JP3212222B2 - 被変調フィードバック・ループを有するアナログ−ディジタル・コンバータ - Google Patents

被変調フィードバック・ループを有するアナログ−ディジタル・コンバータ

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JP3212222B2 JP16158794A JP16158794A JP3212222B2 JP 3212222 B2 JP3212222 B2 JP 3212222B2 JP 16158794 A JP16158794 A JP 16158794A JP 16158794 A JP16158794 A JP 16158794A JP 3212222 B2 JP3212222 B2 JP 3212222B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被変調フィードバック
・ループを有するアナログ−ディジタル・コンバータに
関するものである。
【0002】本発明の分野は、アナログ入力信号をディ
ジタル出力信号に変換する分野であり、より正確にいえ
ば、出力デジタル信号が高い分解能を示さなければなら
ない場合や、あるいは入力信号が大きなダイナミック・
レンジを持っている場合に適用される。
【0003】
【従来の技術】この特定の分野においては、とりわけ受
信器の入力信号が100 dBあるいはそれ以上に大幅に変動
する可能性がある無線通信システムが重要となる。
【0004】そこで、ベース帯域内にある入力信号を変
換するために、シグマ−デルタ・タイプのコンバータを
用いることが知られている。その主な利点は以下のとお
りである。
【0005】構成部品の欠陥に対して敏感でない。
【0006】容易に回路内に組み込める。
【0007】同じ性能を持つ同等品(フラッシュ・コン
バータ)に比して電力消費量が少ない。
【0008】分解能が高い割りには直線性が良い。
【0009】シグマ−デルタ・コンバータは、しばしば
低域フィルタ機能を備えている。したがって、中心周波
数fo の前後に帯域幅Bを占める入力信号に対しては、
低域フィルタは少なくともfo +B/2に等しい遮断周
波数を持つ必要がある。遮断周波数を高くすると、結果
として部品コストが上昇することが知られている。さら
に、コンバータによって決まるサンプリング周波数fe
についても、遮断周波数を高くすると、S/N比が低下
する。
【0010】こうした状況を改善するため、低域フィル
タ機能を帯域フィルタ機能で置き換えることが考えられ
た。この解決法は、特に J.H. DRESSLER の論文“Inte
rpolative Bandpass A/D Conversion ”、 signal proc
essing、 Elsevier Sciencepublishers B.V. 、第 22
巻、 139 - 151ページ(1991年)に記載されている。
【0011】一般に、帯域フィルタの中心周波数とし
て、入力信号の帯域幅の中心周波数fo を採用すること
が決められている。その場合、低域フィルタを備えたシ
グマ‐デルタ・コンバータに比べて(sin x )/x で表
される減衰が生じる。ただし、xはπfo /fe という
値を取る。これについては後ほど説明する。帯域フィル
タの中心周波数fo が高くなるほど、減衰が大きいとい
う結果になる。当然、減衰の増加はS/N比の低下をも
たらす。
【0012】この現象を制限するための解決法は存在す
るが、この解決法について説明するには、その前に図1
を参照しながらシグマ‐デルタ・コンバータの働きを手
短に述べるのが便利である。このコンバータは減算器1
を含んでおり、減算器1は入力信号x(t)と基準信号
Ur(t)とを受信し、それらの差を求める。次にコンバ
ータはフィルタ2を含んでおり、フィルタ2は減算器1
の出力信号を受信し、フィルタリングされた信号を生成
する。このコンバータに含まれるサンプリング回路3
は、フィルタリングされた信号を受信してサンプリング
を行なう。量子化回路4は、このサンプリング信号を基
にして、ディジタル偏差信号y(t)を出力する。この
コンバータも、同じくフィードバック・ループを含んで
いる。このフィードバック・ループはディジタル−アナ
ログ・コンバータ5を含んでおり、コンバータ5は偏差
信号y(t)を基にして基準信号 Ur (t)を生成す
る。さらにここで、一例として、量子化回路4が2値の
信号を生成する、すなわち量子化回路が単なる比較器に
還元されると仮定する。
【0013】前述の減衰現象は、サンプリング周波数f
e が中心周波数fo より小さい場合に特に著しい。事
実、最大振幅Uref を有する基準信号Ur (t)は、偏
差信号y(t)と同じ頻度で、すなわちサンプリングの
周期Te ごとに値が変化しやすい。ここで、Teは明ら
かにサンプリング周波数fe の逆数に等しい。こうし
て、ディジタル−アナログ・コンバータ5の出力として
のインパルスは、図2Aに示すとおり、持続時間Teの
間だけ振幅Urefを有する。図2Bに示したインパル
ス応答あるいは周波数応答のフーリエ変換S(f)は、
コンバータ5が低域フィルタ機能を備えているので、前
述の(sin x)/xという形をしている。中心周波
数fo の値が、サンプリング周波数fe の例えば2.2
5倍ならば、減衰が極めて大きくなることは明らかであ
る。
【0014】既知の解決法は、インパルスの幅を減少さ
せて、ディラックのδ関数の理想形に近付けることにあ
る。しかし、Uref・Teという一定面積を保つため
に、インパルスの振幅を増大させる必要がある。一例と
して、図3Aに示すように、インパルスの持続時間を4
で割って、その振幅を4倍にしてみる。インパルス応答
あるいは周波数応答のフーリエ変換S(f)を図3Bに
示す。たしかに減衰は減少したが、それでもまだ比較的
大きい。
【0015】しかも、基準信号の振幅を大きくすること
は、少なくとも2つの理由から好ましくない。第一に、
そうすることを可能にするエネルギーの供給が可能でな
ければならない。しかし常にそれが可能とは限らず、希
望する振幅の増大度が大きい場合には特にそうである。
第2の理由は、ディジタル−アナログ・コンバータ5の
立ち上がり時間および、同じく減算器1の対応する入力
段の立ち上がり時間に関係している。基準信号Ur
(t)は理論上、無限勾配d(Ur)/dtを示さなけ
ればならないが、実際にはそのようにはならず、この勾
配は一定値kを取る。したがって、偏差信号y(t)の
値が変化してから、減算器の出力信号中でその変化が全
体に及ぶまでの遅れは、基準信号の振幅が増加するほ
ど、ますます大きくなる。さらに、所望の理論的インパ
ルスが、この値kを上回る振幅/持続時間比を持ち、従
って、実際のインパルスが決して所望の振幅に達しない
ことさえ起こり得る。この場合シグマ‐デルタ・コンバ
ータの性能がひどく低下することは言うまでもない。
【0016】従って、インパルスの波形を変更すること
による解決法は、提起した課題に対する決定的な答えを
もたらさない。
【0017】
【発明が解決しようとしている課題】したがって、本発
明の目的は、中心周波数fo の値より小さな周波数帯域
Bを占める信号の処理に適したアナログ−ディジタル・
コンバータを提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】このアナログ−ディジタ
ル・コンバータはアナログ入力信号を受信して、ディジ
タル偏差信号を生成する。このアナログ−ディジタル・
コンバータは、入力信号と基準信号との差を求めるため
の減算器と、その差を基にして偏差信号を生成するため
の変換ブロックと、偏差信号に応答して比較信号を出力
するディジタル−アナログ・コンバータと、このコンバ
ータを用いて基準信号を生成するためのフィードバック
・ループとを含んでいる。本発明によれば、入力信号に
対して中心周波数を割り当てたとき、フィードバック・
ループはさらに、アナログ−ディジタル・コンバータに
よるゼロ周波数の周波数応答を、この中心周波数のほう
にシフトさせるためのシフト手段を含んでおり、このシ
フト手段が、比較信号を基にして基準信号を生成する。
【0019】
【作用】アナログ−ディジタル・コンバータの好ましい
実施例においては、このシフト手段として変調器を用
い、その変調器が、変調信号によって比較信号を変調す
ることにより基準信号を生成する。
【0020】このようにして、すなわち減衰の低減と、
従ってアナログ−ディジタル・コンバータの性能向上を
もたらす便利な手段が得られる。
【0021】第1のオプションによれば、変調信号は中
心周波数に等しい変調周波数のところにスペクトル成分
を有すると考えることができる。
【0022】さらに、簡単な解決法によれば、基準信号
は比較信号と変調信号との積である。
【0023】本発明は当然、変換ブロックが、あるサン
プリング周波数で作動するサンプリング回路を含み、そ
れにより偏差信号がサンプリング期間の間、一定値を保
つような場合にも適用される。
【0024】したがって、第2のオプションに従えば、
変調信号は、サンプリング周波数の半分の倍数に等しい
変調周波数のところにスペクトル成分を有する。
【0025】さらに、変調信号は各サンプリング期間の
終わりに正の値を有する。
【0026】さらにまた、変換ブロックは中心周波数を
中心とする帯域フィルタと、量子化回路とを含んでい
る。
【0027】この量子化回路として、比較器を用いるの
が有利である。
【0028】いずれの場合も、ディジタル−アナログ・
コンバータとシフト手段との間に低域フィルタを追加す
ることができる。
【0029】
【実施例】添付の図面を参照しながら、以下の説明を読
めば本発明が、より正確に明らかになろう。
【0030】各要素に対して異なる図面にあっても、だ
た一つの参照番号を割り当てることにする。
【0031】シグマ‐デルタ・コンバータは一般に、本
来の意味での変換とディジタル処理という2つの機能を
備えており、ディジタル処理には、特にフィルタリング
動作とデジタル化動作が含まれている。本発明は本来の
意味での変換に関するものであり、すなわち、量子化回
路の出力に基づいて偏差信号を得るための手段のアセン
ブリを対象としている。したがって、今後は、アナログ
−ディジタル・コンバータという語が、そうした手段の
みを指すものとする。
【0032】本発明は、図2Bに概略的に誇張して表し
た減衰現象を矯正することを意図している。
【0033】そのために、周波数f=0のインパルス応
答のフーリエ変換S(f)である周波数応答の主ローブ
を、シフト手段によって中心周波数fo のほうにシフト
させる。
【0034】周知のとおり、図4を参照すると、シグマ
‐デルタ・コンバータは減算器1を含んでおり、これは
入力信号x(t)と基準信号 Ur (t)を受信して、そ
れらの差を求める。その他に、このコンバータ内に含ま
れている帯域フィルタ2は、減算器1の出力信号を受信
し、フィルタリングした信号を生成し、またサンプリン
グ回路3は、フィルタリング信号を受信して、サンプル
を生成し、また量子化回路4は、これらのサンプルを基
にディジタルの偏差信号y(t)を出力する。ここで一
例として、量子化回路4が2値信号を生成すると仮定す
ると、量子化回路は単なる比較器となる。フィルタ2
と、サンプリング回路3と、量子化回路4から成るアセ
ンブリは、専門家によく知られた機能を果たすので、こ
れを変換ブロックと呼ぶことにする。
【0035】シグマ−デルタ・コンバータは同じく、フ
ィードバック・ループを含んでいる。このループは、デ
ィジタル−アナログ・コンバータ5を備えており、偏差
信号y(t)を基に比較信号Uc(t)を生成する。
【0036】本発明によれば、フィードバック・ループ
はシフト手段を含んでおり、これが比較信号Uc(t)
を基にして基準信号Ur(t)を生み出している。
【0037】オプションとして、ディジタル−アナログ
・コンバータ5の出力部に低域フィルタ6を設けてもよ
い。このフィルタの機能についてはあとで説明する。
【0038】次に、このシフト手段の実施例について説
明する。変調器(7)が重要であり、この変調器はフィ
ルタリングされた比較信号、あるいはフィルタリングさ
れていない比較信号Uc(t)を、変調信号md(t)に
よって変調することにより基準信号 Ur (t)を生成す
る。
【0039】ここで採用した実施例において、変調動作
とは、基準信号 Ur (t)の値が、比較信号Uc(t)と
変調信号 md (t)との積となるような掛け算のことで
ある。
【0040】この変調は、ディジタル−アナログ・コン
バータ5による周波数応答を変調することを目的として
いる。
【0041】変調信号md(t)は正弦波でもよいが、
その場合には、低域フィルタ6はより限られた利益しか
もたらさない。しかし、例えば変調器7を実現するため
には、方形波信号を選んだほうが有利である。
【0042】後者の場合、変調器7は、変調周波数fm
と名付けられた変調信号md(t)の周波数のほうに、
変調信号の基本成分による効果に追従してS(f)の主
ローブを、変調信号の高調波と、S(f)の2次ローブ
の積に追従して2次ローブをシフトさせる。
【0043】2次ローブはノイズと見なすこともでき
る。この好ましくないノイズを除去するために、低域フ
ィルタ6が大きな効果を示す。
【0044】そこで、変調信号md(t)を、それが中
心周波数fo に近い変調周波数fm のところにスペクト
ル成分を持つように選択する。理想的には、この2つの
周波数が同じであれば好都合であるが、しかしたとえそ
れが技術上の理由に過ぎないとしても、異なる値を採用
したほうが有利なこともある。
【0045】実際、サンプリング周波数fe を生成する
ためにクロックパルス発生器がすでに想定されていると
いう事実を考慮すれば、有利な解決法は、変調周波数f
m をこのサンプリング周波数の半分の倍数として選ぶこ
とにある。
【0046】fm =m・fe /2 ここでmは整数で
ある。
【0047】T=1/fm md(t)の位相は、シグマ−デルタ・コンバータの安
定性にとって重要である。しかしながら、m>0の場合
に対する位相の曖昧さは、先に引用した論文でJ. H.DRE
SSLER が対処したとおり、簡単に取り除ける。信号md
(t)は、サンプリング周波数feと同期していると考
えられる。図5に示したとおり、2つの場合が予想され
るが、ここでは一例としてm=4を選んである。
【0048】比較信号 Uc (t)と、変調信号の2通り
の可能な波形とを示してある。
【0049】第1波形をm1 (t)とし、この信号は比
較信号と同相である。
【0050】第2波形をm2 (t)とし、この信号は比
較信号と逆位相である。
【0051】変調信号の第1波形m1 (t)において、
サンプリング期間の終わりに、すなわち今の場合、3T
/2とTeとの間に正のフィードバックが生じる。この
現象は、シグマ‐デルタ・コンバータの振動を引き起こ
す可能性がある。有利な解決法は、変調信号の第2波形
2 (t)を選択し、不安定となるあらゆる可能性を避
けることである。要するに、変調信号はサンプリング期
間の終わりに、言い替えると比較信号 Uc (t)の値が
変化する可能性のあるときに、必ず正の値を持たなけれ
ばならない。
【0052】ここで、2次の低域フィルタの伝達関数G
(p)に対する周知の式を想起されたい。
【0053】
【数1】
【0054】例えば変換X(p)という間接的な方法に
より、この低域フィルタを変換することにより、シグマ
‐デルタ・コンバータの帯域フィルタ2を得ることがで
きる。
【0055】
【数2】
【0056】ここでBは通過帯域を表し、またωo は中
央角周波数を表す。
【0057】この帯域フィルタに関して4次に対応する
式F(p)は、従って以下のようになる。
【0058】
【数3】
【0059】係数αと利得ao は、シグマ−デルタ・コ
ンバータの安定性を保証しながら、しかもノイズの除去
が最適となるように決定する。
【0060】さらに、ディジタル−アナログ・コンバー
タ5と変調器のアセンブリはインパルス応答として、h
(t)を生じる。
【0061】図6を参照しながら、下記の表記法を採用
する。
【0062】ho (t)は基本信号であり、時間の原点
を中心とする持続時間T/2のインパルスに対応する。
【0063】h1 (t)は第1の合成信号であり、 h
(t)の負のインパルスに対応する。
【0064】h2 (t)は第2の合成信号であり、 h
(t)の正のインパルスに対応する。
【0065】ここで、H(ω)、Ho (ω)、H
1 (ω)、H2 (ω)は、それぞれ関数h(t)、ho
(t)、h1 (t)、h2 (t)のフーリエ変換を表
す。
【0066】このとき、以下のように書ける。
【0067】
【数4】
【0068】この例に対して、下記の数値を当てはめ
る。
【0069】 通過帯域 B 30 KHz 中心周波数 fo 10.6 MHz サンプリング周波数 fe 4.71 MHz 変調信号の周波数 fm 9.42 MHz 比fm /(fe /2) m 4 帯域フィルタの次数 R 2 基準信号の振幅 Uref 1 V 帯域フィルタを表す式F(p)は、公式(1)を利用し
て決定した。その式はao =1、α=0.5 と置くと得ら
れる。
【0070】ディジタル−アナログ・コンバータ5と変
調器7から成るアセンブリの伝達関数は、公式(2)に
よって、下記の式を持つ。
【0071】
【数5】
【0072】H(ω)の伝達率を図7に示す。ディジタ
ル−アナログ・コンバータ5の伝達関数による伝達率を
図8に示す。本発明によるコンバータは、このように、
変調器がない場合の20dB程度とは対照的に、6dB
の減衰しか生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるアナログ−ディジタル・コンバ
ータである。
【図2A】既知の第1の実施モードによる較正済みイン
パルスを示す図である。
【図2B】コンバータ内の1要素のインパルス応答のフ
ーリエ変換とを示す図である。
【図3A】既知の第2実施モードによる較正済みインパ
ルスを示す図である。
【図3B】既知の第2実施モードによる較正済みインパ
ルスを示す図である。
【図4】本発明によるアナログ−ディジタル・コンバー
タの実施例である。
【図5】このコンバータ内で使用される比較信号と変調
信号の波形である。
【図6】このコンバータのフィードバック・ループのイ
ンパルス応答の概略図である。
【図7】このループの伝達関数による伝達率のグラフで
ある。
【図8】このループの1要素の伝達関数による伝達率の
グラフである。
【符号の説明】
1 減算器 2 帯域フィルタ 3 サンプリング回路 4 量子化回路 5 ディジタル−アナログ・コンバータ 6 低域フィルタ 7 変調器
フロントページの続き (72)発明者 バンサン・ブリユノー フランス国、75141・パリ・セデツク ス・03、リユ・サン−マルタン、292、 セ・エヌ・ア・エム気付 (72)発明者 フレデリツク・グルグ フランス国、75017・パリ、リユ・レン ヌカン、33 (56)参考文献 特開 平1−241225(JP,A) 特開 平1−243725(JP,A) 特開 平5−218877(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 3/02

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号と基準信号(Ur(t))との差
    を求めるための減算器(1)と、該差を基にして偏差信
    号を生成するための変換ブロック(2,3,4)と、該
    偏差信号に応答して比較信号(Uc(t))を出力するデ
    ィジタル−アナログ・コンバータ(5)と、該コンバー
    タ(5)によって該基準信号を生成するためのフィード
    バック・ループとを含む、アナログ入力信号(x
    (t))を受信してディジタル偏差信号(y(t))を
    生成するアナログ−ディジタル・コンバータにおいて、
    該入力信号(x(t))に対して中心周波数(fo )を
    割り当てたとして、該フィードバック・ループが、該デ
    ィジタル−アナログ・コンバータ(5)によるゼロ周波
    数の周波数応答を、該中心周波数(fo )のほうにシフ
    トさせるためのシフト手段を含んでおり、該シフト手段
    が該比較信号(Uc(t))を基にして基準信号(Ur
    (t))を生成することを特徴とするアナログ−ディジ
    タル・コンバータ。
  2. 【請求項2】 該シフト手段が、変調信号(md(t))
    によって該比較信号(Uc(t))を変調することによ
    り、該基準信号(Ur(t))を生成する変調器(7)で
    あることを特徴とする請求項1に記載のアナログ−ディ
    ジタル・コンバータ。
  3. 【請求項3】 該変調信号(md(t))が、該中心周波
    数(fo )に等しい変調周波数(fm )のところにスペ
    クトル成分を有することを特徴とする請求項2に記載の
    アナログ−ディジタル・コンバータ。
  4. 【請求項4】 該基準信号(Ur(t))が比較信号(Uc
    (t))と該変調信号(md(t))との積であることを
    特徴とする請求項2に記載のアナログ−ディジタル・コ
    ンバータ。
  5. 【請求項5】 該変換ブロックが、サンプリング周波数
    (fe )で作動するサンプリング回路(3)を含み、該
    サンプリング回路により該偏差信号(y(t))がサン
    プリング期間(Te )中は一定値を保つようになってい
    ることを特徴とする請求項4に記載のアナログ−ディジ
    タル・コンバータ。
  6. 【請求項6】 該変調信号(md(t))が、該サンプリ
    ング周波数(fe )の半分の倍数に等しい変調周波数
    (fm )のところにスペクトル成分を有することを特徴
    とする請求項5に記載のアナログ−ディジタル・コンバ
    ータ。
  7. 【請求項7】 該変調信号(md(t))が、該各サンプ
    リング期間の終わりに正の値を持つことを特徴とする請
    求項5に記載のアナログ−ディジタル・コンバータ。
  8. 【請求項8】 該変換ブロックが、該中心周波数
    (fo )を中心とする帯域フィルタ(2)を含むことを
    特徴とする請求項5に記載のアナログ−ディジタル・コ
    ンバータ。
  9. 【請求項9】 該変換ブロックが量子化回路(4)を含
    んでいることを特徴とする請求項5に記載のアナログ−
    ディジタル・コンバータ。
  10. 【請求項10】 該量子化回路(4)が比較器であるこ
    とを特徴とする請求項9に記載のアナログ−ディジタル
    ・コンバータ。
  11. 【請求項11】 ディジタル−アナログ・コンバータ
    (5)と該シフト手段(7)との間に低域フィルタ
    (6)が配置されたことを特徴とする請求項1から11
    のいずれか一項に記載のアナログ−ディジタル・コンバ
    ータ。
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