JP2010035967A - パソコン収納バッグを付設した鞄 - Google Patents

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Abstract

【課題】パソコンを収納するバッグを付属させた機内持ち込み用の鞄であって、鞄を閉じたままでバッグを鞄本体のスペースから外側に移動可能な構造にすることによって、手荷物検査の際鞄本体を開けて中からパソコンを取り出す必要がなく、また、X線検査に支障をきたさずに手荷物の判別を正確にできるようにした機内持ち込み用鞄の構造を提供することを目的とする。
【解決手段】本体に別体のバッグを付設した鞄であって、前記バッグはパソコンを収納可能であり、かつ、前記バッグは前記本体の外側へ移動可能であることを特徴とするパソコン収納バッグを付設した鞄である。
【選択図】図3

Description

この発明は、スーツケース等の鞄本体に別体のパソコンを収納する専用バッグを付属させた鞄に関する。詳しくは、ソフトケース、ハードケース、ブリーフケースやアタッシュケース等の、機内持ち込み可能なビジネス或いは旅行用等の鞄であって、この鞄本体の外側へ移動可能に別体のパソコン専用バッグを付属させた複合の鞄に関する。
アメリカの同時多発テロ以来、最近では爆発物検査のために米国連邦航空省運輸保安局(以下TSAと称する)によってアメリカ国内全ての空港で荷物の検査が実施されている。その際、荷物は開錠して航空会社に預けなければならない。施錠したまま荷物を預けた場合は、錠前を切断あるいは破壊してスーツケースの中の荷物検査が行われる。荷物を開錠したまま預けるとスーツケースの蓋が開いて、中から荷物が外にあふれる恐れがある。また、人に見られたくない荷物がオープンになる。それらのことを避けるために、スーツケースの所有者は錠前を開錠したまま荷物を預け、これとは別にTSAが認可した錠前をスーツケースに付属させる。この代表的なものが、スーツケースベルトであり、このバックル部にTSAが認可した錠前を装着することが行われている。そして、スーツケースを開錠したまま荷物を預け、この蓋が開かないようにする為にこのスーツケースベルトを使って胴体部を締め付けることが多い。このような動きはアメリカだけに止まらず、ヨーロッパの一部で実施されようとしている。いずれは世界全体に広がることが予測され、日本でもテロ部撲滅のためにスーツケースの中の荷物検査がアメリカ並みになるのも遠い将来ではないと思われる。
このような背景にあって、本出願人は、先に、旅行用のスーツケースにTSAの係官のみが開錠できる特殊工具箱を装着し、この特殊工具箱の中にスーツケースを開錠できる鍵を含む特殊工具あるいはダイヤル番号暗証札を収納するようにしたスーツケースに関する提案をしている(特許文献1参照)。
特開2007−130156号公報
ここで特殊工具とは、アメリカ国内の空港を利用する際、受託手荷物の中身を検査するために、TSAの係官が職務権限によりTSAが認可した錠前を開錠できる専用工具のことを意味する。そして、TSAが認可した鍵穴を有する錠前をTSAロックと称している。このTSAロックの必要性を説明すると、ハワイ、グアムおよびサイパンを含むアメリカ国内の空港を利用あるいは乗り継ぐだけの場合でも、航空会社に預ける荷物に施錠してはいけないことになっている。その理由は、受託手荷物をTSAの係官がX線検査装置と人手によって検査する為である。もし、普通の錠前が掛かっている場合は錠前を壊して荷物を開けてもよいことになっている。スーツケースのボディも壊すことが実施されている。つまり、預けた荷物を勝手に開けて検査される。安全のためとはいえ、公的機関により開けられることは嫌なことである。勝手に開けると言えば、預けた荷物から貴重品を抜き取られることがたまにあるようである。TSAの係官により開けられるのは仕方ないとして、泥棒に開けられるのでは堪らない。そこで、必要とされるようになったのがTSAロックである。このTSAロックを備えるスーツケースならば、錠前を掛けてもよい。TSAの係官は特殊工具を使って錠前を壊すことなく開けることができる。検査後は錠前を掛けた状態に戻してくれる。TSAロックは、TSAが認可したメーカーのみに製造が許可される。この特殊工具も、爆発物検査の一環としてTSAによってアメリカ国内全ての空港で実施されている例である。
そして、アメリカの同時多発テロを背景に、検査対象がパソコンにまで拡大されている。最近では旅行やビジネス等で飛行機に乗り込む際にパソコンを機内に持ち込む場合が多くなっている。その際、日本では空港ゲートを通過する際、機内持ち込みの鞄の中からパソコンを取り出すことが義務化されており、取り出したパソコンをトレイに入れて手手荷物とは別個にパソコン単独の検査を受ける。一方、アメリカでは、パソコン専用のバッグを機内持ち込み用の鞄に付設するという条件付きでパソコンを取り出さなくてよいことになっている。このように機内持ち込み用の鞄にパソコンを収納するバッグを付設することは近い将来日本でも実施されることが予想される。
ところで、機内持ち込みのスーツケース等の鞄に関し、従来のハードケースの例を図8、9に示す。この鞄は、基本的には粗直方体で中は空洞を有し三辺の長さの合計が1150mm以内の小振りである。図8に示すように、鞄100は、中が凹んだ箱体1と中が凹んだ蓋体2とが夫々の開口部を突き合わせたもので、右奥側でヒンジ(図示なし)を介して開閉可能に結合され、左側手前のロック103により閉じられる。箱体1と蓋体2とを閉じた状態で、上方に把手101を備える。図に示すように、スーツケース100を立てて使用する場合は、把手101を掴んで下方の側面に備えるキャスター104を転がす。また、伸縮自在に設けられたハンドル105を上方に引き出し、これを掴んで底のキャスター104を転がす。箱体1と蓋体2の中は荷物を入れるための空間が形成され、一つの例として以下に説明する。図9に、鞄100の中の衣類等を収納する仕切りを示す。箱体1側の箱体コンパートメント3と蓋体2側の蓋体コンパートメント4とに区画され、例えば、箱体コンパートメント3は、深さ方向にポッケト31が占め、この上をストラップ32が交差している。このストラップ32が中央でX字状に交差した部位には、収納される衣類等の量によって上からの押さえを調整するバックルを備え、ストラップ32の他方端は、箱体1の内周壁の四箇所に設けられた係止具に固定されている。蓋体コンパートメント4側の空間も同様である。このように、一般的には鞄100の内側の空洞は衣類等の荷物を収納するための空間となっており、通常、殆どがこの中にパソコンを手荷物と一緒に収納している。
以上の通りであって、従来の機内持ち込み用の鞄には、次のような問題点がある。
従来、機内持ち込み用の鞄は大きさを制限されるものの、鞄の中はパソコンを収納するための空間は十分に有るのでパソコンを手荷物と一緒に収納する。従来の機内持ち込み用の鞄の問題点の第一は、空港ゲートで機内持ち込みの鞄をX線検査用のコンベヤーに乗せて検査を受ける際、パソコンがX線検査による透視の邪魔になって、手荷物の中の金属等の有無を判別することができないので鞄からパソコンを取り出す必要がある。そのため、パソコンを機内持ち込みの鞄の中から取り出さねばならず、鞄のヒンジ或いはジッパーを解いて開けなければならず、いちいち鞄の中からパソコンを取り出すのが面倒である。そうでなくとも空港ゲートを通過する際、荷物の検査はもとより靴まで脱がされることもあり、そんな緊張の中でパソコンの検査まで受けるようでは搭乗前に気が抜けない。また、機内持ち込みの鞄の中からパソコンを収納したバッグを取り出すために、手荷物検査に時間がかかり混雑に拍車をかけることになる。
併せて、鞄本体を開ける際に、中の手荷物を検査官に見られるし、パソコンを出し入れする際に不用意に手荷物の中のものが検査官の目に触れる。また、パソコンを機内持ち込みの鞄の中から取り出す際に、特に小さな荷物が他の手荷物が中から落ちて紛失する恐れもある。
そこで、本発明のパソコン専用のバッグを付属させた鞄は、このような従来の機内持ち込み用の鞄の持つ問題点を解決するためになされたもので、パソコンを収納するバッグを付属させた機内持ち込み用の鞄であって、鞄を閉じたままでバッグを鞄本体のスペースから外側に移動可能な構造にすることによって、手荷物検査の際鞄本体を開けて中からパソコンを取り出す必要がなく、また、X線検査に支障をきたさずに手荷物の判別を正確にできるようにした機内持ち込み用鞄の構造を提供することを目的としている。
そこで、本発明者等は、X線検査の障害にならぬように機内持ち込み用の鞄本体にパソコン用のバッグを重ならないように付設することに着目した。そのために、このバッグを鞄本体のスペースの外側へスライド或いは回転移動可能にする手段を採用して試作したところ、鞄本体の蓋をあけてパソコンを取り出す面倒さから解放された。本発明のパソコンケースを付属させた鞄はかかる知見を基に具現化したもので、ソフトケース、ハードケース、ブリーフケースやアタッシュケース等の鞄を対象とし、或いは、勿論、キャスター付きのキャリィケースに限らず、ブリーフケースやアタッシュケース等の鞄を対象とし、請求項1の発明は、本体に別体のバッグを付設した鞄であって、前記バッグはパソコンを収納可能であり、かつ、前記バッグは前記本体の外側へ移動可能であることを特徴とするパソコン収納バッグを付設した鞄である。また、請求項2の発明は、請求項1の発明の上記特徴に加えて、前記本体の前面に前記バッグを付設し、前記本体の下側でこの本体と前記バッグとはファスナー、ホック、バックル等の結合手段によって開閉自在に連結され、かつ、前記本体の前面と前記バッグの背面とは面ファスナーによって貼着されることを特徴とするパソコン収納バッグを付設した鞄である。
空港ゲートで手荷物のX線検査を受ける際、パソコンを収納したバッグを鞄本体の外側に移動することができるので、鞄本体を開いてその中からパソコンを取り出すことに煩わされることがない。併せて、鞄本体を開く必要がないので、手荷物を他人に見られることがないし、パソコンを出し入れする際に不用意に手荷物が検査官の目に触れることがないし、パソコンを機内持ち込みの鞄の中から取り出す際に、特に小さな荷物が他の手荷物が中から落ちて紛失する恐れがない。そして、機内持ち込み用鞄のバッグをパソコン以外の小荷物を収納する袋として使用することができる。機内持ち込みを目的としない場合でも、パソコンを収納したバッグ付きの鞄を例えば新幹線、バス等に持ち込んで、機内の場合と同様にパソコン操作をすることができる。その他、パソコンを収納するためのバッグを、鞄本体からファスナー、ホック、バックル等の結合手段を外して分離できるので、パソコン以外のものを収納する用途にバッグを使用することができる等の効果を奏する。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
先ず、本発明の実施例1について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施例に係わるスーツケース及び実施態様の外観斜視図である。図(a)は、鞄本体からパソコンを収納するバッグを鞄本体スペースの外側へ移動する状態を示す外観斜視図である。図(b)は、パソコンを収納するバッグを鞄本体に重ならないように外側へ移動した状態を示す外観斜視図である。これらの斜視図における上下を上下方向と称し、左右を左右方向、鞄の厚み方向を前、裏と称し、他の実施例についても同様である。
鞄は、基本的には機内持ち込み用の小振りの大きさであり、上段の図1(a)に外観を示す。鞄100本体は、箱体1と蓋体2とが対向し、かつ、左方で蝶番(図示なし)を介して開閉可能に結合され、右方は鍵103によって閉じる構成となっている。鞄100本体は、箱体1と蓋体2とが中で夫々の開口部を突き合わせ、内側に空洞を有する胴体が形成される。鞄100本体を運搬使用する時は箱体1と蓋体2とが閉じた状態で、側面の把手101を掴んで持ち、或いは把手102を掴み下方の側面に備えるキャスター104を転がす。ここで、鞄本体とは箱体1と蓋体2とが結合して中に空洞を形成した箱体のことを言い、他の実施例についても同様である。本実施例では、以上の一般的な鞄の構成に加えて、鞄の前面にパソコンを収納するサブのバッグを付属させる。箱体1の前面下方に段差11を備え、この上方に空間を有する凹み12を形成し、箱状のバッグ5を段差11の上に立てて凹み12に収める。とパソコンを収納するバッグ5は、バランスを取るため左右一対のヒンジ6によって連結される。ヒンジ6の両先端部には夫々小孔を備え、ヒンジ6は箱体1側面の上下略中央に設けたピン61及びバッグ5の下側側面に設けたピン62によって、箱体1にバッグ5が回動自在に連結する。本図(a)では、鞄100本体に重ならないように、バッグ5を外側へ移動する状態を示し、本図1(b)では、鞄100本体のスペースの外側へ移動を完了した状態を示す。鞄100は、機内持ち込み用なので小振りで箱の三辺の合計は1150mm以内である。三辺の夫々の長さは、キャスター104を下にした状態で例えば、箱体の幅360mm、奥行き230mm及び高さ540mmである。本実施例では鞄がハードケースの場合、特にヒンジを支える構造を堅固にできるので好ましい。
以上のように構成され、次に作用について説明する。図1(a)は、バッグ5を回転移動する状態であって、パソコン7を収納したバッグ5を持ち上げることによって箱体1側のヒンジ6のピン61を支点とし、かつ、パソコン5側のピン62を回動点として移動する。次いで、図1(b)に示すように、続けてバッグ5を持ち上げてピン61を支点として回動させると、バッグ5は鞄100本体に重ならない位置まで移動する。空港ゲートで手荷物のX線検査を受ける際、図1(b)のようにバッグ5を鞄100に重ならない状態にしてコンベヤーに載せる。鞄100本体の中の荷物はX線による透視を受けるが、この時パソコン5が鞄100本体の外側にはみ出ているので手荷物のX線照射の邪魔になることはなく、鞄100本体の中の手荷物の判別検査の精度を上げることができる。即ち、パソコンを収納したバッグ5を鞄100本体のスペースの外に移動することによって、鞄100本体の手荷物中の金属、カメラ等の有無を正確に確認でき、このことが爆発物の有無の検査に結びつくことになる。ここで、バッグ5には中のパソコンを出し入れできるように、開閉機能を有するジッパー51を図示したが、これはジッパーに限らず、同じような機能を有する面ファスナー、バックル、ホックでも構わない。このことは、他の実施例についても同様である。また、通常はパソコンを収納するバッグ5はヒンジを介して本体と連結しているが、鞄100本体のヒンジ6から分離して単独で使用することも可能である。
以上のように、パソコン7を収納したバッグ5を鞄100本体の外側に回動する構造にすることにより次のような効果を奏する。空港ゲートで手荷物のX線検査を受ける際、鞄100本体を開いてその中からパソコンを取り出す面倒さがなくなる。その際、鞄100本体を開くことがないので、手荷物部分の荷物を検査官に見られることもないし、不用意にパソコンを出し入れする際に手荷物の中のものが検査官の目にふれることがなくなる。そして、パソコンを機内持ち込みの鞄の中から取り出す際に、他の手荷物が中から落ちて紛失するような恐れもない。また、パソコン7を収納するバッグ5をレバーから取り外して飛行機以外の例えば新幹線、バス、船等に乗る目的でパソコンを収納するバッグとして使用し、或いはパソコン以外の物を収納する用途に使用することもできる。また、バッグにパソコンを収納しない場合は、他の荷物を収納するバッグとして例えば小荷物をいれることができる。
次に、本発明の実施例2ついて、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施例に係わるスーツケースの外観斜視図及びパソコンを収納したバッグをポケットから取り出す状態を示す。
本実施例の実施例1との主たる相違点は、鞄本体にバッグを付設する手段が異なり、レバーの代わりにパソコンを収納したバッグをそっくり挿着するポケットを鞄本体の前面に設けたところにある。以下、実施例1と相違する箇所について主に説明する。
鞄100本体は箱体1と蓋体2とからなり、中に空洞を有する胴体が形成される。本実施例では、一般的な鞄の構成に加えて鞄の前面にパソコンを収納するポケットを付属させる。蓋体2の前面に一回り小さい袋状のポケット23を設け、この上部に開口231を設ける。本実施例ではハードケース又はソフトケースの他ブリーフケースやアタッシュケース等の鞄の場合でも、ポケット23を付属する構造にできる。
以上のように構成され、次に本実施例2の作用について説明する。図2では、パソコン7を収納したバッグ5をポケット23から取り出す状態を示す。空港ゲートで手荷物のX線検査を受ける際、パソコン7を収納したバッグ5をポケット23の開口231の部位から外に取り出してコンベヤーに載せる。この時、パソコン5が鞄100本体の外に取り出されているのでX線照射の邪魔になることなく、鞄100本体の中の手荷物の判別検査精度を上げることができる。
本実施例では実施例1で記載した効果の他に、パソコンを収納したバッグをそっくりポケットに挿着し易く、一方、必要に応じてバッグを鞄本体の外に取り出し易くバッグを単独で他の用途で使う場合に便利である。
次に、本発明の実施例3ついて、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施例に係わるスーツケース及び実施態様の外観斜視図である。
本実施例の実施例1との主たる相違点は、鞄本体にパソコンを収納するためのバッグを付設する手段がことなり、レバーの代わりにパソコンを収納したバッグを面ファスナーによって鞄本体に貼着したところにある。以下、実施例1と相違する箇所について主に説明する。
本図(a)に示すように、鞄100本体は箱体1と蓋体2とからなり、中に空洞を有する胴体が形成される。本実施例では、一般的な鞄の構成に加えて、鞄本体の前面にパソコンを収納するためのサブのバッグ5を付属させる。また、本図(b)に示すように、蓋体2の前面に一般にマジックテープ(登録商標)と称する一方の面ファスナー12を設け、かつ、パソコン7を収納するバッグ5の背面に他方の面ファスナー52を設ける。鞄100を運搬使用する時は箱体1と蓋体2とが一方の面ファスナー22と他方の面ファスナー52とによって貼着され、鞄100本体側へバッグ5を閉じる。本実施例では鞄がハードケース又はソフトケースの他ブリーフケースやアタッシュケース等の場合でも、パソコンを収納するバッグを設ける構造にすることができる。
以上のように構成され、次に作用について説明する。図1(a)は、鞄100本体の蓋体2から面ファスナーを剥がしてバッグ5を手前に開く状態を示す。次いで、図1(b)に示すように、フック構造とループ構造からなる一対の面ファスナーからバッグ5を剥がす。即ち、鞄100本体の下側で蓋体2とバッグ5とはファスナー、ホック、バックル等の結合手段(図示なし)によって開閉自在に連結されているので、蓋体2側の一方の面ファスナー22から、バッグ5側の他方の面ファスナー52を剥がして手前に倒すことができる。空港ゲートで手荷物のX線検査を受ける際、図3(b)のようにバッグ5を鞄100本体に重ならない状態にしてコンベヤーに載せる。このようにして、鞄100本体の中の手荷物はX線によって照射を受ける。
本実施例では実施例1で記載した効果の他に、面ファスナーを使用して鞄本体にパソコンを収納するバッグを貼着する構造なので、従来の鞄の形体に別体のバッグを容易に付設可能であり、従来鞄の延長線上にあって実用的である。また、パソコンを収納したバッグをそっくりファスナー、ホック、バックル等の結合手段から取り外して分離することができるので、バッグを単独で他の用途に使い易い効果を有する。
次に、本発明の実施例4ついて、図4、5を参照しながら説明する。図4は、本実施例に係わるスーツケース及び実施態様の外観斜視図である。図5は、鞄本体の一部矢視断面図を示す。
本実施例の実施例1との主たる相違点は、鞄本体にパソコンを収納するためのバッグを付設する手段がことなり、レバーの代わりにパソコンを収納したバッグを箱体と蓋体との間に回転自在に挟装したところにある。以下、実施例1と相違する箇所について主に説明する。
図4(a)に示すように、鞄100本体は箱体1と蓋体2とからなり、この間にサブのバッグ5が挟装されている。そして、鞄100本体の上部に支軸53が鞄の厚み方向に設けられている。そして、支軸53を回転の中心としてバッグ5を手で持って矢印A方向に回す状態を示し、図5(b)では、バッグ5を鞄100本体に重ならないように、上側へ回動を完了した状態を示す。図5に、図4(b)のZ−Z矢視の一部断面図を示し、本図を参照して本実施例の詳細構造を説明する。下方に箱体1と蓋体2が左右に位置し、この間に挟まれてバッグ5が挿着される空間8が上下方向に構成され、空間8は左右の仕切板81、81によって箱体1及び蓋体2から分離されている。空間8の上部において左右の仕切板81、81を軸受として支軸53が貫通する。一方、バッグ5の右裏面に上下方向のレバー54が固着され、この下端部が支軸53に回転自在に支持される。なお、空間8の上方はファスナー82が設けられる。本実施例では鞄がハードケースの場合、特に支軸53を設ける構造を堅固にできるので好ましい。
以上のように構成され、次に作用について説明する。図4(a)は、バッグ5を回転移動する状態であって、パソコン7を収納したバッグ5の下方を持ち上げることによって支軸53の周りに回動できる。次いで、図4(b)に示すように、続けてバッグ5を持ち上げて支軸53の周りに回動させる。この時、バッグ5裏面のレバー54が支軸53に回転自在に支持されているので、図5のようにレバー54に固着されたバッグ5が鞄100本体の上方へ直立する。バッグ5は鞄100本体に重ならない上方の位置まで移動する。空港ゲートで手荷物のX線検査を受ける際、図4(b)のようにバッグ5が鞄100本体に重ならない状態にしてコンベヤーに載せる。なお、空間8にバッグ5が収納されている時、上方はファスナー82によって閉じられる。また、パソコンを収納するバッグ5は支軸53を介して箱体1、バッグ5及び蓋体2を貫通しているが、バッグ5を支軸53から分離して単独で使用することも可能である。
本実施例では実施例1で記載した効果の他に、箱体1と蓋体2との間にサブのバッグを挟装するのでバッグを回動する等構造が複雑になるが、バッグが鞄本体の厚み方向真ん中に挟まれるように装着されるので外観的にスマートである。
次に、本発明の実施例5ついて、図6、7を参照しながら説明する。図6は、本実施例に係わるスーツケース及び実施態様の外観斜視図である。図7は鞄本体の上面図を示す。
本実施例の実施例1との主たる相違点は、鞄本体にパソコンを収納するためのバッグを付設する手段がことなり、実施例1のレバーの代わりにパソコンを収納したバッグを鞄本体の前面に摺動自在に装着したところにある。以下、実施例1と相違する箇所について主に説明する。
図6(a)に示すように、鞄100本体は箱体1と蓋体2とからなり、箱体1の前面にサブのバッグ5が装着されている。箱体1の前面下方に段差11を備え、この上方に空間を有する凹み12を形成し、この凹み12に箱状のバッグ5を段差11の上に立てて収める。この凹み12の前面には、上下方向に二本のレール13、13が平行に設けられる。図6(b)では、バッグ5を鞄100本体に重ならないように、鞄100本体の上方スペースの外へ摺動させて移動を完了した状態を示す。図7に、鞄100の上面図を示し、本図を参照して本実施例の構造を補足する。箱体1の前面に樹脂製で凸状の二本のレール13、13が箱体1にネジ止めされる。一方、バッグ5の裏面に凹状の二本の溝レール55、55を備え、凸状のレール13、13に嵌め込まれる。本実施例では鞄がハードケースの場合、特にレールを設ける構造を堅固にできるので好ましい。
以上のように構成され、次に作用について説明する。図6(a)は、バッグ5を移動する状態であって、パソコン7を収納したバッグ5を持ち上げることによって上方へ摺動移動できる。次いで、図6(b)に示すように、続けてバッグ5を持ち上げて上方へ摺動させる。この時、バッグ5は鞄100本体に重ならない上方の位置まで移動する。空港ゲートで手荷物のX線検査を受ける際、図6(b)のようにバッグ5が鞄100本体に重ならない状態にしてコンベヤーに載せる。また、パソコンを収納するバッグ5をレール13、13から外して単独で使用することも可能である。
本実施例では実施例1で記載した効果の他に、レールを設けてバッグが箱体の前面を摺動する構造にしたので構造が堅固になる。
本発明の使途は、旅行、ビジネス等の海外への機内に持ち込む鞄の用途に限るものではなく、国内で使用する飛行機の場合の他電車、バス、船等に乗る際の鞄として使ってもよい。勿論、キャスター付きのキャリィケースに限らず、ブリーフケースやアタッシュケースでもよい。このような用途においても、いちいち鞄本体の蓋をあけることなくパソコンを手軽に取り出すことができるので使い勝手がよい。
本発明の実施例1に係わる鞄及び実施態様の外観斜視図である。 本発明の実施例2に係わる鞄の外観斜視図である。 本発明の実施例3に係わる鞄及び実施態様の外観斜視図である。 本発明の実施例4に係わる鞄及び実施態様の外観斜視図である。 同上、一部矢視断面図である。 本発明の実施例5に係わる鞄及び実施態様の外観斜視図である。 同上、上面図である。 従来例に係わる鞄の外観斜視図である。 同上、鞄の内部のコンパートメントを示す斜視図である。
符号の説明
100 鞄
101、102 把手
103 鍵
104 キャスター
105 ハンドル
1 箱体
11 段差
12 凹み
13 レール
2 蓋体
21 ジッパー
22 マジックバンド
23 ポケット
231 開口
24 レール
3 箱体コンパートメント
31 ポケット
32 ストラップ
4 蓋体コンパートメント
5 バッグ
51 ジッパー
52 面ファスナー
53 支軸
54 レバー
55 溝レール
6 ヒンジ
61、62 ピン
7 パソコン
8 空間
81 仕切板
82 ファスナー

Claims (2)

  1. 本体に別体のバッグを付設した鞄であって、
    前記バッグはパソコンを収納可能であり、
    かつ、前記バッグは前記本体の外側へ移動可能であることを特徴とする鞄。
  2. 前記本体の前面に前記バッグを付設し、
    前記本体の下側でこの本体と前記バッグとはファスナー、ホック、バックル等の結合手段によって開閉自在に連結され、
    かつ、前記本体の前面と前記バッグの背面とは面ファスナーによって貼着されることを特徴とする請求項1記載の鞄。
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