JP3210238B2 - ダブルデッキエレベータのかご - Google Patents

ダブルデッキエレベータのかご

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JP3210238B2 JP01757396A JP1757396A JP3210238B2 JP 3210238 B2 JP3210238 B2 JP 3210238B2 JP 01757396 A JP01757396 A JP 01757396A JP 1757396 A JP1757396 A JP 1757396A JP 3210238 B2 JP3210238 B2 JP 3210238B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗かごが上下に設
けられたダブルデッキエレベータのかごに関する。
【0002】
【従来の技術】図6(a)は、従来のダブルデッキエレ
ベータのかごの一例を示す図で、昇降路に懸架された状
態を示す。図6(a)において、昇降路1の上端に設け
られた図示しない機械室の巻上機から垂下した主索5の
下端には、かごを構成するかご枠2が、上端の上枠2a
を貫通した図示しないソケットや圧縮ばね5aなどを介
して懸架されている。
【0003】このかご枠2には、図6(a)において左
右に対して溝形鋼製の一対の縦枠8が縦設され、この縦
枠8の中間部には、図示しない縦断面がC字状に形成さ
れた中枠7Aが後述する図1,図2に示すように横設さ
れ、縦枠8の下端には、中枠7Aと同一品の下枠7Bが
横設されている。
【0004】このうち、上側の中枠7Aの両端の上面と
縦枠8の内側面には、山形鋼から製作された床受枠9A
が紙面直交方向に対称的に設けられ、下枠7Bの両端上
面にも、床受枠9Aと同一品の床受枠9Bが設けられて
いる。上下の床受枠9A,9Bの紙面直交方向の両側に
は、防振ゴム10Aがそれぞれ縦に取り付けられている。
【0005】このうち、上側の防振ゴム10Aの上面に
は、上部かご室6Aが搭載され、下側の防振ゴム10Aの
上面には、下部かご室6Bが搭載されて、図示しないダ
ブルデッキから上下のかご室に搭乗可能となっている。
【0006】上下のかご室の上端の左右には、防振ゴム
10Bが縦枠3との間に対称的に設けられている。上枠2
aの上面の左右には、支持具を介してガイドローラ4が
対称的に設けられ、下枠7Bの下面の左右にも、ガイド
ローラ4が対称的に設けられている。
【0007】これらのガイドローラ4は、昇降路1の建
屋壁に縦設されたガイドレール3の頂面に接触してい
る。なお、図6では、上下左右に示したガイドローラ4
は、それぞれ1個であるが、これらのガイドローラ4の
紙面直交方向の両側にも、図示しないガイドローラが図
示しない支持具を介して設けられ、これらのガイドロー
ラは、各ガイドレール3の側面に当接している。
【0008】ところで、このようなダブルデッキエレベ
ータのかごにおいては、一般的なシングルデッキエレベ
ータを含めて、かご室6A,6Bには、ガイドレール3
を転動するガイドローラ4から、かご枠2を経てこのガ
イドローラ4で発生する振動が伝達される。
【0009】なお、この振動は、ガイドレール3の転送
面の僅かなうねりや、上下に連結されたガイドレール間
の例えば冬季における隙間及び、ガイドローラ4の僅か
な偏心などが原因となる。このうち、ガイドローラ4の
偏心で発生する振動は、かごの昇降速度によっては、5
Hz 〜8Hz となる場合もある。
【0010】一方、エレベータの乗客が不快と感じるか
ごの横揺れの振動数も10Hz 以下で、特に、2Hz 〜4
Hz が最も不快であり、前述したガイドローラ4から伝
達される振動の周波数の範囲に含まれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成されたダブルデッキエレベータのかごにおいては、
図6(a)に示すようにシングルデッキエレベータのか
ごに比べて縦枠3の長さが約2倍となるので、特に中間
部に位置する中枠7Aの両端から受ける横方向の力に対
する固有振動数が低くなる。
【0012】発明者が行った一試験結果では、この固有
振動数は5Hz 〜8Hz で、これは、ガイドローラ4か
ら伝達される振動数と一致する。すると、ガイドローラ
4から伝達された振動に、縦枠3が共振して、振動が増
幅され、図6(b)の実線に示すように湾曲するおそれ
がある。
【0013】図7は、発明者が上端のガイドローラ4を
図6において左右方向に12Hz まで徐々に周波数を上げ
て加振させたときの、上部かご室6Aのかご床の応答倍
率の試験結果を示すグラフの一例である。
【0014】図7に示すように、ガイドローラの振動周
波数が、約 5.6Hz のときに、応答倍率のピークがあ
る。したがって、このような周波数の振動がガイドロー
ラで発生すると、かご室6Aに搭乗した乗客は、強い不
快感を感じることになる。
【0015】そのため、この共振を避ける手段の一つと
して、縦枠3の断面係数を増やして、固有振動数を上げ
る方法も考えられるが、すると、かごの重量も増えるの
で、慣性も増え、巻上機の定格を上げるか、昇降速度を
下げなければならないだけでなく、縦枠の横断面積も増
えるので、かご室の床面積が狭くなり、エレベータの単
位面積当りの輸送人員の増加を図ったダブルデッキエレ
ベータの特長を損う。
【0016】そこで、本発明の目的は、かごの床面積を
減らすことなく、かご室に伝達される振動を減らし、乗
客の乗心地を上げることのできるダブルデッキエレベー
タのかごを得ることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、一対のガイドレールと、こ
一対のガイドレールを転動するガイドローラが上下の
両側に突設されたかご枠と、このかご枠の内部に中枠を
介して上下に収納された一対のかご室とを備えたダブル
デッキエレベータのかごにおいて、前記上下のかご室の
間に設けられた中枠内に、前記ガイドレール方向の振動
を吸収する振動吸収装置を備えたことを特徴とする。
【0018】請求項1記載の発明によると、ガイドロー
ラからかご枠を経てかご室に伝達される振動を吸収する
振動吸収装置を、上下のかご室の間に収納したので、か
ごの床面積を減らすことなく、かご室に伝達される振動
を減らし、乗客の乗心地を上げることができる
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
ダブルデッキエレベータのかごにおいて、前記ガイドレ
ール方向への前記かご枠の振動によりこの振動方向に移
動するおもりと、このおもりの移動により変形するばね
具とを前記振動吸収装置に備えたことを特徴とする。
【0020】請求項2記載の発明によると、ガイドロー
ラからかご枠を経てかご室に伝達される振動をこの振動
で移動するおもりとこのおもりで変形するばね具で吸収
したので、かごの床面積を減らすことなく、かご室に伝
達される振動を減らし、乗客の乗心地を上げることがで
きる
【0021】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2に記載のダブルデッキエレベータのかごにおいて、
振動吸収装置の固有振動数を3Hz 〜10Hz としたこと
を特徴とする。
【0022】請求項3記載の発明によると、ガイドロー
ラの転動によって発生する3Hz 〜10Hz の振動は、上
下のかご室の間に設けた振動吸収装置によって吸収し
て、かご枠からかご室への伝達を防いだので、かごの床
面積を減らすことなく、かご室に伝達される振動を減ら
し、乗客の乗心地を上げることができる
【0023】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3に記載のダブルデッキエレベータのかごにおいて、
ばね具をコイルばね又は板ばねとしたことを特徴とす
る。請求項4記載の発明によると、ガイドローラからか
ご枠を経てかご室に伝達される振動を、この振動で移動
するおもりとこのおもりの移動により変形するコイ ルば
ね又は板ばねで吸収したので、かご室に伝達される振動
を減らし、乗客の乗心地を上げることができる
【0024】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれかに記載のダブルデッキエレベータのかご
において、振動吸収装置をかご枠の中枠の中央部に設け
たことを特徴とする。請求項5記載の発明によると、か
ご室の水平を容易に調整できるので、調整作業時間を短
縮することができる。請求項6記載の発明は、請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載のダブルデッキエレベー
タのかごにおいて、振動吸収装置をかご枠の中枠の両側
下部に設けたことを特徴とする。請求項6記載の発明に
よると、振動吸収装置の組立と保守・点検が容易とな
【0025】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項6のいずれかに記載のダブルデッキエレベータのかご
において、振動吸収装置のおもりの重量を上部のかご室
の重量の20%以下としたことを特徴とする。請求項7記
載の発明によると、かごの重量の増加を最小限に抑えら
れる
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図を
参照して説明する。図1は、本発明のダブルデッキエレ
ベータのかごの第1の実施形態を示す図で、従来の技術
で示した図6のB−B断面拡大図に対応する図である。
また、図2は、図1のA−A断面拡大図である。
【0027】図1及び図2において、従来の技術で示し
た図6と異なるところは、図6の上側の中枠7Aの中央
部分に対して、以下説明する横揺れ吸収装置を組み込ん
だことで、他は、図6と同一である。したがって、図6
と同一部分には、同一符号を付して、説明を省略する。
【0028】すなわち、一対の中枠7Aの中央部の対向
面には、リニヤガイド15の固定側15aが水平に且つ対称
的に固定されている。これらのリニヤガイド15の固定側
15aの図1において両側には、図1においてはコ字状に
折り曲げられた支持金物14が開口側を外向きにして対称
的に固定されている。
【0029】一対のリニヤガイド15の可動側15bの対向
側の間には、おもり12が挿入され、両側が図示しない調
整スペーサを介して各可動側15bに固定されている。こ
のおもり12の上面側(注;図2においては左側)には、
一対の溶植スタッド11が立設され、おもり12の上面に
は、図2においては5枚の調整おもり16が重ねられ、溶
植スタッド11の上端から螺合されたナットで固定されて
いる。
【0030】おもり12の図1において左右の端面と支持
金物14の対向面との間には、圧縮コイルばね13が所定の
圧力で圧縮された状態で挿着され、これらの圧縮ばね13
の両端は、おもり12の左右の端面と支持金物14の対向面
に固定された断面U字状で環状の図示しないばね受けに
遊嵌し、位置決めされている。
【0031】ここで、おもり12の重量Mは、上かご6A
の重量の約5%で、コイルばね13のばね定数Kは、これ
らのおもり12とコイルばね13で構成するコイルばね13の
軸方向の固有振動数(f1 )が、前述した縦枠8の固有
振動数(5Hz 〜8Hz )とほぼ一致する値に設定され
ている。
【0032】すなわち、 f1 =(1/2π)・(K/M)1/2 ・・・(1) となるように設計されている。
【0033】このように構成されたダブルデッキエレベ
ータのかごにおいては、ガイドローラから伝達される振
動によって、縦枠が5Hz 〜8Hz の間で振動すると、
おもり12は、縦枠の振動周期に対して遅れて、図1にお
いて左右に振動するので、縦枠の振動を吸収し、この縦
枠の振動を減衰する。
【0034】また、おもり12,コイルばね13及びリニヤ
ガイド15などで組み立てられた横揺れ吸収装置は、一対
の中枠7Aの中央部分の空間に組み込まれているので、
かご枠の設計変更は不必要であり、外形が増えることも
ない。
【0035】また、調整おもり16によって、式(1) で示
した固有振動数f1 を調整自在としたので、かご枠の長
さなどの多少の相違による固有振動数の変化にも容易に
対応することができる。
【0036】さらに、おもり12やリニヤガイド15は、か
ご枠の中心部に組み込まれるので、かごの天井部の電気
機器の仕様の違いなどによるかごの傾きの現地の調整お
もりにおける修正作業時間を短縮することもできる。
【0037】図3は、おもり12をコイルばね13とともに
図1,図2に示すように組み込んだかごについて、発明
者が行った振動試験結果を示すグラフで、図7に対応す
る図である。図3に示すように、図7の5,6Hz にお
いて示されたかご床における応答倍率のピークは、2分
割され、且つ、約70%に減衰している。
【0038】図4は、本発明のダブルデッキエレベータ
のかごの第2の実施形態を示す部分横断面図で、図1に
対応する図である。図4において、図1と異なるところ
は、おもりの位置で、リニヤガイドは不必要となってい
る。
【0039】すなわち、図1で示した支持金物14と外形
が同一の支持金物14Aの中心部には、略円筒状のリニヤ
ブッシュ20がそれぞれ貫設され、これらのリニヤブッシ
ュ20には、両端に段付おねじ部が形成され、この段付お
ねじ部の内側が高周波焼入れで表面硬化され研摩された
軸18が貫通している。
【0040】この軸18の中心部には、円板状のストッパ
19が挿入され、図示しない止め輪で固定されている。こ
のストッパ19の両側には、図1で示した圧縮コイルばね
13と同一品の圧縮コイルばね13が圧縮状態で対称的に遊
嵌され、この圧縮コイルばね13の他側は、支持金物14A
の対向面に当接している。軸18の両側の段付部には、円
板状の4枚のおもり12Aが挿入され、ダブルナットで固
定されている。
【0041】このように構成されたダブルデッキエレベ
ータのかごにおいても、おもり12Aと軸18との合計重量
を図1で示したおもり12と同様に設定することで、ガイ
ドローラから伝達された振動でかご枠が横に振動した場
合には、おもり12Aがこの振動の周期に遅れて左右に振
動して、圧縮コイルばね13を圧縮・伸長させることで、
かご枠の振動を吸収し、乗客の不快感を軽減することが
できる。
【0042】この場合には、図1で示したリニヤガイド
15が不要で、組立も簡単となるだけでなく、軸18もおも
りとしての機能を果すことができるので、かご枠の重量
の増加を抑えることができる利点もある。
【0043】図5は、本発明のダブルデッキエレベータ
の第3の実施形態を示す部分縦断面図で、図1及び図4
に対応する図である。図5において、図1及び図4と異
なるところは、横揺れ吸収装置を中枠7Aの両端の下部
に設け、板ばねを採用したことである。なお、図5は、
図6に示した中枠7Aの左端の周りに対応する部分だけ
を示したが、図示しない中枠7Aの右端も対称形となっ
ている。
【0044】すなわち、図5においては、左右の縦枠8
Aの対向面側の中枠7Aの両端の下面と対向する位置に
対して、縦断面がU字状で樋状の支え金物14Bが、一対
の縦枠8の間にそれぞれ横設されている。
【0045】この支え金物14Bの図示しない平面図にお
いて中央部の対向面には、板ばね21の上端が固定されて
いる。この板ばね21の下端には、図4で示したおもり12
Aと同一品のおもり12Aが両ねじボルト17で固定されて
いる。
【0046】このように構成されたダブルデッキエレベ
ータのかごにおいても、板ばね21とおもり12Aの設計条
件は、図1及び図4で示した振動吸収装置と同一となっ
ている。この場合には、構成部品の数を減らすことがで
きるだけでなく、組込みと保守・点検作業を横向きの姿
勢でできるので、作業が容易となる利点がある。
【0047】なお、図4において、支え金物14Bは、左
右の縦枠8の中間部の対向面に取り付けた例で説明した
が、中枠7Aの中央部の下面に1個だけ設けて、板ばね
21を垂設してもよく、中央部に対して2個以上対称的に
設けて、各板ばね21を垂設し、おもり12Aを固定しても
よい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガイドローラからかご枠を経てかご室に伝達される振動
を吸収する振動吸収装置を上下のかご室の間に収納した
ので、かごの床面積を減らすことなく、またかごの外形
を増やすことなく、かご室に伝達される振動を減らし、
乗客の乗心地を上げることのできるダブルデッキエレベ
ータのかごを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダブルデッキエレベータのかごの第1
の実施形態の部分横断面図。
【図2】図1のA−A断面拡大図。
【図3】本発明のダブルデッキエレベータのかごの第1
の実施形態の作用を示すグラフ。
【図4】本発明のダブルデッキエレベータのかごの第2
の実施形態の部分横断面図。
【図5】本発明のダブルデッキエレベータの第3の実施
形態の部分縦断面図。
【図6】同図(a)は従来のダブルデッキエレベータの
かごの一例を示す図。同図(b)は従来のダブルデッキ
エレベータの作用を示す説明図。
【図7】従来のダブルデッキエレベータのかごの作用を
示すグラフ。
【符号の説明】
1…昇降路、2…かご枠、3…ガイドレール、4…ガイ
ドローラ、5…主索、6A…上部かご室、6B…下部か
ご室、7A…中枠、7B…下枠、8…縦枠、9A,9B
…床受枠、10A,10B…防振ゴム、11…溶植スタッド、
12,12A…おもり、13…圧縮コイルばね、14,14A…支
え金物、14…支持金物、15…リニヤガイド、16…調整お
もり、17…両ねじボルト、18…軸、19…ストッパ、20…
リニヤブッシュ、21…板ばね。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のガイドレールと、この一対のガイ
    ドレールを転動するガイドローラが上下の両側に突設さ
    れたかご枠と、このかご枠の内部に中枠を介して上下に
    収納された一対のかご室とを備えたダブルデッキエレベ
    ータのかごにおいて、前記上下のかご室の間に設けられ
    た中枠内に、前記ガイドレール方向の振動を吸収する振
    動吸収装置備えたことを特徴とするダブルデッキエレ
    ベータのかご。
  2. 【請求項2】 前記ガイドレール方向への前記かご枠の
    振動によりこの振動方向に移動するおもりと、このおも
    りの移動により変形するばね具とを前記振動吸収装置に
    備えたことを特徴とする請求項1に記載のダブルデッキ
    エレベータのかご。
  3. 【請求項3】 前記振動吸収装置の固有振動数を3Hz
    〜10Hz としたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載のダブルデッキエレベータのかご。
  4. 【請求項4】 前記ばね具をコイルばね又は板ばねとし
    たことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のダブ
    ルデッキエレベータのかご。
  5. 【請求項5】 前記振動吸収装置を前記かご枠の中枠の
    中央部に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれかに記載のダブルデッキエレベータのかご。
  6. 【請求項6】 前記振動吸収装置を前記かご枠の中枠の
    両側下部に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載のダブルデッキエレベータのかご。
  7. 【請求項7】 前記振動吸収装置のおもりの重量を前記
    上部のかご室の重量の20%以下としたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のダブルデッキ
    エレベータのかご。
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