構成により、オペレータは、操作要求
を行ったプラント機器が他のオペレータによってすでに
操作要求されていた場合、これを認識して重複操作を納
得した上で回避することができる。
【0044】請求項10の発明は、上記マンマシン装置
が、画面ごとに表示するプラント機器のシンボル情報を
記憶するグラフィックデータ、およびプラント機器ごと
に表示するスイッチのシンボル情報を記憶するスイッチ
データを内蔵し、オペレータからの画面表示要求により
その画面のグラフィックデータに設定されているプラン
ト機器シンボルをデータサーバ装置からのサービス信号
を反映して表示手段に表示し、この画面に表示されたプ
ラント機器シンボルの中から任意のプラント機器シンボ
ルが入力手段を介して選択されたとき、当該プラント機
器のスイッチデータに設定されている操作スイッチシン
ボルをデータサーバ装置からのサービス信号を反映して
表示手段に表示し、この表示手段に表示された操作スイ
ッチシンボルが入力手段を介して操作されたとき、当該
プラント機器に対する操作指令信号を出力することを特
徴とする。
【0045】請求項11の発明は、上記データサーバ装
置が、上記マンマシン装置からプラント機器の操作指令
信号を受信したとき、他のマンマシン装置から当該プラ
ント機器に対して操作指令が出されていないかどうかを
判定し、その判定結果をサービス信号に付加してマンマ
シン装置へ返送し、このマンマシン装置が、データサー
バ装置からのサービス信号に重複操作でないことを示す
情報が含まれていたとき、スイッチデータに基づいて表
示手段にプラント機器の操作を許可する指令スイッチシ
ンボルをさらに表示し、この指令スイッチシンボルが入
力手段を介して選択されたとき、制御装置にプラント機
器の操作を実行するよう指令する操作指令信号を出力す
ることを特徴とする。
【0046】請求項12の発明は、上記制御装置が、デ
ータサーバ装置からの操作信号を記憶する受信メモリ
と、各プラント機器からのプロセス検出信号を入力する
プロセス入力装置と、データサーバ装置からの操作信号
が操作実行を指令する情報を含んでいるとき受信メモリ
内の情報およびこのプロセス入力装置からのプロセス検
出信号を記憶する演算入力メモリと、この演算入力メモ
リに基づいて制御演算を実行する制御演算部と、この制
御演算部による制御演算結果に基づいて対応するプラン
ト機器を駆動する駆動指令信号を出力する駆動出力手段
と、受信メモリ内の情報およびプロセス入力装置からの
プロセス検出信号を記憶する送信メモリと、この送信メ
モリ内の情報をプロセスデータとしてデータサーバ装置
に送信するプロセスデータ送信手段とを備えたことを特
徴とする。
【0047】上記構成においては、データサーバ装置に
よりマンマシン装置から要求された機器操作が可能か否
かを判定し、その判定結果に基づいてマンマシン装置が
機器操作の実行を許可する指令スイッチシンボルを表示
し、制御装置がこの指令スイッチシンボルが選択された
ときのみ制御演算を実行してプラント機器を駆動するこ
とにより、プラント機器の重複操作や誤操作を確実に防
止することができる。
【0048】請求項13の発明は、上記制御装置が、上
記制御演算部の制御演算によって得られる制御値を記憶
する制御メモリをさらに備え、上記送信メモリが制御メ
モリ内の情報を記憶することを特徴とする。
【0049】この構成により、マンマシン装置の画面に
プラント機器の制御値が表示され、オペレータはプラン
ト機器の制御状態を把握することができる。
【0050】請求項14の発明は、上記プラント機器の
操作指令信号が、当該操作指令信号を発生したマンマシ
ン装置を識別する情報と、当該プラント機器を表示する
画面を識別する情報と、当該プラント機器を識別する情
報と、当該プラント機器の操作内容を示すスイッチ設定
情報とを有することを特徴とする。
【0051】請求項15の発明は、上記プラント機器の
操作信号が、当該プラント機器を識別する情報と、当該
プラント機器の操作内容を示すスイッチ設定情報とを有
することを特徴とする。
【0052】請求項16の発明は、上記スイッチ設定情
報が、当該プラント機器の操作内容に従って操作を実行
するか否かの情報を含むことを特徴とする。
【0053】請求項17の発明は、上記データサーバ装
置と少なくとも一つ以上の上記マンマシン装置が伝送路
を介して接続され、上記データサーバ装置と少なくとも
一つ以上の上記制御装置が前記伝送路または第2の伝送
路を介して接続されることを特徴とする。
【0054】請求項18の発明は、請求項10の発明の
プラント監視制御装置において、データサーバ装置が、
マンマシン装置が持つグラフィックデータおよびスイッ
チデータと同じ内容のデータを格納し、これらのグラフ
ィックデータおよびスイッチデータが制御装置からのプ
ロセスデータの編集に提供される編集メモリと、この編
集メモリの内容と同じグラフィックデータおよびスイッ
チデータを任意に変更可能に格納する編集基本メモリ
と、この編集基本メモリの内容を読み出し、マンマシン
装置に送信するとともに編集メモリをこの内容に更新す
るデータベース送信手段とを備え、マンマシン装置が、
データベース送信手段から送信された編集基本メモリの
内容を受信し、当該マンマシン装置内のグラフィックデ
ータおよびスイッチデータを更新するデータベース受信
手段を備えたことを特徴とする。
【0055】この構成により、オンラインで使用される
編集メモリとは別に編集基本メモリを設けることによ
り、編集基本メモリの画面データ(グラフィックデータ
およびスイッチデータ)をオフラインで任意に変更する
ことができ、これによりマンマシン装置内の画面データ
および編集メモリ内の画面データを更新することがで
き、マンマシン装置内の画面データとデータサーバ装置
の画面データの一致を常に確保することができる。
【0056】請求項19の発明は、上記データサーバ装
置が少なくとも2台設置され、それぞれマンマシン装置
からのプラント機器の操作指令信号の入力および制御装
置からのプロセスデータの入力を行うとともに、相互の
異常を監視して、一方のデータサーバ装置が異常のと
き、または他方のデータサーバ装置の優先順位が1位の
とき、他方のデータサーバ装置がマンマシン装置へのサ
ービス信号の出力および制御装置へのプラント機器の操
作信号の出力を実行し、一方のデータサーバ装置はそれ
らの出力を停止することを特徴とする。
【0057】この構成により、データサーバ装置の故障
に対しても、一方のデータサーバ装置により処理を中断
することなくスムーズに処理を引き継いで、支障なくプ
ラント監視制御を続行することができる。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。なお、従来例と共通する部分には
同一符号を付して説明する。
【0059】図1は、本発明のプラント監視制御装置の
一実施の形態を示すもので、図16に示す従来例と比較
して、プラント機器1を制御する制御装置30にオペレ
ータによる機器操作指令を送るための卓上型のマンマシ
ン装置40が複数台設置され、これらのマンマシン装置
40と制御装置30との間にそれぞれ伝送路51、52
を介してデータサーバ装置60が設けられている。
【0060】ここで、1はプラント機器、2はプラント
機器1を駆動する駆動装置であり、制御装置30は駆動
装置2に制御信号を送るとともに、プラント機器1から
得られるプロセス情報を上位に伝達する。マンマシン装
置40は、プラント機器1の操作指令信号を出力した
り、プラント機器1から得られるプロセス情報を画面に
表示する。データサーバ装置60は、マンマシン装置4
0からの操作指令信号を受けて操作信号を制御装置30
に出力したり、制御装置30からのプロセスデータを編
集してマンマシン装置40にサービス信号として出力す
る。
【0061】この構成において、プラント機器1の操作
は、オペレータのマンマシン装置40に対する操作要求
をマンマシン装置40から伝送路51を経由してデータ
サーバ装置60に伝え、データサーバ装置60がこれを
伝送路52経由で制御装置30に伝え、さらに制御装置
30が駆動装置2に伝えることで達成される。
【0062】また、プラント機器1の状態は、プラント
機器各所に設置されたセンサーからの検出信号を制御装
置30がデータサーバ装置60に伝送路52を経由して
伝え、データサーバ装置60が伝送路51を経由してマ
ンマシン装置40に出力することにより、マンマシン装
置40の画面に表示され、プラントの監視等が可能とな
る。
【0063】マンマシン装置40についてさらに詳細に
説明する。図2に示すように、マンマシン装置40は、
プラント機器1やその操作スイッチの状態およびそれぞ
れのシンボルを表示するCRT等の表示手段11と、表
示手段11に表示されるプラント機器1やその操作スイ
ッチのシンボル等に従って所定の情報を選択し入力する
タッチスクリーン、マウス、ライトペン、タブレットお
よびキーボード等の入力手段12と、入力手段12を介
して入力されるオペレータからの操作要求を受けて現在
画面に表示中のプラント機器1やこの機器に関する操作
スイッチを判別し出力メモリ17に操作指令データを設
定する判定手段20と、出力メモリ17に設定のデータ
を操作指令信号として伝送路51に送信する出力伝送手
段15と、伝送路51から受信したサービス信号を入力
メモリ16に記憶する入力伝送手段14と、入力メモリ
16の内容に基づき表示手段11の画面にプラント機器
1の状態やこの機器に関するスイッチ状態を表示シンボ
ルや色等に反映して表示する表示制御手段19とから構
成されている。
【0064】この構成により、マンマシン装置40は図
3に示すような画面との対話によりプラント機器1の監
視と操作を可能としている。
【0065】図3において、GM は操作しようとしたプ
ラント機器1(i) (i=1,2,3,…)が既に別のマ
ンマシン装置40から操作中である場合等のメッセージ
を表示するメッセージエリア、GV はプラント機器1の
状態を表示するグラフィックエリア、GS は選択された
プラント機器1の操作エリアである。
【0066】また、DVは画面ごとに設定されるグラフ
ィックデータであり、画面番号NVごとにグラフィック
エリアGV 上に表示されるプラント機器1(i) の機器シ
ンボルO(i) の情報と、そのグラフィックエリアGV 上
の(x,y)座標位置を規定する座標情報X(i) と、機
器状態の表示形態を規定する機器状態表示情報と、機器
シンボルO(i) に対応する操作インデックスt(i) の情
報が設定されている。
【0067】表示制御手段19はこのグラフィックデー
タDVに基づいて、プラント機器1(i) の機器シンボル
O(i) を、グラフィックエリアGV 上のX(i) の位置に
サービス信号の値P、Qを反映して表示する。なお、P
はプロセス検出値を、Qは制御設定値ないし制御設定値
に対する偏差等の制御値を示す。
【0068】また、DGはプラント機器1(i) のスイッ
チデータで、操作インデックスt(i) と1対1に対応し
ている。このスイッチデータDGでは、操作インデック
スt(i) ごとに操作エリアGS に表示されるスイッチシ
ンボル、例えば開、閉、自動操作等の各操作内容を指定
するスイッチシンボルS(i,1) 、S(i,2) 、…、S(i,
j) 、…、および操作実行を指令するスイッチシンボル
S(EXE) (以下、このスイッチシンボル群をS(i) とす
る。)の情報と、スイッチシンボルS(i) のそれぞれの
操作エリアGS 上の(x,y)座標を規定する座標情報
Y(1) 、…、Y(j) 、…、Y(EXE) と、スイッチシンボ
ルS(i,j) (ただし、j=1,2,…)またはS(EXE)
が操作されたか否かを示すスイッチ設定情報R(i,j) お
よびR(EXE) の表示形態を規定する情報と、スイッチシ
ンボルS(i,j) またはS(EXE) の操作信号を制御装置3
0が受信したか否かを示すスイッチ情報W(i,j) および
W(EXE) の表示形態を規定する情報が設定されている。
【0069】表示制御手段19は、このスイッチデータ
DGに基づいて、プラント機器1(i) のスイッチシンボ
ル群S(i) を操作エリアGS 上にスイッチ設定情報R
(i,j)ないしR(EXE) やスイッチ情報W(i,j) ないしW
(EXE) に設定された値を反映して表示する。すなわち、
スイッチ設定情報Rやスイッチ情報Wに設定された値に
応じてスイッチシンボルSのスイッチ表示枠やスイッチ
文字の表示が更新されるため、オペレータによるスイッ
チシンボルSの選択操作がマンマシン装置40に受け付
けられたとき、あるいはスイッチの操作が制御装置30
にまで正常に伝達されて返信されたとき、これらの表示
の更新によりオペレータがスイッチの状態を判断するこ
とができるようになっている。
【0070】また、マンマシン装置40からデータサー
バ装置60に発せられる操作指令信号には、スイッチデ
ータDGに設定された情報に基づき、マンマシン装置4
0の識別番号Mと現在マンマシン装置40に表示中の画
面番号NV と操作インデックスt(i) とスイッチ設定情
報R(i,1) 、R(i,2) 、…R(i,j) 、…、R(EXE)(以
下、このスイッチ設定情報群をR(i) とする。)が設定
できるようになっている。
【0071】次に、データサーバ装置60について詳細
に説明する。データサーバ装置60は、図4に示すよう
に、指令出力手段61、編集手段62および操作メモリ
63からなり、さらに指令出力手段61は、伝送路51
を介して伝送された操作指令信号を受信する指令受信手
段70と、指令受信手段70で受信した内容を記憶する
マンマシン指令メモリ71と、マンマシン指令メモリ7
1から操作指令信号の内容を得て操作を要求されている
プラント機器1を特定しこの機器に関するスイッチ情報
や画面情報や制御装置等の情報を変換情報Zに基づいて
操作メモリ63や指令メモリ72に出力する指令処理手
段73と、指令メモリ72に設定された内容に応じて伝
送パケットを生成し伝送路52に操作信号を出力する操
作送信手段74とで構成される。
【0072】また、編集手段62は、編集に必要な情報
を記憶している編集メモリ75と、伝送路52を介して
伝送されたプロセスデータを受信するプロセス受信手段
76と、プロセス受信手段76が受信したプロセスデー
タを記憶するスキャンメモリ77と、操作メモリ63に
設定された情報と編集メモリ75の記憶情報に基づきス
キャンメモリ77の内容を編集する編集処理手段78
と、編集処理手段78によって作成された情報を記憶す
るサービスメモリ79と、サービスメモリ79に設定さ
れた内容に応じて伝送パケットを生成し伝送路51にサ
ービス信号を出力するサービス手段80とで構成され
る。
【0073】ここで、図5に示すように、操作メモリ6
3にはマンマシン識別番号M順に、マンマシン装置40
から送信された操作指令の画面番号NV および操作イン
デックスt(i) と、操作指令が重複するか否かを示す選
択指標fが記憶され、変換情報Zにはマンマシン指令メ
モリ71のスイッチ設定情報群R(i) を指令メモリ72
に設定するときに、操作インデックスt(i) に対応する
アドレスA(i) を指定する情報が記憶されている。
【0074】一方、図6に示すように、編集メモリ75
にはソーティングデータDIとレスポンスデータDRと
前述のグラフィックデータDV群とスイッチデータDG
群を有しており、任意のマンマシン装置40が画面表示
等に必要な情報をあらかじめ編集して送信できるように
している。すなわち、スキャンメモリ77には各制御装
置30からのプロセスデータが制御装置30順に並んで
記憶されているが、これらをソーティングデータDIで
指定された順に(例えば、アナログデータ・デジタルデ
ータといった順に)並べ直してサービスメモリ79に設
定し、マンマシン装置40でソーティングの処理を不要
としている。
【0075】また、編集処理手段78は、操作メモリ6
3が指令処理手段73によってあるマンマシン識別番号
Mについて更新されたとき、設定された画面番号NV と
操作インデックスt(i) と選択指標fを用いて、このマ
ンマシン識別番号Mのマンマシン装置40で表示に必要
なデータを編集して優先パケットを生成しサービスメモ
リ79に保存して送信可能としている。
【0076】次に、制御装置30について詳細に説明す
る。制御装置30は、図7に示すように、伝送路52を
介して送られてくる操作信号を受信する操作受信手段3
1と、操作受信手段31で受信した操作信号を記憶する
受信メモリ22と、プラント機器1からのセンサ信号を
検出するプロセス入力装置23と、受信メモリ22の記
憶内容やプロセス入力装置23からの検出情報を記憶し
て制御演算に使用できるようにする演算入力メモリ24
と、演算入力メモリ24の内容に従い制御演算を行う制
御演算部25と、制御演算の結果を記憶する駆動メモリ
26と、駆動メモリ26の内容に従い駆動装置2に駆動
指令信号を出力する駆動出力手段32と、制御演算部2
5によって演算された制御設定値を記憶する制御メモリ
33と、受信メモリ22、プロセス入力装置23および
制御メモリ33の各内容を読込みプロセスデータとして
記憶する送信メモリ34と、この送信メモリ34の内容
を伝送路52に出力するプロセス送信手段35によって
構成される。
【0077】プロセス入力装置23にはアナログ用やデ
ジタル用、場合によりパルス用と言った種類があり、こ
れらの種類の中にもアナログでは電圧・電流・RTD
(測温抵抗体)やサーモカップルの検出値、デジタルで
は無電圧接点・電圧接点等、各種の信号を検出するタイ
プがある。プラント機器1からのセンサー信号を検出す
るために、制御装置30にはこれらの信号に適したアナ
ログ基板AI、デジタル基板DI等からなるプロセス入
力装置23を設けている。このため、図8に示すよう
に、センサー検出データ(以下、プロセス検出信号とい
う。)Pはプロセス入力装置23の基板の配置順に記憶
されている。このプロセス検出信号Pは、送信メモリ3
4および演算入力メモリ24に記憶される。
【0078】また、受信メモリ22の情報はデータサー
バ装置60が送信した操作信号の伝送パケットPK(k)
(k=1,2,3,…)の内容と同じスイッチ設定情報
R(i) を並べたものとなっている。この受信メモリ22
内のスイッチ設定情報R(i)は、送信メモリ34および
演算入力メモリ24に、制御装置30がプラント機器1
の制御に用いるスイッチ情報W(i,j) として記憶され
る。
【0079】演算入力メモリ24にはスイッチ情報W
(i,j) と先のプロセス検出信号Pとが所定のアドレスに
記憶され、制御演算部25がこれらの情報に基づきプラ
ント機器1(i) の動作状態や動作量を演算決定し、この
結果を駆動メモリ26の所定のアドレスに設定する。
【0080】また、制御演算部25の演算で得られた制
御設定値ないし制御設定値に対する偏差等の制御値Qは
制御メモリ33の所定のアドレスに記憶され、ついで送
信メモリ34の所定のアドレスに記憶される。この結
果、送信メモリ34にはプロセス検出信号Pとスイッチ
情報Wと制御値Qが記憶される。
【0081】次に、このように構成される本実施の形態
の作用をマンマシン装置40やデータサーバ装置60お
よび制御装置30の機能および機器操作の信号処理の流
れを中心に説明する。
【0082】まず、監視情報の流れについて説明する。
制御装置30において、プラント機器1各所からのセン
サー信号Pや制御演算部25からの制御値Qや受信した
スイッチ設定情報Rに基づいたスイッチ情報Wは一定周
期で送信メモリ34に記憶され、プロセス送信手段35
により伝送路52を介してデータサーバ装置60に送信
される。このとき、送信メモリ34の内容に制御装置3
0の識別番号N(k) が付加される。
【0083】データサーバ装置60では、伝送路52経
由で複数の制御装置30から送信されてきたプロセスデ
ータをプロセス受信手段76によりスキャンメモリ77
の所定のアドレスに記憶していく。図6においてスキャ
ンメモリ77の記憶の状態を示しているが、この図に示
すように識別番号N(k) に対してあらかじめ割り振られ
たスキャンメモリ77のアドレスにデータが記憶される
ため、スキャンメモリ77内の記憶データは各制御装置
30の送信メモリ34の内容を制御装置30の番号順に
並べた配列となる。結局、スキャンメモリ77では、ア
ナログ信号やデジタル信号が混在した状態になってお
り、これらの内でもセンサが未接続であったり、予備を
含んでいたりするため、マンマシン装置40で使用され
ないデータが含まれている。
【0084】これらのデータを全てマンマシン装置40
に送信すると伝送量が多くなり、伝送時間が長くなるば
かりか、マンマシン装置40が画面表示等に必要とする
データを検索する処理負荷が高くなる。このため、あら
かじめマンマシン装置40が必要とするデータをデータ
サーバ装置60が編集処理手段78により編集メモリ7
5内のソーティングデータDIに基づき編集してサービ
スメモリ79に設定し、サービス手段80によりこの内
容を伝送路51経由でマンマシン装置40にサービス信
号として送信している。
【0085】マンマシン装置40に伝送されたサービス
信号は入力伝送手段14により入力メモリ16に記憶さ
れる。表示制御手段19はグラフィックデータDVに基
づき、入力メモリ16の内容を読込んで、プラント機器
1(i) の機器シンボルO(i)を、グラフィックエリアGV
上の所定の位置(座標X(i) )にサービス信号が有す
るセンサ検出データPや制御値Q等の値を反映して表示
する。これによりオペレータは、プラント機器1(i) の
状態を監視することができる。
【0086】次に、操作情報の流れについて説明する。
【0087】オペレータが図3に示すような表示手段1
1の表示画面に対し、操作しようとしているプラント機
器1(i) の機器シンボルO(i) を入力手段12を用いて
選択すると、選択された画面上の位置は座標信号X(i)
に変換され判定手段20に伝達される。
【0088】判定手段20は、この座標信号X(i) に基
づき表示制御手段19が現在表示中のグラフィックデー
タDVの座標情報X(i) を検索して機器シンボルO(i)
が選択されたことを判定し、グラフィックデータDVの
機器シンボルO(i) に対応した操作インデックスt(i)
に基づいて、あらかじめ設定されているスイッチデータ
DG群の中からプラント機器1(i) のスイッチデータD
Gを読み出し、これを表示制御手段19に通知する。表
示制御手段19は、受け取ったスイッチデータDGに基
づいて画面の操作エリアGS に、プラント機器1(i) の
スイッチシンボルS(i) を表示する。このとき、サービ
ス信号のスイッチ情報W(i) の値を反映してスイッチシ
ンボルS(i) の文字等を色替えしたりして表示する。こ
れにより、オペレータは各スイッチの現在の位置を正確
に認識することができる。
【0089】さらに、オペレータが操作エリアGS のス
イッチシンボルS(i) のいずれかS(i,j) を入力手段1
2で選択したとき、判定手段20はスイッチシンボルS
(i,j) の操作エリアGS 上の(x,y)座標値を示す座
標信号Y(j) を入力手段12から受け取り、表示制御手
段19が現在表示中のスイッチデータDGを検索して、
スイッチシンボルS(i,j) が選択されたと判定し、スイ
ッチデータのDGの選択されたスイッチシンボルS(i,
j) に対応するスイッチ設定情報R(i,j) に対して
“1”を設定するとともに、他のスイッチ設定情報R
(i) に対して“0”を設定する。表示制御手段19は、
スイッチ設定情報R(i,j) に“1”が設定されているス
イッチシンボルS(i,j) の枠の表示を更新して「指令」
のスイッチシンボルS(EXE) を表示する。これにより、
オペレータは、意図したスイッチが確かに選択されたこ
とを確認することができる。
【0090】ついで、判定手段20は、スイッチシンボ
ルS(i,j) が選択されたとき、このマンマシン装置40
のマンマシン識別番号Mと表示中の画面番号NV と操作
インデックスt(i) と対応するスイッチ設定情報R(i,
j) に1を設定したスイッチ設定情報群R(i) をグラフ
ィックデータDVとスイッチデータDGを検索して出力
メモリ17に記憶し、出力伝送手段15に操作指令信号
として伝送路51に出力させる。
【0091】データサーバ装置60の指令受信手段70
は、伝送路51経由でマンマシン装置40からの操作指
令信号を受信し、図5に示すようにこの内容をマンマシ
ン指令メモリ71に記憶し、指令処理手段73に処理を
実行させる。
【0092】図9は、指令処理手段73の処理の流れを
示すフローチャートである。
【0093】指令処理手段73は、図9に示すように、
今回の操作指令内容をマンマシン指令メモリ71から読
み込み、前回までの各マンマシン装置40からの操作指
令内容を操作メモリ63から読み込む(ステップ20
0)。まず、操作メモリ63の今回の操作指令のマンマ
シン識別番号Mと同一のマンマシン識別番号Mに記憶さ
れている画面番号を今回の指令の画面番号NV に更新す
る(ステップ201)。
【0094】次に、今回の操作指令に操作インデックス
t(i) の設定があるか判定し(ステップ202)、設定
のない場合にはこのマンマシン識別番号Mのマンマシン
装置40で画面の更新を行ったものと判定して処理を終
了する。
【0095】今回の操作指令に操作インデックスt(i)
が設定されている場合は、プラント機器1(i) の操作要
求が発生しているため、処理の初期値としてDBL=
0、l=1を設定し(ステップ203)、l=1からl
=m(マンマシン装置40の接続台数分)まで、すなわ
ちすべてのマンマシン装置40について、操作メモリ6
3の内容に対して以下の処理を実行する。
【0096】まず、lの値が今回操作指令を発したマン
マシン装置40のマンマシン識別番号Mの値と同じかど
うか比較し(ステップ204)、同じ場合すなわち今回
操作指令を発したマンマシン装置40の場合には、プラ
ント機器1(i) の選択の重複や選択の変更を許し、lを
カウントアップし、l+1の判定に移行する(ステップ
205)。
【0097】ステップ204にてlの値が今回の操作指
令を発したマンマシン装置40のマンマシン識別番号M
と異なる場合は、操作メモリ63のマンマシン識別番号
のl番目に設定されている操作インデックスtが今回操
作指令の操作インデックスt(i) と同一か否かを判定
し、これにより今回操作しようとしたプラント機器1
(i) を他のマンマシン装置40で既に操作しているかど
うかを判定する(ステップ206)。同じ操作インデッ
クスt(i) が設定されている場合にはDBLに“1”を
設定し(ステップ207)、lをカウントアップする
(ステップ205)。また、操作インデックスtがt
(i) と同一でない場合には、プラント機器1(i)の操作
選択が他のマンマシン装置40と重複していないため、
そのままlをカウントアップする(ステップ205)。
【0098】以上、l=mまでの判定を実行した後、D
BLの値が“1”であれば今回操作しようとしているプ
ラント機器1(i) の操作が重複したものであるため、今
回操作指令のマンマシン識別番号Mに対応する選択指標
fを“1”に設定した上で一連の処理を終了し、新たな
操作指令信号の処理に移行する(ステップ208)。
【0099】また、DBLの値が“0”の場合には、今
回のプラント機器1(i) の操作選択が他の操作と重複し
ていないと判定し、操作メモリ63の今回操作指令と同
一のマンマシン識別番号Mの操作インデックスtの内容
をt(i) に更新し、選択指標fの値を“0”に設定する
とともに、マンマシン指令メモリ71に記憶のスイッチ
設定情報R(i) を読み取り、操作インデックスt(i) か
ら変換情報Zが指定する指令メモリ72のアドレスA
(i) に記憶する(ステップ209)。
【0100】操作送信手段74は、図5に示すように指
令メモリ72に記憶されている情報を特定アドレス単位
に区切り、それぞれどの制御装置30(k) 宛かを判別す
るための識別コードLを付して伝送パケットPK(k) と
し、これらを操作信号として伝送路52に出力する。
【0101】次に、操作に対するレスポンスについて説
明する。
【0102】以上の指令処理手段73により内容を更新
した操作メモリ63は、編集処理手段78により、操作
要求を発したマンマシン装置40で表示に必要とする操
作レスポンスやプラント機器1や制御装置30の状態情
報を編集して送信する。
【0103】図10は編集処理手段78の処理の流れを
示すフローチャートである。
【0104】編集処理手段78は、図10に示すよう
に、編集処理の初期値としてl=1を設定した後(ステ
ップ300)、操作メモリ63の記憶内容を読み込み
(ステップ301)、l番目に画面番号NV が設定され
ているか判定する(ステップ302)。画面番号の設定
がない場合、l番目のマンマシン装置40では画面を表
示しておらず、レスポンスの表示が不要であり、そのま
まlをカウントアップする(ステップ303)。
【0105】一方、画面番号NV が設定されている場合
は、設定された画面番号NV に対応するグラフィックデ
ータDVを編集メモリ75から検索し(ステップ30
4)、このグラフィックデータDVに基づくプロセス情
報をスキャンメモリ77から読み込んで編集し(ステッ
プ305)、編集したデータに優先コードEとl番目の
操作メモリ63の内容を付してl番目のマンマシン装置
40宛のサービス信号としてサービスメモリ79の対応
するアドレスに設定する(ステップ306)。この際、
編集処理手段78は、編集メモリ75のレスポンスデー
タDRを検索してこのアドレスを決定する。
【0106】続いて、編集処理手段78は、操作インデ
ックスtの設定の有無を判定し(ステップ307)、設
定がない場合はl番目のマンマシン装置40は画面の表
示のみ実行中として、lをカウントアップする(ステッ
プ303)。
【0107】また、操作インデックスtの設定がある場
合は、この操作インデックスtが指定するスイッチデー
タDGを編集メモリ75から検索して(ステップ30
8)、このスイッチデータDGに基づくプロセスデータ
をスキャンメモリ77から読み込んで編集し(ステップ
309)、図6に示すようにこの編集データに優先コー
ドEとl番目の操作メモリ63の内容を付してl番目の
マンマシン装置40宛のサービス信号としてサービスメ
モリ79の対応するアドレスに設定し(ステップ31
0)、lをカウントアップする(ステップ303)。
【0108】編集処理手段78は、以上の処理をl=m
まで実行した後、図6に示すように編集メモリ75のソ
ーティングデータDIに基づきスキャンメモリ77内の
プロセスデータを編集してサービスメモリ79に設定
し、サービス信号として全てのマンマシン装置40に送
信する(ステップ311)。このようにソーティングデ
ータDIに基づいて編集されたプロセス情報は、各マン
マシン装置40において記憶され、各種処理に使用され
る。
【0109】以上の編集処理により内容を更新したサー
ビスメモリ79の情報は、サービス手段80により一定
のアドレス区切りの単位にパケットPKに纏められ各マ
ンマシン装置40宛のサービス信号として伝送路51に
送信される。
【0110】各マンマシン装置40では、データサーバ
装置60より伝送路51を介して送信されたサービス信
号を入力伝達手段14により受け取り、入力メモリ16
に記憶する。
【0111】図11は、マンマシン装置40の表示制御
手段19の処理の流れを示すフローチャートである。
【0112】表示制御手段19は、図11に示すよう
に、表示中のスイッチデータDGのスイッチ設定情報R
(i,j) に基づきスイッチシンボルS(i,j) の枠の色替え
を実行する(ステップ400)。次に、入力メモリ16
の内容を読み取り(ステップ401)、表示中のグラフ
ィックデータDVおよびスイッチデータDGに基づい
て、グラフィックエリアGV 上の機器シンボルO(i) お
よび操作エリアGS 上のスイッチシンボルS(i,j) に、
サービス信号が有するプロセス検出信号Pや制御値Qお
よびスイッチ情報W(i,j) の値を反映して表示する(ス
テップ402)。
【0113】ついで、選択指標fに“1”が設定されて
いるかどうかを判定し(ステップ403)、選択指標f
が“1”の場合には、画面のメッセージエリアGM に、
操作しようとして選択したプラント機器1(i) は既に別
のマンマシン装置40で操作中である旨のメッセージを
表示する(ステップ404)。
【0114】一方、選択指標fが“0”の場合には、ス
イッチ情報W(i,j) に“1”が設定されているかどうか
を判定し(ステップ405)、スイッチ情報W(i,j) に
“1”が設定されていない場合には、次の入力メモリ1
6の内容に対する処理に移行する。
【0115】また、スイッチ情報W(i,j) に“1”が設
定されている場合には、スイッチ設定情報R(EXE) に
“1”が設定されているかどうか判定し(ステップ40
6)、“1”が設定されていない場合には、「指令」の
スイッチシンボルS(EXE) をスイッチデータDGに基づ
いて操作エリアGS 上に表示し(ステップ407)、次
の入力メモリ16の内容に対する処理に移行する。
【0116】スイッチ設定情報R(EXE) に“1”が設定
されている場合には、「指令」のスイッチシンボルS(E
XE) の枠の色替えを実行する(ステップ408)。
【0117】さらに、スイッチ情報W(EXE) に“1”が
設定されているかどうか判定し(ステップ409)、
“1”が設定されている場合には、制御装置30(k) で
プラント機器1(i) の実動作が完了しているため、スイ
ッチ設定情報R(i) を全て“0”に設定し、「指令」の
スイッチシンボルS(EXE) を画面から消去する(ステッ
プ410)。スイッチ情報W(EXE) が“1”でない場合
には、プラント機器1(i) の実動作は未完了のため、
「指令」のスイッチシンボルS(EXE) を表示のまま処理
を終了する。
【0118】以上の表示制御手段19の処理により、プ
ラント機器1(i) の操作可否や操作のために選択したプ
ラント機器1(i) の状態や、この機器の操作スイッチの
現在の選択状況やその時の制御値等を確認することがで
きる。
【0119】ここで、プラント機器1(i) を実動作に入
れるために、操作エリアGS のスイッチシンボル群S
(i) のうちの「指令」のスイッチシンボルS(EXE) を入
力手段12で選択すると、判定手段20はこのスイッチ
シンボルS(EXE) の座標信号Y(EXE) を入力手段12か
ら受け、表示制御手段19で現在表示中のスイッチデー
タDGを検索して、スイッチデータDGのスイッチシン
ボルS(EXE) に対応するスイッチ設定情報R(EXE) に
“1”を設定する。この後、表示制御手段19がスイッ
チ設定情報R(i) を反映して画面を表示する結果、「指
令」のスイッチシンボルシンボルS(EXE) の枠が色替え
して表示される。
【0120】また、判定手段20は、「指令」のスイッ
チシンボルS(EXE) が選択されたとき、このマンマシン
装置40の識別番号Mと表示中の画面番号NV と操作イ
ンデックスt(i) とスイッチ設定情報群R(i) を出力メ
モリ17に設定し、出力送信手段15に出力メモリ17
の内容を操作指令信号として伝送路51に出力する。
【0121】なお、選択中の画面を切り替えた場合、判
定手段20は表示中の画面番号NVを更新し、操作イン
デックスtとスイッチ設定情報Rをリセットして出力メ
モリ17に設定する。
【0122】同様に、同一画面上でプラント機器1やス
イッチシンボルSを選択し直したときには、操作インデ
ックスtやスイッチ設定情報Rを更新して出力メモリ1
7に設定し、出力送信手段15に出力メモリ17の内容
を操作指令信号として伝送路51に出力する。
【0123】次に、プラント機器制御の動作について説
明する。
【0124】制御装置30(k) は、データサーバ装置6
0が送信した操作信号を伝送路52を経由して操作受信
手段31により受信し、この内容を受信メモリ22に記
憶する。ここで、受信メモリ22の情報はデータサーバ
装置60が送信した操作信号の伝送パケットPK(k) の
内容と同じスイッチ設定情報R(i) である。
【0125】演算入力メモリ24には、受信したスイッ
チ設定情報R(i) に対応するスイッチ情報W(i) とプラ
ント機器1からのプロセス検出信号Pが所定のアドレス
に記憶されるが、あらかじめ制御装置30(k) で制御演
算を行うアドレスに対応した配置としている。なお、制
御装置30(k) は受信メモリ22に記憶の各スイッチ設
定情報R(i) の末尾に配されているR(EXE) が“1”に
設定されているかどうかを判定し、R(EXE) が“1”の
場合にはこのスイッチ設定情報群R(i) の各設定値をス
イッチ情報W(i) として演算入力メモリ24に設定す
る。
【0126】従来技術の説明で説明したのと同様に、制
御演算部25がこれらの情報に基づきプラント機器1
(i) の動作状態や動作量を演算決定し、これらの制御値
を制御メモリ33の所定のアドレスに記憶するととも
に、駆動メモリ26の所定のアドレスに設定し、駆動出
力手段32が、駆動メモリ26に設定された値に応じた
駆動指令信号を駆動装置2(i) に出力する。
【0127】駆動装置2(i) は、制御装置30(k) から
の駆動指令信号に従いプラント機器1(i) の動作開始や
停止等を行う。この結果、プラント機器1(i) の周辺の
プラント設備の状況が変わり、センサーの検出する信号
Pが変化する。
【0128】制御装置30(k) は、一定周期で送信メモ
リ34の所定のアドレスにプロセス入力装置23から得
たプロセス検出信号Pとスイッチ情報W(i) と制御値Q
を記憶しプロセス情報を更新している。
【0129】このため、操作されたプラント機器1(i)
の動作状態の変化等は、制御装置30(k) のプロセス入
力装置23および伝送路52とデータサーバ装置60と
伝送路51を経由してマンマシン装置40に伝達され、
当該プラント機器1(i) の機器シンボルO(i) のみなら
ず画面に表示の他のプラント設備やスイッチシンボルS
(i) の表示形態や色の更新で確認することができる。
【0130】以上の説明からも明らかなように、上記実
施の形態によれば、データサーバ装置60がマンマシン
装置40で表示に必要とするプロセスデータのデータ編
集を行いマンマシン装置40に出力するため、マンマシ
ン装置40の処理負荷を低減することができ、高精細で
高速な画面を表示することができる。
【0131】また、制御装置30の送信メモリ34に制
御装置30が受信した受信メモリ22の内容と同じ情報
を設定するようにする一方、演算入力メモリ24にはプ
ラント機器1の操作指令が要求されたときに実の機器動
作にはいるようにしたため、複数の伝送路を経由した操
作要求がオペレータの意図した通りに制御装置30に反
映され、プラント機器1を確実に操作することができ
る。
【0132】また、マンマシン装置40から操作を要求
されたプラント機器1の操作インデックスtを記憶する
操作メモリ63をデータサーバ装置60に設け、この操
作インデックスtに基づき編集手段62がプロセスデー
タを編集してマンマシン装置40に送信することによ
り、プラント機器操作に対するレスポンスを高速化する
ことができる。
【0133】また、プラント機器操作の要求をしたマン
マシン装置40を特定とする指令処理手段73と、複数
のマンマシン装置40からのプラント機器に対する操作
要求を記憶する操作メモリ63と、この操作メモリ63
に基づき、当該のプラント機器1の状態とスイッチSに
関する情報を編集してこのプラント機器1を操作要求し
たマンマシン装置40に送信する編集処理手段78とを
データサーバ装置60に設けることにより、複数のマン
マシン装置40や複数の制御装置30をデータサーバ装
置60に接続した構成とすることができる。
【0134】また、複数台のマンマシン装置40から同
一プラント機器1に対する重複操作を検出する指令処理
手段78と操作メモリ63をデータサーバ装置60に設
け、不必要なプラント機器1の操作信号を出力しないよ
うにすることにより、プラント機器1の重複操作による
悪影響を防ぐことができる。
【0135】図12は、本発明のプラント監視装置の他
の実施の形態を示すもので、マンマシン装置40とデー
タサーバ装置60との関係に絞って示している。図12
に示す実施の形態は、図4に示すデータサーバ装置60
の構成に、グラフィックデータDVおよびスイッチデー
タDGをオフラインで変更可能に記憶する編集基本メモ
リ82と、この編集基本メモリ82のグラフィックデー
タDVおよびスイッチデータDGをマンマシン装置40
に出力するとともに、編集メモリ75内のグラフィック
データDVおよびスイッチデータDGの内容を編集基本
メモリ82に基づいて更新するデータベース送信手段8
3とを付加し、図2に示すマンマシン装置40の構成
に、編集基本メモリ82のグラフィックデータDVおよ
びスイッチデータDGを受信しマンマシン装置40のグ
ラフィックデータDVおよびスイッチデータDGの内容
の更新を行うデータベース受信手段84を付加するとと
もに、データベース送信手段83からの送信データをマ
ンマシン装置40のデータベース送信手段83に伝送す
る伝送路53をさらに設けた構成としている。
【0136】上記構成において、データサーバ装置60
内の編集基本メモリ82はオンライン中でも任意に更新
される。データサーバ装置60のイニシャライズ後に内
容の改まった編集基本メモリ82の内容はデータベース
送信手段83によりデータサーバ装置60内のオンライ
ンの編集メモリ75に反映されるとともに、データベー
ス送信手段83によりデータベース受信手段84に送信
され、マンマシン装置40のグラフィックデータDVと
スイッチデータDGも編集基本メモリ82と同一の内容
に更新される。
【0137】この実施の形態は、さらに以下のように作
用することができる。
【0138】データベース送信手段83とデータベース
受信手段84とは周期的に伝送を行う。マンマシン装置
40の電源断等が発生した場合には、この周期的な伝送
が実行できないため、データサーバ装置60のデータベ
ース送信手段83はマンマシン装置40が停止したと判
定し、このマンマシン装置40に対するサービス信号の
送信を停止するとともに、一定の周期でマンマシン装置
40からの伝送開始要求を待つ状態にはいる。
【0139】この後、マンマシン装置40が電源投入さ
れ稼働を始めたとき、マンマシン装置40はデータベー
ス受信手段84より周期的な伝送開始要求をデータベー
ス送信手段83に送信し、マンマシン装置40の動作開
始をデータサーバ装置60に伝達し、データサーバ装置
60から画面表示許可信号が入力されるまで表示の処理
を停止する。
【0140】データサーバ装置60は、マンマシン装置
40から伝送開始要求を受信すると、データベース送信
手段83により停止していたマンマシン装置40宛に編
集基本メモリ82のグラフィックデータDVとスイッチ
データDGを伝送し、伝送が完了した後に表示許可信号
を送信する。
【0141】マンマシン装置40は、この表示許可信号
を受けて、グラフィックデータDVとスイッチデータD
Gに基づいて画面の表示を再開する。
【0142】これにより、マンマシン装置40の故障や
人為的なマンマシン装置40の切り放しがあっても、マ
ンマシン装置40停止復旧後には自動的にデータサーバ
装置60の有する編集基本メモリ82に基づくプラント
監視制御が可能となる。
【0143】上記の説明からも明らかなように、図1に
示す本発明の実施の形態においてはグラフィックデータ
DVとスイッチデータDGがマンマシン装置40とデー
タサーバ装置60に存在し、これらの整合性が成り立つ
ことでプラント監視制御装置の機能を実現しているが、
本実施の形態によれば、データサーバ装置60の編集手
段62が有するデータ群を本プラント監視制御装置の唯
一正しい情報として変更管理し、これらのデータの内、
グラフィックデータDVとスイッチデータDGを必要に
応じてマンマシン装置40に伝送出力するように構成す
ることにより、マンマシン装置40とデータサーバ装置
60間のデータDV、DGの不整合を有効に防止するこ
とができる。
【0144】また、データサーバ装置60の有する編集
メモリ75とは別には、オフラインで変更可能な編集基
本メモリ82を設け、これをマンマシン装置40に送信
するとともに編集基本メモリ82によって編集メモリ7
5を更新する構成とすることにより、オンライン下で読
み出し書き込みが常に行われる編集メモリ75の処理を
妨げることなく、常にマンマシン装置40とデータサー
バ装置60間のデータDV、DGの整合性をとることが
できる。
【0145】図13は、本発明のプラント監視制御装置
のさらに他の実施の形態を示すもので、図1に示す実施
の形態と比較して、2台のデータサーバ装置60a、6
0bを備え、それぞれ他方のデータサーバ装置の故障や
停止を検出し、処理の引継ぎをスムーズに行う引継手段
85a、85bを設けている。
【0146】引継手段85a、85bはともに同じ構成
を有しており、図14に示すように、データサーバ装置
60a、60bの優先順位があらかじめ設定されている
順位情報86と、他方のデータサーバ装置60の動作停
止を検出する検出回路87と、検出回路87からの切換
え信号により当該データサーバ装置60の操作送信手段
74およびサービス手段80の起動/停止を行う切換処
理手段88とで構成されている。
【0147】上記構成において、データサーバ装置60
a、60bは、引継手段85a、85bを有する点を除
いては図4に示すデータサーバ装置60と同等の構成を
有しており、データの入力とその処理についてはともに
行っているが、データの出力についてはいずれか一方が
行うよう引継手段85a、85bによって制御されてい
る。
【0148】すなわち、データサーバ装置60aの引継
手段85aにおける検出回路86は、他方のデータサー
バ装置60bの電源断や人為的な停止要求等によって発
生した停止信号を検出し、この結果を切換処理手段88
に伝達する。
【0149】切換処理手段88は、図15にその処理の
流れを示すように、検出回路86からの検出信号の内容
を読み込み(ステップ500)、他方のデータサーバ装
置60bが停止しているか否かを判定する(ステップ5
01)。他方のデータサーバ装置60bが停止していれ
ば、自己のデータサーバ装置60aからマンマシン装置
40や制御装置30に対して各々サービス信号や操作信
号を出力する必要があるため、自己のサービス手段80
および操作送信手段74を起動する(ステップ50
2)。
【0150】一方、他方のデータサーバ装置60bが稼
働している場合には、順位情報86を読み込み(ステッ
プ503)、自己のデータサーバ装置60aが順位1か
否かを判定し(ステップ504)、自己のデータサーバ
装置60aが順位1の場合には、自己のデータサーバ装
置60aからサービス信号や操作信号を出力するために
自己のサービス手段80と操作送信手段74を起動する
(ステップ502)。なお、自己のデータサーバ装置6
0aの順位が2の場合には、自己のデータサーバ装置6
0aからサービス信号や操作信号を出力しないように自
己のサービス手段80および操作送信手段74を停止す
る(ステップ505)。
【0151】以上のように、各データサーバ装置60
a、60bは常時プロセスデータや操作信号を受信し
て、これらの情報に基づく操作信号やサービス信号を送
信できる状況にある一方で、これらの情報をマンマシン
装置40や制御装置30に送信するサービス手段80と
操作送信手段74を制御する引継手段85a、85bを
設けたことにより、伝送出力中のデータサーバ装置60
が停止しても、他方のデータサーバ装置60が操作信号
やサービス信号を出力するので、送信プラント機器1の
操作スイッチに関する情報に不連続を生ずることはな
く、プラント監視制御を継続することができる。
【0152】なお、上記実施の形態においては、説明を
簡単にするため、ワンショットでプラント機器が駆動す
るプラント監視制御装置を用いて説明したが、調節計の
ような連続した駆動量をマンマシン装置40から特定伝
送路5(L) を介して制御装置30(L,k) に出力すること
も可能である。
【0153】この場合、スイッチ設定情報R(i,j) には
現在値と設定値との偏差量や、設定値等のアナログ値に
換算しうる値が設定される。また、スイッチ設定情報R
(i,j) に“1”の値が設定されている間、制御装置30
(k) がプラント機器1(i) を駆動する方式も考えられ、
各々の処理方式に対応して判定手段20や指令出力手段
61や表示制御手段19の構成を変えることで実現する
ことができる。
【0154】また、上記実施の形態においては、バス型
伝送路を用いて説明したが、スター型伝送路やループ型
伝送路や、これらの混合型としても得られる効果は同じ
である。なお、上記実施の形態では、伝送路はデータサ
ーバ装置の制御装置側とマンマシン装置側とで別々のも
のとして説明したが、伝送負荷的に低い場合には同じ伝
送路を制御装置側とマンマシン装置側とで共有しても良
い。
【0155】また、上記実施の形態では、伝送ネットワ
ークを有線で構成するものとしたが、超音波や、赤外
線、FM波等の電波によるもののような無線方式で構成
してもよい。
【0156】また、上記実施の形態では、データサーバ
装置の伝送の入出力メモリを一つずつ設け、これら各々
のメモリの番地切りで複数の制御装置やマンマシン装置
との対応を実現したが、各制御装置やマンマシン装置に
対応する独立したメモリを設けた構成としても同じ効果
を実現することができる。
【0157】また、上記実施の形態では、一つのデータ
サーバ装置に操作指令手段と編集手段と操作メモリを設
けた構成としたが、操作指令手段を受け持つデータサー
バ装置と編集手段を受け持つデータサーバ装置をそれぞ
れ設け、処理を分散させた構成とすることも可能であ
る。この場合、各データサーバ装置に操作メモリを設
け、両者の内容が同じ内容となるようにデータサーバ装
置間で伝送を行なう。
【0158】この構成により、データサーバ装置自体の
処理負荷を低減し、大規模なプラントに設けられた多数
の制御装置との情報更新を高速で実施することが可能と
なる。
【0159】また、上記実施の形態では、同一プラント
機器の操作を複数マンマシン装置から重複して行った場
合には先着優先となるようにデータサーバ装置の指令出
力手段が判定するようにしたが、後着優先とすることも
可能である。この場合には指令出力手段は操作メモリの
内容を後から入力された操作指令信号の内容に書き替え
る。
【0160】また、上記実施の形態では、一つのマンマ
シン装置から操作できるプラント機器は一台に限定して
実現したが、複数のプラント機器を同時に操作できるよ
うに、マンマシン装置の判定手段の処理やデータサーバ
装置の指令出力手段および編集手段を変更し、操作メモ
リに複数プラント機器の操作インデックス等の情報を保
存するように構成することも可能である。
【0161】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、卓上
型計算機を適用したマンマシン装置とデータサーバ装置
とを利用して、データサーバ装置がマンマシン装置で表
示に必要とするプロセスデータのデータ編集を行うこと
により、マンマシン装置の処理負荷を低減し、安価で高
機能で高精細なプラント監視制御装置を実現することが
できる。
【0162】また、マンマシン装置から制御装置に出力
したスイッチ設定情報を、制御装置がスイッチ情報とし
てマンマシン装置に返すとともに、マンマシン装置から
操作実行指令が要求されたとき、制御装置が実の機器動
作にはいるようにすることにより、機器監視および機器
操作において信頼性の高いプラント監視制御装置を実現
することができる。
【0163】また、データサーバ装置がマンマシン装置
から操作を要求されたプラント機器を判断し、操作指令
情報を管理するとともにこのプラント機器についてプロ
セスデータを編集してマンマシン装置に送信することに
より、プラント機器の重複操作を阻止するとともにプラ
ント機器操作に対するレスポンスの高速化を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラント監視制御装置の一実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】図1に示すマンマシン装置40の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1に示すマンマシン装置40において、表示
画面とグラフィックデータDVおよびスイッヂータDG
並びに出力メモリ17との関係を説明する図である。
【図4】図1に示すデータサーバ装置60の構成を示す
ブロック図である。
【図5】図4に示す指令処理手段73の作用を示す図で
ある。
【図6】図4に示す編集処理手段78の作用を示す図で
ある。
【図7】図1に示す制御装置30のの構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】図7に示すプロセス入力手段23の内部構成を
例示する図である。
【図9】図4に示す指令処理手段73の処理の流れを示
すフローチャートである。
【図10】図4に示す編集処理手段78の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図11】図3に示す表示制御手段19の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図12】本発明のプラント監視制御装置の他の実施の
形態を示すブロック図である。
【図13】本発明のプラント監視制御装置のさらに他の
実施の形態を示すブロック図である。
【図14】図13に示す引継手段85aの構成を示すブ
ロック図である。
【図15】図14に示す切換処理手段88の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図16】プラント監視制御装置の従来例を示すブロッ
ク図である。
【図17】従来のマンマシン装置4における表示画面と
グラフィックデータDVおよびスイッヂータDG並びに
出力メモリ17との関係を説明する図である。
【図18】図16に示す制御装置3の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1………プラント機器,2………駆動装置,3、30…
……制御装置、4、40………マンマシン装置、5、5
1、52、53……伝送路、11………表示手段、12
………入力手段、13………データ入出力手段、14…
……入力伝送手段、15………出力伝送手段、16……
…入力メモリ、17………出力メモリ、19………表示
制御手段、20………判定手段、22………受信メモ
リ、23………プロセス入力装置、24………演算入力
メモリ、25………制御演算部、26………駆動メモ
リ、31………操作受信手段、32………駆動出力手
段、33………制御メモリ、34………送信メモリ、3
5………プロセス送信手段、60………データサーバ装
置、61………指令出力手段、62………編集手段、6
3………操作メモリ、70………指令受信手段、71…
……マンマシン指令メモリ、72………指令メモリ、7
3………指令処理手段、74………操作送信手段、75
………編集メモリ、76………プロセス受信手段、77
………スキャンメモリ、78………編集処理手段、79
………サービスメモリ、80………サービス手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段および入力手段を備え、プラン
    トの機器操作に必要な情報およびプラントの監視情報を
    含むサービス信号を受信して前記必要な情報および監視
    情報を前記表示手段に表示するとともに、前記入力手段
    を介して入力されたプラント機器に対する操作要求に基
    づいて当該プラント機器の操作指令信号を送信する少な
    くとも1つのマンマシン装置と、前記操作要求に応じて 前記プラント機器を制御するとと
    もに各プラント機器の状態情報および前記操作要求を受
    けたか否かを示すスイッチ情報を含むプロセスデータを
    送信する制御装置と、 前記マンマシン装置から受信したプラント機器の操作指
    令信号に基づき前記操作要求が重複するか否かを判定し
    て重複しない場合に前記制御装置に当該プラント機器の
    操作信号を送信するとともに、受信した前記操作指令信
    号に基づいて前記制御装置からのプロセスデータを前記
    マンマシン装置が必要とするデータに編集しサービス信
    号として前記マンマシン装置に送信するデータサーバ装
    置とを具備することを特徴とするプラント監視制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、前記マンマシン装置か
    ら前記データサーバ装置を経由して受信したプラント機
    器の操作信号による該プラント機器の動作状態の変化情
    報を、前記データサーバ装置を経由して前記マンマシン
    装置へ通知することを特徴とする請求項1記載のプラン
    ト監視装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、 前記データサーバ装置からの操作信号を記憶する受信メ
    モリと、 各プラント機器からのプロセス検出信号を入力するプロ
    セス入力装置と、 このプロセス入力装置からのプロセス検出信号および前
    記受信メモリ内の情報を記憶する演算入力メモリと、 この演算入力メモリに基づいて制御演算を実行する制御
    演算部と、 この制御演算部による制御演算結果に基づいて対応する
    プラント機器を駆動する駆動指令信号を出力する駆動出
    力手段と、 前記受信メモリ内の情報および前記プロセス入力装置か
    らのプロセス検出信号を記憶する送信メモリと、 この送信メモリ内の情報をプロセスデータとして前記デ
    ータサーバ装置に送信するプロセスデータ送信手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1または2記載のプラン
    ト監視制御装置。
  4. 【請求項4】 前記データサーバ装置は、 前記マンマシン装置別にプラント機器の操作指令情報を
    記憶する操作メモリと、 前記マンマシン装置からプラント機器の操作指令信号を
    受信したとき、この操作指令信号に基づいて前記操作メ
    モリの当該マンマシン装置に対応する操作指令情報を更
    新するとともに、前記制御装置に当該プラント機器の操
    作信号を出力する指令出力手段と、 前記制御装置からプロセスデータを入力して前記操作メ
    モリ内の操作指令情報に基づいて前記マンマシン装置ご
    とに表示中のプラント機器およびスイッチにかかる情報
    を編集し、サービス信号としてそれぞれ対応するマンマ
    シン装置に出力する編集手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のプラント監視制御装置。
  5. 【請求項5】 前記編集手段は、前記制御装置からのプ
    ロセスデータを前記マンマシン装置が必要とするデータ
    を示した所定の並べ替えデータに基づいて編集し、サー
    ビス信号としてすべてのマンマシン装置に送信すること
    を特徴とする請求項4記載のプラント監視制御装置。
  6. 【請求項6】 前記指令出力手段は、前記マンマシン装
    置からプラント機器の操作指令信号を受信したとき、前
    記操作メモリを参照して他のマンマシン装置から同じプ
    ラント機器に対して操作指令が出されていないかどうか
    を判定し、同一のプラント機器に対して操作指令が出さ
    れていないとき、前記制御装置に当該プラント機器の操
    作信号を出力することを特徴とする請求項4記載のプラ
    ント監視制御装置。
  7. 【請求項7】 前記指令出力手段は、前記マンマシン装
    置からプラント機器の操作指令信号を受信したとき、前
    記操作メモリを参照して他のマンマシン装置から当該プ
    ラント機器に対して操作指令が出されているかどうかを
    判定し、前記操作メモリに重複操作であるか否かを示す
    選択指標を設定することを特徴とする請求項4または6
    記載のプラント監視制御装置。
  8. 【請求項8】 前記編集手段は、前記マンマシン装置別
    に編集しサービス信号として送信するデータに前記操作
    メモリに設定されている前記選択指標を付加することを
    特徴とする請求項7記載のプラント監視制御装置。
  9. 【請求項9】 前記マンマシン装置は、前記データサー
    バ装置からのサービス信号に重複操作であることを示す
    前記選択指標が含まれていたとき、前記表示手段に要求
    された機器操作が重複操作であることを知せるメッセー
    ジを表示することを特徴とする請求項8記載のプラント
    監視制御装置。
  10. 【請求項10】 前記マンマシン装置は、画面ごとに表
    示するプラント機器のシンボル情報を記憶するグラフィ
    ックデータ、および前記プラント機器ごとに表示するス
    イッチのシンボル情報を記憶するスイッチデータを内蔵
    し、オペレータからの画面表示要求によりその画面の前
    記グラフィックデータに設定されているプラント機器シ
    ンボルを前記データサーバ装置からのサービス信号を反
    映して前記表示手段に表示し、この画面に表示されたプ
    ラント機器シンボルの中から任意のプラント機器シンボ
    ルが前記入力手段を介して選択されたとき、当該プラン
    ト機器の前記スイッチデータに設定されている操作スイ
    ッチシンボルを前記データサーバ装置からのサービス信
    号を反映して前記表示手段に表示し、この表示手段に表
    示された操作スイッチシンボルが前記入力手段を介して
    操作されたとき、当該プラント機器に対する操作指令信
    号を出力することを特徴とする請求項1記載のプラント
    監視制御装置。
  11. 【請求項11】 前記データサーバ装置は、前記マンマ
    シン装置からプラント機器の操作指令信号を受信したと
    き、他のマンマシン装置から当該プラント機器に対して
    操作指令が出されていないかどうかを判定し、その判定
    結果を前記サービス信号に付加して前記マンマシン装置
    へ返送し、前記マンマシン装置は、前記データサーバ装
    置からのサービス信号に重複操作でないことを示す情報
    が含まれていたとき、前記スイッチデータに基づいて前
    記表示手段に前記プラント機器の操作を許可する指令ス
    イッチシンボルをさらに表示し、この指令スイッチシン
    ボルが前記入力手段を介して選択されたとき、前記制御
    装置に前記プラント機器の操作を実行するよう指令する
    操作指令信号を出力することを特徴とする請求項10記
    載のプラント監視制御装置。
  12. 【請求項12】 前記制御装置は、 前記データサーバ装置からの操作信号を記憶する受信メ
    モリと、 各プラント機器からのプロセス検出信号を入力するプロ
    セス入力装置と、 前記データサーバ装置からの操作信号が操作実行を指令
    する情報を含んでいるとき前記受信メモリ内の情報およ
    びこのプロセス入力装置からのプロセス検出信号を記憶
    する演算入力メモリと、 この演算入力メモリに基づいて制御演算を実行する制御
    演算部と、 この制御演算部による制御演算結果に基づいて対応する
    プラント機器を駆動する駆動指令信号を出力する駆動出
    力手段と、 前記受信メモリ内の情報および前記プロセス入力装置か
    らのプロセス検出信号を記憶する送信メモリと、 この送信メモリ内の情報をプロセスデータとして前記デ
    ータサーバ装置に送信するプロセスデータ送信手段とを
    備えたことを特徴とする請求項11記載のプラント監視
    制御装置。
  13. 【請求項13】 前記制御装置は、前記制御演算部の制
    御演算によって得られる制御値を記憶する制御メモリを
    さらに備え、前記送信メモリが前記制御メモリ内の情報
    を記憶することを特徴とする請求項3または12記載の
    プラント監視装置。
  14. 【請求項14】 前記プラント機器の操作指令信号が、
    当該操作指令信号を発生したマンマシン装置を識別する
    情報と、当該プラント機器を表示する画面を識別する情
    報と、当該プラント機器を識別する情報と、当該プラン
    ト機器の操作内容を示すスイッチ設定情報とを有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記
    載のプラント監視制御装置。
  15. 【請求項15】 前記プラント機器の操作信号が、当該
    プラント機器を識別する情報と、当該プラント機器の操
    作内容を示すスイッチ設定情報とを有することを特徴と
    する請求項1ないし14のいずれか1項に記載のプラン
    ト監視制御装置。
  16. 【請求項16】 前記スイッチ設定情報が、当該プラン
    ト機器の操作内容に従って操作を実行するか否かの情報
    を含むことを特徴とする請求項14または15記載のプ
    ラント監視制御装置。
  17. 【請求項17】 前記データサーバ装置と少なくとも一
    つ以上の前記マンマシン装置が伝送路を介して接続さ
    れ、前記データサーバ装置と少なくとも一つ以上の前記
    制御装置が前記伝送路または第2の伝送路を介して接続
    されることを特徴とする請求項1ないし16のいずれか
    1項に記載のプラント監視制御装置。
  18. 【請求項18】 前記データサーバ装置が、前記マンマ
    シン装置が持つ前記グラフィックデータおよびスイッチ
    データと同じ内容のデータを格納し、これらのグラフィ
    ックデータおよびスイッチデータが前記制御装置からの
    プロセスデータの編集に提供される編集メモリと、この
    編集メモリの内容と同じ前記グラフィックデータおよび
    スイッチデータを任意に変更可能に格納する編集基本メ
    モリと、この編集基本メモリの内容を読み出し、前記マ
    ンマシン装置に送信するとともに前記編集メモリをこの
    内容に更新するデータベース送信手段とを備え、前記マ
    ンマシン装置が、前記データベース送信手段から送信さ
    れた前記編集基本メモリの内容を受信し、当該マンマシ
    ン装置内の前記グラフィックデータおよびスイッチデー
    タを更新するデータベース受信手段を備えたことを特徴
    とする請求項10記載のプラント監視制御装置。
  19. 【請求項19】 前記データサーバ装置が少なくとも2
    台設置され、それぞれ前記マンマシン装置からのプラン
    ト機器の操作指令信号の入力および前記制御装置からの
    プロセスデータの入力を行うとともに、相互の異常を監
    視して、一方のデータサーバ装置が異常のとき、または
    他方のデータサーバ装置の優先順位が1位のとき、他方
    のデータサーバ装置が前記マンマシン装置へのサービス
    信号の出力および前記制御装置へのプラント機器の操作
    信号の出力を実行し、一方のデータサーバ装置は前記出
    力を停止することを特徴とする請求項1ないし18のい
    ずれか1項に記載のプラント監視制御装置。
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