本発明は、錠前を錠前装着部に装着して、共通のロック部材の施錠と解錠の操作手段を持つ錠前、錠前機構、並びに錠前機構を備える本体と開閉自在な扉並びに本体と開閉自在な扉から成るセキュリティボックス、セキュリティケースに関するものである。
従来のセキュリティボックスは、簡単には錠前の交換ができなく、防犯上内部の見えない強固で重い、持ち手の付いた四角形で無駄のない事務用品的なデザインであった。
また、機能としては、収納スペースを取り外しできる物や、錠前の解錠操作を一時的に使用不能にできる機能や、一つの錠前を二通りの方法で解錠する機能があった。
(なお、背景技術を踏まえ、本発明の言葉の定義を、下記に注釈として記載する。)
1:「ダミー錠」とは、施錠手段を具備したダミー(偽)の閂及びダミー閂の作用を具備する部材を含む、概念の総称であり本発明では、「ダミー錠」で統一表記する。
1:「錠前機構」とは、保護部材と閂又は閂作用を具備した部材又はシリンダー作用を具備した部材を配設した、一連に組み合わされた閂機構のことである。
1:「保護部材」とは、閂ホルダー及び遮蔽部材から成り、錠前が具備する閂を 外力による破壊から遮蔽して守る、閂作用を具備する部材のことである。
1:「閂ホルダー」とは、錠前が具備する閂を覆う又は遮蔽する状態で保護する部材のことである。
1:「施錠操作及び解錠操作を阻止する手段又は施解錠の操作部の操作を阻止する手段」とは、錠前に具備する操作部を隠蔽して操作不能にする手段のことである。
1:錠前に具備する「主面」とは、錠前の操作部がある面のことであり、「他面」とは、錠前の操作部がない面のことである。
特開2009−62780号公報
特開2003−285858号公報
通常携帯している貴重品とは、現金、財布、時計、携帯電話、通帳、宝飾類、電子記録媒体等さまざまであり、貴重品全てを常時携帯することは困難であった。
また、下記に記載した、一時的に貴重品から離れなければならない場合の問題点もあった。
1:交通機関乗車中又は搭乗中の化粧室使用時。
1:入浴中や水泳時。
1:病室に入院中や通院時に、診察室での診察中やレントゲン室での撮影中。
1:学校行事中や修学旅行時での、第三者による貴重品の一括管理。
1:就業研修時、セミナー聴衆時、工場見学時などの、別室での貴重品の一括管理。
1:出張中や社員旅行時の相部屋で、ひとつの鍵による共同金庫使用時。
1:一人旅などで、海外旅行の格安なホテルのフロントや室内金庫に預ける時。
以上の場合等、一時的に貴重品のある場を離れるので、個人的にセキュリティが不安な時もあった。
従来のセキュリティボックスは、防犯上ダブルロックなどのセキュリティ対策が施され、強固に作られた為、携帯用モデルでも非常に重かった。
また、軽量化、コンパクト化すると比較的簡易な構造と成り、セキュリティ機能が低下する傾向があった。
従来のセキュリティボックスは、殆どが四角形で持ち運びの際、手提げによる持ち運びが主流であり、バックの中に入れて持ち運びができるファッション的デザインではなかった。
従来のセキュリティボックスは、防犯上収納部内部が外から見えないように作られていた為、出勤時や空港などのセキュリティチェックの際、セキュリティボックスを開けなくてはならず検査時間がかかった。
空港などでは、スポーツ用具や楽器等規格サイズの決まった形状の錠前付きケースや錠前付き旅行用スーツケースなど可視化作用がなく、区別が付き難いので他人の所有物を取り違えたりした。
アウトドアのレジャーなど、銀行やセキュリティ機能がない場合、他人にそのまま預けると不安があり、自分で貴重品を管理するしかなく、ウエストポーチ、バック、ポケットなどに入れて携帯するしかなかった。
従来の錠前を使用したセキュリティボックスの施錠又は解錠の操作方法で、一箇所の開口部を複数の錠前どちらか一方で施錠又は解錠する操作手段は、携帯サイズのセキュリティボックスには無かった。
また、鍵の紛失、盗難又は錠前の故障や、電気、電子関係を使用した錠前の電力消耗等で施錠又は解錠の操作不能の場合、セキュリティボックスの継続使用ができなくなるか、合鍵を携帯していても故意に鍵を窃盗又は紛失した鍵を所持した第三者による、元の鍵を使用したセキュリティボックスの解錠操作の恐れがあった。
従来の錠前を使用したセキュリティボックスは、錠前を解錠できなくなった時、鍵業者に頼んで開けてもらうことはあったが、錠前の故障や鍵の紛失時に、施錠できなくなったセキュリティボックスを鍵業者に頼んで閉めてもらうことはなく、セキュリティボックスが使用不能と成り、錠前とセキュリティボックス全てがそのままごみとなってしまうことがあった。
従来のセキュリティボックスはバリエーションが少なく、鍵や錠前の種類、解錠率、セキュリティボックスの形状など、任意で自由に組み合わせて使用もできず、セキュリティボックスの収容部に書類など丸めたり折ったりして収納するか、折れないものは大きなジュラルミンケースの代用など、収納品をセキュリティボックスの形状に合わせて使っていた。
携帯型セキュリティボックスは安く製造する量産型が多く、鍵の紛失、鍵や錠前の破損等、施錠又は解錠の操作機能が使用ができなくなった場合又はセキュリティボックスの錆や歪みなどによる使用不能の場合、修理代金の方が購入代金より高い傾向にあるか、若しくは海外製品又は構造上の問題で修理不可能の為、ごみとなってしまう場合が多かった。
従来の錠前を備えた金庫の使用方法において、ダイヤル錠とシリンダー錠を合わせた高度なダブルロック防犯機能を搭載していても、施錠と解錠の操作の煩わしさから、通常使用時にダイヤル錠は解錠しておき、他方一箇所の、防犯効果が下がったままのシリンダー錠のみで施錠と解錠の操作をしている場合もあった。
従来のセキュリティボックスは固定された錠前を、高度な防犯機能の付いた錠前や進化する新しい機能の錠前に簡単に交換できなかった。
従来の錠前は、故障や鍵の紛失等で、錠前が使用できなくなった場合でも、現状のままの状態ですぐに錠前の使用停止対策が取れていなかった。
従来のセキュリティボックスは、錠前が使用できなくなると、セキュリティボックスとしての機能が働かなくなり、その時点でセキュリティボックスの継続使用ができなくなった。
従来のセキュリティボックスの錠前のセキュリティレベルは、簡単には上げられなかった。
同じ錠前装着部に、錠前を複数装着して、使用者の限定機能が付いた錠前機構はなかった。
錠前機構の付いたドアに、いろいろな錠前の種類を搭載できるドアはなかった。
同じ建物内の住居でも、簡単に、錠前の種類を何度も日替わりで変えられるドアはなかった。
錠前を無くして、直に強制錠止できる錠前機構はなかった。
同じ方向に、ダミー錠を搭載できる錠前はなかった。
錠前機構の錠前を変更する際に、変更できる錠前を限定できる機能はなかった。
錠前装着部に、そのままダミー錠を装着できるドアはなかった。
上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉は互に接する同一の開口部に共通のロック部材を有し、前記本体又は前記扉もしくはその両方に具設した錠前装着部に、閂とダミー錠とを共に収納した状態の錠前を装着でき、かつ施錠状態である前記閂を突出させた状態の前記錠前又は前記ダミー錠を突出させた状態の前記錠前を、前記錠前装着部に着脱できる錠前であって、当該錠前は、いずれか一方の前記錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他方の前記錠前が具備する施解錠の操作部を操作して前記閂で前記共通のロック部材を解錠状態又は施錠状態に制御する手段と、いずれか一方の前記錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、前記錠前が具備する前記ダミー錠を突出させて前記共通のロック部材を強制錠止する手段かつ他方の前記錠前が具備する前記閂で前記共通のロック部材を施錠状態又は解錠状態に制御する手段と、で前記同一の開口部を開閉させる手段を備えることを特徴とする錠前を提供する。
また、上記錠前は、前記錠前装着部に回転させて装着できる錠前であって、当該錠前に具備する施解錠の操作部がある主面を前記操作部ない他面に向けた隠蔽した状態で前記錠前装着部に装着して、前記錠前が具備する施解錠の前記操作部の操作を阻止する手段を備えたことを特徴とする錠前を提供する。
また、錠前を着脱自在に装着させる錠前係止部材と留め具とを有し、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合に前記留め具を解除して、前記錠前係止部材と錠前とを着脱できる錠前装着部であって、当該錠前装着部に前記錠前の前記主面又は前記他面に向けて装着させる手段と、前記錠前係止部材を取り外して錠前の着脱スペースを開設し、施錠状態である閂を突出させた状態の前記錠前又は施錠状態であるダミー錠を起立させた状態の前記錠前を、開設した前記スペースに移動させて着脱させる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
形状の縮小等分化した錠前を、一つの前記錠前装着部に複数装着できる錠前装着部であって、形状の縮小等分化した前記錠前を、一つの前記錠前装着部に重装しかつ各前記錠前の施解錠の操作を同時使用する手段と、前記錠前を重装した錠前収納ケースを着脱できる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
錠前が具備するダミー錠と同じ作用効果有し、かつ前記錠前から独立させた単体の形状を有して成るダミー閂の作用を具備する部材を、着脱できる錠前装着部であって、前記ダミー閂の作用を有する部材を当該錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止する手段を備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
請求項1または2に記載の錠前を具設し、かつ保護部材と閂部材とを一連に組み合わされた閂機構から成る錠前機構であって、当該錠前機構に具設された閂片を具備する閂を、本体と開閉自在の扉が具備する内壁に対比させ、前記閂の仕様の変更をして、前記閂片と前記内壁が互いに対示又は対向或いは係合して動止させる施錠手段と、前記錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に前記保護部材を介在させ、前記錠前が具備する前記閂に対する外部から直接受ける破壊力を軽減又は回避又は遮断させる手段と、を兼備したことを特徴とする錠前機構を提供する。
錠前装着部に装着した請求項1または2に記載の錠前を保護する保護部材であって、錠前機構に具設された閂作用部材と前記錠前が具備する閂との間に前記保護部材を介在させて、前記錠前が具備する前記閂を覆う又は遮蔽する手段を備えたことを特徴とする保護部材を提供する。
閂作用を有し、錠前が具備する閂による施解錠の操作に応動する保護部材であって、一つの錠前装着部に形状の縮小等分化した錠前を重装させ、各前記錠前の施錠の操作で前記閂それぞれが同時に前記保護部材を係止させて共通のロック部材を施錠状態に制御し、かつ各前記錠前の解錠の操作で前記閂それぞれが同時に解錠した場合にのみ、各前記閂により係止していた前記保護部材が稼動状態と成り前記ロック部材を解錠状態にする手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の保護部材を提供する。
形状の縮小等分化した請求項1または2に記載の錠前を重層して、各前記錠前による施解錠の操作かつ同時使用の手段を具備する錠前収納ケースであって、当該錠前収納ケースが具備する錠前係合部と互換性のある前記錠前の具備する前記錠前係合部とを係合させて、錠前の外形の形状又は外形の容積を変更せずに前記錠前を装着した前記錠前収納ケースを錠前装着部に装着できる手段と、前記錠前収納ケースに装着した前記錠前の施解錠の操作部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とする錠前収納ケースを提供する。
具備する錠前装着部に、請求項1または2に記載の錠前を備えた本体と開閉自在の扉であって、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材のいずれかの形状を備えたことを特徴とする本体と開閉自在の扉を提供する。
部材の構造を小型軽量化にできる軽量強化部材から成る請求項1または2に記載の錠前と錠前機構と錠前装着部材とを、本体と開閉自在の扉の内部に着脱できるセキュリティボックスであって、当該セキュリティボックスは、透明または半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成る可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、前記錠前装着部が具備する留め具を解除して錠前係止部材を着脱し、閂とダミー錠とを収納した解錠状態の前記錠前かつ施錠状態で前記閂を突出させた状態又は前記ダミー錠を起立させた状態の前記錠前を、前記本体と前記扉の内部に具設した前記錠前装着部に装着する手段と、前記錠前を装着した錠前収納ケースかつ錠前着脱係合部材に装着して、前記本体と前記扉の内部に装着する手段と、前記セキュリティボックスに具備する隠蔽部材又は光学液晶及び電性液晶の作用効果で、前記錠前に具備する施解錠の操作部かつ前記セキュリティボックスの内部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、上記セキュリティボックスは、筐体又は筒状又はキャップ状又はハニカム構造から成る空洞化形状又は固体形状等の形状、或いはごく細い棒状の形状又はごく薄い板状の形状等の形状とデザイン加工を施した形状を兼備し、軽量でかつ堅固な部材から成る錠前及び錠前機構及び錠前装着部を備えことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
また、上記セキュリティボックスは、錠前に具備するダイヤルやデジタル等の表示部を含む施錠操作又は解錠操作の操作部を隠蔽する手段を備えことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、前記セキュリティボックスは、施錠状態又は解錠状態いずれの場合でも、複数いずれかの錠前で、同一の開口部を開閉して継続使用ができるセキュリティボックスであって、一方の前記錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他方の前記錠前による施解錠の操作する手段と、一方の前記錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、解錠状態の前記錠前に具備するダミー錠を起立させた状態にして前記錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止させる手段かつ他方の錠前による施解錠の操作手段と、前記錠前装着部に装着した複数いずれかの錠前による施解錠の操作が不能の場合、前記錠前が具備する前記主面を前記他面に向けて前記錠前装着部に装着させる又は前記錠前が具備する隠蔽部材で前記錠前の施解錠の操作部を遮蔽して前記錠前の施解錠の前記操作部の操作を阻止する手段と、で前記同一の開口部を複数いずれかの錠前で開閉させる継続使用の手段を具備したセキュリティボックスを提供する。
本体と開閉自在の扉が互いに当接する同一の開口部に、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該施解錠操作部材による施解錠操作手段に代えて、同一の開口部が具備する錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉でき、取り外し可能な錠前及びダミー錠に代えて、固定された施解錠操作部材と錠止部材で、同じ作用効果を使用でき、複数の施解錠操作手段と強制錠止手段を使用したセキュリティボックス継続使用の開閉手段も兼備することを特徴とした同一の開口部を提供する。
同一の開口部に、錠前と前記錠前を着脱できる錠前装着部と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの錠前が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、いずれかの錠前が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前に代えて、錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉させる手段を備えたことを特徴とする同一の開口部を提供する。
ダミー錠を兼備する錠前を錠前装着部に着脱できる同一の開口部であって、いずれかの錠前が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、いずれかの錠前が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前に代えて、兼備するダミー錠か、同一の開口部が具備する錠止部材か、で強制錠止する手段と、かつ他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉できることを特徴とする同一の開口部を提供する。
固定されていても、取り外しできる錠前と、同じ作用効果がある。
錠前を錠前装着部に着脱できる錠前係止部材であって、錠前装着部に具設された当該錠前係止部材を取り外して空間を開設し、開設したスペースを応用して、錠前装着部に錠前の具備する閂と、ダミー錠と、を突出した状態又は収納した状態でも、錠前を着脱できる手段を備えたことを特徴とする錠前係止部材である。
錠前係止部材は、錠前装着部の蓋の役目も兼ねる。
錠前係止部材は、錠前の具備する閂の、稼動部分とは反対側に装着できる。
錠前係止部材は、複数の錠前の中心部に装着できる。
錠前係止部材は、錠前収納ケースに錠前が装着された状態でも使用できる。
また、解錠又は施錠の状態の錠前、ダミー錠を突出させた状態の強制錠止状態でも、容易に錠前装着部に着脱できる部材である。
錠前係止部材は、錠前装着部を備えていなくても良い。
錠前係止部材は、施錠した状態の錠前が、取り出せるだけのスペースを、確保することが目的である。
錠前係止部材は、スライド式、はめ込み式、ねじ込み式、他の止具等で止める単なる板状や蓋上でも良い。
錠前係止部材は、複数の錠前を抑える目的、又は錠前を取り外すスペースを確保する場合、複数の錠前それぞれに分かれて、係合させても良い。
また、錠前装着部の外部に係合させた蓋の役割、又は錠前装着部の内部に装着して、錠前装着部に装着した錠前の着脱時に使用する必要な内部空間を埋める役割としても応用できることを特徴とする錠前係止部材を提供する。
保護部材又は当該保護部材と閂作用部材との両方に、楔作用効果を有する傾斜面を具備する錠前機構であって、当接する閂作用部材の押圧力に比例して、傾斜面から得る楔作用効果で保護部材を施錠方向に押入し、錠止力を増減させる応動手段を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
閂作用部材が具備する傾斜面の局所に具設して、平常時は、前後、上下、左右又は斜め等に当接する、当該傾斜面を水平位置に保つ水平安定部材である。
また、一定以上の押圧時に、当接した前記水平安定部材を押圧して傾斜面の角度を形成する。
そして、閂作用部材が具備する傾斜面の角度による楔作用効果で押圧力に比例して、斜め前方方向等の錠止方向に押圧する。
その結果、施錠作用効果を増減させる手段を備えたことを特徴とする水平安定部材を提供する。
さらに、上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉は互に接する同一の開口部に共通のロック部材を有し、本体又は扉もしくはその両方に具設した錠前係止部材を有する複数の錠前装着部に、閂とダミー錠とを共に収納した状態の錠前を装着でき、かつ施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、錠前係止部材を取り外して開設したスペースを応用して錠前装着部に着脱できる錠前であって、当該錠前は、いずれかの錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他のいずれかの錠前が具備する施解錠の操作部を操作して応動させた閂でロック部材を解錠状態又は施錠状態に制御する手段と、いずれかの錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、錠前が具備するダミー錠を起立させてロック部材を強制錠止する手段かつ他のいずれかの錠前が具備する閂でロック部材を施錠状態又は解錠状態に制御する手段と、で同一の開口部を開閉させる手段を備えることを特徴とする錠前機構、又は当該錠前機構に使用する錠前を提供する。
また、上記錠前は、錠前装着部に装着する当該錠前の面を代えて装着できる錠前であって、当該錠前に具備する施解錠の操作部がある主面を回して当該操作部を隠蔽した状態で前記錠前を錠前装着部に装着して、錠前が具備する施解錠の操作部の操作を阻止する手段を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、錠前を着脱自在に装着させる錠前係止部材を有し、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合に、錠前係止部材と錠前とを着脱できる錠前装着部であって、当該錠前装着部に錠前の前記操作部を有する主面又は前記操作部を有しない他面を本体又は扉の表示面に向けて装着させる手段と、錠前係止部材を取り外して錠前の着脱スペースを開設し、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又は施錠状態であるダミー錠を起立させた状態の錠前を、開設したスペースに移動させて着脱させる手段を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、形状の縮小等分化した錠前を、一つの錠前装着部に複数装着できる錠前装着部であって、形状の縮小等分化した錠前を、一つの錠前装着部に重装しかつ各錠前の施解錠の操作を同時使用する手段と、錠前を重装した錠前収納ケースを着脱できる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする上記錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、上記錠前が具備するダミー錠と同じ作用効果を有し、かつ錠前から独立させた単体の形状を有して成るダミー閂の作用効果を具備する部材を、着脱できる錠前装着部であって、ダミー閂の作用効果を有する部材を当該錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止する手段を備えたことを特徴とする錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、上記錠前を具設し、かつ保護部材と閂作用部材とを一連に組み合わされた閂機構から成る錠前機構であって、当該錠前機構に具設された閂片を具備する閂を、本体と開閉自在の扉が具備する内壁に対比させ、閂の仕様の変更により、前記閂片と前記内壁が互いに対示又は対向或いは係合して動止させる施錠手段と、錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に保護部材を介在させ、錠前が具備する閂に対する外部から直接受ける破壊力を軽減又は回避又は遮断させる手段と、を兼備したことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記錠前装着部に装着した錠前を保護する保護部材であって、錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に保護部材を介在させて、錠前が具備する閂を覆う又は遮蔽する手段を備えたことを特徴とする保護部材を有する錠前機構を提供する。
また、閂作用効果を有し、錠前が具備する閂による施解錠の操作に応動する保護部材であって、一つの錠前装着部に形状の縮小等分化した錠前を(2分の1サイズの錠前を2個、3分の1サイズを3個等)重装させ、各錠前の施錠の操作で閂それぞれが同時に保護部材を係止させて共通のロック部材を施錠状態に制御し、かつ各錠前の解錠の操作で閂それぞれが同時に解錠した場合にのみ、各閂により係止していた保護部材が稼動状態と成りロック部材を解錠状態にする手段を備えたことを特徴とする前記保護部材を有する錠前機構を提供する。
また、形状の縮小等分化した前記錠前を重層して、各錠前による施解錠の操作かつ同時使用の手段を具備する錠前収納ケースであって、当該錠前収納ケースが具備する錠前係合部と互換性のある錠前の具備する錠前係合部とを係合させて、錠前の外形の形状又は外形の容積を変更せずに錠前を装着した錠前収納ケースを錠前装着部に装着できる手段を備えたことを特徴とする錠前収納ケースを有する錠前機構を提供する。
また、具備する錠前装着部に、上記錠前を備えた本体と開閉自在の扉であって、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材のいずれかに適用できる構成を備えたことを特徴とする本体と開閉自在の扉を有する錠前機構を提供する。
また、部材の構造を小型軽量化にできる軽量強化部材から成る錠前と錠前機構と錠前装着部材とを、本体と開閉自在の扉の内部に着脱できるセキュリティボックスであって、透明または半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成る可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、錠前装着部が具備する留め具を解除して錠前係止部材を着脱し、閂とダミー錠とを収納した解錠状態の錠前かつ施錠状態で閂を突出させた状態又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、本体と扉の内部に具設した錠前装着部に装着する手段と、錠前を装着した錠前収納ケースかつ錠前着脱係合部材に装着して、本体と扉の内部に装着する手段と、セキュリティボックスに具備する隠蔽部材又は光学液晶及び電性液晶の作用効果で、ダイヤルやデジタル等の表示部を含む錠前に具備する施解錠の操作部やセキュリティボックスの内部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、上記セキュリティボックスは、筐体又は筒状又はキャップ状又はハニカム構造から成る空洞化形状又は固体形状等の形状、或いはごく細い棒状の形状又はごく薄い板状の形状等の形状とデザイン加工を施した形状を兼備した軽量でかつ堅固な部材から成る錠前及び錠前機構及び錠前装着部を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらにまた、前記セキュリティボックスは、施錠状態又は解錠状態いずれの場合でも、複数いずれかの錠前で、同一の開口部を開閉して継続使用ができるセキュリティボックスであって、複数いずれかの錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他の複数のいずれかの錠前による施解錠の操作をする手段と、複数いずれかの錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、解錠状態の錠前に具備するダミー錠を起立させた状態にして錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止させる手段かつ他の複数のいずれかの錠前による施解錠の操作手段と、錠前装着部に装着した複数のいずれかの錠前による施解錠の操作が不能の場合、錠前が具備する施解錠の操作部を有する主面を隠して錠前装着部に装着させる又は錠前が具備する隠蔽部材で錠前の施解錠の操作部を遮蔽して錠前の施解錠の操作部の操作を阻止する手段と、で同一の開口部を複数いずれかの錠前で開閉させる継続使用の手段を具備したセキュリティボックスを提供する。
また、本体と開閉自在の扉が互いに当接する同一の開口部に、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該施解錠操作部材による施解錠操作手段に代えて、同一の開口部が具備する錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉でき、かつ取り外し可能な錠前及びダミー錠に代えて、固定された施解錠操作部材と錠止部材で、同じ作用効果を使用でき、複数の施解錠操作手段と強制錠止手段を使用したセキュリティボックス継続使用の開閉手段も兼備することを特徴とした同一の開口部を提供する。
本発明の効果として、本発明の錠前は、本体又は開閉自在の扉もしくはその両方の錠前装着部に着脱自在に装着できる錠前であり、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前の閂に代えて、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させる手段により、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する錠前である。
また、本発明の錠前は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況でも、施錠又は解錠の操作不能となった錠前を、本体又は開閉自在の扉から一度取出し、施錠と解錠の操作部がある主面を回転させ他面に向けて再装着する手段により、施錠と解錠の操作部を隠蔽して錠前操作を阻止する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も兼備する錠前である。
錠前の短手方向の、断面図の形状が正四角形であれば、錠前の4面を向けた状態で装着できる。
また、本体及び開閉自在の扉もしくはその両方に具備する錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、錠前の施錠と解錠の操作部のある主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着できる。
さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
さらに、一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、(2分の1サイズの錠前を2個、3分の1サイズを3個等)重ねて重装でき、各錠前の同時使用もできる。
また、錠前収納ケースは、錠前と互換性のある係合部を兼ね備え、錠前の兼ね備えた係合部を錠前収納ケースの係合部に係合させて装着することで錠前装着部に装着する際の、錠前の収納容積又は外形の形状又は外形の容積の変化がないまま錠前を容易に単体もしくは複数重ねて錠前装着部に着脱できる。
例えば、錠前収納ケースに縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
また、錠前を回転させずに錠前収納ケースに装着し、装着した錠前の主面を向けた状態で錠前収納ケースを錠前装着部に装着しても、錠前収納ケースの係合部が錠前の施錠及び解錠の操作部又は操作表示部を隠蔽できる。
また、本発明の錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を保護する保護部材は、一連に組み合わされた閂機構である錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を遮蔽又は覆う保護作用と施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。
錠前機構及び保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させることができる。
また、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することで、錠前が具備する閂の構造を、過剰に堅固な耐久性を持たない小型軽量化にすることができる。
また、錠前着脱係合部材は、錠前着脱係合部材の装着部に錠前を装着して、本体及び開閉自在の扉の内部に、ワンタッチで容易に着脱自在にセットでき、一度に複数の前記錠前の交換ができる。
また、錠前係止部材は、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合にのみ、錠前装着部が具備する留め具を解除して、錠前装着部の内部に具設された錠前係止部材収納部に着脱できる。
錠前係止部材は、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合にのみ、錠前装着部の内部に具設された錠前係止部材収納部又は錠前装着部の外側に位置する蓋として着脱できる。
その場合に、必ずしも留め具がなくても良い。
一例として、ねじ込み式でも良い。
さらに、前記錠前係止部材を取り外して、施錠状態である錠前の着脱スペースを空けて、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、開設して空けたスペースに移動させて着脱できる。
錠前係止部材を取り外して、施錠状態である錠前の着脱スペースを空けて、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を突出させた状態の錠前を、開設して空けたスペースに移動又は増設したスペースを使用して着脱できる。
さらに、本発明の錠前は、錠前装着部と錠前収納ケースと錠前係止部材と保護部材と錠前機構と共に互換性及び互いに係合部を有することにより、用途や目的に合わせて、本体及び開閉自在の扉から成る建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体等の形状及び錠前作用を具備した装置(部材)を選択して使用できる。
錠前装着部や錠前装置が具設された、ドア又は引き戸でも良い。
上記記載の各効果を有する本発明の錠前を、着脱自在に装着できる本体及び開閉自在の扉から成るセキュリティボックスは、透明又は半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成り、セキュリティボックスを開口せずに視認できる可視化作用とデザイン加工を施した形状とセキュリティボックスに具備する(液晶作用を含む)隠蔽部材により、錠前の施錠と解錠の操作部及びセキュリティボックスの内部を隠蔽する手段を兼ね備え、強化軽量化された多面体又は丸みを帯びたフォルムの形状はファッション効果を生み出し、セキュリティボックスと錠前を自由に組み合わせて、オリジナルなセキュリティボックスを気軽に持ち運べる。
さらに、一方の錠前が施錠したままの解錠不能の状態でも、他方の錠前による解錠操作及び施錠操作の手段と解錠不能の錠前の主面を他面に向けて装着する施錠操作及び解錠操作を阻止する手段又は一方の錠前が解錠したままの施錠不能の状態でも、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着する手段で、セキュリティボックスを強制錠止する手段と他方の錠前による施錠操作及び解錠操作の手段により、セキュリティボックスが互に接する同一の開口部を、複数いずれかの錠前で開口又は閉口でき、セキュリティボックスの継続使用手段を可能とする、本発明の錠前及びセキュリティボックスを提供する。
本発明の効果として、請求項1の錠前は、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前の閂に代えて、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させる手段により、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する錠前である。
請求項2の錠前は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況になっても、当該錠前を、錠前装着部から一度取出し、施解錠の操作部がある主面の方向を他面に向けて再装着する手段により、施解錠の操作部を隠蔽する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も備える。
請求項3の錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、錠前の主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着でき、さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
請求項4の一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、重ねて装着して同時使用もでき、例えば、縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
請求項5の錠前に具備するダミー錠の作用効果を有する錠前から独立した単体の部材でも、錠前装着部に装着させて共通のロック部材を強制錠止できる。
請求項6の錠前機構は、一連に組み合わされた閂機構であり、保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させ、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することができる。
請求項6〜8の保護部材は、錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を、遮蔽又は覆う保護作用と、施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。
さらに、一例として、二つのダイヤル錠でそれぞれ解錠する場合、10×2の20通りの解錠方法で解錠できてしまうが、本発明の保護部材を二つのダイヤル錠それぞれが同時に施錠する事により、一方の錠前が解錠しても他方の錠前が施錠状態で有り、複数のダイヤル錠が同時に解錠する解錠率である、10×10の百分の一の確率でのみ解錠操作が可能と成る。
よって、防犯効果を簡単に上げる事ができる。
請求項9の錠前収納ケースは、一度に複数の錠前を錠前装着部に装着でき、錠前と錠前ケースの係合部に溝を設け、ぴったりと合致させることができ、係合部に錠前の操作部(表示部等)設置しておけば、錠前の他面を向けずに、主面を向けたまま操作部を錠前ケースの係合部で隠蔽した状態で、錠前装着部に装着できる。
請求項10の本体と開閉自在の扉は、本発明の錠前を、装着使用できるので、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体、錠前装置等のいろいろな用途に応用できる。
請求項11のセキュリティボックスは、請求項1〜10記載の機能や軽量強化部材から成る各部材等を搭載でき、さらに、透明又は半透明な合成樹脂等の強化部材から成り、可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、液晶作用効果で内部を隠蔽できる。
請求項12のセキュリティボックスは、複数の錠前の施解錠の操作手段と、ダミー錠による強制錠止手段と、施錠操作と解錠操作を阻止する手段により、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
請求項13〜15の同一の開口部は、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、さらに、錠前装着部を具設して、ダミー錠を兼備する錠前を錠前装着部に着脱でき、いずれかの錠前又は施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前又は施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの錠前又は施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前又は施解錠操作部材に代えて、兼備するダミー錠か、同一の開口部が具備する錠止部材か、で強制錠止する手段と、かつ他のいずれかの錠前又は施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉できる。
請求項16の錠前係止部材は、錠前装着部に具設された当該錠前係止部材を取り外して空間を開設し、開設したスペースを応用して、錠前装着部に錠前の具備する閂と、ダミー錠と、を突出した状態又は収納した状態でも、錠前を着脱できる。
請求項17の錠前機構は、保護部材や閂作用部材に楔作用効果を有する傾斜面を具設して、錠止力を増加させることができる。
請求項18の水平安定部材は、一定以上の押圧時に形状を変形させて、押圧力に比例する施錠作用効果を増加させることができる。
同一の開口部に固定された複数の施解錠操作部材と錠止部材を使用しても、着脱自在の複数の錠前及びダミー錠と同じ作用効果で、共通の閂を強制錠止手段で錠止でき、セキュリティボックスの継続使用ができる。
同一の開口部が強化材で構成されていれば、より錠前機構が守られる。
同一の開口部に具設した共通のロック部材は、二方向にスライドするタイプだけではない。
同一の開口部に具設した共通のロック部材は、施解錠操作部を覆う状態で、施解錠操作部触れないように、ブロックする役目もある。
共通のロック部材は、取り外しができないものもある。
共通のロック部材は、手動又は自動で移動するものもある。
共通のロック部材は、接触又は非接触で操作できる。
錠前装着部に空間を埋める部材を装着して、シングル錠でも、セキュリティボックス又はケースを使用できる
本発明の効果として、請求項21の発明の錠前機構は、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前を錠前装着部から取り外し、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させることにより、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する。
請求項22の発明の錠前機構は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況になっても、当該錠前を、錠前装着部から一度取出し、施解錠の操作部がある主面を他面に向けて再装着する手段により、施解錠の一方の操作部を隠蔽する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も備える。
請求項23の発明の錠前機構における錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、施解錠の操作部がある錠前の主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着でき、さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
請求項24の発明の錠前機構における錠前装着部は一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、重ねて装着して同時使用もでき、例えば、縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
請求項25の発明の錠前機構における錠前装着部は錠前に具備するダミー錠の作用効果を有する錠前から独立した単体の部材でも、錠前装着部に装着させて共通のロック部材を強制錠止できる。
請求項26の発明の錠前機構は、一連に組み合わされた閂機構であり、保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させ、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することができる。
請求項27及び28の発明の錠前機構における保護部材は、錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を、遮蔽又は覆う保護作用と、施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。さらに、一例として、10桁の数字をあわせるダイヤル錠から成る二つの錠前を、正しい数字を知らない人がそれぞれ解錠する場合、10×2の20通りの解錠方法で解錠できてしまうが、本発明の保護部材を、二つの錠前それぞれが同時に施錠する事により、一方の錠前が解錠しても他方の錠前が施錠状態で有り、複数の錠前が同時に解錠する構成にすると、解錠率が10×10の百分の一の確率でのみ解錠操作が可能と成り(解錠可能な確率はより小さくなり)、防犯効果を簡単に上げる事ができる。
請求項29の発明の錠前機構における錠前収納ケースは、一度に複数の錠前を錠前装着部に装着でき、錠前と錠前ケースの係合部に溝を設け、ぴったりと合致させることができ、係合部に錠前の操作部(表示部等)設置しておけば、錠前の他面を向けずに、主面を向けたまま操作部を錠前ケースの係合部で隠蔽した状態で、錠前装着部に装着できる。
請求項30の発明によれば、請求項21〜29の錠前機構を有する本体と開閉自在の扉は、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体、錠前装置等のいろいろな用途に適用できる。
請求項31の発明のセキュリティボックスは、請求項21〜30記載の機能や軽量強化部材から成る各部材等を搭載でき、さらに、透明又は半透明な合成樹脂等の強化部材から成り、可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、液晶作用効果で内部を隠蔽できる。
請求項32の発明のセキュリティボックスは、複数の錠前の施解錠の操作手段と、ダミー錠による強制錠止手段と、施錠操作と解錠操作を阻止する手段により、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋の断面図を用いた正面方向からの説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
スライド式摘子の断面図を用いた説明図。
(イ)セキュリティボックスの本体と蓋に具設された凸設部の断面図を用いた説明図。(ロ)セキュリティボックスの本体と蓋を右横方向からの断面図を用いた説明図。
蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋の解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋の開口状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)錠前に具備するダミー錠の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前に具備するダミー錠の断面図を用いた説明図。(ハ)錠前に具備するダミー錠の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前に具備する主面の説明図。(ロ)錠前に具備する他面の説明図。
(イ)隠蔽部材を具設する錠前の説明図。(ロ)隠蔽部材により操作部を隠蔽した錠前の説明図。
回転式施錠及び解錠の操作手段を備えたセキュリティボックスの施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
シリンダー機構の後方向からの断面図を用いた説明図。
閂機構の一部を抜粋した施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
閂機構の一部を抜粋した解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
シリンダー機構を具備するセキュリティボックスの横方向からの断面図を用いた説明図。
閂機構の一部を抜粋した施錠状態のセキュリティボックスの断面図を用いた正面方向からの説明図。
閂機構の一部を抜粋した解錠状態のセキュリティボックスの断面図を用いた正面方向からの説明図。
回転式施錠及び解錠の操作手段を備えたセキュリティボックスの解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
錠前装着部に装着した複数の錠前による施錠状態の閂ホルダーの説明図。
平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)セキュリティボックス本体開口部の縁端に具設した直上に伸びたプレートの説明図。(ロ)セキュリティボックスの蓋の前後の内側壁に具設した閂の断面図を用いた説明図。(ハ)セキュリティボックス本体開口部の縁端に具設した直上に伸びたプレートの説明図。
セキュリティボックスの本体及び蓋に具備する複数の閂の断面図を用いた説明図。
平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を備えたセキュリティボックスの解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前と閂に具備した先端片の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂に具備した先端片と保護部材の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前収納ケースの正面方向からの説明図。(ロ)錠前収納ケースの底面方向からの説明図。(ハ)錠前収納ケースの側面方向からの説明図。
(イ)錠前の局所に具設した凹部の正面方向からの説明図。(ロ)錠前の局所に具設した凹部及び係合部の底面方向からの説明図。(ハ)凹部を具設した錠前の形状の縮小等分化した複数の錠前装着時の正面方向からの説明図。
(イ)錠前収納ケースと係合部を係合した錠前の正面方向からの説明図。(ロ)錠前収納ケースと係合部を係合した錠前の底面方向からの説明図。(ハ)錠前収納ケースと係合部を係合した形状の縮小等分化した複数の錠前の正面方向からの説明図。
(イ)錠前着脱係合部材が具備する錠前装着部に係合した錠前係止部材と錠前の正面方向からの説明図。(ロ)錠前着脱係合部材が具備する錠前装着部に係合した錠前係止部材と錠前の上方向からの説明図。
(イ)セキュリティボックスの本体内側に錠前着脱係合部材を押入して係合した正面方向からの断面図を用いた説明図。(ロ)セキュリティボックスの本体内側に錠前着脱係合部材を押入して係合した上方向からの断面図を用いた説明図。
複数の錠前を装着した錠前装置の正面方向からの断面図を用いた説明図。
錠前装置の本体及び錠前装置の本体に具備する共通の閂と錠前装置の蓋に具備する下部縁端部の断面図を用いた説明図。
錠前装置の本体開口部に具設されている複数の欠切孔の説明図。
錠前装置の本体に具設された共通の閂の解錠状態の正面方向からの説明図。
錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。
錠前を錠前装着部に縦に装着した正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)「Lの字」型の閂ホルダーの説明図。(ロ)「コの字」型の閂ホルダーの説明図。(ハ)キャップ形状の閂ホルダーの説明図。
(イ)錠前装着部の外側に具設した閂収納凹部と錠前装着部に装着した錠前の施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂ホルダーの側面方向からの説明図。(ハ)錠前装着部に装着した錠前の解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)ダミー錠を具備する錠前の断面図(ロ)施錠状態の錠前の断面図(ハ)起立させたダミー錠の断面図
四つの錠前を備えたセキュリティボックスの断面図
(イ)施錠状態の施解錠操作部材と、錠止部材を具備する同一の開口部の断面図(ロ)共通の閂の右側を、強制錠止した断面図(ハ)同一の開口部の上方向からの断面図
(イ)回転式閂機構に具備する水平安定部材の断面図(ロ)垂直方向に作用する水平安定部材の断面図
(A)錠前の閂とダミー錠の図(B)閂の内部に位置するダミー錠(C)閂の外部に位置するダミー錠(D)閂の内部に位置するダミー錠(E)閂を、サンドイッチ状に挟んだダミー錠(F)上段閂、下段ダミー錠(G)錠前を横から見た錠前とダミー錠の位置関係の図
(A)錠前の施錠状態の閂(B)凹型のダミー錠の強制錠対の図(C)ダミー錠の一例(D)ダミー錠の一例(E)ダミー錠の一例
(A)固定された錠止部材を具備する、同一の開口部の断面図。(B)開口した、同一の開口部の断面図。(C)開口した前面の蓋と上部に具設された係止部材の横方向からの断面図。
(A)図31の錠前装置の蓋の(開口して展開した状態の)一例(B)錠前装置の閉口状態の横からの断面図(C)錠前装置の外側を、蓋で覆われた閉口状態の横からの断面図
(A)形状の縮小等分化された錠前の錠前装着部に装着した断面図(B)蓋状の錠前係止部材(C)錠前装着部に装着した錠前及び錠前係止部材収納部に装着した錠前係止部材。
(A)実施例1に、蓋形状の錠前係止部材を、本体及び扉の内部に装着した正面断面図(B)実施例1に、錠前係止部材を搭載した状態の正面断面図
実施例2に、錠前係止部材を装着した例の、正面断面図
(A)ドット形状の水平安定部材(B)ドット形状の水平安定部材の使用例(C)ストライプ形状(帯状)の水平安定部材(D)ストライプ形状の水平安定部材の使用例
本発明の最良の形態として、複数の錠前を使用した3つの実施例及びその変形例により、構造と手段について説明する。各実施例及び変形例の、共通事項の注釈を下記に記載する。
1:図中に表示する同一番号は同じ構造であって、末尾のハイフン以下の符号(A〜C)違いの場合は説明上省略し、代表枝番「−A」のみで解説する。(ただし、説明上必要の場合は、その限りではない。)また、図39以降は、番号以下の末尾の符号(a〜r)で表記する。
1:図の説明において、同一番号の図中に図の表記が複数有る場合には、末尾のハイフン以下の符号(「イ」「ロ」「ハ」又は「A」「B」「C」の文字の違い)で表記する。
1:「保護部材」とは、閂作用を具備する錠前機構に具設された部材のことである。
1:各例文中に記載された、「スペースエリア」及び「ストライクエリア」は、閂作用を具備する保護部材の収納部(空間又はスペース)である。
1:請求項記載の、錠前を具設した本体及び開閉自在の扉を、以下例文では、錠前を具設したセキュリティボックス又は錠前装置として説明する。
1:錠前装着部に装着した錠前は、セキュリティボックスが施錠時は脱着できないものとする。
1:錠前に具設した閂及びダミー錠の操作は、錠前に具備する摘子により操作するものとする。(説明文中は省略。)
本発明を実施する為の最良の形態の実施例1は、セキュリティボックスの本体とセキュリティボックスの蓋を蝶着した型の、セキュリティボックスを説明する。
図1は正面から見た断面図であって、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22から成り、背面は蝶番13で、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22が固定されている。
セキュリティボックスの施錠方法として、図2(イ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aを施錠する手段により、図2(ロ)の錠前1−Aに具備している閂2−Aを右方向にスライドさせ、閂2−Aを突出させる。突出した閂2−Aが、セキュリティボックスの本体21内部に具設している左右動可能な保護部材3−Aを、スペースエリア4−Aの位置から右方向押進し、ストライクエリア5−Aの位置へ押入する。
押入された保護部材3−Aが、ストライクエリア5−Aの位置で係止する。
図1のストライクエリア5−Aに押入された保護部材3−Aは、同一の開口部25に具設された共通の閂20の下側端を係止さる。また、もう一方のセキュリティボックスの蓋22に具備する錠前装着部23−Bに装着した、現在施錠状態で錠前1−Bに具備している閂2−Bにより、保護部材3−Bは同一の開口部25に具設された共通の閂20の上側端を係止して、閂機構の一部に配設された共通の閂20の上下両側端を、保護部材3−Aと保護部材3−Bが係止させる。
押入された保護部材3−Aと現在施錠状態にある保護部材3−Bは、共通の閂20を上下挟持させた状態で錠止させ、錠止した共通の閂20により、スライド式摘子7は右方向へスライドできず錠止され、セキュリティボックスは施錠状態と成る。
図3のスライド式摘子7は、セキュリティボックスの外側に位置する稼動動作部6とセキュリティボックスの内側に位置する挟持部9から成る。
スライド式摘子7が具備するセキュリティボックスの内側に位置する挟持部9は、図3のセキュリティボックスの本体21内部に具備された壁面17の縁端の局所に腕木状に具設された凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具備された壁面18の縁端の局所に腕木状に具設された凸設部11を挟持して施錠する。
上記記載事項の注釈として詳細に記載すれば、図1の保護部材3−Aは、閂2−Aと共通の閂20の中間に介在し、案内突起を具備する保護部材3−Aは、案内溝を具備するセキュリティボックスの本体21の内面と互に接する面の、少なくともひとつの面でかみ合った状態で係合しあい、案内溝に沿って移動可能に取り付けられている。(図省略)図1の保護部材3−Aとセキュリティボックスの本体21は、共に介在する弾性体8−Aにより係合している。
図4(イ)のセキュリティボックスの本体21内部に具設した凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具設した凸設部11は、共に同じ作用と形状を具備する。
図4(ロ)のセキュリティボックスの本体21内部に具備された凸設部10は、セキュリティボックスの本体21内部に具備する収納部を形成している壁面17の局所の位置に具設され、その壁面17の縁端の局所にセキュリティボックスの本体21の前面に向かって腕木状に折り曲げた凸設部である。
また、図4(ロ)のセキュリティボックスの蓋22内部に具備された凸設部11は、セキュリティボックスの蓋22内部に具備する収納部を形成している壁面18の局所の位置に具設され、その壁面18の縁端の局所にセキュリティボックスの蓋22の前面に向かって腕木状に折り曲げた凸設部である。
セキュリティボックスの解錠方法として、図2(ロ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aを解錠し、錠前1−Aに具備している閂2−Aを左方向にスライドさせ、図2(イ)の錠前1−Aの内部に閂2−Aを収納させる手段により、図5のセキュリティボックスの本体21に具備する弾性体8−Aが、係合した保護部材3−Aをストライクエリア5−Aの位置から押進し、閂2−Aのあった左方向のスペースエリア4−Aへ押入する。
図5のストライクエリア5−Aが空いたスペースと成り、移動可能に成った共通の閂20は、図6の共通の閂20に具備する摘子19の操作により、直下方向のストライクエリア5−Aへ移動し、図4(イ)の共通の閂20が係止していた閂開放部エリア24の空いたスペースに、図3のスライド式摘子7に具設された稼動動作部6を右方向にスライドさせる。
図3のスライド式摘子7に具備する挟着部9により、挟着状態に錠止していたセキュリティボックスの本体21内部に具備された凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具備された凸設部分11の閂が、共にスライド式摘子7に具備する挟持部9による挟着状態から開放された状態と成り、解錠されたセキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22は、図4(ロ)の背面に具備する蝶番13を介して開口できる。
上記記載事項の注釈として、セキュリティボックスの本体21に具備する保護部材3−Aとセキュリティボックスの蓋22に具備する保護部材3−Bとセキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22の両方に兼備する共通の閂20及びスライド式摘子7は、複数の閂及び閂作用を具備した部材から成る、一連に組み合わされて配設された閂機構であって、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22が共に兼備する錠前機構のことである。
本発明のセキュリティボックスの特徴である、継続使用できる手段の一例として、解錠状態の時に、図2(イ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aが施錠できない場合には、通常であればセキュリティボックスが施錠できなく成り、セキュリティボックスの機能を果たせずその時点で使用不可能と成る。
しかし、本発明のセキュリティボックスはこの問題も解決し、図2(イ)の解錠状態で開口可能なセキュリティボックスを開けて、セキュリティボックスの本体に具備する錠前装着部23−Aから錠前1−Aを一旦取出し、図7(イ)の錠前1−Aに具備された閂2−Aの、反対側の位置に具備された錠前の閂作用を具備するダミー錠12−Aをスライドして突出させる。
図7(ロ)のスライドして突出された、錠前の閂作用を具備するダミー錠12−Aの施錠手段により、使用不能になった錠前1−Aに具備している閂2−Aに換えて、図7(ロ)の錠前1−Aに具備されるダミー錠12−Aを、図7(ハ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着する。
図7(ハ)の錠前1−Aの前後の向きを変えてセキュリティボックスに装着したダミー錠12−Aが、セキュリティボックスに具設された保護部材3−Aを、ストライクエリア5−Aの位置で係止させ、複数の閂を配設した錠前機構を錠止させる。
使用不能になった錠前1−Aに具備する閂2−Aに換えて、施錠操作及び解錠操作のできないダミー錠12−Aをセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着する手段により、セキュリティボックスを常時施錠状態にして、錠前の施錠操作と解錠操作を完全に阻止する手段を兼備する。
また、もう一方の錠前1−Bによるセキュリティボックスの施錠操作により閉口操作もでき、引き続き錠前1−Bによる施錠操作と解錠操作手段で、セキュリティボックスの使用継続が可能と成る。
上記記載の、ダミー錠(12−A)とは、ダミー閂及びダミー閂の作用を具備する部材を含む概念の総称であり、本発明では「ダミー錠」で、統一表記をする。
注尺として、一度セットしたダミー錠は、解錠しない限り施錠状態とする。また、ダミー錠は内蔵タイプ以外にも、キャップ等の一方に具設して、方向を変えて起立させ、錠前に再装着させるタイプや回動させて突出した状態にするタイプなど、上記記載の以外の多様なタイプがある。
本発明のセキュリティボックスの特徴である継続使用できる手段の一例として、例えば施錠状態の時に、図1の一方の錠前である、セキュリティボックス本体21に具備する錠前1−Aが解錠できない場合でも、他方の錠前であるセキュリティボックスの蓋22に具備する錠前1−Bを解錠操作することにより、セキュリティボックスの解錠操作が可能と成り、二つの異なる複数の錠前で施錠したセキュリティボックスの同一の開口部25を開口でき、かつ錠前1−Bによるセキュリティボックスの施錠操作により閉口操作もでき、引き続き錠前1−Bによる施錠操作と解錠操作手段でセキュリティボックスの使用継続が可能と成る。
また、セキュリティボックスを施錠した状態で、鍵の紛失、盗難、鍵の携帯忘れ等このままでは前記鍵を所持した第三者による、セキュリティボックスの解錠行為が心配される場合の、本発明のセキュリティボックスの防犯強化対策手段の一例として、上記記載の、いずれかの手段でセキュリティボックスを開口し、図2(イ)の開口したセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aから錠前1−Aを一旦取出す。
取出した図8(イ)の錠前1−Aに具設された施錠と解錠の操作部14がある錠前の主面15を、一例として180度回転させ、施錠と解錠の操作部14が具設されていない他の面のひとつである、図8(ロ)の錠前1−Aの裏面16を向けた後に、再びセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに、錠前1−Aを裏面16を向けたまま再装着させる手段により、錠前1−Aに具設する施錠と解錠の操作部14がなく、施錠した状態で施錠操作及び解錠操作を完全に阻止する手段を兼備する。
また、本発明のセキュリティボックスの特徴である継続使用できる手段の一例として、図1のセキュリティボックスに具備する錠前装着部23−A及び錠前装着部23−Bに、容易に着脱自在に任意の錠前を装着できる手段により、例えば、使用不能となった錠前1−A本体を携帯した別の任意の錠前と交換し、別の任意の錠前を容易にセキュリティボックスの錠前装着部23−Aに装着して、引き続きセキュリティ状態を安全に維持したまま任意の錠前による施錠操作及び解錠操作で、セキュリティボックスの継続使用を可能にする手段を兼備する。
さらに、別例として、セキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aから、図9(イ)の錠前26を一旦取出して、錠前26に具設された施錠と解錠の操作部14を、図9(ロ)の錠前26に具設された隠蔽部材27をスライドして遮蔽する、隠蔽部材を使用した隠蔽手段もある。
注釈として、錠前26に具設された隠蔽部材27は、錠前26を錠前装着部23−Aから取り外した時のみ、操作できるものとする。
また、注釈として、上記記載の実施例1及び別例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の実施例2は、回転式施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの構造と手段について説明する。
図10はセキュリティボックスの蓋28の前面に回転式施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの正面から見た断面図である。
セキュリティボックスの施錠方法として、図11(イ)のセキュリティボックスの蓋28に具備する錠前装着部30−Aに装着した錠前31−Aを施錠する手段により、図11(ロ)の錠前31−Aに具備する閂32−Aを右方向にスライドさせ閂32−Aを突出させる。
突出した閂32−Aが、セキュリティボックスの蓋28内部に具設している左右動可能な保護部材33−Aを、スペースエリア34−Aの位置から右方向へ押進しストライクエリア35−Aに押入する。押入された保護部材33−Aが、ストライクエリア35−Aの位置で係止する。
ストライクエリア35−Aに押入された保護部材33−Aは、図12のシリンダー機構である、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の(正面方向から見て)左回動を係止させる。
また、図13のセキュリティボックスの蓋28に具備する錠前装着部30−Bに装着した、現在施錠状態で錠前31−Bに具備する閂32−Bにより、図13のストライクエリア35−Bにある保護部材33−Bは、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の右回動を係止して、図13の閂機構の一部に配設された円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の左右回動を、保護部材33−Aと保護部材33−Bが係止させる。
図13の保護部材33−Aと現在施錠状態にある保護部材33−Bは、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38を、回動不能の状態で錠止させ、錠止した円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38により、図10の円盤型回動部38の表面に具設した摘子39は左右回動不能の錠止状態に成り、図10のセキュリティボックスは施錠状態と成る。
セキュリティボックスの解錠方法として、図10のセキュリティボックスの蓋28に具備した錠前装着部30−Aに装着した錠前31−Aを解錠し、図11(ロ)の錠前31−Aに具備する閂32−Aを左方向にスライドさせ、図11(イ)の錠前31−Aの内部に閂32−Aを収納させる手段により、図10のセキュリティボックスの蓋28に具備する弾性体(図省略)が、係合した保護部材33−Aをストライクエリア35−Aの位置から左方向へ押進し、図11(イ)のスペースエリア34−Aの位置に保護部材33−Aを押入する。
図11(イ)のストライクエリア35−Aが空いたスペースと成り、保護部材33−Aにより回動不能の状態で錠止していた、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38は保護部材33−Aによる錠止状態から回動可能と成る。
図15の円盤型回動部38の表面に具設した摘子39により、図14の円盤型回動部38を左に180度回動させ、円盤型回動部38と係合した図15の円軸36と円軸36と係合した閂37が回動し、閂37の具備する劣弧部40により、セキュリティボックスの蓋28に具備された、閂45上部縁端42を直下方向へ押入する。
図15のセキュリティボックスの蓋28の内部に具設された、閂45の上部縁端部42はアーチ型を形成した半円柱形状であり、もう一方の閂45の下部は、セキュリティボックスの蓋28の前後内側に一本ずつ架設した状態で下方に向かって延設され、閂45の下部縁端部43の底面はフラット形状である。
閂45は、セキュリティボックスの蓋28の前後の内壁面に具備する閂収納部44内で、上下動可能に架設した状態で配設されている。また、図16の閂45の下部縁端43は、セキュリティボックスの蓋28に具備する閂収納部44内で、係合部材47を介して、上下動可能に弾性体48と係合している。
図16のセキュリティボックスの蓋28の内部に具設された閂45と歯車部50は、局所の位置で歯筋部を介して互いにかみ合った状態で係合しあい、図15の閂45に具設する歯筋部46の上下動で歯車部50に具設する歯筋部51は従動し、歯車部50の中心軸52を介して回動する。
図17の歯車部50と係合した閂54は歯車部50の回動に従動し、閂54に具備する「Lの字」型の先端部53を、左右外側に開くように水平方向へ移動させる。
図17の閂54が水平方向の位置で係止され、セキュリティボックスの本体29に具備するストライク49から閂54の「Lの字」型の先端部53が抜けてセキュリティボックスが解錠され、図18のセキュリティボックスの本体29とセキュリティボックスの蓋28が嵌脱状態と成る。
上記注釈として、図15の閂45に具設する歯筋部46と図16の歯車部50に具設する歯筋部51と歯車部50の中心軸52と歯車部50と係合した閂54と閂54に具備する「Lの字」型の先端部53とセキュリティボックスの本体29に具備するストライク49は、セキュリティボックスの蓋28及びセキュリティボックスの本体29の裏面側にも、同じように配設されている。
上記注釈として、図15の円盤型回動部38は、シリンダー作用をする一体型構造を形成し、円軸36と係合した劣弧部40を具備する閂37から成る。
また、錠前機構とは、複数の閂及び閂作用を具備した部材から成る、一連に組み合わされて配設された閂機構のことである。
次に、複数の閂を配設した錠前機構のひとつである保護部材33−Aの構造と役割について、さらに詳しく説明する。
図13の保護部材33−Aは、閂32−Aと閂37の中間に介在し、案内突起を具備する保護部材33−Aは、案内溝を具備するセキュリティボックスの蓋28の内部と接する面の少なくとも一面で、介在する案内溝に沿って、閂33−Aの案内突起が移動可能に取り付けられており案内突起を具備した保護部材33−Aが一定方向に移動する。(図省略)
保護部材33−Aの主な役割は、錠前31−Aに具備する閂32−Aへの外部からの直接的破壊攻撃を回避させる手段であり、例えば、図12及び図13の円軸36と円軸36に係合した閂37と閂37係合した円盤型回動部38を無理に回動させる解錠破壊攻撃があっても、閂37と閂37に係合した円盤型回動部38は、セキュリティボックスの蓋28が具備する案内溝と係合した、保護部材33−Aを押進することになり、外力は直接、セキュリティボックスの蓋28の案内溝と係合した保護部材33−Aにかかり、閂32−A及び錠前31−Aにはかからない。
したがって、図13の保護部材33−Aを介在させる手段により、錠前31−Aと閂32−Aにかかる外力の直接的破壊攻撃力が減免されるので、錠前31−A及び閂32−Aは解錠破壊行為による過剰な耐久性を必要とせず、錠前31−A及び閂32−Aの小型化、軽量化が可能と成る。
さらに、保護部材から成る閂ホルダーは、一箇所の錠前装着部に装着した単数もしくは複数の錠前が具備する閂操作で、同一の閂ホルダーを施錠できる。
複数の錠前による施錠操作時に、一方の錠前を解除しても他方の錠前により施錠状態が維持される。
図19の例では、錠前装着部55に装着した錠前56の具備する閂57は、錠前56内部に収納された状態であり、他方の錠前58の具備する閂59のみで、キューブ型閂ホルダー60を係止させている。
注釈として、上記記載の保護部材は、保護部材であるキューブ型閂ホルダーの一例であり、保護部材から成る閂ホルダーの構造及び機能を具備する部材の形状は、上記記載の保護部材から成る閂ホルダーの一例とは限らない。
また、上記記載の注釈として、説明文上省略した、同じ構造と作用を具備した部材の枝番「−A」以外の枝番から成る部材も、必要に応じて左右対称部及びセキュリティボックスの裏面部に具設されているものとする。(図省略)
また、上記記載の実施例2及び別例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の実施例3は、平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を具備した、セキュリティボックスの構造と手段について説明する。
図20は、平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を具備した、セキュリティボックスの本体と蓋の正面から見た断面図である。
注釈として、図20のセキュリティボックスの、開口部の縁端64の両端一部の実線を、説明上省略して説明してある。
平行スライド型セキュリティボックスの使用方法として、セキュリティボックスの本体61とセキュリティボックスの蓋62から成り、セキュリティボックスの本体61は、図21(イ)のセキュリティボックス本体開口部の縁端64に、直上に伸びたプレート70を具設し、プレート70は局所に、腕木状に具設する凸部形状の閂65を等間隔で複数配設する。
プレート70は、セキュリティボックスの本体開口部の前後の縁端64に具設され、形状と作用は同じである。
図21(ハ)の凸部形状の閂65は、具設したプレート70の局所に腕木状に伸びた閂65を、セキュリティボックスの本体の外側に向けた状態で、等間隔で複数配設したものである。
図21(ロ)の凸部形状の閂66は、セキュリティボックスの蓋62の前後の内側壁67の局所に腕木状に伸びた閂66を、セキュリティボックスの蓋62の内側に向けた状態で、等間隔で複数配設したものである。
図22のセキュリティボックスの蓋62は、等間隔で配設した複数の閂66を、セキュリティボックスの本体61に具備する等間隔で配設した複数の閂65の間隔部68に、直下型の方向で押入して嵌合させる。
図22のセキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65の直下位置69それぞれに、セキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66を、スライドさせて互いに対向させる。
図23のセキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65とセキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66の互いに対向した状態が、セキュリティボックスの本体61とセキュリティボックスの蓋62の中心線上で嵌合した状態である。
セキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65とセキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66は互いに対向しあい、上下動による移動が係止され錠止状態と成る構造である。
セキュリティボックスの施錠方法として、図24(イ)のセキュリティボックスの本体61に具備する錠前装着部63−Aに装着した錠前71−Aを施錠する手段により、錠前71−Aに具備している閂72−Aを左方向にスライドさせ、閂72−Aを突出させる。閂72−Aがセキュリティボックスの本体61の内部に具設している左右動可能な保護部材73−Aをスペースエリア74−Aの位置から左方向へ押進し、ストライクエリア75−Aの位置へ押入する。
図24(ロ)のストライクエリア75−Aに押入された保護部材73−Aが、図20の閂80−Aの上下動を係止させる。
図25(イ)のセキュリティボックスの本体61に具設した閂80−Aは、直上に伸びた先端片81−Aを二枚具備する。
図20の保護部材73−Aにより、係止状態の閂80−Aが具備する直上に伸びた先端片81−Aの二片それぞれが、セキュリティボックスの蓋62の側面内側76及びセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77にそれぞれ対向する。
また、もう一方の、図20の錠前71−Bに具備している閂72−Bと錠前71−Cに具備している閂72−Cにより共通の保護部材73−Bが係止され、保護部材73−Bにより、現在施錠状態の閂80−Bが具備する直上に伸びた先端片81−Bの二片それぞれが、セキュリティボックスの蓋62の側面内側76及びセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77にそれぞれ対向しあい、先端片81−A及び先端片81−Bにより係止され、セキュリティボックスは左右動できず錠止状態と成る。
図20のセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77とは、セキュリティボックスの蓋62上部から蓋の内部に、直下方向に延設された内壁77であり、閂80−Aの直上に伸びた先端片81−Aの一枚と内壁77が互いに対向しあい左右動を係止させる。
内壁77は強化目的で増設された補強片であり、セキュリティボックスの蓋62の内部に必要に応じて枚数を増設できる。また、閂80−Aに具備する先端片81−Aも内壁77に対向する枚数分増設可能である。
セキュリティボックスの解錠方法として、セキュリティボックスの本体61の錠前装着部63−Aに装着した図25(イ)の錠前71−Aを解錠し、錠前71−Aに内設している閂72−Aを右方向にスライドさせ錠前71−Aの内部に閂72−Aを収納させる手段により、図25(ロ)のセキュリティボックスの本体61に具備する弾性体(図省略)が係合した保護部材73−Aをストライクエリア75−Aの位置から押進し、閂72−Aのあったスペースエリア74−Aの位置に保護部材73−Aを右方向へ押入する。
図25(ロ)のストライクエリア75−Aのスペースが空き、閂80−Aは直下方向へ移動可能と成る。図25(ロ)のスペースエリア75−Aへ直下方向に移動した閂80−Aは、閂80−Aに具備する先端片81−Aをセキュリティボックスの本体開口部の縁端64と同じ高さまで直下方向に移動させる。
図22の左右動可能と成った、セキュリティボックスの蓋62に具備する等間隔で配設した閂66を、セキュリティボックスの本体61に具備する等間隔で配設した閂65の間隔部68の位置に、上記例では右方向にスライドさせる。
上記注釈として、図22のセキュリティボックスの蓋62がスライドする遊動幅の長さは、プレート70の間隔部68の遊動幅と先端片81−A又は先端片81−Bの間に係合した内壁77の厚み幅分79を差し引いた遊動幅78と同じである。
図23のセキュリティボックスの蓋62に具備する閂66を右方向へスライドさせ、図22のセキュリティボックス本体61に具備する閂65の間隔部68の位置に移動し、対向していた複数の閂65と閂66は互に対向しなく成り、セキュリティボックスの蓋62とセキュリティボックスの本体61は解錠状態と成り嵌脱可能と成る。
上記注釈として、図20のプレート70と閂65と閂66はセキュリティボックスの裏面に同じく配設されている。(図省略)
実施例1〜3各共通項として、セキュリティボックスの本体に具備する錠前装着部に簡単に錠前を装着できる手段の一例として、専用付属部材である錠前収納ケースを使用した錠前交換方法がある。
錠前収納ケースを使用した錠前交換方法の一例として、単数の錠前又は一度に複数の錠前を装着した錠前収納ケースごと、セキュリティボックスに具備する錠前装着部に容易に着脱できる。
その際、錠前収納ケース開口端に、装着した錠前を留める為の留め具或いは係止部材又は蓋90を設置してもよい。
錠前収納ケース87は、図26(イ)の凸部86と(ロ)の係合部材89と(ハ)の凸部の蓋90から成る。
また、錠前収納ケース87に装着する錠前84は、図27(イ)の錠前84の局所に錠前収納ケース87と係合する凹部85と図27(ロ)の凹部85と錠前欠切部88を具備する。
使用方法として、図27(イ)と(ロ)の錠前84の具備する凹部85と図27(ロ)の錠前欠切部88を、図26(イ)の錠前収納ケース87の具備する凸部86と図26(ロ)の係合部材89と図26(ハ)の凸部の蓋90に係合するように錠前84を装着した状態で、錠前収納ケース87をセキュリティボックスの錠前装着部に着脱する。
錠前収納ケース87は、図27(イ)と(ロ)の錠前84の局所に具設した凹部85に図26(イ)の錠前収納ケース87の凸部86と凸部の蓋90を係合させ、かつ図26(ロ)の錠前収納ケース87の係合部材89と図27(ロ)の錠前欠切部88を係合させることにより、図28(イ)と(ロ)の錠前84の表面積(体積或いは容積)の違いによる、錠前収納ケース87の錠前収納部及びセキュリティボックスの錠前装着部に装着した時の緩みの影響を受けない。
上記注釈として、錠前収納ケース87は、図27(ハ)の形状の等分化された錠前82−Aと錠前82−Bの錠前を、図28(ハ)のように複数装着できる。また、形状の等分化された錠前を単数のみ装着の場合は、錠前と同じ形状の空洞部材を装着して、錠前収納ケースの空いたスペースをなくすことができる。
注釈として、錠前の凹部形状の係合部に、施解錠操作部の操作表示部面やダイヤル錠のダイヤル、或いはリモコン等の光線又は電波信号等の受信部を設置すれば、収納ケースの係合部材を錠前の係合部と係合させるだけで、施解錠操作手段を隠蔽して阻止できる。
また、錠前を回転させる等の錠前の主面の方向を正面を向けたまま、錠前を方向転換せずに施解錠操作手段を阻止できる。
さらに、錠前装着部に装着した複数の錠前を、セキュリティボックスに簡単に着脱できる手段の一例として、錠前装着部に具設した錠前係止部材を使用した方法がある。
図29(イ)と(ロ)の錠前装着部94に装着した複数の錠前91−Aと錠前91−Bを、錠前装着部94の中央に具備した錠前係止部材収納部95に、錠前係止部材96を係合して係止する。
図29(イ)の錠前装着部94に装着した錠前91−Aが具備する閂92−Aと錠前91−Bが具備する閂92−B又は錠前91−Aが具備するダミー錠93−Aと錠前91−Bが具備するダミー錠93−Bが使用された突出状態でも、錠前係止部材収納部95に係合した錠前係止部材96を取り外し、錠前装着部94の中央に位置する錠前係止部材収納部95の空いたスペースに双方の錠前91−Aと錠前91−Bを、後方にスライドさせて取出すことができる。
さらに別例として、図29(イ)と(ロ)の複数の錠前91−Aと錠前91−Bを装着した、錠前装着部94を具備する錠前着脱係合部材83を、図30(イ)と(ロ)のセキュリティボックスの本体61の内側に、押入して係合する手段がある。
セキュリティボックスの本体61内側に、錠前着脱係合部材83を係合させ、錠前着脱係合部材83はロックされ、(図省略)セキュリティボックスの本体61に、容易に複数の錠前を着脱できる。
注釈として、係合しロックされたセキュリティボックスの本体61と錠前着脱係合部材83は,セキュリティボックスのロック解除しない限り、取り外しができないものとする。
また、錠前着脱係合部材83をセキュリティボックスの本体61ではなく、セキュリティボックスの蓋62に係合してもよい。
さらに、錠前着脱係合部材83は、筒状の形状の他、蓋の形状もしくはプレート形状などがあり、上記記載の形状とは限らない。
前記記載の実施例1〜3のセキュリティボックスの構造全体の注釈として、本体と蓋を蝶番で係合するタイプ、本体と蓋を嵌めて係合するタイプ、本体と蓋をスライドさせて使用するタイプ以外にも、本体と蓋を回転(ねじ込み)させて使用するタイプ又は本体と蓋を同寸にして蝶着し、例えば本を両開きするような使用方法やセキュリティボックス本体に小部屋を設けて、さらにその小部屋の各部分に施錠又は解錠の操作部を設置した二重構造のセキュリティタイプなど、実施例1〜3の他にもさまざまな構造や方法を応用できる。
錠前をセキュリティボックスの装着部に装着の際は、錠前を止める留め具又は装着部の蓋又は係止作用の部材により、しっかりと錠前を錠前装着部に固定するものとする。(図省略)
また、上記記載の実施例3及び変形例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の変形例として、複数の錠前を装着できる錠前装置について説明する。
図31は複数の錠前を装着できる錠前装置の、正面から見た断面図である。
複数の錠前を装着できる錠前装置の使用方法として、図31の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97とから成り、錠前装置の蓋97は、一本ずつ架設した状態で下方に向かって延設されている。
また、図32の錠前装置の蓋97は、「コの字」型の架設形状で延設された下部縁端部98の局所に、欠切係合部99を錠前装置の前後に向かって等しく配設する。
図31の錠前装置の本体100は、図33の本体開口部106に欠切孔107を具備する。
また、図31の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110の複数の局所に、欠切係合部109を具備し、図32の錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の欠切係合部99と係合する。
図33の錠前装置の本体開口部106に具設されている欠切孔107に、図34の錠前装置の蓋97に具備されている「コの字」型の架設形状で延設された下部縁端部98を嵌合する。
図34の錠前装置の本体100に具設された共通の閂110を左側にスライドさせ、図32の錠前装置の蓋97に具設する複数の欠切係合部99を、共通の閂110の局所に具設された複数の欠切係合部109が、外側から包み込むように挟持する。
図32の錠前装置の本体100に具設した、共通の閂110に具備する複数の欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する複数の欠切係合部99の互いに係合し対向した状態が、図31の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97の中心線上で嵌合した状態である。
図32の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110に具備する複数の欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の局所に具設された複数の欠切係合部99は互いに挟持しあい、図31の共通の閂110の両外側に具設した複数の錠前101−Aと101−Bの錠止により、共通の閂110の左右動が係止され錠止状態と成る構造である。
錠前装置の施錠方法として、図31の共通の閂110を錠前装置の本体100の中心で係止させ、図35の錠前装置の本体の錠前装着部103−Aに装着した錠前101−Aを施錠する手段により、錠前101−Aに具備している閂102−Aを左方向にスライドさせ、閂102−Aを突出させる。図31の現在施錠状態の錠前101−Bに具備する閂102−Bと錠前101−Aに具備する閂102−Aが、左右動可能な共通の閂110を、スライド摘子108を中心に中央の位置で係止させる。
錠前装置の本体に具設した共通の閂110は左右動できず錠止状態と成り、図32の錠前装置の本体100の共通の閂110に具備する欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の局所に具備する欠切係合部99が、互いに係合しかつ挟持しあい上下動を係止させる。
錠前装置の解錠方法として、図35の錠前装置の本体100の錠前装着部103−Aに装着した錠前101−Aを解錠し、錠前101−Aに内設している閂102−Aを右方向にスライドさせ、錠前101−Aの内部に閂102−Aを収納させる手段により、錠前装置の本体100に具備する弾性体(図省略)が、係合した閂102−Aをストライクエリア105−Aの位置から押進し、錠前101−Aの内部に閂102−Aを右方向へ押入する。ストライクエリア105−Aのスペースが空き、共通な閂110は右方向へ移動可能と成る。
図31の左右動可能と成った錠前装置の本体100に具設された共通の閂110を、スライド摘子108により、図34の錠前装置の本体100に具備する空間部エリア104及びストライクエリア105−Aの位置に右方向へスライドさせ、図32の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110に具備する欠切係合部109を移動し、対向していた錠前装置の蓋97に具備する欠切係合部99と共通の閂110に具備する欠切係合部109は互に対向しなく成り、図34の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97は解錠状態と成り嵌脱可能と成る。
記注釈として、図31の上記錠前装置の本体100に具設する、共通の閂110に具備する欠切係合部109の数と錠前装置の蓋97が具備する欠切係合部99の数は、同数で配設され、かつ強化目的で必要に応じて配設数を増設できる。(図省略)また、錠前101−Aは、錠前装置の一箇所の錠前装着部103−Aに複数装着可能である。
さらに、図36は錠前装置の本体100の錠前装着部103−Aに錠前101−Aと錠前装着部103−Bに錠前101−Bをそれぞれ縦方向に装着した変形例である。
上記実施例の変形例は、同一の開口部に具備する共通の閂を、複数それぞれの錠前による、錠前機構に配設された保護部材を介在させない錠前操作による、施錠操作及び解錠操作手段の開示の一例である。
なお、上記記載の変形例は一例であって、全ての方法とは限らない。
また、錠前装置に装着した複数の錠前は、錠前装置が施錠時は固定され、脱着できないものとする。
上記記載の錠前装置を使用して、チェーン、ワイヤーなどの拘束部材及び防犯対象の物体又は部材を、本発明の錠前装置で直接係合又は錠止できる。
次に、前記最良の形態実施例2の錠前機構に具設する閂ホルダーの変形例を説明する。保護部材から成る閂ホルダーは、前記記載の錠前機構に配設され、錠前装着部に装着した単数もしくは複数の錠前が具備する閂を、包みこむ又は遮蔽又は遮断するように係合して移動することにより、外力による、錠前の具備する閂に対する直接攻撃を回避し、錠前の具備する閂を保護する効果も有る。
保護部材から成る閂ホルダーの一例として、図37(イ)の「Lの字」型閂ホルダー111又は図37(ロ)の「コの字」型閂ホルダー112又は図37(ハ)の一部の面が欠切された凹部120を具備するキャップ形状の閂ホルダー113又はキューブ型閂ホルダーなどがある。
さらに別例として、セキュリティボックスの閂ホルダーは、図38(イ)のセキュリティボックスに具備する錠前装着部114の外側に具設した閂収納凹部115に係合するように、セキュリティボックスに具備する案内溝に沿って一部が収納される。(図省略)
図38(イ)及び(ロ)のセキュリティボックスの閂ホルダーは、ごく細い板状の「コの字」型の閂ホルダー116で、錠前117に具備したごく細いピン状の閂118で操作できる。
図38(ハ)の保護部材を配設させるスペースエリア119の一箇所分の面積が必要なくなり、上記記載の、閂ホルダーの機能と特徴を活かしながら、さらに、錠前と錠前に具備する閂と保護部材の軽量化が可能と成る。
注釈として、保護部材から成る閂ホルダーの構造及び機能を具備する部材の形状は、上記記載の、保護部材から成る閂ホルダーの一例とは限らない。
次に、上記記載の錠前とダミー錠の構造について説明する。
図39(イ)の錠前151の内部に、一直線状に貫設された案内溝155が設けられ、移動可能に具設した摘子154を操作して、係合した押進部材153が案内溝155のガイドに沿って閂152を押進して施錠する。
図39(ロ)の押進部材153が閂152を施錠地点まで押進し、閂錠止部材156が弾性体等で突出させ閂152を係止させる。
或いは、錠前151の錠前操作部157に鍵158を差し込み回転させ、係合部材159と閂錠止部材156が応動し、閂錠止部材156を突出又は格納できる。
閂152が施錠され、押進部材153と閂152を係合した弾性体160が、フリー状態の押進部材153を元の位置まで戻す。
効果として、一度閂を施錠すると、押進部材は閂に対し応動手段が取れず、閂の強制解錠手段を阻止できる。
また、別例として、押進部材の摘子や施解錠操作部を、錠前を形成する表層部材を挟んだ非接触状態でも、押進部材と外部から操作する操作部材や鍵に共に磁性体を内設し、互いの磁性体による係合手段により、一定以上の早さや力で鍵を移動させると互いの磁性体同士がはずれて、無理な押進部材の施解錠操作ができなく成る。
さらに、錠前に具設した施解錠操作部の操作手段を、電波又は光線等を用いて非接触状態で操作すれば、欠切孔を持たないすっきりしたデザインの錠前にできる。(上記実施例等の図に採用。)また、欠切孔の無い完全防水のセキュリティボックス等の、非接触状態による施解錠操作手段にも応用できる。
次に、図39(イ)のダミー錠の一例として、ダミー錠162は、取り外し可能なキャップ形状をした錠前151の部材内部に具設され、使用時は、キャップ161を取り外し、二枚の部材から成るダミー錠162を、折りたたみナイフを出すように両外側に180度回転させ起立させた状態で、キャップ161の天面の欠切孔169に貫通させた状態で、キャップ161を錠前151本体に係合させ、強制錠止の際に使用する。
ダミー錠と、閂を拝ませた状態、たいじさせた状態、又は同じ形状で向かい合わせた状態で内設出来る。
錠前装着部に装着して、使用できる単体のダミー錠は、いろいろな形状がある。
図44及び45は、ダミー錠の多様な形状及び使用例の図である。
また、図44のダミー錠は、錠前に具備する閂と、同じ方向で使用でき、当該閂と同じ作用効果を実施できる。
さらに、上記ダミー錠の場合には、例えば正面に操作部を設置すれば、錠前を錠前操作部から取り出して、手動又は自動で操作しなくても、リモコン等で非接触で操作できる。
また、ダミー錠は、通常使用でも電波、通信、光線等を発射すれば、非接触状態で操作できる。
ダミー錠は、錠止状態に施錠すると、同じ操作の反対操作だけでは、解錠操作が出来ないこととする。逆操作で解錠してしまえば、強制錠止の、作用効果が維持できなく、セキュリティレベルが下がる恐れがある。
また、ダミー錠は、一度ロックされると、操作そのものがフリーな状態になり、基本的に操作そのものが出来なくなる。施錠解錠の操作阻止手段の一例である。
さらに別例として、図40、図43は、セキュリティボックスの中央内部にある開閉スイッチの直上の位置で、複数の錠前の閂に四方を囲まれ係止する共通の閂の一例である。複数いずれかの図39(イ)錠前151が具備する錠前操作部157を鍵158の解錠操作で、共通の閂167を錠止させていた閂152を収納し、本体164に具設した、共通の閂離脱防止の十文字形の案内凸部材166に沿って共通の閂167を解錠方向に応動し、本体164の中央部を開口して、開閉スイッチ165を操作してセキュリティボックスを開閉できる。さらに、本体164は、図39(ハ)のダミー錠162による強制錠止手段も兼備する。また、さらに多くの錠前や多面体(8面体、24面体等)のセキュリティボックスにも応用できる。
さらに、本体164は、図39(ハ)のダミー錠162による強制錠止手段も兼備する。また、さらに多くの錠前や多面体(8面体、24面体等)のセキュリティボックスにも応用できる。
別例として、図41(ハ)の同一開口部170は、本体171の上面に具設した欠切孔172と、図41(イ)の本体171の内部に、案内溝173及び固定した複数の施解錠操作部材174と175及び錠止部材176と177を具設して、本体の握持作用を兼備する共通の閂178を、欠切孔172と案内溝173に沿うように移動可能に具設する。施錠方法として、共通の閂178を、本体171の内部に固定した複数の施解錠操作部材174と175の閂179と180で両外側方向から錠止させる。共通の閂178は、複数の施解錠操作部材174又は175のうち、いずれか一方を解錠して、案内溝173に沿うように移動可能に成り、本体171を開口できる。また仮に、施解錠操作部材174が施錠できなくなった場合には、図41(ロ)の本体171の内部に固定した、錠止部材177の閂182で共通の閂178を強制錠止させ、閂180と閂182が、共通の閂178の右側一方を挟持して施錠する。
解錠方法として、施解錠操作部材175の閂180を解錠し、共通の閂178が案内溝173に沿うように右に移動して、同一開口部170を開口できる。
注釈として、共通の閂は、図43の、本体の係合講に係合して取り外しが出来ないものとする。
図46は、前面の蓋の施錠手段を説明する図である。
また、図47は、錠前装置の蓋の係合方法を表した図である。
次に、固定された錠前の応用例として、先の段落に記載した、「本体と蓋を同寸法にして蝶着した本を両開きするようなタイプ」の発明を錠前を縦方向に装着した変形例で開示する。
固定された錠前の応用例として、同一開口部は、本体の上面に具設した欠切孔と、本体の内部に、案内溝及び固定した複数の施解錠操作部材と錠止部材とを具設する。また、本体の握持作用を兼備する共通のロック部材の切欠係合部(図示省略)と本体前面の扉の裏面上部に具備する切欠係合部(図示省略)を係合可能な構成とし、当該共通のロック部材が案内溝に沿うように移動可能に具設する。施錠方法として、共通のロック部材を、本体の内部に固定した複数の施解錠操作部材の閂で共通のロック部材を両外側方向から係止させる。本体の中央部の位置で共通のロック部材の前記切欠係合部と本体の前面の扉の裏面上部の箇所に具備する前記切欠係合部は互いに係合した錠止状態になる。
これにより本体は同一の開口部を開けることが出来ない。
解錠方法として、複数の施解錠操作部材の、いずれか一方を解錠することにより、共通のロック部材は、案内溝に沿って移動自在となり、解錠した左右どちらか一方に移動させて、本体の前記切欠係合部と共通のロック部材の前記切欠係合部の相互の係合を解くことが出来る。
これにより本体の底部の蝶番(図示省略)を介して同一の開口部から本体を二つに、本を開くように一方の扉(本体の一片)を手前に展開して、開くことが出来る。また仮に、施解錠操作部材が施錠できなくなった場合には、錠止部材の閂で共通のロック部材を強制錠止させ、閂が、共通のロック部材の右側一方を挟持して施錠する。注釈として、共通のロック部材は、施錠時は本体の係合溝に係合して取り外しが出来ないものとする。
注釈として、上記の固定された錠前の一例は、前記本発明を実施するための形態の変形例の「複数の錠前と共通の閂を有する錠前装置」、及び錠前を縦方向に装着した変形例」と基本構造は同じであり、固定された錠前の一例は、その応用例で、図示した通り、共通のロック部材を上下180度回転させて使用した一例である。
また、同一の開口部の施解錠の基本構造は、「コの字」型の形状の蓋及び切欠係合部とが互いに挟持して、上下動を係止させる施錠構造を採用した。
作用効果として、同一開口部の内部に、施解錠操作部材と錠止部材を強固に固定することにより、本体が形成する外形やフレーム枠等にカバーされ、こじ開け等の破壊力に対し防犯性を高めることができる。
さらに追加機能として、保護部材が有する閂作用効果に、楔作用効果を搭載できる。
水平安定部材は、スポンジ状、ゲル状、ゴム状、ばね状等の弾性体、形状記憶部材又は柔軟に変形する可変形部材等から成り、通常、閂作用部材や保護部材等が互に当接しても押圧しないので、局所に設置した水平安定部材が変形せずに表面をフラットな状態で維持した水平状態で保たれ、一定以上の加押圧時は、水平安定部材が傾斜面や傾斜角を形成し始め、加押圧力に比例して、互の対示又は対向する傾斜面又は傾斜角同士で施錠又は錠止方向へ押圧し、傾斜面又は傾斜角による楔作用効果により、施錠又は錠止の作用効果が増加する。
図42(イ)の保護部材183は、具備する傾斜面(傾斜角)187の局所に水平安定部材188を具備し、円盤型回動部185の閂184は、傾斜面189の局所に水平安定部材190を具備して互に当接させる。
仮に、円盤型回動部185を無理に回動させると、閂184の水平安定部材189が保護部材183の水平安定部材188を押圧する。
一定以上の押圧力に比例して、当接する水平安定部材188と190がそれぞれ変形して局所に傾斜面を形成し始め、当接する傾斜面189が、楔作用効果により傾斜面187を斜め前方方向に押圧して、保護部材183を施錠方向である円軸186の中心部方向へ応動させ、押圧力に比例する楔作用効果で施錠作用効果を増加できる。
また、仮に、閂184に水平安定部材を具設しない傾斜面189がフラットな面であっても、上記記載の一例の場合は、回動部185の回動作用効果で、閂184が保護部材183の傾斜面187を斜め前方に押圧できるので、同様のような楔作用効果が得られる。
注釈として、微応動しても、当接する他の閂作用部材のズレや緩み又は解錠等の問題はない。
さらに、平常時は水平安定部材により水平状態が保たれるので、例えば前記保護部材と閂と閂作用部材が、解錠時にスライド移動しても、移動時の摩擦係数がほぼ一定のまま平行移動が可能と成る。
注釈として、上記記載の保護部材の構造及び機能を具備する部材の形状は一例である。
注釈として、上記安定部材の変化値は、押圧時に数ミリ以下、及び傾斜角は、0.01度から数度程度以下であり、上記変形値の幅や角度に対して、他の閂作用部材等のあそびの可動部分が微応動しても、当接する他の閂部材のズレや、はずれ、もしくは解錠等の心配はない。
さらに、平常時は安定部材により、水平状態が保たれるので、例えば前記各閂部材がスライド移動しても、移動時の摩擦係数が上がらないまま平行移動が可能と成る。
また、前記各閂部材間の当接部の安定部材の緩みもない。
また、安定部材は上記錠前閂機構以外にも、例えば、錠前の具備する閂や、ダミー錠、同一の開口部に具備する施解錠操作部や錠止部材または錠前装着部、セキュリティボックス、錠前装置等に応用できる。
水平安定部材は、錠前装着部や、錠前機構内の隙間を埋めて、閂作用部材と保護部材と錠前間のゆるみを抑える効果もある。
水平安定部材は、面状や板状以外にも、ドット形状の点在する位置に設置されるものやストライプ形状の平行で離れた状態で設置されるものもある。
さらに、収納部材や同一の開口部内に、錠前、錠前装着部、錠前係止部材、共通のロック部材、錠前機構等を設置することにより、収納部材等の表面がフラットである、すっきりしたデザインに成り,また、外部からの破壊のダメージに対して、収納部材等の表部材が覆ってガードするので、より防犯効果を上げることができる。
錠前係止部材は、錠前と、ダミー錠と、ダミー錠を兼備する錠前と、を容易に錠前装着部に着脱できる部材であり、その作用効果として、解錠状態の錠前と、施錠状態の錠前と、を着脱でき、錠前に具備する閂やダミー錠を、長手方向に突出させた状態に成っても、錠前装着部の外部に係合して,、蓋としての役割である錠前係止部材を取り外し、伸長した状態の錠前を、乾電池を交換するように取出したり、内部に装着して、錠前装着部の装着した錠前を取出す時に使用する必要な内部空間を埋める役割としても応用できる。
図48〜50において、錠前係止部材の参考例を詳しく記載してある。
錠前係止部材は、蓋状のものであれば、本体又は扉の裏側から取り外すと、錠前が施錠状態の閂が突出した状態でも、さっと取り出せる。(図49参照。)
また、水平安定部材を使用した別例として、保護部材の水平安定部材を、直下方向に押圧する例を紹介する。
錠前装着部195に装着した錠前191の閂192が、保護部材193を錠止する。また、閂201は上部に複数の先端片及び下部に傾斜面200及び水平安定部材199を兼備する。
仮に、閂201が破壊力等で、直下方向に無理に押進されると、傾斜面200の水平安定部材199が、保護部材193が具備する傾斜面197の水平安定部材198を押圧する。
当接した互いの水平安定部材が、対示又は対向して押圧し合い傾斜面を形成して、閂201の傾斜面200が保護部材193の傾斜面197を、閂192の施錠方向に押進するので、押圧力に比例して施錠作用効果を高めることができる。
注釈として、上記記載例が、上下方向ではなく、左右方向の例であっても、作用効果は同じである。
また、図51は、ドット形状及びストライプ形状の水平安定部材の一例の図である。
なお、上記記載の、全ての実施例、変形例、別例等は、本発明を実施する為の、形態の一例である。
錠前アダプターの一例として、小さいタイプの錠前の閂を1センチ移動させると、ギヤー比の増幅作用により、大きいタイプの錠前の閂を2センチ移動させてり、小さいタイプの錠前の閂を動かすと、ギヤーが半回転し、大きいタイプの閂のギヤーが1回転するようにセットして、ギヤー比の違いにより、錠前アダプターの閂作用効果である施解錠が、錠前の大きさに関係なく使用できる。
また、ギヤーは歯筋部を有する円形タイプだけではなく、歯筋部を有する板状のタイプでもよい。
また、その他、距離を増幅できる機構又は構成でも良い。
注釈として、上記アダプターは、ほんの一例である。
次に、錠前機構の、使用者の限定機能について開示する。
図56では、ドアの裏側(内側)に搭載された錠前機構の操作において、左側の蓋は一方の錠前で開くことが出来、かつ錠前機構の蓋を開くと、右側の蓋の開口操作部があり、解錠及び扉を開口できる。
また、一方の錠前機構の左側の蓋を他方の錠前で解錠して、開口できるが、錠前機構内部に、右側の蓋の解錠操作部がないので、左側からは開口できない。
したがって、ドアの錠前を交換する場合でも、大家と入居者の違いのように、一方の大家だけが、どちらの鍵も交換できる操作などに役立つ。
上記のように、錠前機構は、複数の蓋や扉の解錠操作を限定できる機能もある。
注釈として、上記記載例は、ほんの一例である。
本発明の、セキュリティボックスの構成する各パーツの係合部の形状に互換性を持たせた結果、工具を使用せず簡単に本発明の錠前を交換でき、かつ鍵や錠前の種類や機能、セキュリティボックスの形状又はその両方の組み合わせを自由に選択できるので、オリジナルのセキュリティボックスもファッション感覚で自由にアレンジできる。
まざまな貴重品をまとめてセキュリティボックスに保管し、オプションの携帯チェーンなどでセキュリティボックス本体を固定して窃盗されないようにするか、オプションの手提げやショルダーベルトを装着してバックとしてセキュリティボックス本体を携帯すれば、貴重品全てを常時携帯でき、ホテルのフロントや室内金庫に預ける時でもセキュリティボックスごと管理でき、本発明の錠前及び錠前機構及び保護部材を搭載したセキュリティボックスは、防犯効果が高く解錠の心配がないので安心して預けられる。
また、封印確認機能を搭載することにより、第三者による解錠行為があったか痕跡が確認できる。
セキュリティボックス本体を透明化することにより、セキュリティボックスを開けなくても中身のチェックができるので、規格サイズの決まった形状のスポーツ用具、楽器等、他人の所有物との取り違えがなくなる。
透明又は半透明な強化プラスチックのセキュリティボックスは、1つだけの錠前を装着して、又は錠止部材で操作できるものもある。
その場合には、本発明の錠前及び錠前装着部も応用できる。
また、決まった形状の場合、セキュリティボックスも量産化が可能なので製造コストも下げることができる。
社内間、公共施設間等でセキュリティボックス使用の場合、外部の第三者に開けられる心配がないので、セキュリティ効果が高く、収納する書類等の輸送は使用済み書類袋などを再利用してセキュリティボックスに収納すれば、ごみの軽減化につながる。
また、セキュリティボックス単位で、担当部署や担当者個人に直接搬送できるので、セキュリティ向上と可視化効果により、誤送や取り違えの問題も防止できる。
セキュリティボックス本体ごと、ひと回り大きいセキュリティボックスに入れる事により、より防犯性を高めたり、重ねたセキュリティボックス間の空間に衝撃吸収材を挟み込む事により、精密機械、高価な楽器や美術品等の、収納品の衝撃に対する保護にも役立つ。
錠前収納ケースと前記錠前着脱係合部材と錠前とセキュリティボックスに係合部及び互換性を共有すれば、先に複数の錠前を錠前収納ケース及び前記錠前着脱係合部材に装着してセキュリティボックスに着脱できるので、簡単に一度に複数の錠前を交換できる。
錠前機構に配設した保護部材を介在させる手段により、例えば、錠前が具備する閂の施錠及び解錠の操作を横方向にスライドさせる手段の場合、保護部材を介在させることで、外力により閂作用部材もしくは保護部材を無理に操作しても、外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を変更させ、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向に変えるので、錠前が具備する閂の施錠及び解錠の操作手段を、保護部材を介して、玉突き状態の方向である同じ方向に押し込む(又は引き抜く)ことはできず、錠前が具備する閂に対する破壊力を、軽減もしくは遮断させる手段を具備する。
レコード、レントゲン写真、額付絵画など丸められない収納物は、薄型の表面積の広いセキュリティボックスで対応でき、釣竿やゴルフクラブのような長い収納物は、細長い筒状のセキュリティボックスで対応できる。
複数の錠前をセットして、錠前を交換できるひとつのユニット型錠前(装置)として、チェーンなどを拘束する錠前(装置)としても使用できる。
また、上記記載のユニット型錠前(装置)に、複数の閂を配設した錠前機構を搭載することもできる。
鍵と錠前とセキュリティボックスは共に構成する部材が違った部材でも、構成部材を加工した凹凸形状や模様の形状、部材の色、プリント加工も含むデザイン加工を共通性にして、ファッション的なコーディネイトもできる。
また、セキュリティボックスを形成するフォルムは、丸みを帯びたデザイン、多角形のデザイン、多面構成のデザイン或いは動植物や天体などの自然界に実在する物体等を模倣した、多種多様なフォルムを応用できる。
上記記載のセキュリティボックスの形状であれば、ポシェットのようにバックに入れて容易に持ち運べる。
さらに、セキュリティボックスは、光学液晶及び電性液晶の作用又は効果を使用した、錠前の施錠及び解錠の操作部及びセキュリティボックスの内部を、瞬時に隠蔽できる手段も兼ね備えることができる。
また、錠前又はセキュリティボックスに具設する施錠及び解錠の操作部を開閉する開閉部材を設置して、強制的に隠蔽する手段も備えることができる。
従来の錠前を装着した金庫の使用方法において、ダブルロックが面倒な為、たとえば、ダイヤル錠とシリンダー錠のコンビの場合、通常使用時にダイヤル錠を解錠状態にしたまま、シリンダー錠のみで施錠又は解錠の操作をしている場合もあり、ダブルロック機能を使用せず、逆に防犯効果が下がってしまっていたが、本発明の錠前を装着したセキュリティボックスは、一箇所の錠前装着部に装着する錠前のダイヤル錠の桁数を増やした錠前やハイブリッド錠等、最新式機能を搭載したモデルの錠前を任意で自由に選択交換でき、かつ同じ錠前装着部に、縮小規格形状された本発明の錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して重ねて装着使用できるので、一箇所の錠前装着部に装着した本発明の錠前で、セキュリティレベルを容易に上げることができる。
旅先などでセキュリティボックスの一部のパーツが破損した場合、販売ネットワークでカバーすれば、現地にて交換パーツを購入し簡単に交換して、セキュリティボックスの継続使用が可能になる。
スペアーキーではなく、交換用の別の錠前を携帯すれば、直ぐに交換可能となり、たとえば渡米の際、旅行用スーツケースの錠前で専用施錠機能「TSA」のついた錠前も任意選択して装着でき、現地に到着した際に「TSA」機能の錠前を任意の錠前に交換すれば、使いやすさとセキュリティアップになる。
鍵の紛失時、合鍵を持たず解錠及び施錠の操作が困難な場合は、通常常設のダイヤル式ロックを解錠操作する事により継続使用が可能であり、かつ使用不能になった錠前を防犯の為に強制錠止させる手段により使用不能にすることができる。
セキュリティボックスの一箇所の錠前装着部に、薄型タイプの錠前やコンパクトタイプの錠前など、同じスペースで、複数の錠前を重ねて装着でき、かつ複数の錠前それぞれの施錠及び解錠の操作を同時使用もできる。
実施例のまとめとして、本発明の効果を、実施例の一例として海外旅行での使用例を挙げて説明する。あくまで下記のストーリーは、実施例の一例を分かりやすく説明した解説文である。
今回設定したアメリカでの演奏旅行には、三つのセキュリティボックスを使用し、一つ目は、機内持ち込み可能な小型のセキュリティボックスで、一方には生体反応式錠前を装着し他方にはダイヤル錠を装着し、オプションでウエストポーチ用ベルトと盗難防止チェーンを装着してある。
二つ目は、バイオリンを収納したバイオリンの形状を成すセキュリティボックスである。
三つ目は、上記バイオリンの形状を成すセキュリティボックスごと収納できる、同じ形状の一回り大きいバイオリンの形状を成すセキュリティボックスである。
バイオリンを直に収納したバイオリンの形状を成すセキュリティボックスと、同じ形状の一回り大きい保護強化型セキュリティボックスとの間には、衝撃吸収部材を挟みこんで破損対策を施してある。
共に互換性が有り、同じ形状で大きさの違うセキュリティボックスは、二重に重ねても使用できる。
また、セキュリティボックスに装着する異なる任意の錠前は、上記二つのバイオリンの形状を成すセキュリティボックスそれぞれに、下記の組み合わせで装着することにした
。1、バイオリンを直に収納したセキュリティボックスには、一方には縮小等分化した二つのダイアル式錠前を重ねて錠前収納ケースに装着して、一箇所の錠前装着部に装着した。錠前収納ケースを使用すると、容易に複数の錠前を交換できる。他方には渡米旅行に欠かせない「TSAロック」錠前を、直に接錠前装着部に装着した。
2、一回り大きい保護強化型バイオリンの形状を成すセキュリティボックスには、錠前着脱係合部材を使用し、錠前着脱係合部材の錠前装着部に、一方にはハイブリッド式錠前を他方には「TSAロック」錠前を装着して、セキュリティボックスの錠前装着部の内側に、錠前着脱係合部材を装着した。
上記の組み合わせで装着することにより、「TSAロック」錠前のマスターキー管理責任者である第三者が検査の為解錠しても、「TSAロック」を解錠することにより、施錠した錠前を破壊されることを回避できる。
上記3点のセキュリティボックスの共通項は、下記の通りである。
1、透明な可視化効果のある強化合成樹脂から成り、軽量でとても丈夫である。
2、セキュリティボックスに装着する異なる複数の錠前は任意で選択でき、形や大きさが違うセキュリティボックスと共に互換性があり、組み合わせが自由である。
3、セキュリティボックスの各錠前装着部には、一箇所の錠前装着部に、単数又は複数の錠前を装着できる。また、錠前収納ケースや錠前着脱係合部材に装着して、複数の錠前を一度に簡単に装着できる。さらに、一箇所の錠前装着部に装着した各錠前の同時使用もできる。
4、オプションで、付属品をセキュリティボックスに装着しても使用できる。5、セキュリティボックスに装着した錠前手段による、「強制施錠手段」と「施錠操作及び解錠操作を阻止する手段」を兼ね備えて、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
空港では手荷物検査の際、機内持ち込み可能な小型セキュリティボックスに、パソコン、記録媒体、現金、クレジットカード、宝飾品、携帯電話を収納していたが可視化作用により、開けずに視認検査ができ赤外線透視検査のみで済んだ。
また、赤外線検査後の検査用トレーから貴重品等をそれぞれ収集せずに、貴重品を収納してあるセキュリティボックスをさっと持ち出し、短時間で直ぐにゲートを通過することができた。
飛行機に搭乗し、座席に小型のセキュリティボックスに装着してあるオプションの携帯盗難防止チェーンを使用してロックをした。
これで、搭乗中の短時間離席しての化粧室使用時や夜間飛行時の就眠中でも安心できる。
また、心配であればオプションのウエストポーチ用ベルトを使用して、化粧室使用時に携帯したり身に着けて就眠もできる。
搭乗した後に、追加でパスポートや帰りの旅券等を収納しておけば、セキュリティボックスひとつでたくさんの貴重品を携帯でき安心して保管できる。
現地に到着して荷物受取の際、同行したバイオリストも同じセキュリティボックスを使用していたが、可視化効果により、バイオリンの形状を成す自分のセキュリティボックスを、間違えなくすぐに受け取れた。
また、必要のなくなった「TSAロック」錠前を、その場で別に持参した使いやすいマグネット式錠前にそれぞれ交換した。
錠前の交換は、解錠したセキュリティボックスから交換対象の錠前を取出し、別に持参したマグネット式錠前を工具を使用せず簡単に着脱できた。
用途や目的に合わせて使用できるように、外出の際はいつもコレクションしている任意の錠前をいくつか別に携帯してる。
また、マグネット式錠前を操作する鍵は、アクセサリーのリングの中に埋め込んであり、リングを常時身に着けることにより、施錠又は解錠時の利便性や紛失又は盗難防止対策に成る。
無事演奏会も終了したが、施錠しようとした友人の錠前の鍵が見当たらなく施錠できない。盗難にあったのか落としたのか分からないので、ひとまず使用不能になったシリンダー式錠前を取出し、シリンダー式錠前に内蔵してあったダミー錠で施錠することにした。
さらに、シリンダー錠の鍵穴のある主面を、90度回転させて錠前の側面にして、セキュリティボックスの錠前装着部に再装着した。
万が一、紛失した鍵を第三者が拾得又は故意に所持していたとしても、シリンダー錠の施錠と解錠の操作部のない他面では、解錠行為そのものを完全に阻止できる。
上記手段により、異なる他方の錠前による施錠操作又は解錠操作の手段でセキュリティボックスの継続使用が可能に成る。
空港で、封印らしき書類が張ってある美術品と同じ形状のセキュリティボックスを可視化効果によってセキュリティボックスを開けずに、視認してスムーズに出国手続きが行われていた。
空港免税店では、いろんな種類のセキュリティボックスがあり、丸みを帯びた半透明で淡いピンク色のハート型セキュリティボックスや、少し怖そうなライオンの顔を模倣したセキュリティボックス、現地で有名な遊園地の愛らしいキャラクターを模ったセキュリティボックス、サッカーボウル型の多面体セキュリティボックス、可視化効果は無いが金属製でえんぴつのような細長い筒状の多角形のセキュリティボックスや花柄や星や月の模様をプリントした透明なセキュリティボックスなどがあった。
他にも、オプションで使える、セキュリティボックスの中に入れて中味が見えないようにするキャンディ型の巾着袋や、錠前の交換用に最新型セキュリティ機能搭載のカード式錠前をなどがあった。
高級品の中には、装着した錠前とセキュリティボックスに同じブランドマークの表面加工が施され、よく見るとブランドロゴが凹凸な形状で角度によって色合いが微妙に変化するデザインもあった。
さらに、液晶作用を使用した透明なセキュリティボックスには、ボタン一つで一瞬にして、曇ったように内部を見えなくする隠蔽機能が付いていた。その他にも、さまざまな種類や大きさのセキュリティボックスがあった。
以上は全て、海外旅行での使用例を挙げて説明した実施例の一例である。
上記記載の一例も踏まえて、本発明の錠前による継続使用可能なセキュリティボックスを提供する。
また、さらに、同一開口部の内部に、施解錠操作部材と錠止部材を強固に固定することにより、本体が形成する外形やフレーム枠等にカバーされ、こじ開け等の破壊力に対し防犯性を高めることができる。
例えば、軍事防衛や原子力等に関係するような、重要な操作室の扉等にも対応できる。
複数の錠前による開閉手段を有する、共通の閂及び同一の開口部であっても、複数の使用者が、各自の施解錠操作手段を持つだけで、一つのセキュリティボックスを共同使用ができ、使用者のいずれかが、鍵の紛失や故障等で、施解錠手段を使用できなくなっても、ダミー錠又は錠止部材による強制錠止手段、或いは錠前の主面を隠蔽する施錠操作と解錠操作を阻止する手段で、セキュリティボックスの継続使用ができる。
また、水平安定部材は、錠前閂機構以外にも、錠前の具備する閂やダミー錠、同一の開口部に具備する施解錠操作部や錠止部材又は錠前装着部、セキュリティボックス、錠前装置等にも応用できる。
また、磁力や電波又は光線等により、完全防水仕様等の錠前やセキュリティボックスの操作部に非接触でも施解錠操作ができる。
セキュリティボックス又はケース等の形成部材を、炭素繊維や強化耐摩擦、耐切断、耐薬、耐引張り等の機能を備えた繊維等で縫製や編地にして、そのまま使用するか、化学変化を応用して、薬剤の化学変化又は燃焼させる化学変化等で固形化して、強度を向上させて使用できる。
また、編地加工の場合には、化学変化による硬化の形状を想定し、セキュリティボックス又はケース等の形成部材の補強が出来る。
その手段として、編みこむ際に、セキュリティボックス又はケース等形状の内側のエッジ部分やコーナー部分の編み込みの成型を、厚くする又は折れないように編み込んで、化学変化後に、内側のエッジ部分やコーナー部分が、丸み又は鈍角等の耐曲がり強化を備えた形状になるように考慮すれば、強化繊維が弱点とする折れ曲がりの対策にも成る。
また、編地等の加工時に、色や柄の厚みの変化や、糸のねん糸又は、使用する糸の本数などにより、金型等の高額な部材を使用することなく、簡単に形状の使用変化等が出来る。
また、編地を使用して、旅行用スーツケースの防犯用ベルトや防犯ネットも加工できる。
また、編み込みの際に、成形編み等の編み手段で、係合孔や係合部又は係合部材を初めから加工することにより、後加工の手間や困難化を軽減できる。
また、本発明の錠前を、携帯型施錠装置としていろいろ独立させた形状で商品化できる。
防犯ネットで任意の物を覆いかぶせて守ったり、チェーン、ワイヤー、編み込んだ組紐、編み込んだロープ又はベルト、係合部材等で束ねて、一つにした一括管理も容易に出来る。
セキュリティケース本体又は蓋の内部に、施解錠操作部材や錠止部材を固定することにより、外形の部材で守られ、建造物又は輸送部材の錠前装置等に応用でき、また、錠前やダミー錠の装着又は携帯の、忘れの防止にも成る。さらに、着脱可能な錠前との連動させた組み合わせ使用も出来る。
セキュリティボックス又はケースの内部を、内部に具設したジャバラ形状の幕で覆い隠すことも出来る。
錠前及び互換性のある錠前装着部、錠前機構、本体又は開閉自在の扉から成る各収納部材に、固有の識別番号を認識させ、錠前を装着させる際に、互いに識別番号を登録又は記録又は照合させ、収納物を入れる際に、あらかじめお互いに照合した同士の是非をとることにより、間違った使用をしないように確認及び阻止できる。
また、形状の違う錠前を装着して使用できる、錠前アダプターを開示する。錠前装着部を有する錠前アダプターは、錠前を装着する際は、錠前装着部に装着して使用する。
したがって、形状の縮小等分化した錠前でも装着でき、かつ複数同時に装着も可能である。
錠前アダプターの形状は、いろいろなタイプの錠前にそれぞれ対応できる。
標準タイプの錠前の形状タイプに、形状の縮小等分化した錠前のタイプを装着して使用するモデル。
ドアのロックシステムに使用するタイプは、大型で厚みのある重厚タイプ。
以上のように、錠前アダプターを使用すれば、いろいろなバリエーションの互換性のある錠前を使用できる。
ミニサイズ、マイクロミニサイズ等のSDカードを、準サイズのSDカードで使用できるように、互換性を持たせて、いろいろな組み合わせで使用できる。
また、錠前装着部に装着した、形状の大きさの違う錠前を変換使用するために、錠前アダプターにギヤー比の違いにより、閂の移動距離を増幅できる装置が搭載されるタイプもある。
小さいタイプの錠前の閂の移動距離に対し、大きいタイプの錠前の、閂の移動距離になるようにセットする。
錠前は固有識別番号を具備し、前記固有識別番号を具備する本体と開閉自在な扉に、係合する際に、互いの前記錠前識別番号を照合させ、関連させて後に収納物を収納すれば、収納物を間違って納入又は取り出すことを阻止できる又は未然に防げる。
ダミー錠を、非接触で操作でき、電波や光線又は磁力で操作できる。また、操作部を錠前の前面に、通常使用する錠前の施解錠操作部とは別の操作部を設置すれば、錠前装着部から取り外さなくても操作できる。
強化合成樹脂から成る、セキュリティボックスの強度において軍事レベルの使用強度をクリアすれば、海外来航先でのテロや災害時において、ヘルメットや盾として身を守ることも可能になる。
また、強化合成樹脂から成り、耐火、耐熱、耐水に強く、スケルトン効果により太陽電池パネル発電機も内蔵でき、災害時に貴重品以外にも、非常用食料、飲料、懐中電灯、充電器、電気コンロ、小型蓄電池などを収納部に搭載し携帯すれば、災害救助対策にも役立つ。
ナノテクノロジー等の最新の素材を応用して、より強度により軽くでき、防犯強化機能を高めることができる。
下記記載の、各手段に応用できる。
スキミング防止。
パルス対策。
防水対策。
耐食。
耐薬。
耐磁。
耐光。
1−A:錠前
1−B:錠前
2−A:閂
2−B:閂
3−A:保護部材
3−B:保護部材
4−A:スペースエリア
4−B:スペースエリア
5−A:ストライクエリア
5−B:ストライクエリア
6:稼動動作部
7:スライド式摘子
8−A:弾性体
8−B:弾性体
9:挟持部
10:凸設部分
11:凸設部分
12−A:ダミー錠
12−B:ダミー錠
13:蝶番
14:施錠と解錠の操作部
15:主面
16:裏面
17:壁面
18:壁面
19:摘子
20:共通の閂
21:セキュリティボックスの本体
22:セキュリティボックスの蓋
23−A:錠前装着部
23−B:錠前装着部
24:閂開放部エリア
25:同一の開口部
26:隠蔽部材を具設した錠前
27:隠蔽部材
28:セキュリティボックスの蓋
29:セキュリティボックスの本体
30−A:装着部
30−B:装着部
31−A:錠前
31−B:錠前
32−A:閂
32−B:閂
33−A:保護部材
33−B:保護部材
34−A:スペースエリア
34−B:スペースエリア
35−A:ストライクエリア
35−B:ストライクエリア
36:円軸
37:閂
38:円盤型回動部
39:摘子
40:劣弧部分
41:同一の開口部
42:上部縁端部
43:下部縁端部
44:閂収納部
45:閂
46:歯筋部
47:係合部材
48:弾性体
49:ストライク
50:歯車部
51:歯筋部
52:中心軸
53:「L字型」の先端部
54:閂
55:錠前装着部
56:錠前
57:閂
58:錠前
59:閂
60:キューブ型閂ホルダー
61:セキュリティボックスの本体
62:セキュリティボックスの蓋
63−A:錠前装着部
63−B:錠前装着部
63−C:錠前装着部
64:開口部の縁端
65:凸部形状の複数の閂
66:凸部形状の複数の閂
67:内側壁
68:間隔部
69:直下位置
70:プレート
71−A:錠前
71−B:錠前
71−C:錠前
72−A:閂
72−B:閂
72−C:閂
73−A:保護部材
73−B:保護部材
74−A:スペースエリア
74−B:スペースエリア
75−A:ストライクエリア
75−B:ストライクエリア
76:側面内側
77:内壁
78:遊動幅
79:厚み幅
80−A:閂
80−B:閂
81−A:先端片
81−B:先端片
82−A:錠前
82−B:錠前
83:錠前着脱係合部材
84:錠前
85:錠前の凹部
86:錠前収納ケースの凸部
87:錠前収納ケース
88:錠前欠切部
89:係合部材
90:錠前収納ケースの蓋
91−A:錠前
91−B:錠前
92−A:閂
92−B:閂
93−A:ダミー錠
93−B:ダミー錠
94:錠前装着部
95:錠前係止部材収納部
96:錠前係止部材
97:錠前装置の蓋
98:下部縁端部
99:欠切係合部
100:錠前装置の本体
101−A:錠前
101−B:錠前
102−A:閂
102−B:閂
103−A:錠前装着部
103−B:錠前装着部
104:空間部エリア
105−A:ストライクエリア
105−B:ストライクエリア
106:開口部
107:欠切孔
108:スライド摘子
109:共通の閂に具備する欠切係合部
110:共通の閂
111:「Lの字」型閂ホルダー
112:「コの字」型閂ホルダー
113:キャップ形状の閂ホルダー
114:錠前装着部
115:閂収納凹部
116:「コの字」型の閂ホルダー
117:錠前
118:ピン状の閂
119:スペースエリア
120:凹部
150:凸部
151:錠前
152:閂
153:押進部材
154:摘子
155:案内講
156:錠止部材
157:錠前操作部
158:鍵
159:係合部材
160:弾性体
161:キャップ
162:ダミー錠
163:欠切孔
164:本体
165:開閉スイッチ
166:凸部材
167:共通の閂
168:中心軸
169:天面欠切孔
170:同一の開口部
171:本体
172:欠切孔
173:案内講
174:施解錠操作部材
175:施解錠操作部材
176:錠止部材
177:錠止部材
178:共通の閂
179:閂
180:閂
181:閂
182:閂
183:保護部材
184:閂
185:回動部
186:円軸
187:傾斜面
188:水平安定部材
189:傾斜面
190:水平安定部材
191:錠前
192:閂
193:保護部材
194:エリア
195:錠前装着部
196:エリア
197:傾斜面
198:水平安定部材
199傾斜面
200:水平安定部材
201:閂
202:閂
203:保護部材
204:傾斜面
205:水平安定部材
206:傾斜面
207:水平安定部材
210:前面蓋
211:連結部材
220:ダミー錠
221:閂
222:ダミー錠
223:閂
224:ダミー錠
225:閂
226:ダミー錠
227:閂
228:ダミー錠
229:閂
230:ダミー錠
231:閂
232:ダミー錠
240:ダミー錠
241:ダミー錠操作つまみ
242:閂
243:錠前
244:施解錠操作部
245:閂係合部材
246:欠切孔
250:欠切係合部
254錠止部材
295:錠前係止部材収納部
296:錠前係止部材
297:錠前係止部材
本発明は、本体と開閉自在な扉が互に接する同一の開口部に、共通のロック部材と錠前機構を有し、錠前機構が有する、施解錠操作部、錠前、錠止部材、ダミー錠、連結係合部材等の組み合わせた操作手段により、共通のロック部材が、施錠状態又は解錠状態のいずれの状態でも、本体と開閉自在な扉から構成される収納部材の扉や建築部材のドア等を、施錠又は解錠又は強制錠止の状態に制御して、継続使用できるシステム備えた錠前機構に関するものである。
従来の金庫の扉や玄関のドア等に搭載された錠前機構は、デザイン及び防犯上、強固に内部に設置され、自分では簡単には錠前の交換ができず、殆どが専門業者に依頼していた。
また、従来の機能としては、錠前を別々の場所に複数設置したダブルロック機能や、錠前が解錠できなく成ると、全ての錠前を解錠できるマスターキーでの解錠方法や、一つの錠前を二通りの方法で解錠する機能があった。
(なお、背景技術を踏まえ、本発明の言葉の定義を、下記に注釈として記載する。)
「ダミー錠」とは、解錠操作が不可能な状態に維持し、かつ強制的に施錠又は錠止の状態に維持する手段を具備した、ダミー(偽)の閂及びダミー閂の作用を具備する部材を含む、概念の総称であり本発明では、「ダミー錠」で統一表記する。
「錠前機構」とは主に、保護部材、閂又は閂作用を具備した部材、共通のロック部材、錠前係止部材、錠前装着部、連結部材、案内部材、管理部材等を配設した、一連に組み合わされた閂機構又はロックシステムのことである。
「保護部材」とは、閂ホルダー及び遮蔽部材から成り、錠前が具備する閂を 外力による破壊から遮蔽して守る、閂作用を具備する部材のことであり、共通のロック部材、及び施解錠操作部材と錠前が具備する閂の施解錠の操作手段、又はダミー錠の強制錠止の手段に応動した閂の作用効果を有するものである。
さらに、保護部材は、他の係合部材を係合させて、応動させる部材としての役割もある。
また、「閂ホルダー」とは、錠前が具備する閂を覆う又は遮蔽する状態で保護する形状を有する部材(前記保護部材)のことである。
「施錠操作及び解錠操作を阻止する手段又は施解錠の操作部の操作を阻止する手段」とは、錠前に具備する閂の操作部を隠蔽して、施解錠の操作を不能にする手段のことである。
錠前に具備する「主面」とは、錠前の操作部又は表示部がある面のことであり、「他面」とは、錠前の操作部又は表示部がない面のことである。
なお、本発明において、特別な記載注意事項がない限り、基本的に錠前の施解錠の操作部は、上記記載の「錠前の主面」に具設されているものとする。
特開2009−62780号公報
特開2003−285858号公報
特開2008−196293号公報
実登49−98300号
従来のセキュリティケースや建物のドア等のロックシステムである錠前機構は、デザインや防犯上内設されることが多く、交換の際は、自分で簡単には交換できず、高額な交換代金を支払い、専門業者に依頼することが殆どであった。
鍵の紛失、盗難又は錠前の故障や、電気、電子関係を使用した錠前の電力消耗等で、施錠又は解錠の操作不能の場合、錠前機構の継続使用ができなくなるか、合鍵を携帯していても、故意に錠前の鍵を窃盗又は紛失した鍵を拾得した第三者による、元の鍵を使用した、錠前機構の解錠操作の恐れがあったが、直に錠前の使用停止対策が取れず、現状のままの状態で放置するしかなかった。
また、複数の錠前を、同じ錠前装着部に同時に搭載して使用する、又は最新式の錠前を選んで搭載させることはできず、錠前のセキュリティレベルは、簡単には上げられなかった。
また、施解錠操作部及び錠前に対する、強制解錠行為の外力に対し、錠止力を増減させる手段又は安定した状態で維持できる手段を搭載した錠前機構はなかった。また、錠前装着部に装着した錠前を変更又は交換する、管理者を限定できる機能錠前機構はなかった。
小さいサイズの錠前を、大きいサイズの錠前装着部に装着させ、本体と開閉自在な扉を、大きさの異なる錠前で施解錠操作する操作手段はなかった。
閉口した管理部材の錠前装着部に装着した錠前を、他の管理部材を開口して、取り外すことが出来る管理部材と操作方法を持つ錠前機構はなかった。
管理部材の本体と扉を、継合して施錠する又は解錠する係合部材を有する錠前機構はなかった。
また、本体と開閉自在の扉を、係合部材で継合して、施錠する又は解錠する錠前機構はなかった。
従来の錠前を使用したセキュリティボックスの施錠又は解錠の操作方法で、一箇所の開口部を複数の錠前どちらか一方で施錠又は解錠する操作手段は、携帯サイズのセキュリティボックスには無かった。
また、鍵の紛失、盗難又は錠前の故障や、電気、電子関係を使用した錠前の電力消耗等で施錠又は解錠の操作不能の場合、セキュリティボックスの継続使用ができなくなるか、合鍵を携帯していても故意に鍵を窃盗又は紛失した鍵を所持した第三者による、元の鍵を使用したセキュリティボックスの解錠操作の恐れがあった。
従来の錠前を使用したセキュリティボックスは、錠前を解錠できなくなった時、鍵業者に頼んで開けてもらうことはあったが、錠前の故障や鍵の紛失時に、施錠できなくなったセキュリティボックスを鍵業者に頼んで閉めてもらうことはなく、セキュリティボックスが使用不能と成り、錠前とセキュリティボックス全てがそのままごみとなってしまうことがあった。
従来のセキュリティボックスはバリエーションが少なく、鍵や錠前の種類、解錠率、セキュリティボックスの形状など、任意で自由に組み合わせて使用もできず、セキュリティボックスの収容部に書類など丸めたり折ったりして収納するか、折れないものは大きなジュラルミンケースの代用など、収納品をセキュリティボックスの形状に合わせて使っていた。
携帯型セキュリティボックスは安く製造する量産型が多く、鍵の紛失、鍵や錠前の破損等、施錠又は解錠の操作機能が使用ができなくなった場合又はセキュリティボックスの錆や歪みなどによる使用不能の場合、修理代金の方が購入代金より高い傾向にあるか、若しくは海外製品又は構造上の問題で修理不可能の為、ごみとなってしまう場合が多かった。
従来の錠前を備えた金庫の使用方法において、ダイヤル錠とシリンダー錠を合わせた高度なダブルロック防犯機能を搭載していても、施錠と解錠の操作の煩わしさから、通常使用時にダイヤル錠は解錠しておき、他方一箇所の、防犯効果が下がったままのシリンダー錠のみで施錠と解錠の操作をしている場合もあった。
従来のセキュリティボックスは固定された錠前を、高度な防犯機能の付いた錠前や進化する新しい機能の錠前に簡単に交換できなかった。
従来の錠前は、故障や鍵の紛失等で、錠前が使用できなくなった場合でも、現状のままの状態ですぐに錠前の使用停止対策が取れていなかった。
従来のセキュリティボックスは、錠前が使用できなくなると、セキュリティボックスとしての機能が働かなくなり、その時点でセキュリティボックスの継続使用ができなくなった。
従来のセキュリティボックスの錠前のセキュリティレベルは、簡単には上げられなかった。
同じ錠前装着部に、錠前を複数装着して、使用者の限定機能が付いた錠前機構はなかった。
錠前機構の付いたドアに、いろいろな錠前の種類を搭載できるドアはなかった。
同じ建物内の住居でも、簡単に、錠前の種類を何度も日替わりで変えられるドアはなかった。
錠前を無くして、直に強制錠止できる錠前機構はなかった。
同じ方向に、ダミー錠を搭載できる錠前はなかった。
錠前機構の錠前を変更する際に、変更できる錠前を限定できる機能はなかった。
錠前装着部に、そのままダミー錠を装着できるドアはなかった。
上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉が互いに接する同一の開口部に、施解錠操作部材と錠止部材と共通のロック部材と、を有し、前記施解錠操作部材が有する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材が有する係止部材を、突出させて保持する強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる同一の開口部は、いずれかの前記施解錠操作部材による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記施解錠操作部材による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記施解錠操作部材による施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該施解錠操作部材による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記施解錠操作部材による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする同一の開口部を提供する。
また、前記同一の開口部に、錠前と当該錠前を着脱できる錠前装着部とを有し、前記錠前が具備する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前の施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該錠前による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、施解錠の操作部並びに表示部を具備する主面と、前記操作部並びに前記表示部を具備しない他面と、を兼備する前記錠前を回転させ、前記主面又は前記他面のいずれかに向けた状態で、前記錠前装着部に装着させる錠前機構は、前記錠前装着部に施錠状態に保持された前記錠前を装着し、前記共通のロック部材を錠止させる手段と、前記主面を回転させて前記他面に向けて装着する隠蔽手段と、で前記主面に具備する前記施解錠の操作部並びに表示部の操作を阻止して、前記共通のロック部材を強制錠止させることを備えた錠前機構を提供する。
また、閂とダミー錠を兼備する前記錠前は、前記閂を突出させて施錠させる前記施解錠操作手段とは異なる別の錠止操作手段で、前記ダミー錠を突出させて強制錠止し、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前の解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前が施錠不能の場合、施錠不能の当該錠前が具備する前記閂に代えて前記別の錠止操作で、兼備する前記ダミー錠を突出させた状態で前記錠前装着部に装着する強制錠止の手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記錠前が有する前記閂を突出させる施錠手段と、前記主面を回転させて前記他面に向けて装着する隠蔽手段と、で、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御する作用効果と同等の作用効果を具備し、かつ当該同等の作用効果を実施する為の外郭又は外形から成る形状を有する独立した単体の形状を有して成る前記ダミー錠を、前記錠前装着部に着脱させる錠前機構は、前記ダミー錠を操作して前記錠止部材を突出させ、前記同等の作用効果を実施又は実行する為の外郭又は外形の形状を成形させて用いるか、もしくは独立させた単体の形状で予め形成された外郭又は外形を有する形状部材から成る前記ダミー錠か、を、前記錠前装着部に装着させて、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御させる前記作用効果と、当該作用効果を実施する為の外郭又は外形の形状と、を兼備する前記ダミー錠を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記同一の開口部が解錠状態で開口した場合に、錠前係止部材を取り外して、前記錠前装着部に装着した前記主面又は前記他面に向けた前記錠前と、前記ダミー錠を突出して保持した前記錠前と、前記独立させた単体の形状を有して成るダミー錠と、を取り外す又は嵌合させて固定させる前記錠前係止部材を備えた錠前機構は、前記錠前係止部材を、前記錠前装着部に係合させて空間部を埋める役割又は蓋の役割を有する当該錠前係止部材を取り外して着脱スペースを開設し、前記スペースを応用する又は前記スペースに移動させる手段で、施錠状態で前記閂を突出させた前記錠前と、施錠状態でダミー錠を突出させた前記錠前と、前記独立させた単体の形状から成るダミー錠と、を、前記錠前装着部に着脱自在に装着させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、筐体と蓋から成る管理部材は、前記錠前装着部を内設し、前記蓋を開いて前記錠前装着部に前記錠前を着脱させ、かつ遠隔操作部材を有する限定された管理部材のみ、他の管理部材が有する前記蓋が閉じた状態でも、前記遠隔操作部材を操作して当該他の管理部材が有する案内部材と係合した連結部材を応動させて前記蓋を強制的に開閉し、内設する前記錠前装着部に前記錠前を着脱させる錠前機構は、前記限定された管理部材が内設する前記錠前装着部に装着した前記錠前を解錠して、前記蓋を開いた状態に保持し、かつ前記遠隔操作部材を操作して、前記案内部材を非接触状態で応動させるか、当該遠隔操作部材に係合させた状態か、で移動又は回転させる操作手段により、当該他の管理部材が有する前記蓋と前記筐体が互に前記連結部材を挟持する状態で、継合を解く又は継合し、前記筐体と前記蓋を解錠又は施錠の状態に制御して、当該他の管理部材が内設する前記錠前装着部に、前記錠前を着脱させることを特徴とする錠前機構を提供する。
さらに、上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉は互に接する同一の開口部に共通のロック部材を有し、前記本体又は前記扉もしくはその両方に具設した錠前装着部に、閂とダミー錠とを共に収納した状態の錠前を装着でき、かつ施錠状態である前記閂を突出させた状態の前記錠前又は前記ダミー錠を突出させた状態の前記錠前を、前記錠前装着部に着脱できる錠前であって、当該錠前は、いずれか一方の前記錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他方の前記錠前が具備する施解錠の操作部を操作して前記閂で前記共通のロック部材を解錠状態又は施錠状態に制御する手段と、いずれか一方の前記錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、前記錠前が具備する前記ダミー錠を突出させて前記共通のロック部材を強制錠止する手段かつ他方の前記錠前が具備する前記閂で前記共通のロック部材を施錠状態又は解錠状態に制御する手段と、で前記同一の開口部を開閉させる手段を備えることを特徴とする錠前を提供する。
また、上記錠前は、前記錠前装着部に回転させて装着できる錠前であって、当該錠前に具備する施解錠の操作部がある主面を前記操作部ない他面に向けた隠蔽した状態で前記錠前装着部に装着して、前記錠前が具備する施解錠の前記操作部の操作を阻止する手段を備えたことを特徴とする錠前を提供する。
また、錠前を着脱自在に装着させる錠前係止部材と留め具とを有し、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合に前記留め具を解除して、前記錠前係止部材と錠前とを着脱できる錠前装着部であって、当該錠前装着部に前記錠前の前記主面又は前記他面に向けて装着させる手段と、前記錠前係止部材を取り外して錠前の着脱スペースを開設し、施錠状態である閂を突出させた状態の前記錠前又は施錠状態であるダミー錠を起立させた状態の前記錠前を、開設した前記スペースに移動させて着脱させる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
形状の縮小等分化した錠前を、一つの前記錠前装着部に複数装着できる錠前装着部であって、形状の縮小等分化した前記錠前を、一つの前記錠前装着部に重装しかつ各前記錠前の施解錠の操作を同時使用する手段と、前記錠前を重装した錠前収納ケースを着脱できる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
錠前が具備するダミー錠と同じ作用効果有し、かつ前記錠前から独立させた単体の形状を有して成るダミー閂の作用を具備する部材を、着脱できる錠前装着部であって、前記ダミー閂の作用を有する部材を当該錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止する手段を備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
請求項1または2に記載の錠前を具設し、かつ保護部材と閂部材とを一連に組み合わされた閂機構から成る錠前機構であって、当該錠前機構に具設された閂片を具備する閂を、本体と開閉自在の扉が具備する内壁に対比させ、前記閂の仕様の変更をして、前記閂片と前記内壁が互いに対示又は対向或いは係合して動止させる施錠手段と、前記錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に前記保護部材を介在させ、前記錠前が具備する前記閂に対する外部から直接受ける破壊力を軽減又は回避又は遮断させる手段と、を兼備したことを特徴とする錠前機構を提供する。
錠前装着部に装着した請求項1または2に記載の錠前を保護する保護部材であって、錠前機構に具設された閂作用部材と前記錠前が具備する閂との間に前記保護部材を介在させて、前記錠前が具備する前記閂を覆う又は遮蔽する手段を備えたことを特徴とする保護部材を提供する。
閂作用を有し、錠前が具備する閂による施解錠の操作に応動する保護部材であって、一つの錠前装着部に形状の縮小等分化した錠前を重装させ、各前記錠前の施錠の操作で前記閂それぞれが同時に前記保護部材を係止させて共通のロック部材を施錠状態に制御し、かつ各前記錠前の解錠の操作で前記閂それぞれが同時に解錠した場合にのみ、各前記閂により係止していた前記保護部材が稼動状態と成り前記ロック部材を解錠状態にする手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の保護部材を提供する。
形状の縮小等分化した錠前を重層して、各前記錠前による施解錠の操作かつ同時使用の手段を具備する錠前収納ケースであって、当該錠前収納ケースが具備する錠前係合部と互換性のある前記錠前の具備する前記錠前係合部とを係合させて、錠前の外形の形状又は外形の容積を変更せずに前記錠前を装着した前記錠前収納ケースを錠前装着部に装着できる手段と、前記錠前収納ケースに装着した前記錠前の施解錠の操作部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とする錠前収納ケースを提供する。
具備する錠前装着部に、錠前を備えた本体と開閉自在の扉であって、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材のいずれかの形状を備えたことを特徴とする本体と開閉自在の扉を提供する。
部材の構造を小型軽量化にできる軽量強化部材から成る錠前と錠前機構と錠前装着部材とを、本体と開閉自在の扉の内部に着脱できるセキュリティボックスであって、当該セキュリティボックスは、透明または半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成る可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、前記錠前装着部が具備する留め具を解除して錠前係止部材を着脱し、閂とダミー錠とを収納した解錠状態の前記錠前かつ施錠状態で前記閂を突出させた状態又は前記ダミー錠を起立させた状態の前記錠前を、前記本体と前記扉の内部に具設した前記錠前装着部に装着する手段と、前記錠前を装着した錠前収納ケースかつ錠前着脱係合部材に装着して、前記本体と前記扉の内部に装着する手段と、前記セキュリティボックスに具備する隠蔽部材又は光学液晶及び電性液晶の作用効果で、前記錠前に具備する施解錠の操作部かつ前記セキュリティボックスの内部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、上記セキュリティボックスは、筐体又は筒状又はキャップ状又はハニカム構造から成る空洞化形状又は固体形状等の形状、或いはごく細い棒状の形状又はごく薄い板状の形状等の形状とデザイン加工を施した形状を兼備し、軽量でかつ堅固な部材から成る錠前及び錠前機構及び錠前装着部を備えことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
また、上記セキュリティボックスは、錠前に具備するダイヤルやデジタル等の表示部を含む施錠操作又は解錠操作の操作部を隠蔽する手段を備えことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、前記セキュリティボックスは、施錠状態又は解錠状態いずれの場合でも、複数いずれかの錠前で、同一の開口部を開閉して継続使用ができるセキュリティボックスであって、一方の前記錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他方の前記錠前による施解錠の操作する手段と、一方の前記錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、解錠状態の前記錠前に具備するダミー錠を起立させた状態にして前記錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止させる手段かつ他方の錠前による施解錠の操作手段と、前記錠前装着部に装着した複数いずれかの錠前による施解錠の操作が不能の場合、前記錠前が具備する前記主面を前記他面に向けて前記錠前装着部に装着させる又は前記錠前が具備する隠蔽部材で前記錠前の施解錠の操作部を遮蔽して前記錠前の施解錠の前記操作部の操作を阻止する手段と、で前記同一の開口部を複数いずれかの錠前で開閉させる継続使用の手段を具備したセキュリティボックスを提供する。
本体と開閉自在の扉が互いに当接する同一の開口部に、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該施解錠操作部材による施解錠操作手段に代えて、同一の開口部が具備する錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉でき、取り外し可能な錠前及びダミー錠に代えて、固定された施解錠操作部材と錠止部材で、同じ作用効果を使用でき、複数の施解錠操作手段と強制錠止手段を使用したセキュリティボックス継続使用の開閉手段も兼備することを特徴とした同一の開口部を提供する。
同一の開口部に、錠前と前記錠前を着脱できる錠前装着部と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの錠前が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、いずれかの錠前が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前に代えて、錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉させる手段を備えたことを特徴とする同一の開口部を提供する。
ダミー錠を兼備する錠前を錠前装着部に着脱できる同一の開口部であって、いずれかの錠前が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、いずれかの錠前が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前に代えて、兼備するダミー錠か、同一の開口部が具備する錠止部材か、で強制錠止する手段と、かつ他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉できることを特徴とする同一の開口部を提供する。
固定されていても、取り外しできる錠前と、同じ作用効果がある。
錠前を錠前装着部に着脱できる錠前係止部材であって、錠前装着部に具設された当該錠前係止部材を取り外して空間を開設し、開設したスペースを応用して、錠前装着部に錠前の具備する閂と、ダミー錠と、を突出した状態又は収納した状態でも、錠前を着脱できる手段を備えたことを特徴とする錠前係止部材である。
錠前係止部材は、錠前装着部の蓋の役目も兼ねる。
錠前係止部材は、錠前の具備する閂の、稼動部分とは反対側に装着できる。
錠前係止部材は、複数の錠前の中心部に装着できる。
錠前係止部材は、錠前収納ケースに錠前が装着された状態でも使用できる。
また、解錠又は施錠の状態の錠前、ダミー錠を突出させた状態の強制錠止状態でも、容易に錠前装着部に着脱できる部材である。
錠前係止部材は、錠前装着部を備えていなくても良い。
錠前係止部材は、施錠した状態の錠前が、取り出せるだけのスペースを、確保することが目的である。
錠前係止部材は、スライド式、はめ込み式、ねじ込み式、他の止具等で止める単なる板状や蓋上でも良い。
錠前係止部材は、複数の錠前を抑える目的、又は錠前を取り外すスペースを確保する場合、複数の錠前それぞれに分かれて、係合させても良い。
また、錠前装着部の外部に係合させた蓋の役割、又は錠前装着部の内部に装着して、錠前装着部に装着した錠前の着脱時に使用する必要な内部空間を埋める役割としても応用できることを特徴とする錠前係止部材を提供する。
保護部材又は当該保護部材と閂作用部材との両方に、楔作用効果を有する傾斜面を具備する錠前機構であって、当接する閂作用部材の押圧力に比例して、傾斜面から得る楔作用効果で保護部材を施錠方向に押入し、錠止力を増減させる応動手段を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
閂作用部材が具備する傾斜面の局所に具設して、平常時は、前後、上下、左右又は斜め等に当接する、当該傾斜面を水平位置に保つ水平安定部材である。
また、一定以上の押圧時に、当接した前記水平安定部材を押圧して傾斜面の角度を形成する。
そして、閂作用部材が具備する傾斜面の角度による楔作用効果で押圧力に比例して、斜め前方方向等の錠止方向に押圧する。
その結果、施錠作用効果を増減させる手段を備えたことを特徴とする水平安定部材を提供する。
さらに、上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉は互に接する同一の開口部に共通のロック部材を有し、本体又は扉もしくはその両方に具設した錠前係止部材を有する複数の錠前装着部に、閂とダミー錠とを共に収納した状態の錠前を装着でき、かつ施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、錠前係止部材を取り外して開設したスペースを応用して錠前装着部に着脱できる錠前であって、当該錠前は、いずれかの錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他のいずれかの錠前が具備する施解錠の操作部を操作して応動させた閂でロック部材を解錠状態又は施錠状態に制御する手段と、いずれかの錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、錠前が具備するダミー錠を起立させてロック部材を強制錠止する手段かつ他のいずれかの錠前が具備する閂でロック部材を施錠状態又は解錠状態に制御する手段と、で同一の開口部を開閉させる手段を備えることを特徴とする錠前機構、又は当該錠前機構に使用する錠前を提供する。
また、上記錠前は、錠前装着部に装着する当該錠前の面を代えて装着できる錠前であって、当該錠前に具備する施解錠の操作部がある主面を回して当該操作部を隠蔽した状態で前記錠前を錠前装着部に装着して、錠前が具備する施解錠の操作部の操作を阻止する手段を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、錠前を着脱自在に装着させる錠前係止部材を有し、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合に、錠前係止部材と錠前とを着脱できる錠前装着部であって、当該錠前装着部に錠前の前記操作部を有する主面又は前記操作部を有しない他面を本体又は扉の表示面に向けて装着させる手段と、錠前係止部材を取り外して錠前の着脱スペースを開設し、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又は施錠状態であるダミー錠を起立させた状態の錠前を、開設したスペースに移動させて着脱させる手段を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、形状の縮小等分化した錠前を、一つの錠前装着部に複数装着できる錠前装着部であって、形状の縮小等分化した錠前を、一つの錠前装着部に重装しかつ各錠前の施解錠の操作を同時使用する手段と、錠前を重装した錠前収納ケースを着脱できる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする上記錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、上記錠前が具備するダミー錠と同じ作用効果を有し、かつ錠前から独立させた単体の形状を有して成るダミー閂の作用効果を具備する部材を、着脱できる錠前装着部であって、ダミー閂の作用効果を有する部材を当該錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止する手段を備えたことを特徴とする錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、上記錠前を具設し、かつ保護部材と閂作用部材とを一連に組み合わされた閂機構から成る錠前機構であって、当該錠前機構に具設された閂片を具備する閂を、本体と開閉自在の扉が具備する内壁に対比させ、閂の仕様の変更により、前記閂片と前記内壁が互いに対示又は対向或いは係合して動止させる施錠手段と、錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に保護部材を介在させ、錠前が具備する閂に対する外部から直接受ける破壊力を軽減又は回避又は遮断させる手段と、を兼備したことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記錠前装着部に装着した錠前を保護する保護部材であって、錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に保護部材を介在させて、錠前が具備する閂を覆う又は遮蔽する手段を備えたことを特徴とする保護部材を有する錠前機構を提供する。
また、閂作用効果を有し、錠前が具備する閂による施解錠の操作に応動する保護部材であって、一つの錠前装着部に形状の縮小等分化した錠前を(2分の1サイズの錠前を2個、3分の1サイズを3個等)重装させ、各錠前の施錠の操作で閂それぞれが同時に保護部材を係止させて共通のロック部材を施錠状態に制御し、かつ各錠前の解錠の操作で閂それぞれが同時に解錠した場合にのみ、各閂により係止していた保護部材が稼動状態と成りロック部材を解錠状態にする手段を備えたことを特徴とする前記保護部材を有する錠前機構を提供する。
また、形状の縮小等分化した前記錠前を重層して、各錠前による施解錠の操作かつ同時使用の手段を具備する錠前収納ケースであって、当該錠前収納ケースが具備する錠前係合部と互換性のある錠前の具備する錠前係合部とを係合させて、錠前の外形の形状又は外形の容積を変更せずに錠前を装着した錠前収納ケースを錠前装着部に装着できる手段を備えたことを特徴とする錠前収納ケースを有する錠前機構を提供する。
また、具備する錠前装着部に、上記錠前を備えた本体と開閉自在の扉であって、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材のいずれかに適用できる構成を備えたことを特徴とする本体と開閉自在の扉を有する錠前機構を提供する。
また、部材の構造を小型軽量化にできる軽量強化部材から成る錠前と錠前機構と錠前装着部材とを、本体と開閉自在の扉の内部に着脱できるセキュリティボックスであって、透明または半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成る可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、錠前装着部が具備する留め具を解除して錠前係止部材を着脱し、閂とダミー錠とを収納した解錠状態の錠前かつ施錠状態で閂を突出させた状態又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、本体と扉の内部に具設した錠前装着部に装着する手段と、錠前を装着した錠前収納ケースかつ錠前着脱係合部材に装着して、本体と扉の内部に装着する手段と、セキュリティボックスに具備する隠蔽部材又は光学液晶及び電性液晶の作用効果で、ダイヤルやデジタル等の表示部を含む錠前に具備する施解錠の操作部やセキュリティボックスの内部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、上記セキュリティボックスは、筐体又は筒状又はキャップ状又はハニカム構造から成る空洞化形状又は固体形状等の形状、或いはごく細い棒状の形状又はごく薄い板状の形状等の形状とデザイン加工を施した形状を兼備した軽量でかつ堅固な部材から成る錠前及び錠前機構及び錠前装着部を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらにまた、前記セキュリティボックスは、施錠状態又は解錠状態いずれの場合でも、複数いずれかの錠前で、同一の開口部を開閉して継続使用ができるセキュリティボックスであって、複数いずれかの錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他の複数のいずれかの錠前による施解錠の操作をする手段と、複数いずれかの錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、解錠状態の錠前に具備するダミー錠を起立させた状態にして錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止させる手段かつ他の複数のいずれかの錠前による施解錠の操作手段と、錠前装着部に装着した複数のいずれかの錠前による施解錠の操作が不能の場合、錠前が具備する施解錠の操作部を有する主面を隠して錠前装着部に装着させる又は錠前が具備する隠蔽部材で錠前の施解錠の操作部を遮蔽して錠前の施解錠の操作部の操作を阻止する手段と、で同一の開口部を複数いずれかの錠前で開閉させる継続使用の手段を具備したセキュリティボックスを提供する。
また、本体と開閉自在の扉が互いに当接する同一の開口部に、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該施解錠操作部材による施解錠操作手段に代えて、同一の開口部が具備する錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉でき、かつ取り外し可能な錠前及びダミー錠に代えて、固定された施解錠操作部材と錠止部材で、同じ作用効果を使用でき、複数の施解錠操作手段と強制錠止手段を使用したセキュリティボックス継続使用の開閉手段も兼備することを特徴とした同一の開口部を提供する。
本発明の効果として、本発明の錠前は、本体又は開閉自在の扉もしくはその両方の錠前装着部に着脱自在に装着できる錠前であり、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前の閂に代えて、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させる手段により、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する錠前である。
また、本発明の錠前は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況でも、施錠又は解錠の操作不能となった錠前を、本体又は開閉自在の扉から一度取出し、施錠と解錠の操作部がある主面を回転させ他面に向けて再装着する手段により、施錠と解錠の操作部を隠蔽して錠前操作を阻止する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も兼備する錠前である。
錠前の短手方向の、断面図の形状が正四角形であれば、錠前の4面を向けた状態で装着できる。
また、本体及び開閉自在の扉もしくはその両方に具備する錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、錠前の施錠と解錠の操作部のある主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着できる。
さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
さらに、一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、(2分の1サイズの錠前を2個、3分の1サイズを3個等)重ねて重装でき、各錠前の同時使用もできる。
また、錠前収納ケースは、錠前と互換性のある係合部を兼ね備え、錠前の兼ね備えた係合部を錠前収納ケースの係合部に係合させて装着することで錠前装着部に装着する際の、錠前の収納容積又は外形の形状又は外形の容積の変化がないまま錠前を容易に単体もしくは複数重ねて錠前装着部に着脱できる。
例えば、錠前収納ケースに縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
また、錠前を回転させずに錠前収納ケースに装着し、装着した錠前の主面を向けた状態で錠前収納ケースを錠前装着部に装着しても、錠前収納ケースの係合部が錠前の施錠及び解錠の操作部又は操作表示部を隠蔽できる。
また、本発明の錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を保護する保護部材は、一連に組み合わされた閂機構である錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を遮蔽又は覆う保護作用と施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。
錠前機構及び保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させることができる。
また、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することで、錠前が具備する閂の構造を、過剰に堅固な耐久性を持たない小型軽量化にすることができる。
また、錠前着脱係合部材は、錠前着脱係合部材の装着部に錠前を装着して、本体及び開閉自在の扉の内部に、ワンタッチで容易に着脱自在にセットでき、一度に複数の前記錠前の交換ができる。
また、錠前係止部材は、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合にのみ、錠前装着部が具備する留め具を解除して、錠前装着部の内部に具設された錠前係止部材収納部に着脱できる。
錠前係止部材は、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合にのみ、錠前装着部の内部に具設された錠前係止部材収納部又は錠前装着部の外側に位置する蓋として着脱できる。
その場合に、必ずしも留め具がなくても良い。
一例として、ねじ込み式でも良い。
さらに、前記錠前係止部材を取り外して、施錠状態である錠前の着脱スペースを空けて、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、開設して空けたスペースに移動させて着脱できる。
錠前係止部材を取り外して、施錠状態である錠前の着脱スペースを空けて、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を突出させた状態の錠前を、開設して空けたスペースに移動又は増設したスペースを使用して着脱できる。
さらに、本発明の錠前は、錠前装着部と錠前収納ケースと錠前係止部材と保護部材と錠前機構と共に互換性及び互いに係合部を有することにより、用途や目的に合わせて、本体及び開閉自在の扉から成る建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体等の形状及び錠前作用を具備した装置(部材)を選択して使用できる。
錠前装着部や錠前装置が具設された、ドア又は引き戸でも良い。
上記記載の各効果を有する本発明の錠前を、着脱自在に装着できる本体及び開閉自在の扉から成るセキュリティボックスは、透明又は半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成り、セキュリティボックスを開口せずに視認できる可視化作用とデザイン加工を施した形状とセキュリティボックスに具備する(液晶作用を含む)隠蔽部材により、錠前の施錠と解錠の操作部及びセキュリティボックスの内部を隠蔽する手段を兼ね備え、強化軽量化された多面体又は丸みを帯びたフォルムの形状はファッション効果を生み出し、セキュリティボックスと錠前を自由に組み合わせて、オリジナルなセキュリティボックスを気軽に持ち運べる。
さらに、一方の錠前が施錠したままの解錠不能の状態でも、他方の錠前による解錠操作及び施錠操作の手段と解錠不能の錠前の主面を他面に向けて装着する施錠操作及び解錠操作を阻止する手段又は一方の錠前が解錠したままの施錠不能の状態でも、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着する手段で、セキュリティボックスを強制錠止する手段と他方の錠前による施錠操作及び解錠操作の手段により、セキュリティボックスが互に接する同一の開口部を、複数いずれかの錠前で開口又は閉口でき、セキュリティボックスの継続使用手段を可能とする、本発明の錠前及びセキュリティボックスを提供する。
本発明の効果として、請求項1の錠前は、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前の閂に代えて、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させる手段により、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する錠前である。
請求項2の錠前は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況になっても、当該錠前を、錠前装着部から一度取出し、施解錠の操作部がある主面の方向を他面に向けて再装着する手段により、施解錠の操作部を隠蔽する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も備える。
請求項3の錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、錠前の主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着でき、さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
請求項4の一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、重ねて装着して同時使用もでき、例えば、縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
請求項5の錠前に具備するダミー錠の作用効果を有する錠前から独立した単体の部材でも、錠前装着部に装着させて共通のロック部材を強制錠止できる。
請求項6の錠前機構は、一連に組み合わされた閂機構であり、保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させ、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することができる。
請求項6〜8の保護部材は、錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を、遮蔽又は覆う保護作用と、施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。
さらに、一例として、二つのダイヤル錠でそれぞれ解錠する場合、10×2の20通りの解錠方法で解錠できてしまうが、本発明の保護部材を二つのダイヤル錠それぞれが同時に施錠する事により、一方の錠前が解錠しても他方の錠前が施錠状態で有り、複数のダイヤル錠が同時に解錠する解錠率である、10×10の百分の一の確率でのみ解錠操作が可能と成る。
よって、防犯効果を簡単に上げる事ができる。
請求項9の錠前収納ケースは、一度に複数の錠前を錠前装着部に装着でき、錠前と錠前ケースの係合部に溝を設け、ぴったりと合致させることができ、係合部に錠前の操作部(表示部等)設置しておけば、錠前の他面を向けずに、主面を向けたまま操作部を錠前ケースの係合部で隠蔽した状態で、錠前装着部に装着できる。
請求項10の本体と開閉自在の扉は、本発明の錠前を、装着使用できるので、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体、錠前装置等のいろいろな用途に応用できる。
請求項11のセキュリティボックスは、請求項1〜10記載の機能や軽量強化部材から成る各部材等を搭載でき、さらに、透明又は半透明な合成樹脂等の強化部材から成り、可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、液晶作用効果で内部を隠蔽できる。
請求項12のセキュリティボックスは、複数の錠前の施解錠の操作手段と、ダミー錠による強制錠止手段と、施錠操作と解錠操作を阻止する手段により、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
請求項13〜15の同一の開口部は、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、さらに、錠前装着部を具設して、ダミー錠を兼備する錠前を錠前装着部に着脱でき、いずれかの錠前又は施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前又は施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの錠前又は施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前又は施解錠操作部材に代えて、兼備するダミー錠か、同一の開口部が具備する錠止部材か、で強制錠止する手段と、かつ他のいずれかの錠前又は施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉できる。
請求項16の錠前係止部材は、錠前装着部に具設された当該錠前係止部材を取り外して空間を開設し、開設したスペースを応用して、錠前装着部に錠前の具備する閂と、ダミー錠と、を突出した状態又は収納した状態でも、錠前を着脱できる。
請求項17の錠前機構は、保護部材や閂作用部材に楔作用効果を有する傾斜面を具設して、錠止力を増加させることができる。
請求項18の水平安定部材は、一定以上の押圧時に形状を変形させて、押圧力に比例する施錠作用効果を増加させることができる。
同一の開口部に固定された複数の施解錠操作部材と錠止部材を使用しても、着脱自在の複数の錠前及びダミー錠と同じ作用効果で、共通の閂を強制錠止手段で錠止でき、セキュリティボックスの継続使用ができる。
同一の開口部が強化材で構成されていれば、より錠前機構が守られる。
同一の開口部に具設した共通のロック部材は、二方向にスライドするタイプだけではない。
同一の開口部に具設した共通のロック部材は、施解錠操作部を覆う状態で、施解錠操作部触れないように、ブロックする役目もある。
共通のロック部材は、取り外しができないものもある。
共通のロック部材は、手動又は自動で移動するものもある。
共通のロック部材は、接触又は非接触で操作できる。
錠前装着部に空間を埋める部材を装着して、シングル錠でも、セキュリティボックス又はケースを使用できる
上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉が互いに接する同一の開口部に、施解錠操作部材と錠止部材と共通のロック部材と、を有し、前記施解錠操作部材が有する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材が有する係止部材を、突出させて保持する強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる同一の開口部は、いずれかの前記施解錠操作部材による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記施解錠操作部材による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記施解錠操作部材による施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該施解錠操作部材による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記施解錠操作部材による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする同一の開口部を提供する。
また、前記同一の開口部に、錠前と当該錠前を着脱できる錠前装着部とを有し、前記錠前が具備する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前の施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該錠前による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記同一の開口部に、錠前と当該錠前を着脱できる錠前装着部とを有し、前記錠前が具備する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前の施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該錠前による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、施解錠の操作部並びに表示部を具備する主面と、前記操作部並びに前記表示部を具備しない他面と、を兼備する前記錠前を回転させ、前記主面又は前記他面のいずれかに向けた状態で、前記錠前装着部に装着させる錠前機構は、前記錠前装着部に施錠状態に保持された前記錠前を装着し、前記共通のロック部材を錠止させる手段と、前記主面を回転させて前記他面に向けて装着する隠蔽手段と、で前記主面に具備する前記施解錠の操作部並びに表示部の操作を阻止して、前記共通のロック部材を強制錠止させることを備えた錠前機構を提供する。
また、閂とダミー錠を兼備する前記錠前は、前記閂を突出させて施錠させる前記施解錠操作手段とは異なる別の錠止操作手段で、前記ダミー錠を突出させて強制錠止し、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前の解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前が施錠不能の場合、施錠不能の当該錠前が具備する前記閂に代えて前記別の錠止操作で、兼備する前記ダミー錠を突出させた状態で前記錠前装着部に装着する強制錠止の手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記錠前が有する前記閂を突出させる施錠手段と、前記主面を回転させて前記他面に向けて装着する隠蔽手段と、で、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御する作用効果と同等の作用効果を具備し、かつ当該同等の作用効果を実施する為の外郭又は外形から成る形状を有する独立した単体の形状を有して成る前記ダミー錠を、前記錠前装着部に着脱させる錠前機構は、前記ダミー錠を操作して前記錠止部材を突出させ、前記同等の作用効果を実施又は実行する為の外郭又は外形の形状を成形させて用いるか、もしくは独立させた単体の形状で予め形成された外郭又は外形を有する形状部材から成る前記ダミー錠か、を、前記錠前装着部に装着させて、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御させる前記作用効果と、当該作用効果を実施する為の外郭又は外形の形状と、を兼備する前記ダミー錠を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記同一の開口部が解錠状態で開口した場合に、錠前係止部材を取り外して、前記錠前装着部に装着した前記主面又は前記他面に向けた前記錠前と、前記ダミー錠を突出して保持した前記錠前と、前記独立させた単体の形状を有して成るダミー錠と、を取り外す又は嵌合させて固定させる前記錠前係止部材を備えた錠前機構は、前記錠前係止部材を、前記錠前装着部に係合させて空間部を埋める役割又は蓋の役割を有する当該錠前係止部材を取り外して着脱スペースを開設し、前記スペースを応用する又は前記スペースに移動させる手段で、施錠状態で前記閂を突出させた前記錠前と、施錠状態でダミー錠を突出させた前記錠前と、前記独立させた単体の形状から成るダミー錠と、を、前記錠前装着部に着脱自在に装着させることを特徴とする錠前機構を提供する。
さらに詳細に記載すれば、前記錠前機構の扉は、筐体と蓋から成る管理部材であり、前記錠前装着部を内設し、前記蓋を開いて前記錠前装着部に前記錠前を着脱させ、かつ遠隔操作部材を有する限定された管理部材のみ、他の管理部材が有する前記蓋が閉じた状態でも、前記遠隔操作部材を操作して当該他の管理部材が有する案内部材と係合した連結部材を応動させて前記蓋を強制的に開閉し、内設する前記錠前装着部に前記錠前を着脱させる錠前機構は、前記限定された管理部材が内設する前記錠前装着部に装着した前記錠前を解錠して、前記蓋を開いた状態に保持し、かつ前記遠隔操作部材を操作して、前記案内部材を非接触状態で応動させるか、当該遠隔操作部材に係合させた状態か、で移動又は回転させる操作手段により、前記施解錠操作部材の錠止部材又は前記錠前の閂により施錠又は係止された状態に押し当てられる又は当接され、当該他の管理部材が有する前記蓋と前記筐体が互に前記連結部材を挟持する状態で、継合を解く又は継合し、例えば、前記連結部材を回転させて、立てかけるように起立した状態で、前記筐体と前記蓋の隙間を開けて、解錠又は施錠の状態に制御して、当該他の管理部材が内設する前記錠前装着部に、前記錠前を着脱させることを特徴とする錠前機構に搭載された管理部材のことである。
本発明の効果として、請求項21の発明の錠前機構は、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前を錠前装着部から取り外し、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させることにより、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する。
請求項22の発明の錠前機構は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況になっても、当該錠前を、錠前装着部から一度取出し、施解錠の操作部がある主面を他面に向けて再装着する手段により、施解錠の一方の操作部を隠蔽する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も備える。
請求項23の発明の錠前機構における錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、施解錠の操作部がある錠前の主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着でき、さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
請求項24の発明の錠前機構における錠前装着部は一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、重ねて装着して同時使用もでき、例えば、縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
請求項25の発明の錠前機構における錠前装着部は錠前に具備するダミー錠の作用効果を有する錠前から独立した単体の部材でも、錠前装着部に装着させて共通のロック部材を強制錠止できる。
請求項26の発明の錠前機構は、一連に組み合わされた閂機構であり、保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させ、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することができる。
請求項27及び28の発明の錠前機構における保護部材は、錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を、遮蔽又は覆う保護作用と、施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。さらに、一例として、10桁の数字をあわせるダイヤル錠から成る二つの錠前を、正しい数字を知らない人がそれぞれ解錠する場合、10×2の20通りの解錠方法で解錠できてしまうが、本発明の保護部材を、二つの錠前それぞれが同時に施錠する事により、一方の錠前が解錠しても他方の錠前が施錠状態で有り、複数の錠前が同時に解錠する構成にすると、解錠率が10×10の百分の一の確率でのみ解錠操作が可能と成り(解錠可能な確率はより小さくなり)、防犯効果を簡単に上げる事ができる。
請求項29の発明の錠前機構における錠前収納ケースは、一度に複数の錠前を錠前装着部に装着でき、錠前と錠前ケースの係合部に溝を設け、ぴったりと合致させることができ、係合部に錠前の操作部(表示部等)設置しておけば、錠前の他面を向けずに、主面を向けたまま操作部を錠前ケースの係合部で隠蔽した状態で、錠前装着部に装着できる。
請求項30の発明によれば、請求項21〜29の錠前機構を有する本体と開閉自在の扉は、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体、錠前装置等のいろいろな用途に適用できる。
請求項31の発明のセキュリティボックスは、請求項21〜30記載の機能や軽量強化部材から成る各部材等を搭載でき、さらに、透明又は半透明な合成樹脂等の強化部材から成り、可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、液晶作用効果で内部を隠蔽できる。
請求項32の発明のセキュリティボックスは、複数の錠前の施解錠の操作手段と、ダミー錠による強制錠止手段と、施錠操作と解錠操作を阻止する手段により、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋の断面図を用いた正面方向からの説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
スライド式摘子の断面図を用いた説明図。
(イ)セキュリティボックスの本体と蓋に具設された凸設部の断面図を用いた説明図。(ロ)セキュリティボックスの本体と蓋を右横方向からの断面図を用いた説明図。
蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋の解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋の開口状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)錠前に具備するダミー錠の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前に具備するダミー錠の断面図を用いた説明図。(ハ)錠前に具備するダミー錠の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前に具備する主面の説明図。(ロ)錠前に具備する他面の説明図。
(イ)隠蔽部材を具設する錠前の説明図。(ロ)隠蔽部材により操作部を隠蔽した錠前の説明図。
回転式施錠及び解錠の操作手段を備えたセキュリティボックスの施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
シリンダー機構の後方向からの断面図を用いた説明図。
閂機構の一部を抜粋した施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
閂機構の一部を抜粋した解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
シリンダー機構を具備するセキュリティボックスの横方向からの断面図を用いた説明図。
閂機構の一部を抜粋した施錠状態のセキュリティボックスの断面図を用いた正面方向からの説明図。
閂機構の一部を抜粋した解錠状態のセキュリティボックスの断面図を用いた正面方向からの説明図。
回転式施錠及び解錠の操作手段を備えたセキュリティボックスの解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
錠前装着部に装着した複数の錠前による施錠状態の閂ホルダーの説明図。
平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)セキュリティボックス本体開口部の縁端に具設した直上に伸びたプレートの説明図。(ロ)セキュリティボックスの蓋の前後の内側壁に具設した閂の断面図を用いた説明図。(ハ)セキュリティボックス本体開口部の縁端に具設した直上に伸びたプレートの説明図。
セキュリティボックスの本体及び蓋に具備する複数の閂の断面図を用いた説明図。
平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を備えたセキュリティボックスの解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前と閂に具備した先端片の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂に具備した先端片と保護部材の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前収納ケースの正面方向からの説明図。(ロ)錠前収納ケースの底面方向からの説明図。(ハ)錠前収納ケースの側面方向からの説明図。
(イ)錠前の局所に具設した凹部の正面方向からの説明図。(ロ)錠前の局所に具設した凹部及び係合部の底面方向からの説明図。(ハ)凹部を具設した錠前の形状の縮小等分化した複数の錠前装着時の正面方向からの説明図。
(イ)錠前収納ケースと係合部を係合した錠前の正面方向からの説明図。(ロ)錠前収納ケースと係合部を係合した錠前の底面方向からの説明図。(ハ)錠前収納ケースと係合部を係合した形状の縮小等分化した複数の錠前の正面方向からの説明図。
(イ)錠前着脱係合部材が具備する錠前装着部に係合した錠前係止部材と錠前の正面方向からの説明図。(ロ)錠前着脱係合部材が具備する錠前装着部に係合した錠前係止部材と錠前の上方向からの説明図。
(イ)セキュリティボックスの本体内側に錠前着脱係合部材を押入して係合した正面方向からの断面図を用いた説明図。(ロ)セキュリティボックスの本体内側に錠前着脱係合部材を押入して係合した上方向からの断面図を用いた説明図。
複数の錠前を装着した錠前装置の正面方向からの断面図を用いた説明図。
錠前装置の本体及び錠前装置の本体に具備する共通の閂と錠前装置の蓋に具備する下部縁端部の断面図を用いた説明図。
錠前装置の本体開口部に具設されている複数の欠切孔の説明図。
錠前装置の本体に具設された共通の閂の解錠状態の正面方向からの説明図。
錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。
錠前を錠前装着部に縦に装着した正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)「Lの字」型の閂ホルダーの説明図。(ロ)「コの字」型の閂ホルダーの説明図。(ハ)キャップ形状の閂ホルダーの説明図。
(イ)錠前装着部の外側に具設した閂収納凹部と錠前装着部に装着した錠前の施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂ホルダーの側面方向からの説明図。(ハ)錠前装着部に装着した錠前の解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)ダミー錠を具備する錠前の断面図(ロ)施錠状態の錠前の断面図(ハ)起立させたダミー錠の断面図
四つの錠前を備えたセキュリティボックスの断面図
(イ)施錠状態の施解錠操作部材と、錠止部材を具備する同一の開口部の断面図(ロ)共通の閂の右側を、強制錠止した断面図(ハ)同一の開口部の上方向からの断面図
(イ)回転式閂機構に具備する水平安定部材の断面図(ロ)垂直方向に作用する水平安定部材の断面図
(A)錠前の閂とダミー錠の図(B)閂の内部に位置するダミー錠(C)閂の外部に位置するダミー錠(D)閂の内部に位置するダミー錠(E)閂を、サンドイッチ状に挟んだダミー錠(F)上段閂、下段ダミー錠(G)錠前を横から見た錠前とダミー錠の位置関係の図
(A)錠前の施錠状態の閂(B)凹型のダミー錠の強制錠対の図(C)ダミー錠の一例(D)ダミー錠の一例(E)ダミー錠の一例
(A)固定された錠止部材を具備する、同一の開口部の断面図。(B)開口した、同一の開口部の断面図。(C)開口した前面の蓋と上部に具設された係止部材の横方向からの断面図。
(A)図31の錠前装置の蓋の(開口して展開した状態の)一例(B)錠前装置の閉口状態の横からの断面図(C)錠前装置の外側を、蓋で覆われた閉口状態の横からの断面図
(A)形状の縮小等分化された錠前の錠前装着部に装着した断面図(B)蓋状の錠前係止部材(C)錠前装着部に装着した錠前及び錠前係止部材収納部に装着した錠前係止部材。
(A)実施例1に、蓋形状の錠前係止部材を、本体及び扉の内部に装着した正面断面図(B)実施例1に、錠前係止部材を搭載した状態の正面断面図
実施例2に、錠前係止部材を装着した例の、正面断面図
(A)ドット形状の水平安定部材(B)ドット形状の水平安定部材の使用例(C)ストライプ形状(帯状)の水平安定部材(D)ストライプ形状の水平安定部材の使用例
本発明の最良の形態として、複数の錠前を使用した3つの実施例及びその変形例により、構造と手段について説明する。各実施例及び変形例の、共通事項の注釈を下記に記載する。
1:図中に表示する同一番号は同じ構造であって、末尾のハイフン以下の符号(A〜C)違いの場合は説明上省略し、代表枝番「−A」のみで解説する。(ただし、説明上必要の場合は、その限りではない。)また、図39以降は、番号以下の末尾の符号(a〜r)で表記する。
1:図の説明において、同一番号の図中に図の表記が複数有る場合には、末尾のハイフン以下の符号(「イ」「ロ」「ハ」又は「A」「B」「C」の文字の違い)で表記する。
1:「保護部材」とは、閂作用を具備する錠前機構に具設された部材のことである。
1:各例文中に記載された、「スペースエリア」及び「ストライクエリア」は、閂作用を具備する保護部材の収納部(空間又はスペース)である。
1:請求項記載の、錠前を具設した本体及び開閉自在の扉を、以下例文では、錠前を具設したセキュリティボックス又は錠前装置として説明する。
1:錠前装着部に装着した錠前は、セキュリティボックスが施錠時は脱着できないものとする。
1:錠前に具設した閂及びダミー錠の操作は、錠前に具備する摘子により操作するものとする。(説明文中は省略。)
本発明を実施する為の最良の形態の実施例1は、セキュリティボックスの本体とセキュリティボックスの蓋を蝶着した型の、セキュリティボックスを説明する。
図1は正面から見た断面図であって、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22から成り、背面は蝶番13で、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22が固定されている。
セキュリティボックスの施錠方法として、図2(イ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aを施錠する手段により、図2(ロ)の錠前1−Aに具備している閂2−Aを右方向にスライドさせ、閂2−Aを突出させる。突出した閂2−Aが、セキュリティボックスの本体21内部に具設している左右動可能な保護部材3−Aを、スペースエリア4−Aの位置から右方向押進し、ストライクエリア5−Aの位置へ押入する。
押入された保護部材3−Aが、ストライクエリア5−Aの位置で係止する。
図1のストライクエリア5−Aに押入された保護部材3−Aは、同一の開口部25に具設された共通の閂20の下側端を係止さる。また、もう一方のセキュリティボックスの蓋22に具備する錠前装着部23−Bに装着した、現在施錠状態で錠前1−Bに具備している閂2−Bにより、保護部材3−Bは同一の開口部25に具設された共通の閂20の上側端を係止して、閂機構の一部に配設された共通の閂20の上下両側端を、保護部材3−Aと保護部材3−Bが係止させる。
押入された保護部材3−Aと現在施錠状態にある保護部材3−Bは、共通の閂20を上下挟持させた状態で錠止させ、錠止した共通の閂20により、スライド式摘子7は右方向へスライドできず錠止され、セキュリティボックスは施錠状態と成る。
図3のスライド式摘子7は、セキュリティボックスの外側に位置する稼動動作部6とセキュリティボックスの内側に位置する挟持部9から成る。
スライド式摘子7が具備するセキュリティボックスの内側に位置する挟持部9は、図3のセキュリティボックスの本体21内部に具備された壁面17の縁端の局所に腕木状に具設された凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具備された壁面18の縁端の局所に腕木状に具設された凸設部11を挟持して施錠する。
上記記載事項の注釈として詳細に記載すれば、図1の保護部材3−Aは、閂2−Aと共通の閂20の中間に介在し、案内突起を具備する保護部材3−Aは、案内溝を具備するセキュリティボックスの本体21の内面と互に接する面の、少なくともひとつの面でかみ合った状態で係合しあい、案内溝に沿って移動可能に取り付けられている。(図省略)図1の保護部材3−Aとセキュリティボックスの本体21は、共に介在する弾性体8−Aにより係合している。
図4(イ)のセキュリティボックスの本体21内部に具設した凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具設した凸設部11は、共に同じ作用と形状を具備する。
図4(ロ)のセキュリティボックスの本体21内部に具備された凸設部10は、セキュリティボックスの本体21内部に具備する収納部を形成している壁面17の局所の位置に具設され、その壁面17の縁端の局所にセキュリティボックスの本体21の前面に向かって腕木状に折り曲げた凸設部である。
また、図4(ロ)のセキュリティボックスの蓋22内部に具備された凸設部11は、セキュリティボックスの蓋22内部に具備する収納部を形成している壁面18の局所の位置に具設され、その壁面18の縁端の局所にセキュリティボックスの蓋22の前面に向かって腕木状に折り曲げた凸設部である。
セキュリティボックスの解錠方法として、図2(ロ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aを解錠し、錠前1−Aに具備している閂2−Aを左方向にスライドさせ、図2(イ)の錠前1−Aの内部に閂2−Aを収納させる手段により、図5のセキュリティボックスの本体21に具備する弾性体8−Aが、係合した保護部材3−Aをストライクエリア5−Aの位置から押進し、閂2−Aのあった左方向のスペースエリア4−Aへ押入する。
図5のストライクエリア5−Aが空いたスペースと成り、移動可能に成った共通の閂20は、図6の共通の閂20に具備する摘子19の操作により、直下方向のストライクエリア5−Aへ移動し、図4(イ)の共通の閂20が係止していた閂開放部エリア24の空いたスペースに、図3のスライド式摘子7に具設された稼動動作部6を右方向にスライドさせる。
図3のスライド式摘子7に具備する挟着部9により、挟着状態に錠止していたセキュリティボックスの本体21内部に具備された凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具備された凸設部分11の閂が、共にスライド式摘子7に具備する挟持部9による挟着状態から開放された状態と成り、解錠されたセキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22は、図4(ロ)の背面に具備する蝶番13を介して開口できる。
上記記載事項の注釈として、セキュリティボックスの本体21に具備する保護部材3−Aとセキュリティボックスの蓋22に具備する保護部材3−Bとセキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22の両方に兼備する共通の閂20及びスライド式摘子7は、複数の閂及び閂作用を具備した部材から成る、一連に組み合わされて配設された閂機構であって、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22が共に兼備する錠前機構のことである。
本発明のセキュリティボックスの特徴である、継続使用できる手段の一例として、解錠状態の時に、図2(イ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aが施錠できない場合には、通常であればセキュリティボックスが施錠できなく成り、セキュリティボックスの機能を果たせずその時点で使用不可能と成る。
しかし、本発明のセキュリティボックスはこの問題も解決し、図2(イ)の解錠状態で開口可能なセキュリティボックスを開けて、セキュリティボックスの本体に具備する錠前装着部23−Aから錠前1−Aを一旦取出し、図7(イ)の錠前1−Aに具備された閂2−Aの、反対側の位置に具備された錠前の閂作用を具備するダミー錠12−Aをスライドして突出させる。
図7(ロ)のスライドして突出された、錠前の閂作用を具備するダミー錠12−Aの施錠手段により、使用不能になった錠前1−Aに具備している閂2−Aに換えて、図7(ロ)の錠前1−Aに具備されるダミー錠12−Aを、図7(ハ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着する。
図7(ハ)の錠前1−Aの前後の向きを変えてセキュリティボックスに装着したダミー錠12−Aが、セキュリティボックスに具設された保護部材3−Aを、ストライクエリア5−Aの位置で係止させ、複数の閂を配設した錠前機構を錠止させる。
使用不能になった錠前1−Aに具備する閂2−Aに換えて、施錠操作及び解錠操作のできないダミー錠12−Aをセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着する手段により、セキュリティボックスを常時施錠状態にして、錠前の施錠操作と解錠操作を完全に阻止する手段を兼備する。
また、もう一方の錠前1−Bによるセキュリティボックスの施錠操作により閉口操作もでき、引き続き錠前1−Bによる施錠操作と解錠操作手段で、セキュリティボックスの使用継続が可能と成る。
上記記載の、ダミー錠(12−A)とは、ダミー閂及びダミー閂の作用を具備する部材を含む概念の総称であり、本発明では「ダミー錠」で、統一表記をする。
注尺として、一度セットしたダミー錠は、解錠しない限り施錠状態とする。また、ダミー錠は内蔵タイプ以外にも、キャップ等の一方に具設して、方向を変えて起立させ、錠前に再装着させるタイプや回動させて突出した状態にするタイプなど、上記記載の以外の多様なタイプがある。
本発明のセキュリティボックスの特徴である継続使用できる手段の一例として、例えば施錠状態の時に、図1の一方の錠前である、セキュリティボックス本体21に具備する錠前1−Aが解錠できない場合でも、他方の錠前であるセキュリティボックスの蓋22に具備する錠前1−Bを解錠操作することにより、セキュリティボックスの解錠操作が可能と成り、二つの異なる複数の錠前で施錠したセキュリティボックスの同一の開口部25を開口でき、かつ錠前1−Bによるセキュリティボックスの施錠操作により閉口操作もでき、引き続き錠前1−Bによる施錠操作と解錠操作手段でセキュリティボックスの使用継続が可能と成る。
また、セキュリティボックスを施錠した状態で、鍵の紛失、盗難、鍵の携帯忘れ等このままでは前記鍵を所持した第三者による、セキュリティボックスの解錠行為が心配される場合の、本発明のセキュリティボックスの防犯強化対策手段の一例として、上記記載の、いずれかの手段でセキュリティボックスを開口し、図2(イ)の開口したセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aから錠前1−Aを一旦取出す。
取出した図8(イ)の錠前1−Aに具設された施錠と解錠の操作部14がある錠前の主面15を、一例として180度回転させ、施錠と解錠の操作部14が具設されていない他の面のひとつである、図8(ロ)の錠前1−Aの裏面16を向けた後に、再びセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに、錠前1−Aを裏面16を向けたまま再装着させる手段により、錠前1−Aに具設する施錠と解錠の操作部14がなく、施錠した状態で施錠操作及び解錠操作を完全に阻止する手段を兼備する。
また、本発明のセキュリティボックスの特徴である継続使用できる手段の一例として、図1のセキュリティボックスに具備する錠前装着部23−A及び錠前装着部23−Bに、容易に着脱自在に任意の錠前を装着できる手段により、例えば、使用不能となった錠前1−A本体を携帯した別の任意の錠前と交換し、別の任意の錠前を容易にセキュリティボックスの錠前装着部23−Aに装着して、引き続きセキュリティ状態を安全に維持したまま任意の錠前による施錠操作及び解錠操作で、セキュリティボックスの継続使用を可能にする手段を兼備する。
さらに、別例として、セキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aから、図9(イ)の錠前26を一旦取出して、錠前26に具設された施錠と解錠の操作部14を、図9(ロ)の錠前26に具設された隠蔽部材27をスライドして遮蔽する、隠蔽部材を使用した隠蔽手段もある。
注釈として、錠前26に具設された隠蔽部材27は、錠前26を錠前装着部23−Aから取り外した時のみ、操作できるものとする。
また、注釈として、上記記載の実施例1及び別例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の実施例2は、回転式施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの構造と手段について説明する。
図10はセキュリティボックスの蓋28の前面に回転式施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの正面から見た断面図である。
セキュリティボックスの施錠方法として、図11(イ)のセキュリティボックスの蓋28に具備する錠前装着部30−Aに装着した錠前31−Aを施錠する手段により、図11(ロ)の錠前31−Aに具備する閂32−Aを右方向にスライドさせ閂32−Aを突出させる。
突出した閂32−Aが、セキュリティボックスの蓋28内部に具設している左右動可能な保護部材33−Aを、スペースエリア34−Aの位置から右方向へ押進しストライクエリア35−Aに押入する。押入された保護部材33−Aが、ストライクエリア35−Aの位置で係止する。
ストライクエリア35−Aに押入された保護部材33−Aは、図12のシリンダー機構である、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の(正面方向から見て)左回動を係止させる。
また、図13のセキュリティボックスの蓋28に具備する錠前装着部30−Bに装着した、現在施錠状態で錠前31−Bに具備する閂32−Bにより、図13のストライクエリア35−Bにある保護部材33−Bは、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の右回動を係止して、図13の閂機構の一部に配設された円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の左右回動を、保護部材33−Aと保護部材33−Bが係止させる。
図13の保護部材33−Aと現在施錠状態にある保護部材33−Bは、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38を、回動不能の状態で錠止させ、錠止した円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38により、図10の円盤型回動部38の表面に具設した摘子39は左右回動不能の錠止状態に成り、図10のセキュリティボックスは施錠状態と成る。
セキュリティボックスの解錠方法として、図10のセキュリティボックスの蓋28に具備した錠前装着部30−Aに装着した錠前31−Aを解錠し、図11(ロ)の錠前31−Aに具備する閂32−Aを左方向にスライドさせ、図11(イ)の錠前31−Aの内部に閂32−Aを収納させる手段により、図10のセキュリティボックスの蓋28に具備する弾性体(図省略)が、係合した保護部材33−Aをストライクエリア35−Aの位置から左方向へ押進し、図11(イ)のスペースエリア34−Aの位置に保護部材33−Aを押入する。
図11(イ)のストライクエリア35−Aが空いたスペースと成り、保護部材33−Aにより回動不能の状態で錠止していた、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38は保護部材33−Aによる錠止状態から回動可能と成る。
図15の円盤型回動部38の表面に具設した摘子39により、図14の円盤型回動部38を左に180度回動させ、円盤型回動部38と係合した図15の円軸36と円軸36と係合した閂37が回動し、閂37の具備する劣弧部40により、セキュリティボックスの蓋28に具備された、閂45上部縁端42を直下方向へ押入する。
図15のセキュリティボックスの蓋28の内部に具設された、閂45の上部縁端部42はアーチ型を形成した半円柱形状であり、もう一方の閂45の下部は、セキュリティボックスの蓋28の前後内側に一本ずつ架設した状態で下方に向かって延設され、閂45の下部縁端部43の底面はフラット形状である。
閂45は、セキュリティボックスの蓋28の前後の内壁面に具備する閂収納部44内で、上下動可能に架設した状態で配設されている。また、図16の閂45の下部縁端43は、セキュリティボックスの蓋28に具備する閂収納部44内で、係合部材47を介して、上下動可能に弾性体48と係合している。
図16のセキュリティボックスの蓋28の内部に具設された閂45と歯車部50は、局所の位置で歯筋部を介して互いにかみ合った状態で係合しあい、図15の閂45に具設する歯筋部46の上下動で歯車部50に具設する歯筋部51は従動し、歯車部50の中心軸52を介して回動する。
図17の歯車部50と係合した閂54は歯車部50の回動に従動し、閂54に具備する「Lの字」型の先端部53を、左右外側に開くように水平方向へ移動させる。
図17の閂54が水平方向の位置で係止され、セキュリティボックスの本体29に具備するストライク49から閂54の「Lの字」型の先端部53が抜けてセキュリティボックスが解錠され、図18のセキュリティボックスの本体29とセキュリティボックスの蓋28が嵌脱状態と成る。
上記注釈として、図15の閂45に具設する歯筋部46と図16の歯車部50に具設する歯筋部51と歯車部50の中心軸52と歯車部50と係合した閂54と閂54に具備する「Lの字」型の先端部53とセキュリティボックスの本体29に具備するストライク49は、セキュリティボックスの蓋28及びセキュリティボックスの本体29の裏面側にも、同じように配設されている。
上記注釈として、図15の円盤型回動部38は、シリンダー作用をする一体型構造を形成し、円軸36と係合した劣弧部40を具備する閂37から成る。
また、錠前機構とは、複数の閂及び閂作用を具備した部材から成る、一連に組み合わされて配設された閂機構のことである。
次に、複数の閂を配設した錠前機構のひとつである保護部材33−Aの構造と役割について、さらに詳しく説明する。
図13の保護部材33−Aは、閂32−Aと閂37の中間に介在し、案内突起を具備する保護部材33−Aは、案内溝を具備するセキュリティボックスの蓋28の内部と接する面の少なくとも一面で、介在する案内溝に沿って、閂33−Aの案内突起が移動可能に取り付けられており案内突起を具備した保護部材33−Aが一定方向に移動する。(図省略)
保護部材33−Aの主な役割は、錠前31−Aに具備する閂32−Aへの外部からの直接的破壊攻撃を回避させる手段であり、例えば、図12及び図13の円軸36と円軸36に係合した閂37と閂37係合した円盤型回動部38を無理に回動させる解錠破壊攻撃があっても、閂37と閂37に係合した円盤型回動部38は、セキュリティボックスの蓋28が具備する案内溝と係合した、保護部材33−Aを押進することになり、外力は直接、セキュリティボックスの蓋28の案内溝と係合した保護部材33−Aにかかり、閂32−A及び錠前31−Aにはかからない。
したがって、図13の保護部材33−Aを介在させる手段により、錠前31−Aと閂32−Aにかかる外力の直接的破壊攻撃力が減免されるので、錠前31−A及び閂32−Aは解錠破壊行為による過剰な耐久性を必要とせず、錠前31−A及び閂32−Aの小型化、軽量化が可能と成る。
さらに、保護部材から成る閂ホルダーは、一箇所の錠前装着部に装着した単数もしくは複数の錠前が具備する閂操作で、同一の閂ホルダーを施錠できる。
複数の錠前による施錠操作時に、一方の錠前を解除しても他方の錠前により施錠状態が維持される。
図19の例では、錠前装着部55に装着した錠前56の具備する閂57は、錠前56内部に収納された状態であり、他方の錠前58の具備する閂59のみで、キューブ型閂ホルダー60を係止させている。
注釈として、上記記載の保護部材は、保護部材であるキューブ型閂ホルダーの一例であり、保護部材から成る閂ホルダーの構造及び機能を具備する部材の形状は、上記記載の保護部材から成る閂ホルダーの一例とは限らない。
また、上記記載の注釈として、説明文上省略した、同じ構造と作用を具備した部材の枝番「−A」以外の枝番から成る部材も、必要に応じて左右対称部及びセキュリティボックスの裏面部に具設されているものとする。(図省略)
また、上記記載の実施例2及び別例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の実施例3は、平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を具備した、セキュリティボックスの構造と手段について説明する。
図20は、平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を具備した、セキュリティボックスの本体と蓋の正面から見た断面図である。
注釈として、図20のセキュリティボックスの、開口部の縁端64の両端一部の実線を、説明上省略して説明してある。
平行スライド型セキュリティボックスの使用方法として、セキュリティボックスの本体61とセキュリティボックスの蓋62から成り、セキュリティボックスの本体61は、図21(イ)のセキュリティボックス本体開口部の縁端64に、直上に伸びたプレート70を具設し、プレート70は局所に、腕木状に具設する凸部形状の閂65を等間隔で複数配設する。
プレート70は、セキュリティボックスの本体開口部の前後の縁端64に具設され、形状と作用は同じである。
図21(ハ)の凸部形状の閂65は、具設したプレート70の局所に腕木状に伸びた閂65を、セキュリティボックスの本体の外側に向けた状態で、等間隔で複数配設したものである。
図21(ロ)の凸部形状の閂66は、セキュリティボックスの蓋62の前後の内側壁67の局所に腕木状に伸びた閂66を、セキュリティボックスの蓋62の内側に向けた状態で、等間隔で複数配設したものである。
図22のセキュリティボックスの蓋62は、等間隔で配設した複数の閂66を、セキュリティボックスの本体61に具備する等間隔で配設した複数の閂65の間隔部68に、直下型の方向で押入して嵌合させる。
図22のセキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65の直下位置69それぞれに、セキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66を、スライドさせて互いに対向させる。
図23のセキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65とセキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66の互いに対向した状態が、セキュリティボックスの本体61とセキュリティボックスの蓋62の中心線上で嵌合した状態である。
セキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65とセキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66は互いに対向しあい、上下動による移動が係止され錠止状態と成る構造である。
セキュリティボックスの施錠方法として、図24(イ)のセキュリティボックスの本体61に具備する錠前装着部63−Aに装着した錠前71−Aを施錠する手段により、錠前71−Aに具備している閂72−Aを左方向にスライドさせ、閂72−Aを突出させる。閂72−Aがセキュリティボックスの本体61の内部に具設している左右動可能な保護部材73−Aをスペースエリア74−Aの位置から左方向へ押進し、ストライクエリア75−Aの位置へ押入する。
図24(ロ)のストライクエリア75−Aに押入された保護部材73−Aが、図20の閂80−Aの上下動を係止させる。
図25(イ)のセキュリティボックスの本体61に具設した閂80−Aは、直上に伸びた先端片81−Aを二枚具備する。
図20の保護部材73−Aにより、係止状態の閂80−Aが具備する直上に伸びた先端片81−Aの二片それぞれが、セキュリティボックスの蓋62の側面内側76及びセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77にそれぞれ対向する。
また、もう一方の、図20の錠前71−Bに具備している閂72−Bと錠前71−Cに具備している閂72−Cにより共通の保護部材73−Bが係止され、保護部材73−Bにより、現在施錠状態の閂80−Bが具備する直上に伸びた先端片81−Bの二片それぞれが、セキュリティボックスの蓋62の側面内側76及びセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77にそれぞれ対向しあい、先端片81−A及び先端片81−Bにより係止され、セキュリティボックスは左右動できず錠止状態と成る。
図20のセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77とは、セキュリティボックスの蓋62上部から蓋の内部に、直下方向に延設された内壁77であり、閂80−Aの直上に伸びた先端片81−Aの一枚と内壁77が互いに対向しあい左右動を係止させる。
内壁77は強化目的で増設された補強片であり、セキュリティボックスの蓋62の内部に必要に応じて枚数を増設できる。また、閂80−Aに具備する先端片81−Aも内壁77に対向する枚数分増設可能である。
セキュリティボックスの解錠方法として、セキュリティボックスの本体61の錠前装着部63−Aに装着した図25(イ)の錠前71−Aを解錠し、錠前71−Aに内設している閂72−Aを右方向にスライドさせ錠前71−Aの内部に閂72−Aを収納させる手段により、図25(ロ)のセキュリティボックスの本体61に具備する弾性体(図省略)が係合した保護部材73−Aをストライクエリア75−Aの位置から押進し、閂72−Aのあったスペースエリア74−Aの位置に保護部材73−Aを右方向へ押入する。
図25(ロ)のストライクエリア75−Aのスペースが空き、閂80−Aは直下方向へ移動可能と成る。図25(ロ)のスペースエリア75−Aへ直下方向に移動した閂80−Aは、閂80−Aに具備する先端片81−Aをセキュリティボックスの本体開口部の縁端64と同じ高さまで直下方向に移動させる。
図22の左右動可能と成った、セキュリティボックスの蓋62に具備する等間隔で配設した閂66を、セキュリティボックスの本体61に具備する等間隔で配設した閂65の間隔部68の位置に、上記例では右方向にスライドさせる。
上記注釈として、図22のセキュリティボックスの蓋62がスライドする遊動幅の長さは、プレート70の間隔部68の遊動幅と先端片81−A又は先端片81−Bの間に係合した内壁77の厚み幅分79を差し引いた遊動幅78と同じである。
図23のセキュリティボックスの蓋62に具備する閂66を右方向へスライドさせ、図22のセキュリティボックス本体61に具備する閂65の間隔部68の位置に移動し、対向していた複数の閂65と閂66は互に対向しなく成り、セキュリティボックスの蓋62とセキュリティボックスの本体61は解錠状態と成り嵌脱可能と成る。
上記注釈として、図20のプレート70と閂65と閂66はセキュリティボックスの裏面に同じく配設されている。(図省略)
実施例1〜3各共通項として、セキュリティボックスの本体に具備する錠前装着部に簡単に錠前を装着できる手段の一例として、専用付属部材である錠前収納ケースを使用した錠前交換方法がある。
錠前収納ケースを使用した錠前交換方法の一例として、単数の錠前又は一度に複数の錠前を装着した錠前収納ケースごと、セキュリティボックスに具備する錠前装着部に容易に着脱できる。
その際、錠前収納ケース開口端に、装着した錠前を留める為の留め具或いは係止部材又は蓋90を設置してもよい。
錠前収納ケース87は、図26(イ)の凸部86と(ロ)の係合部材89と(ハ)の凸部の蓋90から成る。
また、錠前収納ケース87に装着する錠前84は、図27(イ)の錠前84の局所に錠前収納ケース87と係合する凹部85と図27(ロ)の凹部85と錠前欠切部88を具備する。
使用方法として、図27(イ)と(ロ)の錠前84の具備する凹部85と図27(ロ)の錠前欠切部88を、図26(イ)の錠前収納ケース87の具備する凸部86と図26(ロ)の係合部材89と図26(ハ)の凸部の蓋90に係合するように錠前84を装着した状態で、錠前収納ケース87をセキュリティボックスの錠前装着部に着脱する。
錠前収納ケース87は、図27(イ)と(ロ)の錠前84の局所に具設した凹部85に図26(イ)の錠前収納ケース87の凸部86と凸部の蓋90を係合させ、かつ図26(ロ)の錠前収納ケース87の係合部材89と図27(ロ)の錠前欠切部88を係合させることにより、図28(イ)と(ロ)の錠前84の表面積(体積或いは容積)の違いによる、錠前収納ケース87の錠前収納部及びセキュリティボックスの錠前装着部に装着した時の緩みの影響を受けない。
上記注釈として、錠前収納ケース87は、図27(ハ)の形状の等分化された錠前82−Aと錠前82−Bの錠前を、図28(ハ)のように複数装着できる。また、形状の等分化された錠前を単数のみ装着の場合は、錠前と同じ形状の空洞部材を装着して、錠前収納ケースの空いたスペースをなくすことができる。
注釈として、錠前の凹部形状の係合部に、施解錠操作部の操作表示部面やダイヤル錠のダイヤル、或いはリモコン等の光線又は電波信号等の受信部を設置すれば、収納ケースの係合部材を錠前の係合部と係合させるだけで、施解錠操作手段を隠蔽して阻止できる。
また、錠前を回転させる等の錠前の主面の方向を正面を向けたまま、錠前を方向転換せずに施解錠操作手段を阻止できる。
さらに、錠前装着部に装着した複数の錠前を、セキュリティボックスに簡単に着脱できる手段の一例として、錠前装着部に具設した錠前係止部材を使用した方法がある。
図29(イ)と(ロ)の錠前装着部94に装着した複数の錠前91−Aと錠前91−Bを、錠前装着部94の中央に具備した錠前係止部材収納部95に、錠前係止部材96を係合して係止する。
図29(イ)の錠前装着部94に装着した錠前91−Aが具備する閂92−Aと錠前91−Bが具備する閂92−B又は錠前91−Aが具備するダミー錠93−Aと錠前91−Bが具備するダミー錠93−Bが使用された突出状態でも、錠前係止部材収納部95に係合した錠前係止部材96を取り外し、錠前装着部94の中央に位置する錠前係止部材収納部95の空いたスペースに双方の錠前91−Aと錠前91−Bを、後方にスライドさせて取出すことができる。
さらに別例として、図29(イ)と(ロ)の複数の錠前91−Aと錠前91−Bを装着した、錠前装着部94を具備する錠前着脱係合部材83を、図30(イ)と(ロ)のセキュリティボックスの本体61の内側に、押入して係合する手段がある。
セキュリティボックスの本体61内側に、錠前着脱係合部材83を係合させ、錠前着脱係合部材83はロックされ、(図省略)セキュリティボックスの本体61に、容易に複数の錠前を着脱できる。
注釈として、係合しロックされたセキュリティボックスの本体61と錠前着脱係合部材83は,セキュリティボックスのロック解除しない限り、取り外しができないものとする。
また、錠前着脱係合部材83をセキュリティボックスの本体61ではなく、セキュリティボックスの蓋62に係合してもよい。
さらに、錠前着脱係合部材83は、筒状の形状の他、蓋の形状もしくはプレート形状などがあり、上記記載の形状とは限らない。
前記記載の実施例1〜3のセキュリティボックスの構造全体の注釈として、本体と蓋を蝶番で係合するタイプ、本体と蓋を嵌めて係合するタイプ、本体と蓋をスライドさせて使用するタイプ以外にも、本体と蓋を回転(ねじ込み)させて使用するタイプ又は本体と蓋を同寸にして蝶着し、例えば本を両開きするような使用方法やセキュリティボックス本体に小部屋を設けて、さらにその小部屋の各部分に施錠又は解錠の操作部を設置した二重構造のセキュリティタイプなど、実施例1〜3の他にもさまざまな構造や方法を応用できる。
錠前をセキュリティボックスの装着部に装着の際は、錠前を止める留め具又は装着部の蓋又は係止作用の部材により、しっかりと錠前を錠前装着部に固定するものとする。(図省略)
また、上記記載の実施例3及び変形例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の変形例として、複数の錠前を装着できる錠前装置について説明する。
図31は複数の錠前を装着できる錠前装置の、正面から見た断面図である。
複数の錠前を装着できる錠前装置の使用方法として、図31の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97とから成り、錠前装置の蓋97は、一本ずつ架設した状態で下方に向かって延設されている。
また、図32の錠前装置の蓋97は、「コの字」型の架設形状で延設された下部縁端部98の局所に、欠切係合部99を錠前装置の前後に向かって等しく配設する。
図31の錠前装置の本体100は、図33の本体開口部106に欠切孔107を具備する。
また、図31の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110の複数の局所に、欠切係合部109を具備し、図32の錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の欠切係合部99と係合する。
図33の錠前装置の本体開口部106に具設されている欠切孔107に、図34の錠前装置の蓋97に具備されている「コの字」型の架設形状で延設された下部縁端部98を嵌合する。
図34の錠前装置の本体100に具設された共通の閂110を左側にスライドさせ、図32の錠前装置の蓋97に具設する複数の欠切係合部99を、共通の閂110の局所に具設された複数の欠切係合部109が、外側から包み込むように挟持する。
図32の錠前装置の本体100に具設した、共通の閂110に具備する複数の欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する複数の欠切係合部99の互いに係合し対向した状態が、図31の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97の中心線上で嵌合した状態である。
図32の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110に具備する複数の欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の局所に具設された複数の欠切係合部99は互いに挟持しあい、図31の共通の閂110の両外側に具設した複数の錠前101−Aと101−Bの錠止により、共通の閂110の左右動が係止され錠止状態と成る構造である。
錠前装置の施錠方法として、図31の共通の閂110を錠前装置の本体100の中心で係止させ、図35の錠前装置の本体の錠前装着部103−Aに装着した錠前101−Aを施錠する手段により、錠前101−Aに具備している閂102−Aを左方向にスライドさせ、閂102−Aを突出させる。図31の現在施錠状態の錠前101−Bに具備する閂102−Bと錠前101−Aに具備する閂102−Aが、左右動可能な共通の閂110を、スライド摘子108を中心に中央の位置で係止させる。
錠前装置の本体に具設した共通の閂110は左右動できず錠止状態と成り、図32の錠前装置の本体100の共通の閂110に具備する欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の局所に具備する欠切係合部99が、互いに係合しかつ挟持しあい上下動を係止させる。
錠前装置の解錠方法として、図35の錠前装置の本体100の錠前装着部103−Aに装着した錠前101−Aを解錠し、錠前101−Aに内設している閂102−Aを右方向にスライドさせ、錠前101−Aの内部に閂102−Aを収納させる手段により、錠前装置の本体100に具備する弾性体(図省略)が、係合した閂102−Aをストライクエリア105−Aの位置から押進し、錠前101−Aの内部に閂102−Aを右方向へ押入する。ストライクエリア105−Aのスペースが空き、共通な閂110は右方向へ移動可能と成る。
図31の左右動可能と成った錠前装置の本体100に具設された共通の閂110を、スライド摘子108により、図34の錠前装置の本体100に具備する空間部エリア104及びストライクエリア105−Aの位置に右方向へスライドさせ、図32の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110に具備する欠切係合部109を移動し、対向していた錠前装置の蓋97に具備する欠切係合部99と共通の閂110に具備する欠切係合部109は互に対向しなく成り、図34の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97は解錠状態と成り嵌脱可能と成る。
記注釈として、図31の上記錠前装置の本体100に具設する、共通の閂110に具備する欠切係合部109の数と錠前装置の蓋97が具備する欠切係合部99の数は、同数で配設され、かつ強化目的で必要に応じて配設数を増設できる。(図省略)また、錠前101−Aは、錠前装置の一箇所の錠前装着部103−Aに複数装着可能である。
さらに、図36は錠前装置の本体100の錠前装着部103−Aに錠前101−Aと錠前装着部103−Bに錠前101−Bをそれぞれ縦方向に装着した変形例である。
上記実施例の変形例は、同一の開口部に具備する共通の閂を、複数それぞれの錠前による、錠前機構に配設された保護部材を介在させない錠前操作による、施錠操作及び解錠操作手段の開示の一例である。
なお、上記記載の変形例は一例であって、全ての方法とは限らない。
また、錠前装置に装着した複数の錠前は、錠前装置が施錠時は固定され、脱着できないものとする。
上記記載の錠前装置を使用して、チェーン、ワイヤーなどの拘束部材及び防犯対象の物体又は部材を、本発明の錠前装置で直接係合又は錠止できる。
次に、前記最良の形態実施例2の錠前機構に具設する閂ホルダーの変形例を説明する。保護部材から成る閂ホルダーは、前記記載の錠前機構に配設され、錠前装着部に装着した単数もしくは複数の錠前が具備する閂を、包みこむ又は遮蔽又は遮断するように係合して移動することにより、外力による、錠前の具備する閂に対する直接攻撃を回避し、錠前の具備する閂を保護する効果も有る。
保護部材から成る閂ホルダーの一例として、図37(イ)の「Lの字」型閂ホルダー111又は図37(ロ)の「コの字」型閂ホルダー112又は図37(ハ)の一部の面が欠切された凹部120を具備するキャップ形状の閂ホルダー113又はキューブ型閂ホルダーなどがある。
さらに別例として、セキュリティボックスの閂ホルダーは、図38(イ)のセキュリティボックスに具備する錠前装着部114の外側に具設した閂収納凹部115に係合するように、セキュリティボックスに具備する案内溝に沿って一部が収納される。(図省略)
図38(イ)及び(ロ)のセキュリティボックスの閂ホルダーは、ごく細い板状の「コの字」型の閂ホルダー116で、錠前117に具備したごく細いピン状の閂118で操作できる。
図38(ハ)の保護部材を配設させるスペースエリア119の一箇所分の面積が必要なくなり、上記記載の、閂ホルダーの機能と特徴を活かしながら、さらに、錠前と錠前に具備する閂と保護部材の軽量化が可能と成る。
注釈として、保護部材から成る閂ホルダーの構造及び機能を具備する部材の形状は、上記記載の、保護部材から成る閂ホルダーの一例とは限らない。
次に、上記記載の錠前とダミー錠の構造について説明する。
図39(イ)の錠前151の内部に、一直線状に貫設された案内溝155が設けられ、移動可能に具設した摘子154を操作して、係合した押進部材153が案内溝155のガイドに沿って閂152を押進して施錠する。
図39(ロ)の押進部材153が閂152を施錠地点まで押進し、閂錠止部材156が弾性体等で突出させ閂152を係止させる。
或いは、錠前151の錠前操作部157に鍵158を差し込み回転させ、係合部材159と閂錠止部材156が応動し、閂錠止部材156を突出又は格納できる。
閂152が施錠され、押進部材153と閂152を係合した弾性体160が、フリー状態の押進部材153を元の位置まで戻す。
効果として、一度閂を施錠すると、押進部材は閂に対し応動手段が取れず、閂の強制解錠手段を阻止できる。
また、別例として、押進部材の摘子や施解錠操作部を、錠前を形成する表層部材を挟んだ非接触状態でも、押進部材と外部から操作する操作部材や鍵に共に磁性体を内設し、互いの磁性体による係合手段により、一定以上の早さや力で鍵を移動させると互いの磁性体同士がはずれて、無理な押進部材の施解錠操作ができなく成る。
さらに、錠前に具設した施解錠操作部の操作手段を、電波又は光線等を用いて非接触状態で操作すれば、欠切孔を持たないすっきりしたデザインの錠前にできる。(上記実施例等の図に採用。)また、欠切孔の無い完全防水のセキュリティボックス等の、非接触状態による施解錠操作手段にも応用できる。
次に、図39(イ)のダミー錠の一例として、ダミー錠162は、取り外し可能なキャップ形状をした錠前151の部材内部に具設され、使用時は、キャップ161を取り外し、二枚の部材から成るダミー錠162を、折りたたみナイフを出すように両外側に180度回転させ起立させた状態で、キャップ161の天面の欠切孔169に貫通させた状態で、キャップ161を錠前151本体に係合させ、強制錠止の際に使用する。
ダミー錠と、閂を拝ませた状態、たいじさせた状態、又は同じ形状で向かい合わせた状態で内設出来る。
錠前装着部に装着して、使用できる単体のダミー錠は、いろいろな形状がある。
図44及び45は、ダミー錠の多様な形状及び使用例の図である。
また、図44のダミー錠は、錠前に具備する閂と、同じ方向で使用でき、当該閂と同じ作用効果を実施できる。
さらに、上記ダミー錠の場合には、例えば正面に操作部を設置すれば、錠前を錠前操作部から取り出して、手動又は自動で操作しなくても、リモコン等で非接触で操作できる。
また、ダミー錠は、通常使用でも電波、通信、光線等を発射すれば、非接触状態で操作できる。
ダミー錠は、錠止状態に施錠すると、同じ操作の反対操作だけでは、解錠操作が出来ないこととする。逆操作で解錠してしまえば、強制錠止の、作用効果が維持できなく、セキュリティレベルが下がる恐れがある。
また、ダミー錠は、一度ロックされると、操作そのものがフリーな状態になり、基本的に操作そのものが出来なくなる。施錠解錠の操作阻止手段の一例である。
さらに別例として、図40、図43は、セキュリティボックスの中央内部にある開閉スイッチの直上の位置で、複数の錠前の閂に四方を囲まれ係止する共通の閂の一例である。複数いずれかの図39(イ)錠前151が具備する錠前操作部157を鍵158の解錠操作で、共通の閂167を錠止させていた閂152を収納し、本体164に具設した、共通の閂離脱防止の十文字形の案内凸部材166に沿って共通の閂167を解錠方向に応動し、本体164の中央部を開口して、開閉スイッチ165を操作してセキュリティボックスを開閉できる。さらに、本体164は、図39(ハ)のダミー錠162による強制錠止手段も兼備する。また、さらに多くの錠前や多面体(8面体、24面体等)のセキュリティボックスにも応用できる。
さらに、本体164は、図39(ハ)のダミー錠162による強制錠止手段も兼備する。また、さらに多くの錠前や多面体(8面体、24面体等)のセキュリティボックスにも応用できる。
別例として、図41(ハ)の同一開口部170は、本体171の上面に具設した欠切孔172と、図41(イ)の本体171の内部に、案内溝173及び固定した複数の施解錠操作部材174と175及び錠止部材176と177を具設して、本体の握持作用を兼備する共通の閂178を、欠切孔172と案内溝173に沿うように移動可能に具設する。施錠方法として、共通の閂178を、本体171の内部に固定した複数の施解錠操作部材174と175の閂179と180で両外側方向から錠止させる。共通の閂178は、複数の施解錠操作部材174又は175のうち、いずれか一方を解錠して、案内溝173に沿うように移動可能に成り、本体171を開口できる。また仮に、施解錠操作部材174が施錠できなくなった場合には、図41(ロ)の本体171の内部に固定した、錠止部材177の閂182で共通の閂178を強制錠止させ、閂180と閂182が、共通の閂178の右側一方を挟持して施錠する。
解錠方法として、施解錠操作部材175の閂180を解錠し、共通の閂178が案内溝173に沿うように右に移動して、同一開口部170を開口できる。
注釈として、共通の閂は、図43の、本体の係合講に係合して取り外しが出来ないものとする。
図46は、前面の蓋の施錠手段を説明する図である。
また、図47は、錠前装置の蓋の係合方法を表した図である。
次に、固定された錠前の応用例として、先の段落に記載した、「本体と蓋を同寸法にして蝶着した本を両開きするようなタイプ」の発明を錠前を縦方向に装着した変形例で開示する。
固定された錠前の応用例として、同一開口部は、本体の上面に具設した欠切孔と、本体の内部に、案内溝及び固定した複数の施解錠操作部材と錠止部材とを具設する。また、本体の握持作用を兼備する共通のロック部材の切欠係合部(図示省略)と本体前面の扉の裏面上部に具備する切欠係合部(図示省略)を係合可能な構成とし、当該共通のロック部材が案内溝に沿うように移動可能に具設する。施錠方法として、共通のロック部材を、本体の内部に固定した複数の施解錠操作部材の閂で共通のロック部材を両外側方向から係止させる。本体の中央部の位置で共通のロック部材の前記切欠係合部と本体の前面の扉の裏面上部の箇所に具備する前記切欠係合部は互いに係合した錠止状態になる。
これにより本体は同一の開口部を開けることが出来ない。
解錠方法として、複数の施解錠操作部材の、いずれか一方を解錠することにより、共通のロック部材は、案内溝に沿って移動自在となり、解錠した左右どちらか一方に移動させて、本体の前記切欠係合部と共通のロック部材の前記切欠係合部の相互の係合を解くことが出来る。
これにより本体の底部の蝶番(図示省略)を介して同一の開口部から本体を二つに、本を開くように一方の扉(本体の一片)を手前に展開して、開くことが出来る。また仮に、施解錠操作部材が施錠できなくなった場合には、錠止部材の閂で共通のロック部材を強制錠止させ、閂が、共通のロック部材の右側一方を挟持して施錠する。注釈として、共通のロック部材は、施錠時は本体の係合溝に係合して取り外しが出来ないものとする。
注釈として、上記の固定された錠前の一例は、前記本発明を実施するための形態の変形例の「複数の錠前と共通の閂を有する錠前装置」、及び錠前を縦方向に装着した変形例」と基本構造は同じであり、固定された錠前の一例は、その応用例で、図示した通り、共通のロック部材を上下180度回転させて使用した一例である。
また、同一の開口部の施解錠の基本構造は、「コの字」型の形状の蓋及び切欠係合部とが互いに挟持して、上下動を係止させる施錠構造を採用した。
作用効果として、同一開口部の内部に、施解錠操作部材と錠止部材を強固に固定することにより、本体が形成する外形やフレーム枠等にカバーされ、こじ開け等の破壊力に対し防犯性を高めることができる。
さらに追加機能として、保護部材が有する閂作用効果に、楔作用効果を搭載できる。
水平安定部材は、スポンジ状、ゲル状、ゴム状、ばね状等の弾性体、形状記憶部材又は柔軟に変形する可変形部材等から成り、通常、閂作用部材や保護部材等が互に当接しても押圧しないので、局所に設置した水平安定部材が変形せずに表面をフラットな状態で維持した水平状態で保たれ、一定以上の加押圧時は、水平安定部材が傾斜面や傾斜角を形成し始め、加押圧力に比例して、互の対示又は対向する傾斜面又は傾斜角同士で施錠又は錠止方向へ押圧し、傾斜面又は傾斜角による楔作用効果により、施錠又は錠止の作用効果が増加する。
図42(イ)の保護部材183は、具備する傾斜面(傾斜角)187の局所に水平安定部材188を具備し、円盤型回動部185の閂184は、傾斜面189の局所に水平安定部材190を具備して互に当接させる。
仮に、円盤型回動部185を無理に回動させると、閂184の水平安定部材189が保護部材183の水平安定部材188を押圧する。
一定以上の押圧力に比例して、当接する水平安定部材188と190がそれぞれ変形して局所に傾斜面を形成し始め、当接する傾斜面189が、楔作用効果により傾斜面187を斜め前方方向に押圧して、保護部材183を施錠方向である円軸186の中心部方向へ応動させ、押圧力に比例する楔作用効果で施錠作用効果を増加できる。
また、仮に、閂184に水平安定部材を具設しない傾斜面189がフラットな面であっても、上記記載の一例の場合は、回動部185の回動作用効果で、閂184が保護部材183の傾斜面187を斜め前方に押圧できるので、同様のような楔作用効果が得られる。
注釈として、微応動しても、当接する他の閂作用部材のズレや緩み又は解錠等の問題はない。
さらに、平常時は水平安定部材により水平状態が保たれるので、例えば前記保護部材と閂と閂作用部材が、解錠時にスライド移動しても、移動時の摩擦係数がほぼ一定のまま平行移動が可能と成る。
注釈として、上記記載の保護部材の構造及び機能を具備する部材の形状は一例である。
注釈として、上記安定部材の変化値は、押圧時に数ミリ以下、及び傾斜角は、0.01度から数度程度以下であり、上記変形値の幅や角度に対して、他の閂作用部材等のあそびの可動部分が微応動しても、当接する他の閂部材のズレや、はずれ、もしくは解錠等の心配はない。
さらに、平常時は安定部材により、水平状態が保たれるので、例えば前記各閂部材がスライド移動しても、移動時の摩擦係数が上がらないまま平行移動が可能と成る。
また、前記各閂部材間の当接部の安定部材の緩みもない。
また、安定部材は上記錠前閂機構以外にも、例えば、錠前の具備する閂や、ダミー錠、同一の開口部に具備する施解錠操作部や錠止部材または錠前装着部、セキュリティボックス、錠前装置等に応用できる。
水平安定部材は、錠前装着部や、錠前機構内の隙間を埋めて、閂作用部材と保護部材と錠前間のゆるみを抑える効果もある。
水平安定部材は、面状や板状以外にも、ドット形状の点在する位置に設置されるものやストライプ形状の平行で離れた状態で設置されるものもある。
さらに、収納部材や同一の開口部内に、錠前、錠前装着部、錠前係止部材、共通のロック部材、錠前機構等を設置することにより、収納部材等の表面がフラットである、すっきりしたデザインに成り,また、外部からの破壊のダメージに対して、収納部材等の表部材が覆ってガードするので、より防犯効果を上げることができる。
錠前係止部材は、錠前と、ダミー錠と、ダミー錠を兼備する錠前と、を容易に錠前装着部に着脱できる部材であり、その作用効果として、解錠状態の錠前と、施錠状態の錠前と、を着脱でき、錠前に具備する閂やダミー錠を、長手方向に突出させた状態に成っても、錠前装着部の外部に係合して,、蓋としての役割である錠前係止部材を取り外し、伸長した状態の錠前を、乾電池を交換するように取出したり、内部に装着して、錠前装着部の装着した錠前を取出す時に使用する必要な内部空間を埋める役割としても応用できる。
図48〜50において、錠前係止部材の参考例を詳しく記載してある。
錠前係止部材は、蓋状のものであれば、本体又は扉の裏側から取り外すと、錠前が施錠状態の閂が突出した状態でも、さっと取り出せる。(図49参照。)
また、水平安定部材を使用した別例として、保護部材の水平安定部材を、直下方向に押圧する例を紹介する。
錠前装着部195に装着した錠前191の閂192が、保護部材193を錠止する。また、閂201は上部に複数の先端片及び下部に傾斜面200及び水平安定部材199を兼備する。
仮に、閂201が破壊力等で、直下方向に無理に押進されると、傾斜面200の水平安定部材199が、保護部材193が具備する傾斜面197の水平安定部材198を押圧する。
当接した互いの水平安定部材が、対示又は対向して押圧し合い傾斜面を形成して、閂201の傾斜面200が保護部材193の傾斜面197を、閂192の施錠方向に押進するので、押圧力に比例して施錠作用効果を高めることができる。
注釈として、上記記載例が、上下方向ではなく、左右方向の例であっても、作用効果は同じである。
また、図51は、ドット形状及びストライプ形状の水平安定部材の一例の図である。
なお、上記記載の、全ての実施例、変形例、別例等は、本発明を実施する為の、形態の一例である。
錠前アダプターの一例として、小さいタイプの錠前の閂を1センチ移動させると、ギヤー比の増幅作用により、大きいタイプの錠前の閂を2センチ移動させてり、小さいタイプの錠前の閂を動かすと、ギヤーが半回転し、大きいタイプの閂のギヤーが1回転するようにセットして、ギヤー比の違いにより、錠前アダプターの閂作用効果である施解錠が、錠前の大きさに関係なく使用できる。
また、ギヤーは歯筋部を有する円形タイプだけではなく、歯筋部を有する板状のタイプでもよい。
また、その他、距離を増幅できる機構又は構成でも良い。
注釈として、上記アダプターは、ほんの一例である。
次に、錠前機構の、使用者の限定機能について開示する。
図56では、ドアの裏側(内側)に搭載された錠前機構の操作において、左側の蓋は一方の錠前で開くことが出来、かつ錠前機構の蓋を開くと、右側の蓋の開口操作部があり、解錠及び扉を開口できる。
また、一方の錠前機構の左側の蓋を他方の錠前で解錠して、開口できるが、錠前機構内部に、右側の蓋の解錠操作部がないので、左側からは開口できない。
したがって、ドアの錠前を交換する場合でも、大家と入居者の違いのように、一方の大家だけが、どちらの鍵も交換できる操作などに役立つ。
上記のように、錠前機構は、複数の蓋や扉の解錠操作を限定できる機能もある。
さらに詳細に記載すれば、前記錠前機構の扉は、筐体と蓋から成る管理部材であり、前記錠前装着部を内設し、前記蓋を開いて前記錠前装着部に前記錠前を着脱させ、かつ遠隔操作部材を有する限定された管理部材のみ、他の管理部材が有する前記蓋が閉じた状態でも、前記遠隔操作部材を操作して当該他の管理部材が有する案内部材と係合した連結部材を応動させて前記蓋を強制的に開閉し、内設する前記錠前装着部に前記錠前を着脱させる錠前機構は、前記限定された管理部材が内設する前記錠前装着部に装着した前記錠前を解錠して、前記蓋を開いた状態に保持し、かつ前記遠隔操作部材を操作して、前記案内部材を非接触状態で応動させるか、当該遠隔操作部材に係合させた状態か、で移動又は回転させる操作手段により、前記施解錠操作部材の錠止部材又は前記錠前の閂により施錠又は係止された状態に押し当てられる又は当接され、当該他の管理部材が有する前記蓋と前記筐体が互に前記連結部材を挟持する状態で、継合を解く又は継合し、例えば、前記連結部材を回転させて、立てかけるように起立した状態で、前記筐体と前記蓋の隙間を開けて、解錠又は施錠の状態に制御して、当該他の管理部材が内設する前記錠前装着部に、前記錠前を着脱させることを特徴とする錠前機構に搭載された管理部材のことである。
注釈として、上記記載例は、ほんの一例である。
本発明の、セキュリティボックスの構成する各パーツの係合部の形状に互換性を持たせた結果、工具を使用せず簡単に本発明の錠前を交換でき、かつ鍵や錠前の種類や機能、セキュリティボックスの形状又はその両方の組み合わせを自由に選択できるので、オリジナルのセキュリティボックスもファッション感覚で自由にアレンジできる。
さまざまな貴重品をまとめてセキュリティボックスに保管し、オプションの携帯チェーンなどでセキュリティボックス本体を固定して窃盗されないようにするか、オプションの手提げやショルダーベルトを装着してバックとしてセキュリティボックス本体を携帯すれば、貴重品全てを常時携帯でき、ホテルのフロントや室内金庫に預ける時でもセキュリティボックスごと管理でき、本発明の錠前及び錠前機構及び保護部材を搭載したセキュリティボックスは、防犯効果が高く解錠の心配がないので安心して預けられる。
また、封印確認機能を搭載することにより、第三者による解錠行為があったか痕跡が確認できる。
セキュリティボックス本体を透明化することにより、セキュリティボックスを開けなくても中身のチェックができるので、規格サイズの決まった形状のスポーツ用具、楽器等、他人の所有物との取り違えがなくなる。
透明又は半透明な強化プラスチックのセキュリティボックスは、1つだけの錠前を装着して、又は錠止部材で操作できるものもある。
その場合には、本発明の錠前及び錠前装着部も応用できる。
また、決まった形状の場合、セキュリティボックスも量産化が可能なので製造コストも下げることができる。
社内間、公共施設間等でセキュリティボックス使用の場合、外部の第三者に開けられる心配がないので、セキュリティ効果が高く、収納する書類等の輸送は使用済み書類袋などを再利用してセキュリティボックスに収納すれば、ごみの軽減化につながる。
また、セキュリティボックス単位で、担当部署や担当者個人に直接搬送できるので、セキュリティ向上と可視化効果により、誤送や取り違えの問題も防止できる。
セキュリティボックス本体ごと、ひと回り大きいセキュリティボックスに入れる事により、より防犯性を高めたり、重ねたセキュリティボックス間の空間に衝撃吸収材を挟み込む事により、精密機械、高価な楽器や美術品等の、収納品の衝撃に対する保護にも役立つ。
錠前収納ケースと前記錠前着脱係合部材と錠前とセキュリティボックスに係合部及び互換性を共有すれば、先に複数の錠前を錠前収納ケース及び前記錠前着脱係合部材に装着してセキュリティボックスに着脱できるので、簡単に一度に複数の錠前を交換できる。
錠前機構に配設した保護部材を介在させる手段により、例えば、錠前が具備する閂の施錠及び解錠の操作を横方向にスライドさせる手段の場合、保護部材を介在させることで、外力により閂作用部材もしくは保護部材を無理に操作しても、外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を変更させ、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向に変えるので、錠前が具備する閂の施錠及び解錠の操作手段を、保護部材を介して、玉突き状態の方向である同じ方向に押し込む(又は引き抜く)ことはできず、錠前が具備する閂に対する破壊力を、軽減もしくは遮断させる手段を具備する。
レコード、レントゲン写真、額付絵画など丸められない収納物は、薄型の表面積の広いセキュリティボックスで対応でき、釣竿やゴルフクラブのような長い収納物は、細長い筒状のセキュリティボックスで対応できる。
複数の錠前をセットして、錠前を交換できるひとつのユニット型錠前(装置)として、チェーンなどを拘束する錠前(装置)としても使用できる。
また、上記記載のユニット型錠前(装置)に、複数の閂を配設した錠前機構を搭載することもできる。
鍵と錠前とセキュリティボックスは共に構成する部材が違った部材でも、構成部材を加工した凹凸形状や模様の形状、部材の色、プリント加工も含むデザイン加工を共通性にして、ファッション的なコーディネイトもできる。
また、セキュリティボックスを形成するフォルムは、丸みを帯びたデザイン、多角形のデザイン、多面構成のデザイン或いは動植物や天体などの自然界に実在する物体等を模倣した、多種多様なフォルムを応用できる。
上記記載のセキュリティボックスの形状であれば、ポシェットのようにバックに入れて容易に持ち運べる。
さらに、セキュリティボックスは、光学液晶及び電性液晶の作用又は効果を使用した、錠前の施錠及び解錠の操作部及びセキュリティボックスの内部を、瞬時に隠蔽できる手段も兼ね備えることができる。
また、錠前又はセキュリティボックスに具設する施錠及び解錠の操作部を開閉する開閉部材を設置して、強制的に隠蔽する手段も備えることができる。
従来の錠前を装着した金庫の使用方法において、ダブルロックが面倒な為、たとえば、ダイヤル錠とシリンダー錠のコンビの場合、通常使用時にダイヤル錠を解錠状態にしたまま、シリンダー錠のみで施錠又は解錠の操作をしている場合もあり、ダブルロック機能を使用せず、逆に防犯効果が下がってしまっていたが、本発明の錠前を装着したセキュリティボックスは、一箇所の錠前装着部に装着する錠前のダイヤル錠の桁数を増やした錠前やハイブリッド錠等、最新式機能を搭載したモデルの錠前を任意で自由に選択交換でき、かつ同じ錠前装着部に、縮小規格形状された本発明の錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して重ねて装着使用できるので、一箇所の錠前装着部に装着した本発明の錠前で、セキュリティレベルを容易に上げることができる。
旅先などでセキュリティボックスの一部のパーツが破損した場合、販売ネットワークでカバーすれば、現地にて交換パーツを購入し簡単に交換して、セキュリティボックスの継続使用が可能になる。
スペアーキーではなく、交換用の別の錠前を携帯すれば、直ぐに交換可能となり、たとえば渡米の際、旅行用スーツケースの錠前で専用施錠機能「TSA」のついた錠前も任意選択して装着でき、現地に到着した際に「TSA」機能の錠前を任意の錠前に交換すれば、使いやすさとセキュリティアップになる。
鍵の紛失時、合鍵を持たず解錠及び施錠の操作が困難な場合は、通常常設のダイヤル式ロックを解錠操作する事により継続使用が可能であり、かつ使用不能になった錠前を防犯の為に強制錠止させる手段により使用不能にすることができる。
セキュリティボックスの一箇所の錠前装着部に、薄型タイプの錠前やコンパクトタイプの錠前など、同じスペースで、複数の錠前を重ねて装着でき、かつ複数の錠前それぞれの施錠及び解錠の操作を同時使用もできる。
実施例のまとめとして、本発明の効果を、実施例の一例として海外旅行での使用例を挙げて説明する。あくまで下記のストーリーは、実施例の一例を分かりやすく説明した解説文である。
今回設定したアメリカでの演奏旅行には、三つのセキュリティボックスを使用し、一つ目は、機内持ち込み可能な小型のセキュリティボックスで、一方には生体反応式錠前を装着し他方にはダイヤル錠を装着し、オプションでウエストポーチ用ベルトと盗難防止チェーンを装着してある。
二つ目は、バイオリンを収納したバイオリンの形状を成すセキュリティボックスである。
三つ目は、上記バイオリンの形状を成すセキュリティボックスごと収納できる、同じ形状の一回り大きいバイオリンの形状を成すセキュリティボックスである。
バイオリンを直に収納したバイオリンの形状を成すセキュリティボックスと、同じ形状の一回り大きい保護強化型セキュリティボックスとの間には、衝撃吸収部材を挟みこんで破損対策を施してある。
共に互換性が有り、同じ形状で大きさの違うセキュリティボックスは、二重に重ねても使用できる。
また、セキュリティボックスに装着する異なる任意の錠前は、上記二つのバイオリンの形状を成すセキュリティボックスそれぞれに、下記の組み合わせで装着することにした
。1、バイオリンを直に収納したセキュリティボックスには、一方には縮小等分化した二つのダイアル式錠前を重ねて錠前収納ケースに装着して、一箇所の錠前装着部に装着した。錠前収納ケースを使用すると、容易に複数の錠前を交換できる。他方には渡米旅行に欠かせない「TSAロック」錠前を、直に接錠前装着部に装着した。
2、一回り大きい保護強化型バイオリンの形状を成すセキュリティボックスには、錠前着脱係合部材を使用し、錠前着脱係合部材の錠前装着部に、一方にはハイブリッド式錠前を他方には「TSAロック」錠前を装着して、セキュリティボックスの錠前装着部の内側に、錠前着脱係合部材を装着した。
上記の組み合わせで装着することにより、「TSAロック」錠前のマスターキー管理責任者である第三者が検査の為解錠しても、「TSAロック」を解錠することにより、施錠した錠前を破壊されることを回避できる。
上記3点のセキュリティボックスの共通項は、下記の通りである。
1、透明な可視化効果のある強化合成樹脂から成り、軽量でとても丈夫である。
2、セキュリティボックスに装着する異なる複数の錠前は任意で選択でき、形や大きさが違うセキュリティボックスと共に互換性があり、組み合わせが自由である。
3、セキュリティボックスの各錠前装着部には、一箇所の錠前装着部に、単数又は複数の錠前を装着できる。また、錠前収納ケースや錠前着脱係合部材に装着して、複数の錠前を一度に簡単に装着できる。さらに、一箇所の錠前装着部に装着した各錠前の同時使用もできる。
4、オプションで、付属品をセキュリティボックスに装着しても使用できる。5、セキュリティボックスに装着した錠前手段による、「強制施錠手段」と「施錠操作及び解錠操作を阻止する手段」を兼ね備えて、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
空港では手荷物検査の際、機内持ち込み可能な小型セキュリティボックスに、パソコン、記録媒体、現金、クレジットカード、宝飾品、携帯電話を収納していたが可視化作用により、開けずに視認検査ができ赤外線透視検査のみで済んだ。
また、赤外線検査後の検査用トレーから貴重品等をそれぞれ収集せずに、貴重品を収納してあるセキュリティボックスをさっと持ち出し、短時間で直ぐにゲートを通過することができた。
飛行機に搭乗し、座席に小型のセキュリティボックスに装着してあるオプションの携帯盗難防止チェーンを使用してロックをした。
これで、搭乗中の短時間離席しての化粧室使用時や夜間飛行時の就眠中でも安心できる。
また、心配であればオプションのウエストポーチ用ベルトを使用して、化粧室使用時に携帯したり身に着けて就眠もできる。
搭乗した後に、追加でパスポートや帰りの旅券等を収納しておけば、セキュリティボックスひとつでたくさんの貴重品を携帯でき安心して保管できる。
現地に到着して荷物受取の際、同行したバイオリストも同じセキュリティボックスを使用していたが、可視化効果により、バイオリンの形状を成す自分のセキュリティボックスを、間違えなくすぐに受け取れた。
また、必要のなくなった「TSAロック」錠前を、その場で別に持参した使いやすいマグネット式錠前にそれぞれ交換した。
錠前の交換は、解錠したセキュリティボックスから交換対象の錠前を取出し、別に持参したマグネット式錠前を工具を使用せず簡単に着脱できた。
用途や目的に合わせて使用できるように、外出の際はいつもコレクションしている任意の錠前をいくつか別に携帯してる。
また、マグネット式錠前を操作する鍵は、アクセサリーのリングの中に埋め込んであり、リングを常時身に着けることにより、施錠又は解錠時の利便性や紛失又は盗難防止対策に成る。
無事演奏会も終了したが、施錠しようとした友人の錠前の鍵が見当たらなく施錠できない。盗難にあったのか落としたのか分からないので、ひとまず使用不能になったシリンダー式錠前を取出し、シリンダー式錠前に内蔵してあったダミー錠で施錠することにした。
さらに、シリンダー錠の鍵穴のある主面を、90度回転させて錠前の側面にして、セキュリティボックスの錠前装着部に再装着した。
万が一、紛失した鍵を第三者が拾得又は故意に所持していたとしても、シリンダー錠の施錠と解錠の操作部のない他面では、解錠行為そのものを完全に阻止できる。
上記手段により、異なる他方の錠前による施錠操作又は解錠操作の手段でセキュリティボックスの継続使用が可能に成る。
空港で、封印らしき書類が張ってある美術品と同じ形状のセキュリティボックスを可視化効果によってセキュリティボックスを開けずに、視認してスムーズに出国手続きが行われていた。
空港免税店では、いろんな種類のセキュリティボックスがあり、丸みを帯びた半透明で淡いピンク色のハート型セキュリティボックスや、少し怖そうなライオンの顔を模倣したセキュリティボックス、現地で有名な遊園地の愛らしいキャラクターを模ったセキュリティボックス、サッカーボウル型の多面体セキュリティボックス、可視化効果は無いが金属製でえんぴつのような細長い筒状の多角形のセキュリティボックスや花柄や星や月の模様をプリントした透明なセキュリティボックスなどがあった。
他にも、オプションで使える、セキュリティボックスの中に入れて中味が見えないようにするキャンディ型の巾着袋や、錠前の交換用に最新型セキュリティ機能搭載のカード式錠前をなどがあった。
高級品の中には、装着した錠前とセキュリティボックスに同じブランドマークの表面加工が施され、よく見るとブランドロゴが凹凸な形状で角度によって色合いが微妙に変化するデザインもあった。
さらに、液晶作用を使用した透明なセキュリティボックスには、ボタン一つで一瞬にして、曇ったように内部を見えなくする隠蔽機能が付いていた。その他にも、さまざまな種類や大きさのセキュリティボックスがあった。
以上は全て、海外旅行での使用例を挙げて説明した実施例の一例である。
上記記載の一例も踏まえて、本発明の錠前による継続使用可能なセキュリティボックスを提供する。
また、さらに、同一開口部の内部に、施解錠操作部材と錠止部材を強固に固定することにより、本体が形成する外形やフレーム枠等にカバーされ、こじ開け等の破壊力に対し防犯性を高めることができる。
例えば、軍事防衛や原子力等に関係するような、重要な操作室の扉等にも対応できる。
複数の錠前による開閉手段を有する、共通の閂及び同一の開口部であっても、複数の使用者が、各自の施解錠操作手段を持つだけで、一つのセキュリティボックスを共同使用ができ、使用者のいずれかが、鍵の紛失や故障等で、施解錠手段を使用できなくなっても、ダミー錠又は錠止部材による強制錠止手段、或いは錠前の主面を隠蔽する施錠操作と解錠操作を阻止する手段で、セキュリティボックスの継続使用ができる。
また、水平安定部材は、錠前閂機構以外にも、錠前の具備する閂やダミー錠、同一の開口部に具備する施解錠操作部や錠止部材又は錠前装着部、セキュリティボックス、錠前装置等にも応用できる。
また、磁力や電波又は光線等により、完全防水仕様等の錠前やセキュリティボックスの操作部に非接触でも施解錠操作ができる。
セキュリティボックス又はケース等の形成部材を、炭素繊維や強化耐摩擦、耐切断、耐薬、耐引張り等の機能を備えた繊維等で縫製や編地にして、そのまま使用するか、化学変化を応用して、薬剤の化学変化又は燃焼させる化学変化等で固形化して、強度を向上させて使用できる。
また、編地加工の場合には、化学変化による硬化の形状を想定し、セキュリティボックス又はケース等の形成部材の補強が出来る。
その手段として、編みこむ際に、セキュリティボックス又はケース等形状の内側のエッジ部分やコーナー部分の編み込みの成型を、厚くする又は折れないように編み込んで、化学変化後に、内側のエッジ部分やコーナー部分が、丸み又は鈍角等の耐曲がり強化を備えた形状になるように考慮すれば、強化繊維が弱点とする折れ曲がりの対策にも成る。
また、編地等の加工時に、色や柄の厚みの変化や、糸のねん糸又は、使用する糸の本数などにより、金型等の高額な部材を使用することなく、簡単に形状の使用変化等が出来る。
また、編地を使用して、旅行用スーツケースの防犯用ベルトや防犯ネットも加工できる。
また、編み込みの際に、成形編み等の編み手段で、係合孔や係合部又は係合部材を初めから加工することにより、後加工の手間や困難化を軽減できる。
また、本発明の錠前を、携帯型施錠装置としていろいろ独立させた形状で商品化できる。
防犯ネットで任意の物を覆いかぶせて守ったり、チェーン、ワイヤー、編み込んだ組紐、編み込んだロープ又はベルト、係合部材等で束ねて、一つにした一括管理も容易に出来る。
セキュリティケース本体又は蓋の内部に、施解錠操作部材や錠止部材を固定することにより、外形の部材で守られ、建造物又は輸送部材の錠前装置等に応用でき、また、錠前やダミー錠の装着又は携帯の、忘れの防止にも成る。さらに、着脱可能な錠前との連動させた組み合わせ使用も出来る。
セキュリティボックス又はケースの内部を、内部に具設したジャバラ形状の幕で覆い隠すことも出来る。
錠前及び互換性のある錠前装着部、錠前機構、本体又は開閉自在の扉から成る各収納部材に、固有の識別番号を認識させ、錠前を装着させる際に、互いに識別番号を登録又は記録又は照合させ、収納物を入れる際に、あらかじめお互いに照合した同士の是非をとることにより、間違った使用をしないように確認及び阻止できる。
また、形状の違う錠前を装着して使用できる、錠前アダプターを開示する。錠前装着部を有する錠前アダプターは、錠前を装着する際は、錠前装着部に装着して使用する。
したがって、形状の縮小等分化した錠前でも装着でき、かつ複数同時に装着も可能である。
錠前アダプターの形状は、いろいろなタイプの錠前にそれぞれ対応できる。
標準タイプの錠前の形状タイプに、形状の縮小等分化した錠前のタイプを装着して使用するモデル。
ドアのロックシステムに使用するタイプは、大型で厚みのある重厚タイプ。
以上のように、錠前アダプターを使用すれば、いろいろなバリエーションの互換性のある錠前を使用できる。
ミニサイズ、マイクロミニサイズ等のSDカードを、準サイズのSDカードで使用できるように、互換性を持たせて、いろいろな組み合わせで使用できる。
また、錠前装着部に装着した、形状の大きさの違う錠前を変換使用するために、錠前アダプターにギヤー比の違いにより、閂の移動距離を増幅できる装置が搭載されるタイプもある。
小さいタイプの錠前の閂の移動距離に対し、大きいタイプの錠前の、閂の移動距離になるようにセットする。
錠前は固有識別番号を具備し、前記固有識別番号を具備する本体と開閉自在な扉に、係合する際に、互いの前記錠前識別番号を照合させ、関連させて後に収納物を収納すれば、収納物を間違って納入又は取り出すことを阻止できる又は未然に防げる。
ダミー錠を、非接触で操作でき、電波や光線又は磁力で操作できる。また、操作部を錠前の前面に、通常使用する錠前の施解錠操作部とは別の操作部を設置すれば、錠前装着部から取り外さなくても操作できる。
強化合成樹脂から成る、セキュリティボックスの強度において軍事レベルの使用強度をクリアすれば、海外来航先でのテロや災害時において、ヘルメットや盾として身を守ることも可能になる。
また、強化合成樹脂から成り、耐火、耐熱、耐水に強く、スケルトン効果により太陽電池パネル発電機も内蔵でき、災害時に貴重品以外にも、非常用食料、飲料、懐中電灯、充電器、電気コンロ、小型蓄電池などを収納部に搭載し携帯すれば、災害救助対策にも役立つ。
ナノテクノロジー等の最新の素材を応用して、より強度により軽くでき、防犯強化機能を高めることができる。
下記記載の、各手段に応用できる。
スキミング防止。
パルス対策。
防水対策。
耐食。
耐薬。
耐磁。
耐光。
1−A:錠前
1−B:錠前
2−A:閂
2−B:閂
3−A:保護部材
3−B:保護部材
4−A:スペースエリア
4−B:スペースエリア
5−A:ストライクエリア
5−B:ストライクエリア
6:稼動動作部
7:スライド式摘子
8−A:弾性体
8−B:弾性体
9:挟持部
10:凸設部分
11:凸設部分
12−A:ダミー錠
12−B:ダミー錠
13:蝶番
14:施錠と解錠の操作部
15:主面
16:裏面
17:壁面
18:壁面
19:摘子
20:共通の閂
21:セキュリティボックスの本体
22:セキュリティボックスの蓋
23−A:錠前装着部
23−B:錠前装着部
24:閂開放部エリア
25:同一の開口部
26:隠蔽部材を具設した錠前
27:隠蔽部材
28:セキュリティボックスの蓋
29:セキュリティボックスの本体
30−A:装着部
30−B:装着部
31−A:錠前
31−B:錠前
32−A:閂
32−B:閂
33−A:保護部材
33−B:保護部材
34−A:スペースエリア
34−B:スペースエリア
35−A:ストライクエリア
35−B:ストライクエリア
36:円軸
37:閂
38:円盤型回動部
39:摘子
40:劣弧部分
41:同一の開口部
42:上部縁端部
43:下部縁端部
44:閂収納部
45:閂
46:歯筋部
47:係合部材
48:弾性体
49:ストライク
50:歯車部
51:歯筋部
52:中心軸
53:「L字型」の先端部
54:閂
55:錠前装着部
56:錠前
57:閂
58:錠前
59:閂
60:キューブ型閂ホルダー
61:セキュリティボックスの本体
62:セキュリティボックスの蓋
63−A:錠前装着部
63−B:錠前装着部
63−C:錠前装着部
64:開口部の縁端
65:凸部形状の複数の閂
66:凸部形状の複数の閂
67:内側壁
68:間隔部
69:直下位置
70:プレート
71−A:錠前
71−B:錠前
71−C:錠前
72−A:閂
72−B:閂
72−C:閂
73−A:保護部材
73−B:保護部材
74−A:スペースエリア
74−B:スペースエリア
75−A:ストライクエリア
75−B:ストライクエリア
76:側面内側
77:内壁
78:遊動幅
79:厚み幅
80−A:閂
80−B:閂
81−A:先端片
81−B:先端片
82−A:錠前
82−B:錠前
83:錠前着脱係合部材
84:錠前
85:錠前の凹部
86:錠前収納ケースの凸部
87:錠前収納ケース
88:錠前欠切部
89:係合部材
90:錠前収納ケースの蓋
91−A:錠前
91−B:錠前
92−A:閂
92−B:閂
93−A:ダミー錠
93−B:ダミー錠
94:錠前装着部
95:錠前係止部材収納部
96:錠前係止部材
97:錠前装置の蓋
98:下部縁端部
99:欠切係合部
100:錠前装置の本体
101−A:錠前
101−B:錠前
102−A:閂
102−B:閂
103−A:錠前装着部
103−B:錠前装着部
104:空間部エリア
105−A:ストライクエリア
105−B:ストライクエリア
106:開口部
107:欠切孔
108:スライド摘子
109:共通の閂に具備する欠切係合部
110:共通の閂
111:「Lの字」型閂ホルダー
112:「コの字」型閂ホルダー
113:キャップ形状の閂ホルダー
114:錠前装着部
115:閂収納凹部
116:「コの字」型の閂ホルダー
117:錠前
118:ピン状の閂
119:スペースエリア
120:凹部
150:凸部
151:錠前
152:閂
153:押進部材
154:摘子
155:案内講
156:錠止部材
157:錠前操作部
158:鍵
159:係合部材
160:弾性体
161:キャップ
162:ダミー錠
163:欠切孔
164:本体
165:開閉スイッチ
166:凸部材
167:共通の閂
168:中心軸
169:天面欠切孔
170:同一の開口部
171:本体
172:欠切孔
173:案内講
174:施解錠操作部材
175:施解錠操作部材
176:錠止部材
177:錠止部材
178:共通の閂
179:閂
180:閂
181:閂
182:閂
183:保護部材
184:閂
185:回動部
186:円軸
187:傾斜面
188:水平安定部材
189:傾斜面
190:水平安定部材
191:錠前
192:閂
193:保護部材
194:エリア
195:錠前装着部
196:エリア
197:傾斜面
198:水平安定部材
199傾斜面
200:水平安定部材
201:閂
202:閂
203:保護部材
204:傾斜面
205:水平安定部材
206:傾斜面
207:水平安定部材
210:前面蓋
211:連結部材
220:ダミー錠
221:閂
222:ダミー錠
223:閂
224:ダミー錠
225:閂
226:ダミー錠
227:閂
228:ダミー錠
229:閂
230:ダミー錠
231:閂
232:ダミー錠
240:ダミー錠
241:ダミー錠操作つまみ
242:閂
243:錠前
244:施解錠操作部
245:閂係合部材
246:欠切孔
250:欠切係合部
254錠止部材
295:錠前係止部材収納部
296:錠前係止部材
297:錠前係止部材
本発明は、本体と開閉自在な扉が互に接する同一の開口部に、共通のロック部材と錠前機構を有し、錠前機構が有する、施解錠操作部、錠前、錠止部材、ダミー錠、連結係合部材等の組み合わせた操作手段により、共通のロック部材が、施錠状態又は解錠状態のいずれの状態でも、本体と開閉自在な扉から構成される収納部材の扉や建築部材のドア等を、施錠又は解錠又は強制錠止の状態に制御して、継続使用できるシステム備えた錠前機構に関するものである。
従来の金庫の扉や玄関のドア等に搭載された錠前機構は、デザイン及び防犯上、強固に内部に設置され、自分では簡単には錠前の交換ができず、殆どが専門業者に依頼していた。
また、従来の機能としては、錠前を別々の場所に複数設置したダブルロック機能や、錠前が解錠できなく成ると、全ての錠前を解錠できるマスターキーでの解錠方法や、一つの錠前を二通りの方法で解錠する機能があった。
(なお、背景技術を踏まえ、本発明の言葉の定義を、下記に注釈として記載する。)
「ダミー錠」とは、解錠操作が不可能な状態に維持し、かつ強制的に施錠又は錠止の状態に維持する手段を具備した、ダミー(偽)の閂及びダミー閂の作用を具備する部材を含む、概念の総称であり本発明では、「ダミー錠」で統一表記する。
「錠前機構」とは主に、保護部材、閂又は閂作用を具備した部材、共通のロック部材、錠前係止部材、錠前装着部、連結部材、案内部材、管理部材等を配設した、一連に組み合わされた閂機構又はロックシステムのことである。
「保護部材」とは、閂ホルダー及び遮蔽部材から成り、錠前が具備する閂を 外力による破壊から遮蔽して守る、閂作用を具備する部材のことであり、共通のロック部材、及び施解錠操作部材と錠前が具備する閂の施解錠の操作手段、又はダミー錠の強制錠止の手段に応動した閂の作用効果を有するものである。
さらに、保護部材は、他の係合部材を係合させて、応動させる部材としての役割もある。
また、「閂ホルダー」とは、錠前が具備する閂を覆う又は遮蔽する状態で保護する形状を有する部材(前記保護部材)のことである。
「施錠操作及び解錠操作を阻止する手段又は施解錠の操作部の操作を阻止する手段」とは、錠前に具備する閂の操作部を隠蔽して、施解錠の操作を不能にする手段のことである。
錠前に具備する「主面」とは、錠前の操作部又は表示部がある面のことであり、「他面」とは、錠前の操作部又は表示部がない面のことである。
なお、本発明において、特別な記載注意事項がない限り、基本的に錠前の施解錠の操作部は、上記記載の「錠前の主面」に具設されているものとする。
特開2009−62780号公報
特開2003−285858号公報
特開2008−196293号公報
実登49−98300号
従来のセキュリティケースや建物のドア等のロックシステムである錠前機構は、デザインや防犯上内設されることが多く、交換の際は、自分で簡単には交換できず、高額な交換代金を支払い、専門業者に依頼することが殆どであった。
鍵の紛失、盗難又は錠前の故障や、電気、電子関係を使用した錠前の電力消耗等で、施錠又は解錠の操作不能の場合、錠前機構の継続使用ができなくなるか、合鍵を携帯していても、故意に錠前の鍵を窃盗又は紛失した鍵を拾得した第三者による、元の鍵を使用した、錠前機構の解錠操作の恐れがあったが、直に錠前の使用停止対策が取れず、現状のままの状態で放置するしかなかった。
また、複数の錠前を、同じ錠前装着部に同時に搭載して使用する、又は最新式の錠前を選んで搭載させることはできず、錠前のセキュリティレベルは、簡単には上げられなかった。
また、施解錠操作部及び錠前に対する、強制解錠行為の外力に対し、錠止力を増減させる手段又は安定した状態で維持できる手段を搭載した錠前機構はなかった。また、錠前装着部に装着した錠前を変更又は交換する、管理者を限定できる機能錠前機構はなかった。
小さいサイズの錠前を、大きいサイズの錠前装着部に装着させ、本体と開閉自在な扉を、大きさの異なる錠前で施解錠操作する操作手段はなかった。
閉口した管理部材の錠前装着部に装着した錠前を、他の管理部材を開口して、取り外すことが出来る管理部材と操作方法を持つ錠前機構はなかった。
管理部材の本体と扉を、継合して施錠する又は解錠する係合部材を有する錠前機構はなかった。
また、本体と開閉自在の扉を、係合部材で継合して、施錠する又は解錠する錠前機構はなかった。
従来の錠前を使用したセキュリティボックスの施錠又は解錠の操作方法で、一箇所の開口部を複数の錠前どちらか一方で施錠又は解錠する操作手段は、携帯サイズのセキュリティボックスには無かった。
また、鍵の紛失、盗難又は錠前の故障や、電気、電子関係を使用した錠前の電力消耗等で施錠又は解錠の操作不能の場合、セキュリティボックスの継続使用ができなくなるか、合鍵を携帯していても故意に鍵を窃盗又は紛失した鍵を所持した第三者による、元の鍵を使用したセキュリティボックスの解錠操作の恐れがあった。
従来の錠前を使用したセキュリティボックスは、錠前を解錠できなくなった時、鍵業者に頼んで開けてもらうことはあったが、錠前の故障や鍵の紛失時に、施錠できなくなったセキュリティボックスを鍵業者に頼んで閉めてもらうことはなく、セキュリティボックスが使用不能と成り、錠前とセキュリティボックス全てがそのままごみとなってしまうことがあった。
従来のセキュリティボックスはバリエーションが少なく、鍵や錠前の種類、解錠率、セキュリティボックスの形状など、任意で自由に組み合わせて使用もできず、セキュリティボックスの収容部に書類など丸めたり折ったりして収納するか、折れないものは大きなジュラルミンケースの代用など、収納品をセキュリティボックスの形状に合わせて使っていた。
携帯型セキュリティボックスは安く製造する量産型が多く、鍵の紛失、鍵や錠前の破損等、施錠又は解錠の操作機能が使用ができなくなった場合又はセキュリティボックスの錆や歪みなどによる使用不能の場合、修理代金の方が購入代金より高い傾向にあるか、若しくは海外製品又は構造上の問題で修理不可能の為、ごみとなってしまう場合が多かった。
従来の錠前を備えた金庫の使用方法において、ダイヤル錠とシリンダー錠を合わせた高度なダブルロック防犯機能を搭載していても、施錠と解錠の操作の煩わしさから、通常使用時にダイヤル錠は解錠しておき、他方一箇所の、防犯効果が下がったままのシリンダー錠のみで施錠と解錠の操作をしている場合もあった。
従来のセキュリティボックスは固定された錠前を、高度な防犯機能の付いた錠前や進化する新しい機能の錠前に簡単に交換できなかった。
従来の錠前は、故障や鍵の紛失等で、錠前が使用できなくなった場合でも、現状のままの状態ですぐに錠前の使用停止対策が取れていなかった。
従来のセキュリティボックスは、錠前が使用できなくなると、セキュリティボックスとしての機能が働かなくなり、その時点でセキュリティボックスの継続使用ができなくなった。
従来のセキュリティボックスの錠前のセキュリティレベルは、簡単には上げられなかった。
同じ錠前装着部に、錠前を複数装着して、使用者の限定機能が付いた錠前機構はなかった。
錠前機構の付いたドアに、いろいろな錠前の種類を搭載できるドアはなかった。
同じ建物内の住居でも、簡単に、錠前の種類を何度も日替わりで変えられるドアはなかった。
錠前を無くして、直に強制錠止できる錠前機構はなかった。
同じ方向に、ダミー錠を搭載できる錠前はなかった。
錠前機構の錠前を変更する際に、変更できる錠前を限定できる機能はなかった。
錠前装着部に、そのままダミー錠を装着できるドアはなかった。
上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉が互いに接する同一の開口部に、施解錠操作部材と錠止部材と共通のロック部材と、を有し、前記施解錠操作部材が有する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材が有する係止部材を、突出させて保持する強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる同一の開口部は、いずれかの前記施解錠操作部材による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記施解錠操作部材による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記施解錠操作部材による施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該施解錠操作部材による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記施解錠操作部材による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする同一の開口部を提供する。
また、前記同一の開口部に、錠前と当該錠前を着脱できる錠前装着部とを有し、前記錠前が具備する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前の施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該錠前による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、施解錠の操作部並びに表示部を具備する主面と、前記操作部並びに前記表示部を具備しない他面と、を兼備する前記錠前を回転させ、前記主面又は前記他面のいずれかに向けた状態で、前記錠前装着部に装着させる錠前機構は、前記錠前装着部に施錠状態に保持された前記錠前を装着し、前記共通のロック部材を錠止させる手段と、前記主面を回転させて前記他面に向けて装着する隠蔽手段と、で前記主面に具備する前記施解錠の操作部並びに表示部の操作を阻止して、前記共通のロック部材を強制錠止させることを備えた錠前機構を提供する。
また、閂とダミー錠を兼備する前記錠前は、前記閂を突出させて施錠させる前記施解錠操作手段とは異なる別の錠止操作手段で、前記ダミー錠を突出させて強制錠止し、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前の解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前が施錠不能の場合、施錠不能の当該錠前が具備する前記閂に代えて前記別の錠止操作で、兼備する前記ダミー錠を突出させた状態で前記錠前装着部に装着する強制錠止の手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記錠前が有する前記閂を突出させる施錠手段と、前記主面を回転させて前記他面に向けて装着する隠蔽手段と、で、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御する作用効果と同等の作用効果を具備し、かつ当該同等の作用効果を実施する為の外郭又は外形から成る形状を有する独立した単体の形状を有して成る前記ダミー錠を、前記錠前装着部に着脱させる錠前機構は、前記ダミー錠を操作して前記錠止部材を突出させ、前記同等の作用効果を実施又は実行する為の外郭又は外形の形状を成形させて用いるか、もしくは独立させた単体の形状で予め形成された外郭又は外形を有する形状部材から成る前記ダミー錠か、を、前記錠前装着部に装着させて、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御させる前記作用効果と、当該作用効果を実施する為の外郭又は外形の形状と、を兼備する前記ダミー錠を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記同一の開口部が解錠状態で開口した場合に、錠前係止部材を取り外して、前記錠前装着部に装着した前記主面又は前記他面に向けた前記錠前と、前記ダミー錠を突出して保持した前記錠前と、前記独立させた単体の形状を有して成るダミー錠と、を取り外す又は嵌合させて固定させる前記錠前係止部材を備えた錠前機構は、前記錠前係止部材を、前記錠前装着部に係合させて空間部を埋める役割又は蓋の役割を有する当該錠前係止部材を取り外して着脱スペースを開設し、前記スペースを応用する又は前記スペースに移動させる手段で、施錠状態で前記閂を突出させた前記錠前と、施錠状態でダミー錠を突出させた前記錠前と、前記独立させた単体の形状から成るダミー錠と、を、前記錠前装着部に着脱自在に装着させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、筐体と蓋から成る管理部材は、前記錠前装着部を内設し、前記蓋を開いて前記錠前装着部に前記錠前を着脱させ、かつ遠隔操作部材を有する限定された管理部材のみ、他の管理部材が有する前記蓋が閉じた状態でも、前記遠隔操作部材を操作して当該他の管理部材が有する案内部材と係合した連結部材を応動させて前記蓋を強制的に開閉し、内設する前記錠前装着部に前記錠前を着脱させる錠前機構は、前記限定された管理部材が内設する前記錠前装着部に装着した前記錠前を解錠して、前記蓋を開いた状態に保持し、かつ前記遠隔操作部材を操作して、前記案内部材を非接触状態で応動させるか、当該遠隔操作部材に係合させた状態か、で移動又は回転させる操作手段により、当該他の管理部材が有する前記蓋と前記筐体が互に前記連結部材を挟持する状態で、継合を解く又は継合し、前記筐体と前記蓋を解錠又は施錠の状態に制御して、当該他の管理部材が内設する前記錠前装着部に、前記錠前を着脱させることを特徴とする錠前機構を提供する。
さらに、上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉は互に接する同一の開口部に共通のロック部材を有し、前記本体又は前記扉もしくはその両方に具設した錠前装着部に、閂とダミー錠とを共に収納した状態の錠前を装着でき、かつ施錠状態である前記閂を突出させた状態の前記錠前又は前記ダミー錠を突出させた状態の前記錠前を、前記錠前装着部に着脱できる錠前であって、当該錠前は、いずれか一方の前記錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他方の前記錠前が具備する施解錠の操作部を操作して前記閂で前記共通のロック部材を解錠状態又は施錠状態に制御する手段と、いずれか一方の前記錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、前記錠前が具備する前記ダミー錠を突出させて前記共通のロック部材を強制錠止する手段かつ他方の前記錠前が具備する前記閂で前記共通のロック部材を施錠状態又は解錠状態に制御する手段と、で前記同一の開口部を開閉させる手段を備えることを特徴とする錠前を提供する。
また、上記錠前は、前記錠前装着部に回転させて装着できる錠前であって、当該錠前に具備する施解錠の操作部がある主面を前記操作部ない他面に向けた隠蔽した状態で前記錠前装着部に装着して、前記錠前が具備する施解錠の前記操作部の操作を阻止する手段を備えたことを特徴とする錠前を提供する。
また、錠前を着脱自在に装着させる錠前係止部材と留め具とを有し、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合に前記留め具を解除して、前記錠前係止部材と錠前とを着脱できる錠前装着部であって、当該錠前装着部に前記錠前の前記主面又は前記他面に向けて装着させる手段と、前記錠前係止部材を取り外して錠前の着脱スペースを開設し、施錠状態である閂を突出させた状態の前記錠前又は施錠状態であるダミー錠を起立させた状態の前記錠前を、開設した前記スペースに移動させて着脱させる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
形状の縮小等分化した錠前を、一つの前記錠前装着部に複数装着できる錠前装着部であって、形状の縮小等分化した前記錠前を、一つの前記錠前装着部に重装しかつ各前記錠前の施解錠の操作を同時使用する手段と、前記錠前を重装した錠前収納ケースを着脱できる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
錠前が具備するダミー錠と同じ作用効果有し、かつ前記錠前から独立させた単体の形状を有して成るダミー閂の作用を具備する部材を、着脱できる錠前装着部であって、前記ダミー閂の作用を有する部材を当該錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止する手段を備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
請求項1または2に記載の錠前を具設し、かつ保護部材と閂部材とを一連に組み合わされた閂機構から成る錠前機構であって、当該錠前機構に具設された閂片を具備する閂を、本体と開閉自在の扉が具備する内壁に対比させ、前記閂の仕様の変更をして、前記閂片と前記内壁が互いに対示又は対向或いは係合して動止させる施錠手段と、前記錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に前記保護部材を介在させ、前記錠前が具備する前記閂に対する外部から直接受ける破壊力を軽減又は回避又は遮断させる手段と、を兼備したことを特徴とする錠前機構を提供する。
錠前装着部に装着した請求項1または2に記載の錠前を保護する保護部材であって、錠前機構に具設された閂作用部材と前記錠前が具備する閂との間に前記保護部材を介在させて、前記錠前が具備する前記閂を覆う又は遮蔽する手段を備えたことを特徴とする保護部材を提供する。
閂作用を有し、錠前が具備する閂による施解錠の操作に応動する保護部材であって、一つの錠前装着部に形状の縮小等分化した錠前を重装させ、各前記錠前の施錠の操作で前記閂それぞれが同時に前記保護部材を係止させて共通のロック部材を施錠状態に制御し、かつ各前記錠前の解錠の操作で前記閂それぞれが同時に解錠した場合にのみ、各前記閂により係止していた前記保護部材が稼動状態と成り前記ロック部材を解錠状態にする手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の保護部材を提供する。
形状の縮小等分化した錠前を重層して、各前記錠前による施解錠の操作かつ同時使用の手段を具備する錠前収納ケースであって、当該錠前収納ケースが具備する錠前係合部と互換性のある前記錠前の具備する前記錠前係合部とを係合させて、錠前の外形の形状又は外形の容積を変更せずに前記錠前を装着した前記錠前収納ケースを錠前装着部に装着できる手段と、前記錠前収納ケースに装着した前記錠前の施解錠の操作部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とする錠前収納ケースを提供する。
具備する錠前装着部に、錠前を備えた本体と開閉自在の扉であって、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材のいずれかの形状を備えたことを特徴とする本体と開閉自在の扉を提供する。
部材の構造を小型軽量化にできる軽量強化部材から成る錠前と錠前機構と錠前装着部材とを、本体と開閉自在の扉の内部に着脱できるセキュリティボックスであって、当該セキュリティボックスは、透明または半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成る可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、前記錠前装着部が具備する留め具を解除して錠前係止部材を着脱し、閂とダミー錠とを収納した解錠状態の前記錠前かつ施錠状態で前記閂を突出させた状態又は前記ダミー錠を起立させた状態の前記錠前を、前記本体と前記扉の内部に具設した前記錠前装着部に装着する手段と、前記錠前を装着した錠前収納ケースかつ錠前着脱係合部材に装着して、前記本体と前記扉の内部に装着する手段と、前記セキュリティボックスに具備する隠蔽部材又は光学液晶及び電性液晶の作用効果で、前記錠前に具備する施解錠の操作部かつ前記セキュリティボックスの内部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、上記セキュリティボックスは、筐体又は筒状又はキャップ状又はハニカム構造から成る空洞化形状又は固体形状等の形状、或いはごく細い棒状の形状又はごく薄い板状の形状等の形状とデザイン加工を施した形状を兼備し、軽量でかつ堅固な部材から成る錠前及び錠前機構及び錠前装着部を備えことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
また、上記セキュリティボックスは、錠前に具備するダイヤルやデジタル等の表示部を含む施錠操作又は解錠操作の操作部を隠蔽する手段を備えことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、前記セキュリティボックスは、施錠状態又は解錠状態いずれの場合でも、複数いずれかの錠前で、同一の開口部を開閉して継続使用ができるセキュリティボックスであって、一方の前記錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他方の前記錠前による施解錠の操作する手段と、一方の前記錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、解錠状態の前記錠前に具備するダミー錠を起立させた状態にして前記錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止させる手段かつ他方の錠前による施解錠の操作手段と、前記錠前装着部に装着した複数いずれかの錠前による施解錠の操作が不能の場合、前記錠前が具備する前記主面を前記他面に向けて前記錠前装着部に装着させる又は前記錠前が具備する隠蔽部材で前記錠前の施解錠の操作部を遮蔽して前記錠前の施解錠の前記操作部の操作を阻止する手段と、で前記同一の開口部を複数いずれかの錠前で開閉させる継続使用の手段を具備したセキュリティボックスを提供する。
本体と開閉自在の扉が互いに当接する同一の開口部に、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該施解錠操作部材による施解錠操作手段に代えて、同一の開口部が具備する錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉でき、取り外し可能な錠前及びダミー錠に代えて、固定された施解錠操作部材と錠止部材で、同じ作用効果を使用でき、複数の施解錠操作手段と強制錠止手段を使用したセキュリティボックス継続使用の開閉手段も兼備することを特徴とした同一の開口部を提供する。
同一の開口部に、錠前と前記錠前を着脱できる錠前装着部と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの錠前が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、いずれかの錠前が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前に代えて、錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉させる手段を備えたことを特徴とする同一の開口部を提供する。
ダミー錠を兼備する錠前を錠前装着部に着脱できる同一の開口部であって、いずれかの錠前が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、いずれかの錠前が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前に代えて、兼備するダミー錠か、同一の開口部が具備する錠止部材か、で強制錠止する手段と、かつ他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉できることを特徴とする同一の開口部を提供する。
固定されていても、取り外しできる錠前と、同じ作用効果がある。
錠前を錠前装着部に着脱できる錠前係止部材であって、錠前装着部に具設された当該錠前係止部材を取り外して空間を開設し、開設したスペースを応用して、錠前装着部に錠前の具備する閂と、ダミー錠と、を突出した状態又は収納した状態でも、錠前を着脱できる手段を備えたことを特徴とする錠前係止部材である。
錠前係止部材は、錠前装着部の蓋の役目も兼ねる。
錠前係止部材は、錠前の具備する閂の、稼動部分とは反対側に装着できる。
錠前係止部材は、複数の錠前の中心部に装着できる。
錠前係止部材は、錠前収納ケースに錠前が装着された状態でも使用できる。
また、解錠又は施錠の状態の錠前、ダミー錠を突出させた状態の強制錠止状態でも、容易に錠前装着部に着脱できる部材である。
錠前係止部材は、錠前装着部を備えていなくても良い。
錠前係止部材は、施錠した状態の錠前が、取り出せるだけのスペースを、確保することが目的である。
錠前係止部材は、スライド式、はめ込み式、ねじ込み式、他の止具等で止める単なる板状や蓋上でも良い。
錠前係止部材は、複数の錠前を抑える目的、又は錠前を取り外すスペースを確保する場合、複数の錠前それぞれに分かれて、係合させても良い。
また、錠前装着部の外部に係合させた蓋の役割、又は錠前装着部の内部に装着して、錠前装着部に装着した錠前の着脱時に使用する必要な内部空間を埋める役割としても応用できることを特徴とする錠前係止部材を提供する。
保護部材又は当該保護部材と閂作用部材との両方に、楔作用効果を有する傾斜面を具備する錠前機構であって、当接する閂作用部材の押圧力に比例して、傾斜面から得る楔作用効果で保護部材を施錠方向に押入し、錠止力を増減させる応動手段を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
閂作用部材が具備する傾斜面の局所に具設して、平常時は、前後、上下、左右又は斜め等に当接する、当該傾斜面を水平位置に保つ水平安定部材である。
また、一定以上の押圧時に、当接した前記水平安定部材を押圧して傾斜面の角度を形成する。
そして、閂作用部材が具備する傾斜面の角度による楔作用効果で押圧力に比例して、斜め前方方向等の錠止方向に押圧する。
その結果、施錠作用効果を増減させる手段を備えたことを特徴とする水平安定部材を提供する。
さらに、上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉は互に接する同一の開口部に共通のロック部材を有し、本体又は扉もしくはその両方に具設した錠前係止部材を有する複数の錠前装着部に、閂とダミー錠とを共に収納した状態の錠前を装着でき、かつ施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、錠前係止部材を取り外して開設したスペースを応用して錠前装着部に着脱できる錠前であって、当該錠前は、いずれかの錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他のいずれかの錠前が具備する施解錠の操作部を操作して応動させた閂でロック部材を解錠状態又は施錠状態に制御する手段と、いずれかの錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、錠前が具備するダミー錠を起立させてロック部材を強制錠止する手段かつ他のいずれかの錠前が具備する閂でロック部材を施錠状態又は解錠状態に制御する手段と、で同一の開口部を開閉させる手段を備えることを特徴とする錠前機構、又は当該錠前機構に使用する錠前を提供する。
また、上記錠前は、錠前装着部に装着する当該錠前の面を代えて装着できる錠前であって、当該錠前に具備する施解錠の操作部がある主面を回して当該操作部を隠蔽した状態で前記錠前を錠前装着部に装着して、錠前が具備する施解錠の操作部の操作を阻止する手段を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、錠前を着脱自在に装着させる錠前係止部材を有し、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合に、錠前係止部材と錠前とを着脱できる錠前装着部であって、当該錠前装着部に錠前の前記操作部を有する主面又は前記操作部を有しない他面を本体又は扉の表示面に向けて装着させる手段と、錠前係止部材を取り外して錠前の着脱スペースを開設し、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又は施錠状態であるダミー錠を起立させた状態の錠前を、開設したスペースに移動させて着脱させる手段を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、形状の縮小等分化した錠前を、一つの錠前装着部に複数装着できる錠前装着部であって、形状の縮小等分化した錠前を、一つの錠前装着部に重装しかつ各錠前の施解錠の操作を同時使用する手段と、錠前を重装した錠前収納ケースを着脱できる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする上記錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、上記錠前が具備するダミー錠と同じ作用効果を有し、かつ錠前から独立させた単体の形状を有して成るダミー閂の作用効果を具備する部材を、着脱できる錠前装着部であって、ダミー閂の作用効果を有する部材を当該錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止する手段を備えたことを特徴とする錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、上記錠前を具設し、かつ保護部材と閂作用部材とを一連に組み合わされた閂機構から成る錠前機構であって、当該錠前機構に具設された閂片を具備する閂を、本体と開閉自在の扉が具備する内壁に対比させ、閂の仕様の変更により、前記閂片と前記内壁が互いに対示又は対向或いは係合して動止させる施錠手段と、錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に保護部材を介在させ、錠前が具備する閂に対する外部から直接受ける破壊力を軽減又は回避又は遮断させる手段と、を兼備したことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記錠前装着部に装着した錠前を保護する保護部材であって、錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に保護部材を介在させて、錠前が具備する閂を覆う又は遮蔽する手段を備えたことを特徴とする保護部材を有する錠前機構を提供する。
また、閂作用効果を有し、錠前が具備する閂による施解錠の操作に応動する保護部材であって、一つの錠前装着部に形状の縮小等分化した錠前を(2分の1サイズの錠前を2個、3分の1サイズを3個等)重装させ、各錠前の施錠の操作で閂それぞれが同時に保護部材を係止させて共通のロック部材を施錠状態に制御し、かつ各錠前の解錠の操作で閂それぞれが同時に解錠した場合にのみ、各閂により係止していた保護部材が稼動状態と成りロック部材を解錠状態にする手段を備えたことを特徴とする前記保護部材を有する錠前機構を提供する。
また、形状の縮小等分化した前記錠前を重層して、各錠前による施解錠の操作かつ同時使用の手段を具備する錠前収納ケースであって、当該錠前収納ケースが具備する錠前係合部と互換性のある錠前の具備する錠前係合部とを係合させて、錠前の外形の形状又は外形の容積を変更せずに錠前を装着した錠前収納ケースを錠前装着部に装着できる手段を備えたことを特徴とする錠前収納ケースを有する錠前機構を提供する。
また、具備する錠前装着部に、上記錠前を備えた本体と開閉自在の扉であって、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材のいずれかに適用できる構成を備えたことを特徴とする本体と開閉自在の扉を有する錠前機構を提供する。
また、部材の構造を小型軽量化にできる軽量強化部材から成る錠前と錠前機構と錠前装着部材とを、本体と開閉自在の扉の内部に着脱できるセキュリティボックスであって、透明または半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成る可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、錠前装着部が具備する留め具を解除して錠前係止部材を着脱し、閂とダミー錠とを収納した解錠状態の錠前かつ施錠状態で閂を突出させた状態又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、本体と扉の内部に具設した錠前装着部に装着する手段と、錠前を装着した錠前収納ケースかつ錠前着脱係合部材に装着して、本体と扉の内部に装着する手段と、セキュリティボックスに具備する隠蔽部材又は光学液晶及び電性液晶の作用効果で、ダイヤルやデジタル等の表示部を含む錠前に具備する施解錠の操作部やセキュリティボックスの内部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、上記セキュリティボックスは、筐体又は筒状又はキャップ状又はハニカム構造から成る空洞化形状又は固体形状等の形状、或いはごく細い棒状の形状又はごく薄い板状の形状等の形状とデザイン加工を施した形状を兼備した軽量でかつ堅固な部材から成る錠前及び錠前機構及び錠前装着部を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらにまた、前記セキュリティボックスは、施錠状態又は解錠状態いずれの場合でも、複数いずれかの錠前で、同一の開口部を開閉して継続使用ができるセキュリティボックスであって、複数いずれかの錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他の複数のいずれかの錠前による施解錠の操作をする手段と、複数いずれかの錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、解錠状態の錠前に具備するダミー錠を起立させた状態にして錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止させる手段かつ他の複数のいずれかの錠前による施解錠の操作手段と、錠前装着部に装着した複数のいずれかの錠前による施解錠の操作が不能の場合、錠前が具備する施解錠の操作部を有する主面を隠して錠前装着部に装着させる又は錠前が具備する隠蔽部材で錠前の施解錠の操作部を遮蔽して錠前の施解錠の操作部の操作を阻止する手段と、で同一の開口部を複数いずれかの錠前で開閉させる継続使用の手段を具備したセキュリティボックスを提供する。
また、本体と開閉自在の扉が互いに当接する同一の開口部に、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該施解錠操作部材による施解錠操作手段に代えて、同一の開口部が具備する錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉でき、かつ取り外し可能な錠前及びダミー錠に代えて、固定された施解錠操作部材と錠止部材で、同じ作用効果を使用でき、複数の施解錠操作手段と強制錠止手段を使用したセキュリティボックス継続使用の開閉手段も兼備することを特徴とした同一の開口部を提供する。
本発明の効果として、本発明の錠前は、本体又は開閉自在の扉もしくはその両方の錠前装着部に着脱自在に装着できる錠前であり、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前の閂に代えて、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させる手段により、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する錠前である。
また、本発明の錠前は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況でも、施錠又は解錠の操作不能となった錠前を、本体又は開閉自在の扉から一度取出し、施錠と解錠の操作部がある主面を回転させ他面に向けて再装着する手段により、施錠と解錠の操作部を隠蔽して錠前操作を阻止する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も兼備する錠前である。
錠前の短手方向の、断面図の形状が正四角形であれば、錠前の4面を向けた状態で装着できる。
また、本体及び開閉自在の扉もしくはその両方に具備する錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、錠前の施錠と解錠の操作部のある主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着できる。
さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
さらに、一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、(2分の1サイズの錠前を2個、3分の1サイズを3個等)重ねて重装でき、各錠前の同時使用もできる。
また、錠前収納ケースは、錠前と互換性のある係合部を兼ね備え、錠前の兼ね備えた係合部を錠前収納ケースの係合部に係合させて装着することで錠前装着部に装着する際の、錠前の収納容積又は外形の形状又は外形の容積の変化がないまま錠前を容易に単体もしくは複数重ねて錠前装着部に着脱できる。
例えば、錠前収納ケースに縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
また、錠前を回転させずに錠前収納ケースに装着し、装着した錠前の主面を向けた状態で錠前収納ケースを錠前装着部に装着しても、錠前収納ケースの係合部が錠前の施錠及び解錠の操作部又は操作表示部を隠蔽できる。
また、本発明の錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を保護する保護部材は、一連に組み合わされた閂機構である錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を遮蔽又は覆う保護作用と施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。
錠前機構及び保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させることができる。
また、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することで、錠前が具備する閂の構造を、過剰に堅固な耐久性を持たない小型軽量化にすることができる。
また、錠前着脱係合部材は、錠前着脱係合部材の装着部に錠前を装着して、本体及び開閉自在の扉の内部に、ワンタッチで容易に着脱自在にセットでき、一度に複数の前記錠前の交換ができる。
また、錠前係止部材は、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合にのみ、錠前装着部が具備する留め具を解除して、錠前装着部の内部に具設された錠前係止部材収納部に着脱できる。
錠前係止部材は、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合にのみ、錠前装着部の内部に具設された錠前係止部材収納部又は錠前装着部の外側に位置する蓋として着脱できる。
その場合に、必ずしも留め具がなくても良い。
一例として、ねじ込み式でも良い。
さらに、前記錠前係止部材を取り外して、施錠状態である錠前の着脱スペースを空けて、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、開設して空けたスペースに移動させて着脱できる。
錠前係止部材を取り外して、施錠状態である錠前の着脱スペースを空けて、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を突出させた状態の錠前を、開設して空けたスペースに移動又は増設したスペースを使用して着脱できる。
さらに、本発明の錠前は、錠前装着部と錠前収納ケースと錠前係止部材と保護部材と錠前機構と共に互換性及び互いに係合部を有することにより、用途や目的に合わせて、本体及び開閉自在の扉から成る建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体等の形状及び錠前作用を具備した装置(部材)を選択して使用できる。
錠前装着部や錠前装置が具設された、ドア又は引き戸でも良い。
上記記載の各効果を有する本発明の錠前を、着脱自在に装着できる本体及び開閉自在の扉から成るセキュリティボックスは、透明又は半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成り、セキュリティボックスを開口せずに視認できる可視化作用とデザイン加工を施した形状とセキュリティボックスに具備する(液晶作用を含む)隠蔽部材により、錠前の施錠と解錠の操作部及びセキュリティボックスの内部を隠蔽する手段を兼ね備え、強化軽量化された多面体又は丸みを帯びたフォルムの形状はファッション効果を生み出し、セキュリティボックスと錠前を自由に組み合わせて、オリジナルなセキュリティボックスを気軽に持ち運べる。
さらに、一方の錠前が施錠したままの解錠不能の状態でも、他方の錠前による解錠操作及び施錠操作の手段と解錠不能の錠前の主面を他面に向けて装着する施錠操作及び解錠操作を阻止する手段又は一方の錠前が解錠したままの施錠不能の状態でも、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着する手段で、セキュリティボックスを強制錠止する手段と他方の錠前による施錠操作及び解錠操作の手段により、セキュリティボックスが互に接する同一の開口部を、複数いずれかの錠前で開口又は閉口でき、セキュリティボックスの継続使用手段を可能とする、本発明の錠前及びセキュリティボックスを提供する。
本発明の効果として、請求項1の錠前は、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前の閂に代えて、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させる手段により、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する錠前である。
請求項2の錠前は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況になっても、当該錠前を、錠前装着部から一度取出し、施解錠の操作部がある主面の方向を他面に向けて再装着する手段により、施解錠の操作部を隠蔽する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も備える。
請求項3の錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、錠前の主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着でき、さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
請求項4の一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、重ねて装着して同時使用もでき、例えば、縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
請求項5の錠前に具備するダミー錠の作用効果を有する錠前から独立した単体の部材でも、錠前装着部に装着させて共通のロック部材を強制錠止できる。
請求項6の錠前機構は、一連に組み合わされた閂機構であり、保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させ、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することができる。
請求項6〜8の保護部材は、錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を、遮蔽又は覆う保護作用と、施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。
さらに、一例として、二つのダイヤル錠でそれぞれ解錠する場合、10×2の20通りの解錠方法で解錠できてしまうが、本発明の保護部材を二つのダイヤル錠それぞれが同時に施錠する事により、一方の錠前が解錠しても他方の錠前が施錠状態で有り、複数のダイヤル錠が同時に解錠する解錠率である、10×10の百分の一の確率でのみ解錠操作が可能と成る。
よって、防犯効果を簡単に上げる事ができる。
請求項9の錠前収納ケースは、一度に複数の錠前を錠前装着部に装着でき、錠前と錠前ケースの係合部に溝を設け、ぴったりと合致させることができ、係合部に錠前の操作部(表示部等)設置しておけば、錠前の他面を向けずに、主面を向けたまま操作部を錠前ケースの係合部で隠蔽した状態で、錠前装着部に装着できる。
請求項10の本体と開閉自在の扉は、本発明の錠前を、装着使用できるので、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体、錠前装置等のいろいろな用途に応用できる。
請求項11のセキュリティボックスは、請求項1〜10記載の機能や軽量強化部材から成る各部材等を搭載でき、さらに、透明又は半透明な合成樹脂等の強化部材から成り、可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、液晶作用効果で内部を隠蔽できる。
請求項12のセキュリティボックスは、複数の錠前の施解錠の操作手段と、ダミー錠による強制錠止手段と、施錠操作と解錠操作を阻止する手段により、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
請求項13〜15の同一の開口部は、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、さらに、錠前装着部を具設して、ダミー錠を兼備する錠前を錠前装着部に着脱でき、いずれかの錠前又は施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前又は施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの錠前又は施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前又は施解錠操作部材に代えて、兼備するダミー錠か、同一の開口部が具備する錠止部材か、で強制錠止する手段と、かつ他のいずれかの錠前又は施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉できる。
請求項16の錠前係止部材は、錠前装着部に具設された当該錠前係止部材を取り外して空間を開設し、開設したスペースを応用して、錠前装着部に錠前の具備する閂と、ダミー錠と、を突出した状態又は収納した状態でも、錠前を着脱できる。
請求項17の錠前機構は、保護部材や閂作用部材に楔作用効果を有する傾斜面を具設して、錠止力を増加させることができる。
請求項18の水平安定部材は、一定以上の押圧時に形状を変形させて、押圧力に比例する施錠作用効果を増加させることができる。
同一の開口部に固定された複数の施解錠操作部材と錠止部材を使用しても、着脱自在の複数の錠前及びダミー錠と同じ作用効果で、共通の閂を強制錠止手段で錠止でき、セキュリティボックスの継続使用ができる。
同一の開口部が強化材で構成されていれば、より錠前機構が守られる。
同一の開口部に具設した共通のロック部材は、二方向にスライドするタイプだけではない。
同一の開口部に具設した共通のロック部材は、施解錠操作部を覆う状態で、施解錠操作部触れないように、ブロックする役目もある。
共通のロック部材は、取り外しができないものもある。
共通のロック部材は、手動又は自動で移動するものもある。
共通のロック部材は、接触又は非接触で操作できる。
錠前装着部に空間を埋める部材を装着して、シングル錠でも、セキュリティボックス又はケースを使用できる
上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉が互いに接する同一の開口部に、施解錠操作部材と錠止部材と共通のロック部材と、を有し、前記施解錠操作部材が有する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材が有する係止部材を、突出させて保持する強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる同一の開口部は、いずれかの前記施解錠操作部材による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記施解錠操作部材による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記施解錠操作部材による施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該施解錠操作部材による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記施解錠操作部材による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする同一の開口部を提供する。
また、前記同一の開口部に、錠前と当該錠前を着脱できる錠前装着部とを有し、前記錠前が具備する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前の施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該錠前による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記同一の開口部に、錠前と当該錠前を着脱できる錠前装着部とを有し、前記錠前が具備する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前の施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該錠前による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、施解錠の操作部並びに表示部を具備する主面と、前記操作部並びに前記表示部を具備しない他面と、を兼備する前記錠前を回転させ、前記主面又は前記他面のいずれかに向けた状態で、前記錠前装着部に装着させる錠前機構は、前記錠前装着部に施錠状態に保持された前記錠前を装着し、前記共通のロック部材を錠止させる手段と、前記主面を回転させて前記他面に向けて装着する隠蔽手段と、で前記主面に具備する前記施解錠の操作部並びに表示部の操作を阻止して、前記共通のロック部材を強制錠止させることを備えた錠前機構を提供する。
また、閂とダミー錠を兼備する前記錠前は、前記閂を突出させて施錠させる前記施解錠操作手段とは異なる別の錠止操作手段で、前記ダミー錠を突出させて強制錠止し、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前の解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前が施錠不能の場合、施錠不能の当該錠前が具備する前記閂に代えて前記別の錠止操作で、兼備する前記ダミー錠を突出させた状態で前記錠前装着部に装着する強制錠止の手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記錠前が有する前記閂を突出させる施錠手段と、前記主面を回転させて前記他面に向けて装着する隠蔽手段と、で、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御する作用効果と同等の作用効果を具備し、かつ当該同等の作用効果を実施する為の外郭又は外形から成る形状を有する独立した単体の形状を有して成る前記ダミー錠を、前記錠前装着部に着脱させる錠前機構は、前記ダミー錠を操作して前記錠止部材を突出させ、前記同等の作用効果を実施又は実行する為の外郭又は外形の形状を成形させて用いるか、もしくは独立させた単体の形状で予め形成された外郭又は外形を有する形状部材から成る前記ダミー錠か、を、前記錠前装着部に装着させて、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御させる前記作用効果と、当該作用効果を実施する為の外郭又は外形の形状と、を兼備する前記ダミー錠を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記同一の開口部が解錠状態で開口した場合に、錠前係止部材を取り外して、前記錠前装着部に装着した前記主面又は前記他面に向けた前記錠前と、前記ダミー錠を突出して保持した前記錠前と、前記独立させた単体の形状を有して成るダミー錠と、を取り外す又は嵌合させて固定させる前記錠前係止部材を備えた錠前機構は、前記錠前係止部材を、前記錠前装着部に係合させて空間部を埋める役割又は蓋の役割を有する当該錠前係止部材を取り外して着脱スペースを開設し、前記スペースを応用する又は前記スペースに移動させる手段で、施錠状態で前記閂を突出させた前記錠前と、施錠状態でダミー錠を突出させた前記錠前と、前記独立させた単体の形状から成るダミー錠と、を、前記錠前装着部に着脱自在に装着させることを特徴とする錠前機構を提供する。
さらに詳細に記載すれば、前記錠前機構の扉は、筐体と蓋から成る管理部材であり、前記錠前装着部を内設し、前記蓋を開いて前記錠前装着部に前記錠前を着脱させ、かつ遠隔操作部材を有する限定された管理部材のみ、他の管理部材が有する前記蓋が閉じた状態でも、前記遠隔操作部材を操作して当該他の管理部材が有する案内部材と係合した連結部材を応動させて前記蓋を強制的に開閉し、内設する前記錠前装着部に前記錠前を着脱させる錠前機構は、前記限定された管理部材が内設する前記錠前装着部に装着した前記錠前を解錠して、前記蓋を開いた状態に保持し、かつ前記遠隔操作部材を操作して、前記案内部材を非接触状態で応動させるか、当該遠隔操作部材に係合させた状態か、で移動又は回転させる操作手段により、前記施解錠操作部材の錠止部材又は前記錠前の閂により施錠又は係止された状態に押し当てられる又は当接され、当該他の管理部材が有する前記蓋と前記筐体が互に前記連結部材を挟持する状態で、継合を解く又は継合し、例えば、前記連結部材を回転させて、立てかけるように起立した状態で、前記筐体と前記蓋の隙間を開けて、解錠又は施錠の状態に制御して、当該他の管理部材が内設する前記錠前装着部に、前記錠前を着脱させることを特徴とする錠前機構に搭載された管理部材のことである。
本発明の効果として、請求項21の発明の錠前機構は、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前を錠前装着部から取り外し、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させることにより、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する。
請求項22の発明の錠前機構は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況になっても、当該錠前を、錠前装着部から一度取出し、施解錠の操作部がある主面を他面に向けて再装着する手段により、施解錠の一方の操作部を隠蔽する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も備える。
請求項23の発明の錠前機構における錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、施解錠の操作部がある錠前の主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着でき、さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
請求項24の発明の錠前機構における錠前装着部は一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、重ねて装着して同時使用もでき、例えば、縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
請求項25の発明の錠前機構における錠前装着部は錠前に具備するダミー錠の作用効果を有する錠前から独立した単体の部材でも、錠前装着部に装着させて共通のロック部材を強制錠止できる。
請求項26の発明の錠前機構は、一連に組み合わされた閂機構であり、保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させ、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することができる。
請求項27及び28の発明の錠前機構における保護部材は、錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を、遮蔽又は覆う保護作用と、施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。さらに、一例として、10桁の数字をあわせるダイヤル錠から成る二つの錠前を、正しい数字を知らない人がそれぞれ解錠する場合、10×2の20通りの解錠方法で解錠できてしまうが、本発明の保護部材を、二つの錠前それぞれが同時に施錠する事により、一方の錠前が解錠しても他方の錠前が施錠状態で有り、複数の錠前が同時に解錠する構成にすると、解錠率が10×10の百分の一の確率でのみ解錠操作が可能と成り(解錠可能な確率はより小さくなり)、防犯効果を簡単に上げる事ができる。
請求項29の発明の錠前機構における錠前収納ケースは、一度に複数の錠前を錠前装着部に装着でき、錠前と錠前ケースの係合部に溝を設け、ぴったりと合致させることができ、係合部に錠前の操作部(表示部等)設置しておけば、錠前の他面を向けずに、主面を向けたまま操作部を錠前ケースの係合部で隠蔽した状態で、錠前装着部に装着できる。
請求項30の発明によれば、請求項21〜29の錠前機構を有する本体と開閉自在の扉は、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体、錠前装置等のいろいろな用途に適用できる。
請求項31の発明のセキュリティボックスは、請求項21〜30記載の機能や軽量強化部材から成る各部材等を搭載でき、さらに、透明又は半透明な合成樹脂等の強化部材から成り、可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、液晶作用効果で内部を隠蔽できる。
請求項32の発明のセキュリティボックスは、複数の錠前の施解錠の操作手段と、ダミー錠による強制錠止手段と、施錠操作と解錠操作を阻止する手段により、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋の断面図を用いた正面方向からの説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
スライド式摘子の断面図を用いた説明図。
(イ)セキュリティボックスの本体と蓋に具設された凸設部の断面図を用いた説明図。(ロ)セキュリティボックスの本体と蓋を右横方向からの断面図を用いた説明図。
蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋の解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋の開口状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)錠前に具備するダミー錠の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前に具備するダミー錠の断面図を用いた説明図。(ハ)錠前に具備するダミー錠の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前に具備する主面の説明図。(ロ)錠前に具備する他面の説明図。
(イ)隠蔽部材を具設する錠前の説明図。(ロ)隠蔽部材により操作部を隠蔽した錠前の説明図。
回転式施錠及び解錠の操作手段を備えたセキュリティボックスの施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
シリンダー機構の後方向からの断面図を用いた説明図。
閂機構の一部を抜粋した施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
閂機構の一部を抜粋した解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
シリンダー機構を具備するセキュリティボックスの横方向からの断面図を用いた説明図。
閂機構の一部を抜粋した施錠状態のセキュリティボックスの断面図を用いた正面方向からの説明図。
閂機構の一部を抜粋した解錠状態のセキュリティボックスの断面図を用いた正面方向からの説明図。
回転式施錠及び解錠の操作手段を備えたセキュリティボックスの解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
錠前装着部に装着した複数の錠前による施錠状態の閂ホルダーの説明図。
平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)セキュリティボックス本体開口部の縁端に具設した直上に伸びたプレートの説明図。(ロ)セキュリティボックスの蓋の前後の内側壁に具設した閂の断面図を用いた説明図。(ハ)セキュリティボックス本体開口部の縁端に具設した直上に伸びたプレートの説明図。
セキュリティボックスの本体及び蓋に具備する複数の閂の断面図を用いた説明図。
平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を備えたセキュリティボックスの解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前と閂に具備した先端片の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂に具備した先端片と保護部材の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前収納ケースの正面方向からの説明図。(ロ)錠前収納ケースの底面方向からの説明図。(ハ)錠前収納ケースの側面方向からの説明図。
(イ)錠前の局所に具設した凹部の正面方向からの説明図。(ロ)錠前の局所に具設した凹部及び係合部の底面方向からの説明図。(ハ)凹部を具設した錠前の形状の縮小等分化した複数の錠前装着時の正面方向からの説明図。
(イ)錠前収納ケースと係合部を係合した錠前の正面方向からの説明図。(ロ)錠前収納ケースと係合部を係合した錠前の底面方向からの説明図。(ハ)錠前収納ケースと係合部を係合した形状の縮小等分化した複数の錠前の正面方向からの説明図。
(イ)錠前着脱係合部材が具備する錠前装着部に係合した錠前係止部材と錠前の正面方向からの説明図。(ロ)錠前着脱係合部材が具備する錠前装着部に係合した錠前係止部材と錠前の上方向からの説明図。
(イ)セキュリティボックスの本体内側に錠前着脱係合部材を押入して係合した正面方向からの断面図を用いた説明図。(ロ)セキュリティボックスの本体内側に錠前着脱係合部材を押入して係合した上方向からの断面図を用いた説明図。
複数の錠前を装着した錠前装置の正面方向からの断面図を用いた説明図。
錠前装置の本体及び錠前装置の本体に具備する共通の閂と錠前装置の蓋に具備する下部縁端部の断面図を用いた説明図。
錠前装置の本体開口部に具設されている複数の欠切孔の説明図。
錠前装置の本体に具設された共通の閂の解錠状態の正面方向からの説明図。
錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。
錠前を錠前装着部に縦に装着した正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)「Lの字」型の閂ホルダーの説明図。(ロ)「コの字」型の閂ホルダーの説明図。(ハ)キャップ形状の閂ホルダーの説明図。
(イ)錠前装着部の外側に具設した閂収納凹部と錠前装着部に装着した錠前の施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂ホルダーの側面方向からの説明図。(ハ)錠前装着部に装着した錠前の解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)ダミー錠を具備する錠前の断面図(ロ)施錠状態の錠前の断面図(ハ)起立させたダミー錠の断面図
四つの錠前を備えたセキュリティボックスの断面図
(イ)施錠状態の施解錠操作部材と、錠止部材を具備する同一の開口部の断面図(ロ)共通の閂の右側を、強制錠止した断面図(ハ)同一の開口部の上方向からの断面図
(イ)回転式閂機構に具備する水平安定部材の断面図(ロ)垂直方向に作用する水平安定部材の断面図
(A)錠前の閂とダミー錠の図(B)閂の内部に位置するダミー錠(C)閂の外部に位置するダミー錠(D)閂の内部に位置するダミー錠(E)閂を、サンドイッチ状に挟んだダミー錠(F)上段閂、下段ダミー錠(G)錠前を横から見た錠前とダミー錠の位置関係の図
(A)錠前の施錠状態の閂(B)凹型のダミー錠の強制錠対の図(C)ダミー錠の一例(D)ダミー錠の一例(E)ダミー錠の一例
(A)固定された錠止部材を具備する、同一の開口部の断面図。(B)開口した、同一の開口部の断面図。(C)開口した前面の蓋と上部に具設された係止部材の横方向からの断面図。
(A)図31の錠前装置の蓋の(開口して展開した状態の)一例(B)錠前装置の閉口状態の横からの断面図(C)錠前装置の外側を、蓋で覆われた閉口状態の横からの断面図
(A)形状の縮小等分化された錠前の錠前装着部に装着した断面図(B)蓋状の錠前係止部材(C)錠前装着部に装着した錠前及び錠前係止部材収納部に装着した錠前係止部材。
(A)実施例1に、蓋形状の錠前係止部材を、本体及び扉の内部に装着した正面断面図(B)実施例1に、錠前係止部材を搭載した状態の正面断面図
実施例2に、錠前係止部材を装着した例の、正面断面図
(A)ドット形状の水平安定部材(B)ドット形状の水平安定部材の使用例(C)ストライプ形状(帯状)の水平安定部材(D)ストライプ形状の水平安定部材の使用例
本発明の最良の形態として、複数の錠前を使用した3つの実施例及びその変形例により、構造と手段について説明する。各実施例及び変形例の、共通事項の注釈を下記に記載する。
1:図中に表示する同一番号は同じ構造であって、末尾のハイフン以下の符号(A〜C)違いの場合は説明上省略し、代表枝番「−A」のみで解説する。(ただし、説明上必要の場合は、その限りではない。)また、図39以降は、番号以下の末尾の符号(a〜r)で表記する。
1:図の説明において、同一番号の図中に図の表記が複数有る場合には、末尾のハイフン以下の符号(「イ」「ロ」「ハ」又は「A」「B」「C」の文字の違い)で表記する。
1:「保護部材」とは、閂作用を具備する錠前機構に具設された部材のことである。
1:各例文中に記載された、「スペースエリア」及び「ストライクエリア」は、閂作用を具備する保護部材の収納部(空間又はスペース)である。
1:請求項記載の、錠前を具設した本体及び開閉自在の扉を、以下例文では、錠前を具設したセキュリティボックス又は錠前装置として説明する。
1:錠前装着部に装着した錠前は、セキュリティボックスが施錠時は脱着できないものとする。
1:錠前に具設した閂及びダミー錠の操作は、錠前に具備する摘子により操作するものとする。(説明文中は省略。)
本発明を実施する為の最良の形態の実施例1は、セキュリティボックスの本体とセキュリティボックスの蓋を蝶着した型の、セキュリティボックスを説明する。
図1は正面から見た断面図であって、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22から成り、背面は蝶番13で、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22が固定されている。
セキュリティボックスの施錠方法として、図2(イ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aを施錠する手段により、図2(ロ)の錠前1−Aに具備している閂2−Aを右方向にスライドさせ、閂2−Aを突出させる。突出した閂2−Aが、セキュリティボックスの本体21内部に具設している左右動可能な保護部材3−Aを、スペースエリア4−Aの位置から右方向押進し、ストライクエリア5−Aの位置へ押入する。
押入された保護部材3−Aが、ストライクエリア5−Aの位置で係止する。
図1のストライクエリア5−Aに押入された保護部材3−Aは、同一の開口部25に具設された共通の閂20の下側端を係止さる。また、もう一方のセキュリティボックスの蓋22に具備する錠前装着部23−Bに装着した、現在施錠状態で錠前1−Bに具備している閂2−Bにより、保護部材3−Bは同一の開口部25に具設された共通の閂20の上側端を係止して、閂機構の一部に配設された共通の閂20の上下両側端を、保護部材3−Aと保護部材3−Bが係止させる。
押入された保護部材3−Aと現在施錠状態にある保護部材3−Bは、共通の閂20を上下挟持させた状態で錠止させ、錠止した共通の閂20により、スライド式摘子7は右方向へスライドできず錠止され、セキュリティボックスは施錠状態と成る。
図3のスライド式摘子7は、セキュリティボックスの外側に位置する稼動動作部6とセキュリティボックスの内側に位置する挟持部9から成る。
スライド式摘子7が具備するセキュリティボックスの内側に位置する挟持部9は、図3のセキュリティボックスの本体21内部に具備された壁面17の縁端の局所に腕木状に具設された凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具備された壁面18の縁端の局所に腕木状に具設された凸設部11を挟持して施錠する。
上記記載事項の注釈として詳細に記載すれば、図1の保護部材3−Aは、閂2−Aと共通の閂20の中間に介在し、案内突起を具備する保護部材3−Aは、案内溝を具備するセキュリティボックスの本体21の内面と互に接する面の、少なくともひとつの面でかみ合った状態で係合しあい、案内溝に沿って移動可能に取り付けられている。(図省略)図1の保護部材3−Aとセキュリティボックスの本体21は、共に介在する弾性体8−Aにより係合している。
図4(イ)のセキュリティボックスの本体21内部に具設した凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具設した凸設部11は、共に同じ作用と形状を具備する。
図4(ロ)のセキュリティボックスの本体21内部に具備された凸設部10は、セキュリティボックスの本体21内部に具備する収納部を形成している壁面17の局所の位置に具設され、その壁面17の縁端の局所にセキュリティボックスの本体21の前面に向かって腕木状に折り曲げた凸設部である。
また、図4(ロ)のセキュリティボックスの蓋22内部に具備された凸設部11は、セキュリティボックスの蓋22内部に具備する収納部を形成している壁面18の局所の位置に具設され、その壁面18の縁端の局所にセキュリティボックスの蓋22の前面に向かって腕木状に折り曲げた凸設部である。
セキュリティボックスの解錠方法として、図2(ロ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aを解錠し、錠前1−Aに具備している閂2−Aを左方向にスライドさせ、図2(イ)の錠前1−Aの内部に閂2−Aを収納させる手段により、図5のセキュリティボックスの本体21に具備する弾性体8−Aが、係合した保護部材3−Aをストライクエリア5−Aの位置から押進し、閂2−Aのあった左方向のスペースエリア4−Aへ押入する。
図5のストライクエリア5−Aが空いたスペースと成り、移動可能に成った共通の閂20は、図6の共通の閂20に具備する摘子19の操作により、直下方向のストライクエリア5−Aへ移動し、図4(イ)の共通の閂20が係止していた閂開放部エリア24の空いたスペースに、図3のスライド式摘子7に具設された稼動動作部6を右方向にスライドさせる。
図3のスライド式摘子7に具備する挟着部9により、挟着状態に錠止していたセキュリティボックスの本体21内部に具備された凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具備された凸設部分11の閂が、共にスライド式摘子7に具備する挟持部9による挟着状態から開放された状態と成り、解錠されたセキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22は、図4(ロ)の背面に具備する蝶番13を介して開口できる。
上記記載事項の注釈として、セキュリティボックスの本体21に具備する保護部材3−Aとセキュリティボックスの蓋22に具備する保護部材3−Bとセキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22の両方に兼備する共通の閂20及びスライド式摘子7は、複数の閂及び閂作用を具備した部材から成る、一連に組み合わされて配設された閂機構であって、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22が共に兼備する錠前機構のことである。
本発明のセキュリティボックスの特徴である、継続使用できる手段の一例として、解錠状態の時に、図2(イ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aが施錠できない場合には、通常であればセキュリティボックスが施錠できなく成り、セキュリティボックスの機能を果たせずその時点で使用不可能と成る。
しかし、本発明のセキュリティボックスはこの問題も解決し、図2(イ)の解錠状態で開口可能なセキュリティボックスを開けて、セキュリティボックスの本体に具備する錠前装着部23−Aから錠前1−Aを一旦取出し、図7(イ)の錠前1−Aに具備された閂2−Aの、反対側の位置に具備された錠前の閂作用を具備するダミー錠12−Aをスライドして突出させる。
図7(ロ)のスライドして突出された、錠前の閂作用を具備するダミー錠12−Aの施錠手段により、使用不能になった錠前1−Aに具備している閂2−Aに換えて、図7(ロ)の錠前1−Aに具備されるダミー錠12−Aを、図7(ハ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着する。
図7(ハ)の錠前1−Aの前後の向きを変えてセキュリティボックスに装着したダミー錠12−Aが、セキュリティボックスに具設された保護部材3−Aを、ストライクエリア5−Aの位置で係止させ、複数の閂を配設した錠前機構を錠止させる。
使用不能になった錠前1−Aに具備する閂2−Aに換えて、施錠操作及び解錠操作のできないダミー錠12−Aをセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着する手段により、セキュリティボックスを常時施錠状態にして、錠前の施錠操作と解錠操作を完全に阻止する手段を兼備する。
また、もう一方の錠前1−Bによるセキュリティボックスの施錠操作により閉口操作もでき、引き続き錠前1−Bによる施錠操作と解錠操作手段で、セキュリティボックスの使用継続が可能と成る。
上記記載の、ダミー錠(12−A)とは、ダミー閂及びダミー閂の作用を具備する部材を含む概念の総称であり、本発明では「ダミー錠」で、統一表記をする。
注尺として、一度セットしたダミー錠は、解錠しない限り施錠状態とする。また、ダミー錠は内蔵タイプ以外にも、キャップ等の一方に具設して、方向を変えて起立させ、錠前に再装着させるタイプや回動させて突出した状態にするタイプなど、上記記載の以外の多様なタイプがある。
本発明のセキュリティボックスの特徴である継続使用できる手段の一例として、例えば施錠状態の時に、図1の一方の錠前である、セキュリティボックス本体21に具備する錠前1−Aが解錠できない場合でも、他方の錠前であるセキュリティボックスの蓋22に具備する錠前1−Bを解錠操作することにより、セキュリティボックスの解錠操作が可能と成り、二つの異なる複数の錠前で施錠したセキュリティボックスの同一の開口部25を開口でき、かつ錠前1−Bによるセキュリティボックスの施錠操作により閉口操作もでき、引き続き錠前1−Bによる施錠操作と解錠操作手段でセキュリティボックスの使用継続が可能と成る。
また、セキュリティボックスを施錠した状態で、鍵の紛失、盗難、鍵の携帯忘れ等このままでは前記鍵を所持した第三者による、セキュリティボックスの解錠行為が心配される場合の、本発明のセキュリティボックスの防犯強化対策手段の一例として、上記記載の、いずれかの手段でセキュリティボックスを開口し、図2(イ)の開口したセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aから錠前1−Aを一旦取出す。
取出した図8(イ)の錠前1−Aに具設された施錠と解錠の操作部14がある錠前の主面15を、一例として180度回転させ、施錠と解錠の操作部14が具設されていない他の面のひとつである、図8(ロ)の錠前1−Aの裏面16を向けた後に、再びセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに、錠前1−Aを裏面16を向けたまま再装着させる手段により、錠前1−Aに具設する施錠と解錠の操作部14がなく、施錠した状態で施錠操作及び解錠操作を完全に阻止する手段を兼備する。
また、本発明のセキュリティボックスの特徴である継続使用できる手段の一例として、図1のセキュリティボックスに具備する錠前装着部23−A及び錠前装着部23−Bに、容易に着脱自在に任意の錠前を装着できる手段により、例えば、使用不能となった錠前1−A本体を携帯した別の任意の錠前と交換し、別の任意の錠前を容易にセキュリティボックスの錠前装着部23−Aに装着して、引き続きセキュリティ状態を安全に維持したまま任意の錠前による施錠操作及び解錠操作で、セキュリティボックスの継続使用を可能にする手段を兼備する。
さらに、別例として、セキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aから、図9(イ)の錠前26を一旦取出して、錠前26に具設された施錠と解錠の操作部14を、図9(ロ)の錠前26に具設された隠蔽部材27をスライドして遮蔽する、隠蔽部材を使用した隠蔽手段もある。
注釈として、錠前26に具設された隠蔽部材27は、錠前26を錠前装着部23−Aから取り外した時のみ、操作できるものとする。
また、注釈として、上記記載の実施例1及び別例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の実施例2は、回転式施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの構造と手段について説明する。
図10はセキュリティボックスの蓋28の前面に回転式施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの正面から見た断面図である。
セキュリティボックスの施錠方法として、図11(イ)のセキュリティボックスの蓋28に具備する錠前装着部30−Aに装着した錠前31−Aを施錠する手段により、図11(ロ)の錠前31−Aに具備する閂32−Aを右方向にスライドさせ閂32−Aを突出させる。
突出した閂32−Aが、セキュリティボックスの蓋28内部に具設している左右動可能な保護部材33−Aを、スペースエリア34−Aの位置から右方向へ押進しストライクエリア35−Aに押入する。押入された保護部材33−Aが、ストライクエリア35−Aの位置で係止する。
ストライクエリア35−Aに押入された保護部材33−Aは、図12のシリンダー機構である、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の(正面方向から見て)左回動を係止させる。
また、図13のセキュリティボックスの蓋28に具備する錠前装着部30−Bに装着した、現在施錠状態で錠前31−Bに具備する閂32−Bにより、図13のストライクエリア35−Bにある保護部材33−Bは、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の右回動を係止して、図13の閂機構の一部に配設された円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の左右回動を、保護部材33−Aと保護部材33−Bが係止させる。
図13の保護部材33−Aと現在施錠状態にある保護部材33−Bは、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38を、回動不能の状態で錠止させ、錠止した円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38により、図10の円盤型回動部38の表面に具設した摘子39は左右回動不能の錠止状態に成り、図10のセキュリティボックスは施錠状態と成る。
セキュリティボックスの解錠方法として、図10のセキュリティボックスの蓋28に具備した錠前装着部30−Aに装着した錠前31−Aを解錠し、図11(ロ)の錠前31−Aに具備する閂32−Aを左方向にスライドさせ、図11(イ)の錠前31−Aの内部に閂32−Aを収納させる手段により、図10のセキュリティボックスの蓋28に具備する弾性体(図省略)が、係合した保護部材33−Aをストライクエリア35−Aの位置から左方向へ押進し、図11(イ)のスペースエリア34−Aの位置に保護部材33−Aを押入する。
図11(イ)のストライクエリア35−Aが空いたスペースと成り、保護部材33−Aにより回動不能の状態で錠止していた、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38は保護部材33−Aによる錠止状態から回動可能と成る。
図15の円盤型回動部38の表面に具設した摘子39により、図14の円盤型回動部38を左に180度回動させ、円盤型回動部38と係合した図15の円軸36と円軸36と係合した閂37が回動し、閂37の具備する劣弧部40により、セキュリティボックスの蓋28に具備された、閂45上部縁端42を直下方向へ押入する。
図15のセキュリティボックスの蓋28の内部に具設された、閂45の上部縁端部42はアーチ型を形成した半円柱形状であり、もう一方の閂45の下部は、セキュリティボックスの蓋28の前後内側に一本ずつ架設した状態で下方に向かって延設され、閂45の下部縁端部43の底面はフラット形状である。
閂45は、セキュリティボックスの蓋28の前後の内壁面に具備する閂収納部44内で、上下動可能に架設した状態で配設されている。また、図16の閂45の下部縁端43は、セキュリティボックスの蓋28に具備する閂収納部44内で、係合部材47を介して、上下動可能に弾性体48と係合している。
図16のセキュリティボックスの蓋28の内部に具設された閂45と歯車部50は、局所の位置で歯筋部を介して互いにかみ合った状態で係合しあい、図15の閂45に具設する歯筋部46の上下動で歯車部50に具設する歯筋部51は従動し、歯車部50の中心軸52を介して回動する。
図17の歯車部50と係合した閂54は歯車部50の回動に従動し、閂54に具備する「Lの字」型の先端部53を、左右外側に開くように水平方向へ移動させる。
図17の閂54が水平方向の位置で係止され、セキュリティボックスの本体29に具備するストライク49から閂54の「Lの字」型の先端部53が抜けてセキュリティボックスが解錠され、図18のセキュリティボックスの本体29とセキュリティボックスの蓋28が嵌脱状態と成る。
上記注釈として、図15の閂45に具設する歯筋部46と図16の歯車部50に具設する歯筋部51と歯車部50の中心軸52と歯車部50と係合した閂54と閂54に具備する「Lの字」型の先端部53とセキュリティボックスの本体29に具備するストライク49は、セキュリティボックスの蓋28及びセキュリティボックスの本体29の裏面側にも、同じように配設されている。
上記注釈として、図15の円盤型回動部38は、シリンダー作用をする一体型構造を形成し、円軸36と係合した劣弧部40を具備する閂37から成る。
また、錠前機構とは、複数の閂及び閂作用を具備した部材から成る、一連に組み合わされて配設された閂機構のことである。
次に、複数の閂を配設した錠前機構のひとつである保護部材33−Aの構造と役割について、さらに詳しく説明する。
図13の保護部材33−Aは、閂32−Aと閂37の中間に介在し、案内突起を具備する保護部材33−Aは、案内溝を具備するセキュリティボックスの蓋28の内部と接する面の少なくとも一面で、介在する案内溝に沿って、閂33−Aの案内突起が移動可能に取り付けられており案内突起を具備した保護部材33−Aが一定方向に移動する。(図省略)
保護部材33−Aの主な役割は、錠前31−Aに具備する閂32−Aへの外部からの直接的破壊攻撃を回避させる手段であり、例えば、図12及び図13の円軸36と円軸36に係合した閂37と閂37係合した円盤型回動部38を無理に回動させる解錠破壊攻撃があっても、閂37と閂37に係合した円盤型回動部38は、セキュリティボックスの蓋28が具備する案内溝と係合した、保護部材33−Aを押進することになり、外力は直接、セキュリティボックスの蓋28の案内溝と係合した保護部材33−Aにかかり、閂32−A及び錠前31−Aにはかからない。
したがって、図13の保護部材33−Aを介在させる手段により、錠前31−Aと閂32−Aにかかる外力の直接的破壊攻撃力が減免されるので、錠前31−A及び閂32−Aは解錠破壊行為による過剰な耐久性を必要とせず、錠前31−A及び閂32−Aの小型化、軽量化が可能と成る。
さらに、保護部材から成る閂ホルダーは、一箇所の錠前装着部に装着した単数もしくは複数の錠前が具備する閂操作で、同一の閂ホルダーを施錠できる。
複数の錠前による施錠操作時に、一方の錠前を解除しても他方の錠前により施錠状態が維持される。
図19の例では、錠前装着部55に装着した錠前56の具備する閂57は、錠前56内部に収納された状態であり、他方の錠前58の具備する閂59のみで、キューブ型閂ホルダー60を係止させている。
注釈として、上記記載の保護部材は、保護部材であるキューブ型閂ホルダーの一例であり、保護部材から成る閂ホルダーの構造及び機能を具備する部材の形状は、上記記載の保護部材から成る閂ホルダーの一例とは限らない。
また、上記記載の注釈として、説明文上省略した、同じ構造と作用を具備した部材の枝番「−A」以外の枝番から成る部材も、必要に応じて左右対称部及びセキュリティボックスの裏面部に具設されているものとする。(図省略)
また、上記記載の実施例2及び別例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の実施例3は、平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を具備した、セキュリティボックスの構造と手段について説明する。
図20は、平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を具備した、セキュリティボックスの本体と蓋の正面から見た断面図である。
注釈として、図20のセキュリティボックスの、開口部の縁端64の両端一部の実線を、説明上省略して説明してある。
平行スライド型セキュリティボックスの使用方法として、セキュリティボックスの本体61とセキュリティボックスの蓋62から成り、セキュリティボックスの本体61は、図21(イ)のセキュリティボックス本体開口部の縁端64に、直上に伸びたプレート70を具設し、プレート70は局所に、腕木状に具設する凸部形状の閂65を等間隔で複数配設する。
プレート70は、セキュリティボックスの本体開口部の前後の縁端64に具設され、形状と作用は同じである。
図21(ハ)の凸部形状の閂65は、具設したプレート70の局所に腕木状に伸びた閂65を、セキュリティボックスの本体の外側に向けた状態で、等間隔で複数配設したものである。
図21(ロ)の凸部形状の閂66は、セキュリティボックスの蓋62の前後の内側壁67の局所に腕木状に伸びた閂66を、セキュリティボックスの蓋62の内側に向けた状態で、等間隔で複数配設したものである。
図22のセキュリティボックスの蓋62は、等間隔で配設した複数の閂66を、セキュリティボックスの本体61に具備する等間隔で配設した複数の閂65の間隔部68に、直下型の方向で押入して嵌合させる。
図22のセキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65の直下位置69それぞれに、セキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66を、スライドさせて互いに対向させる。
図23のセキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65とセキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66の互いに対向した状態が、セキュリティボックスの本体61とセキュリティボックスの蓋62の中心線上で嵌合した状態である。
セキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65とセキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66は互いに対向しあい、上下動による移動が係止され錠止状態と成る構造である。
セキュリティボックスの施錠方法として、図24(イ)のセキュリティボックスの本体61に具備する錠前装着部63−Aに装着した錠前71−Aを施錠する手段により、錠前71−Aに具備している閂72−Aを左方向にスライドさせ、閂72−Aを突出させる。閂72−Aがセキュリティボックスの本体61の内部に具設している左右動可能な保護部材73−Aをスペースエリア74−Aの位置から左方向へ押進し、ストライクエリア75−Aの位置へ押入する。
図24(ロ)のストライクエリア75−Aに押入された保護部材73−Aが、図20の閂80−Aの上下動を係止させる。
図25(イ)のセキュリティボックスの本体61に具設した閂80−Aは、直上に伸びた先端片81−Aを二枚具備する。
図20の保護部材73−Aにより、係止状態の閂80−Aが具備する直上に伸びた先端片81−Aの二片それぞれが、セキュリティボックスの蓋62の側面内側76及びセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77にそれぞれ対向する。
また、もう一方の、図20の錠前71−Bに具備している閂72−Bと錠前71−Cに具備している閂72−Cにより共通の保護部材73−Bが係止され、保護部材73−Bにより、現在施錠状態の閂80−Bが具備する直上に伸びた先端片81−Bの二片それぞれが、セキュリティボックスの蓋62の側面内側76及びセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77にそれぞれ対向しあい、先端片81−A及び先端片81−Bにより係止され、セキュリティボックスは左右動できず錠止状態と成る。
図20のセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77とは、セキュリティボックスの蓋62上部から蓋の内部に、直下方向に延設された内壁77であり、閂80−Aの直上に伸びた先端片81−Aの一枚と内壁77が互いに対向しあい左右動を係止させる。
内壁77は強化目的で増設された補強片であり、セキュリティボックスの蓋62の内部に必要に応じて枚数を増設できる。また、閂80−Aに具備する先端片81−Aも内壁77に対向する枚数分増設可能である。
セキュリティボックスの解錠方法として、セキュリティボックスの本体61の錠前装着部63−Aに装着した図25(イ)の錠前71−Aを解錠し、錠前71−Aに内設している閂72−Aを右方向にスライドさせ錠前71−Aの内部に閂72−Aを収納させる手段により、図25(ロ)のセキュリティボックスの本体61に具備する弾性体(図省略)が係合した保護部材73−Aをストライクエリア75−Aの位置から押進し、閂72−Aのあったスペースエリア74−Aの位置に保護部材73−Aを右方向へ押入する。
図25(ロ)のストライクエリア75−Aのスペースが空き、閂80−Aは直下方向へ移動可能と成る。図25(ロ)のスペースエリア75−Aへ直下方向に移動した閂80−Aは、閂80−Aに具備する先端片81−Aをセキュリティボックスの本体開口部の縁端64と同じ高さまで直下方向に移動させる。
図22の左右動可能と成った、セキュリティボックスの蓋62に具備する等間隔で配設した閂66を、セキュリティボックスの本体61に具備する等間隔で配設した閂65の間隔部68の位置に、上記例では右方向にスライドさせる。
上記注釈として、図22のセキュリティボックスの蓋62がスライドする遊動幅の長さは、プレート70の間隔部68の遊動幅と先端片81−A又は先端片81−Bの間に係合した内壁77の厚み幅分79を差し引いた遊動幅78と同じである。
図23のセキュリティボックスの蓋62に具備する閂66を右方向へスライドさせ、図22のセキュリティボックス本体61に具備する閂65の間隔部68の位置に移動し、対向していた複数の閂65と閂66は互に対向しなく成り、セキュリティボックスの蓋62とセキュリティボックスの本体61は解錠状態と成り嵌脱可能と成る。
上記注釈として、図20のプレート70と閂65と閂66はセキュリティボックスの裏面に同じく配設されている。(図省略)
実施例1〜3各共通項として、セキュリティボックスの本体に具備する錠前装着部に簡単に錠前を装着できる手段の一例として、専用付属部材である錠前収納ケースを使用した錠前交換方法がある。
錠前収納ケースを使用した錠前交換方法の一例として、単数の錠前又は一度に複数の錠前を装着した錠前収納ケースごと、セキュリティボックスに具備する錠前装着部に容易に着脱できる。
その際、錠前収納ケース開口端に、装着した錠前を留める為の留め具或いは係止部材又は蓋90を設置してもよい。
錠前収納ケース87は、図26(イ)の凸部86と(ロ)の係合部材89と(ハ)の凸部の蓋90から成る。
また、錠前収納ケース87に装着する錠前84は、図27(イ)の錠前84の局所に錠前収納ケース87と係合する凹部85と図27(ロ)の凹部85と錠前欠切部88を具備する。
使用方法として、図27(イ)と(ロ)の錠前84の具備する凹部85と図27(ロ)の錠前欠切部88を、図26(イ)の錠前収納ケース87の具備する凸部86と図26(ロ)の係合部材89と図26(ハ)の凸部の蓋90に係合するように錠前84を装着した状態で、錠前収納ケース87をセキュリティボックスの錠前装着部に着脱する。
錠前収納ケース87は、図27(イ)と(ロ)の錠前84の局所に具設した凹部85に図26(イ)の錠前収納ケース87の凸部86と凸部の蓋90を係合させ、かつ図26(ロ)の錠前収納ケース87の係合部材89と図27(ロ)の錠前欠切部88を係合させることにより、図28(イ)と(ロ)の錠前84の表面積(体積或いは容積)の違いによる、錠前収納ケース87の錠前収納部及びセキュリティボックスの錠前装着部に装着した時の緩みの影響を受けない。
上記注釈として、錠前収納ケース87は、図27(ハ)の形状の等分化された錠前82−Aと錠前82−Bの錠前を、図28(ハ)のように複数装着できる。また、形状の等分化された錠前を単数のみ装着の場合は、錠前と同じ形状の空洞部材を装着して、錠前収納ケースの空いたスペースをなくすことができる。
注釈として、錠前の凹部形状の係合部に、施解錠操作部の操作表示部面やダイヤル錠のダイヤル、或いはリモコン等の光線又は電波信号等の受信部を設置すれば、収納ケースの係合部材を錠前の係合部と係合させるだけで、施解錠操作手段を隠蔽して阻止できる。
また、錠前を回転させる等の錠前の主面の方向を正面を向けたまま、錠前を方向転換せずに施解錠操作手段を阻止できる。
さらに、錠前装着部に装着した複数の錠前を、セキュリティボックスに簡単に着脱できる手段の一例として、錠前装着部に具設した錠前係止部材を使用した方法がある。
図29(イ)と(ロ)の錠前装着部94に装着した複数の錠前91−Aと錠前91−Bを、錠前装着部94の中央に具備した錠前係止部材収納部95に、錠前係止部材96を係合して係止する。
図29(イ)の錠前装着部94に装着した錠前91−Aが具備する閂92−Aと錠前91−Bが具備する閂92−B又は錠前91−Aが具備するダミー錠93−Aと錠前91−Bが具備するダミー錠93−Bが使用された突出状態でも、錠前係止部材収納部95に係合した錠前係止部材96を取り外し、錠前装着部94の中央に位置する錠前係止部材収納部95の空いたスペースに双方の錠前91−Aと錠前91−Bを、後方にスライドさせて取出すことができる。
さらに別例として、図29(イ)と(ロ)の複数の錠前91−Aと錠前91−Bを装着した、錠前装着部94を具備する錠前着脱係合部材83を、図30(イ)と(ロ)のセキュリティボックスの本体61の内側に、押入して係合する手段がある。
セキュリティボックスの本体61内側に、錠前着脱係合部材83を係合させ、錠前着脱係合部材83はロックされ、(図省略)セキュリティボックスの本体61に、容易に複数の錠前を着脱できる。
注釈として、係合しロックされたセキュリティボックスの本体61と錠前着脱係合部材83は,セキュリティボックスのロック解除しない限り、取り外しができないものとする。
また、錠前着脱係合部材83をセキュリティボックスの本体61ではなく、セキュリティボックスの蓋62に係合してもよい。
さらに、錠前着脱係合部材83は、筒状の形状の他、蓋の形状もしくはプレート形状などがあり、上記記載の形状とは限らない。
前記記載の実施例1〜3のセキュリティボックスの構造全体の注釈として、本体と蓋を蝶番で係合するタイプ、本体と蓋を嵌めて係合するタイプ、本体と蓋をスライドさせて使用するタイプ以外にも、本体と蓋を回転(ねじ込み)させて使用するタイプ又は本体と蓋を同寸にして蝶着し、例えば本を両開きするような使用方法やセキュリティボックス本体に小部屋を設けて、さらにその小部屋の各部分に施錠又は解錠の操作部を設置した二重構造のセキュリティタイプなど、実施例1〜3の他にもさまざまな構造や方法を応用できる。
錠前をセキュリティボックスの装着部に装着の際は、錠前を止める留め具又は装着部の蓋又は係止作用の部材により、しっかりと錠前を錠前装着部に固定するものとする。(図省略)
また、上記記載の実施例3及び変形例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の変形例として、複数の錠前を装着できる錠前装置について説明する。
図31は複数の錠前を装着できる錠前装置の、正面から見た断面図である。
複数の錠前を装着できる錠前装置の使用方法として、図31の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97とから成り、錠前装置の蓋97は、一本ずつ架設した状態で下方に向かって延設されている。
また、図32の錠前装置の蓋97は、「コの字」型の架設形状で延設された下部縁端部98の局所に、欠切係合部99を錠前装置の前後に向かって等しく配設する。
図31の錠前装置の本体100は、図33の本体開口部106に欠切孔107を具備する。
また、図31の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110の複数の局所に、欠切係合部109を具備し、図32の錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の欠切係合部99と係合する。
図33の錠前装置の本体開口部106に具設されている欠切孔107に、図34の錠前装置の蓋97に具備されている「コの字」型の架設形状で延設された下部縁端部98を嵌合する。
図34の錠前装置の本体100に具設された共通の閂110を左側にスライドさせ、図32の錠前装置の蓋97に具設する複数の欠切係合部99を、共通の閂110の局所に具設された複数の欠切係合部109が、外側から包み込むように挟持する。
図32の錠前装置の本体100に具設した、共通の閂110に具備する複数の欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する複数の欠切係合部99の互いに係合し対向した状態が、図31の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97の中心線上で嵌合した状態である。
図32の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110に具備する複数の欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の局所に具設された複数の欠切係合部99は互いに挟持しあい、図31の共通の閂110の両外側に具設した複数の錠前101−Aと101−Bの錠止により、共通の閂110の左右動が係止され錠止状態と成る構造である。
錠前装置の施錠方法として、図31の共通の閂110を錠前装置の本体100の中心で係止させ、図35の錠前装置の本体の錠前装着部103−Aに装着した錠前101−Aを施錠する手段により、錠前101−Aに具備している閂102−Aを左方向にスライドさせ、閂102−Aを突出させる。図31の現在施錠状態の錠前101−Bに具備する閂102−Bと錠前101−Aに具備する閂102−Aが、左右動可能な共通の閂110を、スライド摘子108を中心に中央の位置で係止させる。
錠前装置の本体に具設した共通の閂110は左右動できず錠止状態と成り、図32の錠前装置の本体100の共通の閂110に具備する欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の局所に具備する欠切係合部99が、互いに係合しかつ挟持しあい上下動を係止させる。
錠前装置の解錠方法として、図35の錠前装置の本体100の錠前装着部103−Aに装着した錠前101−Aを解錠し、錠前101−Aに内設している閂102−Aを右方向にスライドさせ、錠前101−Aの内部に閂102−Aを収納させる手段により、錠前装置の本体100に具備する弾性体(図省略)が、係合した閂102−Aをストライクエリア105−Aの位置から押進し、錠前101−Aの内部に閂102−Aを右方向へ押入する。ストライクエリア105−Aのスペースが空き、共通な閂110は右方向へ移動可能と成る。
図31の左右動可能と成った錠前装置の本体100に具設された共通の閂110を、スライド摘子108により、図34の錠前装置の本体100に具備する空間部エリア104及びストライクエリア105−Aの位置に右方向へスライドさせ、図32の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110に具備する欠切係合部109を移動し、対向していた錠前装置の蓋97に具備する欠切係合部99と共通の閂110に具備する欠切係合部109は互に対向しなく成り、図34の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97は解錠状態と成り嵌脱可能と成る。
記注釈として、図31の上記錠前装置の本体100に具設する、共通の閂110に具備する欠切係合部109の数と錠前装置の蓋97が具備する欠切係合部99の数は、同数で配設され、かつ強化目的で必要に応じて配設数を増設できる。(図省略)また、錠前101−Aは、錠前装置の一箇所の錠前装着部103−Aに複数装着可能である。
さらに、図36は錠前装置の本体100の錠前装着部103−Aに錠前101−Aと錠前装着部103−Bに錠前101−Bをそれぞれ縦方向に装着した変形例である。
上記実施例の変形例は、同一の開口部に具備する共通の閂を、複数それぞれの錠前による、錠前機構に配設された保護部材を介在させない錠前操作による、施錠操作及び解錠操作手段の開示の一例である。
なお、上記記載の変形例は一例であって、全ての方法とは限らない。
また、錠前装置に装着した複数の錠前は、錠前装置が施錠時は固定され、脱着できないものとする。
上記記載の錠前装置を使用して、チェーン、ワイヤーなどの拘束部材及び防犯対象の物体又は部材を、本発明の錠前装置で直接係合又は錠止できる。
次に、前記最良の形態実施例2の錠前機構に具設する閂ホルダーの変形例を説明する。保護部材から成る閂ホルダーは、前記記載の錠前機構に配設され、錠前装着部に装着した単数もしくは複数の錠前が具備する閂を、包みこむ又は遮蔽又は遮断するように係合して移動することにより、外力による、錠前の具備する閂に対する直接攻撃を回避し、錠前の具備する閂を保護する効果も有る。
保護部材から成る閂ホルダーの一例として、図37(イ)の「Lの字」型閂ホルダー111又は図37(ロ)の「コの字」型閂ホルダー112又は図37(ハ)の一部の面が欠切された凹部120を具備するキャップ形状の閂ホルダー113又はキューブ型閂ホルダーなどがある。
さらに別例として、セキュリティボックスの閂ホルダーは、図38(イ)のセキュリティボックスに具備する錠前装着部114の外側に具設した閂収納凹部115に係合するように、セキュリティボックスに具備する案内溝に沿って一部が収納される。(図省略)
図38(イ)及び(ロ)のセキュリティボックスの閂ホルダーは、ごく細い板状の「コの字」型の閂ホルダー116で、錠前117に具備したごく細いピン状の閂118で操作できる。
図38(ハ)の保護部材を配設させるスペースエリア119の一箇所分の面積が必要なくなり、上記記載の、閂ホルダーの機能と特徴を活かしながら、さらに、錠前と錠前に具備する閂と保護部材の軽量化が可能と成る。
注釈として、保護部材から成る閂ホルダーの構造及び機能を具備する部材の形状は、上記記載の、保護部材から成る閂ホルダーの一例とは限らない。
次に、上記記載の錠前とダミー錠の構造について説明する。
図39(イ)の錠前151の内部に、一直線状に貫設された案内溝155が設けられ、移動可能に具設した摘子154を操作して、係合した押進部材153が案内溝155のガイドに沿って閂152を押進して施錠する。
図39(ロ)の押進部材153が閂152を施錠地点まで押進し、閂錠止部材156が弾性体等で突出させ閂152を係止させる。
或いは、錠前151の錠前操作部157に鍵158を差し込み回転させ、係合部材159と閂錠止部材156が応動し、閂錠止部材156を突出又は格納できる。
閂152が施錠され、押進部材153と閂152を係合した弾性体160が、フリー状態の押進部材153を元の位置まで戻す。
効果として、一度閂を施錠すると、押進部材は閂に対し応動手段が取れず、閂の強制解錠手段を阻止できる。
また、別例として、押進部材の摘子や施解錠操作部を、錠前を形成する表層部材を挟んだ非接触状態でも、押進部材と外部から操作する操作部材や鍵に共に磁性体を内設し、互いの磁性体による係合手段により、一定以上の早さや力で鍵を移動させると互いの磁性体同士がはずれて、無理な押進部材の施解錠操作ができなく成る。
さらに、錠前に具設した施解錠操作部の操作手段を、電波又は光線等を用いて非接触状態で操作すれば、欠切孔を持たないすっきりしたデザインの錠前にできる。(上記実施例等の図に採用。)また、欠切孔の無い完全防水のセキュリティボックス等の、非接触状態による施解錠操作手段にも応用できる。
次に、図39(イ)のダミー錠の一例として、ダミー錠162は、取り外し可能なキャップ形状をした錠前151の部材内部に具設され、使用時は、キャップ161を取り外し、二枚の部材から成るダミー錠162を、折りたたみナイフを出すように両外側に180度回転させ起立させた状態で、キャップ161の天面の欠切孔169に貫通させた状態で、キャップ161を錠前151本体に係合させ、強制錠止の際に使用する。
ダミー錠と、閂を拝ませた状態、たいじさせた状態、又は同じ形状で向かい合わせた状態で内設出来る。
錠前装着部に装着して、使用できる単体のダミー錠は、いろいろな形状がある。
図44及び45は、ダミー錠の多様な形状及び使用例の図である。
また、図44のダミー錠は、錠前に具備する閂と、同じ方向で使用でき、当該閂と同じ作用効果を実施できる。
さらに、上記ダミー錠の場合には、例えば正面に操作部を設置すれば、錠前を錠前操作部から取り出して、手動又は自動で操作しなくても、リモコン等で非接触で操作できる。
また、ダミー錠は、通常使用でも電波、通信、光線等を発射すれば、非接触状態で操作できる。
ダミー錠は、錠止状態に施錠すると、同じ操作の反対操作だけでは、解錠操作が出来ないこととする。逆操作で解錠してしまえば、強制錠止の、作用効果が維持できなく、セキュリティレベルが下がる恐れがある。
また、ダミー錠は、一度ロックされると、操作そのものがフリーな状態になり、基本的に操作そのものが出来なくなる。施錠解錠の操作阻止手段の一例である。
さらに別例として、図40、図43は、セキュリティボックスの中央内部にある開閉スイッチの直上の位置で、複数の錠前の閂に四方を囲まれ係止する共通の閂の一例である。複数いずれかの図39(イ)錠前151が具備する錠前操作部157を鍵158の解錠操作で、共通の閂167を錠止させていた閂152を収納し、本体164に具設した、共通の閂離脱防止の十文字形の案内凸部材166に沿って共通の閂167を解錠方向に応動し、本体164の中央部を開口して、開閉スイッチ165を操作してセキュリティボックスを開閉できる。さらに、本体164は、図39(ハ)のダミー錠162による強制錠止手段も兼備する。また、さらに多くの錠前や多面体(8面体、24面体等)のセキュリティボックスにも応用できる。
さらに、本体164は、図39(ハ)のダミー錠162による強制錠止手段も兼備する。また、さらに多くの錠前や多面体(8面体、24面体等)のセキュリティボックスにも応用できる。
別例として、図41(ハ)の同一開口部170は、本体171の上面に具設した欠切孔172と、図41(イ)の本体171の内部に、案内溝173及び固定した複数の施解錠操作部材174と175及び錠止部材176と177を具設して、本体の握持作用を兼備する共通の閂178を、欠切孔172と案内溝173に沿うように移動可能に具設する。施錠方法として、共通の閂178を、本体171の内部に固定した複数の施解錠操作部材174と175の閂179と180で両外側方向から錠止させる。共通の閂178は、複数の施解錠操作部材174又は175のうち、いずれか一方を解錠して、案内溝173に沿うように移動可能に成り、本体171を開口できる。また仮に、施解錠操作部材174が施錠できなくなった場合には、図41(ロ)の本体171の内部に固定した、錠止部材177の閂182で共通の閂178を強制錠止させ、閂180と閂182が、共通の閂178の右側一方を挟持して施錠する。
解錠方法として、施解錠操作部材175の閂180を解錠し、共通の閂178が案内溝173に沿うように右に移動して、同一開口部170を開口できる。
注釈として、共通の閂は、図43の、本体の係合講に係合して取り外しが出来ないものとする。
図46は、前面の蓋の施錠手段を説明する図である。
また、図47は、錠前装置の蓋の係合方法を表した図である。
次に、固定された錠前の応用例として、先の段落に記載した、「本体と蓋を同寸法にして蝶着した本を両開きするようなタイプ」の発明を錠前を縦方向に装着した変形例で開示する。
固定された錠前の応用例として、同一開口部は、本体の上面に具設した欠切孔と、本体の内部に、案内溝及び固定した複数の施解錠操作部材と錠止部材とを具設する。また、本体の握持作用を兼備する共通のロック部材の切欠係合部(図示省略)と本体前面の扉の裏面上部に具備する切欠係合部(図示省略)を係合可能な構成とし、当該共通のロック部材が案内溝に沿うように移動可能に具設する。施錠方法として、共通のロック部材を、本体の内部に固定した複数の施解錠操作部材の閂で共通のロック部材を両外側方向から係止させる。本体の中央部の位置で共通のロック部材の前記切欠係合部と本体の前面の扉の裏面上部の箇所に具備する前記切欠係合部は互いに係合した錠止状態になる。
これにより本体は同一の開口部を開けることが出来ない。
解錠方法として、複数の施解錠操作部材の、いずれか一方を解錠することにより、共通のロック部材は、案内溝に沿って移動自在となり、解錠した左右どちらか一方に移動させて、本体の前記切欠係合部と共通のロック部材の前記切欠係合部の相互の係合を解くことが出来る。
これにより本体の底部の蝶番(図示省略)を介して同一の開口部から本体を二つに、本を開くように一方の扉(本体の一片)を手前に展開して、開くことが出来る。また仮に、施解錠操作部材が施錠できなくなった場合には、錠止部材の閂で共通のロック部材を強制錠止させ、閂が、共通のロック部材の右側一方を挟持して施錠する。注釈として、共通のロック部材は、施錠時は本体の係合溝に係合して取り外しが出来ないものとする。
注釈として、上記の固定された錠前の一例は、前記本発明を実施するための形態の変形例の「複数の錠前と共通の閂を有する錠前装置」、及び錠前を縦方向に装着した変形例」と基本構造は同じであり、固定された錠前の一例は、その応用例で、図示した通り、共通のロック部材を上下180度回転させて使用した一例である。
また、同一の開口部の施解錠の基本構造は、「コの字」型の形状の蓋及び切欠係合部とが互いに挟持して、上下動を係止させる施錠構造を採用した。
作用効果として、同一開口部の内部に、施解錠操作部材と錠止部材を強固に固定することにより、本体が形成する外形やフレーム枠等にカバーされ、こじ開け等の破壊力に対し防犯性を高めることができる。
さらに追加機能として、保護部材が有する閂作用効果に、楔作用効果を搭載できる。
水平安定部材は、スポンジ状、ゲル状、ゴム状、ばね状等の弾性体、形状記憶部材又は柔軟に変形する可変形部材等から成り、通常、閂作用部材や保護部材等が互に当接しても押圧しないので、局所に設置した水平安定部材が変形せずに表面をフラットな状態で維持した水平状態で保たれ、一定以上の加押圧時は、水平安定部材が傾斜面や傾斜角を形成し始め、加押圧力に比例して、互の対示又は対向する傾斜面又は傾斜角同士で施錠又は錠止方向へ押圧し、傾斜面又は傾斜角による楔作用効果により、施錠又は錠止の作用効果が増加する。
図42(イ)の保護部材183は、具備する傾斜面(傾斜角)187の局所に水平安定部材188を具備し、円盤型回動部185の閂184は、傾斜面189の局所に水平安定部材190を具備して互に当接させる。
仮に、円盤型回動部185を無理に回動させると、閂184の水平安定部材189が保護部材183の水平安定部材188を押圧する。
一定以上の押圧力に比例して、当接する水平安定部材188と190がそれぞれ変形して局所に傾斜面を形成し始め、当接する傾斜面189が、楔作用効果により傾斜面187を斜め前方方向に押圧して、保護部材183を施錠方向である円軸186の中心部方向へ応動させ、押圧力に比例する楔作用効果で施錠作用効果を増加できる。
また、仮に、閂184に水平安定部材を具設しない傾斜面189がフラットな面であっても、上記記載の一例の場合は、回動部185の回動作用効果で、閂184が保護部材183の傾斜面187を斜め前方に押圧できるので、同様のような楔作用効果が得られる。
注釈として、微応動しても、当接する他の閂作用部材のズレや緩み又は解錠等の問題はない。
さらに、平常時は水平安定部材により水平状態が保たれるので、例えば前記保護部材と閂と閂作用部材が、解錠時にスライド移動しても、移動時の摩擦係数がほぼ一定のまま平行移動が可能と成る。
注釈として、上記記載の保護部材の構造及び機能を具備する部材の形状は一例である。
注釈として、上記安定部材の変化値は、押圧時に数ミリ以下、及び傾斜角は、0.01度から数度程度以下であり、上記変形値の幅や角度に対して、他の閂作用部材等のあそびの可動部分が微応動しても、当接する他の閂部材のズレや、はずれ、もしくは解錠等の心配はない。
さらに、平常時は安定部材により、水平状態が保たれるので、例えば前記各閂部材がスライド移動しても、移動時の摩擦係数が上がらないまま平行移動が可能と成る。
また、前記各閂部材間の当接部の安定部材の緩みもない。
また、安定部材は上記錠前閂機構以外にも、例えば、錠前の具備する閂や、ダミー錠、同一の開口部に具備する施解錠操作部や錠止部材または錠前装着部、セキュリティボックス、錠前装置等に応用できる。
水平安定部材は、錠前装着部や、錠前機構内の隙間を埋めて、閂作用部材と保護部材と錠前間のゆるみを抑える効果もある。
水平安定部材は、面状や板状以外にも、ドット形状の点在する位置に設置されるものやストライプ形状の平行で離れた状態で設置されるものもある。
さらに、収納部材や同一の開口部内に、錠前、錠前装着部、錠前係止部材、共通のロック部材、錠前機構等を設置することにより、収納部材等の表面がフラットである、すっきりしたデザインに成り,また、外部からの破壊のダメージに対して、収納部材等の表部材が覆ってガードするので、より防犯効果を上げることができる。
錠前係止部材は、錠前と、ダミー錠と、ダミー錠を兼備する錠前と、を容易に錠前装着部に着脱できる部材であり、その作用効果として、解錠状態の錠前と、施錠状態の錠前と、を着脱でき、錠前に具備する閂やダミー錠を、長手方向に突出させた状態に成っても、錠前装着部の外部に係合して,、蓋としての役割である錠前係止部材を取り外し、伸長した状態の錠前を、乾電池を交換するように取出したり、内部に装着して、錠前装着部の装着した錠前を取出す時に使用する必要な内部空間を埋める役割としても応用できる。
図48〜50において、錠前係止部材の参考例を詳しく記載してある。
錠前係止部材は、蓋状のものであれば、本体又は扉の裏側から取り外すと、錠前が施錠状態の閂が突出した状態でも、さっと取り出せる。(図49参照。)
また、水平安定部材を使用した別例として、保護部材の水平安定部材を、直下方向に押圧する例を紹介する。
錠前装着部195に装着した錠前191の閂192が、保護部材193を錠止する。また、閂201は上部に複数の先端片及び下部に傾斜面200及び水平安定部材199を兼備する。
仮に、閂201が破壊力等で、直下方向に無理に押進されると、傾斜面200の水平安定部材199が、保護部材193が具備する傾斜面197の水平安定部材198を押圧する。
当接した互いの水平安定部材が、対示又は対向して押圧し合い傾斜面を形成して、閂201の傾斜面200が保護部材193の傾斜面197を、閂192の施錠方向に押進するので、押圧力に比例して施錠作用効果を高めることができる。
注釈として、上記記載例が、上下方向ではなく、左右方向の例であっても、作用効果は同じである。
また、図51は、ドット形状及びストライプ形状の水平安定部材の一例の図である。
なお、上記記載の、全ての実施例、変形例、別例等は、本発明を実施する為の、形態の一例である。
錠前アダプターの一例として、小さいタイプの錠前の閂を1センチ移動させると、ギヤー比の増幅作用により、大きいタイプの錠前の閂を2センチ移動させてり、小さいタイプの錠前の閂を動かすと、ギヤーが半回転し、大きいタイプの閂のギヤーが1回転するようにセットして、ギヤー比の違いにより、錠前アダプターの閂作用効果である施解錠が、錠前の大きさに関係なく使用できる。
また、ギヤーは歯筋部を有する円形タイプだけではなく、歯筋部を有する板状のタイプでもよい。
また、その他、距離を増幅できる機構又は構成でも良い。
注釈として、上記アダプターは、ほんの一例である。
次に、錠前機構の、使用者の限定機能について開示する。
図56では、ドアの裏側(内側)に搭載された錠前機構の操作において、左側の蓋は一方の錠前で開くことが出来、かつ錠前機構の蓋を開くと、右側の蓋の開口操作部があり、解錠及び扉を開口できる。
また、一方の錠前機構の左側の蓋を他方の錠前で解錠して、開口できるが、錠前機構内部に、右側の蓋の解錠操作部がないので、左側からは開口できない。
したがって、ドアの錠前を交換する場合でも、大家と入居者の違いのように、一方の大家だけが、どちらの鍵も交換できる操作などに役立つ。
上記のように、錠前機構は、複数の蓋や扉の解錠操作を限定できる機能もある。
さらに詳細に記載すれば、前記錠前機構の扉は、筐体と蓋から成る管理部材であり、前記錠前装着部を内設し、前記蓋を開いて前記錠前装着部に前記錠前を着脱させ、かつ遠隔操作部材を有する限定された管理部材のみ、他の管理部材が有する前記蓋が閉じた状態でも、前記遠隔操作部材を操作して当該他の管理部材が有する案内部材と係合した連結部材を応動させて前記蓋を強制的に開閉し、内設する前記錠前装着部に前記錠前を着脱させる錠前機構は、前記限定された管理部材が内設する前記錠前装着部に装着した前記錠前を解錠して、前記蓋を開いた状態に保持し、かつ前記遠隔操作部材を操作して、前記案内部材を非接触状態で応動させるか、当該遠隔操作部材に係合させた状態か、で移動又は回転させる操作手段により、前記施解錠操作部材の錠止部材又は前記錠前の閂により施錠又は係止された状態に押し当てられる又は当接され、当該他の管理部材が有する前記蓋と前記筐体が互に前記連結部材を挟持する状態で、継合を解く又は継合し、例えば、前記連結部材を回転させて、立てかけるように起立した状態で、前記筐体と前記蓋の隙間を開けて、解錠又は施錠の状態に制御して、当該他の管理部材が内設する前記錠前装着部に、前記錠前を着脱させることを特徴とする錠前機構に搭載された管理部材のことである。
注釈として、上記記載例は、ほんの一例である。
本発明の、セキュリティボックスの構成する各パーツの係合部の形状に互換性を持たせた結果、工具を使用せず簡単に本発明の錠前を交換でき、かつ鍵や錠前の種類や機能、セキュリティボックスの形状又はその両方の組み合わせを自由に選択できるので、オリジナルのセキュリティボックスもファッション感覚で自由にアレンジできる。
さまざまな貴重品をまとめてセキュリティボックスに保管し、オプションの携帯チェーンなどでセキュリティボックス本体を固定して窃盗されないようにするか、オプションの手提げやショルダーベルトを装着してバックとしてセキュリティボックス本体を携帯すれば、貴重品全てを常時携帯でき、ホテルのフロントや室内金庫に預ける時でもセキュリティボックスごと管理でき、本発明の錠前及び錠前機構及び保護部材を搭載したセキュリティボックスは、防犯効果が高く解錠の心配がないので安心して預けられる。
また、封印確認機能を搭載することにより、第三者による解錠行為があったか痕跡が確認できる。
セキュリティボックス本体を透明化することにより、セキュリティボックスを開けなくても中身のチェックができるので、規格サイズの決まった形状のスポーツ用具、楽器等、他人の所有物との取り違えがなくなる。
透明又は半透明な強化プラスチックのセキュリティボックスは、1つだけの錠前を装着して、又は錠止部材で操作できるものもある。
その場合には、本発明の錠前及び錠前装着部も応用できる。
また、決まった形状の場合、セキュリティボックスも量産化が可能なので製造コストも下げることができる。
社内間、公共施設間等でセキュリティボックス使用の場合、外部の第三者に開けられる心配がないので、セキュリティ効果が高く、収納する書類等の輸送は使用済み書類袋などを再利用してセキュリティボックスに収納すれば、ごみの軽減化につながる。
また、セキュリティボックス単位で、担当部署や担当者個人に直接搬送できるので、セキュリティ向上と可視化効果により、誤送や取り違えの問題も防止できる。
セキュリティボックス本体ごと、ひと回り大きいセキュリティボックスに入れる事により、より防犯性を高めたり、重ねたセキュリティボックス間の空間に衝撃吸収材を挟み込む事により、精密機械、高価な楽器や美術品等の、収納品の衝撃に対する保護にも役立つ。
錠前収納ケースと前記錠前着脱係合部材と錠前とセキュリティボックスに係合部及び互換性を共有すれば、先に複数の錠前を錠前収納ケース及び前記錠前着脱係合部材に装着してセキュリティボックスに着脱できるので、簡単に一度に複数の錠前を交換できる。
錠前機構に配設した保護部材を介在させる手段により、例えば、錠前が具備する閂の施錠及び解錠の操作を横方向にスライドさせる手段の場合、保護部材を介在させることで、外力により閂作用部材もしくは保護部材を無理に操作しても、外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を変更させ、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向に変えるので、錠前が具備する閂の施錠及び解錠の操作手段を、保護部材を介して、玉突き状態の方向である同じ方向に押し込む(又は引き抜く)ことはできず、錠前が具備する閂に対する破壊力を、軽減もしくは遮断させる手段を具備する。
レコード、レントゲン写真、額付絵画など丸められない収納物は、薄型の表面積の広いセキュリティボックスで対応でき、釣竿やゴルフクラブのような長い収納物は、細長い筒状のセキュリティボックスで対応できる。
複数の錠前をセットして、錠前を交換できるひとつのユニット型錠前(装置)として、チェーンなどを拘束する錠前(装置)としても使用できる。
また、上記記載のユニット型錠前(装置)に、複数の閂を配設した錠前機構を搭載することもできる。
鍵と錠前とセキュリティボックスは共に構成する部材が違った部材でも、構成部材を加工した凹凸形状や模様の形状、部材の色、プリント加工も含むデザイン加工を共通性にして、ファッション的なコーディネイトもできる。
また、セキュリティボックスを形成するフォルムは、丸みを帯びたデザイン、多角形のデザイン、多面構成のデザイン或いは動植物や天体などの自然界に実在する物体等を模倣した、多種多様なフォルムを応用できる。
上記記載のセキュリティボックスの形状であれば、ポシェットのようにバックに入れて容易に持ち運べる。
さらに、セキュリティボックスは、光学液晶及び電性液晶の作用又は効果を使用した、錠前の施錠及び解錠の操作部及びセキュリティボックスの内部を、瞬時に隠蔽できる手段も兼ね備えることができる。
また、錠前又はセキュリティボックスに具設する施錠及び解錠の操作部を開閉する開閉部材を設置して、強制的に隠蔽する手段も備えることができる。
従来の錠前を装着した金庫の使用方法において、ダブルロックが面倒な為、たとえば、ダイヤル錠とシリンダー錠のコンビの場合、通常使用時にダイヤル錠を解錠状態にしたまま、シリンダー錠のみで施錠又は解錠の操作をしている場合もあり、ダブルロック機能を使用せず、逆に防犯効果が下がってしまっていたが、本発明の錠前を装着したセキュリティボックスは、一箇所の錠前装着部に装着する錠前のダイヤル錠の桁数を増やした錠前やハイブリッド錠等、最新式機能を搭載したモデルの錠前を任意で自由に選択交換でき、かつ同じ錠前装着部に、縮小規格形状された本発明の錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して重ねて装着使用できるので、一箇所の錠前装着部に装着した本発明の錠前で、セキュリティレベルを容易に上げることができる。
旅先などでセキュリティボックスの一部のパーツが破損した場合、販売ネットワークでカバーすれば、現地にて交換パーツを購入し簡単に交換して、セキュリティボックスの継続使用が可能になる。
スペアーキーではなく、交換用の別の錠前を携帯すれば、直ぐに交換可能となり、たとえば渡米の際、旅行用スーツケースの錠前で専用施錠機能「TSA」のついた錠前も任意選択して装着でき、現地に到着した際に「TSA」機能の錠前を任意の錠前に交換すれば、使いやすさとセキュリティアップになる。
鍵の紛失時、合鍵を持たず解錠及び施錠の操作が困難な場合は、通常常設のダイヤル式ロックを解錠操作する事により継続使用が可能であり、かつ使用不能になった錠前を防犯の為に強制錠止させる手段により使用不能にすることができる。
セキュリティボックスの一箇所の錠前装着部に、薄型タイプの錠前やコンパクトタイプの錠前など、同じスペースで、複数の錠前を重ねて装着でき、かつ複数の錠前それぞれの施錠及び解錠の操作を同時使用もできる。
実施例のまとめとして、本発明の効果を、実施例の一例として海外旅行での使用例を挙げて説明する。あくまで下記のストーリーは、実施例の一例を分かりやすく説明した解説文である。
今回設定したアメリカでの演奏旅行には、三つのセキュリティボックスを使用し、一つ目は、機内持ち込み可能な小型のセキュリティボックスで、一方には生体反応式錠前を装着し他方にはダイヤル錠を装着し、オプションでウエストポーチ用ベルトと盗難防止チェーンを装着してある。
二つ目は、バイオリンを収納したバイオリンの形状を成すセキュリティボックスである。
三つ目は、上記バイオリンの形状を成すセキュリティボックスごと収納できる、同じ形状の一回り大きいバイオリンの形状を成すセキュリティボックスである。
バイオリンを直に収納したバイオリンの形状を成すセキュリティボックスと、同じ形状の一回り大きい保護強化型セキュリティボックスとの間には、衝撃吸収部材を挟みこんで破損対策を施してある。
共に互換性が有り、同じ形状で大きさの違うセキュリティボックスは、二重に重ねても使用できる。
また、セキュリティボックスに装着する異なる任意の錠前は、上記二つのバイオリンの形状を成すセキュリティボックスそれぞれに、下記の組み合わせで装着することにした
。1、バイオリンを直に収納したセキュリティボックスには、一方には縮小等分化した二つのダイアル式錠前を重ねて錠前収納ケースに装着して、一箇所の錠前装着部に装着した。錠前収納ケースを使用すると、容易に複数の錠前を交換できる。他方には渡米旅行に欠かせない「TSAロック」錠前を、直に接錠前装着部に装着した。
2、一回り大きい保護強化型バイオリンの形状を成すセキュリティボックスには、錠前着脱係合部材を使用し、錠前着脱係合部材の錠前装着部に、一方にはハイブリッド式錠前を他方には「TSAロック」錠前を装着して、セキュリティボックスの錠前装着部の内側に、錠前着脱係合部材を装着した。
上記の組み合わせで装着することにより、「TSAロック」錠前のマスターキー管理責任者である第三者が検査の為解錠しても、「TSAロック」を解錠することにより、施錠した錠前を破壊されることを回避できる。
上記3点のセキュリティボックスの共通項は、下記の通りである。
1、透明な可視化効果のある強化合成樹脂から成り、軽量でとても丈夫である。
2、セキュリティボックスに装着する異なる複数の錠前は任意で選択でき、形や大きさが違うセキュリティボックスと共に互換性があり、組み合わせが自由である。
3、セキュリティボックスの各錠前装着部には、一箇所の錠前装着部に、単数又は複数の錠前を装着できる。また、錠前収納ケースや錠前着脱係合部材に装着して、複数の錠前を一度に簡単に装着できる。さらに、一箇所の錠前装着部に装着した各錠前の同時使用もできる。
4、オプションで、付属品をセキュリティボックスに装着しても使用できる。5、セキュリティボックスに装着した錠前手段による、「強制施錠手段」と「施錠操作及び解錠操作を阻止する手段」を兼ね備えて、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
空港では手荷物検査の際、機内持ち込み可能な小型セキュリティボックスに、パソコン、記録媒体、現金、クレジットカード、宝飾品、携帯電話を収納していたが可視化作用により、開けずに視認検査ができ赤外線透視検査のみで済んだ。
また、赤外線検査後の検査用トレーから貴重品等をそれぞれ収集せずに、貴重品を収納してあるセキュリティボックスをさっと持ち出し、短時間で直ぐにゲートを通過することができた。
飛行機に搭乗し、座席に小型のセキュリティボックスに装着してあるオプションの携帯盗難防止チェーンを使用してロックをした。
これで、搭乗中の短時間離席しての化粧室使用時や夜間飛行時の就眠中でも安心できる。
また、心配であればオプションのウエストポーチ用ベルトを使用して、化粧室使用時に携帯したり身に着けて就眠もできる。
搭乗した後に、追加でパスポートや帰りの旅券等を収納しておけば、セキュリティボックスひとつでたくさんの貴重品を携帯でき安心して保管できる。
現地に到着して荷物受取の際、同行したバイオリストも同じセキュリティボックスを使用していたが、可視化効果により、バイオリンの形状を成す自分のセキュリティボックスを、間違えなくすぐに受け取れた。
また、必要のなくなった「TSAロック」錠前を、その場で別に持参した使いやすいマグネット式錠前にそれぞれ交換した。
錠前の交換は、解錠したセキュリティボックスから交換対象の錠前を取出し、別に持参したマグネット式錠前を工具を使用せず簡単に着脱できた。
用途や目的に合わせて使用できるように、外出の際はいつもコレクションしている任意の錠前をいくつか別に携帯してる。
また、マグネット式錠前を操作する鍵は、アクセサリーのリングの中に埋め込んであり、リングを常時身に着けることにより、施錠又は解錠時の利便性や紛失又は盗難防止対策に成る。
無事演奏会も終了したが、施錠しようとした友人の錠前の鍵が見当たらなく施錠できない。盗難にあったのか落としたのか分からないので、ひとまず使用不能になったシリンダー式錠前を取出し、シリンダー式錠前に内蔵してあったダミー錠で施錠することにした。
さらに、シリンダー錠の鍵穴のある主面を、90度回転させて錠前の側面にして、セキュリティボックスの錠前装着部に再装着した。
万が一、紛失した鍵を第三者が拾得又は故意に所持していたとしても、シリンダー錠の施錠と解錠の操作部のない他面では、解錠行為そのものを完全に阻止できる。
上記手段により、異なる他方の錠前による施錠操作又は解錠操作の手段でセキュリティボックスの継続使用が可能に成る。
空港で、封印らしき書類が張ってある美術品と同じ形状のセキュリティボックスを可視化効果によってセキュリティボックスを開けずに、視認してスムーズに出国手続きが行われていた。
空港免税店では、いろんな種類のセキュリティボックスがあり、丸みを帯びた半透明で淡いピンク色のハート型セキュリティボックスや、少し怖そうなライオンの顔を模倣したセキュリティボックス、現地で有名な遊園地の愛らしいキャラクターを模ったセキュリティボックス、サッカーボウル型の多面体セキュリティボックス、可視化効果は無いが金属製でえんぴつのような細長い筒状の多角形のセキュリティボックスや花柄や星や月の模様をプリントした透明なセキュリティボックスなどがあった。
他にも、オプションで使える、セキュリティボックスの中に入れて中味が見えないようにするキャンディ型の巾着袋や、錠前の交換用に最新型セキュリティ機能搭載のカード式錠前をなどがあった。
高級品の中には、装着した錠前とセキュリティボックスに同じブランドマークの表面加工が施され、よく見るとブランドロゴが凹凸な形状で角度によって色合いが微妙に変化するデザインもあった。
さらに、液晶作用を使用した透明なセキュリティボックスには、ボタン一つで一瞬にして、曇ったように内部を見えなくする隠蔽機能が付いていた。その他にも、さまざまな種類や大きさのセキュリティボックスがあった。
以上は全て、海外旅行での使用例を挙げて説明した実施例の一例である。
上記記載の一例も踏まえて、本発明の錠前による継続使用可能なセキュリティボックスを提供する。
また、さらに、同一開口部の内部に、施解錠操作部材と錠止部材を強固に固定することにより、本体が形成する外形やフレーム枠等にカバーされ、こじ開け等の破壊力に対し防犯性を高めることができる。
例えば、軍事防衛や原子力等に関係するような、重要な操作室の扉等にも対応できる。
複数の錠前による開閉手段を有する、共通の閂及び同一の開口部であっても、複数の使用者が、各自の施解錠操作手段を持つだけで、一つのセキュリティボックスを共同使用ができ、使用者のいずれかが、鍵の紛失や故障等で、施解錠手段を使用できなくなっても、ダミー錠又は錠止部材による強制錠止手段、或いは錠前の主面を隠蔽する施錠操作と解錠操作を阻止する手段で、セキュリティボックスの継続使用ができる。
また、水平安定部材は、錠前閂機構以外にも、錠前の具備する閂やダミー錠、同一の開口部に具備する施解錠操作部や錠止部材又は錠前装着部、セキュリティボックス、錠前装置等にも応用できる。
また、磁力や電波又は光線等により、完全防水仕様等の錠前やセキュリティボックスの操作部に非接触でも施解錠操作ができる。
セキュリティボックス又はケース等の形成部材を、炭素繊維や強化耐摩擦、耐切断、耐薬、耐引張り等の機能を備えた繊維等で縫製や編地にして、そのまま使用するか、化学変化を応用して、薬剤の化学変化又は燃焼させる化学変化等で固形化して、強度を向上させて使用できる。
また、編地加工の場合には、化学変化による硬化の形状を想定し、セキュリティボックス又はケース等の形成部材の補強が出来る。
その手段として、編みこむ際に、セキュリティボックス又はケース等形状の内側のエッジ部分やコーナー部分の編み込みの成型を、厚くする又は折れないように編み込んで、化学変化後に、内側のエッジ部分やコーナー部分が、丸み又は鈍角等の耐曲がり強化を備えた形状になるように考慮すれば、強化繊維が弱点とする折れ曲がりの対策にも成る。
また、編地等の加工時に、色や柄の厚みの変化や、糸のねん糸又は、使用する糸の本数などにより、金型等の高額な部材を使用することなく、簡単に形状の使用変化等が出来る。
また、編地を使用して、旅行用スーツケースの防犯用ベルトや防犯ネットも加工できる。
また、編み込みの際に、成形編み等の編み手段で、係合孔や係合部又は係合部材を初めから加工することにより、後加工の手間や困難化を軽減できる。
また、本発明の錠前を、携帯型施錠装置としていろいろ独立させた形状で商品化できる。
防犯ネットで任意の物を覆いかぶせて守ったり、チェーン、ワイヤー、編み込んだ組紐、編み込んだロープ又はベルト、係合部材等で束ねて、一つにした一括管理も容易に出来る。
セキュリティケース本体又は蓋の内部に、施解錠操作部材や錠止部材を固定することにより、外形の部材で守られ、建造物又は輸送部材の錠前装置等に応用でき、また、錠前やダミー錠の装着又は携帯の、忘れの防止にも成る。さらに、着脱可能な錠前との連動させた組み合わせ使用も出来る。
セキュリティボックス又はケースの内部を、内部に具設したジャバラ形状の幕で覆い隠すことも出来る。
錠前及び互換性のある錠前装着部、錠前機構、本体又は開閉自在の扉から成る各収納部材に、固有の識別番号を認識させ、錠前を装着させる際に、互いに識別番号を登録又は記録又は照合させ、収納物を入れる際に、あらかじめお互いに照合した同士の是非をとることにより、間違った使用をしないように確認及び阻止できる。
また、形状の違う錠前を装着して使用できる、錠前アダプターを開示する。錠前装着部を有する錠前アダプターは、錠前を装着する際は、錠前装着部に装着して使用する。
したがって、形状の縮小等分化した錠前でも装着でき、かつ複数同時に装着も可能である。
錠前アダプターの形状は、いろいろなタイプの錠前にそれぞれ対応できる。
標準タイプの錠前の形状タイプに、形状の縮小等分化した錠前のタイプを装着して使用するモデル。
ドアのロックシステムに使用するタイプは、大型で厚みのある重厚タイプ。
以上のように、錠前アダプターを使用すれば、いろいろなバリエーションの互換性のある錠前を使用できる。
ミニサイズ、マイクロミニサイズ等のSDカードを、準サイズのSDカードで使用できるように、互換性を持たせて、いろいろな組み合わせで使用できる。
また、錠前装着部に装着した、形状の大きさの違う錠前を変換使用するために、錠前アダプターにギヤー比の違いにより、閂の移動距離を増幅できる装置が搭載されるタイプもある。
小さいタイプの錠前の閂の移動距離に対し、大きいタイプの錠前の、閂の移動距離になるようにセットする。
錠前は固有識別番号を具備し、前記固有識別番号を具備する本体と開閉自在な扉に、係合する際に、互いの前記錠前識別番号を照合させ、関連させて後に収納物を収納すれば、収納物を間違って納入又は取り出すことを阻止できる又は未然に防げる。
ダミー錠を、非接触で操作でき、電波や光線又は磁力で操作できる。また、操作部を錠前の前面に、通常使用する錠前の施解錠操作部とは別の操作部を設置すれば、錠前装着部から取り外さなくても操作できる。
強化合成樹脂から成る、セキュリティボックスの強度において軍事レベルの使用強度をクリアすれば、海外来航先でのテロや災害時において、ヘルメットや盾として身を守ることも可能になる。
また、強化合成樹脂から成り、耐火、耐熱、耐水に強く、スケルトン効果により太陽電池パネル発電機も内蔵でき、災害時に貴重品以外にも、非常用食料、飲料、懐中電灯、充電器、電気コンロ、小型蓄電池などを収納部に搭載し携帯すれば、災害救助対策にも役立つ。
ナノテクノロジー等の最新の素材を応用して、より強度により軽くでき、防犯強化機能を高めることができる。
下記記載の、各手段に応用できる。
スキミング防止。
パルス対策。
防水対策。
耐食。
耐薬。
耐磁。
耐光。
1−A:錠前
1−B:錠前
2−A:閂
2−B:閂
3−A:保護部材
3−B:保護部材
4−A:スペースエリア
4−B:スペースエリア
5−A:ストライクエリア
5−B:ストライクエリア
6:稼動動作部
7:スライド式摘子
8−A:弾性体
8−B:弾性体
9:挟持部
10:凸設部分
11:凸設部分
12−A:ダミー錠
12−B:ダミー錠
13:蝶番
14:施錠と解錠の操作部
15:主面
16:裏面
17:壁面
18:壁面
19:摘子
20:共通の閂
21:セキュリティボックスの本体
22:セキュリティボックスの蓋
23−A:錠前装着部
23−B:錠前装着部
24:閂開放部エリア
25:同一の開口部
26:隠蔽部材を具設した錠前
27:隠蔽部材
28:セキュリティボックスの蓋
29:セキュリティボックスの本体
30−A:装着部
30−B:装着部
31−A:錠前
31−B:錠前
32−A:閂
32−B:閂
33−A:保護部材
33−B:保護部材
34−A:スペースエリア
34−B:スペースエリア
35−A:ストライクエリア
35−B:ストライクエリア
36:円軸
37:閂
38:円盤型回動部
39:摘子
40:劣弧部分
41:同一の開口部
42:上部縁端部
43:下部縁端部
44:閂収納部
45:閂
46:歯筋部
47:係合部材
48:弾性体
49:ストライク
50:歯車部
51:歯筋部
52:中心軸
53:「L字型」の先端部
54:閂
55:錠前装着部
56:錠前
57:閂
58:錠前
59:閂
60:キューブ型閂ホルダー
61:セキュリティボックスの本体
62:セキュリティボックスの蓋
63−A:錠前装着部
63−B:錠前装着部
63−C:錠前装着部
64:開口部の縁端
65:凸部形状の複数の閂
66:凸部形状の複数の閂
67:内側壁
68:間隔部
69:直下位置
70:プレート
71−A:錠前
71−B:錠前
71−C:錠前
72−A:閂
72−B:閂
72−C:閂
73−A:保護部材
73−B:保護部材
74−A:スペースエリア
74−B:スペースエリア
75−A:ストライクエリア
75−B:ストライクエリア
76:側面内側
77:内壁
78:遊動幅
79:厚み幅
80−A:閂
80−B:閂
81−A:先端片
81−B:先端片
82−A:錠前
82−B:錠前
83:錠前着脱係合部材
84:錠前
85:錠前の凹部
86:錠前収納ケースの凸部
87:錠前収納ケース
88:錠前欠切部
89:係合部材
90:錠前収納ケースの蓋
91−A:錠前
91−B:錠前
92−A:閂
92−B:閂
93−A:ダミー錠
93−B:ダミー錠
94:錠前装着部
95:錠前係止部材収納部
96:錠前係止部材
97:錠前装置の蓋
98:下部縁端部
99:欠切係合部
100:錠前装置の本体
101−A:錠前
101−B:錠前
102−A:閂
102−B:閂
103−A:錠前装着部
103−B:錠前装着部
104:空間部エリア
105−A:ストライクエリア
105−B:ストライクエリア
106:開口部
107:欠切孔
108:スライド摘子
109:共通の閂に具備する欠切係合部
110:共通の閂
111:「Lの字」型閂ホルダー
112:「コの字」型閂ホルダー
113:キャップ形状の閂ホルダー
114:錠前装着部
115:閂収納凹部
116:「コの字」型の閂ホルダー
117:錠前
118:ピン状の閂
119:スペースエリア
120:凹部
150:凸部
151:錠前
152:閂
153:押進部材
154:摘子
155:案内講
156:錠止部材
157:錠前操作部
158:鍵
159:係合部材
160:弾性体
161:キャップ
162:ダミー錠
163:欠切孔
164:本体
165:開閉スイッチ
166:凸部材
167:共通の閂
168:中心軸
169:天面欠切孔
170:同一の開口部
171:本体
172:欠切孔
173:案内講
174:施解錠操作部材
175:施解錠操作部材
176:錠止部材
177:錠止部材
178:共通の閂
179:閂
180:閂
181:閂
182:閂
183:保護部材
184:閂
185:回動部
186:円軸
187:傾斜面
188:水平安定部材
189:傾斜面
190:水平安定部材
191:錠前
192:閂
193:保護部材
194:エリア
195:錠前装着部
196:エリア
197:傾斜面
198:水平安定部材
199傾斜面
200:水平安定部材
201:閂
202:閂
203:保護部材
204:傾斜面
205:水平安定部材
206:傾斜面
207:水平安定部材
210:前面蓋
211:連結部材
220:ダミー錠
221:閂
222:ダミー錠
223:閂
224:ダミー錠
225:閂
226:ダミー錠
227:閂
228:ダミー錠
229:閂
230:ダミー錠
231:閂
232:ダミー錠
240:ダミー錠
241:ダミー錠操作つまみ
242:閂
243:錠前
244:施解錠操作部
245:閂係合部材
246:欠切孔
250:欠切係合部
254錠止部材
295:錠前係止部材収納部
296:錠前係止部材
297:錠前係止部材
本発明は、本体と開閉自在な扉が互に接する同一の開口部に、共通のロック部材と錠前機構を有し、錠前機構が有する、施解錠操作部、錠前、錠止部材、ダミー錠、連結係合部材等の組み合わせた操作手段により、共通のロック部材が、施錠状態又は解錠状態のいずれの状態でも、本体と開閉自在な扉から構成される収納部材の扉や建築部材のドア等を、施錠又は解錠又は強制錠止の状態に制御して、継続使用できるシステム備えた錠前機構に関するものである。
従来の金庫の扉や玄関のドア等に搭載された錠前機構は、デザイン及び防犯上、強固に内部に設置され、自分では簡単には錠前の交換ができず、殆どが専門業者に依頼していた。
また、従来の機能としては、錠前を別々の場所に複数設置したダブルロック機能や、錠前が解錠できなく成ると、全ての錠前を解錠できるマスターキーでの解錠方法や、一つの錠前を二通りの方法で解錠する機能があった。
(なお、背景技術を踏まえ、本発明の言葉の定義を、下記に注釈として記載する。)
「ダミー錠」とは、解錠操作が不可能な状態に維持し、かつ強制的に施錠又は錠止の状態に維持する手段を具備した、ダミー(偽)の閂及びダミー閂の作用を具備する部材を含む、概念の総称であり本発明では、「ダミー錠」で統一表記する。
「錠前機構」とは主に、保護部材、閂又は閂作用を具備した部材、共通のロック部材、錠前係止部材、錠前装着部、連結部材、案内部材、管理部材等を配設した、一連に組み合わされた閂機構又はロックシステムのことである。
「保護部材」とは、閂ホルダー及び遮蔽部材から成り、錠前が具備する閂を 外力による破壊から遮蔽して守る、閂作用を具備する部材のことであり、共通のロック部材、及び施解錠操作部材と錠前が具備する閂の施解錠の操作手段、又はダミー錠の強制錠止の手段に応動した閂の作用効果を有するものである。
さらに、保護部材は、他の係合部材を係合させて、応動させる部材としての役割もある。
また、「閂ホルダー」とは、錠前が具備する閂を覆う又は遮蔽する状態で保護する形状を有する部材(前記保護部材)のことである。
「施錠操作及び解錠操作を阻止する手段又は施解錠の操作部の操作を阻止する手段」とは、錠前に具備する閂の操作部を隠蔽して、施解錠の操作を不能にする手段のことである。
錠前に具備する「主面」とは、錠前の操作部又は表示部がある面のことであり、「他面」とは、錠前の操作部又は表示部がない面のことである。
なお、本発明において、特別な記載注意事項がない限り、基本的に錠前の施解錠の操作部は、上記記載の「錠前の主面」に具設されているものとする。
特開2009−62780号公報
特開2003−285858号公報
特開2008−196293号公報
実登49−98300号
従来のセキュリティケースや建物のドア等のロックシステムである錠前機構は、デザインや防犯上内設されることが多く、交換の際は、自分で簡単には交換できず、高額な交換代金を支払い、専門業者に依頼することが殆どであった。
鍵の紛失、盗難又は錠前の故障や、電気、電子関係を使用した錠前の電力消耗等で、施錠又は解錠の操作不能の場合、錠前機構の継続使用ができなくなるか、合鍵を携帯していても、故意に錠前の鍵を窃盗又は紛失した鍵を拾得した第三者による、元の鍵を使用した、錠前機構の解錠操作の恐れがあったが、直に錠前の使用停止対策が取れず、現状のままの状態で放置するしかなかった。
また、複数の錠前を、同じ錠前装着部に同時に搭載して使用する、又は最新式の錠前を選んで搭載させることはできず、錠前のセキュリティレベルは、簡単には上げられなかった。
また、施解錠操作部及び錠前に対する、強制解錠行為の外力に対し、錠止力を増減させる手段又は安定した状態で維持できる手段を搭載した錠前機構はなかった。また、錠前装着部に装着した錠前を変更又は交換する、管理者を限定できる機能錠前機構はなかった。
小さいサイズの錠前を、大きいサイズの錠前装着部に装着させ、本体と開閉自在な扉を、大きさの異なる錠前で施解錠操作する操作手段はなかった。
閉口した管理部材の錠前装着部に装着した錠前を、他の管理部材を開口して、取り外すことが出来る管理部材と操作方法を持つ錠前機構はなかった。
管理部材の本体と扉を、継合して施錠する又は解錠する係合部材を有する錠前機構はなかった。
また、本体と開閉自在の扉を、係合部材で継合して、施錠する又は解錠する錠前機構はなかった。
従来の錠前を使用したセキュリティボックスの施錠又は解錠の操作方法で、一箇所の開口部を複数の錠前どちらか一方で施錠又は解錠する操作手段は、携帯サイズのセキュリティボックスには無かった。
また、鍵の紛失、盗難又は錠前の故障や、電気、電子関係を使用した錠前の電力消耗等で施錠又は解錠の操作不能の場合、セキュリティボックスの継続使用ができなくなるか、合鍵を携帯していても故意に鍵を窃盗又は紛失した鍵を所持した第三者による、元の鍵を使用したセキュリティボックスの解錠操作の恐れがあった。
従来の錠前を使用したセキュリティボックスは、錠前を解錠できなくなった時、鍵業者に頼んで開けてもらうことはあったが、錠前の故障や鍵の紛失時に、施錠できなくなったセキュリティボックスを鍵業者に頼んで閉めてもらうことはなく、セキュリティボックスが使用不能と成り、錠前とセキュリティボックス全てがそのままごみとなってしまうことがあった。
従来のセキュリティボックスはバリエーションが少なく、鍵や錠前の種類、解錠率、セキュリティボックスの形状など、任意で自由に組み合わせて使用もできず、セキュリティボックスの収容部に書類など丸めたり折ったりして収納するか、折れないものは大きなジュラルミンケースの代用など、収納品をセキュリティボックスの形状に合わせて使っていた。
携帯型セキュリティボックスは安く製造する量産型が多く、鍵の紛失、鍵や錠前の破損等、施錠又は解錠の操作機能が使用ができなくなった場合又はセキュリティボックスの錆や歪みなどによる使用不能の場合、修理代金の方が購入代金より高い傾向にあるか、若しくは海外製品又は構造上の問題で修理不可能の為、ごみとなってしまう場合が多かった。
従来の錠前を備えた金庫の使用方法において、ダイヤル錠とシリンダー錠を合わせた高度なダブルロック防犯機能を搭載していても、施錠と解錠の操作の煩わしさから、通常使用時にダイヤル錠は解錠しておき、他方一箇所の、防犯効果が下がったままのシリンダー錠のみで施錠と解錠の操作をしている場合もあった。
従来のセキュリティボックスは固定された錠前を、高度な防犯機能の付いた錠前や進化する新しい機能の錠前に簡単に交換できなかった。
従来の錠前は、故障や鍵の紛失等で、錠前が使用できなくなった場合でも、現状のままの状態ですぐに錠前の使用停止対策が取れていなかった。
従来のセキュリティボックスは、錠前が使用できなくなると、セキュリティボックスとしての機能が働かなくなり、その時点でセキュリティボックスの継続使用ができなくなった。
従来のセキュリティボックスの錠前のセキュリティレベルは、簡単には上げられなかった。
同じ錠前装着部に、錠前を複数装着して、使用者の限定機能が付いた錠前機構はなかった。
錠前機構の付いたドアに、いろいろな錠前の種類を搭載できるドアはなかった。
同じ建物内の住居でも、簡単に、錠前の種類を何度も日替わりで変えられるドアはなかった。
錠前を無くして、直に強制錠止できる錠前機構はなかった。
同じ方向に、ダミー錠を搭載できる錠前はなかった。
錠前機構の錠前を変更する際に、変更できる錠前を限定できる機能はなかった。
錠前装着部に、そのままダミー錠を装着できるドアはなかった。
上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉が互いに接する同一の開口部に、施解錠操作部材と錠止部材と共通のロック部材と、を有し、前記施解錠操作部材が有する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材が有する係止部材を、突出させて保持する強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる同一の開口部は、いずれかの前記施解錠操作部材による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記施解錠操作部材による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記施解錠操作部材による施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該施解錠操作部材による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記施解錠操作部材による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする同一の開口部を提供する。
また、前記同一の開口部に、錠前と当該錠前を着脱できる錠前装着部とを有し、前記錠前が具備する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前の施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該錠前による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、施解錠の操作部並びに表示部を具備する主面と、前記操作部並びに前記表示部を具備しない他面と、を兼備する前記錠前を回転させ、前記主面又は前記他面のいずれかに向けた状態で、前記錠前装着部に装着させる錠前機構は、前記錠前装着部に施錠状態に保持された前記錠前を装着し、前記共通のロック部材を錠止させる手段と、前記主面を回転させて前記他面に向けて装着する隠蔽手段と、で前記主面に具備する前記施解錠の操作部並びに表示部の操作を阻止して、前記共通のロック部材を強制錠止させることを備えた錠前機構を提供する。
また、閂とダミー錠を兼備する前記錠前は、前記閂を突出させて施錠させる前記施解錠操作手段とは異なる別の錠止操作手段で、前記ダミー錠を突出させて強制錠止し、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前の解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前が施錠不能の場合、施錠不能の当該錠前が具備する前記閂に代えて前記別の錠止操作で、兼備する前記ダミー錠を突出させた状態で前記錠前装着部に装着する強制錠止の手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記錠前が有する前記閂を突出させる施錠手段と、前記主面を回転させて前記他面に向けて装着する隠蔽手段と、で、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御する作用効果と同等の作用効果を具備し、かつ当該同等の作用効果を実施する為の外郭又は外形から成る形状を有する独立した単体の形状を有して成る前記ダミー錠を、前記錠前装着部に着脱させる錠前機構は、前記ダミー錠を操作して前記錠止部材を突出させ、前記同等の作用効果を実施又は実行する為の外郭又は外形の形状を成形させて用いるか、もしくは独立させた単体の形状で予め形成された外郭又は外形を有する形状部材から成る前記ダミー錠か、を、前記錠前装着部に装着させて、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御させる前記作用効果と、当該作用効果を実施する為の外郭又は外形の形状と、を兼備する前記ダミー錠を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記同一の開口部が解錠状態で開口した場合に、錠前係止部材を取り外して、前記錠前装着部に装着した前記主面又は前記他面に向けた前記錠前と、前記ダミー錠を突出して保持した前記錠前と、前記独立させた単体の形状を有して成るダミー錠と、を取り外す又は嵌合させて固定させる前記錠前係止部材を備えた錠前機構は、前記錠前係止部材を、前記錠前装着部に係合させて空間部を埋める役割又は蓋の役割を有する当該錠前係止部材を取り外して着脱スペースを開設し、前記スペースを応用する又は前記スペースに移動させる手段で、施錠状態で前記閂を突出させた前記錠前と、施錠状態でダミー錠を突出させた前記錠前と、前記独立させた単体の形状から成るダミー錠と、を、前記錠前装着部に着脱自在に装着させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、筐体と蓋から成る管理部材は、前記錠前装着部を内設し、前記蓋を開いて前記錠前装着部に前記錠前を着脱させ、かつ遠隔操作部材を有する限定された管理部材のみ、他の管理部材が有する前記蓋が閉じた状態でも、前記遠隔操作部材を操作して当該他の管理部材が有する案内部材と係合した連結部材を応動させて前記蓋を強制的に開閉し、内設する前記錠前装着部に前記錠前を着脱させる錠前機構は、前記限定された管理部材が内設する前記錠前装着部に装着した前記錠前を解錠して、前記蓋を開いた状態に保持し、かつ前記遠隔操作部材を操作して、前記案内部材を非接触状態で応動させるか、当該遠隔操作部材に係合させた状態か、で移動又は回転させる操作手段により、当該他の管理部材が有する前記蓋と前記筐体が互に前記連結部材を挟持する状態で、継合を解く又は継合し、前記筐体と前記蓋を解錠又は施錠の状態に制御して、当該他の管理部材が内設する前記錠前装着部に、前記錠前を着脱させることを特徴とする錠前機構を提供する。
さらに、上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉は互に接する同一の開口部に共通のロック部材を有し、前記本体又は前記扉もしくはその両方に具設した錠前装着部に、閂とダミー錠とを共に収納した状態の錠前を装着でき、かつ施錠状態である前記閂を突出させた状態の前記錠前又は前記ダミー錠を突出させた状態の前記錠前を、前記錠前装着部に着脱できる錠前であって、当該錠前は、いずれか一方の前記錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他方の前記錠前が具備する施解錠の操作部を操作して前記閂で前記共通のロック部材を解錠状態又は施錠状態に制御する手段と、いずれか一方の前記錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、前記錠前が具備する前記ダミー錠を突出させて前記共通のロック部材を強制錠止する手段かつ他方の前記錠前が具備する前記閂で前記共通のロック部材を施錠状態又は解錠状態に制御する手段と、で前記同一の開口部を開閉させる手段を備えることを特徴とする錠前を提供する。
また、上記錠前は、前記錠前装着部に回転させて装着できる錠前であって、当該錠前に具備する施解錠の操作部がある主面を前記操作部ない他面に向けた隠蔽した状態で前記錠前装着部に装着して、前記錠前が具備する施解錠の前記操作部の操作を阻止する手段を備えたことを特徴とする錠前を提供する。
また、錠前を着脱自在に装着させる錠前係止部材と留め具とを有し、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合に前記留め具を解除して、前記錠前係止部材と錠前とを着脱できる錠前装着部であって、当該錠前装着部に前記錠前の前記主面又は前記他面に向けて装着させる手段と、前記錠前係止部材を取り外して錠前の着脱スペースを開設し、施錠状態である閂を突出させた状態の前記錠前又は施錠状態であるダミー錠を起立させた状態の前記錠前を、開設した前記スペースに移動させて着脱させる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
形状の縮小等分化した錠前を、一つの前記錠前装着部に複数装着できる錠前装着部であって、形状の縮小等分化した前記錠前を、一つの前記錠前装着部に重装しかつ各前記錠前の施解錠の操作を同時使用する手段と、前記錠前を重装した錠前収納ケースを着脱できる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
錠前が具備するダミー錠と同じ作用効果有し、かつ前記錠前から独立させた単体の形状を有して成るダミー閂の作用を具備する部材を、着脱できる錠前装着部であって、前記ダミー閂の作用を有する部材を当該錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止する手段を備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
請求項1または2に記載の錠前を具設し、かつ保護部材と閂部材とを一連に組み合わされた閂機構から成る錠前機構であって、当該錠前機構に具設された閂片を具備する閂を、本体と開閉自在の扉が具備する内壁に対比させ、前記閂の仕様の変更をして、前記閂片と前記内壁が互いに対示又は対向或いは係合して動止させる施錠手段と、前記錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に前記保護部材を介在させ、前記錠前が具備する前記閂に対する外部から直接受ける破壊力を軽減又は回避又は遮断させる手段と、を兼備したことを特徴とする錠前機構を提供する。
錠前装着部に装着した請求項1または2に記載の錠前を保護する保護部材であって、錠前機構に具設された閂作用部材と前記錠前が具備する閂との間に前記保護部材を介在させて、前記錠前が具備する前記閂を覆う又は遮蔽する手段を備えたことを特徴とする保護部材を提供する。
閂作用を有し、錠前が具備する閂による施解錠の操作に応動する保護部材であって、一つの錠前装着部に形状の縮小等分化した錠前を重装させ、各前記錠前の施錠の操作で前記閂それぞれが同時に前記保護部材を係止させて共通のロック部材を施錠状態に制御し、かつ各前記錠前の解錠の操作で前記閂それぞれが同時に解錠した場合にのみ、各前記閂により係止していた前記保護部材が稼動状態と成り前記ロック部材を解錠状態にする手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の保護部材を提供する。
形状の縮小等分化した錠前を重層して、各前記錠前による施解錠の操作かつ同時使用の手段を具備する錠前収納ケースであって、当該錠前収納ケースが具備する錠前係合部と互換性のある前記錠前の具備する前記錠前係合部とを係合させて、錠前の外形の形状又は外形の容積を変更せずに前記錠前を装着した前記錠前収納ケースを錠前装着部に装着できる手段と、前記錠前収納ケースに装着した前記錠前の施解錠の操作部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とする錠前収納ケースを提供する。
具備する錠前装着部に、錠前を備えた本体と開閉自在の扉であって、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材のいずれかの形状を備えたことを特徴とする本体と開閉自在の扉を提供する。
部材の構造を小型軽量化にできる軽量強化部材から成る錠前と錠前機構と錠前装着部材とを、本体と開閉自在の扉の内部に着脱できるセキュリティボックスであって、当該セキュリティボックスは、透明または半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成る可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、前記錠前装着部が具備する留め具を解除して錠前係止部材を着脱し、閂とダミー錠とを収納した解錠状態の前記錠前かつ施錠状態で前記閂を突出させた状態又は前記ダミー錠を起立させた状態の前記錠前を、前記本体と前記扉の内部に具設した前記錠前装着部に装着する手段と、前記錠前を装着した錠前収納ケースかつ錠前着脱係合部材に装着して、前記本体と前記扉の内部に装着する手段と、前記セキュリティボックスに具備する隠蔽部材又は光学液晶及び電性液晶の作用効果で、前記錠前に具備する施解錠の操作部かつ前記セキュリティボックスの内部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、上記セキュリティボックスは、筐体又は筒状又はキャップ状又はハニカム構造から成る空洞化形状又は固体形状等の形状、或いはごく細い棒状の形状又はごく薄い板状の形状等の形状とデザイン加工を施した形状を兼備し、軽量でかつ堅固な部材から成る錠前及び錠前機構及び錠前装着部を備えことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
また、上記セキュリティボックスは、錠前に具備するダイヤルやデジタル等の表示部を含む施錠操作又は解錠操作の操作部を隠蔽する手段を備えことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、前記セキュリティボックスは、施錠状態又は解錠状態いずれの場合でも、複数いずれかの錠前で、同一の開口部を開閉して継続使用ができるセキュリティボックスであって、一方の前記錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他方の前記錠前による施解錠の操作する手段と、一方の前記錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、解錠状態の前記錠前に具備するダミー錠を起立させた状態にして前記錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止させる手段かつ他方の錠前による施解錠の操作手段と、前記錠前装着部に装着した複数いずれかの錠前による施解錠の操作が不能の場合、前記錠前が具備する前記主面を前記他面に向けて前記錠前装着部に装着させる又は前記錠前が具備する隠蔽部材で前記錠前の施解錠の操作部を遮蔽して前記錠前の施解錠の前記操作部の操作を阻止する手段と、で前記同一の開口部を複数いずれかの錠前で開閉させる継続使用の手段を具備したセキュリティボックスを提供する。
本体と開閉自在の扉が互いに当接する同一の開口部に、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該施解錠操作部材による施解錠操作手段に代えて、同一の開口部が具備する錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉でき、取り外し可能な錠前及びダミー錠に代えて、固定された施解錠操作部材と錠止部材で、同じ作用効果を使用でき、複数の施解錠操作手段と強制錠止手段を使用したセキュリティボックス継続使用の開閉手段も兼備することを特徴とした同一の開口部を提供する。
同一の開口部に、錠前と前記錠前を着脱できる錠前装着部と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの錠前が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、いずれかの錠前が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前に代えて、錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉させる手段を備えたことを特徴とする同一の開口部を提供する。
ダミー錠を兼備する錠前を錠前装着部に着脱できる同一の開口部であって、いずれかの錠前が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、いずれかの錠前が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前に代えて、兼備するダミー錠か、同一の開口部が具備する錠止部材か、で強制錠止する手段と、かつ他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉できることを特徴とする同一の開口部を提供する。
固定されていても、取り外しできる錠前と、同じ作用効果がある。
錠前を錠前装着部に着脱できる錠前係止部材であって、錠前装着部に具設された当該錠前係止部材を取り外して空間を開設し、開設したスペースを応用して、錠前装着部に錠前の具備する閂と、ダミー錠と、を突出した状態又は収納した状態でも、錠前を着脱できる手段を備えたことを特徴とする錠前係止部材である。
錠前係止部材は、錠前装着部の蓋の役目も兼ねる。
錠前係止部材は、錠前の具備する閂の、稼動部分とは反対側に装着できる。
錠前係止部材は、複数の錠前の中心部に装着できる。
錠前係止部材は、錠前収納ケースに錠前が装着された状態でも使用できる。
また、解錠又は施錠の状態の錠前、ダミー錠を突出させた状態の強制錠止状態でも、容易に錠前装着部に着脱できる部材である。
錠前係止部材は、錠前装着部を備えていなくても良い。
錠前係止部材は、施錠した状態の錠前が、取り出せるだけのスペースを、確保することが目的である。
錠前係止部材は、スライド式、はめ込み式、ねじ込み式、他の止具等で止める単なる板状や蓋上でも良い。
錠前係止部材は、複数の錠前を抑える目的、又は錠前を取り外すスペースを確保する場合、複数の錠前それぞれに分かれて、係合させても良い。
また、錠前装着部の外部に係合させた蓋の役割、又は錠前装着部の内部に装着して、錠前装着部に装着した錠前の着脱時に使用する必要な内部空間を埋める役割としても応用できることを特徴とする錠前係止部材を提供する。
保護部材又は当該保護部材と閂作用部材との両方に、楔作用効果を有する傾斜面を具備する錠前機構であって、当接する閂作用部材の押圧力に比例して、傾斜面から得る楔作用効果で保護部材を施錠方向に押入し、錠止力を増減させる応動手段を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
閂作用部材が具備する傾斜面の局所に具設して、平常時は、前後、上下、左右又は斜め等に当接する、当該傾斜面を水平位置に保つ水平安定部材である。
また、一定以上の押圧時に、当接した前記水平安定部材を押圧して傾斜面の角度を形成する。
そして、閂作用部材が具備する傾斜面の角度による楔作用効果で押圧力に比例して、斜め前方方向等の錠止方向に押圧する。
その結果、施錠作用効果を増減させる手段を備えたことを特徴とする水平安定部材を提供する。
さらに、上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉は互に接する同一の開口部に共通のロック部材を有し、本体又は扉もしくはその両方に具設した錠前係止部材を有する複数の錠前装着部に、閂とダミー錠とを共に収納した状態の錠前を装着でき、かつ施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、錠前係止部材を取り外して開設したスペースを応用して錠前装着部に着脱できる錠前であって、当該錠前は、いずれかの錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他のいずれかの錠前が具備する施解錠の操作部を操作して応動させた閂でロック部材を解錠状態又は施錠状態に制御する手段と、いずれかの錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、錠前が具備するダミー錠を起立させてロック部材を強制錠止する手段かつ他のいずれかの錠前が具備する閂でロック部材を施錠状態又は解錠状態に制御する手段と、で同一の開口部を開閉させる手段を備えることを特徴とする錠前機構、又は当該錠前機構に使用する錠前を提供する。
また、上記錠前は、錠前装着部に装着する当該錠前の面を代えて装着できる錠前であって、当該錠前に具備する施解錠の操作部がある主面を回して当該操作部を隠蔽した状態で前記錠前を錠前装着部に装着して、錠前が具備する施解錠の操作部の操作を阻止する手段を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、錠前を着脱自在に装着させる錠前係止部材を有し、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合に、錠前係止部材と錠前とを着脱できる錠前装着部であって、当該錠前装着部に錠前の前記操作部を有する主面又は前記操作部を有しない他面を本体又は扉の表示面に向けて装着させる手段と、錠前係止部材を取り外して錠前の着脱スペースを開設し、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又は施錠状態であるダミー錠を起立させた状態の錠前を、開設したスペースに移動させて着脱させる手段を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、形状の縮小等分化した錠前を、一つの錠前装着部に複数装着できる錠前装着部であって、形状の縮小等分化した錠前を、一つの錠前装着部に重装しかつ各錠前の施解錠の操作を同時使用する手段と、錠前を重装した錠前収納ケースを着脱できる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする上記錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、上記錠前が具備するダミー錠と同じ作用効果を有し、かつ錠前から独立させた単体の形状を有して成るダミー閂の作用効果を具備する部材を、着脱できる錠前装着部であって、ダミー閂の作用効果を有する部材を当該錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止する手段を備えたことを特徴とする錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、上記錠前を具設し、かつ保護部材と閂作用部材とを一連に組み合わされた閂機構から成る錠前機構であって、当該錠前機構に具設された閂片を具備する閂を、本体と開閉自在の扉が具備する内壁に対比させ、閂の仕様の変更により、前記閂片と前記内壁が互いに対示又は対向或いは係合して動止させる施錠手段と、錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に保護部材を介在させ、錠前が具備する閂に対する外部から直接受ける破壊力を軽減又は回避又は遮断させる手段と、を兼備したことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記錠前装着部に装着した錠前を保護する保護部材であって、錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に保護部材を介在させて、錠前が具備する閂を覆う又は遮蔽する手段を備えたことを特徴とする保護部材を有する錠前機構を提供する。
また、閂作用効果を有し、錠前が具備する閂による施解錠の操作に応動する保護部材であって、一つの錠前装着部に形状の縮小等分化した錠前を(2分の1サイズの錠前を2個、3分の1サイズを3個等)重装させ、各錠前の施錠の操作で閂それぞれが同時に保護部材を係止させて共通のロック部材を施錠状態に制御し、かつ各錠前の解錠の操作で閂それぞれが同時に解錠した場合にのみ、各閂により係止していた保護部材が稼動状態と成りロック部材を解錠状態にする手段を備えたことを特徴とする前記保護部材を有する錠前機構を提供する。
また、形状の縮小等分化した前記錠前を重層して、各錠前による施解錠の操作かつ同時使用の手段を具備する錠前収納ケースであって、当該錠前収納ケースが具備する錠前係合部と互換性のある錠前の具備する錠前係合部とを係合させて、錠前の外形の形状又は外形の容積を変更せずに錠前を装着した錠前収納ケースを錠前装着部に装着できる手段を備えたことを特徴とする錠前収納ケースを有する錠前機構を提供する。
また、具備する錠前装着部に、上記錠前を備えた本体と開閉自在の扉であって、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材のいずれかに適用できる構成を備えたことを特徴とする本体と開閉自在の扉を有する錠前機構を提供する。
また、部材の構造を小型軽量化にできる軽量強化部材から成る錠前と錠前機構と錠前装着部材とを、本体と開閉自在の扉の内部に着脱できるセキュリティボックスであって、透明または半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成る可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、錠前装着部が具備する留め具を解除して錠前係止部材を着脱し、閂とダミー錠とを収納した解錠状態の錠前かつ施錠状態で閂を突出させた状態又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、本体と扉の内部に具設した錠前装着部に装着する手段と、錠前を装着した錠前収納ケースかつ錠前着脱係合部材に装着して、本体と扉の内部に装着する手段と、セキュリティボックスに具備する隠蔽部材又は光学液晶及び電性液晶の作用効果で、ダイヤルやデジタル等の表示部を含む錠前に具備する施解錠の操作部やセキュリティボックスの内部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、上記セキュリティボックスは、筐体又は筒状又はキャップ状又はハニカム構造から成る空洞化形状又は固体形状等の形状、或いはごく細い棒状の形状又はごく薄い板状の形状等の形状とデザイン加工を施した形状を兼備した軽量でかつ堅固な部材から成る錠前及び錠前機構及び錠前装着部を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらにまた、前記セキュリティボックスは、施錠状態又は解錠状態いずれの場合でも、複数いずれかの錠前で、同一の開口部を開閉して継続使用ができるセキュリティボックスであって、複数いずれかの錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他の複数のいずれかの錠前による施解錠の操作をする手段と、複数いずれかの錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、解錠状態の錠前に具備するダミー錠を起立させた状態にして錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止させる手段かつ他の複数のいずれかの錠前による施解錠の操作手段と、錠前装着部に装着した複数のいずれかの錠前による施解錠の操作が不能の場合、錠前が具備する施解錠の操作部を有する主面を隠して錠前装着部に装着させる又は錠前が具備する隠蔽部材で錠前の施解錠の操作部を遮蔽して錠前の施解錠の操作部の操作を阻止する手段と、で同一の開口部を複数いずれかの錠前で開閉させる継続使用の手段を具備したセキュリティボックスを提供する。
また、本体と開閉自在の扉が互いに当接する同一の開口部に、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該施解錠操作部材による施解錠操作手段に代えて、同一の開口部が具備する錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉でき、かつ取り外し可能な錠前及びダミー錠に代えて、固定された施解錠操作部材と錠止部材で、同じ作用効果を使用でき、複数の施解錠操作手段と強制錠止手段を使用したセキュリティボックス継続使用の開閉手段も兼備することを特徴とした同一の開口部を提供する。
本発明の効果として、本発明の錠前は、本体又は開閉自在の扉もしくはその両方の錠前装着部に着脱自在に装着できる錠前であり、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前の閂に代えて、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させる手段により、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する錠前である。
また、本発明の錠前は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況でも、施錠又は解錠の操作不能となった錠前を、本体又は開閉自在の扉から一度取出し、施錠と解錠の操作部がある主面を回転させ他面に向けて再装着する手段により、施錠と解錠の操作部を隠蔽して錠前操作を阻止する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も兼備する錠前である。
錠前の短手方向の、断面図の形状が正四角形であれば、錠前の4面を向けた状態で装着できる。
また、本体及び開閉自在の扉もしくはその両方に具備する錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、錠前の施錠と解錠の操作部のある主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着できる。
さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
さらに、一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、(2分の1サイズの錠前を2個、3分の1サイズを3個等)重ねて重装でき、各錠前の同時使用もできる。
また、錠前収納ケースは、錠前と互換性のある係合部を兼ね備え、錠前の兼ね備えた係合部を錠前収納ケースの係合部に係合させて装着することで錠前装着部に装着する際の、錠前の収納容積又は外形の形状又は外形の容積の変化がないまま錠前を容易に単体もしくは複数重ねて錠前装着部に着脱できる。
例えば、錠前収納ケースに縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
また、錠前を回転させずに錠前収納ケースに装着し、装着した錠前の主面を向けた状態で錠前収納ケースを錠前装着部に装着しても、錠前収納ケースの係合部が錠前の施錠及び解錠の操作部又は操作表示部を隠蔽できる。
また、本発明の錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を保護する保護部材は、一連に組み合わされた閂機構である錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を遮蔽又は覆う保護作用と施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。
錠前機構及び保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させることができる。
また、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することで、錠前が具備する閂の構造を、過剰に堅固な耐久性を持たない小型軽量化にすることができる。
また、錠前着脱係合部材は、錠前着脱係合部材の装着部に錠前を装着して、本体及び開閉自在の扉の内部に、ワンタッチで容易に着脱自在にセットでき、一度に複数の前記錠前の交換ができる。
また、錠前係止部材は、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合にのみ、錠前装着部が具備する留め具を解除して、錠前装着部の内部に具設された錠前係止部材収納部に着脱できる。
錠前係止部材は、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合にのみ、錠前装着部の内部に具設された錠前係止部材収納部又は錠前装着部の外側に位置する蓋として着脱できる。
その場合に、必ずしも留め具がなくても良い。
一例として、ねじ込み式でも良い。
さらに、前記錠前係止部材を取り外して、施錠状態である錠前の着脱スペースを空けて、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、開設して空けたスペースに移動させて着脱できる。
錠前係止部材を取り外して、施錠状態である錠前の着脱スペースを空けて、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を突出させた状態の錠前を、開設して空けたスペースに移動又は増設したスペースを使用して着脱できる。
さらに、本発明の錠前は、錠前装着部と錠前収納ケースと錠前係止部材と保護部材と錠前機構と共に互換性及び互いに係合部を有することにより、用途や目的に合わせて、本体及び開閉自在の扉から成る建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体等の形状及び錠前作用を具備した装置(部材)を選択して使用できる。
錠前装着部や錠前装置が具設された、ドア又は引き戸でも良い。
上記記載の各効果を有する本発明の錠前を、着脱自在に装着できる本体及び開閉自在の扉から成るセキュリティボックスは、透明又は半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成り、セキュリティボックスを開口せずに視認できる可視化作用とデザイン加工を施した形状とセキュリティボックスに具備する(液晶作用を含む)隠蔽部材により、錠前の施錠と解錠の操作部及びセキュリティボックスの内部を隠蔽する手段を兼ね備え、強化軽量化された多面体又は丸みを帯びたフォルムの形状はファッション効果を生み出し、セキュリティボックスと錠前を自由に組み合わせて、オリジナルなセキュリティボックスを気軽に持ち運べる。
さらに、一方の錠前が施錠したままの解錠不能の状態でも、他方の錠前による解錠操作及び施錠操作の手段と解錠不能の錠前の主面を他面に向けて装着する施錠操作及び解錠操作を阻止する手段又は一方の錠前が解錠したままの施錠不能の状態でも、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着する手段で、セキュリティボックスを強制錠止する手段と他方の錠前による施錠操作及び解錠操作の手段により、セキュリティボックスが互に接する同一の開口部を、複数いずれかの錠前で開口又は閉口でき、セキュリティボックスの継続使用手段を可能とする、本発明の錠前及びセキュリティボックスを提供する。
本発明の効果として、請求項1の錠前は、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前の閂に代えて、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させる手段により、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する錠前である。
請求項2の錠前は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況になっても、当該錠前を、錠前装着部から一度取出し、施解錠の操作部がある主面の方向を他面に向けて再装着する手段により、施解錠の操作部を隠蔽する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も備える。
請求項3の錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、錠前の主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着でき、さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
請求項4の一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、重ねて装着して同時使用もでき、例えば、縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
請求項5の錠前に具備するダミー錠の作用効果を有する錠前から独立した単体の部材でも、錠前装着部に装着させて共通のロック部材を強制錠止できる。
請求項6の錠前機構は、一連に組み合わされた閂機構であり、保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させ、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することができる。
請求項6〜8の保護部材は、錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を、遮蔽又は覆う保護作用と、施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。
さらに、一例として、二つのダイヤル錠でそれぞれ解錠する場合、10×2の20通りの解錠方法で解錠できてしまうが、本発明の保護部材を二つのダイヤル錠それぞれが同時に施錠する事により、一方の錠前が解錠しても他方の錠前が施錠状態で有り、複数のダイヤル錠が同時に解錠する解錠率である、10×10の百分の一の確率でのみ解錠操作が可能と成る。
よって、防犯効果を簡単に上げる事ができる。
請求項9の錠前収納ケースは、一度に複数の錠前を錠前装着部に装着でき、錠前と錠前ケースの係合部に溝を設け、ぴったりと合致させることができ、係合部に錠前の操作部(表示部等)設置しておけば、錠前の他面を向けずに、主面を向けたまま操作部を錠前ケースの係合部で隠蔽した状態で、錠前装着部に装着できる。
請求項10の本体と開閉自在の扉は、本発明の錠前を、装着使用できるので、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体、錠前装置等のいろいろな用途に応用できる。
請求項11のセキュリティボックスは、請求項1〜10記載の機能や軽量強化部材から成る各部材等を搭載でき、さらに、透明又は半透明な合成樹脂等の強化部材から成り、可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、液晶作用効果で内部を隠蔽できる。
請求項12のセキュリティボックスは、複数の錠前の施解錠の操作手段と、ダミー錠による強制錠止手段と、施錠操作と解錠操作を阻止する手段により、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
請求項13〜15の同一の開口部は、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、さらに、錠前装着部を具設して、ダミー錠を兼備する錠前を錠前装着部に着脱でき、いずれかの錠前又は施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前又は施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの錠前又は施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前又は施解錠操作部材に代えて、兼備するダミー錠か、同一の開口部が具備する錠止部材か、で強制錠止する手段と、かつ他のいずれかの錠前又は施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉できる。
請求項16の錠前係止部材は、錠前装着部に具設された当該錠前係止部材を取り外して空間を開設し、開設したスペースを応用して、錠前装着部に錠前の具備する閂と、ダミー錠と、を突出した状態又は収納した状態でも、錠前を着脱できる。
請求項17の錠前機構は、保護部材や閂作用部材に楔作用効果を有する傾斜面を具設して、錠止力を増加させることができる。
請求項18の水平安定部材は、一定以上の押圧時に形状を変形させて、押圧力に比例する施錠作用効果を増加させることができる。
同一の開口部に固定された複数の施解錠操作部材と錠止部材を使用しても、着脱自在の複数の錠前及びダミー錠と同じ作用効果で、共通の閂を強制錠止手段で錠止でき、セキュリティボックスの継続使用ができる。
同一の開口部が強化材で構成されていれば、より錠前機構が守られる。
同一の開口部に具設した共通のロック部材は、二方向にスライドするタイプだけではない。
同一の開口部に具設した共通のロック部材は、施解錠操作部を覆う状態で、施解錠操作部触れないように、ブロックする役目もある。
共通のロック部材は、取り外しができないものもある。
共通のロック部材は、手動又は自動で移動するものもある。
共通のロック部材は、接触又は非接触で操作できる。
錠前装着部に空間を埋める部材を装着して、シングル錠でも、セキュリティボックス又はケースを使用できる
上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉が互いに接する同一の開口部に、施解錠操作部材と錠止部材と共通のロック部材と、を有し、前記施解錠操作部材が有する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材が有する係止部材を、突出させて保持する強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる同一の開口部は、いずれかの前記施解錠操作部材による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記施解錠操作部材による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記施解錠操作部材による施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該施解錠操作部材による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記施解錠操作部材による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする同一の開口部を提供する。
また、前記同一の開口部に、錠前と当該錠前を着脱できる錠前装着部とを有し、前記錠前が具備する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前の施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該錠前による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記同一の開口部に、錠前と当該錠前を着脱できる錠前装着部とを有し、前記錠前が具備する閂を、突出させて施錠又は収納させて解錠の施解錠操作手段と、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制的に錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前による解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前の施錠操作が不能の場合、前記施錠操作が不能である当該錠前による前記施解錠操作手段に代えて、前記錠止部材による前記強制錠止の操作手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、施解錠の操作部並びに表示部を具備する主面と、前記操作部並びに前記表示部を具備しない他面と、を兼備する前記錠前を回転させ、前記主面又は前記他面のいずれかに向けた状態で、前記錠前装着部に装着させる錠前機構は、前記錠前装着部に施錠状態に保持された前記錠前を装着し、前記共通のロック部材を錠止させる手段と、前記主面を回転させて前記他面に向けて装着する隠蔽手段と、で前記主面に具備する前記施解錠の操作部並びに表示部の操作を阻止して、前記共通のロック部材を強制錠止させることを備えた錠前機構を提供する。
また、閂とダミー錠を兼備する前記錠前は、前記閂を突出させて施錠させる前記施解錠操作手段とは異なる別の錠止操作手段で、前記ダミー錠を突出させて強制錠止し、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止させる錠前機構は、いずれかの前記錠前の解錠操作が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、いずれかの前記錠前が施錠不能の場合、施錠不能の当該錠前が具備する前記閂に代えて前記別の錠止操作で、兼備する前記ダミー錠を突出させた状態で前記錠前装着部に装着する強制錠止の手段と、かつ他のいずれかの前記錠前による前記施解錠操作手段と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠又は解錠させることを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記錠前が有する前記閂を突出させる施錠手段と、前記主面を回転させて前記他面に向けて装着する隠蔽手段と、で、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御する作用効果と同等の作用効果を具備し、かつ当該同等の作用効果を実施する為の外郭又は外形から成る形状を有する独立した単体の形状を有して成る前記ダミー錠を、前記錠前装着部に着脱させる錠前機構は、前記ダミー錠を操作して前記錠止部材を突出させ、前記同等の作用効果を実施又は実行する為の外郭又は外形の形状を成形させて用いるか、もしくは独立させた単体の形状で予め形成された外郭又は外形を有する形状部材から成る前記ダミー錠か、を、前記錠前装着部に装着させて、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御させる前記作用効果と、当該作用効果を実施する為の外郭又は外形の形状と、を兼備する前記ダミー錠を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記同一の開口部が解錠状態で開口した場合に、錠前係止部材を取り外して、前記錠前装着部に装着した前記主面又は前記他面に向けた前記錠前と、前記ダミー錠を突出して保持した前記錠前と、前記独立させた単体の形状を有して成るダミー錠と、を取り外す又は嵌合させて固定させる前記錠前係止部材を備えた錠前機構は、前記錠前係止部材を、前記錠前装着部に係合させて空間部を埋める役割又は蓋の役割を有する当該錠前係止部材を取り外して着脱スペースを開設し、前記スペースを応用する又は前記スペースに移動させる手段で、施錠状態で前記閂を突出させた前記錠前と、施錠状態でダミー錠を突出させた前記錠前と、前記独立させた単体の形状から成るダミー錠と、を、前記錠前装着部に着脱自在に装着させることを特徴とする錠前機構を提供する。
さらに詳細に記載すれば、前記錠前機構の扉は、筐体と蓋から成る管理部材であり、前記錠前装着部を内設し、前記蓋を開いて前記錠前装着部に前記錠前を着脱させ、かつ遠隔操作部材を有する限定された管理部材のみ、他の管理部材が有する前記蓋が閉じた状態でも、前記遠隔操作部材を操作して当該他の管理部材が有する案内部材と係合した連結部材を応動させて前記蓋を強制的に開閉し、内設する前記錠前装着部に前記錠前を着脱させる錠前機構は、前記限定された管理部材が内設する前記錠前装着部に装着した前記錠前を解錠して、前記蓋を開いた状態に保持し、かつ前記遠隔操作部材を操作して、前記案内部材を非接触状態で応動させるか、当該遠隔操作部材に係合させた状態か、で移動又は回転させる操作手段により、前記施解錠操作部材の錠止部材又は前記錠前の閂により施錠又は係止された状態に押し当てられる又は当接され、当該他の管理部材が有する前記蓋と前記筐体が互に前記連結部材を挟持する状態で、継合を解く又は継合し、例えば、前記連結部材を回転させて、立てかけるように起立した状態で、前記筐体と前記蓋の隙間を開けて、解錠又は施錠の状態に制御して、当該他の管理部材が内設する前記錠前装着部に、前記錠前を着脱させることを特徴とする錠前機構に搭載された管理部材のことである。
本発明の効果として、請求項21の発明の錠前機構は、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前を錠前装着部から取り外し、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させることにより、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する。
請求項22の発明の錠前機構は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況になっても、当該錠前を、錠前装着部から一度取出し、施解錠の操作部がある主面を他面に向けて再装着する手段により、施解錠の一方の操作部を隠蔽する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も備える。
請求項23の発明の錠前機構における錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、施解錠の操作部がある錠前の主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着でき、さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
請求項24の発明の錠前機構における錠前装着部は一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、重ねて装着して同時使用もでき、例えば、縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
請求項25の発明の錠前機構における錠前装着部は錠前に具備するダミー錠の作用効果を有する錠前から独立した単体の部材でも、錠前装着部に装着させて共通のロック部材を強制錠止できる。
請求項26の発明の錠前機構は、一連に組み合わされた閂機構であり、保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させ、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することができる。
請求項27及び28の発明の錠前機構における保護部材は、錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を、遮蔽又は覆う保護作用と、施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。さらに、一例として、10桁の数字をあわせるダイヤル錠から成る二つの錠前を、正しい数字を知らない人がそれぞれ解錠する場合、10×2の20通りの解錠方法で解錠できてしまうが、本発明の保護部材を、二つの錠前それぞれが同時に施錠する事により、一方の錠前が解錠しても他方の錠前が施錠状態で有り、複数の錠前が同時に解錠する構成にすると、解錠率が10×10の百分の一の確率でのみ解錠操作が可能と成り(解錠可能な確率はより小さくなり)、防犯効果を簡単に上げる事ができる。
請求項29の発明の錠前機構における錠前収納ケースは、一度に複数の錠前を錠前装着部に装着でき、錠前と錠前ケースの係合部に溝を設け、ぴったりと合致させることができ、係合部に錠前の操作部(表示部等)設置しておけば、錠前の他面を向けずに、主面を向けたまま操作部を錠前ケースの係合部で隠蔽した状態で、錠前装着部に装着できる。
請求項30の発明によれば、請求項21〜29の錠前機構を有する本体と開閉自在の扉は、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体、錠前装置等のいろいろな用途に適用できる。
請求項31の発明のセキュリティボックスは、請求項21〜30記載の機能や軽量強化部材から成る各部材等を搭載でき、さらに、透明又は半透明な合成樹脂等の強化部材から成り、可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、液晶作用効果で内部を隠蔽できる。
請求項32の発明のセキュリティボックスは、複数の錠前の施解錠の操作手段と、ダミー錠による強制錠止手段と、施錠操作と解錠操作を阻止する手段により、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋の断面図を用いた正面方向からの説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
スライド式摘子の断面図を用いた説明図。
(イ)セキュリティボックスの本体と蓋に具設された凸設部の断面図を用いた説明図。(ロ)セキュリティボックスの本体と蓋を右横方向からの断面図を用いた説明図。
蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋の解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋の開口状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)錠前に具備するダミー錠の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前に具備するダミー錠の断面図を用いた説明図。(ハ)錠前に具備するダミー錠の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前に具備する主面の説明図。(ロ)錠前に具備する他面の説明図。
(イ)隠蔽部材を具設する錠前の説明図。(ロ)隠蔽部材により操作部を隠蔽した錠前の説明図。
回転式施錠及び解錠の操作手段を備えたセキュリティボックスの施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
シリンダー機構の後方向からの断面図を用いた説明図。
閂機構の一部を抜粋した施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
閂機構の一部を抜粋した解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
シリンダー機構を具備するセキュリティボックスの横方向からの断面図を用いた説明図。
閂機構の一部を抜粋した施錠状態のセキュリティボックスの断面図を用いた正面方向からの説明図。
閂機構の一部を抜粋した解錠状態のセキュリティボックスの断面図を用いた正面方向からの説明図。
回転式施錠及び解錠の操作手段を備えたセキュリティボックスの解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
錠前装着部に装着した複数の錠前による施錠状態の閂ホルダーの説明図。
平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)セキュリティボックス本体開口部の縁端に具設した直上に伸びたプレートの説明図。(ロ)セキュリティボックスの蓋の前後の内側壁に具設した閂の断面図を用いた説明図。(ハ)セキュリティボックス本体開口部の縁端に具設した直上に伸びたプレートの説明図。
セキュリティボックスの本体及び蓋に具備する複数の閂の断面図を用いた説明図。
平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を備えたセキュリティボックスの解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前装着部に装着した錠前と閂に具備した先端片の断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂に具備した先端片と保護部材の断面図を用いた説明図。
(イ)錠前収納ケースの正面方向からの説明図。(ロ)錠前収納ケースの底面方向からの説明図。(ハ)錠前収納ケースの側面方向からの説明図。
(イ)錠前の局所に具設した凹部の正面方向からの説明図。(ロ)錠前の局所に具設した凹部及び係合部の底面方向からの説明図。(ハ)凹部を具設した錠前の形状の縮小等分化した複数の錠前装着時の正面方向からの説明図。
(イ)錠前収納ケースと係合部を係合した錠前の正面方向からの説明図。(ロ)錠前収納ケースと係合部を係合した錠前の底面方向からの説明図。(ハ)錠前収納ケースと係合部を係合した形状の縮小等分化した複数の錠前の正面方向からの説明図。
(イ)錠前着脱係合部材が具備する錠前装着部に係合した錠前係止部材と錠前の正面方向からの説明図。(ロ)錠前着脱係合部材が具備する錠前装着部に係合した錠前係止部材と錠前の上方向からの説明図。
(イ)セキュリティボックスの本体内側に錠前着脱係合部材を押入して係合した正面方向からの断面図を用いた説明図。(ロ)セキュリティボックスの本体内側に錠前着脱係合部材を押入して係合した上方向からの断面図を用いた説明図。
複数の錠前を装着した錠前装置の正面方向からの断面図を用いた説明図。
錠前装置の本体及び錠前装置の本体に具備する共通の閂と錠前装置の蓋に具備する下部縁端部の断面図を用いた説明図。
錠前装置の本体開口部に具設されている複数の欠切孔の説明図。
錠前装置の本体に具設された共通の閂の解錠状態の正面方向からの説明図。
錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。
錠前を錠前装着部に縦に装着した正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)「Lの字」型の閂ホルダーの説明図。(ロ)「コの字」型の閂ホルダーの説明図。(ハ)キャップ形状の閂ホルダーの説明図。
(イ)錠前装着部の外側に具設した閂収納凹部と錠前装着部に装着した錠前の施錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂ホルダーの側面方向からの説明図。(ハ)錠前装着部に装着した錠前の解錠状態の正面方向からの断面図を用いた説明図。
(イ)ダミー錠を具備する錠前の断面図(ロ)施錠状態の錠前の断面図(ハ)起立させたダミー錠の断面図
四つの錠前を備えたセキュリティボックスの断面図
(イ)施錠状態の施解錠操作部材と、錠止部材を具備する同一の開口部の断面図(ロ)共通の閂の右側を、強制錠止した断面図(ハ)同一の開口部の上方向からの断面図
(イ)回転式閂機構に具備する水平安定部材の断面図(ロ)垂直方向に作用する水平安定部材の断面図
(A)錠前の閂とダミー錠の図(B)閂の内部に位置するダミー錠(C)閂の外部に位置するダミー錠(D)閂の内部に位置するダミー錠(E)閂を、サンドイッチ状に挟んだダミー錠(F)上段閂、下段ダミー錠(G)錠前を横から見た錠前とダミー錠の位置関係の図
(A)錠前の施錠状態の閂(B)凹型のダミー錠の強制錠対の図(C)ダミー錠の一例(D)ダミー錠の一例(E)ダミー錠の一例
(A)固定された錠止部材を具備する、同一の開口部の断面図。(B)開口した、同一の開口部の断面図。(C)開口した前面の蓋と上部に具設された係止部材の横方向からの断面図。
(A)図31の錠前装置の蓋の(開口して展開した状態の)一例(B)錠前装置の閉口状態の横からの断面図(C)錠前装置の外側を、蓋で覆われた閉口状態の横からの断面図
(A)形状の縮小等分化された錠前の錠前装着部に装着した断面図(B)蓋状の錠前係止部材(C)錠前装着部に装着した錠前及び錠前係止部材収納部に装着した錠前係止部材。
(A)実施例1に、蓋形状の錠前係止部材を、本体及び扉の内部に装着した正面断面図(B)実施例1に、錠前係止部材を搭載した状態の正面断面図
実施例2に、錠前係止部材を装着した例の、正面断面図
(A)ドット形状の水平安定部材(B)ドット形状の水平安定部材の使用例(C)ストライプ形状(帯状)の水平安定部材(D)ストライプ形状の水平安定部材の使用例
本発明の最良の形態として、複数の錠前を使用した3つの実施例及びその変形例により、構造と手段について説明する。各実施例及び変形例の、共通事項の注釈を下記に記載する。
1:図中に表示する同一番号は同じ構造であって、末尾のハイフン以下の符号(A〜C)違いの場合は説明上省略し、代表枝番「−A」のみで解説する。(ただし、説明上必要の場合は、その限りではない。)また、図39以降は、番号以下の末尾の符号(a〜r)で表記する。
1:図の説明において、同一番号の図中に図の表記が複数有る場合には、末尾のハイフン以下の符号(「イ」「ロ」「ハ」又は「A」「B」「C」の文字の違い)で表記する。
1:「保護部材」とは、閂作用を具備する錠前機構に具設された部材のことである。
1:各例文中に記載された、「スペースエリア」及び「ストライクエリア」は、閂作用を具備する保護部材の収納部(空間又はスペース)である。
1:請求項記載の、錠前を具設した本体及び開閉自在の扉を、以下例文では、錠前を具設したセキュリティボックス又は錠前装置として説明する。
1:錠前装着部に装着した錠前は、セキュリティボックスが施錠時は脱着できないものとする。
1:錠前に具設した閂及びダミー錠の操作は、錠前に具備する摘子により操作するものとする。(説明文中は省略。)
本発明を実施する為の最良の形態の実施例1は、セキュリティボックスの本体とセキュリティボックスの蓋を蝶着した型の、セキュリティボックスを説明する。
図1は正面から見た断面図であって、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22から成り、背面は蝶番13で、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22が固定されている。
セキュリティボックスの施錠方法として、図2(イ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aを施錠する手段により、図2(ロ)の錠前1−Aに具備している閂2−Aを右方向にスライドさせ、閂2−Aを突出させる。突出した閂2−Aが、セキュリティボックスの本体21内部に具設している左右動可能な保護部材3−Aを、スペースエリア4−Aの位置から右方向押進し、ストライクエリア5−Aの位置へ押入する。
押入された保護部材3−Aが、ストライクエリア5−Aの位置で係止する。
図1のストライクエリア5−Aに押入された保護部材3−Aは、同一の開口部25に具設された共通の閂20の下側端を係止さる。また、もう一方のセキュリティボックスの蓋22に具備する錠前装着部23−Bに装着した、現在施錠状態で錠前1−Bに具備している閂2−Bにより、保護部材3−Bは同一の開口部25に具設された共通の閂20の上側端を係止して、閂機構の一部に配設された共通の閂20の上下両側端を、保護部材3−Aと保護部材3−Bが係止させる。
押入された保護部材3−Aと現在施錠状態にある保護部材3−Bは、共通の閂20を上下挟持させた状態で錠止させ、錠止した共通の閂20により、スライド式摘子7は右方向へスライドできず錠止され、セキュリティボックスは施錠状態と成る。
図3のスライド式摘子7は、セキュリティボックスの外側に位置する稼動動作部6とセキュリティボックスの内側に位置する挟持部9から成る。
スライド式摘子7が具備するセキュリティボックスの内側に位置する挟持部9は、図3のセキュリティボックスの本体21内部に具備された壁面17の縁端の局所に腕木状に具設された凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具備された壁面18の縁端の局所に腕木状に具設された凸設部11を挟持して施錠する。
上記記載事項の注釈として詳細に記載すれば、図1の保護部材3−Aは、閂2−Aと共通の閂20の中間に介在し、案内突起を具備する保護部材3−Aは、案内溝を具備するセキュリティボックスの本体21の内面と互に接する面の、少なくともひとつの面でかみ合った状態で係合しあい、案内溝に沿って移動可能に取り付けられている。(図省略)図1の保護部材3−Aとセキュリティボックスの本体21は、共に介在する弾性体8−Aにより係合している。
図4(イ)のセキュリティボックスの本体21内部に具設した凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具設した凸設部11は、共に同じ作用と形状を具備する。
図4(ロ)のセキュリティボックスの本体21内部に具備された凸設部10は、セキュリティボックスの本体21内部に具備する収納部を形成している壁面17の局所の位置に具設され、その壁面17の縁端の局所にセキュリティボックスの本体21の前面に向かって腕木状に折り曲げた凸設部である。
また、図4(ロ)のセキュリティボックスの蓋22内部に具備された凸設部11は、セキュリティボックスの蓋22内部に具備する収納部を形成している壁面18の局所の位置に具設され、その壁面18の縁端の局所にセキュリティボックスの蓋22の前面に向かって腕木状に折り曲げた凸設部である。
セキュリティボックスの解錠方法として、図2(ロ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aを解錠し、錠前1−Aに具備している閂2−Aを左方向にスライドさせ、図2(イ)の錠前1−Aの内部に閂2−Aを収納させる手段により、図5のセキュリティボックスの本体21に具備する弾性体8−Aが、係合した保護部材3−Aをストライクエリア5−Aの位置から押進し、閂2−Aのあった左方向のスペースエリア4−Aへ押入する。
図5のストライクエリア5−Aが空いたスペースと成り、移動可能に成った共通の閂20は、図6の共通の閂20に具備する摘子19の操作により、直下方向のストライクエリア5−Aへ移動し、図4(イ)の共通の閂20が係止していた閂開放部エリア24の空いたスペースに、図3のスライド式摘子7に具設された稼動動作部6を右方向にスライドさせる。
図3のスライド式摘子7に具備する挟着部9により、挟着状態に錠止していたセキュリティボックスの本体21内部に具備された凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具備された凸設部分11の閂が、共にスライド式摘子7に具備する挟持部9による挟着状態から開放された状態と成り、解錠されたセキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22は、図4(ロ)の背面に具備する蝶番13を介して開口できる。
上記記載事項の注釈として、セキュリティボックスの本体21に具備する保護部材3−Aとセキュリティボックスの蓋22に具備する保護部材3−Bとセキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22の両方に兼備する共通の閂20及びスライド式摘子7は、複数の閂及び閂作用を具備した部材から成る、一連に組み合わされて配設された閂機構であって、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22が共に兼備する錠前機構のことである。
本発明のセキュリティボックスの特徴である、継続使用できる手段の一例として、解錠状態の時に、図2(イ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aが施錠できない場合には、通常であればセキュリティボックスが施錠できなく成り、セキュリティボックスの機能を果たせずその時点で使用不可能と成る。
しかし、本発明のセキュリティボックスはこの問題も解決し、図2(イ)の解錠状態で開口可能なセキュリティボックスを開けて、セキュリティボックスの本体に具備する錠前装着部23−Aから錠前1−Aを一旦取出し、図7(イ)の錠前1−Aに具備された閂2−Aの、反対側の位置に具備された錠前の閂作用を具備するダミー錠12−Aをスライドして突出させる。
図7(ロ)のスライドして突出された、錠前の閂作用を具備するダミー錠12−Aの施錠手段により、使用不能になった錠前1−Aに具備している閂2−Aに換えて、図7(ロ)の錠前1−Aに具備されるダミー錠12−Aを、図7(ハ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着する。
図7(ハ)の錠前1−Aの前後の向きを変えてセキュリティボックスに装着したダミー錠12−Aが、セキュリティボックスに具設された保護部材3−Aを、ストライクエリア5−Aの位置で係止させ、複数の閂を配設した錠前機構を錠止させる。
使用不能になった錠前1−Aに具備する閂2−Aに換えて、施錠操作及び解錠操作のできないダミー錠12−Aをセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着する手段により、セキュリティボックスを常時施錠状態にして、錠前の施錠操作と解錠操作を完全に阻止する手段を兼備する。
また、もう一方の錠前1−Bによるセキュリティボックスの施錠操作により閉口操作もでき、引き続き錠前1−Bによる施錠操作と解錠操作手段で、セキュリティボックスの使用継続が可能と成る。
上記記載の、ダミー錠(12−A)とは、ダミー閂及びダミー閂の作用を具備する部材を含む概念の総称であり、本発明では「ダミー錠」で、統一表記をする。
注尺として、一度セットしたダミー錠は、解錠しない限り施錠状態とする。また、ダミー錠は内蔵タイプ以外にも、キャップ等の一方に具設して、方向を変えて起立させ、錠前に再装着させるタイプや回動させて突出した状態にするタイプなど、上記記載の以外の多様なタイプがある。
本発明のセキュリティボックスの特徴である継続使用できる手段の一例として、例えば施錠状態の時に、図1の一方の錠前である、セキュリティボックス本体21に具備する錠前1−Aが解錠できない場合でも、他方の錠前であるセキュリティボックスの蓋22に具備する錠前1−Bを解錠操作することにより、セキュリティボックスの解錠操作が可能と成り、二つの異なる複数の錠前で施錠したセキュリティボックスの同一の開口部25を開口でき、かつ錠前1−Bによるセキュリティボックスの施錠操作により閉口操作もでき、引き続き錠前1−Bによる施錠操作と解錠操作手段でセキュリティボックスの使用継続が可能と成る。
また、セキュリティボックスを施錠した状態で、鍵の紛失、盗難、鍵の携帯忘れ等このままでは前記鍵を所持した第三者による、セキュリティボックスの解錠行為が心配される場合の、本発明のセキュリティボックスの防犯強化対策手段の一例として、上記記載の、いずれかの手段でセキュリティボックスを開口し、図2(イ)の開口したセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aから錠前1−Aを一旦取出す。
取出した図8(イ)の錠前1−Aに具設された施錠と解錠の操作部14がある錠前の主面15を、一例として180度回転させ、施錠と解錠の操作部14が具設されていない他の面のひとつである、図8(ロ)の錠前1−Aの裏面16を向けた後に、再びセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに、錠前1−Aを裏面16を向けたまま再装着させる手段により、錠前1−Aに具設する施錠と解錠の操作部14がなく、施錠した状態で施錠操作及び解錠操作を完全に阻止する手段を兼備する。
また、本発明のセキュリティボックスの特徴である継続使用できる手段の一例として、図1のセキュリティボックスに具備する錠前装着部23−A及び錠前装着部23−Bに、容易に着脱自在に任意の錠前を装着できる手段により、例えば、使用不能となった錠前1−A本体を携帯した別の任意の錠前と交換し、別の任意の錠前を容易にセキュリティボックスの錠前装着部23−Aに装着して、引き続きセキュリティ状態を安全に維持したまま任意の錠前による施錠操作及び解錠操作で、セキュリティボックスの継続使用を可能にする手段を兼備する。
さらに、別例として、セキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aから、図9(イ)の錠前26を一旦取出して、錠前26に具設された施錠と解錠の操作部14を、図9(ロ)の錠前26に具設された隠蔽部材27をスライドして遮蔽する、隠蔽部材を使用した隠蔽手段もある。
注釈として、錠前26に具設された隠蔽部材27は、錠前26を錠前装着部23−Aから取り外した時のみ、操作できるものとする。
また、注釈として、上記記載の実施例1及び別例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の実施例2は、回転式施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの構造と手段について説明する。
図10はセキュリティボックスの蓋28の前面に回転式施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの正面から見た断面図である。
セキュリティボックスの施錠方法として、図11(イ)のセキュリティボックスの蓋28に具備する錠前装着部30−Aに装着した錠前31−Aを施錠する手段により、図11(ロ)の錠前31−Aに具備する閂32−Aを右方向にスライドさせ閂32−Aを突出させる。
突出した閂32−Aが、セキュリティボックスの蓋28内部に具設している左右動可能な保護部材33−Aを、スペースエリア34−Aの位置から右方向へ押進しストライクエリア35−Aに押入する。押入された保護部材33−Aが、ストライクエリア35−Aの位置で係止する。
ストライクエリア35−Aに押入された保護部材33−Aは、図12のシリンダー機構である、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の(正面方向から見て)左回動を係止させる。
また、図13のセキュリティボックスの蓋28に具備する錠前装着部30−Bに装着した、現在施錠状態で錠前31−Bに具備する閂32−Bにより、図13のストライクエリア35−Bにある保護部材33−Bは、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の右回動を係止して、図13の閂機構の一部に配設された円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の左右回動を、保護部材33−Aと保護部材33−Bが係止させる。
図13の保護部材33−Aと現在施錠状態にある保護部材33−Bは、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38を、回動不能の状態で錠止させ、錠止した円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38により、図10の円盤型回動部38の表面に具設した摘子39は左右回動不能の錠止状態に成り、図10のセキュリティボックスは施錠状態と成る。
セキュリティボックスの解錠方法として、図10のセキュリティボックスの蓋28に具備した錠前装着部30−Aに装着した錠前31−Aを解錠し、図11(ロ)の錠前31−Aに具備する閂32−Aを左方向にスライドさせ、図11(イ)の錠前31−Aの内部に閂32−Aを収納させる手段により、図10のセキュリティボックスの蓋28に具備する弾性体(図省略)が、係合した保護部材33−Aをストライクエリア35−Aの位置から左方向へ押進し、図11(イ)のスペースエリア34−Aの位置に保護部材33−Aを押入する。
図11(イ)のストライクエリア35−Aが空いたスペースと成り、保護部材33−Aにより回動不能の状態で錠止していた、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38は保護部材33−Aによる錠止状態から回動可能と成る。
図15の円盤型回動部38の表面に具設した摘子39により、図14の円盤型回動部38を左に180度回動させ、円盤型回動部38と係合した図15の円軸36と円軸36と係合した閂37が回動し、閂37の具備する劣弧部40により、セキュリティボックスの蓋28に具備された、閂45上部縁端42を直下方向へ押入する。
図15のセキュリティボックスの蓋28の内部に具設された、閂45の上部縁端部42はアーチ型を形成した半円柱形状であり、もう一方の閂45の下部は、セキュリティボックスの蓋28の前後内側に一本ずつ架設した状態で下方に向かって延設され、閂45の下部縁端部43の底面はフラット形状である。
閂45は、セキュリティボックスの蓋28の前後の内壁面に具備する閂収納部44内で、上下動可能に架設した状態で配設されている。また、図16の閂45の下部縁端43は、セキュリティボックスの蓋28に具備する閂収納部44内で、係合部材47を介して、上下動可能に弾性体48と係合している。
図16のセキュリティボックスの蓋28の内部に具設された閂45と歯車部50は、局所の位置で歯筋部を介して互いにかみ合った状態で係合しあい、図15の閂45に具設する歯筋部46の上下動で歯車部50に具設する歯筋部51は従動し、歯車部50の中心軸52を介して回動する。
図17の歯車部50と係合した閂54は歯車部50の回動に従動し、閂54に具備する「Lの字」型の先端部53を、左右外側に開くように水平方向へ移動させる。
図17の閂54が水平方向の位置で係止され、セキュリティボックスの本体29に具備するストライク49から閂54の「Lの字」型の先端部53が抜けてセキュリティボックスが解錠され、図18のセキュリティボックスの本体29とセキュリティボックスの蓋28が嵌脱状態と成る。
上記注釈として、図15の閂45に具設する歯筋部46と図16の歯車部50に具設する歯筋部51と歯車部50の中心軸52と歯車部50と係合した閂54と閂54に具備する「Lの字」型の先端部53とセキュリティボックスの本体29に具備するストライク49は、セキュリティボックスの蓋28及びセキュリティボックスの本体29の裏面側にも、同じように配設されている。
上記注釈として、図15の円盤型回動部38は、シリンダー作用をする一体型構造を形成し、円軸36と係合した劣弧部40を具備する閂37から成る。
また、錠前機構とは、複数の閂及び閂作用を具備した部材から成る、一連に組み合わされて配設された閂機構のことである。
次に、複数の閂を配設した錠前機構のひとつである保護部材33−Aの構造と役割について、さらに詳しく説明する。
図13の保護部材33−Aは、閂32−Aと閂37の中間に介在し、案内突起を具備する保護部材33−Aは、案内溝を具備するセキュリティボックスの蓋28の内部と接する面の少なくとも一面で、介在する案内溝に沿って、閂33−Aの案内突起が移動可能に取り付けられており案内突起を具備した保護部材33−Aが一定方向に移動する。(図省略)
保護部材33−Aの主な役割は、錠前31−Aに具備する閂32−Aへの外部からの直接的破壊攻撃を回避させる手段であり、例えば、図12及び図13の円軸36と円軸36に係合した閂37と閂37係合した円盤型回動部38を無理に回動させる解錠破壊攻撃があっても、閂37と閂37に係合した円盤型回動部38は、セキュリティボックスの蓋28が具備する案内溝と係合した、保護部材33−Aを押進することになり、外力は直接、セキュリティボックスの蓋28の案内溝と係合した保護部材33−Aにかかり、閂32−A及び錠前31−Aにはかからない。
したがって、図13の保護部材33−Aを介在させる手段により、錠前31−Aと閂32−Aにかかる外力の直接的破壊攻撃力が減免されるので、錠前31−A及び閂32−Aは解錠破壊行為による過剰な耐久性を必要とせず、錠前31−A及び閂32−Aの小型化、軽量化が可能と成る。
さらに、保護部材から成る閂ホルダーは、一箇所の錠前装着部に装着した単数もしくは複数の錠前が具備する閂操作で、同一の閂ホルダーを施錠できる。
複数の錠前による施錠操作時に、一方の錠前を解除しても他方の錠前により施錠状態が維持される。
図19の例では、錠前装着部55に装着した錠前56の具備する閂57は、錠前56内部に収納された状態であり、他方の錠前58の具備する閂59のみで、キューブ型閂ホルダー60を係止させている。
注釈として、上記記載の保護部材は、保護部材であるキューブ型閂ホルダーの一例であり、保護部材から成る閂ホルダーの構造及び機能を具備する部材の形状は、上記記載の保護部材から成る閂ホルダーの一例とは限らない。
また、上記記載の注釈として、説明文上省略した、同じ構造と作用を具備した部材の枝番「−A」以外の枝番から成る部材も、必要に応じて左右対称部及びセキュリティボックスの裏面部に具設されているものとする。(図省略)
また、上記記載の実施例2及び別例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の実施例3は、平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を具備した、セキュリティボックスの構造と手段について説明する。
図20は、平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を具備した、セキュリティボックスの本体と蓋の正面から見た断面図である。
注釈として、図20のセキュリティボックスの、開口部の縁端64の両端一部の実線を、説明上省略して説明してある。
平行スライド型セキュリティボックスの使用方法として、セキュリティボックスの本体61とセキュリティボックスの蓋62から成り、セキュリティボックスの本体61は、図21(イ)のセキュリティボックス本体開口部の縁端64に、直上に伸びたプレート70を具設し、プレート70は局所に、腕木状に具設する凸部形状の閂65を等間隔で複数配設する。
プレート70は、セキュリティボックスの本体開口部の前後の縁端64に具設され、形状と作用は同じである。
図21(ハ)の凸部形状の閂65は、具設したプレート70の局所に腕木状に伸びた閂65を、セキュリティボックスの本体の外側に向けた状態で、等間隔で複数配設したものである。
図21(ロ)の凸部形状の閂66は、セキュリティボックスの蓋62の前後の内側壁67の局所に腕木状に伸びた閂66を、セキュリティボックスの蓋62の内側に向けた状態で、等間隔で複数配設したものである。
図22のセキュリティボックスの蓋62は、等間隔で配設した複数の閂66を、セキュリティボックスの本体61に具備する等間隔で配設した複数の閂65の間隔部68に、直下型の方向で押入して嵌合させる。
図22のセキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65の直下位置69それぞれに、セキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66を、スライドさせて互いに対向させる。
図23のセキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65とセキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66の互いに対向した状態が、セキュリティボックスの本体61とセキュリティボックスの蓋62の中心線上で嵌合した状態である。
セキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65とセキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66は互いに対向しあい、上下動による移動が係止され錠止状態と成る構造である。
セキュリティボックスの施錠方法として、図24(イ)のセキュリティボックスの本体61に具備する錠前装着部63−Aに装着した錠前71−Aを施錠する手段により、錠前71−Aに具備している閂72−Aを左方向にスライドさせ、閂72−Aを突出させる。閂72−Aがセキュリティボックスの本体61の内部に具設している左右動可能な保護部材73−Aをスペースエリア74−Aの位置から左方向へ押進し、ストライクエリア75−Aの位置へ押入する。
図24(ロ)のストライクエリア75−Aに押入された保護部材73−Aが、図20の閂80−Aの上下動を係止させる。
図25(イ)のセキュリティボックスの本体61に具設した閂80−Aは、直上に伸びた先端片81−Aを二枚具備する。
図20の保護部材73−Aにより、係止状態の閂80−Aが具備する直上に伸びた先端片81−Aの二片それぞれが、セキュリティボックスの蓋62の側面内側76及びセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77にそれぞれ対向する。
また、もう一方の、図20の錠前71−Bに具備している閂72−Bと錠前71−Cに具備している閂72−Cにより共通の保護部材73−Bが係止され、保護部材73−Bにより、現在施錠状態の閂80−Bが具備する直上に伸びた先端片81−Bの二片それぞれが、セキュリティボックスの蓋62の側面内側76及びセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77にそれぞれ対向しあい、先端片81−A及び先端片81−Bにより係止され、セキュリティボックスは左右動できず錠止状態と成る。
図20のセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77とは、セキュリティボックスの蓋62上部から蓋の内部に、直下方向に延設された内壁77であり、閂80−Aの直上に伸びた先端片81−Aの一枚と内壁77が互いに対向しあい左右動を係止させる。
内壁77は強化目的で増設された補強片であり、セキュリティボックスの蓋62の内部に必要に応じて枚数を増設できる。また、閂80−Aに具備する先端片81−Aも内壁77に対向する枚数分増設可能である。
セキュリティボックスの解錠方法として、セキュリティボックスの本体61の錠前装着部63−Aに装着した図25(イ)の錠前71−Aを解錠し、錠前71−Aに内設している閂72−Aを右方向にスライドさせ錠前71−Aの内部に閂72−Aを収納させる手段により、図25(ロ)のセキュリティボックスの本体61に具備する弾性体(図省略)が係合した保護部材73−Aをストライクエリア75−Aの位置から押進し、閂72−Aのあったスペースエリア74−Aの位置に保護部材73−Aを右方向へ押入する。
図25(ロ)のストライクエリア75−Aのスペースが空き、閂80−Aは直下方向へ移動可能と成る。図25(ロ)のスペースエリア75−Aへ直下方向に移動した閂80−Aは、閂80−Aに具備する先端片81−Aをセキュリティボックスの本体開口部の縁端64と同じ高さまで直下方向に移動させる。
図22の左右動可能と成った、セキュリティボックスの蓋62に具備する等間隔で配設した閂66を、セキュリティボックスの本体61に具備する等間隔で配設した閂65の間隔部68の位置に、上記例では右方向にスライドさせる。
上記注釈として、図22のセキュリティボックスの蓋62がスライドする遊動幅の長さは、プレート70の間隔部68の遊動幅と先端片81−A又は先端片81−Bの間に係合した内壁77の厚み幅分79を差し引いた遊動幅78と同じである。
図23のセキュリティボックスの蓋62に具備する閂66を右方向へスライドさせ、図22のセキュリティボックス本体61に具備する閂65の間隔部68の位置に移動し、対向していた複数の閂65と閂66は互に対向しなく成り、セキュリティボックスの蓋62とセキュリティボックスの本体61は解錠状態と成り嵌脱可能と成る。
上記注釈として、図20のプレート70と閂65と閂66はセキュリティボックスの裏面に同じく配設されている。(図省略)
実施例1〜3各共通項として、セキュリティボックスの本体に具備する錠前装着部に簡単に錠前を装着できる手段の一例として、専用付属部材である錠前収納ケースを使用した錠前交換方法がある。
錠前収納ケースを使用した錠前交換方法の一例として、単数の錠前又は一度に複数の錠前を装着した錠前収納ケースごと、セキュリティボックスに具備する錠前装着部に容易に着脱できる。
その際、錠前収納ケース開口端に、装着した錠前を留める為の留め具或いは係止部材又は蓋90を設置してもよい。
錠前収納ケース87は、図26(イ)の凸部86と(ロ)の係合部材89と(ハ)の凸部の蓋90から成る。
また、錠前収納ケース87に装着する錠前84は、図27(イ)の錠前84の局所に錠前収納ケース87と係合する凹部85と図27(ロ)の凹部85と錠前欠切部88を具備する。
使用方法として、図27(イ)と(ロ)の錠前84の具備する凹部85と図27(ロ)の錠前欠切部88を、図26(イ)の錠前収納ケース87の具備する凸部86と図26(ロ)の係合部材89と図26(ハ)の凸部の蓋90に係合するように錠前84を装着した状態で、錠前収納ケース87をセキュリティボックスの錠前装着部に着脱する。
錠前収納ケース87は、図27(イ)と(ロ)の錠前84の局所に具設した凹部85に図26(イ)の錠前収納ケース87の凸部86と凸部の蓋90を係合させ、かつ図26(ロ)の錠前収納ケース87の係合部材89と図27(ロ)の錠前欠切部88を係合させることにより、図28(イ)と(ロ)の錠前84の表面積(体積或いは容積)の違いによる、錠前収納ケース87の錠前収納部及びセキュリティボックスの錠前装着部に装着した時の緩みの影響を受けない。
上記注釈として、錠前収納ケース87は、図27(ハ)の形状の等分化された錠前82−Aと錠前82−Bの錠前を、図28(ハ)のように複数装着できる。また、形状の等分化された錠前を単数のみ装着の場合は、錠前と同じ形状の空洞部材を装着して、錠前収納ケースの空いたスペースをなくすことができる。
注釈として、錠前の凹部形状の係合部に、施解錠操作部の操作表示部面やダイヤル錠のダイヤル、或いはリモコン等の光線又は電波信号等の受信部を設置すれば、収納ケースの係合部材を錠前の係合部と係合させるだけで、施解錠操作手段を隠蔽して阻止できる。
また、錠前を回転させる等の錠前の主面の方向を正面を向けたまま、錠前を方向転換せずに施解錠操作手段を阻止できる。
さらに、錠前装着部に装着した複数の錠前を、セキュリティボックスに簡単に着脱できる手段の一例として、錠前装着部に具設した錠前係止部材を使用した方法がある。
図29(イ)と(ロ)の錠前装着部94に装着した複数の錠前91−Aと錠前91−Bを、錠前装着部94の中央に具備した錠前係止部材収納部95に、錠前係止部材96を係合して係止する。
図29(イ)の錠前装着部94に装着した錠前91−Aが具備する閂92−Aと錠前91−Bが具備する閂92−B又は錠前91−Aが具備するダミー錠93−Aと錠前91−Bが具備するダミー錠93−Bが使用された突出状態でも、錠前係止部材収納部95に係合した錠前係止部材96を取り外し、錠前装着部94の中央に位置する錠前係止部材収納部95の空いたスペースに双方の錠前91−Aと錠前91−Bを、後方にスライドさせて取出すことができる。
さらに別例として、図29(イ)と(ロ)の複数の錠前91−Aと錠前91−Bを装着した、錠前装着部94を具備する錠前着脱係合部材83を、図30(イ)と(ロ)のセキュリティボックスの本体61の内側に、押入して係合する手段がある。
セキュリティボックスの本体61内側に、錠前着脱係合部材83を係合させ、錠前着脱係合部材83はロックされ、(図省略)セキュリティボックスの本体61に、容易に複数の錠前を着脱できる。
注釈として、係合しロックされたセキュリティボックスの本体61と錠前着脱係合部材83は,セキュリティボックスのロック解除しない限り、取り外しができないものとする。
また、錠前着脱係合部材83をセキュリティボックスの本体61ではなく、セキュリティボックスの蓋62に係合してもよい。
さらに、錠前着脱係合部材83は、筒状の形状の他、蓋の形状もしくはプレート形状などがあり、上記記載の形状とは限らない。
前記記載の実施例1〜3のセキュリティボックスの構造全体の注釈として、本体と蓋を蝶番で係合するタイプ、本体と蓋を嵌めて係合するタイプ、本体と蓋をスライドさせて使用するタイプ以外にも、本体と蓋を回転(ねじ込み)させて使用するタイプ又は本体と蓋を同寸にして蝶着し、例えば本を両開きするような使用方法やセキュリティボックス本体に小部屋を設けて、さらにその小部屋の各部分に施錠又は解錠の操作部を設置した二重構造のセキュリティタイプなど、実施例1〜3の他にもさまざまな構造や方法を応用できる。
錠前をセキュリティボックスの装着部に装着の際は、錠前を止める留め具又は装着部の蓋又は係止作用の部材により、しっかりと錠前を錠前装着部に固定するものとする。(図省略)
また、上記記載の実施例3及び変形例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の変形例として、複数の錠前を装着できる錠前装置について説明する。
図31は複数の錠前を装着できる錠前装置の、正面から見た断面図である。
複数の錠前を装着できる錠前装置の使用方法として、図31の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97とから成り、錠前装置の蓋97は、一本ずつ架設した状態で下方に向かって延設されている。
また、図32の錠前装置の蓋97は、「コの字」型の架設形状で延設された下部縁端部98の局所に、欠切係合部99を錠前装置の前後に向かって等しく配設する。
図31の錠前装置の本体100は、図33の本体開口部106に欠切孔107を具備する。
また、図31の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110の複数の局所に、欠切係合部109を具備し、図32の錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の欠切係合部99と係合する。
図33の錠前装置の本体開口部106に具設されている欠切孔107に、図34の錠前装置の蓋97に具備されている「コの字」型の架設形状で延設された下部縁端部98を嵌合する。
図34の錠前装置の本体100に具設された共通の閂110を左側にスライドさせ、図32の錠前装置の蓋97に具設する複数の欠切係合部99を、共通の閂110の局所に具設された複数の欠切係合部109が、外側から包み込むように挟持する。
図32の錠前装置の本体100に具設した、共通の閂110に具備する複数の欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する複数の欠切係合部99の互いに係合し対向した状態が、図31の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97の中心線上で嵌合した状態である。
図32の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110に具備する複数の欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の局所に具設された複数の欠切係合部99は互いに挟持しあい、図31の共通の閂110の両外側に具設した複数の錠前101−Aと101−Bの錠止により、共通の閂110の左右動が係止され錠止状態と成る構造である。
錠前装置の施錠方法として、図31の共通の閂110を錠前装置の本体100の中心で係止させ、図35の錠前装置の本体の錠前装着部103−Aに装着した錠前101−Aを施錠する手段により、錠前101−Aに具備している閂102−Aを左方向にスライドさせ、閂102−Aを突出させる。図31の現在施錠状態の錠前101−Bに具備する閂102−Bと錠前101−Aに具備する閂102−Aが、左右動可能な共通の閂110を、スライド摘子108を中心に中央の位置で係止させる。
錠前装置の本体に具設した共通の閂110は左右動できず錠止状態と成り、図32の錠前装置の本体100の共通の閂110に具備する欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の局所に具備する欠切係合部99が、互いに係合しかつ挟持しあい上下動を係止させる。
錠前装置の解錠方法として、図35の錠前装置の本体100の錠前装着部103−Aに装着した錠前101−Aを解錠し、錠前101−Aに内設している閂102−Aを右方向にスライドさせ、錠前101−Aの内部に閂102−Aを収納させる手段により、錠前装置の本体100に具備する弾性体(図省略)が、係合した閂102−Aをストライクエリア105−Aの位置から押進し、錠前101−Aの内部に閂102−Aを右方向へ押入する。ストライクエリア105−Aのスペースが空き、共通な閂110は右方向へ移動可能と成る。
図31の左右動可能と成った錠前装置の本体100に具設された共通の閂110を、スライド摘子108により、図34の錠前装置の本体100に具備する空間部エリア104及びストライクエリア105−Aの位置に右方向へスライドさせ、図32の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110に具備する欠切係合部109を移動し、対向していた錠前装置の蓋97に具備する欠切係合部99と共通の閂110に具備する欠切係合部109は互に対向しなく成り、図34の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97は解錠状態と成り嵌脱可能と成る。
記注釈として、図31の上記錠前装置の本体100に具設する、共通の閂110に具備する欠切係合部109の数と錠前装置の蓋97が具備する欠切係合部99の数は、同数で配設され、かつ強化目的で必要に応じて配設数を増設できる。(図省略)また、錠前101−Aは、錠前装置の一箇所の錠前装着部103−Aに複数装着可能である。
さらに、図36は錠前装置の本体100の錠前装着部103−Aに錠前101−Aと錠前装着部103−Bに錠前101−Bをそれぞれ縦方向に装着した変形例である。
上記実施例の変形例は、同一の開口部に具備する共通の閂を、複数それぞれの錠前による、錠前機構に配設された保護部材を介在させない錠前操作による、施錠操作及び解錠操作手段の開示の一例である。
なお、上記記載の変形例は一例であって、全ての方法とは限らない。
また、錠前装置に装着した複数の錠前は、錠前装置が施錠時は固定され、脱着できないものとする。
上記記載の錠前装置を使用して、チェーン、ワイヤーなどの拘束部材及び防犯対象の物体又は部材を、本発明の錠前装置で直接係合又は錠止できる。
次に、前記最良の形態実施例2の錠前機構に具設する閂ホルダーの変形例を説明する。保護部材から成る閂ホルダーは、前記記載の錠前機構に配設され、錠前装着部に装着した単数もしくは複数の錠前が具備する閂を、包みこむ又は遮蔽又は遮断するように係合して移動することにより、外力による、錠前の具備する閂に対する直接攻撃を回避し、錠前の具備する閂を保護する効果も有る。
保護部材から成る閂ホルダーの一例として、図37(イ)の「Lの字」型閂ホルダー111又は図37(ロ)の「コの字」型閂ホルダー112又は図37(ハ)の一部の面が欠切された凹部120を具備するキャップ形状の閂ホルダー113又はキューブ型閂ホルダーなどがある。
さらに別例として、セキュリティボックスの閂ホルダーは、図38(イ)のセキュリティボックスに具備する錠前装着部114の外側に具設した閂収納凹部115に係合するように、セキュリティボックスに具備する案内溝に沿って一部が収納される。(図省略)
図38(イ)及び(ロ)のセキュリティボックスの閂ホルダーは、ごく細い板状の「コの字」型の閂ホルダー116で、錠前117に具備したごく細いピン状の閂118で操作できる。
図38(ハ)の保護部材を配設させるスペースエリア119の一箇所分の面積が必要なくなり、上記記載の、閂ホルダーの機能と特徴を活かしながら、さらに、錠前と錠前に具備する閂と保護部材の軽量化が可能と成る。
注釈として、保護部材から成る閂ホルダーの構造及び機能を具備する部材の形状は、上記記載の、保護部材から成る閂ホルダーの一例とは限らない。
次に、上記記載の錠前とダミー錠の構造について説明する。
図39(イ)の錠前151の内部に、一直線状に貫設された案内溝155が設けられ、移動可能に具設した摘子154を操作して、係合した押進部材153が案内溝155のガイドに沿って閂152を押進して施錠する。
図39(ロ)の押進部材153が閂152を施錠地点まで押進し、閂錠止部材156が弾性体等で突出させ閂152を係止させる。
或いは、錠前151の錠前操作部157に鍵158を差し込み回転させ、係合部材159と閂錠止部材156が応動し、閂錠止部材156を突出又は格納できる。
閂152が施錠され、押進部材153と閂152を係合した弾性体160が、フリー状態の押進部材153を元の位置まで戻す。
効果として、一度閂を施錠すると、押進部材は閂に対し応動手段が取れず、閂の強制解錠手段を阻止できる。
また、別例として、押進部材の摘子や施解錠操作部を、錠前を形成する表層部材を挟んだ非接触状態でも、押進部材と外部から操作する操作部材や鍵に共に磁性体を内設し、互いの磁性体による係合手段により、一定以上の早さや力で鍵を移動させると互いの磁性体同士がはずれて、無理な押進部材の施解錠操作ができなく成る。
さらに、錠前に具設した施解錠操作部の操作手段を、電波又は光線等を用いて非接触状態で操作すれば、欠切孔を持たないすっきりしたデザインの錠前にできる。(上記実施例等の図に採用。)また、欠切孔の無い完全防水のセキュリティボックス等の、非接触状態による施解錠操作手段にも応用できる。
次に、図39(イ)のダミー錠の一例として、ダミー錠162は、取り外し可能なキャップ形状をした錠前151の部材内部に具設され、使用時は、キャップ161を取り外し、二枚の部材から成るダミー錠162を、折りたたみナイフを出すように両外側に180度回転させ起立させた状態で、キャップ161の天面の欠切孔169に貫通させた状態で、キャップ161を錠前151本体に係合させ、強制錠止の際に使用する。
ダミー錠と、閂を拝ませた状態、たいじさせた状態、又は同じ形状で向かい合わせた状態で内設出来る。
錠前装着部に装着して、使用できる単体のダミー錠は、いろいろな形状がある。
図44及び45は、ダミー錠の多様な形状及び使用例の図である。
また、図44のダミー錠は、錠前に具備する閂と、同じ方向で使用でき、当該閂と同じ作用効果を実施できる。
さらに、上記ダミー錠の場合には、例えば正面に操作部を設置すれば、錠前を錠前操作部から取り出して、手動又は自動で操作しなくても、リモコン等で非接触で操作できる。
また、ダミー錠は、通常使用でも電波、通信、光線等を発射すれば、非接触状態で操作できる。
ダミー錠は、錠止状態に施錠すると、同じ操作の反対操作だけでは、解錠操作が出来ないこととする。逆操作で解錠してしまえば、強制錠止の、作用効果が維持できなく、セキュリティレベルが下がる恐れがある。
また、ダミー錠は、一度ロックされると、操作そのものがフリーな状態になり、基本的に操作そのものが出来なくなる。施錠解錠の操作阻止手段の一例である。
さらに別例として、図40、図43は、セキュリティボックスの中央内部にある開閉スイッチの直上の位置で、複数の錠前の閂に四方を囲まれ係止する共通の閂の一例である。複数いずれかの図39(イ)錠前151が具備する錠前操作部157を鍵158の解錠操作で、共通の閂167を錠止させていた閂152を収納し、本体164に具設した、共通の閂離脱防止の十文字形の案内凸部材166に沿って共通の閂167を解錠方向に応動し、本体164の中央部を開口して、開閉スイッチ165を操作してセキュリティボックスを開閉できる。さらに、本体164は、図39(ハ)のダミー錠162による強制錠止手段も兼備する。また、さらに多くの錠前や多面体(8面体、24面体等)のセキュリティボックスにも応用できる。
さらに、本体164は、図39(ハ)のダミー錠162による強制錠止手段も兼備する。また、さらに多くの錠前や多面体(8面体、24面体等)のセキュリティボックスにも応用できる。
別例として、図41(ハ)の同一開口部170は、本体171の上面に具設した欠切孔172と、図41(イ)の本体171の内部に、案内溝173及び固定した複数の施解錠操作部材174と175及び錠止部材176と177を具設して、本体の握持作用を兼備する共通の閂178を、欠切孔172と案内溝173に沿うように移動可能に具設する。施錠方法として、共通の閂178を、本体171の内部に固定した複数の施解錠操作部材174と175の閂179と180で両外側方向から錠止させる。共通の閂178は、複数の施解錠操作部材174又は175のうち、いずれか一方を解錠して、案内溝173に沿うように移動可能に成り、本体171を開口できる。また仮に、施解錠操作部材174が施錠できなくなった場合には、図41(ロ)の本体171の内部に固定した、錠止部材177の閂182で共通の閂178を強制錠止させ、閂180と閂182が、共通の閂178の右側一方を挟持して施錠する。
解錠方法として、施解錠操作部材175の閂180を解錠し、共通の閂178が案内溝173に沿うように右に移動して、同一開口部170を開口できる。
注釈として、共通の閂は、図43の、本体の係合講に係合して取り外しが出来ないものとする。
図46は、前面の蓋の施錠手段を説明する図である。
また、図47は、錠前装置の蓋の係合方法を表した図である。
次に、固定された錠前の応用例として、先の段落に記載した、「本体と蓋を同寸法にして蝶着した本を両開きするようなタイプ」の発明を錠前を縦方向に装着した変形例で開示する。
固定された錠前の応用例として、同一開口部は、本体の上面に具設した欠切孔と、本体の内部に、案内溝及び固定した複数の施解錠操作部材と錠止部材とを具設する。また、本体の握持作用を兼備する共通のロック部材の切欠係合部(図示省略)と本体前面の扉の裏面上部に具備する切欠係合部(図示省略)を係合可能な構成とし、当該共通のロック部材が案内溝に沿うように移動可能に具設する。施錠方法として、共通のロック部材を、本体の内部に固定した複数の施解錠操作部材の閂で共通のロック部材を両外側方向から係止させる。本体の中央部の位置で共通のロック部材の前記切欠係合部と本体の前面の扉の裏面上部の箇所に具備する前記切欠係合部は互いに係合した錠止状態になる。
これにより本体は同一の開口部を開けることが出来ない。
解錠方法として、複数の施解錠操作部材の、いずれか一方を解錠することにより、共通のロック部材は、案内溝に沿って移動自在となり、解錠した左右どちらか一方に移動させて、本体の前記切欠係合部と共通のロック部材の前記切欠係合部の相互の係合を解くことが出来る。
これにより本体の底部の蝶番(図示省略)を介して同一の開口部から本体を二つに、本を開くように一方の扉(本体の一片)を手前に展開して、開くことが出来る。また仮に、施解錠操作部材が施錠できなくなった場合には、錠止部材の閂で共通のロック部材を強制錠止させ、閂が、共通のロック部材の右側一方を挟持して施錠する。注釈として、共通のロック部材は、施錠時は本体の係合溝に係合して取り外しが出来ないものとする。
注釈として、上記の固定された錠前の一例は、前記本発明を実施するための形態の変形例の「複数の錠前と共通の閂を有する錠前装置」、及び錠前を縦方向に装着した変形例」と基本構造は同じであり、固定された錠前の一例は、その応用例で、図示した通り、共通のロック部材を上下180度回転させて使用した一例である。
また、同一の開口部の施解錠の基本構造は、「コの字」型の形状の蓋及び切欠係合部とが互いに挟持して、上下動を係止させる施錠構造を採用した。
作用効果として、同一開口部の内部に、施解錠操作部材と錠止部材を強固に固定することにより、本体が形成する外形やフレーム枠等にカバーされ、こじ開け等の破壊力に対し防犯性を高めることができる。
さらに追加機能として、保護部材が有する閂作用効果に、楔作用効果を搭載できる。
水平安定部材は、スポンジ状、ゲル状、ゴム状、ばね状等の弾性体、形状記憶部材又は柔軟に変形する可変形部材等から成り、通常、閂作用部材や保護部材等が互に当接しても押圧しないので、局所に設置した水平安定部材が変形せずに表面をフラットな状態で維持した水平状態で保たれ、一定以上の加押圧時は、水平安定部材が傾斜面や傾斜角を形成し始め、加押圧力に比例して、互の対示又は対向する傾斜面又は傾斜角同士で施錠又は錠止方向へ押圧し、傾斜面又は傾斜角による楔作用効果により、施錠又は錠止の作用効果が増加する。
図42(イ)の保護部材183は、具備する傾斜面(傾斜角)187の局所に水平安定部材188を具備し、円盤型回動部185の閂184は、傾斜面189の局所に水平安定部材190を具備して互に当接させる。
仮に、円盤型回動部185を無理に回動させると、閂184の水平安定部材189が保護部材183の水平安定部材188を押圧する。
一定以上の押圧力に比例して、当接する水平安定部材188と190がそれぞれ変形して局所に傾斜面を形成し始め、当接する傾斜面189が、楔作用効果により傾斜面187を斜め前方方向に押圧して、保護部材183を施錠方向である円軸186の中心部方向へ応動させ、押圧力に比例する楔作用効果で施錠作用効果を増加できる。
また、仮に、閂184に水平安定部材を具設しない傾斜面189がフラットな面であっても、上記記載の一例の場合は、回動部185の回動作用効果で、閂184が保護部材183の傾斜面187を斜め前方に押圧できるので、同様のような楔作用効果が得られる。
注釈として、微応動しても、当接する他の閂作用部材のズレや緩み又は解錠等の問題はない。
さらに、平常時は水平安定部材により水平状態が保たれるので、例えば前記保護部材と閂と閂作用部材が、解錠時にスライド移動しても、移動時の摩擦係数がほぼ一定のまま平行移動が可能と成る。
注釈として、上記記載の保護部材の構造及び機能を具備する部材の形状は一例である。
注釈として、上記安定部材の変化値は、押圧時に数ミリ以下、及び傾斜角は、0.01度から数度程度以下であり、上記変形値の幅や角度に対して、他の閂作用部材等のあそびの可動部分が微応動しても、当接する他の閂部材のズレや、はずれ、もしくは解錠等の心配はない。
さらに、平常時は安定部材により、水平状態が保たれるので、例えば前記各閂部材がスライド移動しても、移動時の摩擦係数が上がらないまま平行移動が可能と成る。
また、前記各閂部材間の当接部の安定部材の緩みもない。
また、安定部材は上記錠前閂機構以外にも、例えば、錠前の具備する閂や、ダミー錠、同一の開口部に具備する施解錠操作部や錠止部材または錠前装着部、セキュリティボックス、錠前装置等に応用できる。
さらに、収納部材や同一の開口部内に、錠前、錠前装着部、錠前係止部材、共通のロック部材、錠前機構等を設置することにより、収納部材等の表面がフラットである、すっきりしたデザインに成り,また、外部からの破壊のダメージに対して、収納部材等の表部材が覆ってガードするので、より防犯効果を上げることができる。
水平安定部材は、錠前装着部や、錠前機構内の隙間を埋めて、閂作用部材と保護部材と錠前間のゆるみを抑える効果もある。
水平安定部材は、面状や板状以外にも、ドット形状の点在する位置に設置されるものやストライプ形状の平行で離れた状態で設置されるものもある。
錠前係止部材は、錠前と、ダミー錠と、ダミー錠を兼備する錠前と、を容易に錠前装着部に着脱できる部材であり、その作用効果として、解錠状態の錠前と、施錠状態の錠前と、を着脱でき、錠前に具備する閂やダミー錠を、長手方向に突出させた状態に成っても、錠前装着部の外部に係合して、蓋としての役割である錠前係止部材を取り外し、伸長した状態の錠前を、乾電池を交換するように取出したり、内部に装着して、錠前装着部の装着した錠前を取出す時に使用する必要な内部空間を埋める役割としても応用できる。
錠前係止部材は、蓋状のものであれば、本体又は扉の裏側から取り外すと、錠前が施錠状態の閂
図48〜50において、錠前係止部材の参考例を詳しく記載してある。
が突出した状態でも、さっと取り出せる。(図49参照。)
また、水平安定部材を使用した別例として、保護部材の水平安定部材を、直下方向に押圧する例を紹介する。錠前装着部195に装着した錠前191の閂192が、保護部材193を錠止する。また、閂201は上部に複数の先端片及び下部に傾斜面200及び水平安定部材199を兼備する。
仮に、閂201が破壊力等で、直下方向に無理に押進されると、傾斜面200の水平安定部材199が、保護部材193が具備する傾斜面197の水平安定部材198を押圧する。
当接した互いの水平安定部材が、対示又は対向して押圧し合い傾斜面を形成して、閂201の傾斜面200が保護部材193の傾斜面197を、閂192の施錠方向に押進するので、押圧力に比例して施錠作用効果を高めることができる。
注釈として、上記記載例が、上下方向ではなく、左右方向の例であっても、作用効果は同じである。また、図51は、ドット形状及びストライプ形状の水平安定部材の一例の図である。
なお、上記記載の、全ての実施例、変形例、別例等は、本発明を実施する為の、形態の一例である。
錠前アダプターの一例として、小さいタイプの錠前の閂を1センチ移動させると、ギヤー比の増幅作用により、大きいタイプの錠前の閂を2センチ移動させてり、小さいタイプの錠前の閂を動かすと、ギヤーが半回転し、大きいタイプの閂のギヤーが1回転するようにセットして、ギヤー比の違いにより、錠前アダプターの閂作用効果である施解錠が、錠前の大きさに関係なく使用できる。
また、ギヤーは歯筋部を有する円形タイプだけではなく、歯筋部を有する板状のタイプでもよい。
また、その他、距離を増幅できる機構又は構成でも良い。
注釈として、上記アダプターは、ほんの一例である。
次に、錠前機構の、使用者の限定機能について開示する。
ドアの裏側(内側)に搭載された錠前機構の操作において、左側の蓋は一方の錠前で開くことが出来、かつ錠前機構の蓋を開くと、右側の蓋の開口操作部があり、解錠及び扉を開口できる。
したがって、ドアの錠前を交換する場合でも、大家と入居者の違いのように、一方の大家だけが、どちらの鍵も交換できる操作などに役立つ。
また、一方の錠前機構の左側の蓋を他方の錠前で解錠して、開口できるが、錠前機構内部に、右側の蓋の解錠操作部がないので、左側からは開口できない。
上記のように、錠前機構は、複数の蓋や扉の解錠操作を限定できる機能もある。
さらに詳細に記載すれば、前記錠前機構の扉は、筐体と蓋から成る管理部材であり、前記錠前装着部を内設し、前記蓋を開いて前記錠前装着部に前記錠前を着脱させ、かつ遠隔操作部材を有する限定された管理部材のみ、他の管理部材が有する前記蓋が閉じた状態でも、前記遠隔操作部材を操作して当該他の管理部材が有する案内部材と係合した連結部材を応動させて前記蓋を強制的に開閉し、内設する前記錠前装着部に前記錠前を着脱させる錠前機構は、前記限定された管理部材が内設する前記錠前装着部に装着した前記錠前を解錠して、前記蓋を開いた状態に保持し、かつ前記遠隔操作部材を操作して、前記案内部材を非接触状態で応動させるか、当該遠隔操作部材に係合させた状態か、で移動又は回転させる操作手段により、前記施解錠操作部材の錠止部材又は前記錠前の閂により施錠又は係止された状態に押し当てられる又は当接され、当該他の管理部材が有する前記蓋と前記筐体が互に前記連結部材を挟持する状態で、継合を解く又は継合し、例えば、前記連結部材を回転させて、立てかけるように起立した状態で、前記筐体と前記蓋の隙間を開けて、解錠又は施錠の状態に制御して、当該他の管理部材が内設する前記錠前装着部に、前記錠前を着脱させることを特徴とする錠前機構に搭載された管理部材のことである。
管理部材の構造について、詳細に記載する。
管理部材の主な機能として、錠前機構が有する錠前装着部に、錠前を着脱させる交換する管理者を限定できる機能があり、通常、錠前装着部に蓋又は扉が無ければ、誰でも簡単に錠前を交換できる。
そこで、本発明の錠前機構が備えた、錠前装着部を内設した筐体と蓋から成る管理部材の、蓋の開閉により、錠前装着部に、錠前を取り出せる状態もしくは、錠前を触らせない状態にコントロールできる。
錠前機構の錠前交換方法の一例として、錠前機構に筐体と蓋から成る管理部材を設ける。
内部に錠前装着部を設置することにより、通常、錠前機構が施常時の場合、管理部材も施常される。さらに、管理部材の内、一部の限定された管理部材にのみ、遠隔操作部材が内設される。
遠隔操作部材は、限定された管理部材と他の管理部材との間に、案内部材を介して係合される。
また、案内部材は、さらに他の管理部材の内部に可動可能の状態に係合された、継合部材と連結するように係合される。
継合部材は、管理部材の筐体と蓋との間に、挟持された又は隙間を埋めるように連結された状態で係合するように配設される。
また、継合部材は、多角形、円形、楕円形等から成り、円盤状のように中心部に、垂直に交わる軸を設けて設置し、係合した案内部材の動作により応動する。
或いは、継合部材は、平らな形状から成り側面に係合した案内部材の押す又は引く動作に応動し、管理部材の内部をスライド移動するように移動して、筐体と蓋との間に、挟持された又は隙間を埋めるように連結された状態で係合する役目もある。
他の管理部材が施錠された状態でも、限定された管理部材のみ、配設された遠隔操作部材を操作して、他の管理部材の内部に係合した案内部材を操作及び応動させ、さらに継合部材を応動させ操作できる。
操作方法の一例として、遠隔操作部材を摘んだ接触状態で引き出す又は押し込む又は回転させる操作により、案内部材を応動させ、さらに継合部材が応動し、筐体と蓋の挟持状態から引き離すように継合状態を解く又は連結状態を切り離すことができ、蓋を開けて筐体を開口し、錠前装着部に錠前を着脱できる。
別例として、非接触でも、前記同様の操作ができ、限定された管理部材に操作送信部を内設し、他の管理部材には受信部を内接することにより、送信部から電波、信号、光線、磁力等を送り出し、遠隔操作部材を摘んだ接触状態で無くても、非接触で継合部材を筐体と蓋の双方から、引き離すことが出来る。
また、限定された管理部材に内設した、接触して操作する遠隔操作部材の形状の一例として、棒状、ひも状、歯すじ部を有するバー状、チェーン等の形状から成り、押す、引く、回転させる等により、係合した他の管理部材に内設した案内部材及び継合部材を応動させる。
また、遠隔操作部材の一方に係合した案内部材は、主に、他の管理部材に内設されており、限定された管理部材の内部もしくは境目の位置まで延設された状態に配設され、限定された管理部材の操作に応動するように係合する。
また、他方では、継合部材に係合し、遠隔操作部材の操作に応動した案内部材が、さらに継合部材を係合し、かつ応動させる。案内部材が応動して、継合部材を押したり引いたり回転させる。
限定された管理部材を操作して、他の管理部材の開閉と錠前装着部の錠前交換方法について、一例を開示する。
一例として、建物のドアの外側に備え付けられた錠前又は施解錠操作部材を鍵で操作して、解錠すると、限定された管理部材の蓋も同時に解錠される。
錠前機構に配設された管理部材のうち、限定された管理部材の蓋を開け、内設した遠隔操作部材を押す又は引いて、係合する案内部材及び案内部材に係合した継合部材を応動させる。
この一例では、遠隔操作部材を引き抜き係合部材を、限定された管理部材の筐体と蓋に挟まれた、挟持状態の係合部材を応動させて引き抜く。
続いて、継合部材を引き抜いた可動状態で回転させ、例えば90度回転させて、倒立状態に立てて、筐体と蓋との連結状態又は挟持した係合状態を解くことにより、継合部材の形状の幅分、空間又は隙間が出来、蓋が筐体と連結が解けて開蓋と成る。
上記例では、他の管理部材がドアの錠前等により施錠された状態でも開蓋できる方法を開示したが、蓋が解錠された状態では、上記例の遠隔操作部材による引き抜く操作が必要無くなり、そのまま、遠隔操作部材を回転させて、継合部材を倒立させるように一例として、90度回転させて、筐体と蓋の継合又連結を解くことが出来る。
さらに先の例では遠隔操作部材で、継合部材を引きぬいたが、別例として楕円形の形状である継合部材の中心部を垂直方向に貫通させ、回転可能に継合させて固定し、係合した案内部材を押し出して、楕円形かつ円盤状に形成された継合部材を回転させ、楕円形の対象の2点間が狭い形状の局所を、筐体と蓋の間に挟持させる状態させ、空間又は隙間を開設し、筐体と蓋の継合部材を連結する状態が解けて、蓋を開蓋して、錠前装着部に錠前を着脱できる。
注釈として、継合部材は、筐体と蓋を連結させて、錠止又は係止する連結部材のことである。
注釈として、上記記載例は、ほんの一例である。
本発明の、セキュリティボックスの構成する各パーツの係合部の形状に互換性を持たせた結果、工具を使用せず簡単に本発明の錠前を交換でき、かつ鍵や錠前の種類や機能、セキュリティボックスの形状又はその両方の組み合わせを自由に選択できるので、オリジナルのセキュリティボックスもファッション感覚で自由にアレンジできる。
さまざまな貴重品をまとめてセキュリティボックスに保管し、オプションの携帯チェーンなどでセキュリティボックス本体を固定して窃盗されないようにするか、オプションの手提げやショルダーベルトを装着してバックとしてセキュリティボックス本体を携帯すれば、貴重品全てを常時携帯でき、ホテルのフロントや室内金庫に預ける時でもセキュリティボックスごと管理でき、本発明の錠前及び錠前機構及び保護部材を搭載したセキュリティボックスは、防犯効果が高く解錠の心配がないので安心して預けられる。
また、封印確認機能を搭載することにより、第三者による解錠行為があったか痕跡が確認できる。
セキュリティボックス本体を透明化することにより、セキュリティボックスを開けなくても中身のチェックができるので、規格サイズの決まった形状のスポーツ用具、楽器等、他人の所有物との取り違えがなくなる。
透明又は半透明な強化プラスチックのセキュリティボックスは、1つだけの錠前を装着して、又は錠止部材で操作できるものもある。
その場合には、本発明の錠前及び錠前装着部も応用できる。
また、決まった形状の場合、セキュリティボックスも量産化が可能なので製造コストも下げることができる。
社内間、公共施設間等でセキュリティボックス使用の場合、外部の第三者に開けられる心配がないので、セキュリティ効果が高く、収納する書類等の輸送は使用済み書類袋などを再利用してセキュリティボックスに収納すれば、ごみの軽減化につながる。
また、セキュリティボックス単位で、担当部署や担当者個人に直接搬送できるので、セキュリティ向上と可視化効果により、誤送や取り違えの問題も防止できる。
セキュリティボックス本体ごと、ひと回り大きいセキュリティボックスに入れる事により、より防犯性を高めたり、重ねたセキュリティボックス間の空間に衝撃吸収材を挟み込む事により、精密機械、高価な楽器や美術品等の、収納品の衝撃に対する保護にも役立つ。
錠前収納ケースと前記錠前着脱係合部材と錠前とセキュリティボックスに係合部及び互換性を共有すれば、先に複数の錠前を錠前収納ケース及び前記錠前着脱係合部材に装着してセキュリティボックスに着脱できるので、簡単に一度に複数の錠前を交換できる。
錠前機構に配設した保護部材を介在させる手段により、例えば、錠前が具備する閂の施錠及び解錠の操作を横方向にスライドさせる手段の場合、保護部材を介在させることで、外力により閂作用部材もしくは保護部材を無理に操作しても、外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を変更させ、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向に変えるので、錠前が具備する閂の施錠及び解錠の操作手段を、保護部材を介して、玉突き状態の方向である同じ方向に押し込む(又は引き抜く)ことはできず、錠前が具備する閂に対する破壊力を、軽減もしくは遮断させる手段を具備する。
レコード、レントゲン写真、額付絵画など丸められない収納物は、薄型の表面積の広いセキュリティボックスで対応でき、釣竿やゴルフクラブのような長い収納物は、細長い筒状のセキュリティボックスで対応できる。
複数の錠前をセットして、錠前を交換できるひとつのユニット型錠前(装置)として、チェーンなどを拘束する錠前(装置)としても使用できる。
また、上記記載のユニット型錠前(装置)に、複数の閂を配設した錠前機構を搭載することもできる。
鍵と錠前とセキュリティボックスは共に構成する部材が違った部材でも、構成部材を加工した凹凸形状や模様の形状、部材の色、プリント加工も含むデザイン加工を共通性にして、ファッション的なコーディネイトもできる。
また、セキュリティボックスを形成するフォルムは、丸みを帯びたデザイン、多角形のデザイン、多面構成のデザイン或いは動植物や天体などの自然界に実在する物体等を模倣した、多種多様なフォルムを応用できる。
上記記載のセキュリティボックスの形状であれば、ポシェットのようにバックに入れて容易に持ち運べる。
さらに、セキュリティボックスは、光学液晶及び電性液晶の作用又は効果を使用した、錠前の施錠及び解錠の操作部及びセキュリティボックスの内部を、瞬時に隠蔽できる手段も兼ね備えることができる。
また、錠前又はセキュリティボックスに具設する施錠及び解錠の操作部を開閉する開閉部材を設置して、強制的に隠蔽する手段も備えることができる。
従来の錠前を装着した金庫の使用方法において、ダブルロックが面倒な為、たとえば、ダイヤル錠とシリンダー錠のコンビの場合、通常使用時にダイヤル錠を解錠状態にしたまま、シリンダー錠のみで施錠又は解錠の操作をしている場合もあり、ダブルロック機能を使用せず、逆に防犯効果が下がってしまっていたが、本発明の錠前を装着したセキュリティボックスは、一箇所の錠前装着部に装着する錠前のダイヤル錠の桁数を増やした錠前やハイブリッド錠等、最新式機能を搭載したモデルの錠前を任意で自由に選択交換でき、かつ同じ錠前装着部に、縮小規格形状された本発明の錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して重ねて装着使用できるので、一箇所の錠前装着部に装着した本発明の錠前で、セキュリティレベルを容易に上げることができる。
旅先などでセキュリティボックスの一部のパーツが破損した場合、販売ネットワークでカバーすれば、現地にて交換パーツを購入し簡単に交換して、セキュリティボックスの継続使用が可能になる。
スペアーキーではなく、交換用の別の錠前を携帯すれば、直ぐに交換可能となり、たとえば渡米の際、旅行用スーツケースの錠前で専用施錠機能「TSA」のついた錠前も任意選択して装着でき、現地に到着した際に「TSA」機能の錠前を任意の錠前に交換すれば、使いやすさとセキュリティアップになる。
鍵の紛失時、合鍵を持たず解錠及び施錠の操作が困難な場合は、通常常設のダイヤル式ロックを解錠操作する事により継続使用が可能であり、かつ使用不能になった錠前を防犯の為に強制錠止させる手段により使用不能にすることができる。
セキュリティボックスの一箇所の錠前装着部に、薄型タイプの錠前やコンパクトタイプの錠前など、同じスペースで、複数の錠前を重ねて装着でき、かつ複数の錠前それぞれの施錠及び解錠の操作を同時使用もできる。
実施例のまとめとして、本発明の効果を、実施例の一例として海外旅行での使用例を挙げて説明する。あくまで下記のストーリーは、実施例の一例を分かりやすく説明した解説文である。
今回設定したアメリカでの演奏旅行には、三つのセキュリティボックスを使用し、一つ目は、機内持ち込み可能な小型のセキュリティボックスで、一方には生体反応式錠前を装着し他方にはダイヤル錠を装着し、オプションでウエストポーチ用ベルトと盗難防止チェーンを装着してある。
二つ目は、バイオリンを収納したバイオリンの形状を成すセキュリティボックスである。
三つ目は、上記バイオリンの形状を成すセキュリティボックスごと収納できる、同じ形状の一回り大きいバイオリンの形状を成すセキュリティボックスである。
バイオリンを直に収納したバイオリンの形状を成すセキュリティボックスと、同じ形状の一回り大きい保護強化型セキュリティボックスとの間には、衝撃吸収部材を挟みこんで破損対策を施してある。
共に互換性が有り、同じ形状で大きさの違うセキュリティボックスは、二重に重ねても使用できる。
また、セキュリティボックスに装着する異なる任意の錠前は、上記二つのバイオリンの形状を成すセキュリティボックスそれぞれに、下記の組み合わせで装着することにした
。1、バイオリンを直に収納したセキュリティボックスには、一方には縮小等分化した二つのダイアル式錠前を重ねて錠前収納ケースに装着して、一箇所の錠前装着部に装着した。錠前収納ケースを使用すると、容易に複数の錠前を交換できる。他方には渡米旅行に欠かせない「TSAロック」錠前を、直に接錠前装着部に装着した。
2、一回り大きい保護強化型バイオリンの形状を成すセキュリティボックスには、錠前着脱係合部材を使用し、錠前着脱係合部材の錠前装着部に、一方にはハイブリッド式錠前を他方には「TSAロック」錠前を装着して、セキュリティボックスの錠前装着部の内側に、錠前着脱係合部材を装着した。
上記の組み合わせで装着することにより、「TSAロック」錠前のマスターキー管理責任者である第三者が検査の為解錠しても、「TSAロック」を解錠することにより、施錠した錠前を破壊されることを回避できる。
上記3点のセキュリティボックスの共通項は、下記の通りである。
1、透明な可視化効果のある強化合成樹脂から成り、軽量でとても丈夫である。
2、セキュリティボックスに装着する異なる複数の錠前は任意で選択でき、形や大きさが違うセキュリティボックスと共に互換性があり、組み合わせが自由である。
3、セキュリティボックスの各錠前装着部には、一箇所の錠前装着部に、単数又は複数の錠前を装着できる。また、錠前収納ケースや錠前着脱係合部材に装着して、複数の錠前を一度に簡単に装着できる。さらに、一箇所の錠前装着部に装着した各錠前の同時使用もできる。
4、オプションで、付属品をセキュリティボックスに装着しても使用できる。5、セキュリティボックスに装着した錠前手段による、「強制施錠手段」と「施錠操作及び解錠操作を阻止する手段」を兼ね備えて、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
空港では手荷物検査の際、機内持ち込み可能な小型セキュリティボックスに、パソコン、記録媒体、現金、クレジットカード、宝飾品、携帯電話を収納していたが可視化作用により、開けずに視認検査ができ赤外線透視検査のみで済んだ。
また、赤外線検査後の検査用トレーから貴重品等をそれぞれ収集せずに、貴重品を収納してあるセキュリティボックスをさっと持ち出し、短時間で直ぐにゲートを通過することができた。
飛行機に搭乗し、座席に小型のセキュリティボックスに装着してあるオプションの携帯盗難防止チェーンを使用してロックをした。
これで、搭乗中の短時間離席しての化粧室使用時や夜間飛行時の就眠中でも安心できる。
また、心配であればオプションのウエストポーチ用ベルトを使用して、化粧室使用時に携帯したり身に着けて就眠もできる。
搭乗した後に、追加でパスポートや帰りの旅券等を収納しておけば、セキュリティボックスひとつでたくさんの貴重品を携帯でき安心して保管できる。
現地に到着して荷物受取の際、同行したバイオリストも同じセキュリティボックスを使用していたが、可視化効果により、バイオリンの形状を成す自分のセキュリティボックスを、間違えなくすぐに受け取れた。
また、必要のなくなった「TSAロック」錠前を、その場で別に持参した使いやすいマグネット式錠前にそれぞれ交換した。
錠前の交換は、解錠したセキュリティボックスから交換対象の錠前を取出し、別に持参したマグネット式錠前を工具を使用せず簡単に着脱できた。
用途や目的に合わせて使用できるように、外出の際はいつもコレクションしている任意の錠前をいくつか別に携帯してる。
また、マグネット式錠前を操作する鍵は、アクセサリーのリングの中に埋め込んであり、リングを常時身に着けることにより、施錠又は解錠時の利便性や紛失又は盗難防止対策に成る。
無事演奏会も終了したが、施錠しようとした友人の錠前の鍵が見当たらなく施錠できない。盗難にあったのか落としたのか分からないので、ひとまず使用不能になったシリンダー式錠前を取出し、シリンダー式錠前に内蔵してあったダミー錠で施錠することにした。
さらに、シリンダー錠の鍵穴のある主面を、90度回転させて錠前の側面にして、セキュリティボックスの錠前装着部に再装着した。
万が一、紛失した鍵を第三者が拾得又は故意に所持していたとしても、シリンダー錠の施錠と解錠の操作部のない他面では、解錠行為そのものを完全に阻止できる。
上記手段により、異なる他方の錠前による施錠操作又は解錠操作の手段でセキュリティボックスの継続使用が可能に成る。
空港で、封印らしき書類が張ってある美術品と同じ形状のセキュリティボックスを可視化効果によってセキュリティボックスを開けずに、視認してスムーズに出国手続きが行われていた。
空港免税店では、いろんな種類のセキュリティボックスがあり、丸みを帯びた半透明で淡いピンク色のハート型セキュリティボックスや、少し怖そうなライオンの顔を模倣したセキュリティボックス、現地で有名な遊園地の愛らしいキャラクターを模ったセキュリティボックス、サッカーボウル型の多面体セキュリティボックス、可視化効果は無いが金属製でえんぴつのような細長い筒状の多角形のセキュリティボックスや花柄や星や月の模様をプリントした透明なセキュリティボックスなどがあった。
他にも、オプションで使える、セキュリティボックスの中に入れて中味が見えないようにするキャンディ型の巾着袋や、錠前の交換用に最新型セキュリティ機能搭載のカード式錠前をなどがあった。
高級品の中には、装着した錠前とセキュリティボックスに同じブランドマークの表面加工が施され、よく見るとブランドロゴが凹凸な形状で角度によって色合いが微妙に変化するデザインもあった。
さらに、液晶作用を使用した透明なセキュリティボックスには、ボタン一つで一瞬にして、曇ったように内部を見えなくする隠蔽機能が付いていた。その他にも、さまざまな種類や大きさのセキュリティボックスがあった。
以上は全て、海外旅行での使用例を挙げて説明した実施例の一例である。
上記記載の一例も踏まえて、本発明の錠前による継続使用可能なセキュリティボックスを提供する。
また、さらに、同一開口部の内部に、施解錠操作部材と錠止部材を強固に固定することにより、本体が形成する外形やフレーム枠等にカバーされ、こじ開け等の破壊力に対し防犯性を高めることができる。
例えば、軍事防衛や原子力等に関係するような、重要な操作室の扉等にも対応できる。
複数の錠前による開閉手段を有する、共通の閂及び同一の開口部であっても、複数の使用者が、各自の施解錠操作手段を持つだけで、一つのセキュリティボックスを共同使用ができ、使用者のいずれかが、鍵の紛失や故障等で、施解錠手段を使用できなくなっても、ダミー錠又は錠止部材による強制錠止手段、或いは錠前の主面を隠蔽する施錠操作と解錠操作を阻止する手段で、セキュリティボックスの継続使用ができる。
また、水平安定部材は、錠前閂機構以外にも、錠前の具備する閂やダミー錠、同一の開口部に具備する施解錠操作部や錠止部材又は錠前装着部、セキュリティボックス、錠前装置等にも応用できる。
また、磁力や電波又は光線等により、完全防水仕様等の錠前やセキュリティボックスの操作部に非接触でも施解錠操作ができる。
セキュリティボックス又はケース等の形成部材を、炭素繊維や強化耐摩擦、耐切断、耐薬、耐引張り等の機能を備えた繊維等で縫製や編地にして、そのまま使用するか、化学変化を応用して、薬剤の化学変化又は燃焼させる化学変化等で固形化して、強度を向上させて使用できる。
また、編地加工の場合には、化学変化による硬化の形状を想定し、セキュリティボックス又はケース等の形成部材の補強が出来る。
その手段として、編みこむ際に、セキュリティボックス又はケース等形状の内側のエッジ部分やコーナー部分の編み込みの成型を、厚くする又は折れないように編み込んで、化学変化後に、内側のエッジ部分やコーナー部分が、丸み又は鈍角等の耐曲がり強化を備えた形状になるように考慮すれば、強化繊維が弱点とする折れ曲がりの対策にも成る。
また、編地等の加工時に、色や柄の厚みの変化や、糸のねん糸又は、使用する糸の本数などにより、金型等の高額な部材を使用することなく、簡単に形状の使用変化等が出来る。
また、編地を使用して、旅行用スーツケースの防犯用ベルトや防犯ネットも加工できる。
また、編み込みの際に、成形編み等の編み手段で、係合孔や係合部又は係合部材を初めから加工することにより、後加工の手間や困難化を軽減できる。
また、本発明の錠前を、携帯型施錠装置としていろいろ独立させた形状で商品化できる。
防犯ネットで任意の物を覆いかぶせて守ったり、チェーン、ワイヤー、編み込んだ組紐、編み込んだロープ又はベルト、係合部材等で束ねて、一つにした一括管理も容易に出来る。
セキュリティケース本体又は蓋の内部に、施解錠操作部材や錠止部材を固定することにより、外形の部材で守られ、建造物又は輸送部材の錠前装置等に応用でき、また、錠前やダミー錠の装着又は携帯の、忘れの防止にも成る。さらに、着脱可能な錠前との連動させた組み合わせ使用も出来る。
セキュリティボックス又はケースの内部を、内部に具設したジャバラ形状の幕で覆い隠すことも出来る。
錠前及び互換性のある錠前装着部、錠前機構、本体又は開閉自在の扉から成る各収納部材に、固有の識別番号を認識させ、錠前を装着させる際に、互いに識別番号を登録又は記録又は照合させ、収納物を入れる際に、あらかじめお互いに照合した同士の是非をとることにより、間違った使用をしないように確認及び阻止できる。
また、形状の違う錠前を装着して使用できる、錠前アダプターを開示する。錠前装着部を有する錠前アダプターは、錠前を装着する際は、錠前装着部に装着して使用する。
したがって、形状の縮小等分化した錠前でも装着でき、かつ複数同時に装着も可能である。
錠前アダプターの形状は、いろいろなタイプの錠前にそれぞれ対応できる。
標準タイプの錠前の形状タイプに、形状の縮小等分化した錠前のタイプを装着して使用するモデル。
ドアのロックシステムに使用するタイプは、大型で厚みのある重厚タイプ。
以上のように、錠前アダプターを使用すれば、いろいろなバリエーションの互換性のある錠前を使用できる。
ミニサイズ、マイクロミニサイズ等のSDカードを、準サイズのSDカードで使用できるように、互換性を持たせて、いろいろな組み合わせで使用できる。
また、錠前装着部に装着した、形状の大きさの違う錠前を変換使用するために、錠前アダプターにギヤー比の違いにより、閂の移動距離を増幅できる装置が搭載されるタイプもある。
小さいタイプの錠前の閂の移動距離に対し、大きいタイプの錠前の、閂の移動距離になるようにセットする。
錠前は固有識別番号を具備し、前記固有識別番号を具備する本体と開閉自在な扉に、係合する際に、互いの前記錠前識別番号を照合させ、関連させて後に収納物を収納すれば、収納物を間違って納入又は取り出すことを阻止できる又は未然に防げる。
ダミー錠を、非接触で操作でき、電波や光線又は磁力で操作できる。また、操作部を錠前の前面に、通常使用する錠前の施解錠操作部とは別の操作部を設置すれば、錠前装着部から取り外さなくても操作できる。
強化合成樹脂から成る、セキュリティボックスの強度において軍事レベルの使用強度をクリアすれば、海外来航先でのテロや災害時において、ヘルメットや盾として身を守ることも可能になる。
また、強化合成樹脂から成り、耐火、耐熱、耐水に強く、スケルトン効果により太陽電池パネル発電機も内蔵でき、災害時に貴重品以外にも、非常用食料、飲料、懐中電灯、充電器、電気コンロ、小型蓄電池などを収納部に搭載し携帯すれば、災害救助対策にも役立つ。
ナノテクノロジー等の最新の素材を応用して、より強度により軽くでき、防犯強化機能を高めることができる。
下記記載の、各手段に応用できる。
スキミング防止。
パルス対策。
防水対策。
耐食。
耐薬。
耐磁。
耐光。
1−A:錠前
1−B:錠前
2−A:閂
2−B:閂
3−A:保護部材
3−B:保護部材
4−A:スペースエリア
4−B:スペースエリア
5−A:ストライクエリア
5−B:ストライクエリア
6:稼動動作部
7:スライド式摘子
8−A:弾性体
8−B:弾性体
9:挟持部
10:凸設部分
11:凸設部分
12−A:ダミー錠
12−B:ダミー錠
13:蝶番
14:施錠と解錠の操作部
15:主面
16:裏面
17:壁面
18:壁面
19:摘子
20:共通の閂
21:セキュリティボックスの本体
22:セキュリティボックスの蓋
23−A:錠前装着部
23−B:錠前装着部
24:閂開放部エリア
25:同一の開口部
26:隠蔽部材を具設した錠前
27:隠蔽部材
28:セキュリティボックスの蓋
29:セキュリティボックスの本体
30−A:装着部
30−B:装着部
31−A:錠前
31−B:錠前
32−A:閂
32−B:閂
33−A:保護部材
33−B:保護部材
34−A:スペースエリア
34−B:スペースエリア
35−A:ストライクエリア
35−B:ストライクエリア
36:円軸
37:閂
38:円盤型回動部
39:摘子
40:劣弧部分
41:同一の開口部
42:上部縁端部
43:下部縁端部
44:閂収納部
45:閂
46:歯筋部
47:係合部材
48:弾性体
49:ストライク
50:歯車部
51:歯筋部
52:中心軸
53:「L字型」の先端部
54:閂
55:錠前装着部
56:錠前
57:閂
58:錠前
59:閂
60:キューブ型閂ホルダー
61:セキュリティボックスの本体
62:セキュリティボックスの蓋
63−A:錠前装着部
63−B:錠前装着部
63−C:錠前装着部
64:開口部の縁端
65:凸部形状の複数の閂
66:凸部形状の複数の閂
67:内側壁
68:間隔部
69:直下位置
70:プレート
71−A:錠前
71−B:錠前
71−C:錠前
72−A:閂
72−B:閂
72−C:閂
73−A:保護部材
73−B:保護部材
74−A:スペースエリア
74−B:スペースエリア
75−A:ストライクエリア
75−B:ストライクエリア
76:側面内側
77:内壁
78:遊動幅
79:厚み幅
80−A:閂
80−B:閂
81−A:先端片
81−B:先端片
82−A:錠前
82−B:錠前
83:錠前着脱係合部材
84:錠前
85:錠前の凹部
86:錠前収納ケースの凸部
87:錠前収納ケース
88:錠前欠切部
89:係合部材
90:錠前収納ケースの蓋
91−A:錠前
91−B:錠前
92−A:閂
92−B:閂
93−A:ダミー錠
93−B:ダミー錠
94:錠前装着部
95:錠前係止部材収納部
96:錠前係止部材
97:錠前装置の蓋
98:下部縁端部
99:欠切係合部
100:錠前装置の本体
101−A:錠前
101−B:錠前
102−A:閂
102−B:閂
103−A:錠前装着部
103−B:錠前装着部
104:空間部エリア
105−A:ストライクエリア
105−B:ストライクエリア
106:開口部
107:欠切孔
108:スライド摘子
109:共通の閂に具備する欠切係合部
110:共通の閂
111:「Lの字」型閂ホルダー
112:「コの字」型閂ホルダー
113:キャップ形状の閂ホルダー
114:錠前装着部
115:閂収納凹部
116:「コの字」型の閂ホルダー
117:錠前
118:ピン状の閂
119:スペースエリア
120:凹部
150:凸部
151:錠前
152:閂
153:押進部材
154:摘子
155:案内講
156:錠止部材
157:錠前操作部
158:鍵
159:係合部材
160:弾性体
161:キャップ
162:ダミー錠
163:欠切孔
164:本体
165:開閉スイッチ
166:凸部材
167:共通の閂
168:中心軸
169:天面欠切孔
170:同一の開口部
171:本体
172:欠切孔
173:案内講
174:施解錠操作部材
175:施解錠操作部材
176:錠止部材
177:錠止部材
178:共通の閂
179:閂
180:閂
181:閂
182:閂
183:保護部材
184:閂
185:回動部
186:円軸
187:傾斜面
188:水平安定部材
189:傾斜面
190:水平安定部材
191:錠前
192:閂
193:保護部材
194:エリア
195:錠前装着部
196:エリア
197:傾斜面
198:水平安定部材
199傾斜面
200:水平安定部材
201:閂
202:閂
203:保護部材
204:傾斜面
205:水平安定部材
206:傾斜面
207:水平安定部材
210:前面蓋
211:連結部材
220:ダミー錠
221:閂
222:ダミー錠
223:閂
224:ダミー錠
225:閂
226:ダミー錠
227:閂
228:ダミー錠
229:閂
230:ダミー錠
231:閂
232:ダミー錠
240:ダミー錠
241:ダミー錠操作つまみ
242:閂
243:錠前
244:施解錠操作部
245:閂係合部材
246:欠切孔
250:欠切係合部
254錠止部材
295:錠前係止部材収納部
296:錠前係止部材
297:錠前係止部材