JP3200512U - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】必要なシート部材の面積が従来品と比べて少なく、組立が容易であり、十分な強度を有した包装箱を提供する。【解決手段】角筒体を構成する4つの側壁部3,5と、角筒体の下側の開口部を塞ぐ底面部4と、側壁部3の上側の辺部より延出し、折り曲げられることにより角筒体の上側の開口部の少なくとも一部を覆う上側フラップ6と、上側フラップの辺部から延出し、側壁部3と隣接する側壁部5の外側となる面に当接する様に配置される外側フラップ8を有し、外側フラップはその端部に挿入片を有し、側壁部5には、この挿入片が挿入される貫通孔が設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、包装箱に関する。
例えば段ボール紙などのシート部材を折り曲げて形成され、主に4つの側壁部と底面部を有する略直方体の包装箱は、主に野菜などの梱包に広く用いられている。この包装箱は様々な工夫がされており、例えば、包装箱の強度を増し、また、外部からの衝撃から内容物を保護する目的で、側壁部を二重構造にしたものや、包装箱の開口部の一部をフラップにて覆った包装箱などが知られている(例えば特許文献1及び特許文献2参照。)。
特開平11−49138号公報 実用新案登録第3178010号公報
上述の特許文献1に記載された包装箱では、側壁部を二重構造としているため、包装箱に必要なシート部材の面積が広くなってしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載された包装箱では、包装箱の開口部の一部を覆う上側のフラップに設けられた一組の係止片を、側壁部の内側(包装箱の内容物が収納される側)に設けられた耳片に係止することにより、上側のフラップを側壁部に固定するものであるが、その組立作業が煩雑であるとの問題もあった。
また、この上側のフラップに設けられた係止片を、包装箱の内側に折り曲げ、底面部に設けられた係止孔に係止することにより、上側のフラップを底面部に固定する包装箱も知られているが、この包装箱では、組立作業を包装箱の内側の限られた空間にて行う必要があるため、組立作業が行いにくいとの問題があった。
本考案は、上記の課題を解決するためになされたものであって、包装箱を形成するのに必要なシート部材の面積が従来品と比べて少なく、組立が容易であり、十分な強度を有した包装箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は、以下の手段を提供する。
本考案の包装箱は、角筒体を構成する矩形状に形成された4つの側壁部と、前記角筒体の下側の開口部を塞いで底面となる底面部と、前記側壁部の上側の辺部より延出し、折り曲げられることにより前記角筒体の上側の開口部の少なくとも一部を覆う上側フラップと、前記上側フラップの辺部のうち前記側壁部の前記上側の辺部と交差する辺部から延出し、前記上側フラップが延出する前記側壁部と隣接する他の側壁部における前記角筒体の外側となる面に当接する様に配置される外側フラップを有し、前記外側フラップはその端部に挿入片を有し、前記他の側壁部には、前記挿入片が挿入される挿入部が設けられていることを特徴とする。
本考案の包装箱によれば、上側フラップは折り曲げられて、4つの側壁部からなる角筒体の上側の開口部の少なくとも一部を覆う様に配置される。そして、上側フラップより延出する外側フラップは、側壁部の外側の面に当接する様に折り曲げられて配置され、その端部にある挿入片は、側壁部の挿入部に挿入される。この結果、外側フラップは側壁部に係止され、上側フラップは側壁部に固定される。
上記考案においては、前記外側フラップには、前記挿入片が前記挿入部に挿入される方向とは異なる方向に延出する突出部が設けられており、前記挿入部には、前記突出部が係止される係止部が設けられていることを特徴とすることが好ましい。
このようにすることにより、外側フラップは、その挿入方向と異なる方向に延出する突出部によっても側壁部に係止されるようになる。
更に本考案においては、前記突出部が延出する方向が、前記挿入片が前記挿入部に挿入される方向と反対の方向であることを特徴とすることが好ましい。
このようにすることにより、挿入片の挿入方向とは反対の方向(挿入片を引き抜く方向)に対しても、挿入片は側壁部に係止される様になる。
更に本考案においては、前記挿入部は前記他の側壁部に設けられた貫通孔であり、前記挿入部における前記挿入片が挿入される際に前記挿入片と隣接する挿入辺部は、前記挿入片が前記挿入部に挿入される方向と略直交する方向に延びていることを特徴とすることが好ましい。
このようにすることにより、挿入片を挿入部に挿入する際に隣接する部分(挿入辺部)の長さが短くなり、容易に挿入辺を挿入することが可能となる。
更に本考案においては、前記他の側壁部の上側の辺部には、上側に延出する突起部が設けられており、前記上側フラップには、前記突起部が挿入される挿入口が設けられていることを特徴とすることが好ましい。
このようにすることにより、上側フラップが、突起部によって側壁部の上側の辺部にも固定されるため、包装箱1の固定がより確実にされる様になる。
本考案の包装箱によれば、組立が容易で、十分な強度を有し、側壁部を二重にした従来の包装箱と比べ、面積の少ないシート部材で形成可能な包装箱を提供することが可能である。
本考案の一実施形態に係る包装箱の構成を説明する斜視図である。 図1に示す包装箱の展開状態を説明する展開図である。 図2に示す展開状態からの組立手順を説明する図である。 図2に示す展開状態からの組立手順を説明する図である。 図2に示す展開状態からの組立手順を説明する図である。 図5に示す包装箱の内側部分の拡大図である。
この考案の一実施形態に係る包装箱について、図1から図6を参照しながら説明する。なお、以降の説明において、上下、左右、前後等の方向は、特に断りのない限り各図の図中に示す方向とする。なお、これらは各図の相互の関係を理解しやすくするために記載されているものであり、本考案は、各図に付された方向に限定されるものではない。
本実施形態では、本考案に係る包装箱をトマトなどの野菜や果物などの農産物を収納し、輸送や陳列する際に用いられるものに適用して説明する。なお、収納する内容物としては、農産物に限定するものではなく、食料品や衣料品や工業製品など種々のものでよく、特に限定するものではない。
本実施形態にかかる包装箱1は、図1に示す様に、角筒体の下側の開口部を閉じ、上側の面に開口を有した略直方体のトレー状の容器で、段ボール製のシート材から形成されている。なお、角筒体とは複数の矩形状の板状部材が連接されて構成された筒状形状で、断面が多角形となるものをいう。本実施形態では、この断面が略長方形であるものを例に適用して説明を行う。
包装箱1は、角筒体の一部を構成する一対の第一の側壁部3(以降「側壁部3」とも表記する。)と、角筒体の一部を構成し、側壁部3と隣接する一対の第二の側壁部5(以降「側壁部5」とも表記する。)と、当該角筒体の下側の開口部を塞ぎ底面となる底面部4と、当該角筒体の上側の開口部の一部を塞ぐ一対の上側フラップ6を主に有している。
包装箱1は、段ボール製のシート部材を図2に示す形状に予め裁断したシート材2を組み立てて形成されている。なお、シート材2を形成するシート部材は、段ボールに限定されるものではなく、ボール紙やその他の部材からなるものであってもよい。
以降、図2を参照しながらシート材2について説明を行う。なおシート材2には、包装箱1を組み立てる際に折り曲げられる部分等に、折り目や切り込み等が設けられている。
シート材2の略中心付近には、矩形状の底面部4が設けられている。この底面部4は、包装箱1が形成された際、その底面となる部分である。底面部4の前後方向の端部である一対の辺からは、折り線を介して矩形状の第一の側壁部3がそれぞれ前後方向に延びている。また、底面部4の左右方向の端部である一対の辺、言い換えると、側壁部3が延出する辺と隣接する他の一対の辺からは、折り線を介して矩形状の側壁部5がそれぞれ左右方向に延びている。なお、側壁部3の前後方向に延びる辺の長さと、側壁部5の左右方向に延びる辺の長さは、略同一となっている。
この側壁部3は、包装箱1を組み立てた際に、互いに向かい合う一対の側壁となり、側壁部5は、第一の側壁部3と隣接し、互いに向かいあう一対の側壁となる部分である(なお以降において、一対の側壁部3と一対の側壁部5をまとめて「4つの側壁部」とも記載する。)。
側壁部3の、底面部4との境目と反対側の辺からは、折り線を介して上側フラップ6が前後方向に延びている。言い換えると、上側フラップ6は側面部3と底面部4が連接されている方向に延びている。この上側フラップ6は、包装箱1を組み立てた際に、4つの側壁部から構成される角筒体の上側の開口部の一部を覆う部分である(図1参照)。
上側フラップ6の前後方向の長さは、側壁部5の前後方向に延びる辺の長さの半分よりも短くなっている。また、上側フラップ6の辺であって、側壁部3との境目となる辺と反対側の辺には、中央付近に凹字状の窪みが設けられている。組み立てられた包装箱1において、一対の上側フラップ6の間には隙間が形成される。この隙間が、包装箱1の開口部Aとなる。
上側フラップ6における側壁部3との境目となる辺に直交する一組の辺からは、折り線を介して略台形状の外側フラップ8がそれぞれ左右方向に延びている。組み立てられた包装箱1において、外側フラップ8は、側壁部5の外側の面に当接して配置されるものであり、上側フラップ6を側壁部5に係止する部分である。
外側フラップ8には、挿入片11、突出部12及び挿入口13が主に設けられている。
挿入片11は、外側フラップ8の先端部分であって、切り込み線14によって外側フラップ8から区画された部分である。この切り込み線14は、外側フラップ8の後述する内側フラップ7と向かい合う辺における上側フラップ6から離れた端部の近傍の位置から延びる切り込みである。より具体的には、当該辺から外側フラップ8の内側の方向へ、かつ、上側フラップ6から離れる方向へ斜めに延びる切り込みである。
挿入片11の内側フラップ7と向かい合う辺から、内側フラップ7に向って延びている部分が、挿入端部9である。この挿入端部9は、側壁部5に設けられた後述する貫通孔21に挿入される部分であり、外側フラップ8を側壁部5に係止する部分である。
突出部12は、挿入片11の辺のうち、内側フラップ7と向かい合う辺とは反対側の辺から延びる部分であり、内側フラップ7から離れる方向、言い換えると、挿入端部9とは反対の方向に延びる部分である。組み立てられた包装箱1において、突出部12は、側壁部5の内側に押し込まれるものであり、外側フラップ8を側壁部5に係止する部分である。
挿入口13は、上側フラップ6に設けられた略長方形の貫通孔である。より詳細には、上側フラップ6と外側フラップ8の境目の略中心付近に形成された略長方形の貫通孔である。この挿入口13は、組み立てられた包装箱1において、側壁部5に設けられた突起部25(後述する)が挿入される部分である。なお、挿入口13の短辺の寸法、および、長辺の寸法は、突起部25が挿入可能な長さとなっている。なお、挿入口13の一部は外側フラップ8にまで延びていてもよく、本実施例では挿入口13の一部が外側フラップ8に延び、挿入口13の一対の長辺の間に上側フラップ6と外側フラップ8の境目が配置されるように形成されている例に適用して説明する。
底面部4の一対の辺から左右方向に延びる側壁部5には、貫通孔21、切り込み片24、突起部25が主に設けられている。また、側壁部5の辺であって、底面部4との境目である辺と直交する一対の辺からは、それぞれ折り線を介して内側フラップ7が前後方向に延びている。
貫通孔21は、側壁部5に設けられたシート材2を貫通する略台形状の開口であって、挿入片11が挿入される部分である。この貫通孔21は、側壁部5の底面部4と隣接する隅の部分の近傍であって、組み立てられた包装箱1における挿入片11に対応する位置に設けられている。なお、貫通孔21の一部は底面部4にまで延びていてもよく、本実施形態では、貫通孔21の一部が底面部4に延びている例に適用して説明する。この貫通孔21の辺のうち、側壁部5と底面部4との境目である辺と略直交している辺が辺部26であり、辺部26と向かい合い、底面部4と側壁部5の境目線と斜めに交差している辺が傾斜辺部23である。言い換えると、上側フラップ6側の辺が傾斜辺部23であり、反対側の辺が辺部26である。傾斜辺部23は、挿入片11が挿入された際に挿入片11を係止する部分であり、辺部26は、突出部12を係止する部分である。
切り込み片24は、略L字状の切り込みである切り込み線22によって側壁部5から区画される部分である。この切り込み線22は、傾斜辺部23が底面部4から離れる方向へ延長するように延びた後、内側フラップ7から離れる方向に略90°曲がって延びる切り込み線である。
切り込み片24の辺のうち、側壁部5との境界には、折り線27が設けられている。
突起部25は、組み立てられた包装箱1において挿入口13に挿入され、上側フラップ6を係止する部分である。突起部25は、側壁部5の辺のうち、底面部4との境目である辺と反対側の辺における前後方向の両側の端部近傍に設けられるものであり、底面部4から離れる方向(図2に示す左右方向)に略長方形に突出して形成されたものである。
内側フラップ7は、組み立てられた包装箱1において、包装箱1の内側の面の一部をなす部分である。
次に、図3から図6を参照し、包装箱1の組立方法について説明を行う。
なお、ここでは、包装箱1の後ろ側の側壁部3(図1参照)の組立手順を主に説明する。包装箱1の前側の側壁部3の組立手順については、後ろ側の側壁部3と同様であることからその記載を省略する。
まず、図3に示すように、一対の側壁部5を、底面部4と側壁部5の境目に設けられた折り線に沿って内側の方向に折り曲げる。次に、側壁部5の後ろ側の辺から延出している内側フラップ7を、側壁部5と内側フラップ7の境目に設けられた折り線に沿ってそれぞれ内側に折り曲げる。
続いて後ろ側の側壁部3を、底面部4と側壁部3の境目に設けられた折り線に沿って折り曲げる。次に、後ろ側の上側フラップ6から延びている一対の外側フラップ8を、上側フラップ6と外側フラップ8の境目に設けられた折り線に沿ってそれぞれ内側に折り曲げる。そして、上側フラップ6を、側壁部3と上側フラップ6の境目に設けられた折り線に沿って内側に折り曲げる。この際、上側フラップ6は、外側フラップ8の内側面を対応する側壁部5の外側面に当接させながら、または、外側面の近傍を移動させながら折り曲げられる。
上側フラップ6が折り曲げられると、図4に示すように、挿入片11は対応する貫通孔21に挿入される。この際、挿入片11は切り込み片24に当接され、切り込み片24とともに内側に押し込まれる。言い換えると、挿入片11は切り込み片24の外側面を滑らせる様にして貫通孔21に挿入される。より具体的には、切り込み片24が内側に押し込まれると、切り込み片24と側壁部5との間に隙間があき、その隙間に挿入片11が挿入される。
なお、貫通孔21の傾斜辺部23は、挿入片11の挿入方向(図4に記載の直線矢印の方向)と略直交する角度となっている。この貫通孔21が、実用新案登録請求の範囲における挿入部と、傾斜辺部23が実用新案登録請求の範囲における挿入辺部とされている。
図5および図6に示すように、上側フラップ6は後ろ側の側壁部3に対して略直角になるまで折り曲げられ、これに伴い挿入片11は貫通孔21に更に深く挿入される。この際、側壁部5の突起部25は、挿入口13に挿入される。
突起部25が挿入口13に挿入されると、突出部12が側壁部5の内側に向かって押し込められる。突出部12は側壁部5の内側に配置され、辺部26によって係止される。言い換えると、挿入片11は、貫通孔21及び辺部26によって係止される。なお、この辺部26が、実用新案登録請求の範囲における係止部とされている。
なお左側の側壁部5の外側の面、及び左側の外側フラップ8が組み合わされる様子は図5に示す通りである。右側の外側フラップ8及び右側の側壁部5が組み合わされる様子は、左右が反転している違いはあるものの左側のものと同様であるため図示および説明を省略する。
なお、挿入片11を貫通孔21に挿入すると、挿入片11は、切り込み片24によって内側から外側に向かう方向に押さえ込まれる。この様に切り込み片24を側壁部5に設けておくことで、挿入片11は、側壁部5と切り込み片24とに挟みこまれて抑え込まれるため、係止が解けにくくなり、貫通孔21から抜けにくくなる。
なお、前側の内側フラップ7、側壁部3、上側フラップ6、外側フラップ8についても同様に折り曲げ、組立作業が行われる。
上記の構成からなる包装箱1によれば、その上側の部分に上側フラップ6が設けられていることから、複数の包装箱1を積み重ねた際に、下側の包装箱1は、上側の包装箱1の荷重を上側フラップ6の面の部分で支えることができる。この際、上側フラップ6にかかる荷重は、側壁部3、側壁部5によって分散されて支持される。このため、複数の包装箱1を積み重ねてもつぶれにくい包装箱1を提供することが可能となる。
また、外側フラップ8が側壁部5の外側に配置され、外側フラップ8の端部に設けられた挿入片11が側壁部5の外側から挿入されて係止される。このため、すべての組立作業を包装箱1の外側から行うことができ、限られた空間である包装箱1の内側にて係止の作業を行う必要がないため、組立の作業は容易である。また、上側フラップ6及び外側フラップ8が、一対の側壁部5を外側から覆う様に配置され、それぞれの側壁部5に固定されるため、例えば包装箱を積み重ねた際に、側壁部5を外側に広げる力(開口部を広げる方向の力)が加わったとしても、開口部が広がることを防ぐことができる。このため、より丈夫な包装箱1を提供することが可能となる。また、従来の包装箱のように側壁部を二重にすることなく、丈夫な包装箱1を提供することができるため、側壁部を二重にした包装箱と比べ、包装1を形成するのに必要なシート材2の面積を縮小することが可能となる。
挿入片11が挿入される方向と異なる方向(反対の方向)に延出する突出部12を設け、側壁部5には、当該突出部12が係止される係止部(辺部26)を設けていることから、挿入片11は抜けにくくなっている。このため、外側フラップ8と側壁部5はより確実に係止され、さらに丈夫な包装箱1を提供することが可能となる。
また、挿入片11が挿入される貫通孔21の1つの辺である傾斜辺部23は、挿入片11の挿入方向に対して略直交する角度で設けられているため、挿入片11を貫通孔21に容易に挿入することが可能である。このため、容易に組立可能な包装箱1を提供することが可能となっている。
更に、側壁部5の上側フラップ6と対向する部分に、上側フラップ6と外側フラップ8の境目に設けられた挿入口13に挿入するための突起部25を設けていることから、上側フラップ6は側壁部5に係止されることになる。このため、上側フラップ6を正しい位置に容易に配置することが可能であり、さらに上側フラップ6及び外側フラップ8の固定を確実に行うことができるため、組立が容易で丈夫な包装箱1を提供することが可能となる。
なお、本考案の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、突出部12が挿入片11の挿入方向と反対側の方向に延出している例を示したが、これに限定される訳ではなく、例えば挿入方向と略直交する方向に延出するものであってもよく、他の異なる方向に延出するものであってもよい。また、突出部12が複数設けられているものであってもよい。
また、上記実施形態では、底面部4のそれぞれの辺から側壁部3及び側壁部5が延びているシート材2を用いた例を示したが、例えば、一対の側壁部3と一対の側壁部5がそれぞれ交互に連接され、それぞれの側壁部3と側壁部5の下側の辺から、包装箱1の底面を形成するためのフラップが延出し、側壁部3の上側の辺から上側フラップ6が延出したシート材2を用いてもよい。また、包装箱1を形成できるシート材2であれば、他の形状に形成されたものを用いてもよい。
1 包装箱
2 シート材
3 第一の側壁部(側壁部)
4 底面部
5 第二の側壁部(側壁部)
6 上側フラップ
7 内側フラップ
8 外側フラップ
9 挿入端部
11 挿入片
12 突出部
13 挿入口
14 切り込み線
21 貫通孔
22 切り込み線
23 傾斜辺部
24 切り込み片
25 突起部
26 辺部
27 折り線

Claims (5)

  1. 角筒体を構成する矩形状に形成された4つの側壁部と、
    前記角筒体の下側の開口部を塞いで底面となる底面部と、
    前記側壁部の上側の辺部より延出し、折り曲げられることにより前記角筒体の上側の開口部の少なくとも一部を覆う上側フラップと、
    前記上側フラップの辺部のうち前記側壁部の前記上側の辺部と交差する辺部から延出し、前記上側フラップが延出する前記側壁部と隣接する他の側壁部における前記角筒体の外側となる面に当接する様に配置される外側フラップを有し、
    前記外側フラップはその端部に挿入片を有し、
    前記他の側壁部には、前記挿入片が挿入される挿入部が設けられていることを特徴とする、
    包装箱。
  2. 前記外側フラップには、前記挿入片が前記挿入部に挿入される方向とは異なる方向に延出する突出部が設けられており、
    前記挿入部には、前記突出部が係止される係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記突出部が延出する方向が、前記挿入片が前記挿入部に挿入される方向と反対の方向であることを特徴とする、
    請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記挿入部は前記他の側壁部に設けられた貫通孔であり、前記挿入部における前記挿入片が挿入される際に前記挿入片と隣接する挿入辺部は、前記挿入片が前記挿入部に挿入される方向と略直交する方向に延びていることを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の包装箱。
  5. 前記他の側壁部の上側の辺部には、上側に延出する突起部が設けられており、
    前記上側フラップには、前記突起部が挿入される挿入口が設けられていることを特徴とする、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の包装箱。
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