JP3211966B2 - ブレーキマスターシリンダの取付構造 - Google Patents

ブレーキマスターシリンダの取付構造

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JP3211966B2
JP3211966B2 JP8319391A JP8319391A JP3211966B2 JP 3211966 B2 JP3211966 B2 JP 3211966B2 JP 8319391 A JP8319391 A JP 8319391A JP 8319391 A JP8319391 A JP 8319391A JP 3211966 B2 JP3211966 B2 JP 3211966B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキマスターシリ
ンダの取付構造、特にその取付剛性を向上させたブレー
キマスターシリンダの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車室内に存在するペダルブラケッ
トにブレーキマスターシリンダを取付けるにあたって
は、下記の構造が採用されていた。
【0003】ペダルブラケット自体によってブレーキ
マスターシリンダの上方を覆い、該ペダルブラケットの
内側でブレーキマスターシリンダの両端を支持する構造
のもの。
【0004】ペダルブラケットの側面に横方向外方に
突出するブレーキマスターシリンダブラケットを固定
し、該ブラケットにブレーキマスターシリンダを固定す
る構造のもの。
【0005】ブレーキマスターシリンダに支柱を設
け、該支柱をペダルブラケットの側面に固定する構造の
もの。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造のブレーキマスターシリンダの取付構造にあって
は、各々下記の課題を有していた。
【0007】の取付構造ペダルブラケットが大型化
し、重量が重くなる。特に、ブレーキブースタ付のブレ
ーキマスターシリンダを支持する場合には、上記傾向が
顕著となり、更にその課題は深刻となる。
【0008】の取付構造ブレーキマスターシリンダを
固定するブラケットがペダルブラケットによる片持ち支
持であり、その支持剛性が低い。そのため該ブラケット
及びペダルブラケットを強固なものとする必要があり、
重量が重くなる。
【0009】の取付構造ブレーキマスターシリンダが
支柱の付いた専用品となり、コストが高くなる。
【0010】本発明は、上述した従来のブレーキマスタ
ーシリンダの取付構造が有する、各々の課題に鑑みなさ
れたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、車体構造部材に剛接されるペダルブラケッ
トの側面に横方向外方に突出するブラケットと横方向両
側に突出するペダルシャフトとを固定し、該ブラケット
にブレーキマスターシリンダを固定し、該ペダルシャフ
トにクラッチペダルとブレーキペダルとを左右振り分け
て軸支する構造のブレーキマスターシリンダの取付構造
において、側面から見て前記ペダルブラケットを前記ブ
レーキマスターシリンダと各ペダルの前方及び上方を覆
うように前記車体構造部材に沿って形成するとともに、
該ペダルブラケットを前記ブレーキマスターシリンダの
ブレーキブースタの側方に配設される中央部と該中央部
の前方に配設され前記ブラケットとペダルシャフトを固
定する前部とから構成し、該前部を前記中央部に比べ前
記ブレーキマスターシリンダの軸心寄りに偏倚させて配
設し、前記ブレーキマスターシリンダを固定するブラケ
ットの外方端部に車体構造部材側に延びる支腕を設け、
該支腕を車体構造部材及び前記ペダルシャフトに固定
し、ブレーキペダルのペダル面を、上記ブレーキマスタ
ーシリンダの軸心に対して車幅方向に離れる方向でペダ
ルブラケットに近づけるようにしてブレーキペダルの軸
支部から偏倚させて配設したことにある。
【0012】
【作 用】本発明にかかるブレーキマスターシリンダの
取付構造によれば、該ブレーキマスターシリンダを固定
するブラケットが、ペダルブラケット及び車体構造部材
によってその両端を支持されているため、強固に安定し
て取付けられる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面に従って
詳細に説明する。
【0014】ここで、図1は本発明にかかるブレーキマ
スターシリンダの取付構造を示した斜視図、図2はブレ
ーキマスターシリンダを固定するブラケットを示した斜
視図、図3は図1のA視方向の側面図、第4図は図1の
B視方向の底面図である。
【0015】図中1は、上方に向いて開く断面略コ字状
のペダルブラケットであり、該ペダルブラケット1は、
前端部1a、及び後端部1bの両側に張り出すフランジ
2,2部で、ボルト3により車体側に固定されている。
【0016】このペダルブラケット1の前部下寄りの部
位には、その左右の双璧4,4を横方向に貫通するペダ
ルシャフト5が溶接等の手段により固着され、その右側
(図1において手前側)にブレーキペダル6の基部が、
その左側(図1において後方側)にクラッチペダル7の
基部が、各々ペダルブラケット1を挟む状態で回動可能
に装着されている。
【0017】ブレーキペダル6の上方には、ブレーキマ
スターシリンダ8の前部に一体的に取付けられたブレー
キブースタ9のブッシュロッド10を駆動するためのア
ーム11が連設され、これによりブレーキペダル6の動
きがブレーキブースタ9、及びブレーキマスターシリン
ダ8へと伝達される。
【0018】12は前記ブレーキブースタ付ブレーキマ
スターシリンダ8を支持するブラケットであり、該ブラ
ケット12は、図2に示すようにその中央部にブレーキ
ブースタ9の前部筒胴部9aが嵌め込まれるべき孔13
を有する略垂直状の主部12aと、この主部12aの左
側端部、すなわち図2において後方側端部より前記ペダ
ルブラケット1の右側壁4に沿って前方へ延びる支片1
2bと、主部12aの右側端部より前方の車体側に延
び、その先端に車体側に固定するボルトの挿通孔14が
形成された支腕12cと、該支腕12cから分岐して前
記ペダルシャフト5側に延び、該ペダルシャフト5を支
持する支腕12dとから形成されている。
【0019】前記ブラケット12は、図1あるいは図
3,図4に示すように、その左側端部の支片12bにお
いて上記ペダルブラケット1の右側壁4にボルト止め等
の手段により固定され、その左側端部の支腕12cの先
端においてボルト15により車体側に固定され、該ブラ
ケット12の主部12aにボルト等によって固定された
ブレーキブースタ付ブレーキマスターシリンダ8を安定
して支持すると共に、前記支腕12cから分岐して形成
された支腕12dによってペダルシャフト5の端部を支
持している。
【0020】以上、本発明の一実施例につき説明した
が、本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基いて、各種の変形及び変更が可
能である。
【0021】例えば、上記実施例においては、ブレーキ
ブースタ付のブレーキマスターシリンダをブラケットに
よって取付ける構造につき説明したが、ブレーキマスタ
ーシリンダのみをブラケットによって取付ける構造とし
ても良い。
【0022】また、上記実施例においては、ブラケット
の端部から車体構造部材側に延びる支腕に、ペダルシャ
フトを支持する支腕を分岐させて設けた構造につき説明
したが、かかるペダルシャフトを支持する支腕は必ずし
も必要ではない。但し、実施例の如く構成するれば、ブ
レーキマスターシリンダのみならず、ペダルシャフトを
も安定して支持する構造を提供できる。
【0023】
【発明の効果】本発明にかかるブレーキマスターシリン
ダの取付構造によれば、取付剛性を向上させることがで
きると共に、ペダルブラケット等の取付部材の小型軽量
化を図ることができ、車内スペース的にも有利な取付構
造となる。また、本発明によれば、ペダルブラケット
は、ブレーキマスタシリンダとブレーキペダルとクラッ
チペダルの前方及び上方を覆い、幅を持つ大物のブラケ
ットで設け、該ペダルブラケットの前端と後端を単純に
車体側に固定しているためペダル取付部周辺の車体側で
あるダッシュパネルの補強を兼ねることが可能である。
さらに、本発明によれば、両ペダルのシャフト支持部を
ペダルブラケットの両側に設けたため、ブラケット(1
2)等の取付部材の小型軽量化を図ることができる。ま
たさらに、本発明は、ブレーキペダルは踏み込む力が大
きいため強度が必要なので、ブレーキブースタ軸線上と
一致させて設け、ペダルブラケット前部をブレーキペダ
ル支持部側偏倚させて設けているため、強度上有利とし
ている。そして、ブレーキペダルのペダル面を、上記ブ
レーキマスタシリンダの軸線に対して車両幅方向に離れ
る方向でペダルブラケットに近づけるようにしてペダル
の軸支部から偏倚させて配設したので、ブレーキペダル
のペダル面に大きな踏力が掛かってもペダルの支持部の
強度を保つのに有利となり、また、ブレーキペダルのペ
ダル面のレイアウトを最適な位置にするのにペダルブラ
ケット及びペダル軸支部の位置の変更など大掛かりな変
更を必要とせず、ペダル軸支部の強度を維持して最適な
ペダル面のレイアウトを簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるブレーキマスターシリンダの取
付構造を示した斜視図である。
【図2】本発明において使用するブラケットの斜視図で
ある。
【図3】図1のA視方向の側面図である。
【図4】図1のB視方向の底面図である。
【符号の説明】
1 ペダルブラケット 5 ペダルシャフト 6 ブレーキペダル 7 クラッチペダル 8 ブレーキマスターシリンダ 9 ブレーキブースタ 12 ブラケット 12a 主部 12b 支片 12c,12d 支腕 15 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 11/18 B60T 7/06 B62D 25/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体構造部材に剛接されるペダルブラケ
    ットの側面に横方向外方に突出するブラケットと横方向
    両側に突出するペダルシャフトとを固定し、該ブラケッ
    トにブレーキマスターシリンダを固定し、該ペダルシャ
    フトにクラッチペダルとブレーキペダルとを左右振り分
    けて軸支する構造のブレーキマスターシリンダの取付構
    造において、側面から見て前記ペダルブラケットを前記
    ブレーキマスターシリンダと各ペダルの前方及び上方を
    覆うように前記車体構造部材に沿って形成するととも
    に、該ペダルブラケットを前記ブレーキマスターシリン
    ダのブレーキブースタの側方に配設される中央部と該中
    央部の前方に配設され前記ブラケットとペダルシャフト
    を固定する前部とから構成し、該前部を前記中央部に比
    べ前記ブレーキマスターシリンダの軸心寄りに偏倚させ
    て配設し、前記ブレーキマスターシリンダを固定するブ
    ラケットの外方端部に車体構造部材側に延びる支腕を設
    け、該支腕を車体構造部材及び前記ペダルシャフトに固
    定し、ブレーキペダルのペダル面を、上記ブレーキマス
    ターシリンダの軸心に対して車幅方向に離れる方向でペ
    ダルブラケットに近づけるようにしてブレーキペダルの
    軸支部から偏倚させて配設したことを特徴とするブレー
    キマスターシリンダの取付構造。
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WO2014065379A1 (ja) * 2012-10-25 2014-05-01 本田技研工業株式会社 車両用ペダル装置

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