JP3210786U - 有底筒体の保持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンクリート建造物上面に形成する縦孔の深さが異なる場合において、容易、かつ、安定した構造において使用できる縦孔形成用の有底筒体の保持装置を提供する。【解決手段】コンクリート建造物上面に縦孔を形成するべく型枠内に配置される有底筒体を保持するための有底筒体の保持装置1であり、周面が有底筒体の内周面に沿って位置するように、型枠内に垂直方向に配置される基体2と、基体2の下端側に取り外し可能に取り付けられ、周面が有底筒体の内周面に沿って位置するように、型枠内に垂直方向配置される補助体4とからなるもの。【選択図】図1
Description
この考案は、橋脚等のコンクリート建造物の上面に縦孔を形成する際に使用する有底筒体の保持装置に関する。
高速道路の橋脚をコンクリートにより建造する場合、その上面には橋桁を固定するアンカー等を植設するための縦孔を形成する。この縦孔は有底筒体がコンクリートに埋設されて形成され、その有底筒体の型枠内への配置構造が特開2013−36309号に開示されている。
この考案では、縦孔の深さが異なる場合において、容易、かつ、安定した構造において使用できる有底筒体の保持装置を提供することを目的とする。
この考案では、コンクリート建造物上面に縦孔を形成するべく型枠内に配置される有底筒体を保持するための有底筒体の保持装置であり、周面が前記有底筒体の内周面に沿って位置するように、前記型枠内に垂直方向に配置される基体と、前記基体の下端側に取り外し可能に取り付けられ、周面が前記有底筒体の内周面に沿って位置するように、前記型枠内に垂直方向配置される補助体とからなることを特徴とする有底筒体の保持装置を提供する。
この考案の有底筒体の保持装置は、基体のみ、基体に補助体を取り付けた状態の使用が可能となって、異なる長さの有底筒体に対応して使用できる。補助体を取り付けた状態においては、有底筒体は基体と補助体とによりその全体が支持されることで安定保持される。
補助体が筒形態とされることで、安定した構造となり、かつ、その取り付けが容易になされる。
基体がその平面位置における大きさを有底筒体の大きさに対応して可変とされ、補助体として有底筒体の大きさに対応して大きさの異なるものが選択使用されることで、平面大きさが異なる有底筒体に対しての使用可能となる。
基体と補助体との間に、長さ補充体が介装される構成とされることで、より長い有底筒体への使用が可能となる。
この考案の有底筒体の保持装置によれば、橋脚等のコンクリート建造物の上面への深さの異なる縦孔の形成が、容易に、かつ、安定した構造により可能となり、これにより多種類の有底筒体の保持装置を用意しなくてすむことで、製造コストや保管スペースの面での問題も解消される。
図1は有底筒体の保持装置の外観を示し、図2は図1のA−A部における水平断面構成を示す。保持装置1は全体が金属構成で、基体2の下部に長さ補充体3が取り付けられ、さらに、その下部に補助体4が取り付けられて構成されている。
基体2は支持柱体6と3個のガイド片8とからなり、支持柱体6は上部の円板10とその下面から延び出す3枚の縦長の支持プレート12とからなり、ガイド片8は縦長の被支持プレート14とその外端に沿って取り付けられた湾曲形状のガイド面部16とから構成されている。
支持柱体6の円板10には2個の取り付け孔11が設けられ、支持プレート12は上端が溶接固定されて円板10に固定され、支持プレート12のそれぞれはその間の角を120°とするように配置されており、その下端には方形の連結板15が溶接固定されている。連結板15には一対の取り付け孔33が設けられるとともに、その間の両側下面には位置決めボス31のそれぞれが突出形成され、上面の取り付け孔33のそれぞれに対応する位置にはナット34のそれぞれが固着されている(図4、図5参照)。
図3に示すように、支持柱体6の支持プレート12のそれぞれには上、中、下の高さ位置に内側から外側に斜め方向に取り付け孔17が3個づつ設けられ、これに対しガイド片8それぞれの被支持プレート14のそれぞれにはその内端近傍の上、中、下の高さ位置に取り付け孔19が1個づつ設けられている。支持柱体6へのガイド片8の取り付けは、支持プレート12の内側から外側に位置する3個の取り付け孔17において選択された取り付け孔17に被支持プレート14の取り付け孔19が合されてボルト20により固定される。支持プレート12の被支持プレート14と相対する側と逆側の面には、取り付け孔17それぞれに対応する位置にナット21のそれぞれが固着されている。この実施形態においては、支持プレート12における最も内側の取り付け孔17のそれぞれが使用されてガイド片8のそれぞれが取り付けられ、これにより基体2周面が形成する円形の直径寸法は、例えば、175mmと最小とされている。
上記の支持柱体6へのガイド片8の取り付けは、支持プレート12面に被支持プレート14面が当接されて行われるので、取り付け孔17と取り付け孔19との位置合わせ、位置合わせした状態を保ちながらのボルト20の装着が容易になされる。また、支持プレート12と被支持プレート14との面どうしの接合により強固な取り付け構造が実現され、これによりガイド片8が安定配置されることで、保持装置1の使用に際し有底筒体の内面のガイド片8による強固な支持が可能となる。
長さ補充体3は、図4、図5に示すように、上面板40と下面板41とが一対の連結部43で連結固定されて構成され、上面板41には、上記基体2の連結板15の取り付け孔33と位置決めボス31とのそれぞれに対応する一対の取り付け孔45と2個の位置決め穴46とが設けられている。また、下面板41には一対の取り付け孔48が設けられるとともに、その間の両側下面には位置決めボス47のそれぞれが突出形成されている。長さ補充体3は基体2の連結板15の下面に、上面板41の位置決めボス31それぞれが位置決め穴46それぞれに嵌合する状態において取り付け孔33と取り付け孔45とにおいてボルト22により固定され取り付けられている。
補助体4は円筒部78の上面開口に円形の上面板70が固着されて形成され、上面板70には一対の取り付け孔71が設けられるとともに、その間の両側には位置決め穴72のそれぞれが設けられ、取り付け孔71それぞれの下面側にはナット74が固着されている。補助体4は長さ補充体3の下面板41の下面に、位置決めボス47それぞれが位置決め穴72それぞれに嵌合する状態において取り付け孔48と取り付け孔71とにおいてボルト79により固定され取り付けられている。この実施形態においては、補助体4として円筒部78の直径寸法が、例えば、175mmと最小のものを使用している。
図6は上記保持装置1の使用状態を示す。保持装置1は型枠100の上部に架け渡される枠材101から垂下される2本の取り付けボルト102に円板10が固定されて型枠100内に吊り下げ配置される。この保持装置1に下方から縦孔を形成するための有底筒体110が嵌め込まれて装着され、ガイド片8それぞれの上部周面に外嵌固定された固定具105から下方に延び出す固定端106部分において、固定ネジ107で有底筒体110面がガイド片8の上部周面に押し付け固定されることで有底筒体110は保持されている。
この状態において基体2のガイド片8のガイド面部16のそれぞれと補助体4の円筒部78との外周面のそれぞれが有底筒体110の内周面に当接状態となり、これにより有底筒体110はその全体が支持されることで型枠100内に安定配置される。型枠100内にコンクリートが充填固化された後に固定具105が外されることで保持装置1は上方に引き抜いて取り出され、有底筒体110はコンクリート内に残ってそこに縦孔が形成される。
以下、上記保持装置1の使用に際しての有底筒体110の大きさ変化への対応構成について説明する。上記実施形態の保持装置1は、支持プレート12における最も内側の取り付け孔17のそれぞれが使用されたことで基体2周面が形成する円形の直径寸法が小さくされ、これに対応して補助体4としても円筒部78の直径寸法が小さいものを使用していて、細い径の有底筒体110に使用される。支持プレート12の外側の取り付け孔17を適宜選択使用し、これに対応して円筒部78の直径寸法が大きい補助体4aを適宜選択使用することで、太い径の有底筒体110への使用が行われる。また、上記実施形態の保持装置1は、基体2に長さ補充体3と補助体4とが取り付けられて長尺の有底筒体110に使用されるが、有底筒体110の長さに対応して、基体2のみにおいて、基体2に補助体4を直接取り付けることにより適宜短くして使用することができる。
1 有底筒体の保持装置
2 基体
3 長さ補充体
4 補助体
110 有底筒体
100 型枠
2 基体
3 長さ補充体
4 補助体
110 有底筒体
100 型枠
Claims (4)
- コンクリート建造物上面に縦孔を形成するべく型枠内に配置される有底筒体を保持するための有底筒体の保持装置であり、
周面が前記有底筒体の内周面に沿って位置するように、前記型枠内に垂直方向に配置される基体と、
前記基体の下端側に取り外し可能に取り付けられ、周面が前記有底筒体の内周面に沿って位置するように、前記型枠内に垂直方向配置される補助体と、
からなることを特徴とする有底筒体の保持装置。 - 前記補助体が筒形態である請求項1記載の有底筒体の保持装置。
- 前記基体がその平面位置における大きさを前記有底筒体の大きさに対応して可変とされ、前記補助体として前記有底筒体の大きさに対応して大きさの異なるものが選択使用される請求項1または2記載の有底筒体の保持装置。
- 前記基体と前記補助体との間に、長さ補充体が介装される請求項1記載の有底筒体の保持装置。
Priority Applications (1)
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JP2017001396U JP3210786U (ja) | 2017-03-12 | 2017-03-12 | 有底筒体の保持装置 |
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