JP2004217270A - 菓子類の包装容器 - Google Patents

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Yoshihiko Suzuki
良彦 鈴木
Atsushi Motomochi
敦 元持
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Abstract

【課題】収容した菓子類に変形が生じにくく、菓子類のクリーム等が包装に付着して外観が劣化したりすることの少ない菓子類の包装容器を提供する。
【解決手段】紙等のシート材を略逆截頭正四角錐の函状に形成する。壁部4aないし4dの内の対向する一対の壁部4c、4dには、折り立てた状態で上縁となる部位に、上部開口5を覆う向きに折り下げ可能な舌片部8a、8bを形成する。これら舌片部8a、8bの幅方向両端には、隣り合う壁部4a、4bの上縁を超えて外側へ若干突出するように突部9a、9bを形成する。これら突部9a、9bの折り下げ側の面は壁部4a、4bの上縁に当接して乗る。そのため、段積み状態で配送、陳列等しても、収納した菓子2に外力が及んで菓子2が押しつぶされて変形したり、クリーム等の菓子2の内容物が包装材6に付着して外観を悪化させたりすることがない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、菓子類の包装容器に関し、例えばショートケーキやシュークリーム等の洋菓子類や、おはぎや大福等の和菓子類等の塊状の菓子類を内部に収容するのに好適な菓子類の包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような菓子類を収容するための包装容器としては、上部を開口させて内容物が見える形状、構造のものが望ましいが、その一方で、複数個を段積みした状態で輸送、運搬、陳列する場合に下側の容器が上側の容器によって掛かる荷重でつぶる等の変形も防げるようにしなければならない。収容した菓子類がショートケーキやシュークリーム等、特に菓子の上部にデコレーションが存在するものでは、クリーム等が包装用紙に付着して見栄えを悪くしたり、菓子そのものが変形したりして販売できなくなってしまう等の悪影響が生じるためである。そこで従来、軽量、低コストであるという利点も有し、外力に対して耐久性のある合成樹脂製のものがこの種の包装容器としては主流を占めていた。ところが最近、合成樹脂製の容器が大量に廃棄物として生じることは環境対策上好ましくないと考えられるようになり、これに従って紙製のものが増えてきていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の菓子類の包装容器を紙製にすると、合成樹脂製の場合よりも外力に対する耐久性が低いため、段積み状態でのつぶれと、それに起因する外観の劣化等の問題が改めて生じてきている。また段積みしにくいために、冷蔵庫内での収納、ラック上への陳列等の際に広めのスペースを要し、解決が望まれていた。
【0004】
本発明はこのような不具合に着目してなしたものであり、内部に収容する菓子類に輸送中、運搬中あるいは陳列中に加わる外力を極力及ばないようにすることが可能で、しかも安価な菓子類の包装容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る菓子類の包装容器は、上記目的を達成するために、紙等のシート材を用いて底部の四周に壁部を折り立てた形状を形成し、上部開口から塊状の菓子類を上記底部上に少なくとも1個載置収容可能としてなる菓子類の包装容器において、対向する一対の上記壁部上縁それぞれに、上記上部開口を覆う向きに折り下げ可能でかつ対向する他の一対の壁部上縁に折り下げ側の面が当接する舌片部を備え、該一対の舌片部が、折り下げ時に互いに重ならずかつ上記載置収容した菓子類を視認可能に上記上部開口を覆うことを特徴とする。
【0006】
同請求項2に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1の菓子類の包装容器において、上記上部開口側から上記底部側へ窄ませた逆截頭角錐状の外形状を有する構成とする。
【0007】
同請求項3に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1または2の菓子類の包装容器において、上記一対の舌片部の少なくとも一方が、上記他の一対の壁部上縁に当接する部位の間に位置する部位を対向する他の上記舌片部から遠ざかるように凹ませてなる。
【0008】
同請求項4に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1ないし3のいずれかの菓子類の包装容器において、上記底部上に、上記菓子類を位置決めして載置収容するための仕切材を着脱可能に備えて構成する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお図示の菓子は、いわゆるワッフル状のものであるが、本発明で収容対象とする菓子はこのようなものに限定されない。また収容する菓子の個数も図示の例のものに限定されない。
【0010】
図1ないし図4は本発明の一実施形態を示す。本実施形態の包装容器1は、内部に2個の菓子2、2を並べて収容するためのものである。すなわち図2(A)に示すように、紙等のシート材Sに折り目b(点線)及び切れ目c(実線)を入れて略正方形の平面形状の底部3を区画し、その四周に対向する2対4枚の壁部4aないし4dを形成し、折り目bを図の紙面上で谷折りにしてすべての壁部4aないし4dを折り立て、図示のように上部開口5から内部が見える略逆截頭正四角錐の函状に形成してなるものである。
【0011】
なお壁部4aないし4dはすべて折り立てた際の高さ寸法が等しくなる。この高さ寸法は、収容する菓子2の高さに応じて設定する必要があることはもちろんである。また図1には、包装容器1を透明な包装材6で覆った例を示してある。
【0012】
壁部4aないし4dのうち図2(A)の紙面において上下方向で対向する壁部4a、4bは、幅方向中央部を若干凹ませ、両端に糊代7を形成してあり、これによって隣り合う壁部4c、4dに接着固定するようになっている。
【0013】
一方、図2の紙面において左右方向で対向する壁部4c、4dは、折り立てた状態で上縁となる部位に、折り目bによって上部開口5を覆う向きに折り下げ可能な舌片部8a、8bを形成してある。これらの舌片部8a、8bも、幅方向中央部を若干凹ませてあり、上部開口5をそのぶん広く取れ、収納した菓子2が外部からよく見えるようになっている。
【0014】
また舌片部8a、8bの幅方向両端は、壁部4a、4bの上縁を超えて外側へ若干突出するように突部9a、9bとして形成してあり、これら突部9a、9bの折り下げ側の面はそれぞれ隣り合う壁部4a、4bの上縁に当接して乗るようなっている。
【0015】
図5ないし図7は、上述した本発明に係る包装容器の使用形態を示す。
図5の例は、上述した包装容器1に菓子2を入れ、包装材6で覆った状態で箱10の中に段積みにして入れたものである。上側の包装容器1の底部3は、側縁部分が下側の包装容器1の舌片部8a、8b上に乗り、下側の包装容器1の剛性によって支持される。そのため、このような段積み状態で配送等しても、収納した菓子2に外力が及んで菓子2が押しつぶされて変形したり、クリーム等の菓子2の内容物が包装材6に付着して外観を悪化させたりすることがない。また図示の状態ほど包装容器1間に隙間がなくても、逆截頭錐状の形状であるために若干でも持ち上げれば周囲との隙間が大きくなるので、配送先での取り出しがしやすい。
【0016】
なおこの例のような積載状態を可能とするためには、使用する紙等のシート材Sにはある程度の剛性強度を必要とするが、舌片部8a、8bの突部9a、9bを壁部4a、4bの上縁で受ける構造のため、あまり高い強度は不要であり、比較的安価な紙材等のシート材でも適度なコシが有るものであれば使用できる。
【0017】
図6の例は、上述した包装容器1に菓子2を入れ、包装材6で覆った状態で箱詰め等して運ばれてきたものから包装材6を取り去り、コンビニエンスストア、スーパーマーケット等で多く用いられ、一般的にはスペースが限定されている冷蔵陳列ラック11上に段積みして載置、陳列しているものである。図中12は他の種の商品を示す。
【0018】
図7は、上述した包装容器1に菓子2を入れずに積み重ねている状態を示す。もちろんこの状態では、舌片部8a、8bを折り下げずに壁部4c、4dとともに上方へ開いた状態としておく必要がある。すなわち、シート材Sを上述のように曲折形成して、包装容器1として菓子2を入れる前はこのような状態にしておくようにすれば、容器製造工場からの出荷、菓子詰め工場での保管等に広いスペースがいらないために便利である。
【0019】
図8は本発明の他の実施形態を示す。先の実施形態と同一ないし類似する部分には同一の符号を付してある。本実施形態の包装容器20は、基本的な構成は先の実施形態と同様であるが、菓子を多数個収納するために、井桁状に組んだ仕切材21を包装容器20内に入れ、多数の収納区画22を形成してある。もちろん仕切材21の形状、構造、収納区画22の個数は適宜設定すればよい。この例でも舌片部8a、8bの突部9a、9bの折り下げ側の面が壁部4a、4bの上縁に当接して乗り、先の実施形態と同様に段積み等ができる。そのほかの構成、作用については先の実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0020】
なお、本発明に係る菓子類の包装容器は紙製に限定されるものではないが、紙、例えば外観に優れる質感のあるもの等を用いれば、環境対策上から好ましいだけでなく、購入者には好ましい印象を与えることができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明に係る菓子類の包装容器は、以上説明してきたように、段積みしても内部に収容した菓子類に搬送、配送中等に外力が及びにくくなり、菓子類の変形、包装の汚れ等を極力なくし、確実な収容、搬送を可能とし、安全かつ衛生的なものになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る菓子類の包装容器を包装状態で示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る菓子類の包装容器とするシート材の平面図(A)とその組み立て状態を示す斜視図(B)である。
【図3】本発明の一実施形態に係る菓子類の包装容器の平面図(A)と底面図(B)である。
【図4】図3のA−A断面図(A)とB−B断面図(B)である。
【図5】本発明の一実施形態に係る菓子類の包装容器を箱の中に段積みにして入れた状
態の斜視図(A)と側面断面図(B)である。
【図6】
本発明の一実施形態に係る菓子類の包装容器を冷蔵陳列ラック11上に段積みして載置、陳列している状態の斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る菓子類の包装容器に菓子を入れずに積み重ねている状態を示す側面断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 包装容器
2 菓子
3 底部
4a、4b、4c、4d 壁部
5 上部開口
6 包装材
7 糊代
8a、8b 舌片部
9a、9b 突部
10 箱
11 冷蔵陳列ラック
12 他の種の商品
20 包装容器
21 仕切材
22 収納区画
S 紙等のシート材
b 折り目
c 切れ目

Claims (4)

  1. 紙等のシート材を用いて底部の四周に壁部を折り立てた形状を形成し、上部開口から塊状の菓子類を上記底部上に少なくとも1個載置収容可能としてなる菓子類の包装容器において、対向する一対の上記壁部上縁それぞれに、上記上部開口を覆う向きに折り下げ可能でかつ対向する他の一対の壁部上縁に折り下げ側の面が当接する舌片部を備え、該一対の舌片部が、折り下げ時に互いに重ならずかつ上記載置収容した菓子類を視認可能に上記上部開口を覆うことを特徴とする菓子類の包装容器。
  2. 上記上部開口側から上記底部側へ窄ませた逆截頭角錐状の外形状を有する請求項1の菓子類の包装容器。
  3. 上記一対の舌片部の少なくとも一方が、上記他の一対の壁部上縁に当接する部位の間に位置する部位を対向する他の上記舌片部から遠ざかるように凹ませてなる請求項1または2の菓子類の包装容器。
  4. 上記底部上に、上記菓子類を位置決めして載置収容するための仕切材を着脱可能に備えてなる請求項1ないし3のいずれかの菓子類の包装容器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007276869A (ja) * 2006-04-12 2007-10-25 Dainippon Printing Co Ltd トレー
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