JP3210953U - 詰め合わせ商品用の包装箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の商品を詰め合わせて収納する詰め合わせ商品の個々の商品の商品訴求力を向上させるとともに取り出しやすくする商品用包装箱を提供する。【解決手段】複数個の商品3が詰め合わせ状態で収納される身箱1と、この身箱1の上部を覆う蓋箱とからなり、身箱1に複数個の商品3を詰め合わせて収納する詰め合わせ商品用の包装箱であって、身箱1内の商品3を収納する底面に高部および低部を形成する底上げ部4を設け、収納された複数個の商品が交互に凹凸関係を有して立体的に配置されるようにした。【選択図】図2
Description
本願考案は、複数個の商品を詰め合わせて収納する詰め合わせ商品用の包装箱の構成に関するものであり、さらに詳しくは、詰め合わされた複数個の商品の各々が相互に立体感をもって収納されるようにした詰め合わせ商品用の包装箱の構成に関するものである。
従来からお菓子や石鹸などの商品は、お中元やお歳暮などの贈答品として用いられることが多く、その場合、一般に複数個の商品を詰め合わせて外形的に一つの商品として販売する販売形態が採用されている。そして、このような複数個の商品を詰め合わせるに際しては、その包装箱として、一般に高級感のある貼り箱が多く採用されている。
この種の包装箱は、たとえば図8に示されるように、収納部本体となる身箱1と、この身箱1の上に被せられて身箱の上部を覆う蓋箱2とからなり、身箱1の内側に複数の商品3,3・・が詰め合わされて収納され、上から蓋箱2が被せられて包装状態となる。
詰め合わされる商品3,3・・には種々のものがあり、また商品の種類に応じて種々のパッケージ形態がある。また、商品の詰め合わせ形態にも、同種の商品を詰め合わせる場合や異種の商品を詰め合わせる場合など、色々な収納形態がある。
詰め合わされる複数の商品個々の種類やパッケージが違う場合には、詰め合わせた後においても、詰め合わせ状態が比較的変化に富み、個々の商品それぞれが引き立つので、見た感じも良く、消費者の購買意欲も有効に刺激される。
きたみNet 規格貼箱販売「お菓子・一般用貼箱」 1〜20頁 <URL:1491192932918_0.jp> 2017年3月31日アクセス
ところが、詰め合わされる複数の商品の種類が、上述の図8に示すように、同一の種類で、同一のパッケージである場合や、或は相互に違っていても余り差がない場合も多い。
このような場合、図示のように、各商品3,3・・が、相互の間にほとんど隙間のない状態で平面的に詰め合わされ、それら複数の商品が全体として同じ高さの一つの平面状態に並ぶように収納すると、詰め合わせ商品としての外形的な単一性は向上するが、他方、個々の商品が個性を喪失してしまって、その存在感がなくなる。そのため、折角の良質な商品の消費者に対する商品訴求力が低下し、販促機能に欠ける欠点が生じる。
このような問題は、詰め合わされる商品が図示のような小箱タイプのものにパッケージされていて、その色彩を含めたデザインが地味なものである場合ほど顕著になる。
また、このように詰め合わされた状態で各商品3,3・・の上面部の高さが相互に一つの平面を形成するように揃っている場合、収納された個々の商品3を取り出すときに、取り出しにくいという欠点もある。
この場合、もちろん詰め合わせた複数の商品相互の間の隙間を大きくすることも考えられるが、そのようにすると、身箱内で商品が位置ずれしやすくなり、不揃いになって、詰め合わせ商品としての品質感、商品訴求力が低下する。
また、お菓子などでは、各商品間に仕切りを設けて、個々に商品を区分して詰め合わせるという構成も採用されているが、そのようにした場合、仕切りを設けるためのコストがかかり、身箱内の収納スペースも制約される。特に、個々の商品が箱形のパッケージ商品の場合、仕切り構造は採用しにくい。
本願考案は、このような問題を解決するためになされたもので、複数個の商品の立体的な詰め合わせを可能とすることによって、個々の商品の存在感を有効に発揮させるとともに、取り出しをも容易にした詰め合わせ商品用の包装箱を提供することを目的とするものである。
本願考案は、上記の課題を解決するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1)請求項1の考案の課題解決手段
この考案の課題解決手段は、複数個の商品が詰め合わせ状態で収納される身箱と、この身箱の上部を覆う蓋箱とからなり、上記身箱に複数個の商品を詰め合わせて収納する詰め合わせ商品用の包装箱であって、上記身箱内の商品を収納する底面に高部又は低部を設け、上記収納された複数個の商品が交互に凹凸関係を有して立体的に配置されるようにしたことを特徴としている。
この考案の課題解決手段は、複数個の商品が詰め合わせ状態で収納される身箱と、この身箱の上部を覆う蓋箱とからなり、上記身箱に複数個の商品を詰め合わせて収納する詰め合わせ商品用の包装箱であって、上記身箱内の商品を収納する底面に高部又は低部を設け、上記収納された複数個の商品が交互に凹凸関係を有して立体的に配置されるようにしたことを特徴としている。
このように、身箱内の商品を収納する底面に高部又は低部を設けることによって、身箱内に詰め合わせ状態で収納された複数個の商品が、縦方向又は横方向の全体に亘って、それぞれ交互に凹凸関係を有する形で立体的に配置されるようにすると、同一の種類で、同一の形状の多数の商品を詰め合わせて収納した場合にも、個々の商品の存在感を際立たせることができるようになるとともに、商品相互の間の隙間を大きくすることなく取り出しを容易にすることができるようになる。
その結果、お菓子や饅頭などのパッケージの色やデザインが華やかな商品の場合だけでなく、たとえば白と黒を基調とする仏事用の贈答品など、パッケージの色やデザインが地味な詰め合わせ商品の場合にも、個々の商品の品質感、存在感を有効に向上させることができ、包装箱全体を高級感のある包装箱に形成し、詰め合わされた商品全体との統一感のあるデザインを実現しながら、個々の商品によっても効果的に購買意欲を刺激して、より有効に販売促進効果を向上させることができるようになる。
しかも、上記のように身箱内の商品を収納する底面部に高部又は低部が設けられていると、それらを位置決め手段として各商品を正確に収納、配置してゆくことができ、多くの商品を比較的容易に詰め合わせてゆくことができるようになる。また、それら高部又は底部とその他の底面部、高部と底部との段差が収納された商品の位置ずれを防止するので、詰め合わせ後の商品の不揃いも発生しにくくなる。
これら高部又は低部は、たとえば身箱内の平坦な底面に部分的に商品の大きさ、形状に応じた底上げ用の凸部を設けることにより形成しても良いし、また逆に底下げ用の凹部を設けることにより形成しても良い。
さらに、身箱の底部材の厚さを所定厚さのものに形成して、その上面側を凹凸面に形成するようにしても良いし、身箱内の平坦な底面上に別途凹凸構造のスペーサを敷いて、その上に個々の商品を載置するようにしても良い。
(2)請求項2の考案の課題解決手段
この考案の課題解決手段は、請求項1の考案の課題解決手段において、複数個の商品は、少なくとも2種のデザインのものが準備され、身箱内に収納された詰め合わせ状態では、上下又は左右に交互に異なるデザインのものが配置されるようにしたことを特徴としている。
この考案の課題解決手段は、請求項1の考案の課題解決手段において、複数個の商品は、少なくとも2種のデザインのものが準備され、身箱内に収納された詰め合わせ状態では、上下又は左右に交互に異なるデザインのものが配置されるようにしたことを特徴としている。
このような構成によると、詰め合わせ状態において、上下又は左右に隣接する商品の隣接部のデザインが交互に異なるようになるので、上記立体感に加えて、さらに商品間に明確なデザイン上のコントラストが生じ、上記凹凸関係による立体感に加えて、より個々の商品の存在感を際立たせることができるようになる。
(3)請求項3の考案の課題解決手段
この考案の課題解決手段は、請求項1又は2の考案の課題解決手段において、詰め合わされる個々の商品が箱形のパッケージ商品であり、同箱形のパッケージ商品を収納するものとして構成されていることを特徴としている。
この考案の課題解決手段は、請求項1又は2の考案の課題解決手段において、詰め合わされる個々の商品が箱形のパッケージ商品であり、同箱形のパッケージ商品を収納するものとして構成されていることを特徴としている。
このような構成の場合、詰め合わせ状態で収納される複数個の商品の内の隣り合う商品の上面部が相互に同一の高さにならないように凹凸状態に配置する身箱底面の高部又は底部の構成も、同箱形のパッケージ商品に対応したものとして構成されるようになり、安定した詰め合わせ状態に維持される。 そして、そのように詰め合わされる個々の商品が箱形のパッケージ商品である場合において、上記請求項1又は2の課題解決手段による作用が適切に実現される。
この場合において、同箱形のパッケージ商品は、たとえば仏事用の贈答品に適したパッケージ商品として構成され、一例として白(又はシルバー)と黒を基調とした地味なデザインのものが採用される。
(4)請求項4の考案の課題解決手段
この考案の課題解決手段は、請求項3の考案の課題解決手段において、詰め合わされる個々の商品が米を収納した箱形のパッケージ商品であり、同米を収納した箱形のパッケージ商品を収納するものとして構成されていることを特徴としている。
この考案の課題解決手段は、請求項3の考案の課題解決手段において、詰め合わされる個々の商品が米を収納した箱形のパッケージ商品であり、同米を収納した箱形のパッケージ商品を収納するものとして構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、詰め合わされる個々の商品が米を収納した箱形のパッケージ商品である場合において、上記請求項3の課題解決手段による作用が適切に実現される。
この場合において、同箱形のパッケージ中に収納される米は、たとえば仏前に毎日備える仏飯を炊飯するための米であり、各種の良質な銘柄米が採用される。そして、それらがたとえば仏事用の贈答品として構成される。
具体的には、たとえば仏飯用のお米を1合単位、2合単位程度で小分けにパッケージし、その商品パッケージに白(又はシルバー)および黒を基調とする高級感のあるデザインを施して、献米/進物米という新たな仏事用の贈答商品に構成する。
そして、その場合、身箱および蓋箱のデザインも、それらを収納するに相応しい高級感に溢れた、統一感のあるデザインのものを採用する。
以上の結果、本願考案によると、複数個の商品の立体的な詰め合わせが可能となり、個々の商品の存在感を有効に発揮させることができるとともに、各商品の取り出しが容易な詰め合わせ商品用包装箱を提供することができる。
したがって、パッケージ商品として、たとえば仏前に毎日備える仏飯を炊飯するための米を採用し、それを仏事用の贈答品としたような場合にも、十分な商品訴求力を有する状態で包装することができる。
以下、図1〜図7を参照して、本願考案の実施の形態に係る詰め合わせ商品用の包装箱の構成及び作用について、詳細に説明する。図1〜図7の各々の内容は、上記図面の簡単な説明に記載した通りである。
すでに従来の詰め合わせ商品用の包装箱との関連において説明したように、詰め合わされる商品の種類が、同一の種類で、同一のパッケージである場合や、或は相互に違っていても余り差がない場合には、詰め合わされた各商品が、相互の間にほとんど隙間のない状態で平面的に詰め合わされ、それら複数の商品が全体として同じ高さの一つの平面状態に並ぶことになるので、個々の商品の存在感がなくなり、個々の商品の特徴による商品訴求力、同特徴のある商品を複数詰め合わせたことによる詰め合わせ効果(全体の商品による商品訴求力)が共になくなってしまう。
その結果、消費者に対する購入意欲の刺激力が低下し、販促機能に欠ける包装形態となる。この問題は、詰め合わされる商品が小箱タイプの箱形のパッケージのもので、色彩を含めたデザインが地味なものである場合ほど顕著になる。
また、このように詰め合わされた状態で各商品の上面部の高さが相互に一つの平面を形成するように揃っている場合、収納された個々の商品を取り出すときに、取り出しにくいという欠点もある。
この場合、詰め合わせた複数の商品間の隙間を大きくすることも考えられるが、そのようにすると、箱内で商品が位置ずれし、配置状態が不揃いになって、詰め合わせ商品としての品質感、商品訴求力が低下する。
また、商品間に仕切りを設けて、個々に商品を区分して詰め合わせるということも考えられるが、そのようにした場合、仕切りを設けるためのコストがかかり、身箱内の収納スペースが制約される。特に、個々の商品が箱形のパッケージ商品の場合、仕切り構造は採用しにくい。
本実施の形態は、これらの問題を解決するためになされたもので、複数個の商品の立体的な詰め合わせを可能とすることによって、個々の商品の存在感を有効に発揮させるとともに、その取り出しをも容易にした詰め合わせ商品用の包装箱を提供することを目的として構成されている。
すなわち、本実施の形態は、上記の問題を解決するために、次のように構成されている。なお、本実施の形態の場合にも、包装用の箱としては、先に述べた従来例のものと同様の高級感のある貼り箱が採用されている。
まず、図1〜図7において、符号1は、複数の商品3,3・・が図6のように詰め合わせて収納される所望の深さの身箱であり、この身箱1の上部には、ほぼ同様の深さの蓋箱2が被せられて、内部に収納された複数の商品3,3・・が最終的に必要な包装状態に維持されるようになっている。
本実施の形態の場合、上記身箱1内には複数個(6個)の商品3,3・・が図6のように詰め合わせて収納されるようになっているが、その詰め合わせられた複数個(6個)の商品3,3・・の内、個々の商品3から見て、それぞれ上側・下側および左側・右側に隣り合う商品3,3,3(中間部のものが上下および右側又は左側の3つと隣り合う)、3,3(上下両端部のものが下側および右側又は下側および左側のもの、上側および右側又は上側および左側のもの2つとそれぞれ隣り合う)の上面部同士が相互に同一の高さにならないように底上げする3つの底上げ部(凸部)4,4,4が底面1a部分に設けられている。
この3つの底上げ部4,4,4は、身箱1内の商品収納用の底面1a部分に高低差を形成するためのもので、この実施の形態の場合、商品収納後において上述の凹凸関係が実現されるように、たとえば図2および図3に示すように、左側に2つ、右側に一つ設けられていて、図1および図4、図5に示すように、左側上下両端部の商品3,3の2つ、右側中間部の商品3の1つを、それぞれその底上げ寸法分(高さ分)だけ底上げ(嵩上げ)することにより、それぞれ上側・下側および左側・右側に隣り合う商品3,3,3(中間部のものが上下および右側又は左側の3つと隣り合う)、3,3(上下両端部のものが下側および右側又は下側および左側のもの、上側および右側又は上側および左側のもの2つとそれぞれ隣り合う)の上面部同士が相互に所定の高低差(凹凸関係)を有して配置されるようにしている。
なお、上記底上げ部4,4,4は、たとえば上記身箱1内の平坦な底面1a上に部分的に商品の大きさ、形状に応じた底上げ用の凸部を設ける構成(たとえば発泡スチロールのような別部材を貼り付ける)でも良いし、上記身箱1の平坦な底面1aの一部を部分的に膨出加工することによって凸部を設ける構成としても良い。また、上記身箱1の底部材の厚さを所定厚さのものに形成して、逆に底下げ用の凹部を形成することによって、全体を凹凸面にしても良い。さらに、上記身箱1内の平坦な底面1a上に別途凹凸構造のスペーサを置いて、その上に商品を載置するようにしても良い。
このような構成によると、身箱1内において、詰め合わせ状態で収納された複数個の商品3,3・・の各々が交互に(上下にも左右にも)凹凸状態を呈する形で立体的に詰め合わされることになり、個々の商品3,3・・の存在感を有効に発揮させることができるようになるとともに、相互の間の隙間を大きくすることなく取り出しを容易にすることができる。
その結果、お菓子などのパッケージの色やデザインが華やかな商品だけでなく、後述する仏事用の贈答品(たとえば仏飯用のお米を小分けにパッケージした白と黒の地味な色調をデザインカラーとする商品)など、パッケージの色やデザインが地味な詰め合わせ商品の品質感をも有効に向上させることができ、購買意欲を刺激して、効果的に販売を促進することができる。
しかも、この実施の形態では、上記詰め合わされる個々の商品3,3・・が、図2に示すような、小箱タイプの箱形のパッケージ商品として構成されており、上記底上げ部4,4・・も同箱形のパッケージ商品の寸法、形状に対応したものとして構成されている。
したがって、底上げされる商品3,3,3も安定した底上げ状態で支持されることになる。また、図2、図4、図5の構成から明らかなように、この実施の形態では、当該底上げ部4,4,4が、底上げされない商品(左側の中間部の商品3および右側の上下両端部の商品3,3)の詰め合わせ時の位置決め機能を果たし、まず左側の中間部の商品3および右側の上下両端部の商品3,3を収納すると、それらの各々が上記底上げ部4,4,4によって確実に位置決めされた状態で設置される(係止され、位置ずれしない)。
そして、その後、上記底上げ部4,4,4に対応した左側の上下両端部および右側の中間部位置に、それぞれ商品3,3,3を収納すると、それらの商品3,3,3が上記先に収納されている左側の中間部の商品3および右側の上下両端部の商品3,3によって確実に位置決めされ、容易に収納することができる。
したがって、商品3,3・・間に隙間の無いきちんとした詰め合わせ作業も比較的容易に実現することができる。また、詰め合わせ後にも商品3,3・・同士が個別に動かないので、詰め合わせ状態が安定し、運送時の振動等にも有効に対応することができる。
なお、上記収納方法は、以上の方法とは逆に、上記底上げ部4,4,4部分を目印として、まず同部分に商品3,3,3を収納し、その後、上記底上げ部4,4,4のない非底上げ部分に商品3,3,3を収納するという収納方法も可能である。この場合、上記底上げ部4,4,4部分に正確に商品3,3,3を収納することが必要であることを除けば、詰め合わせ後の作用は同様であり、同様の効果を維持することができる。
このような有益な作用、効果も、この実施の形態における商品3,3・・が、小箱タイプの箱形のパッケージ商品として構成されており、上記底上げ部4,4・・が同箱形のパッケージ商品の寸法、形状に対応したものとして構成されていることにより、容易に実現することができる。
また、この実施の形態の場合、さらに図1および図2に示すように、同箱形のパッケージ商品よりなる個々の商品3,3・・の左右両側のデザインを相互に異なるものとしており、それによって、たとえば図6に示すように身箱1内に各商品3,3・・が収納された詰め合わせ状態では、上下および左右両側に隣り合う商品同士のデザインを相互に異なる関係で配置することができるように構成されており、実際に、そのように配置して収納される。
そして、このようなデザインの形成も、この実施の形態の商品3,3・・が、小箱タイプの箱形のパッケージ商品であることにより適切に実現される。
すなわち、この場合、同箱形のパッケージ商品3,3・・の上面(パッケージの天面)部分は、左右方向に幅の広い左側第1の着色部3Aと左右方向に幅の狭い右側第2の着色部3Bとの2種の着色部(色分け部)が設けられている。
そして、上記複数個(6個)の商品3,3・・は、同左側第1の着色部3A部分が黒色で、右側第2の着色部3Bが白色(シルバー色でも良い)であるものが3個、それとは逆に同左側第1の着色部3A部分が白色で、右側第2の着色部3B部分が黒色であるものが3個の合計6個で構成されている。この色分けデザインは、たとえば仏事用の贈答品のイメージに適したものとして構成されている。
そして、これら2種のデザイン(第1の着色部3Aと第2の着色部3Bの着色関係)の異なるパッケージ商品3,3・・が、図6に示すように上下および左右に交互に配置され、上下および左右両側に隣り合う商品同士のデザイン(着色状態・色分け)が相互に異なる関係で身箱1内に詰め合わされる。
この結果、図6から明らかなように、このような構成によると、6個のパッケージ商品3,3・・の各々が、デザイン面からも、それぞれ単純に仕切り枠で仕切られた場合以上に個性を発揮し、より高い存在感を示す状態で収納されることになる。
その結果、この実施の形態の詰め合わせ商品用包装箱によると、上述した底上げ部4,4・・による交互の凹凸関係に加えて、さらにデザイン面からも交互に個性を発揮する状態で各商品3,3・・が収納されることになり、個々の商品3,3・・がより際立った存在感を示す形で収納されることになる。
したがって、同一の種類、同一の形状の商品を多数詰め合わせた場合にも、消費者に対して、十分に大きな商品の訴求力を実現することができるようになる。
また、この実施の形態の場合、上記詰め合わされる個々のパッケージ商品3,3・・が、一例として米を収納した箱形のパッケージ商品により構成されており、上記詰め合わせ商品用包装箱が同パッケージ商品3,3・・に対応したものとして構成されている。このような構成の場合、詰め合わされる個々の商品が米を収納した箱形のパッケージ商品3,3・・である場合において、上述の作用が適切に実現される。
この場合において、同箱形のパッケージ商品3,3・・の箱形のパッケージ中に収納される米は、たとえば仏前に毎日備える仏飯を炊飯するための米とされ、必要に応じ各種の良質な銘柄米が採用される。そして、それら各種の米が高級感のある小箱タイプのパッケージ商品にパッケージされ(たとえば1合または2合を単位として小分けすることにより)、必要に応じ高級感のあるデザインの貼箱に収納され、仏事用の贈答品(献米/進物米)として構成される。
以上の結果、本実施の形態によると、複数個の商品の立体的な詰め合わせが可能となり、個々の商品の存在感を有効に発揮させることができるとともに、各商品の取り出しが容易な詰め合わせ商品用包装箱を容易、かつ低コストに提供することができる。
したがって、上記のごとく、パッケージ商品として、たとえば仏前に毎日備える仏飯を炊飯するための米を採用し、それを仏事用の贈答品として構成したような場合にも、見栄えが良く、十分な商品訴求力を有する状態で包装し、市場に提供することができる。
なお、以上の実施の形態では、図6に示されるように、詰め合わされるパッケージ商品3,3・・の個数が6個の場合で説明したが、これは例えば図7に示すように、9個の場合にも全く同様に構成することができる。
また、上述の身箱1および蓋箱2は、上述のような紙製の貼り箱に限らず、桐箱等の木製の箱でも良いことは言うまでもない。
また、商品3,3・・は、米などをパッケージしたものに限らず、種々の種類の商品を採用することができる。
1は身箱、1aは身箱内側の底面部、2は蓋箱、3は商品(パッケージ商品)、4は底上げ部である。
Claims (4)
- 複数個の商品が詰め合わせ状態で収納される身箱と、この身箱の上部を覆う蓋箱とからなり、上記身箱内に複数個の商品を詰め合わせて収納する詰め合わせ商品用の包装箱であって、上記身箱内の商品を収納する底面に高部又は低部を設け、上記身箱内に収納された複数個の商品が交互に凹凸関係を有して立体的に配置されるようにしたことを特徴とする詰め合わせ商品用包装箱。
- 複数個の商品は、少なくとも2種のデザインのものが準備され、身箱内に収納された詰め合わせ状態では、交互に異なるデザインのものが配置されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の詰め合わせ商品用包装箱。
- 詰め合わされる個々の商品が箱形のパッケージ商品であり、同箱形のパッケージ商品を収納するものとして構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の詰め合わせ商品用包装箱。
- 詰め合わされる個々の商品が米を収納した箱形のパッケージ商品であり、同米を収納した箱形のパッケージ商品を収納するものとして構成されていることを特徴とする請求項3記載の詰め合わせ商品用包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017001470U JP3210953U (ja) | 2017-04-03 | 2017-04-03 | 詰め合わせ商品用の包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111661454A (zh) * | 2020-07-14 | 2020-09-15 | 史晓靖 | 一种医疗内科护理箱 |
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2017
- 2017-04-03 JP JP2017001470U patent/JP3210953U/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111661454A (zh) * | 2020-07-14 | 2020-09-15 | 史晓靖 | 一种医疗内科护理箱 |
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