JP3211169U - キャリーケース - Google Patents

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光晴 小島
光晴 小島
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Abstract

【課題】より剛性を確保することができ、耐久性を向上させることができると共に前面を蓋部で開閉できるキャリーケースを提供する。【解決手段】全体箱状に形成され、厚さ方向前面側に形成された収納開口部11を備えた本体部12と、本体部12の収納開口部11を開閉可能に設けられ蓋部13と、蓋部13内方において収納開口部11を開放可能に被覆しうる仕切り板部14とを備え、本考案の一実施の形態に係る本体部12は、主収納部15として形成され、厚さ方向の一方側に開口部16が形成された箱状ハーフ17と、箱状ハーフの開口部16に厚さ方向に沿って接合固定された枠状ハーフ18により構成され、蓋部13を開閉することにより収納開口部11を介して主収納部15へ収納物の出し入れを行うように構成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、キャリーケースに係り、特に、フロントオープン型のキャリーケ
ースの改良に関するものである。
従来からキャリーケースは、旅行等に使用されている。ハードタイプのキャリーケースは、耐久性があり、かつ対衝撃性にも富むが、本体部は一対の箱状ハーフが本体部の幅方向端部において厚さ方向に接合しうるように軸着されており、本体部を厚さ方向に開いて荷物を出し入れしなければならず、ビジネスホテル等の狭い場所や、駅、空港等の人の往来が多い場所における荷物の出し入れがしにくい、という不具合があった。
従って、このような観点から収納性を改良したハードタイプ又はソフトタイプのケースが数多く提案されている。例えば、特許文献1には、底面にキャスターが設けられた上面に取っ手が設けられた箱状の本体部と、前記本体部の正面側に開閉自在に設けられた箱状蓋体部と、前記蓋体部の正面に設けられたファスナーを介して前記蓋体部を部分的に開閉するカバーとを備え、本体部の前面に蓋体部が部分的に設けられ、ファスナーを介して蓋体部を開閉できるキャリーケースが開示されている。
特許文献2には、移動中に、ラップトップ型パソコンやタブレット型コンピューター等の電子機器を損傷させることなく安定した状態で収納でき、必要時には容易に出し入れできる状態で収納して搬送することができるフロントオープン型キャリーケースが開示されている。このキャリーケースは、主収納部と、各壁部により画成された副収納部とが設けられ、蓋部を開放することにより副収納部に収納物を出し入れしうるように構成されている。
特許文献3には、蓋体を接合するためのファスナーのファスナーラインが高さ方向に傾斜して設けられたキャリーケースが開示されている。このキャリーケースにあっては小物などを取り出す場合には、キャリーケースの姿勢を変えなくても蓋体を開けるだけで容易に小物を取り出すことができる。
特許文献4には、開口部に開閉可能に装着した蓋体の開く方向を、上下又は左右のいずれかの方向に自由に変更することができるようにして収納した品物を出し入れするための使い勝手を高めたキャリーケースが開示されている。
しかしながら、特許文献1〜3所載の従来のキャリーケースにあっては、いずれも一対の箱状ハーフを厚さ方向に接合して本体部が形成され、接合部位に設けられたファスナーにより本体部を厚さ方向に2つに開閉するように構成されていることから、いわゆるハードケースの場合であっても箱状ハーフの厚さ方向における剛性及び強度を十分に確保できず、耐久性に欠く可能性があった。
また、特許文献4所載のキャリーケースにあっては、本体部が一体形成されており、布材等の柔軟な素材により形成されていた場合には同様に剛性が低く耐久性に劣る、という不具合があった。
実登3192537号公報 実登3183727号公報 実登3163137号公報 実登3128047号公報
本考案の課題は、より剛性を確保することができ、耐久性を向上させることができると共に前面を蓋部で開閉できるキャリーバッグを提供することである。
前記課題達成のため、請求項1記載の考案にあっては、全体箱状に形成され、厚さ方向前面側に形成された収納開口部を備えた本体部と、前記本体部の前記収納開口部を開閉可能に設けられた蓋部と、前記蓋部内方において前記収納開口部を開放可能に被覆しうる仕切り板部とを備えたキャリーケースであって、前記収納部は、厚さ方向の一方側に開口部が形成された箱状ハーフと、前記箱状ハーフの前記開口部に厚さ方向に沿って接合固定された枠状ハーフにより構成され、前記蓋部を開閉することにより前記収納開口部を介して前記収納部へ収納物の出し入れを行うことを特徴とする。
従って、請求項1記載の考案にあっては、従来のキャリーケースとは異なり、本体部の厚さ方向中間部には開閉部は存在しない。また、前面部の蓋部を開放することにより収納部への収納物の出し入れを行うことができる。
請求項2記載の考案にあっては、前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフは合成樹脂製であると共に前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフは接合部の全域に亘って金属製の固定部材により接合固定されていることを特徴とする。
請求項3記載の考案にあっては、前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフはABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂)からなると共に、表面にはポリカーボネート樹脂によりフィルム層が設けられていることを特徴とする。
従って、請求項3記載の考案にあっては、ポリカーボネート樹脂によりフィルム層が設けられていることから、搬送中に様々な物と衝接した場合であっても、耐衝撃性、対擦過性が高く、本体部を保護することができる。
請求項4記載の考案にあっては、前記固定部材はアルミ合金製であることを特徴とする。
請求項5記載の考案にあっては、前記仕切り板部の蓋部側側面部には上方に開口する第二収納部が設けられていることを特徴とする。
請求項1記載のキャリーケースにあっては、前記収納部は、厚さ方向の一方側に開口部が形成された箱状ハーフと、前記箱状ハーフの前記開口部に厚さ方向に沿って接合固定された枠状ハーフにより構成され、前記蓋部を開閉することにより前記収納開口部を介して前記収納部へ収納物の出し入れを行うように構成されていることから、従来のキャリーケースとは異なり、本体部の厚さ方向中間部には開閉部は存在せず、本体部は厚さ方向において一体的に構成されていることから、本体部の、特に、ねじれ方向における外力の入力に剛性が確保されることから、本体部のより大きな耐久性を確保することが可能となる。
また、前面部の蓋部を開放することにより収納部への収納物の出し入れを行うことができ、本体部を厚さ方向において開放し左右に展開させて収納物を出し入れするものではないことから、狭い場所での収納物の出し入れが可能となる。
請求項2記載のキャリーケースにあっては、前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフは合成樹脂製であると共に前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフは接合部の全域に亘って金属製の固定部材により接合固定されていることから、本体部の厚さ方向中間部に、開閉部材としてファスナーを採用しているキャリーケースとは異なり、金属製の固定部材を採用していることから、本体部の側面側に衝撃を受けた場合であっても、本体部の厚さ方向中間部を破損することなく使用することができる。
請求項3記載のキャリーケースにあっては、前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフはABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂)からなると共に、表面にはポリカーボネート樹脂によりフィルム層が設けられていることから、搬送中に様々な物と衝接した場合であっても、耐衝撃性、対擦過性が高いため、本体部を保護することができ、請求項1記載の効果に加えて、より耐久性を確保することができる。
請求項4記載のキャリーケースにあっては、前記固定部材はアルミ合金製であることから、前記箱状ハーフ及び枠状ハーフは強固に接合され、大きな強度を得ることができる。
請求項5記載のキャリーケースにあっては、前記仕切り板部の蓋部側側面部には上方に開口する第二収納部が設けられていることから、前記蓋部を開放することにより上方に開口する前記第二収納部が設けられていることから、主収納部としての本体部以外に様々な物品を前記第二収納部に収納することが可能となり、より使い勝手を向上させることができる。
図1は、本考案の一実施の形態に係るキャリーケースにおいて、キャリーケースの外観構成を示す斜視図である。 図2は、本考案の一実施の形態に係るキャリーケースにおいて、蓋部を所定角度で開いた状態を示す斜視図である。 図3は、本考案の一実施の形態に係るキャリーケースにおいて、着脱可能に固定されている仕切り板部を開いた状態を示す斜視図である。 図4は、本考案の一実施の形態に係るキャリーケースにおいて、キャリーケース本体部の収納部を被覆するカバーを外した際の、箱状ハーフ及び枠状ハーフの接合部及び固定部材を示す斜視図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本考案を詳細に説明する。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、全体箱状に形成され、厚さ方向前面側に形成された収納開口部11を備えた本体部12と、本体部12の収納開口部11を開閉可能に設けられ蓋部13と、蓋部13内方において収納開口部11を開放可能に被覆しうる仕切り板部14とを備えている。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係る本体部12にあっては、主収納部15を形成し、厚さ方向の一方側に開口部16が形成された箱状ハーフ17と、箱状ハーフの開口部16に厚さ方向に沿って接合固定された枠状ハーフ18により構成され、蓋部13を開閉することにより収納開口部11を介して主収納部15へ収納物の出し入れを行うように構成されている。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18は合成樹脂製であると共に箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18は接合部19の全域に亘って金属製の固定部材20により接合固定されている。
本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18はABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂)からなると共に、表面にはポリカーボネート樹脂によりフィルム層が設けられている。
本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、固定部材20はアルミ合金製であって、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18の内周面部において接合部19の全周に亘り接合固定された主接合固定部材45と、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18の外周面部において接合部19の全周に亘り接合固定された副接合固定部材46とを備えている。主接合固定部材45は、全体帯状であって横断面略凸状47に形成されている。
図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、固定部材20は幅方向中央に形成され、主収納部15の内方へ突出する横断面略凸状47と、横断面略凸状47の両側方に延設されたフランジ部48、48とを有しており、長さ方向に所定の間隔を置いて複数のリベット40により箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18に固定されることにより、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18を接合固定している。
また、図1に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18の外周面部には副接合固定部材46が設けられており、副接合固定部材46は全体帯状であって接合部19において箱状ハーフ17と枠状ハーフ18との間隙を被覆するように配設固定されている。
図2〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、蓋部13は、収納開口部11の下端部24に回動可能に軸支され、収納開口部11の外方側面部両端の長さ方向中央付近に取り付けられている2本の支持ベルト28、28に設けられた凹側バックル28a、28aと、蓋部13の内方側面部両端の長さ方向下端付近に取り付けられた長さ調節可能な凸側バックル28b、28bを係合させることにより、開放時には蓋部13を所定角度で保持するように構成されている。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、蓋部13内方において収納開口部11を開放可能に被覆しうる仕切り板部14が設けられており、仕切り板部14の下端部23は、収納開口部11の下端部24に回動可能に軸支されている。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、仕切り板部14の蓋部側側面部21には上方に開口する第二収納部22が設けられている。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、仕切り板部14は、収納開口部11の上端部26に設けられた2本の支持ベルト27、27に設けられた凹側バックル27a、27aと、仕切り板部14に設けられた第二収納部22の開口部29付近に取り付けられた支持ベルト25に設けられた長さ調節可能な凸側バックル27b、27bにより支持されている。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、第
二収納部22の開口部29の幅方向中央部の一部を被覆する固定部30が設けられている。
図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、略
X字状になるように収納開口部11の内方側上端部から長さ方向中央付近に向かって、延伸する2本の支持ベルト31、31と、収納開口部11の内方側下端部から、長さ方向中央付近に向かって延伸する2本の支持ベルト32、32が、主収納部15内方の長さ方向中央付近34で連結されるように取り付けられ、支持ベルト31、31の末端部に設けられた長さ調節可能な凹側バックル34aと、支持ベルト32、32の末端部に設けられた凸側バックル34bが係合するように構成されている。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、本体部12の上面部35には、3段階に長さ調節可能な引手部36が設けられている。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあって
は、本体部12の上面部35には、回動可能な取り付け固定された持ち手部37が設けられている。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあって
は、主収納部15へ収納物の出し入れを行うために、蓋部13を開閉するためのファスナー39が設けられており、ファスナー39の引き手部には、突起部が設けられており、ロック機構38に設けられている突起部挿入口38bに挿入するように構成されている。
図1〜3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、
本体部12の上面部35には、ロック機構38が設けられており、蓋部13を開閉するためのファスナー39の引き手部に設けられている突起部を、ロック機構38に設けられている突起部挿入口に挿入することによりロックされ、ロック解除部38aを左に動かすことによりロックが解除されるように構成され、ロック解除部38aに隣接して鍵穴が設けられている。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあって
は、本体部12の底面部の隅部には、一対の車輪41、41と、一対の車輪41、41を底面部に沿って回動可能に軸支する軸受け部43とを有する4個のキャスター42、42・・・が取り付けられている。
以下、本実施の形態に係るキャリーケース10の作用及び効果について説明
する。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、主収納部15は、厚さ方向の一方側に開口部16が形成された箱状ハーフ17と、箱状ハーフの開口部16に厚さ方向に沿って接合固定された枠状ハーフ18により構成され、蓋部13を開閉することにより収納開口部11を介して主収納部15へ収納物の出し入れを行うように構成されていることから、従来のキャリーケースとは異なり、本体部12の厚さ方向中間部には開閉部は存在せず、本体部12は厚さ方向において一体的に構成されていることから、本体部12の、特に、ねじれ方向における外力の入力に剛性が確保されることから、本体部12のより大きな耐久性を確保することが可能となる。
また、前面部の蓋部13を開放することにより主収納部15への収納物の出し入れを行うことができ、本体部12を厚さ方向において開放し左右に展開させて収納物を出し入れするものではないことから、狭い場所での収納物の出し入れが可能となる。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18は合成樹脂製であると共に箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18は接合部19の全域に亘って金属製の固定部材20により接合固定されていることから、本体部の厚さ方向中間部に、ファスナーを開閉部材として採用しているものと異なり、本体部の側面側に対して衝撃を受けた場合であっても、本体部の厚さ方向中間部が破損することなく使用することができる。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18はABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂)からなると共に、表面にはポリカーボネート樹脂によりフィルム層が設けられていることから、搬送中に様々な物と衝接した場合であっても、耐衝撃性、対擦過性が高く、本体部13を保護することができ、前記記載の効果に加えて、より耐久性を確保することができる。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、固定部材20はアルミ合金製であることから、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18は強固に接合され、大きな強度を得ることができる。
図2〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、蓋部13は、収納開口部11の下端部24に回動可能に軸支され、収納開口部11の外方側面部両端の長さ方向中央付近に取り付けられている2本の支持ベルト28、28に設けられた凹側バックル28a、28aと、蓋部13の内方側面部両端の長さ方向下端付近に取り付けられた長さ調節可能な凸側バックル28b、28bにより、開放時には蓋部13を所定角度で保持するように構成されていることから、蓋部13を開放した後に手を離した場合であっても蓋部13が全開して床面等に接触することなく、主収納部15から荷物を出し入れすることができる。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、蓋部13内方において収納開口部11を開放可能に被覆しうる仕切り板部14が設けられ、仕切り板部14の下端部23が収納開口部11の下端部24に回動可能に軸支され、収納開口部11の上端部26に設けられた2本の支持ベルト27、27に設けられた凹側バックル27a、27aと、仕切り板部14に設けられた第二収納部22の開口部29付近に取り付けられた支持ベルト25、25に設けられた長さ調節可能な凸側バックル27b、27bにより支持されていることから、主収納部15からの荷物の出し入れを容易に行うことができる。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、仕切り板部14の蓋部側側面部21には上方に開口する第二収納部22が設けられていることから、主収納部15以外に様々な物品を第二収納部22に収納することが可能となり、より使い勝手を向上させることができる。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、第
二収納部22の開口部29の幅方向中央部の一部を被覆する固定部30が設けられていることから、凹側バックル27a、27a及び凸側バックル27b、27bの係合を解除した際に、第二収納部22に収納している荷物が外に飛び出すのを防ぐことができる。
図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、略X字状になるように収納開口部11の内方側上端部から長さ方向中央付近に向かって、延伸する2本の支持ベルト31、31と、収納開口部11の内方側下端部から、長さ方向中央付近に向かって延伸する2本の支持ベルト32、32が、主収納部15内方の長さ方向中央付近34で連結されるように取り付けられ、支持ベルト31、31の末端部に設けられた長さ調節可能な凹側バックル34aと、支持ベルト32、32の末端部に設けられた凸側バックル34bが係合するように構成されていることから、仕切り板部14を開放した場合においても、主収納部15に収納している荷物が外に飛び出すことを防ぐことができる。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、本体部12の上面部35には、3段階に長さ調節可能な引手部36が設けられていることから、キャリーケースの引手部36を持ってキャリーケース10を搬送することができる。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、本体部12の上面部35には、回動可能な取り付け固定された持ち手部37が設けられていることから、駅や、街中等を移動している際に、階段等があった場合においても、持ち手部37を把持することにより、容易にキャリーケース10を持ち上げて移動することができる。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、主収納部15へ収納物の出し入れを行うために、蓋部13を開閉するためのファスナー39が設けられており、ファスナー39の引き手部には、突起部が設けられており、ロック機構38に設けられている突起部挿入口に挿入するように構成されていることから、段差などの障害物を越える際にキャリーケース10に伝わる振動により、搬送中にキャリーケース10の蓋部13が開放されることを防ぐことができる。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、本体部12の上面部35には、ロック機構38が設けられており、蓋部13を開閉するためのファスナー39の引き手部に設けられている突起部を、ロック機構38に設けられている突起部挿入口に挿入することによりロックされ、ロック解除部38aを左に動かすことによりロックが解除されるように構成され、ロック解除部38aに隣接して鍵穴が設けられていることから、主収納部15に収納している荷物の盗難を心配することなしにキャリーケース10を搬送することができる。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、本体部12の底面部42の隅部には、一対の車輪41、41と、一対の車輪41、41を底面部に沿って回動可能に軸支する軸受け部43とを有する4個のキャスター42、42・・・が取り付けられていることから、主収納部15に収納されている荷物が重い場合にも少ない力で容易にキャリーケース10を搬送することができる。
本考案は、フロントオープン型のキャリーケースであり、産業上の利用可能性を有している。
10…キャリーケース
11…収納開口部
12…本体部
13…蓋部
14…仕切り板部
15…(主)収納部
16…開口部
17…箱状ハーフ
18…枠状ハーフ
19…接合部
20…固定部材
21…蓋部側側面部
22…第二収納部
23…仕切り板部の下端部
24…収納開口部の下端部
25…支持ベルト
26…収納開口部の上端部
27…支持ベルト
27a…凹側バックル
27b…凸側バックル
28…支持ベルト
28a…凹側バックル
28b…凸側バックル
29…第二収納部の開口部
30…固定部
31…支持ベルト
32…支持ベルト
34…長さ方向中央付近
34a…凹側バックル
34b…凸側バックル
35…本体部の上面部
36…引手部
37…持ち手部
38…ロック機構
38a…ロック解除部
38b…突起部挿入口
39…ファスナー
40…リベット
41…車輪
42…キャスター
43…軸受け部
45…主接合固定部材
46…副接合固定部材
47…横断面略凸状
48…フランジ部

本考案は、キャリーケースに係り、特に、フロントオープン型のキャリーケ
ースの改良に関するものである。
従来からキャリーケースは、旅行等に使用されている。ハードタイプのキャリーケースは、耐久性があり、かつ対衝撃性にも富むが、本体部は一対の箱状ハーフが本体部の幅方向端部において厚さ方向に接合しうるように軸着されており、本体部を厚さ方向に開いて荷物を出し入れしなければならず、ビジネスホテル等の狭い場所や、駅、空港等の人の往来が多い場所における荷物の出し入れがしにくい、という不具合があった。
従って、このような観点から収納性を改良したハードタイプ又はソフトタイプのケースが数多く提案されている。例えば、特許文献1には、底面にキャスターが設けられた上面に取っ手が設けられた箱状の本体部と、前記本体部の正面側に開閉自在に設けられた箱状蓋体部と、前記蓋体部の正面に設けられたファスナーを介して前記蓋体部を部分的に開閉するカバーとを備え、本体部の前面に蓋体部が部分的に設けられ、ファスナーを介して蓋体部を開閉できるキャリーケースが開示されている。
特許文献2には、移動中に、ラップトップ型パソコンやタブレット型コンピューター等の電子機器を損傷させることなく安定した状態で収納でき、必要時には容易に出し入れできる状態で収納して搬送することができるフロントオープン型キャリーケースが開示されている。このキャリーケースは、主収納部と、各壁部により画成された副収納部とが設けられ、蓋部を開放することにより副収納部に収納物を出し入れしうるように構成されている。
特許文献3には、蓋体を接合するためのファスナーのファスナーラインが高さ方向に傾斜して設けられたキャリーケースが開示されている。このキャリーケースにあっては小物などを取り出す場合には、キャリーケースの姿勢を変えなくても蓋体を開けるだけで容易に小物を取り出すことができる。
特許文献4には、開口部に開閉可能に装着した蓋体の開く方向を、上下又は左右のいずれかの方向に自由に変更することができるようにして収納した品物を出し入れするための使い勝手を高めたキャリーケースが開示されている。
しかしながら、特許文献1〜3所載の従来のキャリーケースにあっては、いずれも一対の箱状ハーフを厚さ方向に接合して本体部が形成され、接合部位に設けられたファスナーにより本体部を厚さ方向に2つに開閉するように構成されていることから、いわゆるハードケースの場合であっても箱状ハーフの厚さ方向における剛性及び強度を十分に確保できず、耐久性に欠く可能性があった。
また、特許文献4所載のキャリーケースにあっては、本体部が一体形成されており、布材等の柔軟な素材により形成されていた場合には同様に剛性が低く耐久性に劣る、という不具合があった。
実登3192537号公報 実登3183727号公報 実登3163137号公報 実登3128047号公報
本考案の課題は、より剛性を確保することができ、耐久性を向上させることができると共に前面を蓋部で開閉できるキャリーバッグを提供することである。
前記課題達成のため、請求項1記載の考案にあっては、全体箱状に形成され、収納部と、厚さ方向前面側に形成された収納開口部を備えた本体部と、前記本体部の前記収納開口部を開閉可能に設けられた蓋部と、前記蓋部内方において前記収納開口部を開放可能に被覆しうる仕切り板部とを備えたキャリーケースであって、前記収納部は、厚さ方向の一方側に開口部が形成された箱状ハーフと、前記箱状ハーフの前記開口部に厚さ方向に沿って接合固定された枠状ハーフにより構成され、前記蓋部を開閉することにより前記収納開口部を介して前記収納部へ収納物の出し入れを行うことを特徴とする。
従って、請求項1記載の考案にあっては、従来のキャリーケースとは異なり、本体部の厚さ方向中間部には開閉部は存在しない。また、前面部の蓋部を開放することにより収納部への収納物の出し入れを行うことができる。
請求項2記載の考案にあっては、前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフは合成樹脂製であると共に前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフは接合部の全域に亘って金属製の固定部材により接合固定されていることを特徴とする。
請求項3記載の考案にあっては、前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフはABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂)からなると共に、表面にはポリカーボネート樹脂によりフィルム層が設けられていることを特徴とする。
従って、請求項3記載の考案にあっては、ポリカーボネート樹脂によりフィルム層が設けられていることから、搬送中に様々な物と衝接した場合であっても、耐衝撃性、対擦過性が高く、本体部を保護することができる。
請求項4記載の考案にあっては、前記固定部材はアルミ合金製であることを特徴とする。
請求項5記載の考案にあっては、前記仕切り板部の蓋部側側面部には上方に開口する第二収納部が設けられていることを特徴とする。
請求項1記載のキャリーケースにあっては、前記収納部は、厚さ方向の一方側に開口部が形成された箱状ハーフと、前記箱状ハーフの前記開口部に厚さ方向に沿って接合固定された枠状ハーフにより構成され、前記蓋部を開閉することにより前記収納開口部を介して前記収納部へ収納物の出し入れを行うように構成されていることから、従来のキャリーケースとは異なり、本体部の厚さ方向中間部には開閉部は存在せず、本体部は厚さ方向において一体的に構成されていることから、本体部の、特に、ねじれ方向における外力の入力に剛性が確保されることから、本体部のより大きな耐久性を確保することが可能となる。
また、前面部の蓋部を開放することにより収納部への収納物の出し入れを行うことができ、本体部を厚さ方向において開放し左右に展開させて収納物を出し入れするものではないことから、狭い場所での収納物の出し入れが可能となる。
請求項2記載のキャリーケースにあっては、前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフは合成樹脂製であると共に前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフは接合部の全域に亘って金属製の固定部材により接合固定されていることから、本体部の厚さ方向中間部に、開閉部材としてファスナーを採用しているキャリーケースとは異なり、金属製の固定部材を採用していることから、本体部の側面側に衝撃を受けた場合であっても、本体部の厚さ方向中間部を破損することなく使用することができる。
請求項3記載のキャリーケースにあっては、前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフはABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂)からなると共に、表面にはポリカーボネート樹脂によりフィルム層が設けられていることから、搬送中に様々な物と衝接した場合であっても、耐衝撃性、対擦過性が高いため、本体部を保護することができ、請求項1記載の効果に加えて、より耐久性を確保することができる。
請求項4記載のキャリーケースにあっては、前記固定部材はアルミ合金製であることから、前記箱状ハーフ及び枠状ハーフは強固に接合され、大きな強度を得ることができる。
請求項5記載のキャリーケースにあっては、前記仕切り板部の蓋部側側面部には上方に開口する第二収納部が設けられていることから、前記蓋部を開放することにより上方に開口する前記第二収納部が設けられていることから、主収納部としての本体部以外に様々な物品を前記第二収納部に収納することが可能となり、より使い勝手を向上させることができる。
図1は、本考案の一実施の形態に係るキャリーケースにおいて、キャリーケースの外観構成を示す斜視図である。 図2は、本考案の一実施の形態に係るキャリーケースにおいて、蓋部を所定角度で開いた状態を示す斜視図である。 図3は、本考案の一実施の形態に係るキャリーケースにおいて、着脱可能に固定されている仕切り板部を開いた状態を示す斜視図である。 図4は、本考案の一実施の形態に係るキャリーケースにおいて、キャリーケース本体部の収納部を被覆するカバーを外した際の、箱状ハーフ及び枠状ハーフの接合部及び固定部材を示す斜視図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本考案を詳細に説明する。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、全体箱状に形成され、収納部15と、厚さ方向前面側に形成された収納開口部11を備えた本体部12と、本体部12の収納開口部11を開閉可能に設けられ蓋部13と、蓋部13内方において収納開口部11を開放可能に被覆しうる仕切り板部14とを備えている。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係る本体部12にあっては、主収納部15を形成し、厚さ方向の一方側に開口部16が形成された箱状ハーフ17と、箱状ハーフの開口部16に厚さ方向に沿って接合固定された枠状ハーフ18により構成され、蓋部13を開閉することにより収納開口部11を介して主収納部15へ収納物の出し入れを行うように構成されている。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18は合成樹脂製であると共に箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18は接合部19の全域に亘って金属製の固定部材20により接合固定されている。
本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18はABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂)からなると共に、表面にはポリカーボネート樹脂によりフィルム層が設けられている。
本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、固定部材20はアルミ合金製であって、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18の内周面部において接合部19の全周に亘り接合固定された主接合固定部材45と、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18の外周面部において接合部19の全周に亘り接合固定された副接合固定部材46とを備えている。主接合固定部材45は、全体帯状であって横断面略凸状47に形成されている。
図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、固定部材20は幅方向中央に形成され、主収納部15の内方へ突出する横断面略凸状47と、横断面略凸状47の両側方に延設されたフランジ部48、48とを有しており、長さ方向に所定の間隔を置いて複数のリベット40により箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18に固定されることにより、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18を接合固定している。
また、図1に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18の外周面部には副接合固定部材46が設けられており、副接合固定部材46は全体帯状であって接合部19において箱状ハーフ17と枠状ハーフ18との間隙を被覆するように配設固定されている。
図2〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、蓋部13は、収納開口部11の下端部24に回動可能に軸支され、収納開口部11の外方側面部両端の長さ方向中央付近に取り付けられている2本の支持ベルト28、28に設けられた凹側バックル28a、28aと、蓋部13の内方側面部両端の長さ方向下端付近に取り付けられた長さ調節可能な凸側バックル28b、28bを係合させることにより、開放時には蓋部13を所定角度で保持するように構成されている。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、蓋部13内方において収納開口部11を開放可能に被覆しうる仕切り板部14が設けられており、仕切り板部14の下端部23は、収納開口部11の下端部24に回動可能に軸支されている。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、仕切り板部14の蓋部側側面部21には上方に開口する第二収納部22が設けられている。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、仕切り板部14は、収納開口部11の上端部26に設けられた2本の支持ベルト27、27に設けられた凹側バックル27a、27aと、仕切り板部14に設けられた第二収納部22の開口部29付近に取り付けられた支持ベルト25に設けられた長さ調節可能な凸側バックル27b、27bにより支持されている。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、第
二収納部22の開口部29の幅方向中央部の一部を被覆する固定部30が設けられている。
図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、略
X字状になるように収納開口部11の内方側上端部から長さ方向中央付近に向かって、延伸する2本の支持ベルト31、31と、収納開口部11の内方側下端部から、長さ方向中央付近に向かって延伸する2本の支持ベルト32、32が、主収納部15内方の長さ方向中央付近34で連結されるように取り付けられ、支持ベルト31、31の末端部に設けられた長さ調節可能な凹側バックル34aと、支持ベルト32、32の末端部に設けられた凸側バックル34bが係合するように構成されている。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、本体部12の上面部35には、3段階に長さ調節可能な引手部36が設けられている。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあって
は、本体部12の上面部35には、回動可能な取り付け固定された持ち手部37が設けられている。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあって
は、主収納部15へ収納物の出し入れを行うために、蓋部13を開閉するためのファスナー39が設けられており、ファスナー39の引き手部には、突起部が設けられており、ロック機構38に設けられている突起部挿入口38bに挿入するように構成されている。
図1〜3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、
本体部12の上面部35には、ロック機構38が設けられており、蓋部13を開閉するためのファスナー39の引き手部に設けられている突起部を、ロック機構38に設けられている突起部挿入口に挿入することによりロックされ、ロック解除部38aを左に動かすことによりロックが解除されるように構成され、ロック解除部38aに隣接して鍵穴が設けられている。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあって
は、本体部12の底面部の隅部には、一対の車輪41、41と、一対の車輪41、41を底面部に沿って回動可能に軸支する軸受け部43とを有する4個のキャスター42、42・・・が取り付けられている。
以下、本実施の形態に係るキャリーケース10の作用及び効果について説明
する。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、主収納部15は、厚さ方向の一方側に開口部16が形成された箱状ハーフ17と、箱状ハーフの開口部16に厚さ方向に沿って接合固定された枠状ハーフ18により構成され、蓋部13を開閉することにより収納開口部11を介して主収納部15へ収納物の出し入れを行うように構成されていることから、従来のキャリーケースとは異なり、本体部12の厚さ方向中間部には開閉部は存在せず、本体部12は厚さ方向において一体的に構成されていることから、本体部12の、特に、ねじれ方向における外力の入力に剛性が確保されることから、本体部12のより大きな耐久性を確保することが可能となる。
また、前面部の蓋部13を開放することにより主収納部15への収納物の出し入れを行うことができ、本体部12を厚さ方向において開放し左右に展開させて収納物を出し入れするものではないことから、狭い場所での収納物の出し入れが可能となる。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18は合成樹脂製であると共に箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18は接合部19の全域に亘って金属製の固定部材20により接合固定されていることから、本体部の厚さ方向中間部に、ファスナーを開閉部材として採用しているものと異なり、本体部の側面側に対して衝撃を受けた場合であっても、本体部の厚さ方向中間部が破損することなく使用することができる。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18はABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂)からなると共に、表面にはポリカーボネート樹脂によりフィルム層が設けられていることから、搬送中に様々な物と衝接した場合であっても、耐衝撃性、対擦過性が高く、本体部13を保護することができ、前記記載の効果に加えて、より耐久性を確保することができる。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、固定部材20はアルミ合金製であることから、箱状ハーフ17及び枠状ハーフ18は強固に接合され、大きな強度を得ることができる。
図2〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、蓋部13は、収納開口部11の下端部24に回動可能に軸支され、収納開口部11の外方側面部両端の長さ方向中央付近に取り付けられている2本の支持ベルト28、28に設けられた凹側バックル28a、28aと、蓋部13の内方側面部両端の長さ方向下端付近に取り付けられた長さ調節可能な凸側バックル28b、28bにより、開放時には蓋部13を所定角度で保持するように構成されていることから、蓋部13を開放した後に手を離した場合であっても蓋部13が全開して床面等に接触することなく、主収納部15から荷物を出し入れすることができる。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、蓋部13内方において収納開口部11を開放可能に被覆しうる仕切り板部14が設けられ、仕切り板部14の下端部23が収納開口部11の下端部24に回動可能に軸支され、収納開口部11の上端部26に設けられた2本の支持ベルト27、27に設けられた凹側バックル27a、27aと、仕切り板部14に設けられた第二収納部22の開口部29付近に取り付けられた支持ベルト25、25に設けられた長さ調節可能な凸側バックル27b、27bにより支持されていることから、主収納部15からの荷物の出し入れを容易に行うことができる。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、仕切り板部14の蓋部側側面部21には上方に開口する第二収納部22が設けられていることから、主収納部15以外に様々な物品を第二収納部22に収納することが可能となり、より使い勝手を向上させることができる。
図2に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、第
二収納部22の開口部29の幅方向中央部の一部を被覆する固定部30が設けられていることから、凹側バックル27a、27a及び凸側バックル27b、27bの係合を解除した際に、第二収納部22に収納している荷物が外に飛び出すのを防ぐことができる。
図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、略X字状になるように収納開口部11の内方側上端部から長さ方向中央付近に向かって、延伸する2本の支持ベルト31、31と、収納開口部11の内方側下端部から、長さ方向中央付近に向かって延伸する2本の支持ベルト32、32が、主収納部15内方の長さ方向中央付近34で連結されるように取り付けられ、支持ベルト31、31の末端部に設けられた長さ調節可能な凹側バックル34aと、支持ベルト32、32の末端部に設けられた凸側バックル34bが係合するように構成されていることから、仕切り板部14を開放した場合においても、主収納部15に収納している荷物が外に飛び出すことを防ぐことができる。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、本体部12の上面部35には、3段階に長さ調節可能な引手部36が設けられていることから、キャリーケースの引手部36を持ってキャリーケース10を搬送することができる。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、本体部12の上面部35には、回動可能な取り付け固定された持ち手部37が設けられていることから、駅や、街中等を移動している際に、階段等があった場合においても、持ち手部37を把持することにより、容易にキャリーケース10を持ち上げて移動することができる。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、主収納部15へ収納物の出し入れを行うために、蓋部13を開閉するためのファスナー39が設けられており、ファスナー39の引き手部には、突起部が設けられており、ロック機構38に設けられている突起部挿入口に挿入するように構成されていることから、段差などの障害物を越える際にキャリーケース10に伝わる振動により、搬送中にキャリーケース10の蓋部13が開放されることを防ぐことができる。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあって
は、本体部12の上面部35には、ロック機構38が設けられており、蓋部13を開閉するためのファスナー39の引き手部に設けられている突起部を、ロック機構38に設けられている突起部挿入口に挿入することによりロックされ、ロック解除部38aを左に動かすことによりロックが解除されるように構成され、ロック解除部38aに隣接して鍵穴が設けられていることから、主収納部15に収納している荷物の盗難を心配することなしにキャリーケース10を搬送することができる。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るキャリーケース10にあっては、本体部12の底面部42の隅部には、一対の車輪41、41と、一対の車輪41、41を底面部に沿って回動可能に軸支する軸受け部43とを有する4個のキャスター42、42・・・が取り付けられていることから、主収納部15に収納されている荷物が重い場合にも少ない力で容易にキャリーケース10を搬送することができる。
本考案は、フロントオープン型のキャリーケースであり、産業上の利用可能性を有している。
10…キャリーケース
11…収納開口部
12…本体部
13…蓋部
14…仕切り板部
15…(主)収納部
16…開口部
17…箱状ハーフ
18…枠状ハーフ
19…接合部
20…固定部材
21…蓋部側側面部
22…第二収納部
23…仕切り板部の下端部
24…収納開口部の下端部
25…支持ベルト
26…収納開口部の上端部
27…支持ベルト
27a…凹側バックル
27b…凸側バックル
28…支持ベルト
28a…凹側バックル
28b…凸側バックル
29…第二収納部の開口部
30…固定部
31…支持ベルト
32…支持ベルト
34…長さ方向中央付近
34a…凹側バックル
34b…凸側バックル
35…本体部の上面部
36…引手部
37…持ち手部
38…ロック機構
38a…ロック解除部
38b…突起部挿入口
39…ファスナー
40…リベット
41…車輪
42…キャスター
43…軸受け部
45…主接合固定部材
46…副接合固定部材
47…横断面略凸状
48…フランジ部

Claims (5)

  1. 全体箱状に形成され、厚さ方向前面側に形成された収納開口部を備えた本体部と、前記本体部の前記収納開口部を開閉可能に設けられた蓋部と、前記蓋部内方において前記収納開口部を開放可能に被覆しうる仕切り板部とを備えたキャリーケースであって、
    前記本体部は、厚さ方向の一方側に開口部が形成された箱状ハーフと、前記箱状ハーフの前記開口部に厚さ方向に沿って接合固定された枠状ハーフにより構成され、前記蓋部を開閉することにより前記収納開口部を介して前記収納部へ収納物の出し入れを行うことを特徴とするキャリーケース。
  2. 前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフは合成樹脂製であると共に前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフは接合部の全域に亘って金属製の固定部材により接合固定されていることを特徴とする請求項1記載のキャリーケース。
  3. 前記箱状ハーフ及び前記枠状ハーフはABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂)からなると共に、表面にはポリカーボネート樹脂によりフィルム層が設けられていることを特徴とする請求項2記載のキャリーケース。
  4. 前記固定部材はアルミ合金製であることを特徴とする請求項2記載のキャリーケース。
  5. 前記仕切り板部の蓋部側側面部には上方に開口する第二収納部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のキャリーケース。

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