JP3211393U - 棒状建築資材 - Google Patents

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Abstract

【課題】シュリンク包装用樹脂フィルムの分別がし易いものとするためにシュリンク包装された樹脂フィルムを容易に剥がすことができる建築資材を提供する。【解決手段】打設コンクリート層間に介在される、面木、目地棒、アンコ材等の棒状建築資材である。その棒状材(芯材)10の全長に亘って筒状樹脂フィルム11をシュリンク包装し、そのシュリンク包装した樹脂フィルム11のコンクリート層に接しない面にその棒状材の全長に亘るミシン目状の孔列12を形成する。シュリンク包装は樹脂フィルムが縮んで棒状材10を密封被覆するため、棒状材の全表面に樹脂フィルムがピッタリ添い、面木等の外面形状の変形が極めて少ない。ミシン目状孔列12がコンクリート層に接する面に存在しないため、コンクリートがその孔列から内部に侵入することがない。同図鎖線で示すように、孔列12の端から、樹脂フィルム11を破いて剥がせば、樹脂フィルム11を芯材10から容易に剥がして両者を分別できる。【選択図】図1

Description

この考案は、コンクリート構造物(鉄筋コンクリート構造物を含む)を施工する際、そのコンクリート構造物の隅に所要の形状,例えば面取りを作るための面木、同コンクリート構造物のコンクリート層間の隙間、例えば目地を形成するための目地棒、同コンクリート構造物に複雑な切り込み等を形成するためのアンコ材(ヌスミ材)等の棒状建築資材(棒状土木資材も含む、以下同様)に関するものである。
コンクリート構造物を施工する際、型枠は、そのコンクリート構造物を所定の形状、寸法につくるための鋳型の役目をする仮設工作物であり、図7(a)に示すように、その型枠Wの中にコンクリートCを打設し、その打設コンクリートCが固化し、所要の強度に達すると、型枠Wは撤去(脱型)される。これを「型枠工法」という。
この型枠工法において、コンクリート構造物の保守管理、養生、デザイン等の目的から、面木、目地棒、アンコ材等が使用される。面木は、柱、梁、手摺り等の角に面を取るために使用し、例えば,出隅(図7(a)、(b))、入隅(同図(g)、(h))、コーナ(同図(f))、天端(同図(i))等に使用される。目地棒は、亀裂(クラック)誘発目地(同図(j))、打継目地(同図(c)、(d))、壁面目地(同図(e))等を形成するために使用される。アンコ材はコンクリート構造物に複雑な切り込み等を作るときに、コンクリートが廻らないように型枠に取り付けられる。
この面木、目地棒、アンコ材等(以下、これらを総称して「面木等、符号A(A、A・・)」と言う。)は、棒状であって、使用部位に応じて、図1、図6(a)〜(g)等に示す、三角形、四角形、丸等の断面形状を有し、その断面形状は、枠状であったり、無垢状であったりし、同じ部材によって形成される。
その面木等は、従来、無垢の木材からなるものが一般的であり、樹脂製枠状の物もある(特許文献1、2参照)。また、樹脂製枠体の面木等は、芯材として、発泡樹脂(特許文献1)や木材(特許文献2)を枠体内に装入している。
特開平11−141121号公報 特開2014−237994号公報 実用新案登録第3202509号公報
面木等は、型枠Wと同様に、打設コンクリートCが固化すれば、そのコンクリート面から撤去される。そのとき、撤去し易いことが要求される。すなわち、コンクリート面からの剥離性(脱型性)が要求される。
この剥離性に応えるために、棒状面木等のその棒状材の全長に亘って樹脂フィルムをシュリンク包装することが考えられている(特許文献3段落0004)。このシュリンク包装は、樹脂フィルムの剥離性により、上記コンクリート面からの脱型性が良い。
一方、このシュリンク包装の面木等を廃棄等する際、芯材(棒状材)が木製等であれば、芯材とシュリンク包装資材である樹脂フィルムを分別する必要がある。
従来、その面木等の芯材から樹脂フィルムを剥がすには、尖端を有する棒材によって、シュリンク包装された樹脂フィルムに穴を開けたり、刃物で切り目を入れたりして、その穴又は切り目から樹脂フィルムを破って剥離している。この作業は繁雑であり、改善が望まれている。
この考案は、シュリンク包装された面木等において、そのシュリンク包装された樹脂フィルムを容易に剥がし得るようにすることを課題とする。
上記課題を達成するため、この考案は、まず、シュリンク包装の樹脂フィルムにその長さ方向のミシン目状の孔列を形成することとしたのである。
シュリンク包装は、棒状面木等(棒状材)のサイズに合わせた樹脂フィルムの袋にその棒状材(芯材)を入れたり、又は、棒状材を樹脂フィルムで覆ったりした上で、シュリンク機械に通して加熱すると、樹脂フィルムが縮んで面木等(棒状材)を密封被覆するため、棒状材の全表面に樹脂フィルムがピッタリ添い、面木等の外面形状の変形は極めて少ない。このため、シュリンク包装しても、面木等の本来の機能、例えば面取りの形成等に支障が出ることはない。
つぎに、そのミシン目状孔列はシュリンク包装したコンクリート層に接しない面に形成することとしたのである。
ミシン目状孔列がコンクリート層に接する面に存在すると、コンクリートがその孔列から内部に侵入し、コンクリート面にそのミシン目状孔列による凹凸条が形成されて美観的に問題になる上に、コンクリートの接着性によって、棒状材(芯材)と樹脂フィルムが剥離されにくくなるとともに脱型性も低下する問題が生じる。
したがって、コンクリートが接しない樹脂フィルム面にミシン目状の孔列があれば、その孔列からコンクリートが侵入することがないため、棒状材から樹脂フィルムを容易に剥がすことができる。
この考案の具体的な構成としては、打設コンクリート層間に介在される棒状材からなる建築資材であって、その棒状材の全長に亘って樹脂フィルムをシュリンク包装し、そのシュリンク包装した樹脂フィルムのコンクリート層に接しない面にその棒状材の長さ方向に長いミシン目状の孔列を形成した構成を採用したのである。
この樹脂フィルムのシュリンク包装は、剥離性が問題となる木材からなる棒状材の建築資材の場合に有効である。
上記ミシン目状孔列の長さは、棒材の尖端をその孔列に入れてシュリンク包装用樹脂フィルムを破いて剥離し得れば、任意であるが、棒状材の全長に亘って(長さ方向の両端に至って)形成することが好ましい。ミシン目状孔列が全長に亘って形成されておれば、そのミシン目状孔列を介して棒状材の全長(シュリンク包装の全長)に亘って樹脂フィルムを容易に剥がすことができる。
上記棒状建築資材は、コンクリート構造物を施工する際、そのコンクリート構造物に所要の形状を作る面木、同コンクリート構造物のコンクリート層間の隙間を形成する目地棒、前記コンクリート構造物に複雑な切り込み等を形成するためのアンコ材等が考えられる。
この考案は、以上のように構成したので、脱型性の良い面木等の建築資材とすることができるとともに、建築資材本体(棒状材)とシュリンク包装用樹脂フィルムの分別がし易いものとなる。
この考案に係る面木の一実施形態の斜視図 同実施形態の断面図 同実施形態の製作説明図 同実施形態の使用状態の説明用断面図 他の各実施形態の斜視図 (a)〜(g)は面木等の各例の断面図 (a)〜(j)は面木、目地棒、アンコ材の各使用例の概略断面図
この考案に係る面木Aの一実施形態を図1〜図4に示し、この実施形態の面木Aは、同図に示すように、断面無垢三角棒状木材(桐製芯材)10の全長に亘って、ポリ塩化ビニル製樹脂フィルム11がシュリンク包装されている。シュリンク包装は芯材10の両端から突出させても良い。面木Aの長さは、2m等と任意である。樹脂フィルム11の厚さは任意であるが、例えば、0.02〜0.05mm程度とする。
シュリンク包装された樹脂フィルム11のコンクリート層Cに接しない面(図2において斜面以外の面)には、その全長に亘ってミシン目状の複数の孔列12が形成されている。
この孔列12は、図3に示すように、芯材10のサイズに合わせた(芯材10が入り得る)大きさの筒状の樹脂フィルム11を偏平にして、孔列12を形成する部位にレーザ光cを照射する等によって形成する。このため、孔列12は2面に形成される(図2参照)。孔列12の孔の大きさや間隔は、孔列12を介して樹脂フィルム11を円滑に剥ぎ取れるように実験などによって適宜に設定する。
この孔列12を有する筒状樹脂フィルム11に芯材(棒状材)10を装入(挿入)し(図3参照)、その樹脂フィルム11で被覆された芯材10をシュリンク機械に通して加熱する。すると、樹脂フィルム11が縮んで芯材(棒状材)10を密封被覆する。このため、芯材10の全表面に樹脂フィルム11がピッタリ添い、このシュリンク包装しても、面木Aの本来の機能(面取り)に支障が出ることはない。
この実施形態の面木Aは以上の構成であり、従来と同様、図4に示すように、型枠Wに釘等によって固定し、コンクリートCを打設することによって、コンクリート層の隅に面取りを形成する。このとき、孔列12は、コンクリートCに接しない面に形成されているため、孔列12からコンクリートCが木製の芯材10に侵入することはない。
コンクリートCが乾燥して固化し、所要の強度に達すれば、型枠Wを脱型する。この型枠Wの脱型とともに、面木Aも脱型される。このとき、面木Aは樹脂フィルム11でシュリンク包装されているため、その脱型も円滑である。
この面木Aを、棒状材(芯材)10と樹脂フィルム11に分別する場合は、図1鎖線で示すように、孔列12の端から、樹脂フィルム11を破いて剥がせば、樹脂フィルム11を芯材10から容易に剥がして両者を分別できる。
上記実施形態の面木Aにおいて、孔列12は、図1に示す、波状でなくても、図5(a)に示す、直線状等とすることができる。要は、樹脂フィルム11を破いて剥がし得れば、その列形状は何れでも良い。また、その孔列12も少なくとも1列あれば十分であり(図5(b)、同(c)参照)、その位置も、形成面の幅方向の中央であったり(図5(b)参照)、図1と異なる側であったり(同図(c)参照)等と幅方向に任意である。
なお、図3に示したシュリンク包装において、筒状樹脂フィルム11に真っ直ぐな孔列12を形成しても、棒状材10にシュリンク包装する際、樹脂フィルム11の熱収縮によって、その孔列12はある程度の波状となることは避けがたい。
上記実施形態の面木Aはその棒状材(芯材)10が断面三角状であったが、図7で示す使用場所に応じて、図6に示す、断面正四角形、同台形、同丸形(建築資材A〜A)等と任意である。
上記樹脂フィルム11には、ポリ塩化ビニル以外に、一般的なポリエチレン、ポリプロピレン等の種々の樹脂フィルムが考えられる。その樹脂フィルム11を棒状材10の全面全長に亘ってシュリンク包装し得れば、シュリンク前の樹脂フィルム11は筒状でなくても良い。
また、棒状材(芯材)10は、単板、合成板等の木製に特定されない。例えば、発泡樹脂であったり、樹脂であったり、又枠状であったりし得る。
さらに、この考案は、面木Aに限らず、目地棒、アンコ材等の、コンクリート構造物を施工する際、そのコンクリート構造物のコンクリート層間の隙間を形成したり、コンクリート構造物に複雑な切り込み等を形成したりする、棒状材に樹脂フィルムをシュリンク包装した棒状建築資材に採用し得ることは勿論である。
因みに、上記実施形態は、建築資材であったが、この考案は、棒状土木資材にも採用し得ることは言うまでもない。
W 型枠
A、A〜A 建築資材(面木、目地棒、アンコ材)
C コンクリート
10 棒状材(木製芯材)
11 シュリンク包装用樹脂フィルム
12 孔列

Claims (4)

  1. 打設コンクリート層間に介在される棒状材(10)からなる建築資材(A、A〜A)であって、その棒状材(10)の全面全長に亘って樹脂フィルム(11)をシュリンク包装し、そのシュリンク包装した樹脂フィルム(11)の前記コンクリート層に接しない面に、前記棒状材(10)の長さ方向に長いミシン目状の孔列(12)を形成したことを特徴とする建築資材。
  2. 上記棒状建築資材(A)が、面木、目地棒又はアンコ材であることを特徴とする請求項1記載の建築資材。
  3. 上記ミシン目状の孔列(12)は、シュリンク包装された上記棒状材(10)の長さ方向の両端に至っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の建築資材。
  4. 上記棒状材(10)が木材からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の建築資材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017201078A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 株式会社大林組 トンネルの覆工コンクリートおよび覆工コンクリートの構築方法

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