JP3211971B2 - データ入力および入出力装置 - Google Patents

データ入力および入出力装置

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JP3211971B2
JP3211971B2 JP25144191A JP25144191A JP3211971B2 JP 3211971 B2 JP3211971 B2 JP 3211971B2 JP 25144191 A JP25144191 A JP 25144191A JP 25144191 A JP25144191 A JP 25144191A JP 3211971 B2 JP3211971 B2 JP 3211971B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データバス上を伝送さ
れるデータを制御信号に応じて入力したり、制御信号に
応じてデータバス上にデータを出力するデータ入力およ
び入出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータを内蔵した
集積回路または電子回路等が種々開発されているが、こ
のような回路においてはマイクロコンピュータからの大
量のデータを入力するデータ入力装置や、またマイクロ
コンピュータとの間で大量のデータの受け渡しを行うデ
ータ入出力装置が必要となる。
【0003】このようなデータ入力装置は、予め設定さ
れたシーケンスに基づくアドレス順にアクセスする所謂
シーケンシャルアクセス方式のデータ入力装置であり、
マイクロコンピュータからの制御信号に応じてデータバ
ス上のデータを順次入力するものであるが、この場合に
データを順次入力する格納場所のアドレスを制御信号に
応じて順次インクリメントし、この順次インクリメント
されたアドレスの格納場所に入力データを順次格納する
ようになっている。すなわち、アドレスの指定が連続と
なり、所謂シーケンシャルアクセスでのアドレス指定に
なっている。
【0004】このように順次インクリメントされるアド
レスの格納場所にデータバス上の入力データを順次取り
込んで格納していき、所定のアドレスまで入力すると、
一旦入力動作を終了する。そして、この終了から所定の
時間が経過すると、再び最初のアドレスから順次データ
を入力していくようになっている。
【0005】この所定の時間は制御信号のパルス間隔よ
りも十分長い時間であり、制御信号が連続している状態
でデータを順次入力しているのか、または終了している
のかが明らかに判別し得るものであることが必要であ
る。そして、このような条件のもとで、制御信号が十分
長い時間変化していない場合には、データ入力の終了時
と判断して、前記格納場所のアドレスを初期化し、制御
信号が短い間隔で連続している場合には、初期化信号を
出力せずに、アドレスを順次インクリメントし、データ
の入力を行うように制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ
入力装置では、制御信号のパルス間隔が十分長い場合に
データの入力処理の終了と判断しているため、制御信号
によるデータの入力間隔とデータ入力終了時の制御信号
の休止時間との時間差が十分区別し得る程大きいことが
必要であるが、制御信号のデータ入力時のパルス間隔が
マイクロコンピュータの割り込みルーチンによって影響
されると、制御信号の間隔、すなわち制御信号によるデ
ータ入力間隔が比較的長くなってしまい、前記休止期間
との差が明確でなくなるという問題がある。
【0007】この問題を解決するために、制御信号の休
止期間を更に十分長くし、制御信号によるデータ入力間
隔が比較的長くなっても、休止期間と区別し得るように
することもできるが、データ入力時間および処理時間が
長くなってしまうという問題がある。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、データの入力および出力を高
速かつ少ない制御信号線で行うことができるデータ入力
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のデータ入力装置は、データバス上を伝送さ
れるデータを制御信号に応じて入力するデータ入力装置
であって、前記制御信号の立ち下がり時のデータバス上
のデータおよび制御信号の立ち上がり時のデータバス上
のデータを取り出すデータ取り出し手段と、該データ取
り出し手段で取り出した両データを比較する比較手段
と、該比較手段による比較結果、両データが同一であ
る時、以降の制御信号の立ち上がりに応じてデータバス
上のデータを入力するとともに、該データの入力後、次
のデータの入力のために格納場所のアドレスを進めるよ
うに制御する制御手段と、前記比較手段による比較結
果、両データが同一でない時、前記格納場所のアドレス
の初期化を行う初期化手段とを有することを要旨とす
る。
【0010】また、本発明のデータ入出力装置は、デー
タバス上を伝送されるデータを制御信号に応じて入力す
るとともに、制御信号に応じてデータバス上にデータを
出力するデータ入出力装置であって、前記制御信号の立
ち下がり時のデータバス上のデータおよび制御信号の立
ち上がり時のデータバス上のデータを取り出すデータ取
り出し手段と、該データ取り出し手段で取り出した立ち
下がり時および立ち上がり時の各データがそれぞれ第1
および第2の所定のデータである時、以降の制御信号
立ち下がりに応じてデータバス上にデータを出力すると
ともに、該データの出力後、次のデータの出力のために
格納場所のアドレスを進めるように制御する出力制御手
段と、前記データ取り出し手段で取り出した立ち下がり
時および立ち上がり時の各データがそれぞれ第3および
第4の所定のデータである時、以降の制御信号の立ち上
がりに応じてデータバス上のデータを入力するととも
に、該データの入力後、次のデータの入力のために格納
場所のアドレスを進めるように制御する入力制御手段
と、前記出力制御手段により所定数のデータを出力した
ときまたは前記入力制御手段により所定数のデータを入
力したときには、前記格納場所のアドレスを初期化する
初期化手段とを有することを要旨とする。
【0011】更に、本発明のデータ入出力装置は、デー
タバス上を伝送されるデータを制御信号に応じて入力す
るとともに、制御信号に応じてデータバス上にデータを
出力するデータ入出力装置であって、前記制御信号の立
ち下がり時のデータバス上のデータおよび制御信号の立
ち上がり時のデータバス上のデータを取り出すデータ取
り出し手段と、該データ取り出し手段で取り出した立ち
下がり時および立ち上がり時の各データがそれぞれ第1
および第2の所定のデータである時、以降の制御信号
立ち上がりに応じてデータバス上にデータを出力すると
ともに、該データの出力後、次のデータの出力のために
格納場所のアドレスを進めるように制御する出力制御手
段と、該出力制御手段の制御により所定数のデータを出
力した後、引き続き以降の制御信号の立ち下がりに応じ
てデータバス上のデータを入力するとともに、該データ
の入力後、次のデータの入力のために格納場所のアドレ
スを進めるように制御する入力制御手段と、この入力制
御手段により所定数のデータを入力したときには、前記
格納場所のアドレスを初期化する初期化手段とを有する
ことを要旨とする。
【0012】
【作用】本発明のデータ入力装置では、制御信号の立ち
下がり時のデータバス上のデータおよび制御信号の立ち
上がり時のデータバス上のデータを取り出し、この両デ
ータを比較し、両データが同一である時、以降の制御信
の立ち上がりに応じてデータバス上のデータを入力す
るとともに、該データの入力後、次のデータの入力のた
めに格納場所のアドレスを進め、比較手段による比較結
果、両データが同一でない時、格納場所のアドレスを初
期化する。
【0013】また、本発明のデータ入出力装置では、制
御信号の立ち下がり時のデータバス上のデータおよび制
御信号の立ち上がり時のデータバス上のデータを取り出
し、この取り出した立ち下がり時および立ち上がり時の
各データがそれぞれ第1および第2の所定のデータであ
る時、以降の制御信号の立ち下がりに応じてデータバス
上にデータを出力し、該データの出力後、次のデータの
出力のために格納場所のアドレスを進め、前記取り出し
た立ち下がり時および立ち上がり時の各データがそれぞ
れ第3および第4の所定のデータである時、以降の制御
信号の立ち上がりに応じてデータバス上のデータを入力
し、該データの入力後、次のデータの入力のために格納
場所のアドレスを進める。
【0014】更に、本発明のデータ入出力装置では、制
御信号の立ち下がり時のデータバス上のデータおよび制
御信号の立ち上がり時のデータバス上のデータを取り出
し、この取り出した立ち下がり時および立ち上がり時の
各データがそれぞれ第1および第2の所定のデータであ
る時、以降の制御信号の立ち上がりに応じてデータバス
上にデータを出力し、該データの出力後、次のデータの
出力のために格納場所のアドレスを進め、所定数のデー
タを出力した後、引き続き以降の制御信号の立ち下がり
に応じてデータバス上のデータを入力し、該データの入
力後、次のデータの入力のために格納場所のアドレスを
進める。
【0015】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0016】図1は、本発明の一実施例に係わるデータ
入力装置の構成図である。同図に示すデータ入力装置
は、電子回路等に組み込まれたマイクロコンピュータ1
に接続され、該マイクロコンピュータ1からデータバス
5を介してデータが入力され、制御線7を介して制御信
号CNT2が供給される入力手段3を有している。な
お、このデータの入力に際してはデータの入力タイミン
グが予め設定されており、このように予め設定されたシ
ーケンスに基づくアドレス順にアクセスする所謂シーケ
ンシャルアクセス方式によりデータの入力が実行される
ようになっている。
【0017】図2は、図1に示す入力手段3の詳細な回
路構成を示すブロック図である。同図に示すように、入
力手段3はデータバス5上のデータを監視するようにデ
ータバス5に接続されるとともに、制御線7を介して制
御信号CNT2が供給されているデータ監視手段9と、
該データ監視手段9から出力される書き込み信号WRを
クロック信号として供給されるとともに、データ監視手
段9からリセット信号を供給されるカウンタ11と、該
カウンタ11から出力されるアドレスおよび前記データ
監視手段9からの書き込み信号WRを入力されるととも
に、データバス5に接続されている入力回路13とから
構成されている。
【0018】図3は、図2に示す回路のデータ監視手段
9およびカウンタ11の更に詳細な構成を示したブロッ
ク図である。なお、図においては、データバス5は簡単
化のために4線で示されている。
【0019】図3において、前記制御信号CNT2はラ
ッチ回路15のデータ入力に供給され、該ラッチ回路1
5のクロック入力端子にはクロック信号CKAが供給さ
れ、これによりラッチ回路15はクロック信号CKAで
同期を取って、制御信号CNT2を入力している。な
お、同図に示す回路には、該クロック信号CKAに加え
て、もう1つのクロック信号CKBも供給されている
が、これらのクロック信号CKA,CKBは図5に示す
ように2相クロックであり、一方のクロック信号CKA
の間の他方のクロック信号CKBが発生している周期性
を有するパルス列である。また、クロック信号CKA,
CKBは前記制御信号CNT2に比較して十分短いもの
であり、制御信号CNT2の信号形態に実質的に影響を
及ぼさない関係にある。
【0020】ラッチ回路15の出力端子Qから出力され
る信号、すなわち制御信号CNT2は前記カウンタ11
のクロック端子CKおよびオア回路25の一方の入力に
供給されている。また、ラッチ回路15の反転出力端子
Q’から出力される信号、すなわち反転された制御信号
CNT2’は4ビットデータラッチ回路17のクロック
端子CKに入力されている。該4ビットデータラッチ回
路17のデータ入力D0,D1,D2,D3には前記デ
ータバス5からのデータが供給され、該4ビットデータ
ラッチ回路17の出力端子Q0,Q1,Q2,Q3から
出力される4ビットの出力データはディジタル比較器1
9の一方の入力端子A0,A1,A2,A3に入力され
ている。該ディジタル比較器19の他方の入力B0,B
1,B2,B3にはデータバス5からのデータが供給さ
れており、該ディジタル比較器19は両入力に供給され
るデータ、すなわち4ビットデータラッチ回路17にラ
ッチされたデータとデータバス5からのデータとを比較
し、両データが一致すると、低レベルの出力信号を発生
し、両データが不一致の場合には、高レベル信号を出力
するようになっている。
【0021】ディジタル比較器19の出力信号は、ラッ
チ回路21のデータ入力に供給され、該ラッチ回路21
のクロック端子に供給される制御信号CNT2の立ち上
がりでディジタル比較器19の出力信号がラッチ回路2
1にラッチされるようになっている。また、該ラッチ回
路21はインバータ23を介したクロック信号CKBに
よってクリアされるようになっている。
【0022】前記カウンタ11は、前記ラッチ回路21
の反転出力端子Q’から出力されるリセット信号がクリ
ア端子CLに供給され、これによりリセットされるよう
になっている。また、該カウンタ11はラッチ回路15
を介して制御信号CNT2をクロック端子に供給され、
この制御信号CNT2の立ち上がりでカウントアップ
し、これにより入力データを書き込む格納場所のアドレ
スをインクリメントする。カウンタ11は、制御信号C
NT2の立ち上がりをカウントして、出力端子Q0,Q
1,Q2からアドレス信号AD0,AD1,AD2を出
力するようになっている。また、このアドレス信号AD
2は前記オア回路25の他方の入力に供給され、該オア
回路25から反転書き込み信号WR’が前記入力回路1
3に出力されるようになっている。
【0023】以上のように構成されるデータ入力装置の
作用をまず図4に示すフローチャートを参照して概括的
に説明する。
【0024】まず、制御信号CNT2の立ち下がり時に
前記4ビットデータラッチ回路17にラッチされたデー
タバス5からのデータと制御信号CNT2の立ち上がり
時のデータバス5上のデータとをディジタル比較器19
で比較する(ステップ110)。そして、両データが等
しくない場合には、前記カウンタ11をリセットし、デ
ータの格納場所のアドレスを初期化する(ステップ12
0)。
【0025】一方、両データが等しい場合には、以降の
制御信号CNT2に応じてオア回路25から出力される
反転書き込み信号WR’によってデータバス5上のデー
タの読み込み、すなわち入力を行う(ステップ13
0)。それから、制御信号CNT2の立ち上がりによっ
てカウンタ11を進め、アドレスを+1インクリメント
する(ステップ140)。
【0026】次に、図6に示すタイミングチャートを参
照して作用を説明する。
【0027】まず、マイクロコンピュータ1の制御によ
って制御信号CNT2を高レベルにし、更にデータバス
5上のデータを例えば「X」とする。それから、制御信
号CNT2を時刻t1で立ち下げると、ラッチ回路15
の反転出力Q’からの反転された制御信号CNT2が4
ビットデータラッチ回路17のクロック端子に供給さ
れ、データバス5上のデータが4ビットデータラッチ回
路17のデータ入力を介して4ビットデータラッチ回路
17にラッチされる。このラッチしたデータは、4ビッ
トデータラッチ回路17の出力からディジタル比較器1
9の一方の入力に供給される。
【0028】それから、データバス5上のデータを
「X」と異なるデータ、例えば「Y」にすると、このデ
ータバス5上のデータはディジタル比較器19の他方の
入力に供給され、一方の入力に供給されている4ビット
データラッチ回路17からのデータと比較される。この
比較の結果、両データは等しくないので、ディジタル比
較器19の出力は高レベルになり、この高レベル出力信
号はラッチ回路21のデータ入力に供給される。この状
態で、制御信号CNT2を時刻t2で立ち上げると、デ
ィジタル比較器19の高レベル出力信号はラッチ回路2
1にラッチされ、該ラッチ回路21の反転出力は低レベ
ルになるので、この低レベル信号が図6に示すリセット
信号(RESET)としてカウンタ11をクリアし、こ
れによりデータの格納場所のアドレスは0に初期化され
る。すなわち、カウンタ11のアドレス出力AD0,A
D1,AD2は000になる。また、この後、クロック
信号CKBがインバータ23を介してラッチ回路21の
クリア端子に供給され、ラッチ回路21はリセットさ
れ、ラッチ回路21の反転出力Q’は再度高レベルに戻
り、カウンタ11の動作を可能とする。
【0029】その後、データバス5上に入力したいデー
タ、例えば図6に示すようにデータ0を出力し、該デー
タを固定したまま時刻t3で制御信号CNT2を立ち下
げ、時刻t4で立ち上げると、これに同期して図6に示
すように反転書き込み信号WR’が発生し、この書き込
み信号WR’に同期してアドレス0の格納場所にデータ
バス5上のデータ0が入力されることになる。また、同
時に、制御信号CNT2の立ち上がりでカウンタ11が
カウントアップし、カウンタ11によるアドレスは+1
され、次のデータの格納場所のアドレスが用意される。
【0030】以降、データ0の入力と同様に、データ
1,2,3を入力すると、カウンタ11が示すアドレス
は4になり、カウンタ11の出力AD2が高レベルにな
るので、この信号によって書き込み信号WR’は禁止さ
れ、これによりデータの入力は停止する。その後は制御
信号CNT2が更に4クロック分進むことにより、カウ
ンタ11の出力AD2は再度低レベルになるので、また
データの入力が可能となる。アドレス0〜4にデータを
繰り返し書き込むには、時刻t0〜teまでの動作を繰
り返しおこなえばよいことになるが、この動作は高速に
行っても低速の場合と同様に行うことができ、従来のよ
うにマイクロコンピュータ1で使用される環境等に左右
されることはない。
【0031】図7は、本発明の他の実施例に係わるデー
タ入出力装置の構成図である。同図に示す実施例は、前
記制御信号CNT2用の1本の制御線を利用して、デー
タの入出力を制御するものである。このデータ入出力装
置は、図1と同様にマイクロコンピュータ1およびデー
タ入出力手段31を有し、両者間は両方向性のデータバ
ス5および制御信号CNT2用の制御線7で接続されて
いる。なお、この実施例のデータ入出力装置も図1に示
す実施例と同様に、このデータの入力に際してはデータ
の入力タイミングが予め設定されており、このように予
め設定されたシーケンスに基づくアドレス順にアクセス
する所謂シーケンシャルアクセス方式によりデータの入
力が実行されるようになっている。
【0032】図8は、図7に示すデータ入出力手段31
の詳細な回路構成を示すブロック図である。該入出力手
段31はデータバス5上のデータを監視するようにデー
タバス5に接続されるとともに、制御線7を介して制御
信号CNT2が供給されているデータ監視手段33と、
該データ監視手段33の出力信号のアンドを取るアンド
回路35と、該アンド回路35の出力信号をカウントす
るとともに、データ監視手段33からのリセット信号で
リセットされるカウンタ37と、データ監視手段33か
ら出力される書き込み信号WRおよび読み込み信号R
D、カウンタ37からのアドレス信号を供給されるとと
もに、データバス5に接続され、該データバス5からの
データを入力したり、該データバス5上にデータを出力
する入出力回路39とから構成されている。
【0033】図9は、図8に示す回路のデータ監視手段
33およびカウンタ37のデータ出力時、すなわちデー
タ読み込み時の更に詳細な構成を示したブロック図であ
る。なお、図においては、データバス5は簡単化のため
に4線で示されている。
【0034】図9において、前記制御信号CNT2は図
3と同様にラッチ回路15のデータ入力に供給され、該
ラッチ回路15のクロック入力端子にはクロック信号C
KAが供給され、これによりラッチ回路15はクロック
信号CKAで同期を取って、制御信号CNT2を入力し
ている。ラッチ回路15の出力端子Qから出力される信
号、すなわち制御信号CNT2は前記カウンタ37のク
ロック端子CKに供給されて、カウントされるととも
に、アンド回路45の一方の入力に供給されている。ま
た、ラッチ回路15の反転出力端子Q’から出力される
信号、すなわち反転制御信号CNT2’は4ビットデー
タラッチ回路17のクロック端子CKに供給されてい
る。該4ビットデータラッチ回路17のデータ入力D
0,D1,D2,D3にはデータバス5からのデータが
供給され、該4ビットデータラッチ回路17の出力端子
Q0,Q1,Q2,Q3から出力される4ビットの出力
データはノア回路43に入力されている。
【0035】また、データバス5には4入力アンド回路
49の入力が接続され、データバス5上のデータがすべ
て高レベル、すなわち「1111」になると、該アンド
回路49から高レベルの信号が出力され、この高レベル
信号はオア回路51を介してラッチ回路47のデータ入
力に供給されるようになっている。
【0036】また、前記ノア回路43の出力はアンド回
路45の他方の入力に接続され、該アンド回路45の出
力はラッチ回路47のクロック端子CKに接続されてい
る。ラッチ回路47の出力端子Qは前記カウンタ37の
イネーブル端子Eに接続され、ラッチ回路47からの出
力信号によってカウンタ37を動作可能にしている。更
に、ラッチ回路47の反転出力端子Q’はラッチ回路5
3のクロック端子CKに接続され、該ラッチ回路53の
データ入力は高レベル電位に接続されている。ラッチ回
路53のクリア端子CLにはクロック信号CKBが供給
され、ラッチ回路53の反転出力端子Q’はカウンタ3
7のクリア端子CLに供給されている。
【0037】カウンタ37の出力端子Q0,Q1,Q2
は入出力すべきデータの格納場所のアドレスAD0,A
D1,AD2を出力している。ラッチ回路15の出力端
子Qからの制御信号CNT2とラッチ回路47の出力端
子Qからの出力信号がナンド回路57に供給され、該ナ
ンド回路57から反転読み込み信号RD’が出力されて
いる。なお、クロック信号CKA,CKBは図3で説明
したクロック信号CKA,CKBと同じものである。
【0038】また、図10は、図8に示す回路のデータ
監視手段33およびカウンタ37のデータ入力時、すな
わちデータ書き込み時の更に詳細な構成を示したブロッ
ク図であるが、同図に示す回路は図9に示した回路にお
けるアンド回路49の1つの入力の前にインバータ59
を接続し、これによりデータバス5上のデータが「01
11」の場合のみ、アンド回路49が出力信号を発生す
るようになっている点が異なっているものである。
【0039】次に、図11に示すフローチャートを参照
して本実施例のデータ入出力装置の作用を概括的に説明
する。
【0040】まず、制御信号CNT2の立ち下がり時に
4ビットデータラッチ回路17にラッチされたデータバ
ス5からのデータがすべて「0」であるか否かがチェッ
クされ(ステップ210)、すべて「0」の場合には、
アンド回路49で取り込んだデータバス5のデータが制
御信号CNT2の立ち上がり時にすべて「1」、すなわ
ち「F」であるか否かがチェックされる(ステップ22
0)。すべて「1」の場合には、出力手段となり、すな
わちデータバス5が読み込みモードとなり(ステップ2
30)、カウンタ37からのアドレス信号AD0〜2で
指定されるアドレスの格納場所に格納されているデータ
がカウンタ37で指定される順でデータバス5上に出力
され、読み込まれる(ステップ240)。
【0041】また、ステップ220のチェックにおい
て、制御信号CNT2の立ち上がり時のデータがすべて
「1」でない、すなわち「F」でない場合には、ステッ
プ250に進んで、制御信号CNT2の立ち上がり時の
データが「0」でない、すなわち図10に示すように
「0111」であるか否かがチェックされ、「0」でな
い場合には、入力手段となり、すなわちデータバス5が
書き込みモードになり(ステップ260)、カウンタ3
7からのアドレス信号AD0〜2で指定されるアドレス
の格納場所にデータバス5上のデータがカウンタ37で
指定される順でデータバス5から入力され、書き込まれ
る(ステップ270)。
【0042】次に、図12に示すタイミング図を参照し
て図9に示す出力手段によるデータ出力処理、すなわち
読み込み処理について説明する。なお、出力処理は、上
述したようにデータバス5上に最初データ0(000
0)が伝送され、この時に制御信号CNT2が立ち下が
って該データ0をラッチし、次にデータバス5上にデー
タF(すなわち、データ1111)が伝送されることに
より設定される。
【0043】まず、マイクロコンピュータ1の制御によ
って制御信号CNT2を高レベルにし、更にデータバス
5上のデータをすべて「0」とする。それから、制御信
号CNT2を時刻t1で立ち下げると、ラッチ回路15
の反転出力Q’からの反転された制御信号CNT2が4
ビットデータラッチ回路17のクロック端子に供給さ
れ、データバス5上のデータ「0」が4ビットデータラ
ッチ回路17のデータ入力を介して4ビットデータラッ
チ回路17にラッチされる。このラッチしたデータは、
ノア回路43に供給され、ノア回路43から高レベルの
出力信号がアンド回路45に供給される。該アンド回路
45からの出力信号がラッチ回路47のクロック端子C
Kに供給されるが、この場合アンド回路45の他方の入
力に供給されている制御信号CNT2は低レベルである
ので、ラッチ回路47のクロック端子CKには低レベル
の信号が供給される。
【0044】この状態において、データバス5上のデー
タをすべて1、すなわち「F」にすると、このデータは
アンド回路49に供給され、アンド回路49は高レベル
の信号を出力する。この信号はオア回路51を介してラ
ッチ回路47のデータ入力端子Dに供給される。
【0045】それから、制御信号CNT2を時刻t2に
示すように立ち上げると、この制御信号CNT2に応じ
てラッチ回路47のクロック端子に供給されているアン
ド回路45からの信号が時刻t2に示すように立ち上が
り、ラッチ回路47のデータ入力端子に供給されている
高レベル信号がラッチ回路47にラッチされ、該ラッチ
回路47の出力端子Qは高レベルになり、これにより出
力手段となり、すなわち読み込みモードになる。この高
レベル信号はオア回路51の他方の入力に供給されると
ともに、カウンタ37のイネーブル端子Eに供給され、
これによりカウンタ37を動作可能にする。
【0046】また、ラッチ回路47の出力信号は、ナン
ド回路57の一方の入力にも供給され、他方の入力に供
給されている時刻t3以降に発生する制御信号CNT2
に応じて反転読み込み信号RD’が出力され、これによ
って読み込み処理、すなわちデータバス5上へのデータ
の出力処理が開始し、カウンタ37で指定されるアドレ
スの格納場所からのデータがデータバス5上に順次出力
される。
【0047】上述したように、出力手段となって、読み
込みモードになった後、時刻t3において、制御信号C
NT2が立ち下がると、この制御信号CNT2に応じて
ナンド回路57から反転読み込み信号RD’が出力さ
れ、これによりカウンタ37の出力で指定されるアドレ
ス0の格納場所に格納されているデータ0がデータバス
5上に出力されることになる。データが出力された後、
制御信号CNT2が立ち上がると、この立ち上がりでカ
ウンタ37のカウント値が+1インクリメントされ、ア
ドレスが0から1に進み、次の出力データの格納場所が
指定される。
【0048】このように次の出力データの格納場所が指
定された後、同様に制御信号CNT2が立ち下がると、
次のデータ1が出力され、更にアドレスが更新されると
いうように同じ動作が繰り返される。そして、データ
0,1,2,3を出力し終わり、アドレスが4になる
と、カウンタ37の出力AD2が高レベルになり、この
高レベル出力信号はインバータ55を介してラッチ回路
47のクリア端子CLに供給され、ラッチ回路47を時
刻t4で示すようにリセットする。ラッチ回路47がリ
セットされると、カウンタ37は動作不能になるととも
に、ラッチ回路47の反転出力Q’からの出力信号がラ
ッチ回路53のクロック端子に供給され、該ラッチ回路
53の反転出力端子Q’から低レベル出力信号が出力さ
れる。この信号はカウンタ37をリセットし、アドレス
を0に初期化する。
【0049】次に、図13に示すタイミング図を参照し
て図10に示す入力手段によるデータ入力処理、すなわ
ち書き込み処理について説明する。なお、入力処理は、
上述したようにデータバス5上に最初データ0が伝送さ
れ、この時に制御信号CNT2が立ち下がって該データ
0をラッチし、次にデータバス5上に0でもFでもない
データ、すなわち1,0が混在したデータ、例えば01
11(16進でE)のようなデータが伝送されることに
より設定される。
【0050】まず、上述した出力処理の場合と同様に、
マイクロコンピュータ1の制御によって制御信号CNT
2を高レベルにし、更にデータバス5上のデータをすべ
て「0」とする。それから、制御信号CNT2を時刻t
1で立ち下げると、ラッチ回路15の反転出力Q’から
の反転された制御信号CNT2が4ビットデータラッチ
回路17のクロック端子に供給され、データバス5上の
データ「0」が4ビットデータラッチ回路17のデータ
入力を介して4ビットデータラッチ回路17にラッチさ
れる。このラッチしたデータは、ノア回路43に供給さ
れ、ノア回路43から高レベルの出力信号がアンド回路
45に供給される。該アンド回路45からの出力信号は
ラッチ回路47のクロック端子CKに供給されるが、こ
の場合アンド回路45の他方の入力に供給されている制
御信号CNT2は低レベルであるので、ラッチ回路47
のクロック端子CKには低レベルの信号が供給される。
【0051】この状態において、データバス5上のデー
タを1,0が混在するデータ、図10の例では、16進
数でEの「0111」にすると、このデータは一部イン
バータ59を介してアンド回路49に供給され、アンド
回路49は高レベルの信号を出力する。この信号はオア
回路51を介してラッチ回路47のデータ入力端子Dに
供給される。
【0052】それから、制御信号CNT2を時刻t2に
示すように立ち上げると、この制御信号CNT2に応じ
てラッチ回路47のクロック端子に供給されているアン
ド回路45からの信号が時刻t2に示すように立ち上が
るので、ラッチ回路47のデータ入力端子に供給されて
いる高レベル信号がラッチ回路47にラッチされ、該ラ
ッチ回路47の出力端子Qは高レベルになり、これによ
り入力手段となり、すなわち読み込みモードになる。こ
の高レベル信号はオア回路51の他方の入力に供給され
るとともに、カウンタ37のイネーブル端子Eに供給さ
れ、これによりカウンタ37を動作可能にする。
【0053】また、ラッチ回路47の出力信号は、ナン
ド回路57の一方の入力にも供給され、他方の入力に供
給されている時刻t3以降に発生する制御信号CNT2
に応じて反転書き込み信号WR’が出力され、これによ
って書き込み処理、すなわちデータバス5上のデータの
入力処理が開始し、データバス5上のデータがカウンタ
37で指定されるアドレスの格納場所に順次入力され
る。
【0054】上述したように、入力手段となって、書き
込みモードになった後、時刻t3において、制御信号C
NT2が立ち下がると、この制御信号CNT2に応じて
ナンド回路57から反転書き込み信号WR’が出力さ
れ、これによりデータバス5上のデータがカウンタ37
の出力で指定されるアドレス0の格納場所に入力される
ことになる。このデータが入力された後、制御信号CN
T2が時刻t4で示すように立ち上がると、この立ち上
がりでカウンタ37のカウント値が+1インクリメント
され、アドレスが0から1に進み、次の入力データの格
納場所が指定される。
【0055】このように次の入力データの格納場所が指
定された後、同様に制御信号CNT2が立ち下がると、
データバス5上の次のデータ1が入力され、更にアドレ
スが更新されるというように同じ動作が繰り返される。
そして、データ0,1,2,3を順次入力し終わり、ア
ドレスが4になると、カウンタ37の出力AD2が高レ
ベルになり、この高レベル出力信号はインバータ55を
介してラッチ回路47のクリア端子CLに供給され、ラ
ッチ回路47を時刻t4で示すようにリセットする。ラ
ッチ回路47がリセットされると、カウンタ37は動作
不能になるとともに、ラッチ回路47の反転出力Q’か
らの出力信号がラッチ回路53のクロック端子に供給さ
れ、該ラッチ回路53の反転出力端子Q’から低レベル
出力信号が出力される。この信号はカウンタ37をリセ
ットし、アドレスを0に初期化する。
【0056】図14は、本発明の更に他の実施例に係わ
るデータ入出力装置の構成を示すブロック図である。上
述した図7に示した実施例のデータ入出力装置が出力処
理と入力処理とをデータバス5上のデータに基づいて別
々に行うものであったのに対して、図14に示すデータ
入出力装置は、出力処理を行った後に続いて入力処理を
連続に行うものである。なお、図においては、データバ
ス5は簡単化のために4線で示されている。
【0057】図14において、前記制御信号CNT2は
図9,10と同様にラッチ回路15のデータ入力に供給
され、該ラッチ回路15のクロック入力端子にはクロッ
ク信号CKAが供給され、これによりラッチ回路15は
クロック信号CKAで同期を取って、制御信号CNT2
を入力している。ラッチ回路15の出力端子Qから出力
される信号、すなわち制御信号CNT2はオア回路61
を介して出力用カウンタ37のクロック端子CKに供給
されるとともに、入力用カウンタ67のクロック端子C
Kに供給されて、カウントされ、またアンド回路45お
よびナンド回路69の一方の入力に供給されている。ま
た、ラッチ回路15の反転出力端子Q’から出力される
信号、すなわち反転制御信号CNT2’は4ビットデー
タラッチ回路17のクロック端子CKに供給されてい
る。該4ビットデータラッチ回路17のデータ入力D
0,D1,D2,D3にはデータバス5からのデータが
供給され、該4ビットデータラッチ回路17の出力端子
Q0,Q1,Q2,Q3から出力される4ビットの出力
データはノア回路43に入力されている。
【0058】また、データバス5には4入力アンド回路
49の入力が接続され、データバス5上のデータがすべ
て高レベル、すなわち「1111」になると、該アンド
回路49から高レベルの信号が出力され、この高レベル
信号はオア回路51を介してラッチ回路47のデータ入
力に供給されるようになっている。
【0059】また、前記ノア回路43の出力はアンド回
路45の他方の入力に接続され、該アンド回路45の出
力はラッチ回路47のクロック端子CKに接続されてい
る。ラッチ回路47の出力端子Qは前記出力用カウンタ
37のイネーブル端子Eに接続され、ラッチ回路47か
らの出力信号によって出力用カウンタ37を動作可能に
している。更に、ラッチ回路47の反転出力端子Q’は
ラッチ回路53のクロック端子CKに接続され、該ラッ
チ回路53のデータ入力は高レベル電位に接続されてい
る。ラッチ回路53のクリア端子CLにはクロック信号
CKBが供給され、ラッチ回路53の反転出力端子Q’
は出力用カウンタ37および入力用カウンタ67のクリ
ア端子CLに供給されている。
【0060】出力用カウンタ37の出力端子Q0,Q
1,Q2は出力すべきデータの格納場所のアドレスAD
0,AD1,AD2を出力している。ラッチ回路15の
出力端子Qからの制御信号CNT2とラッチ回路47の
出力端子Qからの出力信号がナンド回路57に供給さ
れ、該ナンド回路57から反転読み込み信号RD’が出
力されている。また、ナンド回路69には前記制御信号
CNT2に加えて出力用カウンタ37のアドレス出力信
号AD2が供給され、これによりナンド回路69は反転
書き込み信号WR’を出力している。
【0061】また、入力用カウンタ67の出力端子AD
2からのアドレス信号はインバータ63を介してラッチ
回路47のクリア端子に供給され、該ラッチ回路47を
リセットするようになっている。
【0062】次に、図15に示すフローチャートを参照
して、本実施例のデータ入出力装置の作用を概括的に説
明する。
【0063】まず、制御信号CNT2の立ち下がり時に
4ビットデータラッチ回路17にラッチされたデータバ
ス5からのデータがすべて「0」であるか否かがチェッ
クされ(ステップ310)、すべて「0」の場合には、
アンド回路49で取り込んだデータバス5のデータが制
御信号CNT2の立ち上がり時にすべて「1」、すなわ
ち「F」であるか否かがチェックされる(ステップ32
0)。すべて「1」の場合には、出力手段となり、すな
わちデータバス5が読み込みモードとなり(ステップ3
30)、出力用カウンタ37からのアドレス信号AD0
〜2で指定されるアドレス0,1,2,3の格納場所に
格納されているデータがカウンタ37で指定される順で
データバス5上に出力され、読み込まれる(ステップ3
40)。
【0064】このようにして、読み込み処理、すなわち
出力処理が終了すると、出力用カウンタ37が指定する
アドレスが4になり、これにより入力処理となり、すな
わち書き込みモードとなり(ステップ350)、出力用
カウンタ37のクロック端子に接続されているオア回路
61に出力用カウンタ37の出力信号AD2が供給さ
れ、これにより出力用カウンタ37への制御信号CNT
2の供給は停止するとともに、入力用カウンタ67が動
作可能となるので、以降の制御信号CNT2は入力用カ
ウンタ67でカウントされ、該入力用カウンタ67から
のアドレス信号BD0,1で指定されるアドレス0,1
の格納場所にデータバス5上のデータが順次入力され、
書き込まれる(ステップ360)。
【0065】次に、図16に示すタイミング図を参照し
て図14に示すデータ入出力装置の作用を説明する。
【0066】まず、マイクロコンピュータ1の制御によ
って制御信号CNT2を高レベルにし、更にデータバス
5上のデータをすべて「0」とする。それから、制御信
号CNT2を時刻t1で立ち下げると、ラッチ回路15
の反転出力Q’からの反転された制御信号CNT2が4
ビットデータラッチ回路17のクロック端子に供給さ
れ、データバス5上のデータ「0」が4ビットデータラ
ッチ回路17のデータ入力を介して4ビットデータラッ
チ回路17にラッチされる。このラッチしたデータは、
ノア回路43に供給され、ノア回路43から高レベルの
出力信号がアンド回路45に供給される。該アンド回路
45からの出力信号がラッチ回路47のクロック端子C
Kに供給されるが、この場合アンド回路45の他方の入
力に供給されている制御信号CNT2は低レベルである
ので、ラッチ回路47のクロック端子CKには低レベル
の信号が供給される。
【0067】この状態において、データバス5上のデー
タをすべて1、すなわち「F」にすると、このデータは
アンド回路49に供給され、アンド回路49は高レベル
の信号を出力する。この信号はオア回路51を介してラ
ッチ回路47のデータ入力端子Dに供給される。
【0068】それから、制御信号CNT2を時刻t2に
示すように立ち上げると、この制御信号CNT2に応じ
てラッチ回路47のクロック端子に供給されているアン
ド回路45からの信号が時刻t2に示すように立ち上が
るので、ラッチ回路47のデータ入力端子に供給されて
いる高レベル信号がラッチ回路47にラッチされ、該ラ
ッチ回路47の出力端子Qは高レベルになり、これによ
り出力手段となり、すなわち読み込みモードになる。こ
の高レベル信号はオア回路51の他方の入力に供給され
るとともに、出力用カウンタ37のイネーブル端子Eに
供給され、これによりカウンタ37を動作可能にする。
【0069】また、ラッチ回路47の出力信号は、ナン
ド回路57の一方の入力にも供給され、他方の入力に供
給されている時刻t3以降に発生する制御信号CNT2
に応じて反転読み込み信号RD’が出力され、これによ
って読み込み処理、すなわちデータバス5上へのデータ
の出力処理が開始し、カウンタ37で指定されるアドレ
スの格納場所からのデータがデータバス5上に順次出力
される。
【0070】上述したように、出力手段となって、読み
込みモードになった後、時刻t3において、制御信号C
NT2が立ち下がると、この制御信号CNT2に応じて
ナンド回路57から反転読み込み信号RD’が出力さ
れ、これによりカウンタ37の出力で指定されるアドレ
ス0の格納場所に格納されているデータ0がデータバス
5上に出力されることになる。データが出力された後、
制御信号CNT2が立ち上がると、この立ち上がりでカ
ウンタ37のカウント値が+1インクリメントされ、ア
ドレスが0から1に進み、次の出力データの格納場所が
指定される。
【0071】このように次の出力データの格納場所が指
定された後、同様に制御信号CNT2が立ち下がると、
次のデータ1が出力され、更にアドレスが更新されると
いうように同じ動作が繰り返される。そして、データ
0,1,2,3を出力し終わり、時刻t4においてアド
レスが4になると、出力用カウンタ37の出力AD2が
高レベルになり、これにより入力処理となり、すなわち
書き込み処理となる。
【0072】このように入力処理になると、前記出力用
カウンタ37の出力端子AD2からの高レベル出力信号
はオア回路61に供給されて、制御信号CNT2が出力
用カウンタ37に供給されることを禁止し、これにより
出力用カウンタ37の動作を停止するとともに、入力用
カウンタ67のイネーブル端子Eおよびナンド回路69
の一方の入力に供給され、これにより入力用カウンタ6
7のカウント動作を可能とし、またナンド回路69を介
して以降の制御信号CNT2が反転書き込み信号WR’
として出力され、これによって書き込み処理、すなわち
データバス5上のデータの入力処理が開始し、データバ
ス5上のデータが入力用カウンタ67で指定されるアド
レスの格納場所に順次入力される。
【0073】上述したように、入力手段となって、書き
込みモードになった後、時刻t5において、制御信号C
NT2が立ち下がると、この制御信号CNT2に応じて
ナンド回路69から反転書き込み信号WR’が出力さ
れ、これによりデータバス5上のデータが入力用カウン
タ67の出力で指定されるアドレス0の格納場所に入力
されることになる。このデータが入力された後、制御信
号CNT2が時刻t6で示すように立ち上がると、この
立ち上がりで入力用カウンタ67のカウント値が+1イ
ンクリメントされ、アドレスが0から1に進み、次の入
力データの格納場所が指定される。
【0074】このように次の入力データの格納場所が指
定された後、同様に制御信号CNT2が立ち下がると、
データバス5上の次のデータ1が入力され、更にアドレ
スが更新されるというように同じ動作が繰り返される。
そして、データ0,1を順次入力し終わり、アドレスが
2になると、入力用カウンタ67の出力BD1が高レベ
ルになり、この高レベル出力信号はインバータ63を介
してラッチ回路47のクリア端子CLに供給され、ラッ
チ回路47を時刻t7で示すようにリセットする。ラッ
チ回路47がリセットされると、ラッチ回路47の反転
出力端子Q’からの信号によってラッチ回路53がラッ
チ動作を行い、その反転出力端子からの出力信号は低レ
ベルになるので、この低レベル信号により出力用カウン
タ37および入力用カウンタ67は共にリセットされ、
アドレスを0に初期化する。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御信号の立ち下がり時のデータバス上のデータおよび
制御信号の立ち上がり時のデータバス上のデータを取り
出し、この両データを比較し、両データが同一である
時、以降の制御信号の立ち上がりに応じてデータバス上
のデータを入力するとともに、該データの入力後、次の
データの入力のために格納場所のアドレスを進め、比較
手段による比較結果、両データが同一でない時、格納場
所のアドレスを初期化するので、従来のようにマイクロ
コンピュータの制御処理に影響されることなく、高速に
データ入力を行うことができる。
【0076】また、本発明によれば、制御信号の立ち下
がり時のデータバス上のデータおよび制御信号の立ち上
がり時のデータバス上のデータを取り出し、この取り出
した立ち下がり時および立ち上がり時の各データがそれ
ぞれ第1および第2の所定のデータである時、以降の制
御信号の立ち下がりに応じてデータバス上にデータを出
力し、該データの出力後、次のデータの出力のために格
納場所のアドレスを進め、前記取り出した立ち下がり時
および立ち上がり時の各データがそれぞれ第3および第
4の所定のデータである時、以降の制御信号の立ち上が
に応じてデータバス上のデータを入力し、該データの
入力後、次のデータの入力のために格納場所のアドレス
を進めるので、1本の制御線を利用した制御信号によっ
てデータの入力および出力の両方を効率的に行うことが
できる。
【0077】更に、本発明によれば、制御信号の立ち下
がり時のデータバス上のデータおよび制御信号の立ち上
がり時のデータバス上のデータを取り出し、この取り出
した立ち下がり時および立ち上がり時の各データがそれ
ぞれ第1および第2の所定のデータである時、以降の制
御信号の立ち上がりに応じてデータバス上にデータを出
力し、該データの出力後、次のデータの出力のために格
納場所のアドレスを進め、所定数のデータを出力した
後、引き続き以降の制御信号の立ち下がりに応じてデー
タバス上のデータを入力し、該データの入力後、次のデ
ータの入力のために格納場所のアドレスを進めるので、
データの入力および出力処理を一連の操作で連続して効
率的かつ簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるデータ入力装置の構
成図である。
【図2】図1に示す入力手段の詳細な回路構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2に示す回路のデータ監視手段およびカウン
タの更に詳細な構成を示したブロック図である。
【図4】図1〜3に示すデータ入力装置の作用を示すフ
ローチャートである。
【図5】図3の回路に使用するクロック信号CKA,C
KBを示す波形図である。
【図6】図1〜3に示すデータ入力装置の作用を示すタ
イミング図である。
【図7】本発明の他の実施例に係わるデータ入出力装置
の構成図である。
【図8】図7に示すデータ入出力手段の詳細な回路構成
を示すブロック図である。
【図9】図8に示す回路のデータ監視手段およびカウン
タのデータ出力時の更に詳細な構成を示したブロック図
である。
【図10】図8に示す回路のデータ監視手段およびカウ
ンタのデータ入力時の更に詳細な構成を示したブロック
図である。
【図11】図7〜10に示すデータ入出力装置の作用を
示すフローチャートである。
【図12】図9に示す出力手段によるデータ出力処理の
作用を示すタイミング図である。
【図13】図10に示す入力手段によるデータ入力処理
の作用を示すタイミング図である。
【図14】本発明の更に他の実施例に係わるデータ入出
力装置の構成を示すブロック図である。
【図15】図14に示すデータ入出力装置の作用を示す
フローチャートである。
【図16】図14に示すデータ入出力装置の作用を示す
タイミング図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 3 入力手段 9 データ監視手段 11 カウンタ 17 4ビットデータラッチ回路 19 ディジタル比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−166423(JP,A) 特開 平2−281360(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/38 - 13/42 350 G06F 13/36 - 13/36 530 G06F 13/00 - 13/00 301 G06F 15/78 510 H04L 7/00 - 7/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データバス上を伝送されるデータを制御
    信号に応じて入力するデータ入力装置であって、前記制
    御信号の立ち下がり時のデータバス上のデータおよび制
    御信号の立ち上がり時のデータバス上のデータを取り出
    すデータ取り出し手段と、該データ取り出し手段で取り
    出した両データを比較する比較手段と、該比較手段によ
    る比較結果、両データが同一である時、以降の制御信
    の立ち上がりに応じてデータバス上のデータを入力す
    るとともに、該データの入力後、次のデータの入力のた
    めに格納場所のアドレスを進めるように制御する制御手
    段と、前記比較手段による比較結果、両データが同一で
    ない時、前記格納場所のアドレスの初期化を行う初期化
    手段とを有することを特徴とするデータ入力装置。
  2. 【請求項2】 データバス上を伝送されるデータを制御
    信号に応じて入力するとともに、制御信号に応じてデー
    タバス上にデータを出力するデータ入出力装置であっ
    て、前記制御信号の立ち下がり時のデータバス上のデー
    タおよび制御信号の立ち上がり時のデータバス上のデー
    タを取り出すデータ取り出し手段と、該データ取り出し
    手段で取り出した立ち下がり時および立ち上がり時の各
    データがそれぞれ第1および第2の所定のデータである
    時、以降の制御信号の立ち下がりに応じてデータバス上
    にデータを出力するとともに、該データの出力後、次の
    データの出力のために格納場所のアドレスを進めるよう
    に制御する出力制御手段と、前記データ取り出し手段で
    取り出した立ち下がり時および立ち上がり時の各データ
    がそれぞれ第3および第4の所定のデータである時、以
    降の制御信号の立ち上がりに応じてデータバス上のデー
    タを入力するとともに、該データの入力後、次のデータ
    の入力のために格納場所のアドレスを進めるように制御
    する入力制御手段と、前記出力制御手段により所定数の
    データを出力したときまたは前記入力制御手段により所
    定数のデータを入力したときには、前記格納場所のアド
    レスを初期化する初期化手段とを有することを特徴とす
    るデータ入出力装置。
  3. 【請求項3】 データバス上を伝送されるデータを制御
    信号に応じて入力するとともに、制御信号に応じてデー
    タバス上にデータを出力するデータ入出力装置であっ
    て、前記制御信号の立ち下がり時のデータバス上のデー
    タおよび制御信号の立ち上がり時のデータバス上のデー
    タを取り出すデータ取り出し手段と、該データ取り出し
    手段で取り出した立ち下がり時および立ち上がり時の各
    データがそれぞれ第1および第2の所定のデータである
    時、以降の制御信号の立ち上がりに応じてデータバス上
    にデータを出力するとともに、該データの出力後、次の
    データの出力のために格納場所のアドレスを進めるよう
    に制御する出力制御手段と、該出力制御手段の制御によ
    り所定数のデータを出力した後、引き続き以降の制御信
    の立ち下がりに応じてデータバス上のデータを入力す
    るとともに、該データの入力後、次のデータの入力のた
    めに格納場所のアドレスを進めるように制御する入力制
    御手段と、この入力制御手段により所定数のデータを入
    力したときには、前記格納場所のアドレスを初期化する
    初期化手段とを有することを特徴とするデータ入出力装
    置。
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