JP3211263U - トルク値表示レンチ - Google Patents

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胡 厚 飛
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Abstract

【課題】全体の外形がほぼ直線状を呈し、占めるスペースが小さく、携帯及び収納が容易となるトルク値表示レンチを提供する。【解決手段】トルク値表示区域を反時計方向側区域A1と時計方向側区域A2とに分ける半径方向ラインL、回転センターラインXを中心として旋回可能な引き部31及び引き部31と接続する支持部32を有する本体30と、支持部32と連接する第1の端41、引き部31の回転センターラインXから離れて位置し、第1の端41との間に軸心線Cが反時計方向側区域A1に位置する変形部43が形成され、ユーザが引くことが可能である第2の端42を有するトルクロッド40と、本体30とトルクロッド40との間に位置し、変形部43が反時計方向側区域A1から時計方向側区域A2へ弾性的に曲がるときに、ユーザはトルク値を読み取り可能である表示装置50と、を備える。【選択図】図8

Description

本考案は、トルク値表示レンチに関する。
図1に示す微調整トルクレンチは、ハンドル1、作動ロッド2、指針3、作動ヘッド4及び表示片5から構成される。ハンドル1と作動ヘッド4とは、それぞれ作動ロッド2の両端に設けられている。表示片は作動ロッド2に固定されている。指針3は、一端が作動ヘッド4に組み付けられており、他端が表示片5に対応し表示片5に指向する。これにより、ハンドル1に力を加えると、作動ロッド2がトルクを受けて曲がり、指針3が直線状を維持する。ユーザは、指針3が指す表示片5の目盛により、トルクの大きさを読み取り可能である。
図2に示すトルクレンチ10は、自転車に適用可能であり、本体11と、測定装置12と、を備える。本体11は、ハンドル13と、駆動ロッド14と、を有する。ハンドル13の内部には、複数種のドライバーヘッドを収容可能である。駆動ロッド14は、一端がハンドル13に設けられており、他端がボルトなどを駆動する駆動部15を有する。測定装置12は、指針12aと、表示部材12bと、を備える。指針12aは、一端がハンドル13に組み付けられており、他端が表示部材12bに対応し表示部材12bに指向する。表示部材12bの一端は駆動ロッドに嵌合されている。ユーザがトルクレンチ10を操作することにより、指針12aが変位して表示部材12bの当該トルクに対応する目盛に指向する。これにより、ユーザは、駆動部15の加えるトルクを読み取り可能である。
図3及び図4に示すトルクレンチ20は、ハウジング21と、駆動ロッド22と、指向部材23と、を備える。ハウジング21は、上ハウジング21aと下ハウジング21bとから構成され、複数の工具ヘッド24を収容可能である。駆動ロッド22の一端はハウジング21に固定されている。上ハウジング21aに表示窓25が設けられている。表示窓25の周囲に数値25aが標示されている。指向部材23は、ハウジング21内に設けられており、一端が指針部23aを有する。指針部23aは、表示窓25の内側に位置し、トルクに対応する数値25aに指向する。これにより、ユーザは、表示窓25を透視して指針部23aが指向する数値25aを読み取って、トルクレンチのトルク値を迅速に把握可能である。
図1に示すような微調整トルクレンチは、指針3がユーザを傷付けやすく、横に設けられている表示片5の占めるスペースが大きいため、携帯及び収納が便利ではない。
図2に示すようなトルクレンチ10は、指針12aがユーザを傷付けやすく、全体がT字形を呈し、占めるスペースが大きく、携帯及び収納が容易ではない。
図3及び図4に示すようなトルクレンチ20は、外部に露出する指針がなくなるが、全体がT字形を呈し、占めるスペースが大きく、携帯及び収納が容易ではない。
上記の各トルクレンチは、指針の旋回可能な角度が小さいため、標示可能な目盛の数量が多くなく、ユーザはトルクの大きさを容易に読み取ることができない。
本考案の目的は、全体の外形がほぼ直線状を呈し、占めるスペースが小さく、携帯及び収納が容易となるトルク値表示レンチを提供することにある。
本考案のトルク値表示レンチによると、回転センターラインに垂直であり、回転センターラインを通過しトルク値表示区域を反時計方向側区域と時計方向側区域とに分ける半径方向ライン、回転センターラインを中心として工作物を駆動して旋回させることが可能な引き部、及び、引き部と連接する支持部、を有する本体と、
支持部と連接する第1の端、及び、引き部の回転センターラインから離れた方向に位置し、第1の端との間に反時計方向側区域に位置する軸心線を有する変形部が形成され、ユーザが引くと変形部が反時計方向側区域から時計方向側区域へ弾性的に曲がる第2の端、を有するトルクロッドと、
本体とトルクロッドとの間に位置し、トルクロッドの変形部が反時計方向側区域から時計方向側区域へ弾性的に曲がるときにユーザがトルク値を読み取り可能である表示装置と、を備えることを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによると、変形部の軸心線は、本体の半径方向ラインに重ならないように平行し、反時計方向側区域に位置することを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによると、支持部は、半径方向ラインに対して偏心穴を有し、偏心穴の軸心線は反時計方向側区域に位置し、トルクロッドの第1の端は偏心穴に結合されていることを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによると、トルクロッドは直線状を呈することを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによると、支持部は、更に、偏心穴と連接する拡大溝を有し、拡大溝により、トルクロッドは、反時計方向側区域から時計方向側区域へ弾性的に曲がり可能であることを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによると、支持部は、引き部と一体であり、半径方向ラインに沿って延び、半径方向ラインに沿って延びる長さが引き部の半径方向ラインに沿って延びる長さより長く、又は同じであり、引き部は、一方向爪車、方向切替爪車、開口端、又はソケットであり、支持部とトルクロッドの間には、更に、位置決め部材が設けられていることを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによると、本体は、更に、中空なケースを有し、ケースは、支持部を覆うように半径方向ラインに沿って延び、トルクロッドの第2の端は、ケースから露呈し、表示装置は、ケースに設けられており、トルクロッドの変形部と連接することを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによると、ケースの引き部から遠い側の端部に剛性止めブロックが設けられており、剛性止めブロックは案内溝を有し、トルクロッドの第2の端は、剛性止めブロックを挿通して外部に露出することを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによると、トルクロッドの第2の端は、中央部にやや凹むハンドルを有することを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによると、トルクロッドの第2の端はハンドルを有し、ハンドルは、反時計方向側区域に位置する二つの凹み部と、時計方向側区域に位置し本体へ延びる受け区と、を有することを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによると、表示装置は、トルクロッドに設けられている歯付きブロックを有し、目盛を有するダイヤルはケースに旋回可能に設けられており、ダイヤルは、歯付きブロックと噛合うギアを有することを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによると、表示装置は、更に、ケースの末端とダイヤルとの間をカバーするマスクを有し、マスクは、ダイヤルの目盛に対応する透視部を有することを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによると、歯付きブロックの歯面で形成される半径は、少なくともギアの半径の2倍より大きいことを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによると、ダイヤルは、内盤と、外盤と、を有し、外盤は、内盤の周縁に環設されており、外盤と内盤とは相対的に回転可能であることを特徴とする。
本考案のトルク値表示レンチによれば、次のような効果がある。
(1)ユーザは、トルク値を迅速に読み取ることが可能である。
(2)トルクロッドが本体に対して偏心するように設けられているため、操作の過程中に、トルクロッドが本体の反時計方向側区域から時計方向側区域へ引かれるため、全体の外形がほぼ直線状を呈し、占めるスペースが小さく、携帯及び収納が容易となる。
従来の微調整トルクレンチの構造を示す斜視図である。 従来のトルクレンチを示す斜視図である。 従来の別のトルクレンチを示す斜視図である。 図3に示すトルクレンチの構造を示す分解斜視図である。 第一実施形態に係るトルク値表示レンチを示す平面図である。 第一実施形態に係るトルク値表示レンチを示す縦断面図である。 第一実施形態に係るトルク値表示レンチを示す横断面図である。 第一実施形態に係るトルク値表示レンチを示す断面図であって、トルクロッドが引かれていない状態を示す。 第一実施形態に係るトルク値表示レンチを示す断面図であって、トルクロッドが引かれている状態を示す。 第二実施形態に係るトルク値表示レンチを示す平面図である。 図9の一部を示す拡大断面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
図5から図11を参照する。本実施形態に係るトルク値表示レンチ100は、本体30と、トルクロッド40と、表示装置50と、を備える。
本体30は、引き部31と、引き部31と連接する支持部32と、を有する。引き部31は、一方向爪車、方向切替爪車、開口端、又はソケットなどである。引き部31は、回転センターラインXを中心として旋回可能であり、工作物を駆動して旋回させることが可能である。本体30は、回転センターラインXに垂直し回転センターラインXを通過する半径方向ラインLを有する。半径方向ラインLにより、トルク値表示レンチ100は反時計方向側区域A1と時計方向側区域A2とに分けられる。
本実施形態では、支持部32は、本体30と一体形成され、半径方向ラインLに沿って延び、半径方向ラインLに沿って延びる長さが、引き部31の半径方向ラインLに沿って延びる長さより長く、又は同じである。一方、本体30の引き部31は、更に、第1の辺31aと、第1の辺31aの反対側に位置する第2の辺31bと、を有する。支持部32は、半径方向ラインLに対して偏心穴321を有する。偏心穴321の軸心線は反時計方向側区域A1に位置する。支持部32は、更に、偏心穴321と連接する拡大溝322を有する。拡大溝322は、偏心穴321より引き部31から遠く離れる。
トルクロッド40は、直線状を呈し、第1の端41と、第2の端42と、を有する。第1の端41は支持部32と連接する。本実施形態では、第1の端41が支持部32の偏心穴321と結合する。拡大溝322により、トルクロッド40は反時計方向側区域A1から時計方向側区域A2へ弾性的に曲がり可能である。トルクロッド40の第2の端42は、引き部31の回転センターラインXから遠く離れる。第1の端41と第2の端42との間に変形部43が形成される。変形部43は軸心線Cを有する。変形部43の軸心線Cは、本体30の半径方向ラインLに重ならないように平行し、トルク値表示レンチ100の反時計方向側区域A1に位置する。
ユーザは第2の端42を引き可能である。第2の端42が引かれると、変形部43がトルク値表示レンチ100の反時計方向側区域A1から時計方向側区域A2へ弾性的に曲がる。トルク値表示レンチ100が利用されていないときには、トルクロッド40が第1の辺31aと第2の辺31bとを超えない。これにより、トルク値表示レンチ100は、全体の外形がほぼ直線状を呈し、占めるスペースが小さく、携帯及び収納が容易となる。
表示装置50は、本体30とトルクロッド40との間に位置する。ユーザがトルクロッド40の第2の端42を引くと、トルクロッド40の変形部43が本体30の反時計方向側区域A1から本体30の時計方向側区域A2へ弾性的に曲がる。このとき、ユーザはトルク値を読み取り可能である。
本体30は、更に、中空なケース60を有する。ケース60は、支持部32を覆うように半径方向ラインLに沿って延びる。表示装置50は、ケース60に設けられており、トルクロッド40の変形部43と連接する。これにより、トルクを表示可能である。ケース60の引き部31から遠ざかった端に剛性止めブロック61が設けられている。剛性止めブロック61は案内溝62を有する。トルクロッド40の第2の端42は、剛性止めブロック61を挿通して外部に露出する。図6及び図7を参照する。図7において、表示装置50が省略され、トルクロッド40と剛性止めブロック61の相対的な位置が示される。トルクロッド40を正方向へ引くと、案内溝62により、トルクロッド40は移動可能である。なお、トルクロッド40を逆方向へ引くと、止め効果が極めて良い。
本実施形態では、表示装置50は、歯付きブロック51と、ダイヤル52と、ギア53と、マスク54と、を有する。歯付きブロック51は、トルクロッド40に設けられており、第2の端42に近接し、その歯面が円弧状を呈し、支持部32に面する。トルク値を表示する目盛を有するダイヤル52は、ケース60に旋回可能に設けられている。ギア53は、ダイヤル52の底面に設けられており、ケース60内に延び込み、歯付きブロック51と噛合う。歯付きブロック51の歯面で形成される半径は、少なくともギア53の半径の2倍より大きい。マスク54は、ケース60の末端とダイヤル52との間をカバーする。マスク54は、ダイヤル52の目盛に対応する透視部56及び矢印を有する。トルクロッド40を引くと、歯付きブロック51がギア53を回転させて、ダイヤル52がケース60に対して旋回することにより、ユーザは、透視部56を直視して、引き部31の工作物に加えるトルクの大きさを読み取り可能である。
図8を参照する。本実施形態に係るトルク値表示レンチ100は、更に、位置決め部材70を備える。位置決め部材70は、支持部32とトルクロッド40との間に設けられている。位置決め部材70は、螺子またはピンであり、ケース60と支持部32とを貫通し、トルクロッド40の第1の端41に押付けるためのものである。位置決め部材70により、トルクロッド40は緩み難くなる。
図8を参照する。トルクロッド40の第2の端42は、更に、ハンドル44を有する。ハンドル44の中央部にはやや凹む。これにより、操作の過程中に、ユーザは、力を集中して引き部31に伝達可能であり、表示装置50がトルク値を精確に表示可能である。
次に、本実施形態に係るトルク値表示レンチ100の使用方法を説明する。図9を参照する。まず、ボルトなどの工作物に引き部31を嵌合して、トルクロッド40の第2の端42のハンドル44に力を加えて、回転センターラインXを中心としてハンドル44を引く。これにより、トルクロッド40の変形部43が本体30の反時計方向側区域A1から時計方向側区域A2へ弾性的に曲がり、加える力が工作物に伝達して工作物が駆動される。操作の過程中に、加える力が大きいほど、トルクロッド40の第2の端42が半径方向ラインLを超える。トルクロッド40が弾性的に曲がると、歯付きブロック51がギア53を回転させて、表示装置50のダイヤル52が回転される。これにより、ユーザは、マスク54の透視部56を直視して、工作物に加えるトルクの大きさを即時に把握可能となり、工作物に加えるトルクの大きさを制御可能である。
本実施形態では、歯付きブロック51の歯面で形成される半径は、少なくともギア53の半径の2倍より大きいため、トルク目盛が数倍に拡大される効果を有し、ユーザは容易に読み取り可能である。例えば、半径方向ラインLに対してトルクロッド40を10度に引くと、ギア53が3/4回転(270度)に回転するため、トルク目盛が27倍に拡大される。このように、ユーザは、操作中のトルクの大きさを容易に読み取り可能となる。
(第二実施形態)
図10及び図11を参照する。本実施形態の第一実施形態と同じ部材は、同じ部品名称及び符号を付けて、その詳細な説明を省略する。本実施形態の第一実施形態と相違する点は、ハンドル44が人間工学に合う外形を有し、ハンドル44の表示装置50の透視部56と同じ側に凹み区441が二つ設けられており、凹み区441が反時計方向側区域A1に位置し、二つの凹み区441にユーザの中指と人差し指とをそれぞれ置き可能であり、ハンドル44は、更に、透視部56の反対側に受け区442が設けられており、本体30へ延びる受け区442に親指を置き可能であることにある。これにより、操作中に、ユーザの指が表示装置50のマスク54に接触することにより、表示装置50の表示するトルク値の精度が影響されることを回避可能である。
表示装置50のダイヤル52は、図11に示すように、内盤521と、外盤522と、内盤521と外盤522との間に位置する抵抗子523と、を有する。抵抗子523は、OリングまたはC型バックルである。操作中に、抵抗子523による抵抗により、内盤521と外盤522とがギア53と共に回転する。なお、再校正することが必要な場合には、内盤521に対して外盤522を旋回することにより、外盤522の目盛をマスクの矢印に対してゼロ点調整することが可能である。
このように、ユーザは、トルク値を迅速に読み取ることが可能である。そしてトルクロッド40が本体30に対して偏心するように設けられており、操作の過程中に、トルクロッド40が本体30の反時計方向側区域A1から時計方向側区域A2へ引かれるため、トルク値表示レンチ100全体の外形がほぼ直線状を呈し、占めるスペースが小さく、携帯及び収納が容易となる。
また、トルク値表示レンチ100は、占めるスペースが小さく、横に突出する構造がないため、操作中に、周りと衝突することを回避可能であり、利用が極めて便利である。
このように、本考案の特定の実施形態を参照して説明したが、それらの実施形態は、説明のためだけのものであり、本考案を限定するものではなく、この分野に通常の知識を有する者には、本考案の要旨および実用新案登録請求の範囲を逸脱することなく、ここで開示された実施形態に変更、追加、または、削除を施してもよいことがわかる。
1 ハンドル
2 作動ロッド
3 指針
4 作動ヘッド
5 表示片
10 トルクレンチ
11 本体
12 測定装置
12a 指針
12b 表示部材
13 ハンドル
14 駆動ロッド
15 駆動部
20 トルクレンチ
21 ハウジング
22 駆動ロッド
23 指向部材
23a 指針部
24 工具ヘッド
25 表示窓
25a 数値
30 本体
31 引き部
31a 第1の辺
31b 第2の辺
32 支持部
40 トルクロッド
41 第1の端
42 第2の端
43 変形部
44 ハンドル
50 表示装置
51 歯付きブロック
52 ダイヤル
53 ギア
54 マスク
56 透視部
60 ケース
61 剛性止めブロック
62 案内溝
70 位置決め部材
100 トルク値表示レンチ
321 偏心穴
322 拡大溝
441 凹み区
442 受け区
521 内盤
522 外盤
523 抵抗子
A1 反時計方向側区域
A2 時計方向側区域
C 軸心線
L 半径方向ライン
X 回転センターライン

Claims (14)

  1. 回転センターラインに垂直であり、前記回転センターラインを通過しトルク値表示区域を反時計方向側区域と時計方向側区域とに分ける半径方向ライン、前記回転センターラインを中心として工作物を駆動して旋回させることが可能な引き部、及び、前記引き部と接続する支持部、を有する本体と、
    前記支持部と接続する第1の端、及び、前記引き部の前記回転センターラインから離れた方向に位置し、前記第1の端との間に前記反時計方向側区域に位置する軸心線を有する変形部が形成され、ユーザが引くと前記変形部が前記反時計方向側区域から前記時計方向側区域へ弾性的に曲がる第2の端、を有するトルクロッドと、
    前記本体と前記トルクロッドとの間に位置し、前記トルクロッドの前記変形部が前記反時計方向側区域から前記時計方向側区域へ弾性的に曲がるときにユーザがトルク値を読み取り可能である表示装置と、
    を備えることを特徴とするトルク値表示レンチ。
  2. 前記変形部の前記軸心線は、前記本体の前記半径方向ラインに重ならないように平行し、前記反時計方向側区域に位置することを特徴とする、請求項1に記載のトルク値表示レンチ。
  3. 前記支持部は、前記半径方向ラインに対して偏心穴を有し、前記偏心穴の軸心線は前記反時計方向側区域に位置し、前記トルクロッドの前記第1の端は前記偏心穴に結合されていることを特徴とする、請求項2に記載のトルク値表示レンチ。
  4. 前記トルクロッドは直線状を呈することを特徴とする、請求項3に記載のトルク値表示レンチ。
  5. 前記支持部は、更に、前記偏心穴と接続する拡大溝を有し、前記拡大溝により、前記トルクロッドは、前記反時計方向側区域から前記時計方向側区域へ弾性的に曲がり可能であることを特徴とする、請求項3に記載のトルク値表示レンチ。
  6. 前記支持部は、前記引き部と一体であり、前記半径方向ラインに沿って延び、前記半径方向ラインに沿って延びる長さが前記引き部の前記半径方向ラインに沿って延びる長さより長く、又は同じであり、前記引き部は、一方向爪車、方向切替爪車、開口端、又はソケットであり、前記支持部と前記トルクロッドの間には、更に、位置決め部材が設けられていることを特徴とする、請求項5に記載のトルク値表示レンチ。
  7. 前記本体は、更に、中空のケースを有し、前記ケースは、前記支持部を覆うように前記半径方向ラインに沿って延び、前記トルクロッドの前記第2の端は、前記ケースから露呈し、前記表示装置は、前記ケースに設けられており、前記トルクロッドの前記変形部と接続することを特徴とする、請求項1に記載のトルク値表示レンチ。
  8. 前記ケースの前記引き部から遠い側の端部に剛性止めブロックが設けられており、前記剛性止めブロックは案内溝を有し、前記トルクロッドの前記第2の端は、前記剛性止めブロックを挿通して外部に露出することを特徴とする、請求項7に記載のトルク値表示レンチ。
  9. 前記トルクロッドの前記第2の端は、中央部にやや凹むハンドルを有することを特徴とする、請求項8に記載のトルク値表示レンチ。
  10. 前記トルクロッドの前記第2の端はハンドルを有し、前記ハンドルは、前記反時計方向側区域に位置する二つの凹み部と、前記時計方向側区域に位置し前記本体へ延びる受け区と、を有することを特徴とする、請求項8に記載のトルク値表示レンチ。
  11. 前記表示装置は、前記トルクロッドに設けられている歯付きブロックを有し、目盛を有するダイヤルは前記ケースに旋回可能に設けられており、前記ダイヤルは、前記歯付きブロックと噛合うギアを有することを特徴とする、請求項7に記載のトルク値表示レンチ。
  12. 前記表示装置は、更に、前記ケースの末端と前記ダイヤルとの間をカバーするマスクを有し、前記マスクは、前記ダイヤルの目盛に対応する透視部を有することを特徴とする、請求項11に記載のトルク値表示レンチ。
  13. 前記歯付きブロックの歯面で形成される半径は、少なくとも前記ギアの半径の2倍より大きいことを特徴とする、請求項11に記載のトルク値表示レンチ。
  14. 前記ダイヤルは、内盤と、外盤と、を有し、前記外盤は、前記内盤の周縁に環設されており、前記外盤と前記内盤とは相対的に回転可能であることを特徴とする、請求項11に記載のトルク値表示レンチ。
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