JP2002002663A - 箱形容器 - Google Patents

箱形容器

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JP2002002663A
JP2002002663A JP2000186601A JP2000186601A JP2002002663A JP 2002002663 A JP2002002663 A JP 2002002663A JP 2000186601 A JP2000186601 A JP 2000186601A JP 2000186601 A JP2000186601 A JP 2000186601A JP 2002002663 A JP2002002663 A JP 2002002663A
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flap
flaps
ruled line
side plate
opposed
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JP2000186601A
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Tatsuya Shibata
辰弥 柴田
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Kodama Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kodama Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】側板及び底部の連結を解かずに偏平に折り畳み
可能とする箱形容器において、底面を構成する底フラッ
プ相互の重合部の固定を接着剤を用いずに、簡単な作業
で確実強固に出来るようにする。 【解決手段】側板1〜4の下縁に各々延設された4枚の
底フラップ13〜16のうち、一対向フラップは先端部
を先端部に設けた凹部29,30で交叉せしめ、他対向
フラップは夫々その一半部を一対向フラップの一方の外
面に、他半部を他方の内面に重合せしめる。一対向フラ
ップには対角線方向で対向する一対のコーナーを夫々二
等分する線に合わせて罫線31,32を斜めに設け、斜
めの罫線の外側に区画される三角形部分33,34に掛
止片35,37を折り起こし可能に設けて、この掛止片
と三角形部分を他対向フラップに設けた係合孔とスリッ
ト42,45に夫々挿し込み係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装又は梱包のた
めに用いる箱形容器、特に一枚のブランクを折り曲げ組
立てて形成する形式の箱形容器で、側板及び底部の連結
を解かずに折り畳みまたは再組立てが可能な容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の折畳式の箱形容器として
は、種々の構造のものがあるが、通常、順次連設された
4枚の側板により形成された四角形断面を持つ胴部と、
上記各側板の下縁に各々延設された4枚の底フラップに
より形成された底面を有し、4枚の底フラップは一部が
交互に重ね合わせられて、重合部が接着剤で貼り合わせ
られている。
【0003】以上のように、従来の折畳式箱形容器は、
底フラップの重合部を接着剤で貼り合わせて固定してい
るので、組み立てには接着のための行程が必要であり、
完全に接着するまで次の組立工程に移行できないという
問題があり、組立作業が面倒で、手間がかかる。しか
も、接着剤で貼り合わせる完全固定であるため、接着部
分に無理な力が加えられると、接着部分に当該部分が裂
けるなどの破損が生じる虞れがあり、一旦破損が生じる
と修理が大変難しいという問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述したよう
な従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処
は、側板及び底部の連結を解かずに偏平に折り畳むこと
が出来て、リターナブルボックスとして好適に利用でき
る箱形容器であって、底面を構成する底フラップ相互を
接着剤で接着固定せずに組立てることが出来、しかも底
フラップ相互の固定が簡単な作業で確実強固に出来る箱
形容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の箱形容器は、請求項1記載のように、順次
連設された4枚の側板により形成された四角形断面を持
つ胴部と、上記各側板の下縁に各々延設された4枚の底
フラップにより形成された底面を有し、上記底フラップ
のうちの対向する一対の底フラップは、他の対向する一
対の底フラップの横幅の1/2以上の長さに形成して相
互の先端部を当該先端部に設けた凹部で交叉せしめ、上
記他の対向する一対のフラップは、夫々その一半部を上
記先端部を交叉せしめた一対のフラップの一方の外面
に、他半部を他方の内面に重合せしめており、上記先端
部を交叉せしめた一対向フラップには、胴部の一コーナ
ーと当該コーナーと対角線方向で相対向するコーナーを
夫々二等分する線に合わせて罫線を斜めに設けると共に
当該罫線によりその外側に区画された三角形部分に、掛
止片を折り起こし可能にする切り込み線を上記罫線を基
端として形成し、他対向フラップには、上記掛止片に対
応する係合孔を開口可能にする切り込み線と、三角形部
分に対応するスリットを設け、掛止片を係合孔に、三角
形部分をスリットに夫々挿し込み係合するようにしたも
のである。
【0006】以上のように構成した箱形容器は、底フラ
ップの重合部が掛止片と係合孔の挿し込み係合により固
定される。このような掛止片と係合孔の挿し込み係合に
よる固定では、胴部又は底面部に加えられる外力により
容器が歪んだりしてフラップが係合解除方向へずれる
と、掛止片の係合孔への係合が外れることがあるが、掛
止片を設けたフラップの角部を、これと重合するフラッ
プに形成したスリットに挿し込んでいるので、フラップ
角部がスリット側縁に引っ掛かってフラップの係合解除
方向へのずれが防止される。従って、万一外力により容
器が歪んだりしても少々の歪み程度ではフラップ重合部
の固定が外れることはなく、安定した確実強固な固定が
得られる。一方、接着固定のように微動も出来ないよう
な固定と異なり、掛止片と係合孔の挿し込み係合により
固定であるため、若干の動きは可能であり、大きな外力
による容器の著しい歪み変形に対しては、掛止片又は係
合孔が変形して両者の係合が外れることも可能である。
そのため、重合部が裂けたり千切れたりするような損傷
は生じ難い。そして、この箱形容器は、一対の底フラッ
プに設けた斜めの罫線が接触する方一対の対向コーナー
と交叉方向にある他の一対の対向コーナー部に対して相
互接近方向への力を加えることにより、容器底面が上記
斜めの罫線に沿って内側に折り込まれ、偏平形態に折り
畳まれる。
【0007】
【発明の実施の形態】図に示す実施形態のものは引越し
などの際に、比較的小型の物品を梱包するために用いる
梱包用の容器であり、四角形断面、例えば図示の如き長
方形断面の胴部が、当該胴部を形成する4枚の側板から
延びる底フラップで形成した閉鎖された底面を有してい
る。この容器は段ボールあるいはプラスチックシートか
らなる一枚のブランクを折り曲げ組立てて構成されてい
る。図1にその展開図を示す。
【0008】図1の展開図において、1〜4は、胴部を
形成する第1〜第4の側板であり、順次連設されてい
る。第1側板1と第3側板3は短辺側の側板、第2側板
2と第4側板4は長辺側側板であり、上記第1側板1に
は、第2側板2を連設する側縁と対向する側縁側に折込
み舌片5が連設され、第4側板4の第3側板3を連設す
る側縁と対向する側縁側には、複数の掛止突片6が連設
されている。上記第1側板1と第2側板2の間には第1
罫線7、第2側板2と第3側板3との間には第2罫線
8、第3側板3と第4側板4との間には第3罫線9が夫
々設けられ、折込み舌片5と第1側板1との間には第4
罫線10、第4側板4と掛止突片6との間には第5罫線11
が夫々設けられている。そして、上記第1側板1には第
4罫線10近傍に当該罫線10に沿って掛止突片係合用切り
込み12が形成されている。
【0009】また、第1〜第4の各側板1,2,3,4
の下縁側には順次第1、第2、第3、第4底フラップ1
3,14,15,16が連設され、上縁側には順次第1、第2、第
3、第4蓋フラップ17,18,19,20が連設されている。そ
して、第1側板1と第1底フラップ13との間には第6罫
線21、第2側板2と第2底フラップ14との間には第7罫
線22、第3側板3と第3底フラップ15との間には第8罫
線23、第4側板4と第4底フラップ16との間には第9罫
線24が夫々設けられ、第1側板1と第1蓋フラップ17と
の間には第10罫線25、第2側板2と第2蓋フラップ18と
の間には第11罫線26、第3側板3と第3蓋フラップ19と
の間には第12罫線27、第4側板4と第4蓋フラップ20と
の間には第13罫線28が設けられている。
【0010】上記第2底フラップ14と第4底フラップ16
は、夫々先端から第7罫線22、第9罫線24までの距離L
1が第1、第3側板1,3の横幅L2の1/2より大きい
長方形に形成されており、第2底フラップ14の先端部に
は横幅方向中央部より第1底フラップ13側に偏位せしめ
て第1凹部29が、また、第4底フラップ16の先端部には
幅方向中央部より第3底フラップ15側に偏位せしめて第
2凹部30が夫々設けられている。上記第1、第2凹部2
9,30は、適当な間隔を有してフラップ先端から基部側に
向けて延ばされて相互の間隔を基端部側に向けて漸減す
る一対の斜辺部29a,29b、30a,30bとこの斜辺部29a,29
b、30a,30b先端を結ぶフラップ先端と平行な直線部29c,
30cとを備えており、斜辺部の一方、具体的には第2底
フラップ14においては第1底フラップ13寄りの斜辺部29
a、第4底フラップ16においては第3底フラップ15寄り
の斜辺部30aは、他方の斜辺部29b,30bに比べて傾斜が大
きくなっている。
【0011】そして、第2底フラップ14には上記一方の
斜辺部29aと直線部29cとにより形成される角部から第7
罫線22の第1底フラップ13側端部にかけて第14罫線31が
斜めに設けられ、第4底フラップ16には上記一方の斜辺
部30aと直線部30cとにより形成される角部から第9罫線
24の第3底フラップ15側端部にかけて第15罫線32が斜め
に設けられる。上記第14罫線31は第7罫線22に対して、
第15罫線32は第9罫線24に対して夫々45度の角度に形
成されている。
【0012】第2底フラップ14の上記第14罫線31で区
画されたフラップ外側の三角形部分33には、第1掛止片
35を折り起こし可能とする第1切り込み線36が、上記第
14罫線31を基端にして先端方向に向けて設けられ、第4
底フラップ16の上記第15罫線32で区画されたフラップ外
側の三角形部分34には、第2掛止片37を折り起こし可能
とする第2切り込み線38が上記第1掛止片35及び第1切
り込み線36同様に形成されている。
【0013】上記第1、第2掛止片35,37は、概ね台形
状の頭部35a,37aと、該頭部35a,37aの底辺中央部に連続
して一体に延びる狭頚状の基部35b,37bからなり、夫々
第1、第2切り込み線36,38内を外側から内側に押圧す
ることにより上記三角形部分33,34から突出するように
なっている。
【0014】前記第1底フラップ13は、第1罫線7下端
部から第2底フラップ14に隣接して延び、先端に向けて
第2底フラップ14から離れる方向に傾斜する傾斜縁13a
と、この傾斜縁13aの先端から横幅方向中央部まで延び
る第6罫線21と平行な頂縁13bと、この頂縁13bに連続し
て、第4罫線10の下端部に向けて大略円弧状に延びる湾
曲縁13cを有し、全体がこれら各縁に囲まれた形状に形
成されている。また、第3底フラップ15も第1底フラッ
プ13と同じ形状に形成されており、傾斜縁15aが第3罫
線9下端から延び、湾曲縁15cが第2罫線8下端部に向
けて延びている。
【0015】そして、上記第1底フラップ13には、前記
第1掛止片35に対応してこれを係合固定する第1係合孔
40を開口可能とする第3切り込み線41と、第1三角形部
分33に対応して当該部分の先端を差込係合せしめる第1
スリット42が設けられ、同様に第3底フラップ15には、
第2掛止片37に対応してこれを係合するための第2係合
孔43を開口可能とする第4切り込み線44と、第2三角形
部分34に対応してこれを係合する第2スリット45が設け
られる。第1、第2係合孔40,43には夫々第1、第2掛
止片35,37の頭部35a,37aを挿通させ得る大きさの挿し込
み部40a,43aと、頭部35a,37aは挿通不能であるが基部35
b,37bは挿通可能な大きさの掛止部40b,43bが形成されて
いる。一方、第1、第2スリット42,45は、両端を僅か
に屈曲させただけの直線状に形成されている。
【0016】一方、前記4枚の蓋フラップ17,18,19,20
は、第1、第3蓋フラップ17,19の先端に夫々左右一対
の舌片46,47が突設されており、第2、第4蓋フラップ1
8,20には、上記舌片46,47に対応して、該舌片46,47を挿
し込み掛止する蓋固定スリット48,49が設けられてい
る。尚、第2蓋フラップ18と第4蓋フラップ20は組立て
状態において先端相互が突き合わされる突合わせフラッ
プになっている。
【0017】而して、前記第1〜第4の各側板1,2,
3,4は、第1〜第3罫線7,8,9に従って順次直角
に折り曲げられ長方形断面の筒状胴部を形成する。そし
て、折込み舌片5が第4罫線部分10で折り曲げられて第
4側板4内面側に折り込まれると共に掛止突片6が第5
罫線11に従って折り曲げられて第1側板1に設けた掛止
突片係合用切り込み12に挿し込み係合され、上記胴部の
筒状形態を固定する。尚、図示例の場合、折込み舌片5
は前記第1、第2掛止片35,37と同じ形に形成されたも
のと、台形状に形成されたものが交互に配置されてお
り、掛止突片係合用切り込み12も掛止突片6の形状に対
応して第3、第4切り込み線41,44と同じ形のものと、
直線スリット状のものが交互に配置されている。
【0018】第2、第4底フラップ14,16は、第7、第
9罫線22,24に沿って胴部内方へ直角に折り曲げられ、
先端が第1、第2凹部29,30で交叉状に係合される。第
1底フラップ13は、第6罫線21に従って胴部内方へ直角
に折り曲げられ、その頂縁13b側一半部が第2底フラッ
プ14の内面に、湾曲縁13c側他半部が第4底フラップの
外面に夫々重ねられる。また、第3底フラップ15は、第
8罫線23に従って胴部内方へ直角に折り曲げられ、その
頂縁側15b一半部が第4底フラップ16の内面に、湾曲縁1
5c側他半部が第2底フラップ14の外面に夫々重ねられ
る。これにより容器底面が閉鎖されることになるが、上
記のように第1、第3底フラップ13,15の外面に露出す
る部分を湾曲縁にしたことにより、輸送時などにおいて
第1、第3底フラップ13,15の角部が引っ掛かって、フ
ラップが引き剥がされたり、引き裂かれたりするような
事故が起こり難くなる。
【0019】そして、第1、第2掛止片35,37は夫々第1
4,15罫線31,32に沿って内側に折り起こされ、第1、第
2係合孔40,43を押し開いてその挿し込み部40a,43aに挿
し込まれる。挿し込み後基部35b,37bが掛止部40b,43bを
スライドし頭部35a,37aが掛止部40b,43bに掛止される。
これにより底フラップ1〜4の重合部相互の連結固定が
なされる。このとき第3、第4切り込み線41,44の内側
部分は裏面側から表面側に第1、第2掛止片35,37を押
圧し、その頭部35a,37aを第1、第2係合孔40,43周縁部
裏面に押し付ける。
【0020】また、上記第14,15罫線31,32の外側に形成
されている第1、第2三角形部分33,34は、その先端部
が各々第1、第2スリット42,45に挿し込み係合され
る。これにより、第2、第4底フラップ14,16の角部が
第1、第3フラップ13,15の内側に収められることにな
り、輸送時などにフラップ角部が引っ掛かって引き剥が
され、第1、第2掛止片35,37と第1、第2係合孔40,43
との係合が外れるような事故の防止が図られると共に第
2、第4底フラップ14,16の第1、第3フラップ13,15に
対する動き、換言すると第1、第2係合孔40,43に対す
る第1、第2掛止片35,37の動きが防止され、両者の係
合保持を確実にする。
【0021】一方、各蓋フラップ17〜20は、第10,11,1
2,13罫線25,26,27,28に従って、胴部内方に直角に折り
曲げられ、第2、第4蓋フラップ18,20が突き合わされ
ると共にその上に第1、第3蓋フラップ17,19が重ねら
れ、第1、第3蓋フラップ17,19先端の舌片46,47が第
2、第4蓋フラップ18,20の蓋固定スリット48,49に挿し
込み係合される。これにより容器上面が閉鎖される。
【0022】而して、斯かる容器は図5に示すように、
先ず蓋フラップ17〜20を広げ(図5(a))、次に第
2、第4底フラップ14,16の先端部分を少し内方へ押し
込んで凹部29,30による先端相互の交叉状係合を外した
後、第14、第15罫線31,32が接触する対向コーナーに対
して交叉方向にある他の一対の対向コーナー部に相互接
近方向への力を加えれば、容器底面が第14、第15罫線3
1,32沿って内側に折り込まれ(図5(b))、図6に示
すような偏平形態に折り畳まれる。また、この偏平な折
り畳み状態から上記とは逆の操作をすることにより、再
組立てが出来る。その際、折り畳み時に外した第2、第
4フラップ14,16の先端部分相互の係合は、凹部29,30の
斜辺部29b,30bにより自然に係合状態に復元される。
【0023】尚、上記した実施形態において、胴部は連
結する一方の側板に設けた掛止突片6と、他方の側板に
設けた掛止突片係合用切り込み12の係合により、四角形
断面の筒状に形成したが、接着、溶着若しくはリベット
やファスナーなど周知の様々な固定手段を用いることも
任意である。また、容器上面は4枚の蓋フラップ17〜20
で構成する必要はなく、1乃至4枚の任意数のフラップ
で構成することが可能であり、用途によっては蓋を有さ
ない容器とすることも出来る。
【0024】
【発明の効果】本発明の箱形容器は、以上のように構成
したので、側板及び底部の連結を解かなくても簡単に偏
平に折り畳み、また再組み立てが出来、リターナブルボ
ックスとして好適に利用できる。また、底面を構成する
底フラップは、重合部を接着や溶着などで、固定しなく
ても、簡単な作業で確実強固に固定することが出来、そ
の組み立てに接着のための行程を必要としない。従っ
て、組立作業の簡易化を図ることが出来、組立て生産性
が向上する。しかも、掛止片を設けたフラップの角部
を、これと重合するフラップに形成したスリットに挿し
込んでいるので、フラップが掛止片の係合解除方向へず
れるのがフラップ角部のスリットへの係合により防止さ
れる。従って、万一外力により容器が歪んだりしても少
々の歪み程度ではフラップ重合部の固定が外れることは
なく、安定した確実強固な固定が得られる。また、フラ
ップ角部がこれと重合するフラップの内側に収められ形
態となるため、輸送時などにおいてフラップ角部が引っ
掛かって、引き剥がされ、掛止片と係合孔との係合が外
れたり、フラップが引き千切れるような事故の発生も少
ない。更に、接着剤を使用する必要がないので、接着し
難いプラスチックシートを使用して箱形容器を製造する
ことも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す箱形容器の展開図であ
る。
【図2】組立て状態を示す斜視図。
【図3】底部の組み立て状態を示す説明図であり、
(a)は組み立て状態の底部を、(b)は組み立て終了
後の底部を夫々示す。
【図4】上面側から見た斜視図。
【図5】折り畳み状態を示す説明図で、(a)は蓋フラ
ップを開放する状態を上面側から、(b)は偏平に折り
畳む状態を底面側から夫々斜視的に示す。
【図6】折り畳んだ状態の斜視図。
【符号の説明】
1〜4側板(1:第1側板、2:第2側板、3:第3側
板、4:第4側板) 13〜16底フラップ(13:第1底フラップ、14:第2底フ
ラップ、15:第3底フラップ、16:第4底フラップ) 29〜30凹部(29:第1凹部、30:第2凹部) 31〜32罫線(31:第14凹部、32:第15凹部) 33〜34三角部分(33:第1三角部分、34:第2三角部分) 35,37掛止片(35:第1掛止片、37:第2掛止片) 36,38,41,44切り込み線(36:第1切り込み線、38:
第2切り込み線、41:第3切り込み線、44:第4切り込
み線) 40,43係合孔(40:第1係合孔、43:第2係合孔) 42,45スリット(42:第1スリット、45:第2スリッ
ト)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次連設された4枚の側板により形成され
    た四角形断面を持つ胴部と、上記各側板の下縁に各々延
    設された4枚の底フラップにより形成された底面を有
    し、上記底フラップのうちの対向する一対の底フラップ
    は、他の対向する一対の底フラップの横幅の1/2以上
    の長さに形成して相互の先端部を当該先端部に設けた凹
    部で交叉せしめ、上記他の対向する一対のフラップは、
    夫々その一半部を上記先端部を交叉せしめた一対のフラ
    ップの一方の外面に、他半部を他方の内面に重合せしめ
    ており、上記先端部を交叉せしめた一対向のフラップに
    は、胴部の一コーナーと当該コーナーと対角線方向で相
    対向するコーナーを夫々二等分する線に合わせて罫線を
    斜めに設けると共に当該罫線によりその外側に区画され
    た三角形部分に、掛止片を折り起こし可能にする切り込
    み線を上記罫線を基端として形成し、他対向フラップに
    は上記掛止片に対応する係合孔を開口可能にする切り込
    み線と、三角形部分に対応するスリットを設け、掛止片
    を係合孔に、三角形部分をスリットに夫々挿し込み係合
    してなることを特徴とする箱形容器。
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