JPH0158964B2 - - Google Patents

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JPH0158964B2
JPH0158964B2 JP60131095A JP13109585A JPH0158964B2 JP H0158964 B2 JPH0158964 B2 JP H0158964B2 JP 60131095 A JP60131095 A JP 60131095A JP 13109585 A JP13109585 A JP 13109585A JP H0158964 B2 JPH0158964 B2 JP H0158964B2
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JP
Japan
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cloth
fabric
sewn
piece
lining
Prior art date
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JP60131095A
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JPS61288813A (ja
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Yoshio Suzuki
Emi Suzuki
Takahiro Suzuki
Hiroko Suzuki
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 表布と裏布の周縁部を接合し、全体を袋状とし
た内部に水鳥の羽毛、いわゆるダウンを充填する
羽毛ふとんには、内部に所定の高さの仕切布を設
け羽毛を充填するべき複数の独立した空間を形成
するものが知られている。
本発明はこのような立体キルト式の羽毛ふとん
の製造法に関するものである。
〔従来の技術〕
羽毛ふとんには羽毛を充填した後表布と裏布を
縫着する普通キルトと、ふとんの内部に所定の高
さの仕切布を設け、縦横碁盤目状の独立した空間
を形成し、ふとん全体がなるべく均一な厚みとな
るようにしたものが知られている。
また、ヨーロツパキルトと称し、複数箇所にお
いて表布と裏布を一定寸法のテープで連結する方
法も知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のヨーロツパキルトの羽毛ふとんでは、就
寝中に内部の羽毛が移動し、十分な保温効果が得
られない。
また、従来の立体キルト式の羽毛ふとんでは縦
横碁盤目状の独立した空間を形成する作業が困難
であるとともに、静的な状態でふとん全体が同じ
厚みとなるように作られており、これを使用する
場合、人体に掛る中央部とその側方とに同じ量の
羽毛が存在し、全体として必ずしも十分な保温効
果、換言すれば使用される高価な羽毛をより効果
的に利用されていなかつた。
このような従来技術の欠点に鑑み、本発明は羽
毛ふとんの製造、特に縫製作業を能率的に行なう
ことができるとともに、縫製された羽毛ふとんは
内部に充填された羽毛が、自然と人体に掛る中央
部に多く、周辺部に少なく分布するようにし、羽
毛ふとんとしてより効果的なものが得られる羽毛
ふとんの製造法を発明したものである。
〔課題を解決するための手段〕
表布1と裏布2の周縁部を接合し全体を袋状と
した内部に、軸方向に延長され中央部から左右両
側方に向けて漸次高さが減少する仕切布3を丈方
向の所定間隔ごとに設け、羽毛が充填されるべき
複数の空間を形成する。
この際、仕切布3は2枚の帯状の布片3aと3
bとで構成し、その双方もしくはいずれか一方は
中央部が広幅となるように幅が変化するものとす
る。
まず、布片3aの一側縁を表布1に、布片3b
の一側縁を裏布2にそれぞれ幅方向に縫着する。
しかる後、布片3a,3bを縫着した面を対向さ
せて表布1と裏布2を重ね合わせ、布片3a,3
bの他側縁どうしを順次、例えばふとんの上部に
位置するものから縫着する。最終的に表布と裏布
の周縁部を縫い合わせる。
〔作 用〕
表布1に布片3aの一側縁を、裏布2に布片3
bの一側縁をそれぞれ縫着する作業は平面的な作
業として行わなれる。次に、布片1aと1bの他
側縁どうしを縫い合わせる作業は、当該布片が縫
着されている部分で表布および裏布全体を折り返
し、布片3aと3bを重ね合わせるようにすれ
ば、やはり平面的な作業として行われることにな
る。
仮に、仕切布3を一枚物とする場合は、その一
側縁を表布または裏布のいずれか一方に縫着した
後に他側縁を表布または裏布のいずれか他方の平
面に縫着しなければならず、その際すでに縫着し
た表布または裏布が邪魔になつて作業が困難とな
る。ところが、仕切布3を布片3aと3bとで構
成する本発明では、布片3a,3bはいずれも平
面的な作業で表布および裏布に縫着することがで
きるとともに、布片どうしをを縫い合わせる場合
に、表布および裏布をそれぞれ折り返し正確かつ
容易に縫着することができることになる。
〔実施例〕
第2図は本発明方法によつて製造される立体キ
ルト式の羽毛ふとんの一例を示す平面図であつ
て、キルトの位置を実線で示している。
この羽毛ふとんは第3図に示すように、表布1
と裏布2との間の内部に丈方向の所定間隔ごとに
幅方向の仕切布3を設ける。仕切布の高さは中央
部が最も高く、左右両側方に向けて漸次低くなる
もので、羽毛を充填したときのふとんの厚みを人
体にかかる中央部が厚くなるようにしてある。
仕切布3は予め表布に縫着されるべき布片3a
と、裏片に縫着されるべき布片3bとを一対とし
布片3aと3bを縫い合わせることによつて1つ
の仕切布が形成されるようにする。つまりふとん
皮は第1図a〜cに示される表布1、裏布2およ
び仕切布3を形成する布片3aと3bとで構成さ
れる。
羽毛ふとんを縫製するには、第5図に示すよう
に、表布1の所定位置に布片3a,3aの一側縁
を、また裏布2の所定位置には布片3b,3bの
一側縁をそれぞれ縫着する。この作業は平面的な
縫着作業となるため、例えば直線縫の多列ミシン
で一度に行なうことができる。しかる後、布片3
aと3bのそれぞれ他側縁を、例えば上のものか
ら順次縫い合わせて行き、最終的に表布1と裏布
2の周縁を縫着する。
羽毛ふとんの上端部は就寝時に肩にかかるた
め、保温性の点から多くの羽毛が分布するのが好
ましいが他の周縁部は人体の保温には直接関係し
ない。そこで、図示実施例では中間部分の仕切布
3を側縁にまで達しないものとし、縦方向の普通
キルトもしくはごく低い寸法の立体キルトで区画
している。この両側部および最下部には保温性に
優れた高級な羽毛というよりも多少重みのある羽
毛、フエザーを用いるとよい。
羽毛ふとんの中央部を厚く、側方部を中央部よ
りも薄くする場合に、ふとん自体の形状を表布側
へ膨らむようにすると、ふとんを掛けた場合につ
つみ込むように体になじみ、隙間が生じにくいも
のとなる。図示実施例においては、表布1の中央
部の幅寸法W1の範囲と裏面2の中央部の幅方向
W1′の範囲が仕切布に縫着される。
仕切布3を形成する布片3a,3bの形状は特
に限定されるものではないが、縫い合わせたとき
の幅寸法(仕切布の高さ)が所定の形状となるよ
うに選定すればよい。このとき、布片どうしの縫
い合わせ部分の寸法がほぼ等しくなるように布片
の形状を選定しておくと、タツクをとりながら寸
法を合わせる必要がなく縫製が容易に行える。
図示例のように表布を裏布よりも広幅とする場
合の仕切布に付いて説明する。
表布1の裏面に縫着するべき布片3aは、直線
的な細幅の帯状とする。一方、裏布2の裏面に縫
着されるべき布片3bは、布片3aよりも短かい
寸法とし、その上辺を直線の組合わせで形成され
る山形に突出させる。そして、第4図に示すよう
に布片3aの下辺寸法Lと布片3bの上辺寸法
L1′とがほぼ同一となるようにする。このように
しておけば、同一寸法の直線どうしの縫着作業と
なり、作業をより能率的に行なうことができる。
もつとも、全ての場合にこのような形状の選定
が可能になるとは限らず、また布片どうしの継ぎ
合わせ寸法を同一としなければならないという必
要性はない。つまり布片3aと3bの縫着部分の
寸法が異なる場合、長寸の縫着部分にタツクを取
りつつ縫い合わせればよい。さらに、布片3bの
山形も角を付けず丸みのある形状とすることもで
きる。
縫製作業を正確かつ能率的に行えるようにする
ため表布1と裏布2および仕切布を形成する布片
3a,3bには、それぞれ縫い合わせるべき位置
に目印を記載しておくと便利である。すなわち、
第1図に示すように表布1の裏面に縫合せ線4
を、裏布2の裏面には縫合せ線5をそれぞれ捺染
する。また布片3a,3bには縫合せ線4,5に
対応する縫合せ線6,7を記載するとともに、布
片3a,3bどうしを縫着するための縫合せ線
8,9を記載する。これら縫合せ線5〜9には、
縫着するものどうしの位置合わせのための目盛り
10、例えは物差しのような目印を記載し、目盛
り10を一致させて縫製すれば正しい位置関係が
保持される。
表布や裏布に目盛り10付きの縫合せ線を捺染
するには、表柄の捺染、蒸し、水洗、カレンダー
加工等の加工を施した後のものに、一枚ずつ、例
えばセミオートスクリーンによつて捺染するとよ
い。
多数必要な仕切布の布片3a,3bに縫合せ線
6〜9を記載するには、全部の仕切布用布片の形
状を一枚の生地A上に外形線とともに一度に捺染
し〔第1図d〕、外形線に沿つて裁断するように
するとよい。もつとも、縫合せ線や目盛りは他の
方法で記載するものや例えば仕切布を独立した織
物とする場合は編模様、形状などによつて目印と
するのも一法である。組合せ線に沿つて目盛り付
す場合で、縫合せる部分の寸法が同一とならない
ときは一方にタツクを取つて縫合せることにな
る。この場合、異なる寸法の縫合せ線上に同数の
目盛りを記載しておき、正しい比率でタツクが取
られる目印とする。
本発明は、熟練者による工場生産における立体
キルト式羽毛ふとんの製造法として実施し得るこ
と勿論であるが、ふとん皮は比較的容易に縫製す
ることができるため、セツトとして工場から出荷
し、縫製作業がある程度できる人が、中間あるい
は末端の小売段階で商品化して販売することもで
きる。
〔発明の効果〕
本発明羽毛ふとんの製造法によれば、ふとん内
部に位置させる仕切布を2つの布片で構成するこ
とにより、表布、裏布と布片および布片どうしの
縫製作業を、平面的に重ね合わせた縫製作業とし
て行なうことができるとともに、碁盤目状の仕切
布のように断続的に仕切布を縫着する必要がなく
極めて能率的に製造することができる。
また、本発明方法によつて製造された羽毛ふと
んには、幅方向に連続する空間が形成され、この
空間はふとんの中央部が広くなつているため羽毛
を充填したとき、自然と多くの羽毛がふとんの中
央部に分布し、暖かく寝心地の良い羽毛ふとんと
なる。つまり同じ羽毛量を充填する従来の羽毛ふ
とんに比較して暖かく、高価な羽毛を有効に活用
するものとなる。なお、表布を裏布よりも広幅と
し、表布が膨出するようにしたものでは、ふとん
を掛けたときにふとんが体を包み込むように作用
し、体側に隙間を生じにくくより寝心地の良いも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明羽毛ふとんの製造法を説明
するためのもので、第1図は構成部品である表
布、裏布、仕切布の平面図、第2図は羽毛ふとん
の全体の平面図、第3図は第2図の−線断面
図、第4図は仕切布の布片どうしを継ぎ合わせる
前の状態を示す正面図、第5図は表布、裏布に布
片を縫着した状態の斜視図、である。 1……表布、2……裏布、3……仕切布、3
a,3b……布片、4〜9……縫合せ線、10…
…目盛り。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表布1と裏布2の周縁部を接合し全体を袋状
    とした内部に、幅方向に延長され中央部から左右
    両側方に向けて漸次高さが減少する仕切布3を丈
    方向の所定間隔ごとに設け、羽毛が充填されるべ
    き複数の空間を形成するに際し、前記仕切布3は
    2枚の帯状の布片3aと3bとで構成し、布片3
    aと3bの一方もしくは双方はを幅が変化する帯
    状とし、布片3aの一側縁を表布の幅方向に縫着
    するとともに、布片3bの一側縁を裏布の幅方向
    に縫着し、しかる後布片3a,3bの他側縁どう
    しを縫着し、最後に表布1と裏布2の周縁部を縫
    着することを特徴とする羽毛ふとんの製造法。 2 表布1は裏布2よりも広幅とし、表布1に縫
    着される布片3aを裏布2に縫着される布片3b
    よりも長寸の細幅帯状とするとともに、布片3b
    の一方の側縁を山形に突出せしめ、布片3aの寸
    法Lと布片3bの突出縁の寸法L′1を略同一とし、
    布片3aの一側縁を表布1に、布片3bの山形に
    突出しない側縁を裏布2にそれぞれ縫着し、布片
    3aの他側縁と布片3bの山形に突出させた側縁
    とを縫着する特許請求の範囲第1項記載の羽毛ふ
    とんの製造法。
JP13109585A 1985-06-17 1985-06-17 羽毛ふとんの製造法 Granted JPS61288813A (ja)

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JPS61288813A JPS61288813A (ja) 1986-12-19
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