JP3212405U - 電柱吊具 - Google Patents

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邦男 亀井
邦男 亀井
中村 崇
崇 中村
政典 佐藤
政典 佐藤
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日本電設工業株式会社
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Abstract

【課題】電柱の建植作業において、安全性および作業性を向上できる電柱吊具を提供する。【解決手段】電柱吊具1は、電柱拘束部2とワイヤ係止部3とを備える。電柱を拘束する環状バンドである。環状は、二つの半円から構成され、半円状バンド21,22とが対向して結合し、環状バンドが縮径することにより、電柱拘束部2は電柱の外周面に密着して、電柱を拘束する。ワイヤ係止部3は電柱拘束部(環状バンド)2の直径方向両端に設けられる。ワイヤ係止部3には、フック等を介してワイヤが係止される。ワイヤ係止部3は回動機構を有する。回動機構は電柱拘束部2に対するワイヤ方向を任意に調整する。【選択図】図2

Description

本考案は電柱吊具に関し、特に、玉掛けワイヤに代わる電柱吊具に関するものである。
電柱を新設する際の建植作業(撤去含む)において、電柱にワイヤを巻き掛け、ワイヤにフックを掛けてクレーン車等で引き上げることで電柱を吊り上げる、いわゆる玉掛け作業が行われている(例えば特許文献1)。
実用新案登録3121512号公報
玉掛け作業は一見容易に見えるが、作業者の熟練度による差異が大きい。未熟な作業員では、安全性や作業性が低下する。
特許文献1では、ワイヤすり抜け防止具を提案しているが、玉掛けワイヤの不具合を補うものであり、玉掛けワイヤに代わるものではない。
本考案は上記課題を解決するものであり、電柱の建植作業において、安全性および作業性を向上できる電柱吊具を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本考案は、電柱の外周面に設けられ、電柱を拘束する電柱拘束部と、前記電柱拘束部の直径方向両端に設けられるワイヤ係止部とを備える電柱吊具である。
電柱拘束部により確実に電柱を保持する。ワイヤ係止部により確実に電柱を吊り上げる。これにより安全性および作業性が向上する。
好ましくは、前記ワイヤ係止部は、前記電柱拘束部に対するワイヤ方向を任意に調整する回動機構を有する。
これにより、電柱の吊状態角度に関係なく、ワイヤは垂直方向を向く。その結果、ワイヤやワイヤ係止部に不自然な負荷が発生するおそれもなく、ワイヤにキンク等不具合が発生するおそれもない。
好ましくは、前記電柱拘束部は、2以上の部材から構成され、各部材同士が当接されることにより、電柱を拘束する。
これにより、より確実に電柱を保持する。
好ましくは、電柱の外周面に設けられ、2つの部材同士が当接されることにより、電柱を拘束する電柱拘束部と、前記電柱拘束部の直径方向両端に設けられ、前記電柱拘束部に対するワイヤ方向を任意に調整する回動機構を有するワイヤ係止部と、を備え、前記電柱拘束部における部材当接位置と、前記電柱の中心相当位置と、前記ワイヤ係止部の設置位置とが形成する角度が90度以外である。
部材当接位置とワイヤ係止部との位置関係を調整し、広いエリアと狭いエリアを形成する。例えば2つの架線の間に電柱を通す場合、広いエリアを架線に対向させる。これにより2つの架線の間に電柱を通すことを容易にし、作業性が向上する。
本考案の電柱吊具によれば、電柱の建植作業において、安全性および作業性を向上できる。
電柱吊具 構成図(斜視図) 電柱吊具 構成図(平面図) 回動機構 構成図(分解斜視図) 三角吊具 構成図(斜視図) 電柱吊具および三角金具 使用状態説明図 変形例 変形例
〜電柱吊具 構成〜
図1および図2は、電柱吊具1の構成図である。図1は斜視図であり、図2は平面図である。
電柱吊具1は、電柱拘束部2とワイヤ係止部3とを備える。
電柱拘束部2は、電柱の外周面に設けられ、電柱を拘束する環状バンドである。例えば、電柱外径の1/4〜1/2程度の幅を持つ。
環状は、二つの半円から構成される。すなわち、半円状バンド21と半円状バンド22とが対向して結合することにより、電柱拘束部2が形成される。
半円状バンド21,22は両端にフランジ23を有する。フランジ23同士が対向するように当接している。フランジ23に設けられた孔を介してボルト締めする。
環状バンドの内径は電柱外径におおよそ相当する。ボルト締めにより、環状バンドが縮径することにより、電柱拘束部2は電柱の外周面に密着して取り付けられる。すなわち電柱を拘束する。
ワイヤ係止部3は電柱拘束部(環状バンド)2の直径方向両端に設けられる。図示の例では、フランジ23当接位置と、電柱の中心相当(環状バンド中心)位置と、ワイヤ係止部3設置位置とが形成する角度が90度である。
ワイヤ係止部3には、フック等を介してワイヤが係止される。
ワイヤ係止部3は回動機構31を有する。回動機構31は電柱拘束部2に対するワイヤ方向を任意に調整する。
図3は、回動機構の構成図であり、分解斜視図である。回動機構31は、軸本体部32と、回転部33と、抑え留部34とを有する。
軸本体部32は電柱拘束部2に連続し、半径外方向に延設されている。回転部33はワイヤ係止孔を有し、軸本体部32周りを回転する。抑え留部34は軸本体部32先端に設けられ、回転部33が軸本体部32から外れることを抑える。
軸本体部32の外面または回転部33の内面には、亜鉛メッキの上に二硫化モリブデンの塗装を施す。これにより、回転の摩擦による亜鉛メッキの剥離を防ぎ、且つ無給油でも摺動性を保てる。
ワイヤの方向に従動して回転部33は軸本体部32周りを回動する。その結果、回動機構31は、電柱拘束部2に対するワイヤ方向を任意に調整する。
〜三角吊具 構成〜
図4は、三角吊具4の構成図であり、斜視図である。三角吊具4は、電柱吊具1とセットで用いられる。三角吊具4は、底辺部41と、2つの斜辺部42,43とを有する。
底辺部41は2枚の鋼板が重ねられ、斜辺部42,43より厚くなっており、圧縮力に耐えられる。一方、斜辺部42,43には引張力が作用するため、底辺部41より薄くてもよい。
底辺部41の両端にはワイヤ係止孔が設けられている。底辺部41のワイヤ係止孔の間隔はワイヤ係止部3のワイヤ係止孔の間隔とほぼ同じである。
斜辺部42,43の交点である頂部に吊孔が設けられている。吊孔は鋼板により補強されている。
三角形内部には力が作用しないため、中空で良い。
〜使用状態説明および効果〜
図5は、電柱吊具1および三角金具4の使用状態に係る説明図である。適宜効果についても説明する。
電柱拘束部2の半円状バンド21,22により挟み込むように電柱を拘束する。
玉掛けワイヤは細く、電柱すり抜けのおそれがあるのに対し、本願電柱拘束部(環状バンド)2は幅を有し、確実に電柱を拘束する。
玉掛け作業では、電柱の自重により、ワイヤが締まるのに対し、本願電柱拘束部2ではボルト締めをおこない、電柱拘束を確認した後に吊作業をおこなう。
このように、従来技術に比べて安全性が向上する。
次に、電柱吊具1のワイヤ係止孔および三角吊具4のワイヤ係止孔にワイヤを接続する。三角吊具4の頂部を介して、電柱を吊り上げる。
玉掛け作業では、ワイヤ拘束箇所に不自然な負荷が発生するおそれがあり、ワイヤにキンク等が発生するおそれがある。
一方、本願回動機構31の作用により、電柱の吊状態角度に関係なく、ワイヤは垂直方向を向く。したがって、ワイヤやワイヤ係止部3に不自然な負荷が発生するおそれもなく、ワイヤにキンク等不具合が発生するおそれもない。
このように、従来技術に比べて安全性が向上する。
さらに、過度に安全性に留意することが減る結果、作業性も向上する。
〜変形例1〜
本願は上記実施形態に限定されず、考案の技術思想の範囲で種々の変形が可能である。
図6は、回動機構の変形例である。回動機構35は、U字取手36と、シャックル37とを有する。
U字取手36は電柱拘束部2に電柱拘束部2に連続し、半径外方向に延設されている。シャックル37はU字部を有し、U字取手36のU字内側とシャックル37のU字内側が摺動可能に接している。両者の何れか、または、両方に摺動性を保つ塗料を施してもよい。
シャックル37にはワイヤが係止される。
横倒し状態の電柱を吊り上げて建てる場合、U字取手36のU字内側とシャックル37のU字内側が摺動する作用より、電柱の吊状態角度に関係なく、ワイヤは垂直方向を向く。したがって、ワイヤやワイヤ係止部3に不自然な負荷が発生するおそれもなく、ワイヤにキンク等不具合が発生するおそれもない。
このように、上記実施形態同様の効果を期待できる。
〜変形例2〜
図7は、フランジ23当接位置とワイヤ係止部3との位置関係の変形例である。
上記実施形態では、フランジ23当接位置と、電柱の中心相当位置と、ワイヤ係止部3設置位置とが形成する角度が90度であるが、変形例2では、フランジ23当接位置と、電柱の中心相当位置と、ワイヤ係止部3設置位置とが形成する角度が例えば135度(補角45度)としてもよい。
上記実施形態では、例えば既設の2つの架線の間に電柱を通す場合、フランジ23当接箇所が出っ張り、障害となるおそれがある。
変形例2では、フランジ23当接箇所の影響が少ない面が存在し、吊り上げた電柱を水平面において微小回転させ、当該面を架線と対向させることで、2つの架線の間に電柱を通すことを容易にする。
これにより、更に作業性が向上する。
1 電柱吊具
2 電柱拘束部
3 ワイヤ係止部
4 三角吊具
21,22 半円状バンド
23 フランジ
31 回動機構
32 軸本体部
33 回転部
34 抑え留部
35 回動機構(変形例)
36 U字取手
37 シャックル
41 底辺部
42,43 斜辺部

Claims (4)

  1. 電柱の外周面に設けられ、電柱を拘束する電柱拘束部と、
    前記電柱拘束部の直径方向両端に設けられるワイヤ係止部と
    を備えることを特徴とする電柱吊具。
  2. 前記ワイヤ係止部は、前記電柱拘束部に対するワイヤ方向を任意に調整する回動機構を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の電柱吊具。
  3. 前記電柱拘束部は、2以上の部材から構成され、
    各部材同士が当接されることにより、電柱を拘束する
    ことを特徴とする請求項1記載の電柱吊具。
  4. 電柱の外周面に設けられ、2つの部材同士が当接されることにより、電柱を拘束する電柱拘束部と、
    前記電柱拘束部の直径方向両端に設けられ、前記電柱拘束部に対するワイヤ方向を任意に調整する回動機構を有するワイヤ係止部と、
    を備え、
    前記電柱拘束部における部材当接位置と、前記電柱の中心相当位置と、前記ワイヤ係止部の設置位置とが形成する角度が90度以外である
    ことを特徴とする電柱吊具。
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