JP3210469U - 立体キルト式掛け布団 - Google Patents

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Abstract

【課題】充分な保温性を確保でき、しかも使用時に温度むらが生じにくい立体キルト式掛け布団を提供する。【解決手段】立体キルト式掛け布団100は、表側に配置される表布地10と、表布地10に対面して、使用者の身体側に配置され、表布地10との間に、平面視においてマトリックス状に配列される複数の袋状部40を構成するように、表布地10に縫い付けられている裏布地20と、各々の袋状部40に充填されている羽毛30と、を備える。各々の袋状部40が、平面視において四角形をなしている。各々の袋状部40の平面視における角部分CPに、表布地10と裏布地20のうち一方の布地が他方の布地から立ち上がったマチ部21が、一方の布地によって構成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、立体キルト式掛け布団に関する。
特許文献1に開示されるように、相対向して配置される表布地と裏布地とを、両者によって複数の袋状部が構成されるように縫い合わせ、かつ各々の袋状部に羽毛を充填してなる立体キルト式掛け布団が知られている。各々の袋状部は、平面視で四角形をなす。
特開2006−296480号公報
上記従来の立体キルト式掛け布団においては、各々の袋状部の平面視における四隅部分に、充分な量の羽毛を行き渡らせることが難しい。つまり、各々の袋状部の平面視における四隅部分の羽毛の充填量が、同袋状部の平面視における中央部分に比べて著しく少ない状態となりがちである。このため、保温性が充分であるとは言いがたく、また使用時に温度むらが生じやすい。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、充分な保温性を確保でき、しかも使用時に温度むらが生じにくい立体キルト式掛け布団を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の第1の観点に係る立体キルト式掛け布団は、
表側に配置される表布地と、
前記表布地に対面して、使用者の身体側に配置され、前記表布地との間に、平面視においてマトリックス状に配列される複数の袋状部を構成するように、前記表布地に縫い付けられている裏布地と、
各々の前記袋状部に充填されている保温材と、
を備え、
各々の前記袋状部が、平面視において四角形をなしており、
各々の前記袋状部の平面視における角部分に、前記表布地と前記裏布地のうち一方の布地が他方の布地から立ち上がったマチ部が、前記一方の布地によって構成されている。
本考案の第2の観点に係る立体キルト式掛け布団は、
表側に配置される表布地と、
前記表布地に対面して、使用者の身体側に配置される裏布地と、
前記表布地と前記裏布地との間に介在して両者に縫合され、前記表布地と前記裏布地との間に間隔を確保する高さを有し、前記表布地及び前記裏布地と共に、平面視においてマトリックス状に配置される複数の袋状部を構成するマチ布と、
各々の前記袋状部に充填されている保温材と、
を備え、
各々の前記袋状部が、平面視において四角形をなしており、
各々の前記袋状部の平面視における角部分に、前記表布地と前記裏布地のうち一方の布地が前記マチ布から立ち上がったマチ部が、前記一方の布地によって構成されている。
前記マチ部が、前記裏布地によって構成されていてもよい。
前記マチ部が、タックによって構成されていてもよい。
本考案の第1及び第2の観点に係る立体キルト式掛け布団によれば、各々の袋状部の平面視における角部分に、表布地と裏布地のうち一方の布地が立ち上がったマチ部が構成されているため、角部分にも保温材を充分に行き渡らせることができる。このため、充分な保温性を確保でき、しかも使用時に温度むらが生じにくい。
(A)は実施形態1に係る立体キルト式掛け布団の表側の外観を示す斜視図、(B)は同立体キルト式掛け布団の身体側の外観を示す斜視図。 (A)は図3(A)のX−X線の位置における断面図、(B)は図3(B)のY−Y線の位置における断面図。 (A)は実施形態1に係る立体キルト式掛け布団の袋状部を示す底面図、(B)は比較例に係る立体キルト式掛け布団の袋状部を示す底面図。 (A)は実施形態1に係る立体キルト式掛け布団の身体側における袋状部を示す写真、(B)は同身体側において4つの袋状部が隣接する部分を拡大して示す写真。 実施形態1に係る立体キルト式掛け布団の袋状部を示す概念図。 実施形態2に係る立体キルト式掛け布団のマチ布を示す斜視図。 実施形態2に係る立体キルト式掛け布団の断面図。
以下、図面を参照し、本考案の一実施形態に係る立体キルト式掛け布団について説明する。図中、同一又は対応する部分に同一の符号を付す。
[実施形態1]
図1(A)に示すように、本実施形態に係る立体キルト式掛け布団100は、表側に配置される表布地10と、表布地10に対面して、使用者の身体側に配置される裏布地20とを備える。裏布地20は、表布地10との間に、複数の袋状部40を構成するように、表布地10に縫い付けられている。袋状部40は、平面視においてマトリックス状に配列されている。各々の袋状部40は、平面視で四角形をなしている。
図1(B)に示すように、袋状部40の、使用者の身体側への膨らみは、同袋状部40の表側への膨らみよりも大きい。なお、図1(A)及び(B)には、袋状部40が長さ方向に6行、幅方向に5列配列された構成を例示するが、袋状部40の配列数は特に限定されない。
図2(A)に示すように、本実施形態においては、裏布地20は、いわゆるマチ布を介することなく、直接に表布地10に縫い付けられている。また、各々の袋状部40には、保温材としての羽毛30が充填されている。
なお、袋状部40に充填する保温材は、保温性を有するものであれば特に限定されない。保温材として、羽毛30に代えて、又は羽毛30と共に、羽根、羊毛、真綿、木綿、及び化学繊維からなる群より選択される1種以上を用いることもできる。
表布地10は平坦に延在しており、裏布地20が表布地10に対してたるみをもたせて縫い付けられている。つまり、袋状部40は、図1(B)にも示したように、使用者の身体側に凸状に膨らんでいる。このため、使用時に、使用者の身体と立体キルト式掛け布団100との間に隙間が生じにくい。
そして、本実施形態に係る立体キルト式掛け布団100は、各々の袋状部40の平面視における角部分CPに、裏布地20が表布地10から使用者の身体側に立ち上がったマチ部21が、裏布地20によって構成されている点を最大の特徴としている。
以下、このマチ部21の意義を明らかにするために、まず比較例に係る構成について説明する。
図3(B)に示すように、比較例に係る立体キルト式掛け布団900は、個々の袋状部40’の、平面視において角部分と角部分とをつなぐ辺の中間部分に形成されたタックTK’を有する。
図2(B)に、図3(B)のY−Y線の位置における断面図を示す。図示のように、上述したタックTK’を形成したことで、表布地10’に対して裏布地20’にたるみをもたせることができ、袋状部40’の平面視における中央部分においては、充分な量の羽毛30’を確保できる。
しかし、袋状部40’の平面視における角部分CP’においては、表布地10’に対する裏布地20’のたるみを充分に確保することができず、角部分CP’における羽毛30’の充填量が、同袋状部40’の平面視における中央部分に比べて著しく少ない。また、使用に伴って、角部分CP’から中央部分へ羽毛30’が移動する偏りが生じやすい。このため、保温性が充分とは言いがたく、また使用時に温度むらが生じやすい。
以上説明した比較例をふまえ、以下、本実施形態に係る立体キルト式掛け布団100の説明に戻る。
図3(A)及び図4(A)に示すように、本実施形態に係る立体キルト式掛け布団100は、タックTKを有する点では比較例と共通するが、タックTKが、各々の袋状部40の平面視における角部分CPに形成されている点で、比較例とは異なる。各々のタックTKは、平面視において、袋状部40の対角線の方向に延びるように形成されている。
図4(B)に拡大して示すように、裏布地20を表布地10の面内方向に引っ張ったとき、4つの袋状部40の角部分CPが隣接する部分において、4つのタックTKが四つ葉のクローバ状を呈する。各々のタックTKは、袋状部40の内方に折込まれた折り込み部TKaを有する。なお、折り込み部TKaは、図2(A)にも示されている。
図5及び図2(A)に示すように、タックTKが、各々の袋状部40の平面視における角部分CPにおいて、裏布地20を表布地10から使用者の身体側に立ち上がらせるマチ部21を構成している。
このため、図2(B)に示した比較例とは異なって、角部分CPにおいても、表布地10に対する裏布地20のたるみを充分に確保できる。従って、角部分CPにも、充分な量の羽毛30を充填でき、また角部分CPから中央部分への羽毛30の移動が生じにくい。このため、本実施形態に係る立体キルト式掛け布団100によれば、充分な保温性を確保でき、しかも使用時に温度むらが生じにくい。
[実施形態2]
上記実施形態1では、裏布地20が表布地10に直接的に縫い付けられていたが、両者の間にマチ布を介在させてもよい。以下、その具体例について説明する。
図6に示すように、本実施形態2で用いるマチ布50は、帯状のマチテープ50a〜50iを、格子状に組んだ構造を有する。その格子の配列は、図1に示した袋状部40のマトリック状の配列と対応する。マチテープ50a〜50iの各々の幅方向は、マチ布50の高さ方向に等しい。
図7に示すように、本実施形態に係る立体キルト式掛け布団200は、マチ布50を上下から表布地10と裏布地20とで挟み、マチ布50と表布地10、及びマチ布50と裏布地20とを縫合した構成を有する。つまり、裏布地20は、マチ布50を介して表布地10に縫い付けられている。マチ布50が、表布地10及び裏布地20と共に、袋状部41を構成している。
各々の袋状部41の平面視における角部分CPに、裏布地20が使用者の身体側にマチ布50から立ち上がったマチ部21が、裏布地20によって構成されている。
本実施形態2に係る立体キルト式掛け布団200によれば、マチ布50を用いたことにより、実施形態1に係る立体キルト式掛け布団100よりも、マチ布50の高さの分だけ袋状部41の高さを高くできる。袋状部41の角部分CPの高さも、マチ布50の高さの分だけ高くなる。
このため、実施形態1に比べて、より多くの羽毛30を角部分CPに充填できる。このため、実施形態1に比べて、より充分な保温性を確保でき、しかも使用時の温度むらがいっそう生じにくい。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案はこれに限られない。上記実施形態1では、裏布地20を表布地10から立ち上がらせ、上記実施形態2では、裏布地20をマチ布50から立ち上がらせたが、表布地10を裏布地20又はマチ布50から、表側に立ち上がらせてもよい。
上記実施形態は、本考案を説明するためのものであり、本考案の範囲を限定するものではない。本考案の範囲は、実施形態ではなく、実用新案登録請求の範囲によって示される。実用新案登録請求の範囲内及びそれと同等の考案の意義の範囲内で施される様々な変形が、本考案の範囲内とみなされる。
10,10’…表布地、
20,20’…裏布地、
21…マチ部、
30,30’…羽毛(保温材)、
40,40’,41…袋状部、
50…マチ布、
50a〜50i…マチテープ、
100,200,900…立体キルト式掛け布団、
CP,CP’ …角部分、
TK,TK’…タック、
TKa…折り込み部。

Claims (4)

  1. 表側に配置される表布地と、
    前記表布地に対面して、使用者の身体側に配置され、前記表布地との間に、平面視においてマトリックス状に配列される複数の袋状部を構成するように、前記表布地に縫い付けられている裏布地と、
    各々の前記袋状部に充填されている保温材と、
    を備え、
    各々の前記袋状部が、平面視において四角形をなしており、
    各々の前記袋状部の平面視における角部分に、前記表布地と前記裏布地のうち一方の布地が他方の布地から立ち上がったマチ部が、前記一方の布地によって構成されている、
    立体キルト式掛け布団。
  2. 表側に配置される表布地と、
    前記表布地に対面して、使用者の身体側に配置される裏布地と、
    前記表布地と前記裏布地との間に介在して両者に縫合され、前記表布地と前記裏布地との間に間隔を確保する高さを有し、前記表布地及び前記裏布地と共に、平面視においてマトリックス状に配置される複数の袋状部を構成するマチ布と、
    各々の前記袋状部に充填されている保温材と、
    を備え、
    各々の前記袋状部が、平面視において四角形をなしており、
    各々の前記袋状部の平面視における角部分に、前記表布地と前記裏布地のうち一方の布地が前記マチ布から立ち上がったマチ部が、前記一方の布地によって構成されている、
    立体キルト式掛け布団。
  3. 前記マチ部が、前記裏布地によって構成されている、
    請求項1又は2に記載の立体キルト式掛け布団。
  4. 前記マチ部が、タックによって構成されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の立体キルト式掛け布団。
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