JP2557107Y2 - 自動車フレーム構造 - Google Patents

自動車フレーム構造

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JP2557107Y2
JP2557107Y2 JP1991050702U JP5070291U JP2557107Y2 JP 2557107 Y2 JP2557107 Y2 JP 2557107Y2 JP 1991050702 U JP1991050702 U JP 1991050702U JP 5070291 U JP5070291 U JP 5070291U JP 2557107 Y2 JP2557107 Y2 JP 2557107Y2
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JP
Japan
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outrigger
bush
side member
mounting portion
frame structure
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JP1991050702U
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Inventor
雅昭 木村
哲 桜井
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は主としてワンボックス
タイプの自動車のフレーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 ワンボックスタイプの自動車は地上高
は一般の乗用車に比べて高く、したがって従来では図5
に示すように自動車の床(1)の下面を支持する自動車
フレームのサイドメンバー(2)から下方に所定長のブ
ラケット(3)を差出し、該ブラケット(3)下端にブ
ッシュ(4)を取付け、該ブッシュ(4)にフロントサ
スペンションのロアリンク(5)根端部を接続してい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 しかし上記従来構成
にあっては、ブラケット(3)のねじり剛性あるいは横
剛性が弱く、衝突時等の外力によりこの部分が破壊され
易いし、通常時でもこの部分の振動により低級音が発生
したり操縦性能が低下したりする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記従来の課
題を解決するための手段として、自動車フレームのサイ
ドメンバー(12)と、車体のサイドシル(16)との
間にアウトリガー(13)を差渡し、該サイドメンバー
(12)の直下においてアウトリガー(13)下部に
ブッシュ(14)を取付け、該ブッシュ(14)にフロ
ントサスペンションのロアリンク(15)の根端部を接
続し、該アウトリガー(13)のブッシュ取付部とサイ
ドメンバー(12)との間に補強材(13)Aを差渡し
た自動車フレーム構造を提供するものである。
【0005】
【作用】 自動車フレームのサイドメンバー(12)に
及ほされる外力はアウトリガー(13)を介して車体の
サイドシル(16)側へ伝達され、該サイドメンバー
(12)に外力が集中することが防止される。またフロ
ントサスペンションのロアリンク(15)のブッシュ
(14)はアウトリガー(13)に取付けられている
が、該アウトリガー(13)のブッシュ取付部とサイド
メンバー(12)との間に補強材(13)Aが差渡され
ているので、該ブッシュ取付部にかゝるねじり力は、主
として補強材(13)Aを介してサイドメンバー(1
2)に伝達され、また該ブッシュ取付部にかゝる横方向
の力は、主としてアウトリガー(13)を介してサイド
シル(16)側へ伝達されるので該アウトリガー(1
3)のブッシュ取付部のねじり剛性や横剛性は構造的に
みて大きい。
【0006】
【実施例】 本考案を図1〜図4に示す一実施例によっ
て説明すれば、自動車の床(11)の下面を支持する自
動車フレームのサイドメンバー(12)の前部におい
て、該サイドメンバー(12)と車体のサイドシル(1
6)との間にはアウトリガー(13)が差渡され、該ア
ウトリガー(13)はステップ(17)を支持し、また
該アウトリガー(13)の下部には前輪(18)のロア
リンク(15)の根端部が接続されるブッシュ(14)
がボルトナット(14)Aによって取付けられ、該アウ
トリガー(13)のブッシュ取付部とサイドメンバー
(12)との間には補強材(13)Aが差渡され、この
ようにして該ブッシュ取付部は補強材(13)Aによっ
て補強されている。
【0007】 上記構成にあってはアウトリガー(1
3)のブッシュ取付部は補強材(13)Aによって補強
されているので、この部分にかゝるねじり力は主として
該補強材(13)Aを介してサイドメンバー(12)に
伝達され、この部分のねじり剛性は大巾に向上する。ま
たこの部分にかゝる横方向の力は主としてアウトリガー
(13)を介してサイドシル(16)側に伝達されるの
で、この部分の横剛性も大巾に向上する。更に前面衝突
時にサイドメンバー(12)に及ぼされる図1矢印方向
の外力もアウトリガー(13)を介してサイドシル(1
6)側に伝達され、車室内の潰れ等が防止される。
【0008】
【考案の効果】 したがって本考案においては、フロン
トサスペンションのロアリンクを自動車フレームヘ結合
するためのブッシュをブラケットにかえてサイドメンバ
ーとサイドシルとの間に差渡されたアウトリガーに取付
け、更にアウトリガーのブッシュ取付部とサイドメンバ
ーとの間に補強材を差渡すから、該アウトリガーに及ぼ
される外力はサイドメンバーまたはサイドシルに伝達さ
れ、したがって該アウトリガーのブッシュ取付部のねじ
り剛性や横剛性は高いものとなり、振動にもとづく低級
音の発生もなくなり、操縦性能も向上し、また前面衝突
時等にサイドメンバーに及ぼされる外力もアウトリガー
を介してサイドシルに伝達され車室内の潰れ等も有効に
防止される。
【0009】 またこの部分の構造強度が全体として大
きくなるから、サイドメンバー、アウトリガー、サイド
シル等の板厚も従来に比して小さく出来、アウトリガー
が余分に取付けられても重量は従来と余り変わらないよ
う設定出来る。
【図面の簡単な説明】
図1〜図4は本考案の一実施例を示すものである。
【図1】 アウトリガー取付部分の下面図
【図2】 アウトリガー取付部分の側断面図
【図3】 図2におけるSA−SA断面図
【図4】 図2におけるSB−SB断面図
【図5】 従来例のブラケット取付部分の側断面図
【符号の説明】
12 サイドメンバー 13 アウトリガー 13A 補強材 14 ブッシュ 15 ロアリンク 16 サイドシル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車フレームのサイドメンバーと、車体
    のサイドシルとの間にアウトリガーを差渡し、該サイド
    メンバーの直下においてアウトリガー下部にブッシュ
    取付け、該ブッシュにフロントサスペンションのロア
    リンクの根端部を接続し、該アウトリガーのブッシュ取
    付部とサイドメンバーとの間に補強材を差渡したことを
    特徴とする自動車フレーム構造
JP1991050702U 1991-06-04 1991-06-04 自動車フレーム構造 Expired - Lifetime JP2557107Y2 (ja)

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JP1991050702U JP2557107Y2 (ja) 1991-06-04 1991-06-04 自動車フレーム構造

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Publication Number Publication Date
JPH04133985U JPH04133985U (ja) 1992-12-14
JP2557107Y2 true JP2557107Y2 (ja) 1997-12-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0751424Y2 (ja) * 1989-01-31 1995-11-22 日産自動車株式会社 自動車の後部車体構造

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JPH04133985U (ja) 1992-12-14

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Effective date: 19970225

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