JP3210743B2 - 板材懸垂挟持具及び板材の搬送方法 - Google Patents

板材懸垂挟持具及び板材の搬送方法

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JP3210743B2
JP3210743B2 JP26684592A JP26684592A JP3210743B2 JP 3210743 B2 JP3210743 B2 JP 3210743B2 JP 26684592 A JP26684592 A JP 26684592A JP 26684592 A JP26684592 A JP 26684592A JP 3210743 B2 JP3210743 B2 JP 3210743B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G49/00Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for
    • B65G49/05Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles
    • B65G49/06Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles for fragile sheets, e.g. glass
    • B65G49/061Lifting, gripping, or carrying means, for one or more sheets forming independent means of transport, e.g. suction cups, transport frames

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  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Discharge By Other Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば板ガラス等の
板材を保管場所の立掛け置台に搬入したり、他の場所の
立掛け置台に受け渡す板材懸垂挟持具及び板材の搬送方
法、特に移載能率の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外形寸法が大きく重量のある板材、例え
ば板ガラスを保管するときには、同一寸法の複数枚の板
ガラスを1ユニットとし、1ユニットずつパッキンを挾
んで保管場所の立掛け置台に立て掛けて保管している。
この保管している板ガラスを他の場所に搬送する場合
は、必要な寸法の板ガラスを保管場所の立掛け置台から
搬送用の立掛け置台に順次移載している。
【0003】この立て掛けられた板ガラスを移載する場
合は、例えば特開昭50−49314号公報や特開昭52−14596
0号,実開平1−111681号公報に開示されているよう
に、懸垂挾持具等を使用して板ガラスを1ユニットずつ
挾持して吊り上げ、所定の位置に移動したり、例えば特
開平1−162649号に開示されているように垂直に吊り下
げたフレ-ムに取り付けた吸着装置で板ガラスを1枚ず
つ吸着して所定の位置に移動している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように懸垂挾持
具を使用する場合は、立て掛けられている板ガラスを2
人の作業者で手動のハンドリングにより懸垂挾持具で挾
持させる必要がある。しかしながら、ガラスユニット間
の間隔が狭くかつガラスの表面が滑らかである等の理由
で短時間に確実かつ安全にハンドリングするためには、
作業者にかなりの熟練を要していた。特に異なるサイズ
が混在して立て掛けられている場合にはハンドリングが
容易でなく、多くの時間がかかった。
【0005】また、板ガラスを吸着して移載する場合に
は、1枚ずつしか移載できないため、移載に多くの時間
がかかり、多くの板ガラスを移載するときの作業能率が
非常に悪かった。
【0006】この発明はかかる短所を解決するためにな
されたものであり、立て掛けられている板ガラス等の板
材を安全,確実に移載するとともに短時間で移載するこ
とができる板材懸垂挟持具及び板材の搬送方法を得るこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る板材懸垂
挟持具は、固定フレ−ムと傾動フレ−ムと下部ア−ムと
上部ア−ムとを有し、固定フレ−ムは板材を搬送するも
のであり、横行トロリの旋回軸に昇降自在に取り付けら
れ、傾動フレ−ムは板材を立掛け置台に所定角度で立て
掛け、立て掛けてある板材を起すものであり、下端部は
固定フレ−ムの両端下部に回転自在に支持され、上端部
は固定フレ−ムに傾動機構を介して連結され、下部ア−
ムは複数の板材の下端部を保持するものであり、先端部
に上向きの突出部を有し、固定フレ−ムの両端下端部に
取付けられ、上部ア−ムは複数の板材の上端部を保持す
るものであり、先端部に下向きの突出部を有し、傾動フ
レ−ムの両端部に昇降自在に取付られたことを特徴とす
る。
【0008】上記傾動フレ−ムの上端部を固定フレ−ム
に連結する傾動機構を固定フレ−ムに対して旋回自在に
取り付けると良い
【0009】また、下部ア−ムを固定フレ−ムに対して
前後動自在に取り付け、上部ア−ムを傾動フレ−ムに対
して前後動自在に取り付けることが好ましい。
【0010】さらに、下部ア−ムと上部ア−ムに、隣接
する板材のユニットの下端部と上端部にある間隙の位置
を検出する間隙検出手段を有することが望ましい。
【0011】この間隙検出手段が下部ア−ムと上部ア−
ムの前進方向に対して垂直な面内で回動するとともに下
部ア−ムと上部ア−ムの前後方向に対して回動する回転
ア−ムと、回転ア−ムの回転位置を検出する回転位置検
出センサと、回転ア−ムの前後方向の傾動位置を検出す
る位置検出センサとを有することが好ましい。
【0012】この発明に係る板材の搬送方法は、上記板
材懸垂挟持具を使用し、側壁に板材を所定角度で立掛け
る立掛け面を有し、底面の置き台に板材懸垂挟持具の下
部ア−ムの先端部に上向きに突出した支持部を挿入する
溝を有する立掛け置台に、1ユニット毎に傾斜して立て
掛けられた板材を搬送する板材の搬送方法であって、立
掛け置台の底面の置き台に設けた溝に板材懸垂挟持具の
下部アームの先端支持部を挿入して、立て掛けられた板
材の下端部に位置決めし、立て掛けられた板材の表面傾
斜面を板材懸垂挟持具の傾動フレ−ムで抑えながら板材
の1ユニットの上端部を板材懸垂挟持具の上部ア−ムの
保持部で挾み込んで保持し、傾動フレ−ムを移動して上
端部を保持した板材の1ユニットを垂直に引き起こし、
引き起こした板材の1ユニットの下端部を板材懸垂挟持
具の下部アームの支持部で挾み込んで支持して搬送する
ことを特徴とする。
【0013】
【作用】この発明においては、固定フレ−ムを移動して
下部ア−ムの先端支持部を立掛け置台に立て掛けられた
隣接する板材のユニットの下端部にある間隙の位置に移
動する。この状態で傾動機構により傾動フレ−ムを所定
角度傾け、傾動フレ−ムを立て掛けた板材の傾斜に合わ
せる。上部ア−ムを下降させて、上部ア−ムの先端保持
部と傾動フレ−ムとの間に板材の1ユニットの上端部を
挾み込む。傾動フレ−ムを垂直に戻し、板材の1ユニッ
トを傾動フレ−ムに沿わせた状態で保持する。傾動フレ
−ムと上部ア−ム間で板材の1ユニットの上部を保持し
た状態で固定フレ−ムを横行トロリで上昇させ、下部ア
−ムの支持部で板材の1ユニットの下部を支持する。そ
の後、固定フレ−ムを移動して板材の1ユニットを所定
の位置に搬送する。所定の位置に搬送したら固定フレ−
ムを下降して板材の1ユニットの下部を移載位置の立掛
け置台にあずける。その後、傾動フレ−ムを所定角度傾
けて板材の1ユニットを傾けてから上部ア−ムを上昇さ
せ、傾動フレ−ムを垂直に戻し、下部ア−ムを板材の下
部から引出して板材の1ユニットを所定位置に移載する
動作を完了する。
【0014】この板材を保持するときに、傾動機構を固
定フレ−ムに対して旋回自在にすることにより、板材が
左右に傾いて立て掛けてあった場合でも、傾動フレ−ム
を板材に完全に沿わせることができる。
【0015】また下部ア−ムを固定フレ−ムに対して前
後動自在に取り付け、上部ア−ムを傾動フレ−ムに対し
て前後動自在に取り付けることにより、板材の1ユニッ
トの厚さが異なることに対処するとともに、傾動フレ−
ムとの間に確実に板材を挾み込む。
【0016】さらに、下部ア−ムと上部ア−ムに設けた
間隙検出手段で隣接する板材のユニットの下端部と上端
部にある間隙の位置を検出し、下部ア−ムの支持部と上
部ア−ムの保持部を正確に隣接する板材のユニットの間
挿入する。
【0017】この隣接する板材のユニットの下端部と上
端部にある間隙の位置を検出するときに、回転ア−ムが
所定の位置まで回転することを回転位置検出センサで確
認した後、下部ア−ム,上部ア−ムを後退させて回転ア
−ムが立て掛けられている板材の1ユニットに当たった
ことを位置検出センサで検出して板材の1ユニットの後
面位置を検出することにより、磁気センサ等各種センサ
が使用できないガラスや木材等の板材の隣接する板材の
下端部と上端部の間隙の位置も検出できる。
【0018】
【実施例】図1,図2はこの発明の一実施例を示し、図
1は正面図、図2は側面図である。図に示すように、
材懸垂挟持具1は固定フレ−ム2と傾動フレ−ム3と下
部ア−ム4と上部ア−ム5とを有する。
【0019】固定フレ−ム2は下部が開口したほぼ逆U
字形の枠体からなり、横行トロリ(不図示)の旋回軸に
ガイド6と伸縮継手7を介して取り付けられ、横行トロ
リに取り付けられたクレ−ンにワイヤ8で連結されてい
る。傾動フレ−ム3も下部が開口したほぼ逆U字形の枠
体からなり、左右両端の下端部が固定フレ−ム2の両端
下部に軸受9を介して支持され、上端部は固定フレ−ム
2に取り付けた傾動機構10に連結されている。
【0020】傾動機構10は、図3の側面断面図と図4
の背面断面図に示すように、固定フレ−ム2の上部に鉛
直軸11で水平方向に回動自在に取り付けられた支持枠
12と、支持枠12に水平軸13で垂直方向に回動自在
に取り付けられたホルダ14と、ホルダ14に取り付け
られたサ−ボモ−タ15と、サ−ボモ−タ15にギヤ群
とナットを介して連結された駆動ねじ16とを有する。
この駆動ねじ16の先端部と傾動フレ−ム3の上端中央
部に回動自在に取り付けられた係止部17が軸18で連
結している。
【0021】下部ア−ム4は、図5の断面図に示すよう
に、スライドベ−ス21の先端部に上向きに突出した支
持部22と、スライドベ−ス21を滑動させる案内部2
3と、スライドベ−ス21に取り付けられたガイドナッ
ト24に連結された送りねじ25と、送りねじ25を回
転するサ−ボモ−タ26と、送りねじ25に駆動を伝達
する駆動伝達部27とを有し、固定フレ−ム2の両端下
端部に取付けられている。
【0022】また、スライドベ−ス21内には、図6の
断面図と図7のA矢視図に示すように間隙検出手段28
が設けられている。間隙検出手段28は例えばエア−モ
−タ等からなる駆動モ−タ29と、駆動モ−タ29に軸
継手30を介して連結された回転軸31と、回転軸31
に軸32を介してスライドベ−ス21のスライド方向の
前方に回動自在に取り付けられ、かつ水平方向から鉛直
方向の上部に回動する回転ア−ム33と、回転ア−ム3
3を回転軸31の方向に対して付勢するスプリング34
と、回転ア−ム33が図5に示すように垂直方向に回動
したときの位置を検出する回転位置検出センサ35と、
垂直方向に回動した状態の回転ア−ム33が立て掛けら
れている板材の1ユニットの後面に当たり傾いたことを
検出して、板材の1ユニットの後面位置を検知する後面
位置検出センサ36とを有する。
【0023】上部ア−ム5は先端部に下向きに突出した
保持部37を有し、保持部37は下部ア−ム4の支持部
22と同様にサ−ボモ−タ38により前後動するスライ
ドベ−スに取り付けられている。上部ア−ム5のスライ
ドベ−ス内には下部ア−ム4のスライドベ−ス21内に
設けたと同じ間隙検出手段28が設けられている。但
し、上部ア−ム5の間隙検出手段28には水平方向から
鉛直方向の下部に回動する回転ア−ム39を有する。
【0024】この上部ア−ム5は傾動フレ−ム3の両端
フレ−ムに昇降自在に取付られ、昇降用のサ−ボモ−タ
40に連結された送りねじ41の回転により上昇,下降
できるようになっている。
【0025】上記のように構成された板材懸垂挟持具1
により、例えば図8に示すように、側壁には板材を所定
角度で立掛ける立掛け面を有し、底面の置き台には板材
懸垂挟持具1の下部ア−ム4の先端部に上向きに突出し
た支持部22を挿入する溝45を有する保管場所の立掛
け置台42に、同一寸法の複数枚の板ガラスを1ユニッ
トずつパッキンを挾んで所定間隔をおいて複数ユニット
保管している板ガラスを1ユニット43毎に搬送用の立
掛け置台44に移載するときの動作を説明する。
【0026】まず、固定フレ−ム2を吊り下げた横行ト
ロリにより板材懸垂挟持具1を移動する。次ぎに傾動フ
レ−ム3側を搬送する板ガラスの前面にした状態で固定
フレ−ム2を横行トロリに設けられたクレ−ンで立掛け
置台42の位置を検出するまで下降させる。その後、立
掛け置台42の溝45の位置を検出しながら固定フレ−
ム2を前進させ、搬送する板ガラスの前面の所定の位置
に配置する。
【0027】次ぎに下部ア−ム4の間隙検出手段28の
回転ア−ム33を水平にした状態で前後動用のサ−ボモ
−タ26を駆動して先端支持部22を前進させ、立掛け
置台42の溝45に所定距離挿入して固定フレ−ム2を
位置決めする。
【0028】この状態で傾動機構10のサ−ボモ−タ1
5を駆動して駆動ねじ16を前進させて、傾動フレ−ム
3を立掛け置台42に立て掛けられたガラスユニット4
3の傾斜に合わせて傾ける。この傾動フレ−ム3をガラ
スユニット43の傾斜に合わせて傾けるときに、傾動機
構10が固定フレ−ム2に対して軸11で旋回自在に取
り付けられているから、ガラスユニット43が左右に傾
いて立て掛けてあっても、傾動フレ−ム3をガラスユニ
ット43に完全に沿わせることができる。このように傾
動フレ−ム3を傾けるとき、下部ア−ム4は、傾動フレ
−ム3には取り付けず固定フレ−ム2に取り付けてある
から、傾動フレ−ム3を傾けても下部ア−ム4は回動せ
ず、隣接するガラスユニット43の下端部の間隙を下部
ア−ム4を挿入するだけに必要な狭い間隔にすることが
できる。したがって立掛け置台42に多くのガラスユニ
ット43を立て掛けて保管することができる。
【0029】傾動フレ−ム3を所定角度傾けた後に、上
部ア−ム5の間隙検出手段28の回転ア−ム39を水平
方向にした状態で、上部ア−ム5の昇降用のサ−ボモ−
タ40を駆動して、上部ア−ム5の保持部37がガラス
ユニット43の上端部に接近する所定の位置まで下降さ
せる。上部ア−ム5が所定の位置まで下降したら、前後
動用のサ−ボモ−タ38を駆動して上部ア−ム5を前進
させる。そして回転ア−ム39を鉛直方向の下方向に回
動させる。回転ア−ム39を回動したときに、保持部3
7が隣接するガラスユニット43の上端部の間隙の位置
にないときは、回転ア−ム39がガラスユニット43の
上部に当る。このときは回転位置検出センサ35で回転
ア−ム39が所定角度回動したことを検出しないから、
保持部37が隣接するガラスユニット43の上端部の間
隙の位置にないことを検知することができる。
【0030】このような場合には回転ア−ム39を水平
に戻し、サ−ボモ−タ38を駆動して上部ア−ム5を一
定量前進させた後、再び回転ア−ム39を回動する。そ
して回転ア−ム39がガラスユニット43の上部に当ら
ずにほぼ鉛直方向まで回動したことを回転位置検出セン
サ35で検出するまで繰返して上部ア−ム5を前進させ
る。回転位置検出センサ35で回転ア−ム39が隣接す
るガラスユニット43の上端部の間隙に入り込み完全に
下向きになったことを検出したら、その状態で前後動用
のサ−ボモ−タ38を逆転して上部ア−ム5を後退させ
る。上部ア−ム5の後退により回転ア−ム39がガラス
ユニット43の後面にぶつかり前方に傾き、後面検出セ
ンサ36で一定量傾いたことを検出し、ガラスユニット
43の後面位置を検知したら上部ア−ム5の後退を停止
し、回転ア−ム39を水平状態に戻す。そして保持部3
7でガラスユニット43の上端部を挾み込むまで上部ア
−ム5を下降させ、図9の側面図に示すように、傾動フ
レ−ム3と保持部37の間でガラスユニット43の上端
部を保持する。
【0031】その後、傾動機構10のサ−ボモ−タ15
を駆動して駆動ねじ16を後退させ、傾動フレ−ム3を
垂直に戻して、立て掛けてあるガラスユニット43を引
き起こす。このガラスユニット43を引き起こすとき
に、ガラスユニット43の下端部を立掛け置台42にあ
ずけた状態で上端部を傾動フレ−ム3と上部ア−ム5で
挾み込んで引き起こすから、安定してガラスユニット4
3を引き起こすことができる。
【0032】傾動フレ−ム3を垂直に戻した後、下部ア
−ム4の間隙検出手段28の回転ア−ム33を鉛直方向
の上方向に回動させ、回転ア−ム33が鉛直方向の上方
向に回動するまでサ−ボモ−タ26を駆動して下部ア−
ム4を前進させる。そして回転位置検出センサ35で回
転ア−ム33が隣接するガラスユニット43の下端部の
間隙に入り込み完全に上向きになったことを検出した
ら、その状態でサ−ボモ−タ26を逆転して下部ア−ム
4を後退させる。この下部ア−ム4の後退により回転ア
−ム33がガラスユニット43の後面にぶつかり、後面
検出センサ36で下部ア−ム4が一定量傾いたことを検
出してガラスユニット43の後面位置を検知し、下部ア
−ム4の支持部22を隣接するガラスユニット43の下
端部の間隙の位置に位置決めしたら下部ア−ム4の後退
を停止し、回転ア−ム33を水平状態に戻す。
【0033】下部ア−ム4の支持部22を隣接するガラ
スユニット43の下端部の間隙の位置に位置決めした
後、固定フレ−ム2を上昇させ、両端の支持部22でガ
ラスユニット43の下部を支持する。
【0034】このようにしてガラスユニット43を傾動
フレ−ム3と上部ア−ム5の保持部37と下部ア−ム4
の支持部22との間に挾み込んで支持するときに、回転
ア−ム33,39を有する間隙検出手段28で隣接する
ガラスユニット43の下端部と上端部の間隙を検出する
から、下部ア−ム4の支持部22と上部ア−ム5の保持
部37を隣接するガラスユニット43の下端部と上端部
の間隙に正確に位置決めすることができる。また、回転
ア−ム33,39を有する間隙検出手段28で隣接する
ガラスユニット43の下端部と上端部の間隙の位置を検
出するから、磁気センサ等が使用できない板ガラスのす
きまの位置も精度良く検出することができる。
【0035】ガラスユニット43を傾動フレ−ム3と上
部ア−ム5の保持部37,下部ア−ム4の支持部22と
の間に挾み込んで支持した後、固定フレ−ム2をクレ−
ンで引上げながら、横行トロリで搬送用の立掛け置台4
4の位置まで搬送する。
【0036】固定フレ−ム2を搬送用の立掛け置台44
の位置まで搬送したのち下降させ、ガラスユニット43
の下端部を立掛け置台44にあずける。そして下部フレ
−ム4がガラスユニット43の下端部から離れた状態で
傾動フレ−ム3を所定角度傾けてガラスユニット43の
後面をスペ−サにあずけてから、上部ア−ム5を上昇さ
せガラスユニット43の上端部から離し、上部ア−ム5
と下部ア−ム4を後退させ、ガラスユニット43の移載
を完了する。このようにして複数枚の板ガラスからなる
ガラスユニット43を1回で搬送するから、板ガラスを
効率良く搬送用の立掛け置台44に移載できる。
【0037】その後、次ぎのガラスユニット43の移載
のために板材懸垂挟持具1を移動し上記動作を繰り返
す。
【0038】なお、上記実施例はサ−ボモ−タと送りね
じ等で下部ア−ム4や上部ア−ム5,傾動機構10の前
後動等を行なう場合について説明したが、エアシリンダ
やチェン駆動機構により下部ア−ム4等の前後動等を行
なうようにしても良い。
【0039】また、上記実施例は立て掛けたガラスユニ
ット43を移載する場合について説明したが、立て掛け
た木材等他の板材も同様にして移載することができる。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上説明したよう、立て掛け
た板材の1ユニットを傾動フレ−ムに沿わせた状態で上
部ア−ムの保持部で挾み込むようにしたから、板材を簡
単に引き起こすことができる。
【0041】また、板材の1ユニットを傾動フレ−ム
と、下部ア−ムの支持部,上部ア−ムの保持部で挾み込
で固定して搬送するから、安全,確実に板材の1ユニッ
トを搬送することができる。
【0042】さらに、複数枚の板材のユニットを1回で
搬送することができるから、板材の移載時間を大幅に短
縮することができる。
【0043】また、立て掛けた板材を保持するときに、
傾動フレ−ムの上端部を固定フレ−ムに連結する傾動機
構を固定フレ−ムに対して旋回自在にすることにより、
板材が左右に傾いて立て掛けてあった場合でも、傾動フ
レ−ムを板材に完全に沿わせることができ、安定して板
材を保持することができる。
【0044】また、下部ア−ムと上部ア−ムを前後動自
在にすることにより、厚さが異なる板材のユニットを傾
動フレ−ムとの間に確実に挾み込むことができる。
【0045】さらに、下部ア−ムと上部ア−ムに設けた
間隙検出手段で隣接する板材の下端部と上端部の間隙の
位置を検出することにより、下部ア−ムの支持部と上部
ア−ムの保持部を正確に隣接する板材の下端部と上端部
の間隙に挿入することができ、確実に板材を保持するこ
とができる。
【0046】この隣接する板材の下端部と上端部の間隙
位置を検出するときに、回転ア−ムが所定の位置まで
回転することを確認した後、下部ア−ムと上部ア−ムを
後退させて回転ア−ムが立て掛けられている板材の1ユ
ニットに当たったことを検出して板材の1ユニットの後
面位置を検出することにより、磁気センサ等が使用でき
ないガラスや木材等の隣接する板材の下端部と上端部の
間隙の位置も正確に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す正面図である。
【図2】上記実施例の側面図である。
【図3】傾動機構の側面断面図である。
【図4】傾動機構の背面断面図である。
【図5】下部ア−ムの断面図である。
【図6】間隙検出手段の断面図である。
【図7】図6のA矢視図である。
【図8】上記実施例の動作を示す説明図である。
【図9】ガラスユニットの保持状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
板材懸垂挟持具 2 固定フレ−ム 3 傾動フレ−ム 4 下部ア−ム 5 上部ア−ム 10 傾動機構 28 間隙検出手段 35 回転位置検出センサ 36 後面検出センサ
フロントページの続き (72)発明者 小室 泰生 神奈川県横浜市鶴見区末広町一丁目1番 地 旭硝子株式会社 京浜工場内 (72)発明者 多田 利光 東京都千代田区丸の内二丁目1番2号 旭硝子株式会社内 (72)発明者 衛藤 信一郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 伊丹 孝之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 竹内 春樹 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 49/06 B66C 1/42

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定フレ−ムと傾動フレ−ムと下部ア−
    ムと上部ア−ムとを有し、固定フレ−ムは板材を搬送す
    るものであり、横行トロリの旋回軸に昇降自在に取り付
    けられ、傾動フレ−ムは板材を立掛け置台に所定角度で
    立て掛け、立て掛けてある板材を起すものであり、下端
    部は固定フレ−ムの両端下部に回転自在に支持され、上
    端部は固定フレ−ムに傾動機構を介して連結され、下部
    ア−ムは複数の板材の下端部を保持するものであり、先
    端部に上向きに突出した支持部を有し、固定フレ−ムの
    両端下端部に取付けられ、上部ア−ムは複数の板材の上
    端部を保持するものであり、先端部に下向きに突出した
    保持部を有し、傾動フレ−ムの両端部に昇降自在に取付
    られたことを特徴とする板材懸垂挟持具
  2. 【請求項2】 傾動フレ−ムの上端部を固定フレ−ムに
    連結する傾動機構が固定フレ−ムに旋回自在に取り付け
    られた請求項1記載の板材懸垂挟持具
  3. 【請求項3】 下部ア−ムが固定フレ−ムに対して前後
    動自在に取り付けられた請求項1又は2記載の板材懸垂
    挟持具
  4. 【請求項4】上部ア−ムが傾動フレ−ムに対して前後動
    自在に取り付けられた請求項1,2又は3記載の板材懸
    垂挟持具
  5. 【請求項5】 下部ア−ムと上部ア−ムに、隣接する板
    材のユニットの下端部と上端部にある間隙の位置を検出
    する間隙検出手段を有する請求項3又は4記載の板材懸
    垂挟持具
  6. 【請求項6】 間隙検出手段が下部ア−ムと上部ア−ム
    の前進方向に対して垂直な面内で回動するとともに下部
    ア−ムと上部ア−ムの前後方向に対して回動する回転ア
    −ムと、回転ア−ムの回転位置を検出する回転位置検出
    センサと、回転ア−ムの前後方向の傾動位置を検出する
    位置検出センサとを有する請求項5記載の板材懸垂挟持
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の板材
    懸垂挟持具を使用し、側壁に板材を所定角度で立掛ける
    立掛け面を有し、底面の置き台に板材懸垂挟持具の下部
    ア−ムの先端部に上向きに突出した支持部を挿入する溝
    を有する立掛 け置台に、1ユニット毎に傾斜して立て掛
    けられた板材を搬送する板材の搬送方法であって、 立掛け置台の底面の置き台に設けた溝に板材懸垂挟持具
    の下部アームの先端支持部を挿入して、立て掛けられた
    板材の下端部に位置決めし、立て掛けられた板材の表面
    傾斜面を板材懸垂挟持具の傾動フレ−ムで抑えながら板
    材の1ユニットの上端部を板材懸垂挟持具の上部ア−ム
    の保持部で挾み込んで保持し、傾動フレ−ムを移動して
    上端部を保持した板材の1ユニットを垂直に引き起こ
    し、引き起こした板材の1ユニットの下端部を板材懸垂
    挟持具の下部アームの支持部で挾み込んで支持して搬送
    する ことを特徴とする板材の搬送方法。
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