JP2000157355A - 瓶用ラック - Google Patents

瓶用ラック

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JP2000157355A
JP2000157355A JP10336618A JP33661898A JP2000157355A JP 2000157355 A JP2000157355 A JP 2000157355A JP 10336618 A JP10336618 A JP 10336618A JP 33661898 A JP33661898 A JP 33661898A JP 2000157355 A JP2000157355 A JP 2000157355A
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JP
Japan
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bottle
plate
main body
rocking
rack
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JP10336618A
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English (en)
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Hiroshi Watabe
博 渡部
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SHIIZU KOA KK
Original Assignee
SHIIZU KOA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 瓶用ラックを折り畳み状態と使用状態とに容
易に設定し得るようにし、折り畳んだ状態とすることに
より瓶用ラックの保管や運搬のスペースを小さくし得る
ようにする。 【解決手段】 瓶用ラック10は四辺形の本体板10a
と、これの両方の側辺部に揺動自在に取り付けられた2
つの揺動板11,12とを有し、揺動板11には瓶であ
るワインボトルWの本体部が貫通する本体支持孔14が
形成され、揺動板12にはワインボトルWの首部が貫通
する首部支持孔15が形成されている。両方の揺動板1
1,12を本体板10aに対して立ち上げた使用状態と
してワインボトルWを収容した状態で瓶用ラック10を
梱包でき、ワインボトルWを支持して保管でき、折り畳
んで瓶用ラック10を保管したり運搬することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は瓶を展示したり保管
するために使用する折り畳み式の瓶用ラックに関し、特
に、ワインボトルを寝かせた状態で保管し得るととも
に、不使用時には折り畳んで保管したり運搬し得るよう
にした瓶用ラックに関する。
【0002】
【従来の技術】ワインを店頭で陳列ないし展示する際に
は、ワインラックにワインボトルつまりワインの瓶を配
置しており、レストランなどの飲食店や家庭などにおい
てもワインボトルをワインラックに配置して保管したり
展示することがある。その際には、ワインボトルの首部
の先端に封入されたコルクの部分に内部のワインがひた
るようにボトルを寝かせた状態で保管することが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにワインを展
示したり保管する際に用いられるワインラックは、これ
まで、ワインとは別のルートで販売されている。したが
って、たとえば、家庭でワインを飲料する場合には、ワ
インを保管するために、ワインラックを購入する必要が
ある。
【0004】一方、ワインラックを製造してこれを需要
者にまで運搬する場合には、ワインラックを梱包する必
要があり、従来のワインラックの構造では、梱包時にか
なりのスペースを必要としているので、運搬効率が良く
ない。
【0005】本発明の目的は、瓶用ラックを折り畳み状
態と使用状態とに容易に設定し得るようにすることにあ
る。
【0006】本発明の他の目的は、折り畳んだ状態とす
ることにより瓶用ラックの保管や運搬のスペースを小さ
くし得るようにすることにある。
【0007】本発明の他の目的は、瓶用ラックをこれに
保持されるワインなどの瓶とともに梱包して運搬し得る
ようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の瓶用ラックは、
四辺形の本体板と、前記本体板の相互に平行をなす2つ
の側辺部の一方に、前記本体板に重なる折り畳み状態と
前記本体板に対して立ち上がる使用状態との間で揺動自
在に取り付けられる第1の揺動板と、前記2つの側辺部
の他方に、前記本体板に重なる折り畳み状態と前記本体
板に対して立ち上がる使用状態との間で揺動自在に取り
付けられる第2の揺動板とを有し、前記第1の揺動板に
瓶の本体部が貫通する本体支持孔を形成し、前記第2の
揺動板に瓶の首部が貫通する首部支持孔を前記本体支持
孔に対応させて形成し、前記第1および第2の揺動板を
前記使用状態として瓶を収容した状態で梱包しかつ、瓶
を支持して展示および保管し得るとともに、前記第1お
よび第2の揺動板を前記折り畳み状態として保管および
運搬し得るようにしたことを特徴とする。前記側辺部の
長さは瓶の全長よりも長く、前記第1および第2の揺動
板に2つずつの本体支持孔と首部支持孔とを形成しても
良い。
【0009】本発明の瓶用ラックは、四辺形の第1の揺
動板と、前記第1の揺動板に対してこれに重なる折り畳
み状態と前記第1の揺動板に対して離れた使用状態との
間で揺動自在に取り付けられる第2の揺動板とを有し、
第1の揺動板に瓶の本体部が貫通する本体支持孔を形成
し、前記第2の揺動板に瓶の首部が貫通する首部支持孔
を前記本体支持孔に対向させて形成し、前記第1および
第2の揺動板を前記使用状態として瓶を展示および保管
し得るとともに、前記第1および第2の揺動板を前記折
り畳み状態として前記揺動板を保管および運搬し得るよ
うにしたことを特徴とする。前記本体支持孔および前記
首部支持孔をそれぞれ楕円形としても良い。
【0010】本発明の瓶用ラックは、それぞれ長方形の
複数枚の揺動板を側辺部相互で揺動自在に連結して形成
され、前記揺動板をそれぞれ重ねた折り畳み状態と1枚
の板状に展開した状態とジグザグ状に屈曲させた使用状
態とに変形する連結屈曲板と、前記それぞれの揺動板の
一端部に形成された貫通孔に貫通して、前記連結屈曲板
をジグザグ状の前記使用状態に保持する形状保持棒とを
有し、前記使用状態に保持した前記連結屈曲板における
隣り合う前記揺動板により形成されるV字形状の溝部に
瓶を配置して瓶を展示および保管し得るとともに、前記
折り畳み状態あるいは前記展開した状態として前記連結
屈曲板を保管および運搬し得るようにしたことを特徴と
する。前記貫通孔をそれぞれ楕円形としても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1〜図5は本発明の一実施の形態である
瓶用ラック10を示す図であり、この瓶用ラック10
は、長方形の本体板10aを有し、その長さ寸法はワイ
ンボトルWの長さとほぼ同じかやや長い寸法となってお
り、幅寸法は2本分のボトルの外径よりも十分に長い寸
法となっている。
【0013】この本体板10aの相互に平行をなす2つ
の側辺部の一方には、第1の揺動板11が揺動自在に取
り付けられており、この揺動板11は、図5に示すよう
に、本体板10aに重なる折り畳み状態と、図1に示す
ように、本体板10aに対してほぼ直角となって立ち上
がる使用状態との間で揺動自在となっている。
【0014】本体板10aの2つの側辺部の他方には、
第2の揺動板12が揺動自在に取り付けられており、こ
の揺動板12は、図5に示すように、本体板10aに重
なる折り畳み状態と、図1に示すように、本体板10a
に対してほぼ直角となって立ち上がる使用状態との間で
揺動自在となっている。使用状態における2つの揺動板
11,12は相互に平行な状態となる。
【0015】このように、それぞれの揺動板11,12
は、少なくとも、本体板10aに重なる折り畳み状態
と、本体板10aに対してほぼ直角となって立ち上がる
使用状態との間で揺動するのであれば、ヒンジ13によ
って使用状態以上の角度に揺動しないように揺動角度を
規制しても良く、さらには、それぞれの揺動板11,1
2を本体板10aと同一面となる位置まで揺動自在に本
体板10aに取り付けるようにしても良い。
【0016】それぞれの揺動板11,12は木材により
形成されており、金属製の丁番つまりヒンジ13によっ
て本体板10aに取り付けられているが、金属製のヒン
ジ13に代えて、布や紙などからなるテープを接着剤に
よりそれぞれの揺動板11,12と本体板10aとの間
に貼り付けて、ヒンジを形成するようにしても良い。ま
た、本体板10aおよび揺動板11,12としては、木
材に代えて、アルミニウムなどの軽金属や鉄板、発泡ス
チロールなどの樹脂板あるいは厚紙などを使用するよう
にしても良い。
【0017】ワインボトルWは、本体部Wb と先端の首
部Wn とを有しており、本体部Wbの外径は、たとえ
ば、75mm程度となっており、首部Wn の外径は、たと
えば、30mm程度となっている。
【0018】第1の揺動板11には、2つの円形の本体
支持孔14が形成され、この本体支持孔14の内径は、
ワインボトルWの本体部Wb の外径よりもやや大きな寸
法となっており、本体支持孔14は揺動板11の側辺部
で外部に開口している。第2の揺動板12には、本体支
持孔14に対応させて2つの円形の首部支持孔15が形
成され、この首部支持孔15の内径は、ワインボトルW
の首部Wn の外径よりもやや大きな寸法となっている。
【0019】それぞれの揺動板11,12の一端部に
は、凹部16が形成されており、図1に示すように、瓶
用ラック10を陳列台や支持台などの支持面の上に乗せ
て配置するときには、凹部16の部分が下側となる。そ
れぞれの揺動板11,12の他端部には、ヒンジ側の側
辺から自由端側の側辺に向けて傾斜面17が形成されて
おり、自由端側の長さがヒンジ側の長さよりも長く設定
されている。
【0020】図1および図2は、前述した構造の瓶用ラ
ック10を用いて、2本のワインを箱などに梱包する際
における瓶用ラック10の状態を示す図であり、2つの
揺動板11,12をそれぞれ本体板10aに対してほぼ
直角に立ち上げた状態として、両方の揺動板11,12
と本体板10aとによりコの字形状の箱体を形成し、こ
の中に2本のワインボトルWを収容する。この状態のも
とで、ワインボトルWの相互間と、ワインボトルWと両
方の揺動板11,12との間と、ワインボトルWの底面
および上面の間とに緩衝部材などの詰め物をして、これ
らを図示しない包装箱に挿入する。
【0021】このようにして、ワインボトルを瓶用ラッ
ク10により包むようにして図示しない包装箱の中に梱
包すると、包装箱の3つの面には瓶用ラック10の本体
板10aと揺動板12,13とが対向することになり、
箱の中にワインを梱包する際における箱の強度を高める
ことができ、複数の包装箱を重ね置きしてもワインボト
ルWが破損したり切損することを防止できる。揺動板1
1,12の端面に傾斜面17が形成されているので、包
装箱に対して瓶用ラック10を出し入れする操作を容易
に行うことができる。
【0022】ワインボトルWを飲食店や家庭において展
示したり保管する際には、図3および図4に示すよう
に、図1および図2に示した場合と同様に、揺動板1
1,12を本体板10aに対して立ち上げた状態とす
る。この状態のもとで、それぞれの揺動板11,12の
凹部16が形成された端面を下面として、瓶用ラック1
0を垂直状態として支持台などの支持面の上に立てか
け、本体支持孔14からワインボトルWの首部Wn を挿
入させて、首部Wn を首部支持孔15に貫通させて本体
部Wb を本体支持孔14に貫通させる。これにより、図
3および図4に示すように、2本のワインボトルWは、
それぞれ水平に寝かされた状態となって瓶用ラック10
に保持されることになる。ただし、本体板10aを底面
側として瓶用ラック10を台の上に配置するようにして
も同様にワインボトルWを水平状態に寝かせて展示した
り保管することができる。
【0023】瓶用ラック10にワインボトルWを保持し
た状態で展示したり保管することができるので、家庭の
ダイニングルームやリビングルームにワインボトルを良
好な美感で保持することができる。
【0024】瓶用ラック10は、それが使用されないと
きには、2枚の揺動板11,12を図5に示すように、
本体板10aに重ねるようにして折り畳むことができ、
折り畳んだ状態のもとでは、小さなスペースで瓶用ラッ
ク10を保管することができる。瓶用ラック10自体を
単独で運搬する場合にも、図5に示すように、折り畳ん
だ状態として、複数の瓶用ラック10を梱包することが
でき、少ないスペースて多数の瓶用ラック10を梱包し
て運搬することができる。
【0025】前述した瓶用ラック10の本体板10aは
長さ寸法が約30cmで、幅寸法が約19.5cmとなってお
り、それぞれの揺動板11,12の幅寸法は19.7cmと
なっているが、これに限定されるものではなく、任意の
寸法に設定することができる。また、それぞれの揺動板
11,12に3つ以上の本体支持孔14と首部支持孔1
5とを形成するようにして、1つの瓶用ラック10に3
本以上のワインボトルWを保持するようにしても良い。
【0026】図6〜図9は本発明の他の実施の形態であ
る瓶用ラック20を示す図であり、この瓶用ラック20
は、長方形の第1の揺動板21と、これの側辺部にヒン
ジ23を介して取り付けられた第2の揺動板22とを有
し、両方の揺動板21,22は、図9に示すように、両
方の揺動板21,22が重なるようになった折り畳み状
態と、図6に示すように、相互にほぼ直角の角度で開い
た使用状態との間で、相互に揺動自在となっている。さ
らに、両方の揺動板21,22が同一面となるように瓶
用ラック20を展開させた状態とすることができる。
【0027】図6〜図9に示す瓶用ラック20にあって
は、両方の揺動板21,22はスチロール樹脂などの樹
脂により形成されているが、木製、金属製あるいは厚紙
製のものを使用しても良い。ヒンジ23は図示する場合
には、両方の揺動板21,22の側面に接着された布な
いし紙製のテープによって形成されているが、両方の揺
動板21,22として木製のものが使用される場合に
は、図1に示した場合と同様に、金属製のヒンジ13を
使用してこれをねじ部材により固定するようしにても良
い。
【0028】第1の揺動板21には、2つの本体支持孔
24が形成され、この本体支持孔24は、図9に示すよ
うに、ワインボトルWの本体部Wb の外径よりもやや大
きな寸法の短径と、これよりも長い長径とを有する楕円
形状となっている。本体支持孔24に対応させて2つの
首部支持孔25が第2の揺動板22に形成され、この首
部支持孔25は、ワインボトルWの首部Wn の外径より
もやや大きな寸法の短径とこれよりも長い長径とを有す
る楕円形状となっている。
【0029】この瓶用ラック20が使用状態とされる
と、図6に示すように、それぞれの揺動板21,22は
支持面に対して約45度の角度となるので、図7に示す
ように、首部支持孔15は支持面に沿う方向から観察す
るとほぼ円形となり、図8に示すように、本体支持孔1
4もほぼ円形に観察される。
【0030】ワインボトルWを飲食店や家庭において展
示したり保管する際には、図6に示すように、揺動板2
1,22を開いた状態とする。この状態のもとでそれぞ
れの揺動板21,22のうちヒンジ23が設けられてい
ない側辺部を下面として、この瓶用ラック20を支持面
の上に立てかけ、本体支持孔24からワインボトルWの
首部Wn を挿入させて、首部Wn を首部支持孔25に貫
通させて本体部Wb を本体支持孔24に貫通させる。こ
れにより、図6〜図8に示すように、2本のワインボト
ルWは、それぞれ水平状態となって瓶用ラック20に保
持されることになり、瓶用ラック20にワインボトルW
を保持した状態で展示したり保管することができるの
で、家庭のダイニングルームやリビングルームにワイン
ボトルを良好な美感で保持することができる。
【0031】この瓶用ラック20はそれが使用されない
ときには、2枚の揺動板21,22を図9に示すよう
に、重ねるようにして折り畳んだり、両方の揺動板2
1,22が同一面となるまで展開させることができ、折
り畳んだり展開した状態のもとでは、小さなスペースで
瓶用ラック20を保管することができる。瓶用ラック2
0自体を単独で運搬する場合にも、折り畳んだ状態や展
開した状態として、梱包することができ、少ないスペー
スて多数の瓶用ラック20を梱包して運搬することがで
きる。
【0032】図6〜図9に示す瓶用ラック20を、図1
〜図5に示す瓶用ラック10を用いて図2に示すように
ワインボトルWを梱包する場合の詰め物としても使用す
ることができる。その場合には、両方の瓶用ラック1
0,20のいずれかを用いてワインボトルWを展示した
り保管することができる。また、図6〜図9に示す瓶用
ラック20にあっては、それぞれの揺動板21,22は
長さが30cmで幅が20cm程度のサイズとなっている
が、これは任意のサイズとするきことができ、さらに図
示する場合には、それぞれの揺動板21,22に2つず
つの本体支持孔24と首部支持孔25とを形成するよう
にしているが、1つずつでも3つ以上でも良く、それぞ
れの孔の数に応じて任意のサイズを選択することができ
る。
【0033】図10〜図13は、本発明の他の実施の形
態である瓶用ラック30を示す図であり、この瓶用ラッ
ク30は、それぞれ長方形の6つの揺動板31を側辺部
相互で揺動自在に連結して形成された連結屈曲板32を
有している。6つの揺動板31は、相互に並列にして側
面相互を接触させて配置した状態のもとで、2本の帯状
の布製、紙製あるいは樹脂製のテープ33を貼り付ける
ことにより、それぞれのテープ33のうち揺動板31の
側辺部に対応する部分がヒンジとなって連結されてい
る。
【0034】このように、6つの揺動板31を連結する
ことによって、図11および図12(A)に示すよう
に、揺動板31の長さ寸法を短辺とし、6つの揺動板3
1の短辺の合計の長さ寸法を長辺とする長方形の連結屈
曲板32が形成されることになり、連結屈曲板32は1
枚の板状に展開した状態とすることができる。
【0035】図12(A)に示すように、6つの揺動板
31のうち、中央の2つの揺動板31a,31bは、表
面と一方の側面にまでテープ33が接着されており、揺
動板31aの隣りの揺動板31cは揺動板31aの側辺
と対向する側辺と表面にまでテープ33が接着され、揺
動板31bの隣りの揺動板31dは揺動板31bの側辺
と対向する側辺と表面にまでテープ33が接着され、さ
らに、両側の揺動板31e,31fは表面のみにテープ
33が接着されている。
【0036】これにより、図12(E)に示すように、
隣り合う揺動板31をその側辺部に位置するテープをヒ
ンジとして折り曲げることにより、揺動板31を重ねた
状態とすることができる。さらに、図12(C)に示す
ように、隣り合う揺動板31に対してほぼ直角に屈曲さ
せることにより、連結屈曲板32を全体的にジグザグ状
に屈曲させた使用状態に変形させることができる。
【0037】それぞれの揺動板31の一端部には貫通孔
34が形成されており、図示する場合にはそれぞれの貫
通孔34は楕円形となっている。それぞれの貫通孔34
を貫通させて、図10に示すように、形状保持棒35を
連結屈曲板32に取り付けると、連結屈曲板32は断面
がジグザグ状に屈曲した状態を保持することになり、隣
り合う揺動板31によりV字形状の溝部が形成されるこ
とになる。
【0038】ワインボトルWを飲食店や家庭において展
示したり保管するには、図10(A)に示すように、連
結屈曲板32をジグザグ状の使用状態に形状保持棒35
により設定すると、連結屈曲板32には3つの溝部が形
成される。これにより、それぞれの溝部にワインボトル
Wを配置して、3本のワインボトルWを保持することが
できる。図10(B)に示すように、連結屈曲板32の
表裏を図10(A)に示した場合に対して反転させる
と、2つの溝部が形成されることになるので、2本のワ
インボトルWを保持することができる。図13は図10
(B)に示すようにして2本のワインボトルWを保持し
た状態を示す斜視図である。
【0039】このように、複数本のワインボトルWは、
それぞれ水平状態となって瓶用ラック30に保持される
ことになり、瓶用ラック30にワインボトルWを保持し
た状態で展示したり保管することができるので、家庭の
ダイニングルームやリビングルームにワインボトルを良
好な美感で保持することができる。
【0040】この瓶用ラック30はそれが使用されない
ときには、連結屈曲板32が2つ折り、あるいは3つ折
りとなるように揺動板31を重ねたり、図12(E)に
示すように6段に重ねることにより折り畳んだ状態とす
ることができる。これにより、小さなスペースで不使用
時の瓶用ラック30を保管することができる。瓶用ラッ
ク30自体を単独で運搬する場合にも、折り畳んだ状態
として、梱包することができ、少ないスペースて多数の
瓶用ラック30を梱包することができる。
【0041】図10〜図13に示す瓶用ラック30を、
図1〜図5に示す瓶用ラック10を用いて図2に示すよ
うにワインボトルWを梱包する場合の詰め物としても使
用することができる。また、図10〜図13に示す瓶用
ラック30にあっては、それぞれ長さ寸法が27cmで幅
寸法が5.5cmの板材が用いられているが、そのサイズは
任意に設定することができる。さらに、図示する場合に
は、6つの揺動板31によって連結屈曲板32を形成す
るようにしているが、4つの揺動板31でも、3つの揺
動板31でも任意の数の揺動板31により連結屈曲板3
2を形成することができる。
【0042】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0043】たとえば、図示する瓶用ラックはワインボ
トルのためのものを示すが、ビール、ブランディー、オ
リーブオイルの瓶など種々の瓶のラックとして使用する
ことができる。また、空瓶などを趣味で展示する場合な
どにも本発明の瓶用ラックを使用することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、瓶用ラックを折り畳ん
だ状態とすることにより、それを梱包して運搬したり、
不使用時に保管する際にそのスペースを小さくすること
ができるので、運搬や保管に有効である。不使用状態か
ら使用状態に容易に形態変更することができる。瓶用ラ
ックをワインなどの瓶とともに包装箱の中に収容して運
搬することができ、その際に瓶用ラックにより瓶の折損
などを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である瓶用ラックを用い
てワインボトルを梱包する場合を示す斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1に示す瓶用ラックを用いてワインボトルを
保管している状態を示す斜視図である。
【図4】図3における4−4線に沿う断面図である。
【図5】図1に示す瓶用ラックを折り畳んだ状態を示す
斜視図である。
【図6】本発明の他の実施の形態である瓶用ラックを用
いてワインボトルを保管している状態を示す断面図であ
る。
【図7】図6における7−7線に沿う矢視図である。
【図8】図6における8−8線に沿う矢視図である。
【図9】(A)は図6に示す瓶用ラックを折り畳んだ状
態を示す平面図であり、(B)は同図(A)における9
b−9b線に沿う断面図である。
【図10】(A),(B)はそれぞれ本発明の他の実施
の形態である瓶用ラックを用いてワインボトルを保管し
ている状態を示す断面図である。
【図11】図10に示した瓶用ラックを板状に展開した
状態を示す平面図である。
【図12】(A)は図11における12a−12a線に
沿う断面図であり、(B)は図11における12b−1
2b線に沿う断面図であり、(C)は連結屈曲板をジグ
ザグ状に屈曲させた状態を示す断面図であり、(D)は
テープの貼り付け方式が相違した他のタイプの連結屈曲
板における同図(C)と同様の部分を示す断面図であ
り、(E)は連結屈曲板の折り畳み方を示す断面図であ
る。
【図13】図10(B)の斜視図である。
【符号の説明】
10 瓶用ラック 10a 本体板 11,12 揺動板 13 ヒンジ 14 本体支持孔 15 首部支持孔 16 凹部 17 傾斜面 20 瓶用ラック 21,22 揺動板 23 ヒンジ 24 本体支持孔 25 首部支持孔 30 瓶用ラック 31 揺動板 32 連結屈曲板 33 テープ 34 貫通孔 35 形状保持棒 W ワインボトル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四辺形の本体板と、 前記本体板の相互に平行をなす2つの側辺部の一方に、
    前記本体板に重なる折り畳み状態と前記本体板に対して
    立ち上がる使用状態との間で揺動自在に取り付けられる
    第1の揺動板と、 前記2つの側辺部の他方に、前記本体板に重なる折り畳
    み状態と前記本体板に対して立ち上がる使用状態との間
    で揺動自在に取り付けられる第2の揺動板とを有し、 前記第1の揺動板に瓶の本体部が貫通する本体支持孔を
    形成し、前記第2の揺動板に瓶の首部が貫通する首部支
    持孔を前記本体支持孔に対応させて形成し、 前記第1および第2の揺動板を前記使用状態として瓶を
    収容した状態で梱包しかつ、瓶を支持して展示および保
    管し得るとともに、前記第1および第2の揺動板を前記
    折り畳み状態として保管および運搬し得るようにしたこ
    とを特徴とする瓶用ラック。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の瓶用ラックにおいて、前
    記側辺部の長さは瓶の全長よりも長く、前記第1および
    第2の揺動板に2つずつの本体支持孔と首部支持孔とを
    形成したことを特徴とする瓶用ラック。
  3. 【請求項3】 四辺形の第1の揺動板と、 前記第1の揺動板に対してこれに重なる折り畳み状態と
    前記第1の揺動板に対して離れた使用状態との間で揺動
    自在に取り付けられる第2の揺動板とを有し、 第1の揺動板に瓶の本体部が貫通する本体支持孔を形成
    し、前記第2の揺動板に瓶の首部が貫通する首部支持孔
    を前記本体支持孔に対向させて形成し、 前記第1および第2の揺動板を前記使用状態として瓶を
    展示および保管し得るとともに、前記第1および第2の
    揺動板を前記折り畳み状態として前記揺動板を保管およ
    び運搬し得るようにしたことを特徴とする瓶用ラック。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の瓶用ラックにおいて、前
    記本体支持孔および前記首部支持孔はそれぞれ楕円形で
    あることを特徴とする瓶用ラック。
  5. 【請求項5】 それぞれ長方形の複数枚の揺動板を側辺
    部相互で揺動自在に連結して形成され、前記揺動板をそ
    れぞれ重ねた折り畳み状態と1枚の板状に展開した状態
    とジグザグ状に屈曲させた使用状態とに変形する連結屈
    曲板と、 前記それぞれの揺動板の一端部に形成された貫通孔に貫
    通して、前記連結屈曲板をジグザグ状の前記使用状態に
    保持する形状保持棒とを有し、 前記使用状態に保持した前記連結屈曲板における隣り合
    う前記揺動板により形成されるV字形状の溝部に瓶を配
    置して瓶を展示および保管し得るとともに、前記折り畳
    み状態あるいは前記展開した状態として前記連結屈曲板
    を保管および運搬し得るようにしたことを特徴とする瓶
    用ラック。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の瓶用ラックにおいて、前
    記貫通孔はそれぞれ楕円形であることを特徴とする瓶用
    ラック。
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