JPH0722966U - 包装容器構造 - Google Patents

包装容器構造

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JPH0722966U JP5818793U JP5818793U JPH0722966U JP H0722966 U JPH0722966 U JP H0722966U JP 5818793 U JP5818793 U JP 5818793U JP 5818793 U JP5818793 U JP 5818793U JP H0722966 U JPH0722966 U JP H0722966U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ラミネートフィルム素材その他のシート状包装
材料のシートの折りたたみによるスナック菓子等の包装
容器に於て、意匠性が良く、且つ、ケースや段ボールに
対する箱詰めがデッドスペースを可及的に少くし充填効
率良く行うことが出来るようにする。 【構成】断面方形の包装容器6に於て、一方の平底9に
対し他方の上蓋9' を片流れ式の傾斜面にし、包装容器
6が一対姿勢を逆向きにされて密接、当接,配列される
際に、各上蓋9' ,9' が相互に補完し合うようにして
オートケーサーを介して可及的に隈なく充填出来るよう
にする。 【効果】ケースや段ボールに対する充填がデッドスペー
スもなく、可及的に多くの包装容器を充填出来、しか
も、揺動や振動による挙動がなく、商品の破損等も生ぜ
ず、取り扱いが極めて良好に出来、コストダウンも図れ
るようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
開示技術は、ポテトチップス等のスナック菓子やその他の商品を充填収納し、 密封状態で包装する容器の構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
周知の如く、市民生活の向上に伴い種々の商品が多種多様の形で流通市場に取 り引きされており、それらの商品は勿論のこと、販売にあっても、その衛生状態 保持,品質向上,処理効率の向上等が強く求められるようになってきているが、 製造から販売の間の流通段階での商品の取り扱いにおいてもまた同様の厳しさが 求められている。
【0003】 ところで、流通段階にあっては当該商品が剥き出しのまま取り扱われることは 衛生状態,品質保持等の点から好ましくなく、所定の容器に収納包装されて処理 される態様が用いられている。
【0004】 ところで、ポテトチップス等のスナック菓子の包装において、当該ポテトチッ プス等のスナック菓子自体が軽量で強度剛性も低いために、取り扱い仲、或いは 、店舗等への発送の中途において損壊し易いことから包装容器内に可及的に密に 充填はされはするものの、損壊防止を図るべく、クッション的にある程度の空気 も充填する必要があり、そのため、充填状態の保形性を維持するべく、所謂軟包 装態様が一般的であり、例えば、素材としてラミネートフィルム製のシートを用 いて容器製造時に合せて商品充填を自動的に行う態様が採られている。
【0005】 ところで、かかる軟包装容器の態様には図16に示す様な形状構造のものがあ り、所定量の商品を充填包装する立体容器としては(イ),(ロ),(ハ)に示 す様なものがあり、製造のし易さや取り扱いに便利等の点からピロータイプの包 装容器1が数多く用いられ、又、坐りが良くユーザにとって外観的意匠性の良さ や高級感等がかもしだされ店舗に於ける陳列棚での配列等がし易い等の利点から ガセットタイプの包装容器2もかなり用いられ、そして、両者の利点をかね備え ているスタンディングパウチタイプの包装容器3もと取り扱い品種によっては用 いられている。
【0006】 これらの包装容器(イ),(ロ),(ハ)にあってはそれなりの空間容積を有 し、段ボールやケース詰めに際してかなりのデッドスペースを要するために、少 量でユニットが小サイズ、又、壊れ難いような商品、例えば、ピーナッツや米菓 類等のスナック菓子にあっては(ニ)に示す所謂三方シールの包装容器4や(ホ )に示す四方シールの包装容器5が用いられて簡便にケース詰め等の処理が行わ れ易いような形で用いられている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
而して、かかる軟包装にあっては前述した如く輸送仲の商品損壊を避けるべく 、クッション的に所定量の空気を随伴的に充填することもあって立体包装容器( イ),(ロ),(ハ)にあってはケースや容器に詰める際に相当容積量のデッド スペースが生じ、重量の割りには嵩容量が著しく多く、輸送コストやケース詰め や段ボール詰め効率が悪い欠点があった。
【0008】 又、公害問題や環境調和問題が地球規模でクローズアップされている現今にあ っては可及的に包装容器を少くし、廃棄物の減容化を図り、取り扱い効率の向上 ばかりでなく、コスト低減,省資源等のにプラスすることが必要となってきてお り、流通段階にあっても、充填効率の向上が強く求められるようになってきてい る。
【0009】 そして、軟包装を行うには宣伝文の印刷、或いは、気密性の点でラミネートフ ィルム製のシート等が用いられているが、商品としての包装容器の形状保持の点 において、当該フィルムシートの堅さ(所謂腰)が強いほど形状保持が良好であ り、集積状態でケースや段ボールに充填するにオートケーサーを用いて効率良く 作業を行うことが可能とはなっているが、該ケースや段ボールに充填された状態 での充填効率の悪さは在来態様の包装容器(イ),(ロ),(ハ)にあっては避 けられないものであり、しかも、近時の環境調和問題等から早急に解決されるべ き要望が高まっているにもかかわらず、これに対応出来ないうらみがあった。
【0010】 しかしながら、立体包装容器(イ),(ロ),(ハ)に対し平面に近い包装容 器(ニ),(ホ)を用いると、ポテトチップス等のスナック菓子の充填包装には 限度があり、又、取り扱い中における商品の損壊等も生じ易いという難点がある 。
【0011】 したがって、在来態様の包装容器にあってはポテトチップス、その他のスナッ ク菓子等の低剛性で軽量の商品を充分な保形性を有した状態で充填することが可 能でありながら、取り扱いもし易く、作業効率がアップし、低コスト化が図れ、 環境に優しい軟包装容器の現出の要望には充分に応えられないというマイナス点 があった。
【0012】 そして、ガセットタイプの包装容器(ロ)にあっては上蓋が両流れタイプであ るために、当該上蓋の近側部にあってはケース詰め,容器詰めにしても相当のデ ッドスペースが生ずるのが避けられないという不具合があった。
【0013】 これに対処するに、天地共に平底に形成することも考えられるが、容器製造時 における折りたたみは勿論のこと、シール部の作業に著しく困難を伴う難点があ り、一部が、例えば、コーヒー豆を充填包装する容器にホットメルトを用いたも のもあるが、ラミネートフィルムを素材とするシートによる作製では取り扱いが し難く、工程数が多くなり、コスト的に合わないというデメリットがある。
【0014】
【考案の目的】
この出願の考案の目的は上述従来技術に基づく損壊等がし易く、取り扱いに充 分に注意が求められ、しかも、充填効率が良い要望に応えられ得ない軟包装容器 の問題点を解決すべき技術的課題とし、専用の包装機では対応も考えられるが、 在来のピロータイプ等の製袋充填技術を用いて装置的にアタッチメント等を付加 する等で容器の製造自体が容易であり、低コスト化が図れ、しかも、ケースや段 ボールに充填効率良く詰めることが出来、見栄えも良く、取り扱いがし易く、そ のうえ、末端の店舗等に於ける陳列に際しても坐りが良く、効果的に行えるよう にして流通産業における商品取り扱い技術利用分野に益する優れた包装容器構造 を提供せんとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段・作用】
上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を要旨とするこの出願の考案の構 成は、前述課題を解決するために、各種のスナック菓子等、損壊し易い商品を軟 包装するに、ラミネートフィルム製等の1枚のシートを折れ線や曲げ線を介し在 来態様のピロータイプ等の包装容器の製袋充填装置に適宜のアタッチメントを付 加して折りたたみ式に曲げ、断面方形にすると共に平底を形成し、上蓋について は該平底の形成後所定に商品を充填した後、片流れ式等包装容器が一対相対向姿 勢で配列された状態では相互に密接に当接して補完し合うようにし、ヒートシー ル等により平底,上蓋共にシールして密封状態にし、ケースや段ボールに詰める に際してはオートケーサー等を介し整然と包装容器相互が上蓋相互が完全に補完 し合うようにして当該ケースや段ボールに対する充填効率が著しく良好であるよ うにし、取り扱いや輸送プロセスで商品にガタツキを生じることなく、随伴的に 充填した所定量の空気によりクッション作用を介し商品自体の損壊が避けられ、 又、配送先における取り出し等もし易く、又、店舗の陳列棚に於ける配列も坐り が良く、その表面に表示されている宣伝文,説明文等の文字模様等が目視され易 く、商品価値が下落しないようにし、コスト的にも安くつき、省資源にもつなが り、廃棄物としての量も可及的に少く済み、公害性がなく、環境調和にマッチン グするようにした技術的手段を講じたものである。
【0016】
【実施例】
次に、この出願の考案の実施例を図1〜図15に基づいて説明すれば以下の通 りである。
【0017】 図1〜図11に示す実施例において、図示態様はポテトチップス等のスナック 菓子を密封状に充填する軟包装容器6の態様であり、包装容器本体7は湿気、又 は、ガス非透過性のラミネートフィルム素材製の1枚のシートの折りたたみ構造 から成っており(一部切り欠き部はある)、正面視,背面視は所定の長方形状に され、側面視は片台形であり、前面8は後面8' より長手方向小サイズにされ、 平底9は直交平面にされ、これに対し、上蓋9' は所定角度(例えば、45°) 等の片流れ式の斜面に形成され、平底9の略中央には横方向のシール部12が、 又、上蓋9' に於ては背面8' 寄りに横方向のシール部12' がヒートシールに より形成されている。
【0018】 そして、これらの前面8、後面8' 、側面9''、平底9、上蓋9' 、各シール 部12,12' の折り込みは図16の(ロ)に示すガセットタイプの包装容器2 の場合と同様に、山折れ線10,10…、谷折れ線10' ,10' …により所定 に折り込められ、図4〜図7に示す様なプロセスを経て包装容器6に形成される が、この出願の考案は包装容器構造そのものに関する考案であるために製造プロ セスについては別発明にて開示するものとする。
【0019】 しかしながら、その製造に際して専用機を製作して対応することも可能である が、図16の(イ)のピロータイプの包装容器1、或いは、ガセットタイプの( ロ)の包装容器2を製造する装置に適宜のアタッチメントを付設することにより 適宜に折りたたみすることが出来るようにされるものであり、これは技術的に当 業者にとり設計的事項である。
【0020】 尚、当該包装容器6の製造プロセスにおいて、ピロータイプの包装容器1の場 合同様に、その製造プロセスにて適宜にポテトチップス等のスナック菓子を所定 量目で投入充填し、出来上がり状態では包装容器6内に密封状に図示しないポテ トチップス等のスナック菓子が充填されているものである。
【0021】 而して、当該図4〜図8に示す山折れ線10、谷折れ線10' を介しての折り 込み、特に、平底9、上蓋9' の内側への折り込み部14' ,14' にあっては 側面9''の端部、及び、対向する縁部分がヒートシール、或いは、ホットメルト 等の適宜の手段により溶着状に密着され、確実にシールされ内部への外気の侵入 、塵埃の侵入等が防止され、食品衛生上充分なシール状態が保持される。
【0022】 尚、図6に示す様に、素材のラミネートフィルム製のシートにあっては上蓋部 に於て図1〜図3、及び、図11に示す様に、滑らかな平面を形成することが出 来るようにされている。
【0023】 而して、包装容器6はその上蓋9' の平面の傾斜勾配が例えは、45°にされ て、又、シール部12' は後面8' に沿うように平面的に形成されているために 、図9に示す様に、一対の包装容器6,6をそれらの各上蓋9' ,9' を相対向 して並べた姿勢の場合に当該各上蓋9' ,9' が補完し合って断面方形で端面が 平底9,9により一体的な直方体のブロック状にすることが出来、したがって、 両包装容器6,6の相対向する配列姿勢で端部にデッドスペース等が形成されな い。
【0024】 そのため、図10に示す様に、例えば、方形のケースや段ボール16等に充填 詰めする場合に、各包装容器6は補完し合ってほとんどデッドスペースのない状 態にされ、充填効率を上げて箱詰めにすることが出来、オートケーサー等を介し ての充填や取り出しもまた極めて高能率裡に迅速に高能率で行うことが出来る。
【0025】 尚、11は背貼りである。
【0026】 上述構成において、この出願の考案は包装容器構造に関するものであるために 、製造方法乃至プロセスの詳細な開示は省略するが、所定のラミネートフィルム 素材製の1枚のシートをして予め所定に形成された山折れ線10、谷折れ線10 ' を介し図4〜図8に示す様なプロセスで折り込むと共にポテトチップス等の所 定スナック菓子を設定量目ずつ投入充填し、この際、所定量のクッションエアも 封入され、上蓋9' の折り込み部14' 、シール部12' のヒートシールを介し 密封状態の容器とする。
【0027】 而して、自動製袋装置による全自動充填包装が行われるために、前面8、及び 、後面8' 、及び、平底9、及び、上蓋9' はシール部12' ,12' を除いて はほとんど滑らかな平面で構成され(側面9''に於ける一部谷折れ線等が僅かに 凹凸を形成し、又、設計によっては前面8、後面8' 、平底9、上蓋9' には背 張り部が形成される態様もあるが)、それらの可及的滑らかな平面には図11に 示す様に、上蓋9' 、或いは、前面8' に予め印刷されている説明文,宣伝文, 絵の模様等のパターン15,15' が表示されていても、内容物に応じた「腰」 を有する包材を選定使用すればしわや歪み等が甚だ少く、視認するに見栄えを落 すことはないようにすることが出来る。
【0028】 そして、これらの製品としてのスナック菓子をクッションとしての空気を随伴 的に封入された包装容器6,6…をケースや段ボール16に所定量可及的に充密 状態で、即ち、充填効率が良い状態で箱詰めするに、人手によっても、又、省力 のためにオートケーサーを用いてケース詰めを行うとしてもピロータイプ等より 容易にその使用が可能で図9,図10に示した様に、相隣る縦方向配列の包装容 器6,6が各々の上蓋9' を介して姿勢を逆向きにし、相互に補完し合う態様で 充填すると、図16に示す(イ)のピロータイプの包装容器1よりも高い充填効 率で隈なく充填出来ることは勿論のこと、当該図16に示す(ロ)のガセットタ イプの包装容器2、或いは、(ハ)のスタンディングパウチタイプの包装容器3 に比しても高い充填効率でデッドスペースを少くして充填することが出来、流通 過程に於ける輸送等においてガタツキなく、所定数の包装容器6,6…を輸送し 、且つ、取り扱うことが出来、それだけ、商品としてのポテトチップス等のスナ ック菓子が嵩ばるものであっても損壊なく、したがって、商品価値を低下させる ことなく、輸送,取り扱いすることが出来、又、配送先の店舗等にあっても取り 出し,陳列の作業がし易く、図11に示す縦配列の陳列態様にあっても、ガセッ トタイプの包装容器2等に遜色なく、坐り良く陳列することが出来るのみならず 、上蓋9' に於ける宣伝文や模様15,15' 等は消費者が視認するに、最も見 易く、前面8を視認すると同様に視認され、アピール効果が大きく、そのうえ、 上蓋9' は片流れ式のためにガセットタイプの包装容器2の上部の上蓋に比し斜 面の面積が大きな宣伝効果を現すことが出来る。
【0029】 そして、上蓋9' にあっては、シール部12' と側面9''の上部の折れ込み部 14に対するヒートシール、或いは、ホットメルト等により二重、或いは、四重 の重ね合せシールが行われているために強度,剛性は充分である。
【0030】 このことは、前述した如く包装容器6の形状保持機能にフィルムの堅さ(所謂 腰)が高いほど良好であるが、この出願の考案の包装容器6にあっては当該二重 三重の折り重ね部のヒートシールによるシールのために、充分な強度,剛性が現 出されて包装容器6の保形性は充分に得られ、箱詰め,取り出し,搬送中途によ る揺動,振動等に対しても充分な保形性維持を発揮することが出来る。
【0031】 尚、図11に示す様に、上蓋9' のシール部12' に於てヒートシールにより 横方向の配向が現出されるために、端部にカットノッチ13を僅かに形成してお くことにより、使用に際しての開封は在来態様同様に極めてスムーズに行われる 。
【0032】 又、包装容器6内は完全な密封状態が保証されるために、外部からの雑菌等の 侵入はなく、衛生状態は充分に保証され、又、酸腐発生等もない。
【0033】 又、湿気の侵入による変質等も生ぜず、品質保証は維持され、商品価値低下は 完全に防がれる。
【0034】 又、当該図11に示す様に、店舗に於ける陳列棚での配列はガセットタイプの 包装容器2と異なり、配列の方向性が一意的に決められるために、全ての包装容 器6,6…が無造作に配列されることなく、整列状態で、しかも、作業能率が良 く配列させることが出来る。
【0035】 ところで、この出願の考案の包装容器はケースや段ボールにオートケーサー等 を介して充填取り出し性が良く、又、可及的にデッドスペースを抑制して充填効 率良く行うに、相隣る、即ち、一対の包装容器を前後の向き姿勢を逆にして相隣 って配列するに、上蓋が相互に補完し合うようにされていることから、充填効率 が良いことをその技術思想の中心としているために、技術的に製作が可能である ような開発がなされるとすれば上蓋については図12〜図15に示す様な相対向 して相互に補完し合う上蓋9'',9''' のさまざまな態様に形成することが可能 である。
【0036】 勿論、それらの製造工程の難易度、或いは、コスト的な面から種々の選択採用 の幅はあるものである。
【0037】 そして、素材としての柔軟シートはラミネートフィルム製のもののみに限るこ となく、又、1枚のみとは限らず、他の紙、或いは、布製、更には、網状のシー ト等も採用し得ることも勿論のことである。
【0038】 そして、充填する商品はポテトチップス等はスナック菓子以外のものでも先述 の通りのメリットのあることは勿論のことである。
【0039】
【考案の効果】
以上、この出願の考案によれば、基本的にポテトチップス等のスナック菓子の 商品等を所定量目充填して製袋される密封状の包装容器に於てその形状が断面方 形であり、ケースや段ボールにオートケーサー等を介して充填することが出来る 包装容器でありながら、平底を有して、陳列等するに、坐りが良く、又、箱詰め がし易いうえに該平底の反対側の上蓋を相隣る包装容器の配列において、当該上 蓋相互が互いに補完し合う密接当接状態を現出し得るようにされていることによ り、当該包装容器内に充填する商品がクッションの空気を共に封入されていても 、又、ピーナッツ,米菓等比較的壊れ難い商品であれば、この包装形態を用いる と封入空気量を減らし包装袋内の充填率を高め、そのうえでケースや段ボールに 箱詰めされた状態では可及的にデッドスペースが少く、充填効率を上げ、重量が 軽く、嵩高の商品の輸送に、同一数量であれば、その容積を少くして配送の効率 を高め、物流コストの削減も可能となるという優れた効果が奏される。
【0040】 又、箱詰め等の際の相互の配列が相隣って密接,当接状態にされることから、 取り扱い、或いは、輸送上の途中で揺動や振動が生じても充填されている商品相 互の挙動が少く、損壊等を招いて商品価値を低下させるということがほとんど全 くないという効果も奏される。
【0041】 そして、上蓋が片流れ式等在来のガセットタイプやスタンディングパウチの包 装容器に比し斬新な外観を呈し、意匠的にも優れ、良好なデザインで表示する宣 伝文やパターン等が視認し易いところからも、消費者に対するアピール効果もあ り、又、陳列する際に陳列作業が整然と出来、この点からも商品価値を上げるこ とが出来るという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の考案の1実施例の一方側からの概略
斜視図である。
【図2】同、他方側からの斜視図である。
【図3】同、側面視図である。
【図4】包装容器のフィルムシートの折りたたみ工程の
一方側からの拡大斜視図である。
【図5】同、他方からの拡大斜視図である。
【図6】包装容器本体の組立プロセスの部分拡大斜視図
である。
【図7】同、組立プロセスの1工程の部分拡大斜視図で
ある。
【図8】同、他の部分拡大斜視図である。
【図9】一対の包装容器の相互当接補完取り合い斜視図
である。
【図10】段ボールケース等に箱詰めした状態での概略
透視斜視図である。
【図11】立ち姿勢のディスプレイ状態の概略斜視図で
ある。
【図12】他の実施例のユニット包装容器の側面図であ
る。
【図13】同、相互に密接当接の補完状態側面図であ
る。
【図14】別の実施例のユニット包装容器の側面図であ
る。
【図15】同、一対の包装容器の相互当接補完側面図で
ある。
【図16】在来態様の包装容器の各概略模式斜視図であ
る。
【符号の説明】
9 平底 9' 上蓋 6 包装容器

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の柔軟シート製であって断面方形で平
    底を有し斜面を有する上蓋を有して成る密封型の包装容
    器構造において、上記上蓋が相対向する状態では相互に
    密接に当接して補完し合う面形状にされていることを特
    徴とする包装容器構造。
  2. 【請求項2】上記上蓋が側面視片流れ式の1つの傾斜平
    面に形成されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の包装容器構造。
  3. 【請求項3】上記柔軟シートが1枚のみ用いられて形成
    されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の包装容器構造。
  4. 【請求項4】上記面が平面に形成されていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の包装容器構
    造。
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