JP3170911U - 商品展示用台紙 - Google Patents

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康広 安間
康広 安間
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株式会社デジポップ・ジャパン
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Abstract

【課題】商品を陳列棚に載置する際に、陳列棚のどの位置に置かれても、商品内容を効果的に表示することが可能で、吊下げ展示することも可能な商品展示用台紙を提供する。【解決手段】商品を収納した紙箱Pの背面P1に重合する基板11を一枚の台紙10にて形成する。紙箱Pの左右側面P2に重合する側板12を台紙10の左右側縁に延長する。紙箱Pの左右の隙間に挿入して紙箱Pに側板12を側板12の下端部に延長する。基板11の上端部から表示板14を延長形成する。該表示板14に商品の情報を表示する。該表示板14に係止孔15を開穿する。側板12に開口部12Aを形成し、紙箱Pの側面P2に表示された表示部2を確認できるように構成する。【選択図】図2

Description

本考案は、紙箱に収納された商品を展示販売する際に使用する商品展示用台紙に係り、特に、商品の個別の内容を効果的に表示することができる商品展示用台紙に関する。
従来、商品を展示販売する台紙として、例えば特許文献1に記載されている商品陳列包装体に使用されている台紙や、特許文献2に記載されているブリスターパックの台紙などがある。これらの台紙は、いずれも商品を吊下げて展示する際に使用するものである。
すなわち、特許文献1は、台紙の前面に帯板を揺動自在に設け、この帯板に円筒状の熱収縮フィルムを係止し、熱収縮フィルム内に商品を挿入する。そして、ヒーター等の加熱でシュリンクパックした商品を台紙ごと吊下げ展示するものである。
一方、特許文献2は、台紙の表面に透明なプラスチックケースを備えたブリスターパックで、このプラスチックケースの内部に商品を収納して吊下げ展示するものである。
特許第4139477号公報 実用新案登録第3059558号公報
従来の台紙は、商品の内容を効果的に表示するために、透明なシュリンクパックやブリスターパック等で商品を包み、商品自体を展示販売するように構成されていた。そのため、これらシュリンクパックやブリスターパック等の包装に多くのコストや手間を要するものであった。
一方、紙箱に収納されている商品は、一般に陳列棚に載せて展示販売されている。この場合、最前列の商品は、収納箱が消費者から見える位置にあるが、後列の商品は前列の商品によって全く目立たない状態で展示販売されることになる。特に、塗り薬やクリームなどのチューブ入りの商品は、横長の紙箱に収納されて陳列棚に載置されていることが多い。ところが、陳列棚に横長の紙箱を載置すると、紙箱自体に高さがないので人目につきにくい状態になっていた。
また、店舗で使用される商品の陳列棚は、陳列される位置によって展示効果が異なることが知られている。そのため、各メーカーの商品が競い合って良い展示位置を確保しようとしている。したがって、陳列棚のどの位置に置かれても、商品内容を効果的に表示することができるものが望まれていた。
そこで本考案は上述の課題を解消すべく案出されたもので、商品を吊下げ展示する際に、シュリンクパックやブリスターパック等のように、包装に多くのコストや手間を要することなく展示することができ、しかも、陳列棚に載置する際に、陳列棚のどの位置に置かれても、商品内容を効果的に表示することが可能な商品展示用台紙の提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本考案における第1の手段は、一枚の台紙10にて形成され、商品を収納した紙箱Pの背面P1に重合する基板11と、
該台紙10の左右側縁から延長され紙箱Pの左右側面P2に重合する側板12と、
該側板12の下端部から延長され紙箱Pの左右側面P2と底面P3とで形成される左右の隙間Sに挿入して紙箱Pに側板12を固定せしめる係止片13とを備え、
基板11の上端部から表示板14を延長形成し、
該表示板14に商品の情報を表示すると共に、該表示板14を係止せしめる係止孔15を開穿したことにある。
第2の手段において、前記紙箱Pは、チューブ入りの商品を収納する横長の紙箱Pとし、前記係止片13は、紙箱Pの長手両側面P2に形成された開封自在な開封片1と紙箱Pの底面P3とで形成される左右の隙間Sに下から挿入するように形成したものである。
第3の手段は、前記側板12は、前記紙箱Pの側面P2に表示された表示部2の位置にあわせて開口され、該表示部2を確認せしめる開口部12Aを備えたものである。
本考案の請求項1によると、側板12の下端部から延長され紙箱Pの左右の隙間Sに挿入して紙箱Pに側板12を固定せしめる係止片13を備え、基板11の上端部から表示板14を延長形成し、該表示板14に商品の情報を表示したことにより、例えば陳列棚に商品を載置して展示する際に、紙箱Pに収納された商品の内容を人目のつき易い位置に表示することができる。この結果、陳列棚のどの位置に置かれても、商品内容を効果的に表示することが可能になった。
また、表示板14に係止孔15を開穿したことにより、表示板14を介して紙箱Pを吊下げ展示することもできる。この場合、シュリンクパックやブリスターパック等のように、包装に多くのコストや手間を要することはない。しかも、通常の紙箱Pでも極めて簡単に展示することができるものである。
請求項2のように、紙箱Pは、チューブ入りの商品を収納する横長の紙箱Pとし、係止片13は、紙箱Pの長手両側面P2に形成された開封自在な開封片1と紙箱Pの底面P3とで形成される左右の隙間Sに下から挿入するように形成したことで、例えば軟膏やクリームのような商品を収納している紙箱Pに最適なものになっている。しかも、このような横長の紙箱Pは、陳列棚に展示しても目立ちにくいものであったが、本考案により、効果的な展示が可能になっている。
請求項3のごとく、側板12に、前記紙箱Pの側面P2に表示された表示部2をのぞき見るように開口部12Aを形成したことにより、本考案台紙を紙箱Pに装着したままでも側板12に印された使用期限等の必要な情報を確認することができるものである。
本考案台紙の一実施例を示す正面図である。 本考案台紙の使用状態を示す分解斜視図である。 本考案台紙の使用状態を示す斜視図である。 本考案の係止片の挿入位置を示す要部断面図である。台紙本体の使用手順を示す背面図である。
本考案によると、商品を吊下げ展示する際に、シュリンクパックやブリスターパック等のように、包装に多くのコストや手間を要することなく展示することができ、しかも、陳列棚に載置する際に、陳列棚のどの位置に置かれても、商品内容を効果的に表示することが可能になるなどといった当所の目的を達成した。
以下、本考案の実施例を説明する。本考案の基本構成は、一枚の台紙10にて形成されたもので、基板11、側板12、係止片13、表示板14の構成を備えたものである(図1参照)。
基板11は、商品を収納した紙箱Pの背面P1に重合する部位で、この基板11の左右に側板12を延長し、基板11の上部に表示板14を延長形成する(図2参照)。図示例では、基板11の下端部は、紙箱Pの底面P3よりも下方に突出しないように形成している(図4参照)。これは、紙箱Pを陳列棚に載置したときに、他の紙箱Pと紙箱Pの高さが変わらないようにするためである。また、図示していないが、基板11の下端部を下方に延長して、紙箱Pの高さが異なるように構成することも可能である。
側板12は、該台紙10の左右側縁から延長され紙箱Pの左右側面P2に重合する部位である(図3参照)。そして、この側板12にて紙箱Pの左右側面を挟着すると共に、この側板12の下端部から係止片13が延長形成されている。図示例では、この側板12に開口部12Aを形成している。この開口部12Aは、紙箱Pの側面P2に表示された表示部2の位置にあわせて開口されている。したがって、側板12が側面P2を挟着した状態でも、この開口部12Aから表示部2を確認することができるものである。
例えば、紙箱Pに医薬品等が収納されている場合は、使用期限や製造番号などの表示部2がこの側面P2に印刷されている(図2参照)。そのため、開口部12Aを介して使用期限等を確認することができるものである。図示の開口部12Aは、一方の側板12に形成しているが、表示部2位置によっては、両方の側板12に設けることも可能であり、また、基板11に形成することも可能である(図示せず)。
係止片13は、左右側面P2と底面P3とで形成される左右の隙間Sに挿入する部位で、紙箱Pに側板12を固定せしめるものである(図2参照)。図示例では、チューブ入りの商品を収納する横長の紙箱Pに固定する状態を示している。そして、紙箱Pの長手両側面P2に形成された開封自在な開封片1と紙箱Pの底面P3とで形成される左右の隙間Sに下から挿入するように形成したものである(図4参照)。
表示板14は、商品の情報を表示する部位である(図3参照)。この表示板14に記載された情報が紙箱Pの上方に表示される。したがって、陳列棚のどのような位置に載置されていても、紙箱Pの内容を目立つ位置に表示できるものである。図示の表示板14は矩形状を成しているが、表示板14の形状は任意に変更することができる。また、この表示板14に任意の装飾物等を装着することも可能である(図示せず)。さらに、表示板14に表示する情報の一部を基板11に印すことも可能である(図2参照)。
さらに、表示板14には係止孔15も開穿されている(図1参照)。この係止孔15は、表示板14を懸吊できるように形成したもので、この表示板14と側板12及び係止片13を介して紙箱Pが懸吊されるものである(図3参照)。図示例の係止孔15は1個の円形状に形成しているが、係止孔15の数や位置、形状等は任意に変更することができる。
本考案は、主に横長の紙箱Pを対象に説明しているが、図示例に限らず、紙箱Pの形状やサイズは任意に変更することができるもので、本考案は、紙箱Pの形状等に合わせて構成するものである。したがって、本考案の各構成は図示例に限定されるものではなく、台紙10、基板11、側板12、係止片13、表示板14等の形状や寸法等は、本考案の要旨を変更しない範囲で任意に変更することができる。
P 紙箱
P1 背面
P2 側面
P3 底面
1 開封片
2 表示部
10 台紙
11 基板
12 側板
13 係止片
14 表示板
15 係止孔

Claims (3)

  1. 一枚の台紙にて形成され、商品を収納した紙箱の背面に重合する基板と、該台紙の左右側縁から延長され紙箱の左右側面に重合する側板とを備え、紙箱の左右側面と底面とで形成される左右の隙間に挿入して紙箱に側板を固定せしめる係止片を側板の下端部に延長形成すると共に、基板の上端部に表示板を延長形成し、該表示板に商品の情報を表示すると共に、該表示板を係止せしめる係止孔を開穿したことを特徴とする商品展示用台紙。
  2. 前記紙箱は、チューブ入りの商品を収納する横長の紙箱とし、前記係止片は、紙箱の長手両側面に形成された開封自在な開封片と紙箱の底面とで形成される左右の隙間に下から挿入するように形成した請求項1記載の商品展示用台紙。
  3. 前記側板は、前記紙箱の側面に表示された表示部の位置にあわせて開口され、該表示部を確認せしめる開口部を備えた請求項1又は2記載の商品展示用台紙。
JP2011004322U 2011-07-26 2011-07-26 商品展示用台紙 Expired - Lifetime JP3170911U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220002638U (ko) * 2021-04-27 2022-11-03 씨제이푸드빌 주식회사 탈부착이 가능한 디자인 요소를 포함하는 상자

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KR20220002638U (ko) * 2021-04-27 2022-11-03 씨제이푸드빌 주식회사 탈부착이 가능한 디자인 요소를 포함하는 상자

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