JP3071275U - 異種物品の包装構造 - Google Patents

異種物品の包装構造

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JP3071275U JP2000000995U JP2000000995U JP3071275U JP 3071275 U JP3071275 U JP 3071275U JP 2000000995 U JP2000000995 U JP 2000000995U JP 2000000995 U JP2000000995 U JP 2000000995U JP 3071275 U JP3071275 U JP 3071275U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜した状態の瓶を大きさや形状の異なる異
種物品とともに、箱内に堅固且つ容易に固定、収納する
ことが可能な異種物品の包装構造を提供する。 【解決手段】 瓶2及びぬいぐるみ人形3が、第一保持
手段4及び第二保持手段5により保持されて箱1に収納
されている。ぬいぐるみ人形3は両足3a,3aを前方
に投げ出して箱1の底面に座した状態で収納され、ま
た、瓶2は口頸部2aがぬいぐるみ人形3の頭部の左側
方に位置し、下部が前記両足3a,3aの間に挟まれ
て、口頸部2aを左にして全体として左方に傾斜した状
態で収納されている。第一保持手段4は箱1の上部の左
の隅部に配置され、第6パネルに備えた保持孔43に口
頸部2aを挿入することにより瓶2の上部を保持してい
る。第二保持手段5は箱1の下部の前面に左右にわたっ
て配置され、凸部52及び凹部51,53により瓶2の
下部及びぬいぐるみ人形3の両足3a,3aを保持して
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、大きさや形状の異なる複数の物品を箱内に収納,包装する異種物品 の包装構造に係り、特に、ワイン等が入れられた瓶を傾斜した状態で堅固且つ容 易に固定、収納することが可能である包装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまで、瓶等の割れやすい容器を収納,包装する箱としては、瓶の頸部や胴 部等を保持する中仕切を備えたものや、あるいは、瓶の外形形状に合わせた形状 に形成した緩衝材を備えたもの等があった。このような瓶を安定して保持する中 仕切や緩衝材を使用すれば、該瓶が箱内で移動したり転倒したりすることを防止 して、該瓶を正立又は横臥させて箱内に収納することができる。
【0003】 例えば、特開昭62−122938号公報等には、瓶の底部、胴部、頸部の各 部をそれぞれ保持具により保持して、該瓶を正立させて収納する収納用包装箱が 記載されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ワイン等が入れられた瓶を大きさ、形状、及び材質が異なる他の物品とともに 箱内に収納する場合には、該瓶は不安定な状態となることが多い。特に、収納す る物品の配置や形態により包装形態にデザイン性を保持させるため、瓶を傾斜し た状態で箱内に収納する場合には、瓶の底部の一部しか前記箱の底面に接してい ないので、該瓶は非常に不安定な状態となる。
【0005】 しかしながら、上記のような従来の箱では、このような不安定な状態の瓶が箱 内で移動したり転倒したりしないように、すなわち荷崩れを起こさないように、 瓶を安定した状態で収納することは困難である。 例えば、ぬいぐるみ人形等の玩具がワイン等が入れられた瓶を傾斜した状態で 抱いているような形態で、前記瓶と前記玩具とを箱に収納する場合には、このよ うな物品の配置,形態によりデザイン性を有する包装形態となるが、傾斜した状 態で収納された前記瓶を前記箱内で確実に安定して保持し、荷崩れとともにデザ イン性の低下を生じさせないように収納,包装することは、大変難しい。
【0006】 そこで、本考案は上記のような問題点を解決し、傾斜した状態の瓶を大きさや 形状の異なる異種物品とともに、箱内に堅固且つ容易に固定、収納することが可 能な包装構造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案は次のような構成からなる。すなわち本考案 の請求項1記載の異種物品の包装構造は、瓶である第一の物品と人形その他の瓶 以外の第二の物品とを、前記第一の物品を傾斜させて箱内に収納する異種物品の 包装構造であって、前記第一の物品の上端部である瓶の口頸部を保持する第一保 持手段を前記箱内の上部に備えるとともに、前記第一保持手段は、段ボールその 他の板状部材を交差しない複数の折り曲げ線にて折り曲げながら巻き込んで形成 した角形の渦状部を有していて、前記渦状部のうち最下側に位置し略左右方向に 伸びた部位である外側横板部に、前記口頸部を挿入する保持孔を備えたことを特 徴とする。
【0008】 このような構成であれば、傾斜した状態の瓶を大きさや形状の異なる異種物品 とともに、箱内に堅固且つ容易に固定、収納することが可能である。 また、前記第一保持手段は簡易な構造であるので、製造が容易であり低コスト である。なお、前記折り曲げ線の数は特に限定されるものではないが、前記渦状 部を形成するためには3本以上必要である。
【0009】 また、本考案に係る請求項2記載の異種物品の包装構造は、請求項1記載の異 種物品の包装構造において、前記第一保持手段を前記箱内の上部における左右い ずれか一方の隅部に配置し、前記第一保持手段の上部と左右いずれか一方の側部 とを前記箱の内面に接触させるとともに、前記第一保持手段の他方の側部に、前 記渦状部と一体である板状の延長部を設け、前記箱内の上部における前記とは他 方の隅部にまで前記延長部を伸ばしたことを特徴とする。
【0010】 このような構成であれば、前記第一保持手段が前記箱内に堅固に固定されるか ら、傾斜した状態の前記第一の物品を前記箱内に堅固に固定,収納することがで きる。 さらに、本考案に係る請求項3記載の異種物品の包装構造は、請求項1又は2 に記載の異種物品の包装構造において、前記第一保持手段は、前記渦状部のうち 最下側から2枚目に位置し略左右方向に伸びた部位であり、下面に前記第一の物 品の上端が接する内側横板部と、前記内側横板部の左右に連続する略上下方向に 伸びた部位であり、前記内側横板部の上下方向への移動を規制する2つの縦板部 と、により構成された、前記第一の物品の上下方向への移動を押さえる上端押さ え手段を備えたことを特徴とする。
【0011】 このような構成であれば、前記第一の物品の上端の上下方向への移動がさらに 強く規制されるので、前記第一の物品をより堅固に前記箱内に固定,収納するこ とが可能である。 なお、このような上端押さえ手段を前記第一保持手段に備えるためには、前記 折り曲げ線の数は7本以上必要である。
【0012】 さらに、本考案に係る請求項4記載の異種物品の包装構造は、請求項1〜3の いずれかに記載の異種物品の包装構造において、前記第一の物品の下部及び前記 第二の物品の下部のうち、少なくとも前記第一の物品の下部を保持する第二保持 手段を、前記箱内の下部に備えたことを特徴とする。 このような構成であれば、前記第一の物品がその上部及び下部で保持されるか ら、前記第一の物品をより堅固に前記箱内に固定,収納することが可能である。 また、前記第二保持手段が前記第二の物品の下部も保持する場合は、前記第二の 物品も堅固に固定することが可能である。
【0013】 さらに、本考案に係る請求項5記載の異種物品の包装構造は、請求項4記載の 異種物品の包装構造において、前記第二保持手段は、段ボールその他の板状部材 を交差しない複数の折り曲げ線にて前後に凹凸状に屈折させて形成した凹凸部を 有していて、該凹凸部を前記箱の前面に左右にわたって配設したことを特徴とす る。
【0014】 このような構成から、前記第一の物品の下部が前後に移動することを押さえる ことができる。また、前記第二保持手段は簡易な構造であるので、製造が容易で あり低コストである。 さらに、本考案に係る請求項6記載の異種物品の包装構造は、請求項1〜5の いずれかに記載の異種物品の包装構造において、前記第二の物品をぬいぐるみ人 形として前記箱内に収納し、このぬいぐるみ人形は両足を前方に投げ出して座し ているものとし、前記第一の物品は、その口頸部を前記ぬいぐるみ人形の上部の 左右いずれか一方の側方に位置させ、下部を前記ぬいぐるみ人形の両足の間に挟 んで、前記第一の物品の全体を傾斜させたものであることを特徴とする。
【0015】 このような構成であれば、前記ぬいぐるみ人形の両足により前記第一の物品の 下部を保持しているので、前記第一の物品をより堅固に前記箱内に固定,収納す ることが可能である。また、前記ぬいぐるみ人形が前記第一の物品である瓶を抱 いたような形態で前記箱内に収納されているので、包装形態のデザイン性が高く 、商品としての消費者に対するアピール度が高い。
【0016】 さらに、本考案に係る請求項7記載の異種物品の包装構造は、請求項5記載の 異種物品の包装構造において、前記第二の物品をぬいぐるみ人形として前記箱内 に収納し、このぬいぐるみ人形は両足を前方に投げ出して座しているものとし、 前記第一の物品は、その口頸部を前記ぬいぐるみ人形の上部の左右いずれか一方 の側方に位置させ、下部を前記ぬいぐるみ人形の両足の間に挟んで、前記第一の 物品の全体を傾斜させたものであるとともに、前記凹凸部が、後方に向いた凸部 と該凸部の左右に連続する2つの凹部とから構成されていて、前記凸部が前記第 一の物品の下部を前面から押さえ、さらに前記2つの凹部内に前記ぬいぐるみ人 形の前方に投げ出された両足を配置して、前記第二保持手段が前記第一の物品の 下部及び前記ぬいぐるみ人形の下部を保持していることを特徴とする。
【0017】 このような構成であれば、前記ぬいぐるみ人形の両足により前記第一の物品の 下部を保持していることに加えて、前記第二保持手段が、前記第一の物品の下部 及び前記ぬいぐるみ人形の両足を前面から保持しているので、前記第一の物品を より堅固に前記箱内に固定,収納することが可能である。また、前記第二保持手 段により前記ぬいぐるみ人形も保持される。
【0018】 さらに、前記ぬいぐるみ人形が前記第一の物品である瓶を抱いたような形態で 前記箱内に収納されているので、包装形態のデザイン性が高く、商品としての消 費者に対するアピール度が高い。 なお、本考案における方向を示す用語のうち上、下、左、右は、前記箱に収納 された前記第一の物品である瓶の前記口頸部の向いた方向を上、底部の向いた方 向を下としたときの、それぞれの方向を意味するものである。また、前及び後は 、前記箱の開口面側を前としたときの、それぞれの方向を意味するものである。 したがって、本考案における方向を示す用語は絶対的な方向を意味するものでは なく、例えば、前記箱を立てて前記瓶が略鉛直方向を向いていても、前記箱を横 臥させて前記瓶が略水平方向を向いていても、いずれの場合も前記瓶の前記口頸 部の向いた方向を上とし、底部の向いた方向を下とするものである。
【0019】
【考案の実施の形態】
本考案に係る異種物品の包装構造を、図面を参照しながら説明する。図1は本 考案に係る異種物品の包装構造の一実施形態を示す斜視図であり、図2及び図3 は第一保持手段の斜視図及び展開図、図4及び図5は第二保持手段の斜視図及び 展開図である。
【0020】 なお、以下の説明における上、下、左、右、前、及び後等の方向を示す用語は 、説明の便宜上、図1におけるそれぞれの方向を意味する(前及び後は、紙面に 対して前方及び後方を意味する)。 前方が開口した直方体状の箱1(段ボール製)に、第一の物品としてのワイン 入りの瓶2(容量750ml)及び第二の物品としての熊のぬいぐるみ人形3が 、第一保持手段4及び第二保持手段5により保持されて収納されている。
【0021】 なお、箱1の寸法は、瓶2及びぬいぐるみ人形3の大きさに合わせて適当なも のを選択すればよい。また、箱1は、段ボール以外の紙製、樹脂製、木製等でも よい。 ぬいぐるみ人形3は、その両足3a,3aを前方に投げ出して箱1の下方内面 (以降は底面と記す)に座した状態で、箱1の若干右側寄りに収納されている。 また、瓶2は、その口頸部2aをぬいぐるみ人形3の上部(頭部)の左側方に位 置させ、下部をぬいぐるみ人形3の両足3a,3aの間に挟んで、口頸部2aを 左にして全体として左方に傾斜した状態で収納されている。したがって、瓶2の 底部は、その一部(左端部)のみが箱1の底面に接している状態となっている。
【0022】 箱1の上部の左の隅部には、瓶2の口頸部2aを保持する第一保持手段4が配 置され、箱1の下部には、瓶2の下部及びぬいぐるみ人形3の下部(両足3a, 3a)を保持する第二保持手段5が配置されている。 ここで、第一保持手段4の構造及び作成方法を説明する。第一保持手段4は、 段ボール製の長方形の板状部材40(図3参照)から作製されるものである。板 状部材40には、短辺に平行な7本の折り曲げ線a1〜a7が所定の間隔をおい て設けられていて、板状部材40は折り曲げ線a1〜a7により第1パネル〜第 8パネル401〜408に区分されている。なお、前記折り曲げ線は7本より多 くてもよいし、板状部材40は段ボール以外の紙製、樹脂製等でもよい。
【0023】 このような板状部材40を、折り曲げ線a1〜a7にて、折り曲げ線a1から 順次折り曲げながら巻き込むことにより、略四角形の渦状部41が形成される( 図2参照)。 第1パネル401及び第3パネル403は、渦状部41のうち内側部分(第1 パネル401は最右側から2枚目、第3パネル403は最左側から2枚目)に位 置していて、略上下方向に伸びている。また、第2パネル402及び第4パネル 404は、渦状部41のうち内側部分(第2パネル402は最下側から2枚目、 第4パネル404は最上側から2枚目)に位置していて、略左右方向に伸びてい る。
【0024】 この第2パネル402は、本考案の構成要件たる内側横板部であって、後述す るように口頸部2aが第6パネル406の保持孔43に挿入された際に、口頸部 2aの上端が第2パネル402の下面に接するようになっている。さらに、第1 パネル401及び第3パネル403は、本考案の構成要件たる縦板部であって、 第2パネル402の上下方向への移動を規制するようになっている。そして、こ れら第1〜第3パネル401〜403により、本考案の構成要件たる上端押さえ 手段が構成されていて、これらにより瓶2の上下方向への移動が押さえられるよ うになっている。
【0025】 さらに、第5パネル405は、渦状部41のうち外側部分(最右側)に位置し ていて略上下方向に伸びており、第1パネル401と対向している。さらに、第 6パネル406は、渦状部41のうち外側部分(最下側)に位置していて略左右 方向に伸びており、第2パネル402と対向している。 この第6パネル406は、本考案の構成要件たる外側横板部であって、口頸部 2aを挿入する保持孔43が設けられている。この保持孔43は、まず保持孔4 3より小径の孔を設けて、その周りに放射状に複数の切り込みを入れ、この切り 込みにより形成された複数の略台形部を、渦状部41の内方に屈折することによ り設けられている。
【0026】 さらに、第7パネル407は、渦状部41のうち外側部分(最左側)に位置し ていて略上下方向に伸びており、第3パネル403と対向している。さらに、第 8パネル408は、渦状部41のうち外側部分(最上側)に位置し、略左右方向 に伸びているとともに、渦状部41と一体である板状の延長部42を形成してい る。
【0027】 このような第一保持手段4が、第一保持手段4の上部(第8パネル408)と 左方の側部(第7パネル407)とを箱1の内面に接触させて、渦状部41が箱 1内の上部における左方の隅部に位置するように配置されている。このとき、第 一保持手段4の右方の側部に設けられた延長部42の右端は、箱1内の上部にお ける右方の隅部にまで伸びている。
【0028】 そして、瓶2の口頸部2aが保持孔43に挿入されていて、その上端が第2パ ネル402の下面に接している。 渦状部41が、箱1と瓶2とぬいぐるみ人形3とにより形成された空間を埋め る緩衝材としての役割を果たすとともに、瓶2の口頸部2aが保持孔43に挿入 されているので、瓶2の上部が確実に保持される。また、瓶2の口頸部2aの上 端が第2パネル402の下面に接していて、さらに、第1パネル401及び第3 パネル403により、第2パネル402が上下に移動しないようになっているの で、瓶2の上下の移動も押さえられる。
【0029】 なお、この第2パネル402の位置(上下位置)は、傾斜した状態の瓶2の上 端から箱1の底面までの高さhになるように、そして、第2パネル402と第6 パネル406との離間距離rは、瓶2の口頸部2aが確実に保持されるように、 それぞれ設定される必要がある。したがって、第1パネル401〜第8パネル4 08の幅(折り曲げ線a1〜a7の間隔)は、上記の条件を満たすように適宜設 定する必要がある。
【0030】 次に、第二保持手段5の構造及び作成方法を説明する。第二保持手段5は、複 数の突出部分を有する長方形の板状部材50(図5参照)から作製されるもので ある。なお、板状部材50は、第一保持手段4と同様に段ボール製でもよいし、 段ボール以外の紙製、樹脂製等でもよい。 板状部材50の長方形部分(前記突出部分以外の本体部分)には、短辺に平行 な6本の折り曲げ線b1〜b6が所定の間隔をおいて設けられていて、板状部材 50の前記長方形部分が、折り曲げ線b1〜b6により第1パネル〜第7パネル 501〜507に区分されている。
【0031】 そしてさらに、第2パネル502、第4パネル504、第6パネル506には 、各パネルと同幅の長方形の第8〜第10パネル508〜510(前記突出部分 に相当する)が、それぞれ連続して設けられており、連続する各パネル間には折 り曲げ線c1〜c3が設けられている。なお、第8〜第10パネル508〜51 0はすべて、板状部材50の前記長方形部分の2つの長辺のうち同一の長辺側に 設けられている。
【0032】 このような板状部材50を折り曲げ線b1〜b6にて折り曲げ、前後に凹凸状 に屈折させる。さらに詳述すれば、折り曲げ線b1、b2、b5、b6は山折り に、折り曲げ線b3及びb4は谷折りに折り込む。これにより、第1〜第3パネ ル501〜503及び第5〜第7パネル505〜507から、2つの凹部51, 53が形成され、第3〜第5パネル503〜505から、凸部52が形成される 。そして、2つの凹部51,53及び凸部52から、本考案の構成要件たる凹凸 部が構成される。また、折り曲げ線c1〜c3は山折りに折り込んで、第8〜第 10パネル508〜510を凸部52と同一方向に向ける。なお、板状部材50 の前記長方形部分に設けた前記折り曲げ線は6本より多くてもよい。
【0033】 このような第二保持手段5が、凸部52が瓶2の下部を前面から押さえ、さら に2つの凹部51,53内にぬいぐるみ人形3の前方に投げ出された両足3a, 3aが配置されるようにして、箱1内の下部の前面に左右にわたって配置されて いる。なお、第1及び第7パネル501,507は、箱1の左右内側面とぬいぐ るみ人形3との間に挿入し、第8〜第10パネル508〜510は、瓶2及びぬ いぐるみ人形3と箱1の底面との間に挿入する。
【0034】 このようにすれば、第二保持手段5が瓶2の下部及びぬいぐるみ人形3の下部 (両足3a,3a)を確実に保持して、荷崩れを起こしたり、瓶2やぬいぐるみ 人形3が箱1から飛び出すことを防止することができる。また、凸部52が瓶2 の下部を前面から押さえていることから、ぬいぐるみ人形3の両足3a,3aの 間に挟まれた瓶2の下部がぐらつくことを防止することができる。
【0035】 このような本実施形態の異種物品の包装構造によれば、傾斜した状態の瓶2を ぬいぐるみ人形3のような大きさ及び形状の異なる異種物品とともに、箱1内に 堅固且つ容易に固定して収納することが可能である。 このため、包装形態のデザイン性が損なわれることがないので、消費者に対し てアピール度の高い包装形態を採用することができる。
【0036】 また、第一保持手段4及び第二保持手段5を透明な素材で構成すれば、収納さ れた物品の全体を箱1の外部から見えるようにすることができるので、よりアピ ール度を高くすることができる。 なお、箱1の開口部分は、瓶2及びぬいぐるみ人形3を収納した後に、透明な フィルム、シート、プレート等で覆ってもよい。また、瓶2及びぬいぐるみ人形 3を収納,包装した箱1を陳列する際には、瓶2及びぬいぐるみ人形3が略鉛直 方向を向くように箱1を立てて設置(図1における下面側を下にして設置)して もよいし、瓶2及びぬいぐるみ人形3が横臥するように(略水平方向を向くよう に)箱1を設置(図1における後面側を下にして設置)してもよい。
【0037】 なお、本実施形態は本考案の一例を示したものであり、瓶2の容量(大きさ) 及び形状、ぬいぐるみ人形3の種類及び形状、第一保持手段4及び第二保持手段 5の構造、保持孔43の構造及び配設方法等、本考案は本実施形態に限定される ものではない。 例えば、本実施形態においては、ぬいぐるみ人形3は両足3a,3aを前方に 投げ出して座している状態としたが、両足3a,3aにより直立した状態でもよ い。その場合は、第二保持手段5の構造を適宜変更するとよい。例えば、第二保 持手段5が、後方に向いた2つの凸部と該凸部の間に設けた凹部とから構成され た凹凸部を有するような構造である。このような構造であれば、前記凹部内に瓶 2の下部を配置し、前記2つの凸部が瓶2の下部を左右から挟むことにより瓶2 の下部を保持し、さらに、前記2つの凸部がぬいぐるみ人形3の下部を前面から 押さえることができる。
【0038】
【考案の効果】
以上のように、本考案の異種物品の包装構造によれば、傾斜した状態の瓶を大 きさや形状の異なる異種物品とともに、箱内に堅固且つ容易に固定、収納するこ とが可能である。そのため、包装形態のデザイン性を損なう可能性が低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る異種物品の包装構造の一実施形態
を示す斜視図である。
【図2】第一保持手段の斜視図である。
【図3】第一保持手段の展開図である。
【図4】第二保持手段の斜視図である。
【図5】第二保持手段の展開図である。
【符号の説明】
1 箱 2 瓶 2a 口頸部 3 ぬいぐるみ人形 3a 足 4 第一保持手段 5 第二保持手段 40,50 板状部材 41 渦状部 42 延長部 43 保持孔 51,53 凹部 52 凸部 al〜a7,b1〜b6,c1〜c3 折り曲げ線

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瓶である第一の物品と人形その他の瓶以
    外の第二の物品とを、前記第一の物品を傾斜させて箱内
    に収納する異種物品の包装構造であって、 前記第一の物品の上端部である瓶の口頸部を保持する第
    一保持手段を前記箱内の上部に備えるとともに、 前記第一保持手段は、段ボールその他の板状部材を交差
    しない複数の折り曲げ線にて折り曲げながら巻き込んで
    形成した角形の渦状部を有していて、前記渦状部のうち
    最下側に位置し略左右方向に伸びた部位である外側横板
    部に、前記口頸部を挿入する保持孔を備えたことを特徴
    とする異種物品の包装構造。
  2. 【請求項2】 前記第一保持手段を前記箱内の上部にお
    ける左右いずれか一方の隅部に配置し、前記第一保持手
    段の上部と左右いずれか一方の側部とを前記箱の内面に
    接触させるとともに、前記第一保持手段の他方の側部
    に、前記渦状部と一体である板状の延長部を設け、前記
    箱内の上部における前記とは他方の隅部にまで前記延長
    部を伸ばしたことを特徴とする請求項1記載の異種物品
    の包装構造。
  3. 【請求項3】 前記第一保持手段は、 前記渦状部のうち最下側から2枚目に位置し略左右方向
    に伸びた部位であり、下面に前記第一の物品の上端が接
    する内側横板部と、 前記内側横板部の左右に連続する略上下方向に伸びた部
    位であり、前記内側横板部の上下方向への移動を規制す
    る2つの縦板部と、 により構成された、前記第一の物品の上下方向への移動
    を押さえる上端押さえ手段を備えたことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の異種物品の包装構造。
  4. 【請求項4】 前記第一の物品の下部及び前記第二の物
    品の下部のうち、少なくとも前記第一の物品の下部を保
    持する第二保持手段を、前記箱内の下部に備えたことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の異種物品の
    包装構造。
  5. 【請求項5】 前記第二保持手段は、段ボールその他の
    板状部材を交差しない複数の折り曲げ線にて前後に凹凸
    状に屈折させて形成した凹凸部を有していて、該凹凸部
    を前記箱の前面に左右にわたって配設したことを特徴と
    する請求項4記載の異種物品の包装構造。
  6. 【請求項6】 前記第二の物品をぬいぐるみ人形として
    前記箱内に収納し、このぬいぐるみ人形は両足を前方に
    投げ出して座しているものとし、前記第一の物品は、そ
    の口頸部を前記ぬいぐるみ人形の上部の左右いずれか一
    方の側方に位置させ、下部を前記ぬいぐるみ人形の両足
    の間に挟んで、前記第一の物品の全体を傾斜させたもの
    であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の異種物品の包装構造。
  7. 【請求項7】 前記第二の物品をぬいぐるみ人形として
    前記箱内に収納し、このぬいぐるみ人形は両足を前方に
    投げ出して座しているものとし、前記第一の物品は、そ
    の口頸部を前記ぬいぐるみ人形の上部の左右いずれか一
    方の側方に位置させ、下部を前記ぬいぐるみ人形の両足
    の間に挟んで、前記第一の物品の全体を傾斜させたもの
    であるとともに、 前記凹凸部が、後方に向いた凸部と該凸部の左右に連続
    する2つの凹部とから構成されていて、前記凸部が前記
    第一の物品の下部を前面から押さえ、さらに前記2つの
    凹部内に前記ぬいぐるみ人形の前方に投げ出された両足
    を配置して、前記第二保持手段が前記第一の物品の下部
    及び前記ぬいぐるみ人形の下部を保持していることを特
    徴とする請求項5記載の異種物品の包装構造。
JP2000000995U 2000-02-24 2000-02-24 異種物品の包装構造 Expired - Lifetime JP3071275U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016204050A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 株式会社悠心 液状物充填包装体の収納用容器

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