JP3209775U - パレット付き梱包箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】梱包箱の底面を容易にフラップで閉じ、フラップの結合時に外部に突出するものがなく、パレットと梱包箱との結合を強固にできるパレット付き梱包箱を提供する。【解決手段】パレットの平坦な一面に底面が接触し、パレットに固定される梱包箱であって、梱包箱の矩形の開口の各開口縁には、長フラップ20及び短フラップ22が梱包箱の中央側に突出し、隣接する開口縁に形成されたフラップの端部は互いに重なり合い、重なり合ったフラップの端部のうち内側にあるフラップ22の端部には、端部を貫通する係合孔24が形成され、外側にあるフラップ20には係合孔に対応する位置に係合片26が形成され、係合片は係合孔に係合して、梱包箱内に侵入している。【選択図】図1

Description

本考案は、パレットに梱包箱が取り付けられたパレット付き梱包箱に関し、特に、梱包箱の底面のフラップの固定構造に関する。
パレット付き梱包箱の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の技術では、直方体状の梱包箱を、扁平な直方体状のパレットの上面に配置し、パレットの対向する2つの長縁から台形状のずれ止め片を梱包箱の対向する2つの側壁に接触するように延設し、ずれ止め片の斜辺に形成した差込片を、梱包箱の上記対向する2つの側壁に形成した切込みに挿入して、梱包箱をパレットに固定している。
特開2002−225868号公報
特許文献1の技術では、パレットへの梱包箱の固定については開示しているが、梱包箱の底の構造については何ら開示していない。通常、底面の開口の各縁から開口の内側に向けて長方形状のフラップを突出させて、これらを粘着テープによって結合したり、各フラップを係止具で結合したりして、開口を閉じることが、梱包箱の底面構造として考えられる。しかし、これらの開口を閉じる作業はフラップで底面開口を閉じた後で、粘着テープを張ったり、係止具でフラップ間を結合したりする必要があるので面倒である。特に係止具を使用した場合には、その係止具がフラップとパレットの上面との間に介在し、フラップと梱包箱との間に隙間が形成されることがあり、パレットと梱包箱との結合が弱くなる可能性がある。
本考案は、容易に梱包箱の底面をフラップによって閉じることができる上に、フラップ間の結合時にフラップの外部に突出するものがなく、パレットと梱包箱との結合を強固にすることができるパレット付き梱包箱を提供することを目的とする。
本考案の一態様のパレット付き梱包箱では、パレットの平坦な一面に、梱包箱の底面が接触し、前記パレットに梱包箱が固定されている。この固定方法は任意である。前記梱包箱の底面は矩形の開口とされている。その矩形の開口の各開口縁には矩形形状のフラップが前記梱包箱の中央側に突出して形成されている。各フラップは、梱包箱の底面開口の全てを覆うように形成することもできるし、開口縁の周囲のみを覆い、中央を開口のままとすることもできる。隣接する開口縁に形成されたフラップの端部は互いに重なり合っている。重なり合ったフラップの端部のうち内側にあるものには、当該端部を貫通する貫通孔が形成されている。前記重なり合ったフラップの端部のうち外側にあるフラップにおける前記貫通孔に対応する位置に係合片が形成され、その係合片が、前記貫通孔に係合して、前記梱包箱内に侵入している。
このように構成されたパレット付き梱包箱では、梱包箱の底面の隣接するフラップの端部を重ねて、外側のフラップに形成した係合片を、内側にあるフラップの貫通孔に係合させることによってフラップ同士を結合することができる。特に、係合片を貫通孔内に押し込む作業だけでフラップ同士を結合できるので、その作業が容易であるし、両者の結合は安定しており、更に係合片は梱包箱内にあるので、梱包箱の底面をパレットの平坦な一面に接触させたときに、両者の間に隙間が生じず、両者の結合を強固にできる。
上記の態様のパレット付き梱包箱において、前記貫通孔は、矩形、例えば長方形状に形成することができる。この場合、前記係合片は、前記重なり合ったフラップの端部のうち外側にあるものを切り起こして形成されて、前記貫通孔の対向する2つの縁に対応する2つの縁を有している。前記係合片の前記2つの縁の間隔は、前記貫通孔の対向する2つの縁の間隔よりも広い部分を有し、これらの部分が、前記貫通孔の対向する2つの縁にそれぞれ接触して、前記係合片が前記梱包箱内に侵入している。
このように構成すると、貫通孔の2つの縁と、これら2つの縁に対応しこれらの間隔よりも広い間隔を持つ係止片の2つの縁とが接触して、フラップ同士を結合しているので、両差を強固に結合することができる。仮に、貫通孔と係止片とを同じ形状でかつ両者が係合可能な形状とすると、貫通孔と係止片とは非常に複雑な形状とする必要があり、その製造が面倒になるが、この態様のように貫通孔と係止片とを異なった形状にすれば、貫通孔は矩形の単純な形状となり、係止片も貫通孔の対向する2つの縁の間隔よりも広い部分を有する2つの縁を有する単純な形状とすることができ、その製造が容易になる。
さらに、前記係合片の前記2つの縁の間隔は、その根元部分で前記貫通孔の対向する2つの縁の間隔にほぼ等しい間隔を有し、先端に向かうに従って徐々に広くなっている直線状のものとすることができる。このように構成すると、貫通孔だけでなく、係合片の形状もごく単純な形状となり、製造が容易であるし、係止片の2つの縁が楔効果を発揮し、より強固にフラップ同士を結合する。
上記の各態様のいずれかにおいて、前記各フラップは、それらの先端縁によって矩形の開口が前記梱包箱の底面中央に形成される長さに形成されているものとすることができる。例えばパレットの平坦な一面を梱包箱の底面として使用するために、梱包箱の底面を単に開口とすることもできるが、この場合、梱包箱の底面とパレットの平坦な一面との間に隙間があると、この部分から梱包箱内に収容されている物品が外部に食み出すおそれがある。これに対し、上記のように構成すると、フラップと梱包箱の底面開口縁との間が結合されているので、パレットの平坦な平面上に梱包箱の底面を配置した状態において、梱包箱内の物品がフラップと梱包箱との間から外部に食み出すことがない。また、これらフラップを設けることによって、梱包箱の変形を抑えることもできる。しかもフラップは、梱包箱の底面全域を覆うよりも小さい面積のものでよく、製造コストを低減することができる。
上記の各態様のいずれかにおいて、前記パレットの前記平坦な一面と前記梱包箱の底面とは、同じ大きさの矩形とすることができる。この場合、前記梱包箱は、その矩形の底面の各開口縁から前記パレットと反対方向にそれぞれ伸びた側壁を有している。前記パレットの前記平坦な一面の対向する2つの縁から、これらに対応する前記梱包箱の2つの対向する側壁に沿って2つの係止片がそれぞれ伸びている。これら2つの係止片は、前記2つの対向する側壁それぞれの中途から前記梱包箱内部に侵入して、前記底面開口側に折り曲げられ、折り曲げられた係止片の先端が、対応するフラップに係止されている。なお、これら係止片は、パレットの平坦な一面の対向する2つの縁の全域から中央に向かって徐々に幅を狭めて台形状に伸び、中央付近から同一幅で直線状に伸びて、この直線状に伸びた部分が梱包箱の内部に侵入するように構成することもできる。
このように構成すると、パレットから伸びた係止片の先端が、梱包箱内の隣接するフラップと強固に係合して安定した形状を保っているフラップに、係止されているので、パレットと梱包箱との強固な接合が得られる。
以上のように、本考案によれば、容易に梱包箱の底面をフラップによって閉じることができ、フラップ間の結合時にフラップの外部に突出するものがなく、パレットと梱包箱との結合を強固にすることができる。
本考案の1実施形態のパレット付き梱包箱における梱包箱の底面の組み立て過程を示す図である。 図1の梱包箱の底面を示す斜視図である。 図1のパレット付き梱包箱のパレットと梱包箱との組み立て過程を示す図である。 図1のパレット付き梱包箱のパレットを組み立てた状態の斜視図並びにそのパレットと梱包箱との結合部分の内面及び外面での部分拡大図である。 図1のパレット付き梱包箱の部分拡大斜視図である。
本考案のパレット付き梱包箱は、図4(a)に示すように、パレット2と梱包箱4とを有しており、パレット2に梱包箱4が接合されている。
パレット2は、図3に示すように、紙製、例えば段ボール製で、例えば矩形。具体的には長方形に形成された天板6と、天板6と同じ大きさ及び形状の段ボール製の底板8とを、互いに重なり合うように両者の間に間隔をおいて配置し、その間隔内に段ボール製の複数の支持ブロック10を一定の間隔をおいて縦横に配置したものである。
梱包箱4は、パレット2の平坦な一面、例えば天板6の上面6aの長方形状に一致する開口を底面に形成するように、紙製、例えば段ボール製の側壁12、12と端壁14、14とを有している。側壁12、12は、所定の間隔をおいて平行に配置された1対の矩形、例えば長方形状のもので、側壁12、12の端部間を1対の端壁14、14が繋いでいる。端壁14、14は、同一の矩形形状、例えば長方形状で、平行に配置されている。これら側壁12、12及び端壁14、14の下端が囲っている矩形、例えば長方形状の領域が上述した開口した底面である。この開口した底面と同一形状の開口した上面を、側壁12、12及び端壁14、14の上端が囲って形成している。側壁12、12の上端には、それぞれ同一長方形状の蓋フラップ16、16が形成されている。これら蓋フラップ16、16を梱包箱4の内側に根元(開口縁)で折り曲げたとき、蓋フラップ16、16の先端が上面開口の中央で接触して上面開口を閉じる幅寸法を、蓋フラップ16、16は有している。端壁14、14の上端には、それぞれ同一形状で蓋フラップ16、16よりも短い幅寸法の矩形の補助フラップ18、18が形成されている。補助フラップ18、18の先端は、補助フラップ18、18を上面開口側に根元で折り曲げても、上面開口の中央には到達しない。上面開口を閉じる場合には、補助フラップ18、18を折り曲げた後に、その外側に位置するように蓋フラップ16、16を折り曲げる。
図2に示すように、梱包箱4の側壁12、12の下端縁全域に同一長方形状の長フラップ20、20が形成されている。同様に端壁14、14の下端縁全域に同一長方形状の短フラップ22、22が形成されている。これら長フラップ20、20及び短フラップ22、22は、梱包箱4の内側に、それらの根元部分(各開口縁)から折り曲げられて、底面開口内に突出しているが、それらの先端が互いに接触しない幅寸法とされており、それらの先端間によって小さい底面開口が形成されている。短フラップ22、22が梱包箱4の内側に位置し、長フラップ20、20が外側に位置し、短フラップ22の端部に、長フラップ20の端部が重なっている。これら重なり合っている4か所の部分で、長フラップ20と短フラップ22とが結合されている。その結合構造は、以下のとおりである。
図1(a)に拡大して示すように、短フラップ22の長フラップ20と重なり合う端部の部分には、貫通孔、例えば長方形状の係合孔24が例えば切込みによって形成されている。係合孔24は、その1対の長辺縁24a、24aと1対の短辺縁24b、24bとを有している。長辺縁24a、24aは、一定の間隔をおいて互いに平行にかつ短フラップ22の長縁に平行に形成されている。短片縁24b、24bは、長片縁24a、24aの両端同士を接続しており、短フラップ22の短辺に平行である。
同図(b)に示すように短フラップ22の一端部上に長フラップ20の一端部を重ねた状態において、係合孔24に対応する位置の長フラップ20を例えば等脚台形状に切り込んで、係合片26が形成されている。その2つの切込み斜辺26a、26aは、図1(b)に破線で示す係合孔24の1対の短辺縁24b、24bのうち側壁12と反対側にあるものの付近において、その短片縁24bの両端付近を基点として、この基点から両側にそれぞれ間隔を徐々に広げながら側壁12側に伸びる状態に、長フラップ20を切り込んで形成されている。それら切込み斜辺26a、26aの先端は、側壁12側にある他方の短辺縁24b付近にある。これら切込み斜辺26a、26aの先端間を繋ぐように、切込み底辺26bが直線状に切り込まれて形成されている。
同図(b)に示すように短フラップ22の一端部上に長フラップ20の一端部を重ねた状態において、係合片26を梱包箱4内側に押し込むと、図1(c)乃至(e)に示すように、係合孔24の長辺縁24a、24aの間隔よりも広い間隔である係合片26の切込み斜辺26a、26aの部分が、係合孔24の長辺縁24a、24aの間隔に狭められて長辺縁24a、24aに接触し、狭められた係合片26の切込み斜辺26a、26aが広がろうとして、係合孔24の長辺縁24a、24aを押圧する。その結果、長フラップ20と短フラップ22とが強固に結合されるし、切込み斜辺26a、26a間の間隔の大部分は、係合孔24の長辺縁24a、24aの間隔よりも広いので、係合孔24から抜けにくい。しかも、係合片26は梱包箱4内に侵入しているので、パレット2と梱包箱4とを接合する際に、係合片26によって両者の間に隙間が形成されることもない。
製造を容易にしようとして係止孔と係止片とを同一形状とすることも考えられるが、その場合、係止孔に係止片が係合できるような特異な形状とする必要があり、その製造が面倒となる。しかし、この実施形態では、係合孔24は矩形であり、係合片26は台形状であり、形が異なっているが、それぞれ単純な形状であり、異なる形状である係合孔24と係合片26とを形成するとしても非常に容易である。また、係合片26は、係合孔24の長片縁24a、24aの間隔より徐々に間隔が広がった切込み斜辺26a、26aが長片片24a、24aに係止されるものであるので、楔効果を発揮し、長フラップ20と短フラップ22とは外れにくい。
このように梱包箱4の底面開口の周縁に形成した長フラップ20と短フラップ22との端部同士を強固に結合してあるので、両者が外れることがない。またパレット2上に梱包箱4の底面を載せて、梱包箱4とパレット2とを後述するように接合した状態で、梱包箱4内に物品を収容した場合にも、長フラップ20と短フラップ22とが強固に結合されているので、物品に梱包箱4の側壁12や端壁14が外部に押されても梱包箱4が変形しにくくなる。また、側壁12、12と一体に長フラップ22が形成され、端壁14、14に一体に短フラップ22、22が形成されているので、パレット2と梱包箱4の底面との間に隙間ができず、物品が外部に飛び出すことを防止できる。しかも、長フラップ20、20と短フラップ22、22とは、梱包箱4の上面開口の蓋フラップ16や補助フラップ18よりも短い幅とすることができるので、材料費を少なくすることができる。
梱包箱4とパレット2との接合のために、図3に示すようにパレット2には2つの係止片、例えば差込片28、28が設けられている。これら差込片28、28は、概略矩形で、概略等脚台形状の梱包箱用ずれ止め片30、30の上辺に形成されている。ずれ止め片30、30は、その底辺がパレット2の天板6の上面6aの長辺全域に位置するように形成され、天板6の上面からパレット2の底板8と反対側に伸びている。図4(a)に示すように、梱包箱4の底面をパレット2の天板6の上面に配置した状態において、同図(b)に拡大して示すように、梱包箱4の側壁12、12のずれ止め片30、30の上辺に対応する位置に、差込片28、28の幅寸法に対応する幅寸法を有する長方形状の差込孔32が切込み形成されている。符号34で示すのは、切込みで形成された差込孔32の蓋部材である。同図(b)に示すように、差込片28、28は、その根元部分で側壁12、12側に折り曲げられて、差込孔32から梱包箱4内に侵入させられ、同図(c)に示すように、さらに梱包箱4の底面側に折り曲げられている。同図(b)に示すように差込片28は折り曲げられた状態で長フラップ20に到達する長さを有し、その先端には係止用の突起36が形成されており、この突起36が、同図(c)に示すように長フラップ20の側壁12との境界付近に長フラップ20の長さ方向に沿って形成された係止孔38に挿入されている。このように差込片28は、その根元部分が差込孔32に折り返されることによって差込孔32に係止されている上に、係止用の突起36が長フラップ20の係止孔38に係止されている。即ち二重に梱包箱4に係止されており、梱包箱4とパレット2とは強固に接合されている。
なお、図5に拡大して示すようにずれ止め片30、30の斜辺の端は、斜めにカットされている。これは、このパレット付き梱包箱を他の貨物と同時に船舶や車両によって運搬する際に、他の貨物に引っかからないようにするためである。斜めにカットする代わりに丸めることもできる。ずれ止め片30、30をパレット2の天板6の上面6aの長辺にそれぞれ設けてあり、これらが梱包箱4の側壁12、12に接触しているので、梱包箱4をパレット2に接合した状態において、側壁12、12間を繋ぐ方向に梱包箱4がずれることを防止することができる。
このようにパレット2に接合された梱包箱4内には、図3に示すように、2つの補強体40、40が設けられている。これら補強体40、40は、梱包箱4内の4隅において端壁14、14の上端から下端にまで面接触している矩形状の接触片40a、40aを有している。これら接触片40a、40aを矩形の連結片40bが連結している。この連結時に、連結片40は、側壁12、12の内面全域に面接触している。このように補強体40、40を梱包箱4内に配置しているので、物品を梱包箱4内に挿入したとき、梱包箱4が端壁14、14を繋ぐ方向に変形することを防止できる。また、連結片40は梱包箱4内にある差込片28に接触しているので、差込片28を側壁12、12に押し付けることができ、差込片28の突起36が係止孔38から抜けることを防止できる。
このパレット付き梱包箱は、図1及び図2に関連して説明したように梱包箱4を組み立て、その底面をパレット2の天板6上に配置し、図4に関連して説明したように梱包箱4とパレット2とを接合する。その後、梱包箱4内に補強体40、40を配置し、梱包箱4内に物品を収容し、補助フラップ18、18を梱包箱4の上面開口側に折り曲げ、蓋フラップ16、16を梱包箱4の上面開口側に折り曲げて、蓋フラップ16、16を適切な連結具によって連結する。
以上のように、本実施形態のパレット付き梱包箱では、梱包箱4の底面の周縁を長フラップ20及び短フラップ22で閉じることができ、また簡単な作業で閉じることができる。閉じた状態では、梱包箱4の底面に突出するものは存在しないので、梱包箱4の底面をパレット2の天板6の上面6aに接触させても隙間が生じず、パレット2と梱包箱4との接合を強固とすることができる。
上記の実施形態では、係合孔24を矩形としたが、これに限ったものではなく、例えば三角形や五角形等の多角形状としたり長孔状や楕円状としたりすることもできる。また、係合片26を等脚台形状としたが、これに限ったものではなく、例えば係合片26の切込み底辺に相当する位置に水平部分を有するT字状とすることもできる。但し、T字状の水平部分の長さは、係合孔24の長辺縁24a、24aの間隔よりも広くする。上記の実施形態では、短フラップ22が、梱包箱4の内側に位置し、長フラップ20が梱包箱4の外側に位置するように配置したが、逆に長フラップ20が、梱包箱4の内側に位置し、短フラップ22が梱包箱4の外側に位置するように配置することもできる。但し、その場合、係合孔24は内側にある長フラップ20に形成し、係合片26は外側にある短フラップ22に形成する。上記の実施形態では、長フラップ20、短フラップ22は、その幅寸法が蓋フラップ16、補助フラップ18の幅寸法よりも短いものとしたが、長フラップ20を蓋フラップ16と同じ幅寸法とし、短フラップ22を補助フラップ18と同じ幅寸法とすることもできる。上記の実施形態では、差込片28は、ずれ止め片30の上辺に設けたが、ずれ止め片30を省略し、差込片28をパレット2の天板6の上面6aの長縁の中央に形成することもできる。
2 パレット
4 梱包箱
20 長フラップ(フラップ)
22 短フラップ(フラップ)
24 係合孔(貫通孔)
26 係合片

Claims (5)

  1. 平坦な一面を有するパレットと、
    前記パレットの前記平坦な一面に、底面が接触し、前記パレットに固定されている梱包箱とを、
    有し、前記梱包箱の底面が矩形の開口とされ、その矩形の開口の各開口縁にはフラップが前記梱包箱の中央側に突出して形成され、隣接する開口縁に形成された矩形状のフラップの端部は互いに重なり合い、
    重なり合ったフラップの端部のうち内側にあるものには、当該端部を貫通する貫通孔が形成され、
    前記重なり合ったフラップの端部のうち外側にあるものにおける前記貫通孔に対応する位置に形成された係合片が、前記貫通孔に係合して、前記梱包箱内に侵入している
    パレット付き梱包箱。
  2. 請求項1記載のパレット付き梱包箱において、前記貫通孔は、矩形に形成され、前記係合片は、前記重なり合ったフラップの端部のうち外側にあるものを切り起こして形成されて、前記貫通孔の対向する2つの縁に対応する2つの縁を有し、前記係合片の前記2つの縁の間隔は、前記貫通孔の対向する2つの縁の間隔よりも広い部分を有し、この部分が、前記貫通孔の対向する2つの縁にそれぞれ接触して、前記係合片が前記梱包箱内に侵入しているパレット付き梱包箱。
  3. 請求項2記載のパレット付き梱包箱において、前記係合片の前記2つの縁は、間隔がその根元部分で前記貫通孔の対向する2つの縁の間隔にほぼ等しい間隔を有し、先端に向かうに従って間隔が徐々に広くなっている直線状のものであるパレット付き梱包箱。
  4. 請求項1乃至3いずれか記載のパレット付き梱包箱において、前記各フラップは、それらの先端縁によって矩形の開口が前記梱包箱の底面中央に形成される長さに形成されているパレット付き梱包箱。
  5. 請求項1乃至4いずれか記載のパレット付き梱包箱において、前記パレットの前記平坦な一面と前記梱包箱の底面とは、同じ大きさの矩形であり、前記梱包箱は、その矩形の底面の各開口縁から前記パレットと反対方向にそれぞれ伸びた側壁を有し、前記パレットの前記平坦な一面の対向する2つの縁から、これらに対応する前記梱包箱の2つの対向する側壁に沿って2つの係止片がそれぞれ伸び、これら2つの係止片は、前記2つの対向する側壁それぞれの中途から前記梱包箱内部に侵入して、前記底面開口側に折り曲げられ、折り曲げられた係止片の先端が、対応するフラップに係止されているパレット付き梱包箱。
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