JP3181926U - 組合せ箱 - Google Patents

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明彦 石渡
正拓 小林
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Abstract

【課題】既存の蓋と容器とを組み合わせる構造の包装箱を改良することによって、包装対象の商品の大きさ、形状、取り出しやすさ、開封時の見栄えを良くし、しかも、必要以上の資材の増加を抑制した組合せ箱を提供する。
【解決手段】第1内底部11から立設された第1壁部12の上端部13によって形成された第1開口部14を有する第1箱体10と、第2内底部から立設された第2壁部の上端部によって形成され第1開口部の上端部と突合する第2開口部を有する第2箱体20と、第1壁部及び第2壁部の高さより高くかつ第1壁部及び第2壁部の内側面に配置される透明部材または半透明部材から形成される連結枠部30を備え、第1箱体と第2箱体とが交互自在に合着して単一の収容空間が形成される。
【選択図】図1

Description

本考案は組合せ箱に関し、特に、蓋部分と容器部分を適時入れ替えて用いることができる組合せ箱に関する。
菓子類、雑貨品等の各種の小物品を収容する包装箱は、装飾性に大きく影響を与えるため内容物である商品の付加価値を高める上で重要な要素である。そのため、包装箱の材質に加えて表面に施す模様、包装箱自体の形状についても創意工夫が成されている。例えば、紙製の包装箱の場合、商品とともに季節柄、時候を演出するために表面に適宜の印刷が施される(特許文献1等参照)。
包装箱の構造として、包装箱自体に蓋を備えて一体化した構造の他に、蓋と容器が別体であり包装時に組み合わせる構造の包装箱がある。一般に、蓋と容器が別体の包装箱は部品数が増えて複雑になるため包装箱自体の価格も高くなる。そのため、蓋と容器が別体の包装箱は、装飾性や箱形状等の見栄えから、主に高価格商品や贈答用商品の包装に用いられることが多い。
現状、蓋と容器とを組み合わせる包装箱の構造はほぼ確立されており、特徴を出す場合、箱の表面の印刷や素材の選択等に留まっていた。そこで、今まで以上に包装する商品の形状や商品印象の演出に応じて新たな訴求効果を発揮するとともに、包装箱資材の在庫保有の軽減も可能とする新たな包装箱が求められている。
意匠登録第1371793号
本考案は前記の点に鑑みなされたものであり、既存の蓋と容器とを組み合わせる構造の包装箱を改良することによって、包装対象の商品の大きさ、形状、取り出しやすさ、開封時の見栄えを良くし、しかも、必要以上の資材の増加を抑制した組合せ箱を提供する。
すなわち、請求項1の考案は、第1内底部から立設された第1壁部の上端部によって形成された第1開口部を有する第1箱体と、第2内底部から立設された第2壁部の上端部によって形成され前記第1開口部の上端部と突合する第2開口部を有する第2箱体と、前記第1壁部及び前記第2壁部の高さより高くかつ前記第1壁部及び前記第2壁部の内側面に配置される連結枠部とを備え、前記第1箱体と前記第2箱体とが交互自在に合着して単一の収容空間を形成するようにしたことを特徴とする組合せ箱に係る。
請求項2の考案は、前記連結枠部が透明部材または半透明部材から形成される請求項1に記載の組合せ箱に係る。
請求項3の考案は、前記第1壁部と前記第2壁部の高さが互いに異なる請求項1または2に記載の組合せ箱に係る。
請求項4の考案は、前記連結枠部が箱形状である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組合せ箱に係る。
請求項5の考案は、前記連結枠部の下端に前記第1箱体または前記第2箱体と係止する係止部が設けられ、前記第1箱体及び前記第2箱体の双方に前記係止部と対応する係止孔部が設けられている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組合せ箱に係る。
請求項6の考案は、前記第1箱体と前記第2箱体における少なくとも外表面が、互いに異なる色彩または模様を有している請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組合せ箱に係る。
請求項7の考案は、前記第1箱体及び前記第2箱体が、平面視において長方形、正方形、円形、楕円形、多角形の形状である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組合せ箱に係る。
請求項8の考案は、前記収容空間に仕切り部材が配置される請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組合せ箱に係る。
請求項1の考案に係る組合せ箱によると、第1内底部から立設された第1壁部の上端部によって形成された第1開口部を有する第1箱体と、第2内底部から立設された第2壁部の上端部によって形成され前記第1開口部の上端部と突合する第2開口部を有する第2箱体と、前記第1壁部及び前記第2壁部の高さより高くかつ前記第1壁部及び前記第2壁部の内側面に配置される連結枠部とを備え、前記第1箱体と前記第2箱体とが交互自在に合着して単一の収容空間を形成するようにしたため、既存の蓋と容器とを組み合わせる構造の包装箱を改良することによって、包装対象の商品の大きさ、形状、取り出しやすさ、開封時の見栄えを良くし、しかも、必要以上の資材の増加を抑制することができる。そして、新規な組合せ箱としての有効な商品提案力を発揮できる。
請求項2の考案に係る組合せ箱によると、請求項1の考案において、前記連結枠部が透明部材または半透明部材から形成されるため、連結枠部による圧迫感は低減され、組合せ箱を開けた際の内容物の見栄えも良くなる。また、組合せ箱の内側の配色は連結枠部を透過し、内容物である商品演出に好適である。
請求項3の考案に係る組合せ箱によると、請求項1または2の考案において、前記第1壁部と前記第2壁部の高さが互いに異なるため、内容物である商品の形状、特性に柔軟に対応することができる。共通する箱体の入れ替えのみであるため、別途資材を用意する必要はなく、経費節減に寄与できる。
請求項4の考案に係る組合せ箱によると、請求項1ないし3のいずれかの考案において、前記連結枠部が箱形状であるため、連結枠部自体も変形しにくくなり、型くずれを防ぐことができる。
請求項5の考案に係る組合せ箱によると、請求項1ないし4のいずれかの考案において、前記連結枠部の下端に前記第1箱体または前記第2箱体と係止する係止部が設けられ、前記第1箱体及び前記第2箱体の双方に前記係止部と対応する係止孔部が設けられているため、連結枠部と第1箱体または第2箱体とのはめ込みのみで強固に双方を固定することができる。
請求項6の考案に係る組合せ箱によると、請求項1ないし5のいずれかの考案において、前記第1箱体と前記第2箱体における少なくとも外表面が、互いに異なる色彩または模様を有しているため、第1箱体と第2箱体を入れ替えて組合せ箱としての装飾効果を高めることができる。
請求項7の考案に係る組合せ箱によると、請求項1ないし6のいずれかの考案において、前記第1箱体及び前記第2箱体が、平面視において長方形、正方形、円形、楕円形、または多角形の形状であるため、入れ替え可能な組合せ箱に形状の多様性や面白さを付与することができる。
請求項8の考案に係る組合せ箱によると、請求項1ないし7のいずれかの考案において、前記収容空間に仕切り部材が配置されるため、商品の位置ずれを防ぐとともに、商品の見栄えを良くし、商品の訴求効果を高めることができる。
第1実施例の組合せ箱の分解斜視図である。 図1の組合せ箱の全体斜視図である。 第1実施例の第2箱体を蓋とした場合の斜視図である。 第1実施例の第1箱体を蓋とした場合の斜視図である。 他の連結枠部の例による組合せ箱の分解斜視図である。 第2実施例の組合せ箱の分解斜視図及び全体斜視図である。 第3実施例の組合せ箱の分解斜視図及び全体斜視図である。 第4実施例の組合せ箱の分解斜視図及び全体斜視図である。 仕切り部材を示す斜視図である。 他の仕切り部材を示す斜視図である。 両箱体の開口部付近の拡大端面図である。
本考案の組合せ箱の構造について、図1及び図2の第1実施例の斜視図を用い説明する。組合せ箱1Aは、第1箱体10と、第2箱体20と、連結枠体30の部材を備えて構成される(図1参照)。そして、第1箱体10と第2箱体20が合着して単一の収容空間ISが形成される(図2参照)。第1実施例の組合せ箱1Aは長方形形状である。組合せ箱1A(後出の1B,1C,1Dも同様)は、主に洋菓子、和菓子をはじめ、缶詰、飲料や酒類の瓶容器、石けん、化粧品、香水、装身具、衣料品、文房具、時計、宝飾品、その他各種物品の包装用途に用いられる。むろん、列挙に限らず、顧客の要望に応じた物品の包装にも対応できる。組合せ箱の材質は、紙、木、金属、樹脂製品等のいずれから形成しても良く、用途、目的等に応じて適宜である。
第1箱部10は第1内底部11から立設された第1壁部12を備えた箱状の容器となる。第1壁部12の縁部分は上端部13であり、第1箱体10の第1開口部14は第1壁部12の沿う上端部13により形成される。第2箱部20も第2内底部21から立設された第2壁部22を備えた箱状の容器となる。第2壁部22の縁部分は上端部23であり、第2箱体20の第2開口部24は第1壁部22の沿う上端部23により形成される。後述するように、第1箱体10と第2箱体20は入れ替え可能であるため、第1内底部11と第2内底部21は、いずれもが組合せ箱の底であり、蓋となり得る。図1中、符号16は第1箱体の外表面、26は第2箱体の外表面である。
組合せ箱1Aは第1箱体10と第2箱体20の組合せにより形成されるため、第2箱体20の第2開口部24の上端部23は、第1箱体10の第1開口部14の上端部13と突合する。図示の第1箱体10の上端部13と第2箱体20の上端部23は互いに面同士で接触可能である。第1箱体10の第1開口部14と第2箱体20の第2開口部24は同形状であり、第1箱体10と第2箱体20の合着に支障を来さない。
図示の第1実施例における第1箱体10及び第2箱体20の場合、第1箱体10の上端部13と第2箱体20の上端部23はともに平坦であり噛み合うことはなく、そのままでは第1箱体10及び第2箱体20を安定して合着させることはできない。そこで、第1箱体10及び第2箱体20を互いに連結させるべく連結枠部30が用いられる。
連結枠部30は第1壁部12の高さH1及び第2壁部22の高さH2より高い高さH3に形成される。そして、連結枠部30は第1壁部12の内側面15及び第2壁部22の内側面25の形状に対応してされそれぞれの内側面15,25内に配置される。内側面への密着、固定性能を加味して連結枠部30は帯状に形成される。図1に示すように、連結枠部30は高さH3の長方形の4面を有する枠形状である。
実施例の連結枠部30は、請求項2の考案に規定するように、透明部材または半透明部材から形成される。具体的には、ポリプロピレン樹脂、PET樹脂、ポリスチレン樹脂、ナイロン樹脂等の合成樹脂、あるいは、透過性のある紙、厚手のセロハン等である。連結枠部30を透明部材または半透明部材とすることにより、連結枠部の圧迫感は低減され、組合せ箱1Aを開けた際の内容物の見栄えも良くなる。また、透明部材または半透明部材であることから、第1箱体10の内側面15もしくは第2箱体20の内側面25の配色は連結枠部30を透過し、内容物である商品演出に都合良くなる。
図3及び図4の斜視図を用い、第1実施例の組合せ箱1Aを構成する第1箱体10と第2箱体20の高さの関係を説明する。図1ないし図4から自明であり、請求項3の考案に規定するように、第1壁部12の高さH1と第2壁部22の高さH2は互いに異なる高さである。第1実施例では、第1壁部12の高さH1が第2壁部22の高さH2よりも高く形成されている。
図3は、第1箱体10を容器とし第2箱体20を蓋とした状態を示す。第1箱体10の内側面15に連結枠部30を収容した際、高さの違いから必ず連結枠部30は第1壁部12の上端部13よりも露出する。従って、対になる第2箱体20の第2壁部22が、連結枠部30が第1箱体10の第1壁部12から露出した枠部位31を介して組み合わせられる。容器側となる第1箱体10の高さH1を高くして深く形成する場合、第1箱体10側の見かけの内容量が増加する。例えば、高さのある菓子類、小袋詰めの菓子類、香水等の小瓶を多く収める場合に都合がよい。
図4は、図3とは逆に第2箱体20を容器とし第1箱体10を蓋とした状態を示す。第2箱体20の内側面25に連結枠部30を収容した際、高さの違いから必ず連結枠部30は第2壁部22の上端部23よりも露出する。そこで、同様に、連結枠部30が第2箱体20の第2壁部22から露出した枠部位32を介して組み合わせられる。第2箱体10の高さH2は第1箱体10よりも低い、また同一の連結枠部30を使用しているため、自明ながら第2箱体20の第2壁部22から露出した枠部位32はより大きくなる。
容器側となる第2箱体20の高さH2を低くして浅く形成する場合、第2箱体20側の見かけの内容量は減少する。例えば、1本のロールケーキをホールのまま、あるいは長尺の瓶等を寝せて収容する場合である。開封後、連結枠部30を取り外せば内容物は取り出しやすくなる。なお、連結枠部30の高さH3自体に変わりはないため、図4の場合であっても内容物の収容し易さ、収容後の型くずれしにくさは担保される。
図5は別形態の連結枠部30xの開示である。第1実施例の組合せ箱1Aを用い、連結枠部30xとこれに関連する構造を説明する。連結枠部30xは、請求項4の考案に規定するように、当該連結枠部30xの下端35に底板部34が備えられ全体として連結枠部自体も箱形状を成している。連結枠部が箱形状となることにより、第1箱体10または第2箱体20に装着する際の安定性が良くなる。また、連結枠部自体も変形しにくくなり、型くずれを防ぐことができる。
さらに、連結枠部30xの下端35には、請求項5の考案に規定するように、第1箱体10または第2箱体20と係止するための係止部36が設けられている。図示の係止部36は、連結枠部30xの下端の4辺に突出した爪片部として形成されている。併せて、連結枠部30xが各箱体に装着された際、第1箱体10及び第2箱体20の各係止部36と対応する位置に係止孔部37が設けられている。図示の係止部36と係止孔部37による係合とすることにより、連結枠部と第1箱体または第2箱体との固定はより強固となる。また、はめ込みによる固定で済むため、連結枠部の固定のための接着剤や貼り付けのテープ等を使用しなくても良く、組合せ箱を製造する作業が簡素化する。図示しないものの、第2箱体にも同様に係止孔部は設けられる。
このように、連結枠部30(30x)を使用することによって、第1箱体10及び第2箱体20の個々の箱体やその上端部に特別の加工を施さなくても安定した合着は可能となる。また、第1箱体10と第2箱体20の上下入れ替えは可能であり、双方は交互自在に合着して単一の収容空間を形成できる。そこで、内容物である商品の形状、特性に柔軟に対応することができる。共通する箱体の入れ替えのみであるため、別途資材を用意する必要はなく、経費節減に寄与できる。なお、連結枠部は帯状、箱状のいずれであっても係止部を設けて固定をより強固にすることができる。
図6は本考案の第2実施例となる組合せ箱1Bを示す。第2実施例の組合せ箱1Bでは、第1箱体10bと第2箱体20bを互い同形状とし、さらに、それぞれの高さH1とH2も同一としている。それぞれ平面視で正方形形状であり、第1箱体10bと第2箱体20bは連結枠部30を介し交互自在に合着して組み合わされる。
組合せ箱1Bにあっては、第1箱体10bの外表面16bと第2箱体20bの外表面26bは、互いに異なる模様を有している。図6の上段では、容器側の第1箱体10bの外表面16bを市松模様とし、蓋側の第2箱体20bの外表面26bを対角線で区切った模様としている。双方の箱体の模様を違えることにより組合せ箱の装飾効果がより高まる。
図6の下段は、箱体の容器側と蓋側とを入れ替えて合着した様子である。特に、組合せ箱1Bは形態の面白さを発揮するため、縦、横、高さの寸法を全て一致させ立方体とした。このように、最初に目にする蓋側の模様いかんにより組合せ箱から受ける印象は変わる。そこで、共通する箱体を用いながらも異なった印象を与えることができる。なお、組合せ箱1Bは立方体であるがゆえに、容器側と蓋側の関係は上下に留まらず前後、左右等の適宜となる。
図7は本考案の第3実施例となる組合せ箱1Cを示す。第3実施例の組合せ箱1Cでも、第1箱体10cと第2箱体20cは互い同形状であり高さも同一である(H1=H2)。それぞれ平面視で円形形状であり、第1箱体10cと第2箱体20cは連結枠部30を介し交互自在に合着して組み合わされる。しかも、第1箱体10cと第2箱体20cを組み合わせた後は円筒体を構成する。なお、平面視における楕円形形状は当該第3実施例の組合せ箱1Cと近似するため図示並びに説明を省略する。
組合せ箱1Cにあっては、第1箱体10cの外表面16cと第2箱体20cの外表面26cは、互いに異なる色彩を有している。図7の上段では、容器側の第1箱体10cの外表面16cに彩色し、蓋側の第2箱体20cの外表面26cを外表面16cよりも薄い彩色としている。双方の箱体の色彩を違えることにより組合せ箱の装飾効果がより高まる。図7の下段は、容器側と蓋側とを入れ替えて合着した様子である。最初に目にする蓋側の色彩いかんにより組合せ箱から受ける印象は変わる。このように、共通する箱体を用いながらも異なった印象を演出することができる。
図8は本考案の第4実施例となる組合せ箱1Dを示す。第4実施例の組合せ箱1Dでは、第1箱体10dと第2箱体20dは、それぞれ平面視で五角形形状であり、第1箱体10dと第2箱体20dは連結枠部30を介し交互自在に合着して組み合わされる。しかも、第1箱体10dと第2箱体20dを組み合わせた後は五角柱を構成する。組合せ箱1Dにおいて、第1箱体10dの高さH1d第2箱体20dの高さH2dは異なる高さ(H1d<H2d)である。
組合せ箱1Dにあっては、第1箱体10dの外表面16dと第2箱体20dの外表面26dは、互いに異なる色彩を有している。図8の上段のとおり、蓋側の第2箱体20dの外表面26dは無地無模様としながらも、容器側となる第1箱体10dの外表面16dに当該表面に適宜色彩、模様の帯状の布もしくは紙等が巻き付けられた例である。箱体表面の印刷のみとする場合に比べて箱体表面に布や紙の感触も付与される。双方の箱体の色彩や模様に質感の相違も加わることにより、組合せ箱の装飾効果がよりいっそう高まる。図8の下段は、容器側と蓋側とを入れ替えて合着した様子である。最初に目にする蓋側の質感いかんにより組合せ箱から受ける印象は変わる。このように、入れ替え可能な組合せ箱に形状や模様等の多様性や面白さを付与することができる。
図6の第1箱体10b及び第2箱体20b、図7の第1箱体10c及び第2箱体20c、並びに図8の第1箱体10d及び第2箱体20dの各部に付した符号において、前掲図1ないし図4と共通する符号は、共通する部位を示し、説明を省略する。図6ないし図8の第2、第3、及び第4実施例の組合せ箱は、請求項6及び請求項7の考案に規定するように、異なる外表面の態様、形状の例である。第2ないし第4実施例の組合せ箱1B,1C,1Dにおいても、連結枠部は帯状または箱形状のいずれを採用することができ、それぞれの連結枠部に係止部を設けることもできる。
図9及び図10は、請求項8の考案に規定するように、組合せ箱の収容空間内に仕切り部材を配置した組合せ箱である。前掲図1等に開示した第1実施例の第1箱体を例に説明する。図9において、仕切り部材41は、第1箱体10内に組み込まれた連結枠部30の内側となる収容空間ISの内部に挿入され、規定位置に配置される。仕切り部材41は仕切り板42,43からなり、当該仕切り板により区画部44が形成される。小物商品を組合せ箱に収容する際、位置ずれを防ぐことができる。また、区画部44ごとに異なる種類の商品を配置することもでき、区分けや視覚上の見栄えも向上する。
図10においても、仕切り部材46は、前掲図1等に開示した第1実施例の第2箱体20内に組み込まれた連結枠部30の内側となる収容空間ISの内部に挿入され、規定位置に配置される。仕切り部材46には、台板部47と物品を収容する複数の収容部48が形成される。個々の収容部48内に小物商品が挿入される。仕切り部材46は商品を並べて配置、収容できるため、一つ一つの商品を際立たせて訴求効果を上げることができる。また、仕切り部材46自体に適宜の印刷や装飾を施して商品の印象をより高めることもできる。むろん、組合せ箱に配置する仕切り部材は、図示の例示に限らず、包装対象の商品の形状、大きさ、数量等を勘案して、使用の有無をはじめ効果的な形状に作成される。
図11は組合せ箱における上端部同士の合着の様子である。第1実施例の組合せ箱の第1箱体10及び第2箱体20を例示している。第1ないし第4実施例の組合せ箱1A、1B、1C、及び1Dにおける第1開口部14及び第2開口部24は、図11(a)のとおり、双方とも平坦状の上端部13,23として形成されている。それゆえ、第1壁部12及び第2壁部22は、双方とも連結枠部30と当接することにより嵌合する。
これに加え、図11(b)のとおり、第1壁部12の上端部13に第1段部51が形成され、第2壁部22の上端部23に第2段部52も形成される。第1段部51と第2段部52は互いに噛み合う寸法精度により形成される。こうすると、壁部同士による合着も強化される。そこで、前述の連結枠部との当接とともに、より箱体としての合着力が高められる。なお、それぞれの壁部に形成される段部は、図示の構造に限定されることなく、組合せ箱の大きさ、形状等により適宜である。また、壁部の一部のみに形成しても良い。
1A,1B,1C,1D 組合せ箱
10a,10b,10c,10d 第1箱体
11 第1内底部
12 第1壁部
13 第1壁部の上端部
14 第1開口部
15 第1壁部の内側面
16,16b,16c,16d 第1箱体の外表面
20a,20b,20c,20d 第2箱体
21 第2内底部
22 第2壁部
23 第2壁部の上端部
24 第2開口部
25 第2壁部の内側面
26,26b,26c,26d 第2箱体の外表面
30,30x 連結枠部
31,32 枠部位
34 底板部
35 下端
36 係止部
37 係止孔部
41,46 仕切り部材
IS 収容空間
H1 第1箱体の高さ
H2 第2箱体の高さ
H3 連結枠部の高さ

Claims (8)

  1. 第1内底部から立設された第1壁部の上端部によって形成された第1開口部を有する第1箱体と、
    第2内底部から立設された第2壁部の上端部によって形成され前記第1開口部の上端部と突合する第2開口部を有する第2箱体と、
    前記第1壁部及び前記第2壁部の高さより高くかつ前記第1壁部及び前記第2壁部の内側面に配置される連結枠部とを備え、
    前記第1箱体と前記第2箱体とが交互自在に合着して単一の収容空間を形成するようにした
    ことを特徴とする組合せ箱。
  2. 前記連結枠部が透明部材または半透明部材から形成される請求項1に記載の組合せ箱。
  3. 前記第1壁部と前記第2壁部の高さが互いに異なる請求項1または2に記載の組合せ箱。
  4. 前記連結枠部が箱形状である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組合せ箱。
  5. 前記連結枠部の下端に前記第1箱体または前記第2箱体と係止する係止部が設けられ、前記第1箱体及び前記第2箱体の双方に前記係止部と対応する係止孔部が設けられている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組合せ箱。
  6. 前記第1箱体と前記第2箱体における少なくとも外表面が、互いに異なる色彩または模様を有している請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組合せ箱。
  7. 前記第1箱体及び前記第2箱体が、平面視において長方形、正方形、円形、楕円形、または多角形の形状である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組合せ箱。
  8. 前記収容空間に仕切り部材が配置される請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組合せ箱。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113562290A (zh) * 2021-08-17 2021-10-29 聿宬(上海)科贸有限公司 多体积变换盒体及变换盒体的方法

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CN113562290A (zh) * 2021-08-17 2021-10-29 聿宬(上海)科贸有限公司 多体积变换盒体及变换盒体的方法

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